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【Pancrase327】このままで終われない九州男児・上田将竜が、グラジ効果の有川直毅と対戦

【写真】業界の巡りとして、良いカード(C)MMAPLANET

16日(水)にパンクラスから4月29日(金・祝)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase327で上田将竜×有川直毅のフライ級マッチが組まれることが発表された。

木下憂朔×村山暁洋、鶴屋怜の参戦が話題の立川大会で決まった。MMA好きにはじわるカードが決まった。


フライ級暫定王座決定トーナメント=猿飛流戦に敗北、その猿飛流の負傷により巡ってきた──不戦勝で王者に認定された小川徹の持つベルトへの挑戦と3度のタイトル挑戦機会を逸した上田は、リリースによると引退も考えたという。

戦い続ける選択をした、上田の再起戦の相手を務める有川はZSTからパンクラスとほぼほぼ順調にキャリアを積んできたが、一昨年7月に杉山廣平に一本負け。それでも昨年6月に山中拳次に判定勝ちを収め再起を果たしている。

今年の1月にはGladiatorで藤田健吾を判定で破り、ヘッドライナーとして熱いファイトをやってのけた。打撃と組みを融合させ、ここ一番でテイクダウンを奪い切る戦いを藤田戦でしっかりと見せた有川。首都圏で試合機会が空いた間に、大阪のグラジエイターで成果を挙げて──のタイトルコンテンダー上田と対戦機会をゲットした。

この流れは契約なき独占ではなく、各プロ―ションの循環が見られる良いマッチアップといえる。もちろん、上田とってはこれ以上負けられない、キャリア何度目かの崖っぷちの状況で迎える一戦は、有川にとってさらに上を目指す大切なファイトとなる。

有川を回転させるか、遮断できるか。やや相手を見る傾向がある最近の上田にとって、先手を打つことが大切な一戦だが、有川とすれば当然それを許したくはない。と同時に先手を取られても回せるか、そこが問われるとういう見方もでき、有川にとってもキャリアップの試金石となるマッチアップだ。

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DEEP RIZIN 修斗 宮城友一 杉山廣平

DEEP105:第3試合・本田良介 vs. 駒杵嵩大

フライ級5分2R。修斗NEXUSを主戦場としていた両者はともにDEEP2戦目。

本田はCAVE所属で修斗に出場していたが、東京から地元福岡に戻り、コロナ禍で修斗での試合が組まれなくなったため今年からDEEPに参戦。

NEXUSでは初代フライ級王者で、RIZINに出場した橋本薰汰や宮城友一に勝利している駒杵。より大きな舞台で戦いたいためにNEXUSのタイトルを返上しDEEPに参戦したが、杉山廣平に判定負け。NEXUSのタイトルを持っていればRIZINに出るチャンスがあったかと思うと皮肉な結果に。

本田の蹴りをキャッチしてテイクダウンした駒杵。アームロック。本田立って外す。パンチを入れる本田。もらっている駒杵。四つからテイクダウン。押さえ込んだがケージで立つ本田。離れた。パンチで出る駒杵だが本田がタックル。駒杵はキムラを狙う。押し込んだ本田に駒杵首投げでテイクダウン。Vクロスアームロックに捕らえたままパウンドを入れていく駒杵。腕を極め直す駒杵だが浅いのかタップは奪えず。ゴング。

2R。蹴りをキャッチしてテイクダウンした駒杵。腕十字の体勢から立った本田だが、駒杵のタックルでまた倒される。簡単に倒され簡単にマウント。肩固めを狙う駒杵。本田が亀になるとバックマウント。反転しようとする本田。バックマウントの駒杵の股下を抜けて脱出。駒杵のタックルにカウンターの膝がドンピシャでヒットしKO!

リードされていた本田が逆転KO勝ち。

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DEEP DEEP105 MMA PRIDE RIZIN UFC   ボクシング 杉山廣平 松嶋こよみ 澤田龍人 牛久絢太郎 神田コウヤ 鶴屋怜

【DEEP105】牛久絢太郎に挑戦──神田コウヤ─01─「大学でレスリングを続け、無責任な自信を持てるように」

【写真】長身&リーチの長さが打撃、組み、そして首相撲やダーティーボクシングに生きる神田(C)MMAPLANET

12日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP 105 IMPACTで、神田コウヤが牛久絢太郎の持つDEEPフェザー級王座に挑戦する。

今やRIZINフェザー級との二冠王、J-MMA界フェザー級の頂点に立つ牛久にチャレンジする神田は、長身──レスリングベースながらリーチを生かした打撃、組み、さらに両者が融合したスタイルを持つ。

小学生の時からパラエストラ柏で柔術を始め、高校&大学とレスリングに専念した。それも全てはMMAファイターになるため。受け答えは極めて物静か、秘めたる闘志と負けん気がケージのなかで垣間見られる神田のルーツに迫った。


──来週の今日、牛久選手への挑戦が迫ってきました(※取材は12月5日に行われた)。追い込みも終わった頃でしょうか。

「追い込みは終わり、あとは調整に入る形になっています」

──パラエストラ千葉はプロファイターの移籍、プロ志望者の増加と賑わっているようですね。

「杉山廣平選手が所属選手になったり、出稽古の選手も来ていますが、数に関してはプロ志望だと言っていた人が自然と来なくなったり、全体的な量は変わっていないのかなって思います。けっこうプロを目指す子はいるのですが、いつの間にか来なくなることは少なくないので」

──対して神田選手は子供の頃からパラエストラ柏所属でした。

「そうですね、小学校4年生の時にキッズ柔術を始めました。元々小学1年生の時から柔道をやっていて、そこから関節技や絞め技で参ったを取りたいと思っていました。自分の父親と鶴屋先生の過去の職場が同じで、ちょうどパラエストラ柏でキッズ柔術を始めるタイミングだったのでキッズの第一期生なんです」

──その後、大学でも結果を残したレスリングを始めたのもパラエストラ柏だったのでしょうか。

「いえ、まだパラエストラ柏にキッズレスリングはなかったです。パラエストラでレスリングが始まったのは、自分がもう高校生になっていた時だと思います。僕の場合は柔術の試合でレスリングがバックボーンの選手に負けてしまって、それがきっかけで違うチームでレスリングを始めたんです。柏のレスリングチームだったのですが、そこも鶴屋先生に紹介してもらって健人と怜(鶴屋家の長男と次男)もいたと思います」

──ではその頃から鶴屋兄弟とは練習仲間だったのですね。

「いえ体も年も違うので、同じ空間にはいるけど話すこともほとんどなかったです。父親がかなり厳しい方なので、自分も楽しむという感覚でなく黙って、ひたすら厳しい練習をしていたという感じでした」

──なるほど(笑)。お父さんも格闘技が好きだったのですか。

「それはあったと思います。ブルース・リーの映画や第1回のUFCのビデオ、PRIDEも見ていて。その影響を受けました。でも1度、中学2年生の時に格闘技を離れたことがあったんです。部活でやっていた駅伝に専念するようになって」

──駅伝部!!

「今となっては……ですけど、やらされている練習が多かったので、格闘技に対して燃え尽きてしまって。足は元々早くて、小学校の高学年から長距離は走っていて県民大会や我孫子市の大会で優勝したこともあったんです。最初は格闘技も並行して練習していたのですが、ジムから足が遠のくようになりました。
でも格闘技の情報が耳に入ってくると羨ましくなって。体を動かくだけじゃ物足りなくなって。やっぱり格闘技でないと自分は満足できないと気付いてしまって。ただ汗をかくだけなら満足できない自分がいたんです。それで結局は高校でレスリング部に入部しました」

──また組み合いたくなった?

「そうですね、」

──レスリングをやっていた間、パラエストラ柏で練習をすることはなかったのですか。

「ハイ。年に1度か2度、顔を出す程度でした」

──それでも大学卒業後にMMAに戻ったのは?

「全てはMMAのためのレスリングでした。本当は高校を卒業したときにMMAをやりたかったのですが、親の意見もありますし、学校の縁というのもあったので進学しました」

──例えば鶴屋怜選手はレスリングで進学をしませんでした。ジムも大学も違いますが、松嶋こよみ選手は大学を途中で辞めてMMAを始めました。

「えっ、松嶋選手って大学を卒業しなかったのですか? 東洋大学ですよね」

──ハイ、3年の時に大学を辞めたかと思います。それにしても、東洋大学とスッと出てくるというのは驚きです。

「実は高校3年生の時に進学先を決めるために、色々な大学で練習させてもらったんです。東洋大学でも練習させてもらい、その時に松嶋こよみ選手がいたんです。あの後、辞めたんですね。知らなかったです。」

──いや、それよりも神田選手は大東文化大に進んだのに、なぜ松嶋選手を認識できていたのですか!!

「実はさっきキッズ柔術の時にレスリングがバックボーンの選手に負けたって話したじゃないですか? その相手が松嶋こよみ選手の弟の頼(たより。シュートボクシングではマツシマタヨリの名で活躍した)選手だったんです」

──凄い話ですね!!

「あの頃、松嶋選手とか澤田龍人選手とかAACCのキッズの人達は強いし、オーラが凄くて。自分の憧れの存在だったんです」

──AACCが近くにあれば、AACCに入会していたかもしれないですね(笑)。

「あぁ、そういう人生もあったかもしれないです」

──そういう人生にならず、大学を卒業してからパラエストラ柏に戻りMMAを改めて始めた。大学でも結果を残していたのに海のものとも山のものともつかぬMMAファイター人生を歩むことに反対の声はなかったですか。

「100人以上いた学科で就活をしなかったのも、自分1人だけでした。でも父親も子供の頃からお世話になっている鶴屋先生のところでMMAを始めるので、全く心配せずに送り出してくれました」

──くわえて18歳と22歳は明確に違います。大学での4年間分、遅くなったという焦りはなかったですか。

「それはなかったです。大学でレスリングを続けて、絶対的に良かったです。えぇと……大学時代は寮生活をしていて、1人暮らしぐらいの部屋のスペースで先輩と2人部屋で。レスリングも1年、2年と結果が出ずに、私生活ともども辛かったです。でも『レスリングで通じない奴は、MMAにいっても通用しないぞ』という考えが、自分のなかにありました。だから必ず結果を残してからMMAに行くという気持ちで、辞めるわけにはいかないなって頑張って続けました。

それにあの経験があったのでMMAで酷い負け方をしても『続けていれば、いつか何とかなる』っていう謎の自信……無責任な自信を持てるようになっていました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
12月12日(日)
午後4時45分~SPWN PPV配信 & ニコニコ生放送 PPV配信

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DEEP DEEP103 MMA ブログ 杉山廣平 駒杵嵩大

【DEEP103】ラウンド序盤にTDされても後半は全局面で支配した杉山廣平が駒杵嵩大にフルマークの判定勝ち

<フライ級/5分2R>
杉山廣平(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18.
駒杵嵩大(日本)

ともにオーソドックス、駒杵が距離を詰めて組み付き、杉山をケージに押し込む。さらに駒杵が払い腰で杉山に背中を着かせるが、杉山もすぐに立ち上がる。ケージに押し込まれながら離れた杉山は、右ストレートを繰り出す。これをかわした駒杵がダブルレッグを狙うもテイクダウンできず。スタンドに戻ると、杉山のパンチを連打でもらってしまう。

ケージ中央で杉山は左ジャブを放つ。駒杵はダブルレッグでテイクダウンし、サイドから杉山の右腕を取り、反転する相手をセンタク挟みで捕らえる。ブリッジした杉山のサイドに移行した駒杵、杉山は亀になりながら立ち上がり、試合は再びスタンドへ。駒杵は組み付いて杉山をケージに押し込むが、杉山の右ワキを抜けバックを狙いつつ、駒杵のバックを狙う杉山。いったん離れた両者だが、ケージ際の攻防に戻ると、駒杵がヒジ打ちを放つ。

しかし差し合いの中でバックに回った杉山がグラウンドに持ち込んだ。バックマウントを狙った杉山に対し、駒杵は立ち上がり、ケージ際での攻防でファーストラウンドが終わった。

最終回、杉山がローと右ストレート。駒杵も左ローを返しながら、杉山の左足にシングルレッグを仕掛け、テイクダウンに成功する。ハーフガードの杉山からマウントを奪った駒杵は、さらに腕を相手の首に回しながらバックを狙う。4の字ロックで固定されていた杉山だが、反転してポジションを入れ替えた。頭をつけてパスを狙う杉山が、立ち上がって試合をスタンドに戻す。

ケージ中央で打ち合う両者、パンチのヒット率は杉山のほうが上か。ここで駒杵が組み付くも、反対にテイクダウンを奪ったのは杉山だ。駒杵はブリッジで回避しようとするも、杉山は相手の動きに合わせてマウント→バックへと回る。そして4の字ロックからRNCを狙った杉山、これが極まらないを右のパンチを落としていく。マウントに戻って、パウンドを連打する杉山。さらに右ヒジを叩きつける。ラウンド終了まで杉山がパンチと鉄槌を落とし続けた。

判定はジャッジ3者とも20-18で杉山の勝利を支持した。


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DEEP103 DJ.taiki J-CAGE News ブログ 伊藤裕樹 大原樹里 小金翔 杉山廣平 渋谷カズキ 藤田大和 越智晴雄 関鉄也 駒杵嵩大

【DEEP103】計量終了 大原樹里「EEPに喧嘩を売ったらどうなるか、しっかりと分からせたいと思います」

【写真】温厚な大原が、計量の時に感情的な発言をすることは非常に稀だ (C)MMAPLANET

明日23日(木・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 103 IMPACTの計量が、本日22日(水)に中野区の中野サンプラザで行われた。

暫定フライ級選手権試合=藤田大和✖ 伊藤裕樹戦を筆頭に、暫定ライト級チャンピオン大原樹里がZSTライト級王者の小金翔とのノンタイトル戦、ZSTフェザー級チャンピオン関鉄矢&元NEXUSフライ級王者の駒杵崇大らのDEEP初陣等々、注目のカードが揃った今大会、計量では1人も体重オーバーは見られなかった。

以下、全選手の明日の試合に向けての抱負だ。


※赤色の選手をクリックすると、インタビューに飛びます。

伊藤裕樹
「今回、DEEPフライ級タイトルマッチ──2年前の続きということで、もう1回絞め落として僕がチャンピオンになります」

藤田大和
「明日は初めてのメインということで、しっかりと気合が入って頑張ってきました。明日、リベンジマッチですけど、いつも通りしっかりぶっ倒しに行きます」

小金翔
「今回、しっかりと練習できてきましたので明日はしっかりと勝ちたいと思います」

大原樹里
「えぇ、DEEPに喧嘩を売ったらどうなるか、しっかりと分からせたいと思います」

関鉄矢
「前回はRIZINで堀江選手にやられちゃったんで、今回は再起するっていうことも含めてチョット、バッチリ倒しにいくんですけど、まずは自分もやりたいスタイルがあるので、それをできればと思っています」

DJ.taiki
「9月25日、26日、ゆかりんLove Liveツアー2021。追加公演が行われるというのに負けて、どの面下げてライブに行くっていうんですか。明日はゆかりのためにも絶対勝つ!」

渋谷カズキ
「前回2月、藤田選手にぶちのめされて、それから7カ月間、色々試行錯誤して、明日は最高の相手の前でシン渋谷カズキを見せタイト思います」

越智晴雄
「今回1階級上げてフライ級ということで、ここから最スタートということでフライ級をかき回したいと思っています。明日は必ずKOで勝ちます」

SAINT
「この機会を与えてもらって感謝している。次の試合も楽しみたいと思う。皆、ありがとう」

誠悟
「えっと明日はどっちにしろ、やるかやられるかだと思うんで。面白い試合をしたいと思います。それで勝ちたいと思います」

橋本優大
「今回、相手はベテランで格上ということですが、いつも通り勝ちます」

CORO
「練習通り、いつも通りやれば相手にならないと思います」

杉山廣平
「前回3月、RIZINで今回フライ級タイトルに挑戦する伊藤裕樹選手に負けてから諦めず、日々考えてきました。今回復帰戦ということで、相手の駒杵選手、良い選手なので楽しみです。良い試合しましょう」

駒杵嵩大
「DEEP初参戦なんですけど、圧倒して勝つので応援宜しくお願いします」

関原翔
「明日は自分がやってきた日々の特訓を見せる場所だと思うので、しっかりと会場、爆発させて。フライ級に今回下げて、フライ級の連中の中で自分が一番強いということを、明日は証明できるよう頑張ります」

鮎田直人
「2年近くまともに勝っていないので、明日は何としても勝ちます」

日比野”エビ中”純也
「皆さんも知っての通り、エビ中、新曲が出たので。ぜひ良い曲ばっかなんで聞いてください。良い曲ばかりなんで、宜しくお願いします」

力也
「圧倒的に勝ちます。押忍」

■視聴方法(予定)
9月23日(木・祝)
午後5時50分~PPV SPWN

■ DEEP103計量結果

<DEEP暫定フライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤田大和:56.7キロ
[挑戦者] 伊藤裕樹:56.4キロ

<ライト級/5分3R>
大原樹里:70.7キロ
小金翔:70.75キロ

<フライ級/5分3R>
越智晴雄:57.15キロ
渋谷カズキ:56.85キロ

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki:66.15キロ
関鉄矢:66.3キロ

<メガトン級/5分2R>
誠悟:124.05キロ
SAINT:108.9キロ

<バンタム級/5分2R>
CORO:61.55キロ
橋本優大:61.5キロ

<フライ級/5分2R>
駒杵嵩大:56.95キロ
杉山廣平:56.9キロ

<フライ級/5分2R>
鮎田直人:57.05キロ
関原翔:57.2キロ

<フライ級/5分2R>
力也:57.2キロ
日比野”エビ中”純也:57.0キロ

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CORO DEEP DEEP103 DJ.taiki MMA RIZIN ROAD FC ボクシング 伊藤裕樹 大原樹里 安谷屋智弘 小金翔 杉山廣平 渋谷カズキ 神龍誠 藤田大和 誠悟 越智晴雄 関鉄矢 駒杵嵩大

【DEEP103】藤田大和に挑戦、伊藤裕樹─01─「良いヤツですよね。もう1回勉強してもらえれば良いかな」

【写真】言葉は丁寧、淡々と受け答えしつつ、言いたいことはズバッという伊藤。ここもファイトスタイルに似通っているか(C)MMAPLANET

23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103で、DEEP暫定フライ級チャンピン藤田大和に伊藤裕樹が挑戦する。

2年前、2019年9月8日に藤田をRNCで破っている伊藤だが、その後はプロ初黒星を喫すると1年間の引き籠り生活に。この間、藤田は敗北を糧に全局面で進化し、今年2月に同王座を獲得している。

伊藤は3月のRIZINを経て、6月にDEEPで安谷屋智弘を破り挑戦権を手にした。先の藤田戦、安谷屋戦もRNCを極め切り、Road FCからキャリア6勝のうち、5つの勝利は相手と仕留めている。

一発はある。と同時に、流れのなかで極め切る力を優勢、劣性のなかで持っている。この終わらせる感覚はどこから生まれているのか。伊藤に尋ねた。


──Zoomの画面でも左目の周囲が青くなっていることが確認できるのですが……。

「あっ、これは練習中にヒザ蹴りを貰ったもんですね。でも、全然大丈夫です」

──6月に安谷屋選手とのタフファイトをRNCで勝ち切り、タイトル挑戦の権利を手に入れました。

「あの試合はめっちゃしんどかったです。タイトルに関しては、あそこで勝てば佐伯代表から『勝てばタイトルマッチに、かなり近づくから』という風には言ってもらっていたので。そこを意識して戦っていました」

──佐伯さんはその時、神龍誠選手のDEEPカムバックはないと見ていたのかもしれないですね。

「いや、突然試合が発表されてビックリしました。『まだ、やっとんだぁ』って」

──正規王者に復帰については、また後程伺うとして。「しんどかった」と振り返った安谷屋戦、何が「しんどかった」のでしょうか。

「やっぱり組みの展開が多くて……試合前に組みの展開になると厳しくなるとは予想していました。捌きながらチャンスを伺っていたのですが、フィジカル的にもちょっとえらかったです。でも、チャンスに極め切れて良かったです」

──あそでRNCがハマらなかった時は、どうなるのか。それは少し思いました。伊藤選手は終わらせる力を持っている選手ですが、終わらせに行って凌がれるとどうなるのか。

「結構、腕がパンパンでしたしね。3Rまでもつれ込んでいたら……それでも動くことができる体力は残っていました。それに安谷屋選手もミドルとかで削れていることも分かっていたし、3Rになっても何とか勝てたかと。それがあったから、あそこもガムシャラに極めに行くことができたんだと思います」

──試合を終わらせにいくのは、凌がれると相手も気持ちが盛り返すことがありますし、何より自身の体力を消耗します。それでもあのように行けるのは、行けるという感覚があってのことなのでしょうか。

「う~ん、それよりも守りに入るより、常にKOか一本を狙っていきたいという気持ちだと思います。そこで取れなくて形勢逆転されても、一か八かのスリルがめっちゃ好きです」

──そこで行ける伊藤選手なので、愚問かもしれないですが、行ける・行けないの差はどこだと思いますか。

「どうなんですかね。やっぱり気持ち……性格じゃないですか。そこで行かんかったら、僕はあとで後悔すると思います。『あそこで行っておけば』と思うのは嫌いなんです。逝くことができるチャンス、相手に隙があるならガンガン狙って行っちゃいます」

──大したものです。なかなか思い切れないかと思います。

「取りあえず行ったら、なんとかなる。仮に倒すことができなくても、攻めているのはこっちだし次の展開を創れます。だから、思いっきりいきます」

──なるほど、次が頭にあっての思い切りの良さなのですね。

「負ける覚悟をもって、常に勝ちにいくことを意識しています。勝ちに行き、倒しに行くということを。二の矢、三の矢はあるので、またトライすれば良いことです」

──伊藤選手はずば抜けたフィジカルの持ち主でもないし、かといって超スタミナ派でもない。そこは自分でスタミナ配分を考えて戦っているのでしょうか。

「いや、結構すぐにスタミナは切れます(笑)」

──ですよね(笑)。でも、粘る。

「上手く誤魔化して、少し回復させて攻める……みたいな感じですかね。最後まで切らさないというのは、あります」

──少し、伊藤選手が理解できたような気がします。そしてチャンピオン、藤田大和選手です。このところの充実振りは目を見張るものがあると思うのですが、どのような印象を持っていますか。

「2年前に戦った時とは別人になった。そう言って良いぐらい化けています。前はボクシング主体で試合を創っていたのが、今はもう組みも蹴りも使えて『MMAとして格段にレベルが上がっとるな』と思います」

──MMAPLANETのインタビューで、それは伊藤選手に負けたからだと。「ありがとう」という言葉までありました。

「あぁ、読みました。良いヤツですよね(笑)」

──とはいえ、あの言葉は自信の表れかと思います。

「ハイ、まぁもう1回倒して、また勉強してもらえば良いかなって(笑)」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月23日(木・祝)
午後5時50分~PPV SPWN

■DEEP103対戦カード

<DEEP暫定フライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤田大和(日本)
[挑戦者] 伊藤裕樹(日本)

<ライト級/5分3R>
大原樹里(日本)
小金翔(日本)

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
関鉄矢(日本)

<フライ級/5分3R>
越智晴雄(日本)
渋谷カズキ(日本)

<メガトン級/5分2R>
誠悟(日本)
SAINT(米国)

<バンタム級/5分2R>
CORO(日本)
橋本優大(日本)

<フライ級/5分2R>
駒杵嵩大(日本)
杉山廣平(日本)

<フライ級/5分2R>
鮎田直人(日本)
関原翔(日本)

<フライ級/5分2R>
力也(日本)
関原翔(日本)

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MMA RIZIN YouTube   チャンネル 山本聖悟 平良達郎 杉山廣平 橋本薫汰 神龍誠 越智晴雄 鶴屋怜

【トップ50】日本MMAフライ級ランキング「あのRIZINファイターは何位?」「スーパーノヴァ・平良達郎!」 / 日本の総合格闘家全てが対象の独自ランキング(フライ級-56.7kg)

日本MMAフライ級(-56.73kg)TOP50ランキング。

当チャンネル独自のランキングであるため、皆様それぞれが思い描くランキングとは異なると思います。

「〇〇はもっと上!」
「〇〇が●位はおかしい!」
「えっ!私の大好きな〇〇様が●位??」

など、様々なご感想が上がるかと思います。
 ↑↑↑
ぜひそのご感想をその理由も含めてコメント欄にご記入ください。
※注意点を必ずご確認ください。

0:00 オープニング
0:12 ランキング説明・注意点
0:58 50位-41位
3:08 40位-31位
5:44 30位-21位
9:16 20位-11位
13:06 10位- 1位
17:18 オマケ(ランキング補助解説)

■MMAフライ級 選手紹介動画
杉山廣平 https://youtu.be/tPBiblATJ-w
鶴屋怜 https://youtu.be/p1Kx9YVU6wQ
村元友太郎 https://youtu.be/pMwhe2bztLE
山本聖悟 https://youtu.be/kSjqS2Fw6DY

■日本MMA TOP50ランキング
バンタム級-61.2kg https://youtu.be/AYzs3cLw8Lc
フェザー級-65.8kg https://youtu.be/ht_RDBJz2lI
ライト級-70.3kg https://youtu.be/jBoef7F-wwQ

■フライ級選手YouTubeチャンネル
フクロモモンガ https://www.youtube.com/channel/UCTnWXCntku-VvJnOMHUy1_g
升水翔兵 https://www.youtube.com/channel/UCulql87OwdsY6dF7ZgYgadQ

伊藤盛一郎 https://www.youtube.com/channel/UCF5alO8uD_wLbn0bDo_o6aQ
宇田悠斗 https://www.youtube.com/channel/UC6pPVtJ0iWi4p8iZCSN_ZjQ
越智晴雄 https://www.youtube.com/channel/UCfZr84t8suP2-t4NY99JZbg
北方大地 https://www.youtube.com/channel/UCAD4Gdg9hnxTb4p34wt8-jQ
竿本樹生 https://www.youtube.com/channel/UC9pwzDWf6twRQAC63zjQhbQ
神龍誠 https://www.youtube.com/channel/UCmfh-87a6MXbwpht28pyroA
梅川毒一郎 https://www.youtube.com/channel/UCL8BKW4IQTmTvT1XhDLPp6A
浜本キャット雄大 https://www.youtube.com/channel/UCo4jLE28ZuXc2bNjpHFCkoQ
平良達郎 https://www.youtube.com/channel/UC44wUbxS1FI01O1Fq2OyIDg
鶴屋怜 https://www.youtube.com/channel/UCo_v9aTVy7LswRvDrpHkd-w
内藤頌貴 https://www.youtube.com/channel/UCvN7GCCkvMQueZyRxlI29HQ
村元友太郎 https://www.youtube.com/channel/UCX1ERzf3fOGQVX8tghUhVWw
山本聖悟 https://www.youtube.com/channel/UCDYo7KX4Q5bR6YiWD11QJSQ
有川直毅/荻窪祐輔/高橋拓也/橋本薫汰 https://www.youtube.com/channel/UCWEmbS_xejlVLbVrwUlHZQQ

■MMA『今さら聞けないシリーズ』動画リスト

■twitter https://twitter.com/MMA_JAPAN1

#RIZIN #総合格闘技 #MMA

◆情報参照サイト
wikipedia https://ja.wikipedia.org
SHERDOG https://www.sherdog.com
TAPOLOGY https://www.tapology.com

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DEEP DEEP103 KOMA MMA RIZIN UFC 伊藤裕樹 修斗 宮城友一 杉山廣平 駒杵嵩大

【DEEP103】DEEP初陣で杉山廣平と対戦、駒杵嵩大─02─「全部Bランク。負けるわけにはいかない」

【写真】2019年11月にNexusフライ級王者になった時の駒杵。もっと試合が見たい選手だ(C)MMAPLANET

9月23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103で、杉山廣平と対戦する駒杵嵩大インタビュー後編。

ZSTで竿本樹生に敗れ、MMAファイターとして限界を感じた駒杵がたどり着いたのは、修斗世界バンタム級王者(当時)佐藤将光との練習だった。
ここでは、佐藤との練習で得たMMAファイターとしての自信、そして杉山戦とその先ある世界へ懸ける想いを聞いた。

<駒杵嵩大インタビューPart.01はコチラから>


――竿本選手に敗れて、自分に足りないものが分かったということでしょうか。

「打撃が全然ダメでしたね。ちゃんと習っているわけではないから、どうしても力が入ってしまったり……。しっかり指導者の方に教えてもらわないといけないと思って、その頃に佐藤さんと練習させていただくようになったんです」

――現在、駒杵選手が所属しているジムFight Base都立大代表の佐藤将光選手ですね。

「佐藤さんはもう、キレが全然違いました。全局面で戦えるトップファイターで。練習で自分が投げようとした時、バックに回られたりとかしました」

――五輪を目指す柔道家だった駒杵選手すら、そういうことがあったのですね。

「そうやって佐藤さんと練習しながら、ちゃんとMMAをやらないと今後は勝っていけないと思ったんです。最初は坂口道場一族で練習させていただいたんですが、佐藤さんがジムを出されるというので、『僕もついていきます!』とお願いしました」

――佐藤選手との練習や指導を通じて、現在は打撃のほうも自信がついてきたのでしょうか。

「はい。でも、試合では打撃戦をやってみたいと思っていたんですけど、佐藤さんからは『驕らず、しっかり勝つことに集中しろ』と言われました。グラップラーが打撃戦を挑んで、KO負けする試合も多いじゃないですか。今はしっかり打撃をやりながら、どんな形でテイクダウンの強さを生かして戦いたいと思っています」

――以降は戦いの場をNexusに移して、2019年にはNexusフライ級トーナメントで優勝し、ベルトを巻いています。

「あの頃は、とにかく竿本選手にリベンジしたいという気持ちが強くて。そこで、Nexusのトーナメントで優勝したら竿本選手と再戦……という話になったんです」

――駒杵選手がNexusのトーナメントに出場した時、「ZST推薦選手」となっていたのは、そのような経緯があったのですね。

「はい。同じトーナメントに出る選手の試合映像を見ても、自分は勝って当たり前だと思いました」

――Nexusのベルトを巻いたとき、応援してくれている人たちの反応はどうでしたか。

「喜んではくれましたけど、そこまで大きくは変わらなかったですね。僕の目標はもっと高いところにあるし、友人からもそんな高みを求められているように感じています」

――なるほど。Nexusのトーナメント優勝後、2020年3月にZSTで竿本選手との再戦が組まれたものの、コロナ禍で大会が中止になりました。その後、同年5月にGladiatorスーパーフライ級王者の宮城友一選手と対戦して、腕十字で一本勝ちしています。

「あの試合も気持ちは同じでした。ここで負けているわけにはいかない。練習でも、自分がどんどんレベルアップしているのは感じているので」

――そして今回、DEEP初参戦で杉山廣平選手と対戦することになりました。

「DEEPからオファーを頂いたことは、すごく嬉しいし、ありがたいですね。このご時世で、大会数も少なくなっているし、そこで僕を選んでいただいたのは光栄です」

――対戦相手の杉山廣平選手は、駒杵選手が目指す舞台の一つRIZINにも出場経験があります。

「そうですね。でも杉山選手はRIZINに出て負けているので(今年3月に伊藤裕樹と対戦し、1R TKO負け)、その杉山選手に自分が負けるわけにはいかないです」

――そのような想いでいる対戦相手、杉山選手の印象を教えてください。

「MMAとして全部できる選手だとは思うんですけど、抜けている部分がない。バランスは良いけど、全てが平均的。Aランクがなくて全部Bランク、という感じです。ここで勝って、DEEPのベルトにも絡んでいきたいですね」

――ちなみに、杉山選手は両肩にあるタトゥーも印象的ですが……。

「あぁ、そうですね。僕は柔道をやっていたし、タトゥーは入れていないですけど、地元の友達は同じような感じです。母親にMMAをやると伝えた時、『タトゥーは入れないでね』と言われました(苦笑)」

――最近はタトゥーが目立つMMAファイターも多いですからね。

「はい……。正直言うと、僕も地元にいた頃は、親に迷惑をかけるようなこともありました」

――……。

「地元の友達と一緒に騒ぎを起こしたりとか(苦笑)。でも両親はずっと僕を応援してくれて、柔道を辞めてMMAをやることになっても反対せず、今でも応援し続けてくれています。それは地元の友達も同じで、みんな僕のことをサポートしてくれている。そういう人たちのために、負けるわけにはいきません」

――今、駒杵選手がMMAで目指しているものは何ですか。

「僕は柔道でオリンピックを目指していました。今そのレベルで活躍している同級生に負けないよう、MMAでいえばUFCやRIZINとか、さらに高いレベルを目指していきます」

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【DEEP103】注目のDEEP初出場、駒杵嵩大─01─「KIDさんのファンで、柔道時代から『いつかやりたい』と」

【写真】柔道時代の写真はなかったが、サンボで戦った時の駒杵(C)MMAPLANET

9月23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103に、元Fighting Nexusフライ級王者の駒杵嵩大が出場し、杉山廣平と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

近年、オリンピックを目指しながらも出場が叶わず、MMAに転向する柔道家やレスリング選手は多い。今回がDEEP初出場となる駒杵も、そんなファイターの一人だ。

幼少期から柔道を始め、強化選手にまでなったものの、リオ五輪出場の夢は叶わず、かねてからファンであったMMAを始めることに。柔道時代の貯金からアマチュアの試合では勝ち進んでいたものの、一つの敗北で彼は気持ちを改め、MMAと向き合うため、修斗世界王者の佐藤将光に教えを請うようになった。

インタビュー前編では、そんな駒杵の柔道時代と、佐藤将光との出会いまでを語ってもらった。


──DEEP初参戦で、杉山廣平選手との対戦が決定している駒杵嵩大選手です。まずは柔道を始めた経緯を教えてください。

「柔道は20年ぐらいやっていました。元気が良かった僕を、親が柔道教室に入れたんです。もともと家で──戦いごっこをするとか、戦うことが大好きだったので」

──幼少期に柔道以外のスポーツはやっていなかったのですか。

「柔道以外にも野球やサッカー、陸上とか、いろんなスポーツをやっていたんですけど、一番ハマったのが柔道でした」

──数あるスポーツの中で、なぜ柔道に一番ハマったのでしょう?

「結果が出たからだと思います。柔道は小学1年生の時に、市の大会で優勝したんですよ。大きな大会ではないけど、子供にとっては勝ったり優勝したりというのは、嬉しいじゃないですか」

──それはもう、その通りですね。

「そこから柔道にハマって、『ずっと柔道をやっていこう』と思ったのは、シドニー五輪で井上先生の試合を見た時です」

──東京五輪まで全日本男子の監督を務めていた井上康生さんが、100kg級で金メダルを獲得した時ですか。

「はい。井上先生に憧れて、自分も柔道でオリンピックに出たいと思うようになりました。高校の時は国体とインターハイに出ていて、大学に進んでから全日本の強化選手にも選んでいただいて……」

──憧れの井上監督が指導していた東海大学柔道部に進んでいますが、大学時代の同期には、どのような選手がいたのでしょうか。

「リオ五輪で銅メダルを獲った羽賀龍之介や、東京五輪には出られなかったけど2017年に世界選手権で優勝している橋本荘市ですね」

──そのようななかで、駒杵選手もリオ五輪を目指していたのですよね。

「そうです。でも学生の時に強化選手から外れて、結果も出すことができなくなりました。もう東京五輪を目指すには、年齢的に難しいかなと思って、柔道は引退したんです。柔道って年齢のピークが早いんですよね」

──以前、DEEP女子ミクロ級&DEEP JEWELSアトム級王者の大島沙織里選手も、「柔道は他の格闘競技と比べてピークが早いから」と、柔道から離れた理由を語っていました。

「あっ、大島ですよね。知っています。あと本野美樹も、同じ東海大学の柔道部だったので。MMAでは渡辺華奈さんも東海大学で知っていました」

──そういえば、東海大学柔道部出身のMMAファイターは、女子は多いです。

「そうなんですよ。何かつながりがあるわけでもないと思うんですけど……男子は先輩でMMAをやっている人がいなくて」

──駒杵選手は大学時代、サンボ世界選手権にも出場していますね。

「千葉で開催された大会ですよね(2014年11月21日〜23日、千葉県成田市で開催)。声をかけていただいて出場しました。結果は5位で……ロシアの選手は強かったです(※1回戦でタジキスタンの選手に敗れるも、敗者復活戦で不戦勝後にアゼルバイジャンの選手に勝利し、3決へ。ここでカザフスタンの選手に敗れた)」

──その時点でMMAを意識していたのでしょうか。

「いえ、その時はまだ本格的にMMAをやろうとは考えていなかったです」

──本格的には考えていなかった……とは?

「もともとMMAは好きだったんです。昔から山本KID徳郁さんのファンで。KIDさんって、強くてカッコ良いじゃないですか。それで柔道時代からMMAを見ていて、『いつかやりたいなぁ』とは思っていました」

──なるほど。

「昔から、強くてカッコいい男に憧れていました。友達からも『柔道でオリンピックを目指してるんでしょ?』と応援してもらって……結果はオリンピックに出られませんでした。そうやって応援してくれている友達のために、もう一度頑張りたいと思って、MMAをやろうと決めたんです」

──結果、柔道引退後にMMAを始めることになりますが、当初の所属は「クレイジーアーマメント」でした。

「クレイジーアーマメントは、アウトサイダーに出ていた黒石(高大)さんのジムです。当時住んでいたところから近くて入りました。それが4年ぐらい前ですね」

──クレイジーアーマメントはでは、どのような練習を行っていたのでしょうか。

「ジムというよりは、自分が見よう見まねでやっていて、少しスパーリングをしてから試合に出るような感じでした。それでもアマチュアで勝ててしまっていたんです」

──ZSTのSWATでは初戦で敗れたものの、そこから4連勝しています。

「柔道から離れたあと、一般企業に就職していたんです。当時は仕事が暇な時に走って、筋トレして試合に出て。それでも柔道時代の貯金があって、組んで投げて勝てていた感じです。でも、そんなことじゃダメですよね。竿本選手に負けた(2018年8月に後のZSTフライ級王者、笹本樹生に判定負け)のが悔しくて、ちゃんとやらないとダメだと思いました」

<この項、続く>

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【DEEP104】10月23日、北岡悟が現役続行の意義が問われる鈴木琢仁戦!! 平田直樹✖山本歩夢の潰し合いも

【写真】北岡が再びケージに足を踏み入れる(C)MMAPLANET

10 日(火)、DEEPが10月23日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催するDEEP 104IMPACTの対戦カードを発表している。

9月23日のDEEP103でDEEP暫定フライ級選手権試合=藤田大和✖伊藤裕樹、大原樹里✖小金翔のライト級戦。関鉄矢✖DJ.taiki、駒杵嵩大✖杉山廣平というZSTとNEXUSでベルトを巻いたファイターの初出場に加え、元ストロー級王者の越智晴雄がフライ級に階級アップし渋谷カズキと対戦するというカードを揃えているDEEPだが、10月大会もお腹いっぱいのマッチアップ第一弾発表となった。


真っ先に目を引くのは2月のDEEP100で大原樹里に敗れ、現役続行か如何な、その岐路が注目されていた北岡悟が、3月大会で秘技MMA版ヴィンガチーバを披露した鈴木琢仁と対戦する1戦だ。

自主興行での小金翔戦のドローを挟み、4連敗──過去10戦の戦績は2勝7敗1分の北岡が、再びケージに足に踏み入れることとなった。その敗北の多くが国内外の強豪が相手だったが、今回の対戦相手の鈴木は非常に特徴のあるファイターである一方で、戦績は9勝6敗のトップに届いていない選手だ。

試合結果は当然として、内容によっても──北岡悟というJ-MMAを代表し、一時代を築いたファイターが現役生活を続ける意義が問われることになる対戦といえよう。

これからのJ-MMAを睨むうえではフィーチャリングされるのが、平田直樹✖山本歩夢のフェザー級戦といえよう。

デビューからの1年で樹の兄でなく、平田直樹としての存在感を示す新鋭はデビュー4戦目で神田コウヤに惜敗、初黒星を喫して以来4カ月振りの再起戦となる。

対する山本は昨年12月のデビューから、経験値で上回る相手に3連続フィニッシュ勝利を挙げている逸材だ。

『格闘DREAMERS』では二次でケガもあっても脱落も、MMAだけが人生とないビジョンが同オーディションの方向性と合わなかったという側面も見られた。

パラエストラ千葉ネットワーク所属も自らのマイクで『あまりパラエストラで練習していないですけど』と言い切ってしまう個性的かつ尖がっている山本と平田は、この時点で潰し合わせるのが勿体ないという取り方もできる注目カードだ。

さらに6月のDEEP101のメインで対戦も、急所蹴りでテクニカル判定という消化不良の一戦となったDEEPウェルター級チャンピオン住村竜市朗が、米田奈央とのダイレクトリマッチに加え、鶴屋怜がプロ4戦目で久保健太と対戦するという2試合も決まっている。

住村としては、再び大舞台=RIZINの年末大会に向け好材料しか残したくない一戦となる。鶴屋と戦う久保は、36歳でMMAデビューを韓国で果たしたオールド・ルーキー、国内では4連勝中だ。名古屋と大阪のDEEPとパンクラスで戦ってきた久保にとって、戦績と力を測られ鶴屋怜のためにピックされたカードということは本人も陣営も百も承知だろう。

鶴屋怜をアーロン・ピコに見立て、意地の一発を狙ってくる久保サイドからみても、興味深いマッチアップといえる。さらに7月に大原樹里とライト級暫定王座決定戦でローブローによるテクニカル判定で敗れた大木良太が、石塚雄馬との対戦も決まっている。

RIZINへの道が明確に存在し、海外への挑戦も認めるDEEP佐伯代表の方針もあり、他団体からの流入やDEEP育ちの新鋭と人材が集まっている現状に裏付けされた、勢いのあるカードが揃っている9月と10月のDEEPだ。

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