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【DEEP JEWELS36】フライ級GP2022参戦、杉山しずか―02―「中井さんとは決勝で対戦したほうが……」

【写真】杉山のKポーズ。こういうのなんか良いなぁと (C)MMAPLANET

13日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催される『DEEP JEWELS36』にて、フライ級GP1回戦でミッコ・ニルバーナと対戦する杉山しずかのインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

杉山にとってベルトに絡む戦いは、2014年5月の端貴代戦以来となる。この試合はDEEP JEWELS初代ミドル級(61.2キロ以下)王座決定戦として行われ、杉山は3Rにパウンドアウトで敗れた。あれから8年、杉山はRIZINでの試合も含めて9勝2敗。国内女子フライ級トップクラスの戦績で、今回のGPに挑む。

2月8日に行われたGP1回戦の抽選会では、杉山がミッコ・ニルバーナを選ぶ形で試合が決定した。そんななか、今回のインタビュー後に、はなこが体調不良、さらに加賀谷花野が新型コロナウイルス感染で欠場――。なんとGP1回戦4試合のうち、2試合が中止となってしまう非常事態となった。

結果、今大会で行われるGP1回戦は杉山×ミッコ、そして中井りん×藤田翔子のみに。風雲急を告げるDEEP JEWELSフライ級GP。ここでは杉山が、言葉少なに――だからこそ決意が感じられるGPへの意気込みを語ってくれた。

<杉山しずかインタビューPart.01はコチラから>


――杉山選手はこれまで、DEEP JEWELSでは端貴代選手とのバンタム級王座決定戦を経験しています。今回はフライ級GPとなりますが、杉山選手にとってフライ級はベストの階級なのですか。

「今はフライ級がベストなのかもしれないですね。ギリギリまで絞ってフライ級なので。ただ――階級について厳密に考える人は多いですけど、私はもともと階級については、そこまで考えてはいなかったんですよ」

――それは、かつて日本女子MMAもフライ級以上の選手層が薄かったことも影響しているのでしょうか。今回フライ級で8人も選手が揃い、トーナメントを開催できるまでに選手層も厚くなったのではないかと……。

「どうなんですかね……今回も選手がフライ級に合わせてやってきているので、そこまでフライ級の選手が増えているとは思っていないです。でもフライ級でトーナメントが行われるのは嬉しいですね」

――練習環境については、いかがですか。以前は女子選手だけで練習するのも難しかったように思います。

「今も男子選手と練習することが多いですけど、それでもジムでは女子の練習仲間が増えましたよね。特にレスリングや空手の全日本クラスの選手がいるので」

――その練習仲間の一人、藤田翔子選手も今回のフライ級GPに出場しています。同じジム所属の選手は初戦での対戦を避けるということになったそうですが、お互いに勝ち進めば準決勝や決勝で対戦する可能性も出てきます。

「GPについて聞いた時から、そういうお話だったので大丈夫です。(藤田とは)今も普通に練習していますよ」

――同じGPに出場することが決まってから、練習が別に行われるといった形にはならないでしょうか。

「それは今のところ、ないです。もしお互いに勝ち進んで、準決勝や決勝で対戦が決まったら気持ちを切り替えることになるでしょうし。その気持ちを、どこで切り替えるか――それは1回戦が終わってからですね」

――そのフライ級GP1回戦の組み合わせを決める抽選会が、2月8日に行われました。杉山選手が1回戦の相手にミッコ・ニルバーナ選手を選択するという形になりましたが、そこでミッコ選手を選んだ理由を教えていただけますか。

注)GP1回戦の抽選は、①藤田②Te-a③ミッコ④杉山が先に枠を選ぶ形で行われた。藤田=A枠、Te-a=B枠、ミッコ=D枠と選択していくなか、杉山は空いているC枠ではなくD枠、つまりミッコとの対戦を選んでいる。抽選会の内容はこちら

「以前からミッコ選手と対戦してみたかったんですよ。総合的な力を持っている選手じゃないですか。今回の出場選手の中でも一番、総合力があると思っています。あとは、1回戦で中井さんに選ばれたくなかったので」

――そうだったのですか。今回は杉山選手と中井りん選手の対戦を期待する声もあると思います。そこで抽選会では、杉山選手が空いているC枠に入り、中井選手が杉山選手との対戦を選ぶ……という可能性もあったかもしれません。

「中井さんとは決勝で対戦したほうが盛り上がると思うんですよね。だから抽選会での選択としては、まず1回戦を勝ち上がること。そして中井さんとは決勝で対戦すること。そのどちらの気持ちもありました。その中で戦うのであれば、ミッコ選手かなって」

――なるほど。思えばずっとフライ級以上で戦ってきた両者が、これまで対戦経験がなかったのは不思議です。

「RIZINで一度、試合が組まれていたんですけど、なくなったんですよね。2018年7月のRIZINで中井さんと対戦することになっていて。でも中井さんが急病でドクターストップになって……」

――ミッコ戦を控えているなかで、やはり中井選手について聞かれることも多いかと思います。

「中井さんについては、RIZINで試合が組まれる前……UFCに出場する時は応援していました(笑)。それぐらいですね」

――分かりました。まずはGP1回戦、ミッコ選手との試合はどのようなものになると思いますか。

「お互い総合的なファイターで、使える武器も多いんじゃないですかね。そんななかで、私が圧倒しなきゃいけない試合です。そして今は、圧倒できると思っています」

■視聴方法(予定)
3月12日(土)
午後5時50分~SPWN PPV
午後5時50分~ニコニコ生放送

■ DEEP JEWELS36対戦カード

<DEEP JEWELSフライ級GP1回戦/5分2R>
中井りん(日本)
藤田翔子(日本)

<DEEP JEWELSフライ級GP1回戦/5分2R>
杉山しずか(日本)
ミッコ・ニルバーナ(日本)

<49キロ契約/5分2R>
大島沙緒里(日本)
HIME(日本)

<49キロ契約/5分2R>
本野美樹(日本)
にっせー(日本)

<49キロ契約/5分2R>
青野ひかる(日本)
須田萌里(日本)

<49キロ契約/5分2R>
桐生祐子(日本)
サダエ・マヌーフ(日本)

<ミクロ級/5分2R>
古瀬美月(日本)
古林礼名(日本)

<アマ・キック54キロ契約/1分30秒2R>
ラジーナ(日本)
中村サキ(日本)

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【DEEP JEWELS36】「悪夢?!」フライ級GP開幕戦から、加賀谷花野&はなこOFF。Te-aと栗山葵が不戦勝に

【写真】昨年12月に戦った2人、加賀谷花野&はなこが欠場に (C)MMAPLANET

8日(火)、12日(土)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS 36で開幕するフライ級GP 2022 。1回戦でTe-aと対戦予定だった加賀谷花野が、新型コロナウイルス感染により欠場に。

また、その前夜には佐伯繁代表がSNSで、はなこが体調不良で欠場を余儀なくされ栗山葵戦が中止されるという書き込みを行っていたばかりだった。

両者と対戦予定だったTe-aと栗山は不戦勝により準決勝に進出という事態に、DEEPからリリースで「悪夢に!」と自らが書き記す状況となってしまった。


それでも不幸中の幸いというべきが、大島沙緒里× HIME、本野美樹×にっせー、青野ひかる×須田萌里という下剋上マッチ。さらに東西・組み技勝負対決=桐生祐子×サダエ・マヌーフなど、今大会はGP以外のカードが、充実していることで救われた。

はなこというダークホースの欠場は残念だが、中井りんと杉山しずかの本命、対抗が残っている点でも――悪夢のなかでも、何かを持っているJEWELSといえるのではないだろうか。

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3.12『DEEP JEWELS 36~フライ級GP 2022 1ST ROUND~』フライ級トーナメント1回戦の組み合わせが決定














 3月12日にニューピアホールで開催する『DEEP JEWELS 36~フライ級GP 2022 1ST ROUND~』で以上の対戦カードが発表されています。注目はフライ級グランプリで、1回戦の組み合わせが抽選会で決定しています。続きを読む・・・
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【DEEP JEWELS36】大島、パク・シウ、本野。フライ級GP1回戦大会で、続々と49キロ契約マッチが決定

【写真】負けても良いモノを見せ。勝っても課題が見つかるというキャリアを積んできている──にっせーだ (C)MMAPLANET

3月12日(土)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS 36「フライ級GP 2022 1ST ROUND」の対戦カードが出揃いつつある。

現在決まっているカードは6試合でフライ級GPメンバーではないが、DEEP女子ミクロ級& DEEP JEWLESアトム級と二冠の大島沙緒里、パク・シウ、本野美樹という3階級のトップファイターが、49キロ契約の2回戦に出場する。


大島はHIME、パク・シウは古賀愛蘭、本野はにっせーとの顔合わせだ。勝負事、MMAは何が起こるか分からない──とはいえ、先に名前を挙げたファイターの実績が対戦相手を上回ることは間違いないカードで、波乱を起こす可能性が一番高いのはにっせーか。

ミクロ級からストロー級、体ができつつあるなかで、にっせーは打撃でパク・シウと真っ向からやり合えるモノを持っており、組みと寝技の対応力も上がっている。

とはいえ、組み力では本野が絶対有利なことに変わりなく、倒されるまでに打撃と組みの融合がどれだけ進んでいるか──本野の組み主体のMMAが回る前の打撃戦に、勝機を見出すことはできるかに勝負は掛かってくる。

残りの3カードもミクロ級の古瀬美月×古林礼名戦以外は、49キロ契約戦で青野ひかるが須田萌里、12月にMMA復帰を果たした桐生祐子が、サダエ・マヌーフと相対する。アトム級Pファイナリスト=青野のレスリングに、竹林愛留との高校生対決で腕十字を極め4連勝とした須田の極めがどこまで通じるか。勝負論を持ちこめるファイトになるのか、注目だ。

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【RIZIN】RIZIN.33の展望~浜崎朱加×伊澤星花~

浜崎×伊澤
大晦日のRIZIN.33はいよいよ明日。展望シリーズ残り2カードを一気にいきましょう。今回は浜崎朱加(AACC)×伊澤星花(フリー)の女子スーパーアトム級の一戦です。

好カードが並ぶRIZIN.33の中で裏メイン、影のメインイベントと言っても過言ではないでしょう。国内に向かう所敵なしの絶対王者・浜崎にMMA戦績4戦4勝の超新星が挑む魅惑のカード。実績から見れば浜崎が圧倒的ですが、規格外のスピードで進化を続ける伊澤が一気に飲み込むなんて事になったら。。。RIZIN女子の秩序が崩れて、強さの地図が書き変わります。

レスリングをバックボーンに持つ伊澤は2020年にDEEP JEWELSでMMAデビュー。僅か2試合目で当時のストロー級チャンピオン本野美樹をグラウンドのコントロールで圧倒。誰もが目を見張るアップセットを起こしました。

その後、本野がベルトを賭けたダイレクトリマッチでは試合開始早々に伊澤がテイクダウンを奪うと、アームロックから腕十字を極めて一本勝ち。こちらの想像を遥かに上回る鮮烈な結果を残しています。

伊澤のストロングポイントは強烈なテイクダウンと極めの強さ。グラップリングマッチでもレスリング全日本学生選手権で2位に入る実績を持つ杉本恵をバックチョークであっさりと極めた試合は圧巻。さらにグラップリングタッグマッチでもひとりで富松恵美、長野美香からそれぞれ一本を取って試合を終わらせるなど、無双状態を見せています。もう寝技がどれだけ強いのかと。

逆にウィークポイントと考えていたのは競った時のスタミナとメンタル。これまで短時間決着が多かっただけに、一進一退や追い込まれた時にモロさが出ないか不安を感じていましたが、10月に行われたパク・シウとの試合を見たら取り越し苦労に終わったようです。

シウの粘り強い腰の強さに手を焼いてスタンドの時間が増える厳しい展開。シウのミドルからのパンチで腰を落とすと、三日月蹴りやミドルを蓄積されてデビュー以来最大のピンチを迎えます。何とか抑え込んで判定勝ちを収めたものの、試合後に号泣する姿を見るとシウ戦の厳しさがまざまざと伝わってきました。

苦戦した事は事実ですが逆に評価が高まったと見るのは私だけではないでしょう。追い込まれても踏ん張って勝ち切るスタミナとメンタル。それを持ち合わせている事がわかった事は大収穫かなと。秒殺や圧勝を重ねてきたエリートが追い込まれると意外にモロいというのはよくある話。でも伊澤はこういう泥臭い試合も出来る事を見事に証明してくれました。

しかし今回の相手は今までとは圧倒的に格が違う浜崎。経験値から何から根こそぎ違います。スタンドでは間をおかずにプレッシャーを掛けて手数を出すし、寝技の強さも一級品。伊澤に負けず劣らずの極めの強さを誇ります。しかも海外での試合経験を含めて潜ってきた修羅場の数が違います。

伊澤はこれまで経験した事のない局面に追い込まれる可能性大。絶対王者に爪痕を残す事が出来るかどうか。もし浜崎を圧倒するような事があれば、RIZIN女子アトム級は次のチャプターに突入する事でしょう。何をおいても見逃せない一戦です。
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『DEEP JEWELS 35』試合結果


 遅ればせながら12月11日にニューピアホールで開催された『DEEP JEWELS 35』の試合結果です。続きを読む・・・
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【DEEP JEWELS35】計量終了 本野美樹「試合でしっかり見せたい」✖HIME「サクっと勝って帰りたい」

【写真】3連勝を狙うHIMEと3連敗は絶対に阻止したい本野 (C)MMAPLANET

11日(土)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS35の計量が10日(金)に中野区の中野サンプラザで行われた。

元ストロー級王者で再起戦に臨む本野美樹と対戦するHIMEは「3戦目でメインという状況で経験では負けているかもしれないですが、怖いモノ知らずという強味があると思うので面白い試合ができるように……。今までの2戦が判定だったので、一本取ってサクっと勝って帰りたいと思います」とコメント。

対して本野「明日はこうやってメインで戦わせていただけることに感謝しています。試合自体、半年ぶりで凄く楽しみだと思っているので、後は明日の試合でしっかりと見せたいと思います」は話した。

なおアマキックとプロ・キックルール戦も含めて全11試合、22名の出場選手は全日本3位✖2度のレスラー=はなこと対戦する加賀谷花野のみが再計量が必要になったものの全選手クリアしている。

プロマッチ出場選手のコメントは以下の通りだ。


Te-a
「デビューして半年なんですけど、明日は自分でやれることを全て出し切りたいと思います」

KINGレイナ
「まぁ皆、体重を気にし過ぎなんで。明日、私の波に皆を乗せるので楽しみにしてください」

村上彩
「9月と10月一本勝ちできたので、この流れに乗って試合ができたら良いなぁって思っています。今、自分にできることを精いっぱい出して良い試合をして、良い年末を迎えたいと思います」

古瀬美月
「ミクロ級での試合を凄く望んでいたので今回、組んでくれた佐伯代表、DEEPの関係者の皆さん、村上選手に感謝しています。昨年度になるんですかね、トーナメントを自らの事情で欠場してしまって、手が掛かっていたベルトを自らの手で手放してしまいました。今、タイにいるアム・ザ・ロケット選手がそのベルトを持っていると思うんですけど、またイチからベルトに向けて頑張っていこうと思うので、今回勝って次につなげたいと思います」

ケイト・ロータス
「2連敗が続いている中、変わらず応援してくださる方たちのためにも明日はしっかりと勝ちたいと思います」

栗山葵
「ビジュアル的に多分、自分はヒーローみたいな感じにはなれないと思うんで、とことん悪モンやったら悪モンなりにやっていこうと思います」

井上智子
「桐生選手、お帰りなさい。明日は宜しくお願いします。明日、私は寝技でやっていきたいと思うので応援よろしくお願いします」

桐生祐子
「DEEP JEWELSは3年振りの参戦になります。試合自体は2年振りになると思うんですけど、復帰するという時に一番喜んで連絡をくれたのが実は智子さんで。その相手とまさか復帰戦を迎えるとは思っていなかったのですけど、明日はバチバチやりあいましょう。あと今日、白くて弱そうに見えるんですけど、白かろうが黒かろうが明日は強いところを見せるので応援よろしくお願いします」

藤田翔子
「また応援していただけるように頑張ります」

ゆりな
「また力強いところと打たれ強いところを見せたいと思います。明日は頑張ります」

須田萌里
「この試合と修学旅行が被ってしまって、修学旅行を休んでこの試合に出たので明日はその気持ちをぶつけようと思います」

竹林愛留
「前回野試合の経験を生かして、今回しっかりと勝ちに行きたいと思います」

はなこ
「明日はデビュー戦でとてもワクワクしています。今、持っている力を全部だして勝ちに行きたいと思います」

加賀谷花野
「こういう舞台を用意してもらったのに、一発で計量をクリアすることが出来ずスミマセンでした。しっかり再計量で体重調整して明日は頑張りたいと思います」

山口遥花
「復帰戦になってどれぐらい戦えるのか分からないですけど、ちょっと頑張りたいと思います」

音波
「派手に勝つのが一番ですが、泥臭くなっても絶対に勝ちます」

ぽちゃんZ
「今回はでっかい私に合わせていただきまして熊谷選手、ありがとうございます。ホント、熊谷選手はごらんのとおり美人で可愛くてスタイルも良くて、私も尊敬する選手なんですが、今回は皆さんに良い試合を見せたいので大変申し訳ございませんが、ボコボコにさせていただきます」

熊谷麻理奈
「私もぽちゃんZ選手のファンであり、いつも大好きな選手なので、とてもこの試合を楽しみにしていました。明日は皆さんに楽しい試合をお送りできるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします」

■視聴方法(予定)
12月11日(土・日本時間)
午後5時45分~SPWN PPV
午後5時45分~ニコニコ生放送

■ DEEP JEWRLS35計量結果

<ストロー級/5分2R>
本野美樹:52.6キロ
HIME:52.55キロ

<フェザー級/5分2R>
KINGレイナ:64.6キロ
Te-a:65.6キロ

<ミクロ級/5分2R>
古瀬美月:44.25キロ
村上彩:44.45キロ

<フライ級/5分2R>
栗山葵:56.8キロ
ケイト・ロータス:55.45キロ

<ストロー級/5分2R>
桐生祐子:52.25キロ
井上智子:52.15キロ

<58キロ契約/5分2R>
藤田翔子:57.65キロ
ゆりな:57.4キロ

<49キロ契約/5分2R>
竹林愛留:48.9キロ
須田萌里:48.55キロ

<フライ級/5分2R>
加賀谷花野:57.95キロ→57.05キロ
はなこ:56.7キロ

<キック50キロ契約/3分3R>
音波:49.95キロ
山口遥花:49.15キロ

<68キロ契約/5分2R>
熊谷麻理奈:64.0キロ
ぽちゃんZ:67.55キロ

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【DEEP JEWELS35】KINGレイナがTe-eと。桐生祐子は3年振りのDEEP JEWELS参戦

【写真】MMAに想いがあるからこその復帰。思い切り、その想いをぶつけてほしい(C)MMAPLANET

30日(土)、DEEPより12月11日(土)に東京都港区のニューピアホールで行われるDEEP JEWLES35の追加カードの発表があった。

本野美樹✖HIM、栗山葵✖ケイト・ロータス、加賀谷花野✖はなこに続いて5試合のMMAとプロ&アマ・キックルール2試合が決まった。


まずKINGレイナはデビューから3連勝のTe-aとフェザー級で戦う。さらにミクロ級の古瀬美月✖村上彩、藤田翔子✖ゆりなの58キロ契約マッチ、68キロ契約の谷麻理奈✖ぽちゃんZ戦、加えてキックで音波✖山口遥花というマッチアップと並んでストロー級で桐生祐子が井上智子と戦う試合が──サラリと明らかとなっている。

DEEP JEWELSからONE Warrior Seriesと契約し、リングネームも鈴木祐子とした彼女はパンデミックで大会中止が続く中、昨年4月にRoad to ONE02でSARAMI戦が決定──も、その後に国内で初めて緊急事態宣言が発出され彼女は欠場を選択した。

その3カ月後、所属していたBRAVEを離れると同時にMMAから引退することを発表していたが、今回──桐生祐子の名で2年2カ月振りの実戦復帰を果たすことなった。複数のジムで練習しているという話も聞越えてきた桐生だが、フリーとしての再出発──極めへの感覚が鋭くなっていた延長線上になるあるのか。気になる桐生の3年振り、DEEP JEWELS参戦だ。

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【DEEP104&DEEP JEWELS35】平田直樹、全治3カ月の負傷で山本歩夢戦が中止。師走のJEWLESで本野が再起

【写真】残念過ぎる平田の負傷欠場だが──今は焦らず治療に専念してほしい(C)MMAPLANET

10日(日)、DEEPより23日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP104 Impactで山本歩夢と対戦予定だった平田直樹が負傷欠場し、両者の試合が中止となること、12月11日(土)に港区のニューピアホールで行われるDEEP JEWLES35の対戦カードが発表されている。

2回戦ながらフェザー級の新鋭同士の対戦として多いに注目を集めていた平田の欠場は残念な限り。リリースでは負傷箇所は明らかとされていないが、全治3カ月とのこと。

平田は実妹・樹とともに土曜の朝8時半からTRIBEで行われている青木真也の組技打ち込みクラスに参加しており、ケージレスリングへの知識が深まったという情報も入っていただけに──完治後、ぜひとも山本戦は実現してほしいところだ。


JEWELS35では超新星=伊澤星花に敗れストロー級王座を失った本野美樹の再起戦が決まった。対戦相手は藤田翔子&ケイト・ロータスに勝利しているHIMEだが、キャリアの浅いルーキーとの対戦へのトラウマを消し去りたい一戦となる。

この他同大会では栗山葵✖ケイト・ロータス、加賀谷花野✖はなこという2つのフライ級マッチも決まっている。

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DEEP DEEP103 KOMA MMA 修斗 本野美樹 杉山廣平 渡辺華奈 筋トレ 駒杵嵩大

【DEEP103】注目のDEEP初出場、駒杵嵩大─01─「KIDさんのファンで、柔道時代から『いつかやりたい』と」

【写真】柔道時代の写真はなかったが、サンボで戦った時の駒杵(C)MMAPLANET

9月23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103に、元Fighting Nexusフライ級王者の駒杵嵩大が出場し、杉山廣平と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

近年、オリンピックを目指しながらも出場が叶わず、MMAに転向する柔道家やレスリング選手は多い。今回がDEEP初出場となる駒杵も、そんなファイターの一人だ。

幼少期から柔道を始め、強化選手にまでなったものの、リオ五輪出場の夢は叶わず、かねてからファンであったMMAを始めることに。柔道時代の貯金からアマチュアの試合では勝ち進んでいたものの、一つの敗北で彼は気持ちを改め、MMAと向き合うため、修斗世界王者の佐藤将光に教えを請うようになった。

インタビュー前編では、そんな駒杵の柔道時代と、佐藤将光との出会いまでを語ってもらった。


──DEEP初参戦で、杉山廣平選手との対戦が決定している駒杵嵩大選手です。まずは柔道を始めた経緯を教えてください。

「柔道は20年ぐらいやっていました。元気が良かった僕を、親が柔道教室に入れたんです。もともと家で──戦いごっこをするとか、戦うことが大好きだったので」

──幼少期に柔道以外のスポーツはやっていなかったのですか。

「柔道以外にも野球やサッカー、陸上とか、いろんなスポーツをやっていたんですけど、一番ハマったのが柔道でした」

──数あるスポーツの中で、なぜ柔道に一番ハマったのでしょう?

「結果が出たからだと思います。柔道は小学1年生の時に、市の大会で優勝したんですよ。大きな大会ではないけど、子供にとっては勝ったり優勝したりというのは、嬉しいじゃないですか」

──それはもう、その通りですね。

「そこから柔道にハマって、『ずっと柔道をやっていこう』と思ったのは、シドニー五輪で井上先生の試合を見た時です」

──東京五輪まで全日本男子の監督を務めていた井上康生さんが、100kg級で金メダルを獲得した時ですか。

「はい。井上先生に憧れて、自分も柔道でオリンピックに出たいと思うようになりました。高校の時は国体とインターハイに出ていて、大学に進んでから全日本の強化選手にも選んでいただいて……」

──憧れの井上監督が指導していた東海大学柔道部に進んでいますが、大学時代の同期には、どのような選手がいたのでしょうか。

「リオ五輪で銅メダルを獲った羽賀龍之介や、東京五輪には出られなかったけど2017年に世界選手権で優勝している橋本荘市ですね」

──そのようななかで、駒杵選手もリオ五輪を目指していたのですよね。

「そうです。でも学生の時に強化選手から外れて、結果も出すことができなくなりました。もう東京五輪を目指すには、年齢的に難しいかなと思って、柔道は引退したんです。柔道って年齢のピークが早いんですよね」

──以前、DEEP女子ミクロ級&DEEP JEWELSアトム級王者の大島沙織里選手も、「柔道は他の格闘競技と比べてピークが早いから」と、柔道から離れた理由を語っていました。

「あっ、大島ですよね。知っています。あと本野美樹も、同じ東海大学の柔道部だったので。MMAでは渡辺華奈さんも東海大学で知っていました」

──そういえば、東海大学柔道部出身のMMAファイターは、女子は多いです。

「そうなんですよ。何かつながりがあるわけでもないと思うんですけど……男子は先輩でMMAをやっている人がいなくて」

──駒杵選手は大学時代、サンボ世界選手権にも出場していますね。

「千葉で開催された大会ですよね(2014年11月21日〜23日、千葉県成田市で開催)。声をかけていただいて出場しました。結果は5位で……ロシアの選手は強かったです(※1回戦でタジキスタンの選手に敗れるも、敗者復活戦で不戦勝後にアゼルバイジャンの選手に勝利し、3決へ。ここでカザフスタンの選手に敗れた)」

──その時点でMMAを意識していたのでしょうか。

「いえ、その時はまだ本格的にMMAをやろうとは考えていなかったです」

──本格的には考えていなかった……とは?

「もともとMMAは好きだったんです。昔から山本KID徳郁さんのファンで。KIDさんって、強くてカッコ良いじゃないですか。それで柔道時代からMMAを見ていて、『いつかやりたいなぁ』とは思っていました」

──なるほど。

「昔から、強くてカッコいい男に憧れていました。友達からも『柔道でオリンピックを目指してるんでしょ?』と応援してもらって……結果はオリンピックに出られませんでした。そうやって応援してくれている友達のために、もう一度頑張りたいと思って、MMAをやろうと決めたんです」

──結果、柔道引退後にMMAを始めることになりますが、当初の所属は「クレイジーアーマメント」でした。

「クレイジーアーマメントは、アウトサイダーに出ていた黒石(高大)さんのジムです。当時住んでいたところから近くて入りました。それが4年ぐらい前ですね」

──クレイジーアーマメントはでは、どのような練習を行っていたのでしょうか。

「ジムというよりは、自分が見よう見まねでやっていて、少しスパーリングをしてから試合に出るような感じでした。それでもアマチュアで勝ててしまっていたんです」

──ZSTのSWATでは初戦で敗れたものの、そこから4連勝しています。

「柔道から離れたあと、一般企業に就職していたんです。当時は仕事が暇な時に走って、筋トレして試合に出て。それでも柔道時代の貯金があって、組んで投げて勝てていた感じです。でも、そんなことじゃダメですよね。竿本選手に負けた(2018年8月に後のZSTフライ級王者、笹本樹生に判定負け)のが悔しくて、ちゃんとやらないとダメだと思いました」

<この項、続く>

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