【第1試合 日中対抗戦7×7 女子ストロー級】
×新谷琴美(日本/TEAM AGENT)
(判定0-3)
○リー・グワーンジェン(中国/Team YFU)
1R、試合はスタンドの展開で推移。互いに近い距離でジャブ、フックを突き刺す。それぞれクリーンヒットはないが
手数はグワーンジェンが上手。終盤になると新谷が片足タックル。しかしグワーンジェンは簡単に潰すとパウンドでコツコツと削ってラウンドを終えた。
2R、前に出るのはグワーンジェン。新谷は後退しつつチャンスを窺う。新谷は胴タックルを狙う場面はあったが不発。スタンドの状態が続く。中盤にパンチの打ち合いから新谷のパンチがヒットしたのか一瞬グワーンジェンの腰が落ちる。しかしすぐに回復して打ち合ってラウンド終了。手数、有効打ともにグワーンジェンが上手か。
3R、やはりスタンドの攻防。ビッグヒットこそないが積極的にパンチを出すのはグワーンジェン。新谷は打撃戦に応じつつ中盤に入ると胴タックル。しかしグワーンジェンは投げ捨てるように逆にテイクダウン。新谷はケージを背にして尻餅をつくような体勢。しばらくしてグワーンジェンが新谷の身体を伸ばして完全に背中をつける。このままグラウンドを制圧して試合終了。判定はグワーンジェン。
【第2試合 日中対抗戦7×7 フライ級】
○中池武寛(日本/パラエストラ小岩)
(2R TKO)
×ロ・ジュンヨン(中国/Team YFU)
1R、出入りの激しいスタンドの展開。打撃の交差から組み付くとスクランブル。ジュンヨンはスタンドでバックに周る。腿に膝を入れつつポジションをキープ。しかし中池は正対して脱出。だが打ち合いを経てジュンヨンが胴タックルでテイクダウン。中池は下から首を狙うが不発。ジュンヨンは上をキープしてポジショニングで優位に立つ。残り1分半で中池は脱出。スタンドの攻防から終了間際に中池は飛び膝。しかし不発に終わってラウンド終了。
2R、スタンドのお見合いから組み付いたジュンヨンがテイクダウンに成功。しばらく上をキープしていたが中池は下から足関節をフックにしてリバース。バックに周って側頭部にパウンド。身体を完全に伸ばして乱射。レフェリーが試合を止めた!17歳の中池が試合を決めた!
【第3試合 日中対抗戦7×7 ウェルター級】
○西條英成(日本/THE BLACKBELT JAPAN)
(1R TKO)
×ジャン・シイジェン(中国/Team YFU)
ジャンは計量0.2kgオーバーのため各ラウンド減点1でスタート。
1R、西條のミドルを掴んで組み付くジャン。ケージ際で激しい差し合い。お互い腰が重い。その流れから西條が胴タックルで組み付いてケージに押し込む。しかしジャンはケージを背にしてディフェンス。だが時間をかけて西條はテイクダウンに成功。バックに周るとジャンの身体を完全に伸ばしてパウンドを乱射。動けないジャンを見てレフェリーが試合を止めた!
【第4試合 日中対抗戦7×7 バンタム級】
○川北晏生(日本/TRIBE TOKYO MMA)
(判定2-1)
×ドウ・ガーシュエ(中国/Team YFU)
1R、スタンドの攻防から川北がタックル。しかしドウはこれを切って身体が離れる。するとドウはパンチでプレッシャーを掛ける。川北は被弾してヒヤッとする場面。しかし川北は間合いを潰して組み付く。だがドウの腰はとにかく重い。川北は投げを打ってもドウはすぐに立ち上がる。身体が離れて打撃の交差。劣勢の川北だが組み付くとギロチンチョーク!完全に極まったかに見えたがドウは耐え抜いてラウンドを終えた。
2R、開始直後から組み付く川北。ケージに押し込むがやはりドウの腰は重い。長い差し合いが続く。動きなくブレイク。再開すると川北はまたも組み付いて差し合い。ここも動きなくブレイク。スタンドでも大きな展開なく試合終了。
3R、スタンドの攻防から川北は片足タックル。ケージに押し込んで差し合いが続く。川北はテイクダウンできないもののドウはスタミナをロスしたのか完全に動きが落ちる。川北はしつこくしつこく組んでいく。終了間際に川北がついにテイクダウンして試合終了。判定は愚直に組み付いた川北がスプリットで制した。