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【Gladiator022】森戸新士✖網藤、世羅智茂✖加賀谷。プログレスFSG暫定ウェルター級王座決定T開催

【写真】森戸、網藤、加賀谷、世羅。森戸と世羅の決勝戦というラインが濃厚であることは絶対だ(C)MMAPLANET & GLADIATOR

30日(月)、Gladiatorより6月11日(日)に豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR022で、PROGERSSフォークスタイルグラップリング暫定ウェルター級王座決定トーナメント準決勝=森戸新士✖網藤雄太、世羅智茂✖加賀谷庸一朗の2試合が組まれることが発表された。

同正規王座は今年1月に森戸を下したジェセフ・チェンがベルトを巻いているが、来年のADCC世界選手権出場を目指し11月に実施されるオセアニア・アジア予選をターゲットにしているため、再来日は2024年になることで、PROGRESS実行委員会は暫定王座を制定することを決定したという。


森戸は日本を代表するライト級の柔術家で、2021年JBJJF全日本選手権の黒帯ライト級優勝、GLADIATOR内で組まれるPROGRESS提供のグラップリングマッチをリードしてきた。こまでタイトル戦の敗北を含め3勝2敗。濱村健戦長田拓也戦で連続一本勝ち、河名マスト戦にスリリングなトップの巡る熱戦も1-2で惜敗し、須藤拓真戦は引き込みで得た4Pを足関節を防ぎつつ守り切り快勝している。

前述した1月のジョセフ・チャンとの王座決定戦ではテイクダウンからパスを圧力に防戦一方となり、腕十字で一本負けを喫した。トップ重視、下を怖がらないティーンエイジャーの戦い方こそ、これからの世界標準のグラップリングといえるもの。

世界レベルを肌で知った森戸は2月のFINISH10で寒河江寿泰戦ではサブオンリールールながら、トップから激しく圧を掛けるスタイルを披露し、最後は後ろ三角を極めて一本勝ちをしている。

さらに28日に行われたJBJJF全日本ノーギ柔術オープントーナメントでもエキスパート・ミドル級と無差別級のダブルゴールドに輝いた森戸と対する網藤雄太選手は4月のGLADIATOR CUPエキスパート77.1キロ級では優勝した鹿志村仁之介に得回戦で敗れたものの運営陣の評価も高く、今トーナメントで抜擢にされることなった。

そのGLADIATOR CUPエキスパート77.1キロ級で惜しくも準優勝となった世羅も、森戸と同様に国内柔術&グラップリングのリードしてきた選手だ。近年はノーギに力を入れており、2020年4 &5月には青木真也戦岩本健汰戦とケージを使ったサブオンリーで連続ドロー、PROGRESSフォークスタイルグラップリングでは3月大会でスーパーティーンエイジャー=オーシマイキーこと大嶋聡承と対戦し、アームドラッグからシングルレッグでテイクダウンという妙技を披露し8-4で勝利している。

先週末にはタイで開かれたADCC東南アジアオープンで表彰台の頂点に立つなど、好調をキープしている世羅。彼と準決を戦う加賀谷は2017年フリースタイルレスリング全日本選手権79キロ級5位という成績を筆頭に、全日本社会人選手権グレコ82キロ級2位、JOC杯ジュニアで優勝、世界ジュニア選手権に出場経験のあるエリートレスラーだ。

現在はグラジの櫻井代表率いる創道塾所属でMMAではアマで2戦2勝、先のGLADIATOR CUPは初戦敗退もポイント制の同ルールでは、トップ&寝技を遮断するという戦い方をすれば世羅撃破もあり得る。世羅としてはスタンドもしくは、座ろうが寝ようが如何に日本トップ級のレスラーを相手にタイトな組みを創ることができるのか。そこが勝利の鍵を握ってくるだろう。

なおリリースに寄せられたトーナメント出場4選手のコメントは以下の通りだ。

森戸新士
「暫定王座を懸けたトーナメントに参戦できて光栄です。しっかり優勝して、もう一度ジョゼフ・チェン選手に挑戦したいです。新しく鍛えてきた技術もたくさんあるので、GLADIATOR/PROGRESSの舞台で披露します」

網藤雄太
「今回プログレストーナメントに参戦させて頂きます感謝します。対戦相手の森戸選手は柔術界のビックネームですが、プログレスルールなら僕の方が強いと思っています! 無名の僕ですが今回の試合で皆さんに名前を覚えて頂けるような熱い試合をするのでよろしくお願いいたします! 森戸選手、熱い試合をしましょう!」

世羅智茂
「今回ウェルター級暫定王座決定トーナメントに出ることになりました。前回の試合は消極的になってしまったので今回は一本で極めて次の決勝に進みたいと思います」

加賀谷庸一朗
「今回、プロの方々が戦うGLADIATORの舞台で試合をさせていただく機会を与えて頂きました、櫻井会長をはじめ、大会関係者の皆様ありがとうございます。対戦相手の世羅選手は柔術やグラップリングでの実績が素晴らしく、手合わせできることだけでも大変貴重な機会だと思っています。私は元々レスリング出身で世羅選手とは戦う土俵が違いますが、それでもレスリングは強いぞということを証明できればと思っています」

なお同トーナメント決勝戦は10月1日開催のGLADIATOR023に予定されている。

■視聴方法(予定)
6月11日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル


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FINISH10 MMA MMAPLANET o ジェセフ・チェン ジョセフ・チェン 寒河江寿泰 森戸新士

【Finish10】ジョセフ・チェンが開いた扉、森戸がトップで削って大健闘&意地の寒河江に後ろ三角極める

【写真】このキムラのホールドで勝負があったか。グラップリングが相当な消耗戦になってきた(C)MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
森戸新士(日本)
Def.3R0分42秒by 後ろ三角
寒河江寿泰(日本)

すぐに引き込むと思われた寒河江が、立ちレス──いや、ノーギ柔道で森戸と組手争いを続ける。

ケージに押し込まれ、煽られても下にならない寒河江は首を取られたところで、跳びつき十字から、フラワースイープの要領で腰を押してくる森戸からトップを取りにかかる。

虚をつかれた森戸だが、すぐに草刈りスイープを仕掛けて、立ち上がり上下を逆転させる。

ここから森戸は、足を捌いてパスのプレッシャーを強める。フレームを創り、抵抗する寒河江は森戸を浮かせて、股を潜って前方に送っていく。足を抜いてスタンドを戻った森戸を追う寒河江、下にステイすることはない。

森戸のシングルを切った寒河江だったが、続くシングルでケージに押し込まれ、ついに背中をつかされてしまう。残り時間が少なく、森戸は間髪入れず内ヒールに入ったがタイムとなった。

2R、ケージに押し込まれた寒河江は削られてきた重心を低く保てず、シングルからボディロックテイクダウンを懸命に耐えていたテイクダウンを奪取される。

ハーフを捌き、Kガードに入らせない森戸の圧力に、ついにニーシールドが越えられた寒河江はパスから、即マウントを取られる。

ワキをすくうように体重を掛けて、さらに削る森戸は足を戻されても即ニースライスを狙いつつ、逆側にパスを決めて上四方で抑える。ニーインから三角マウントの森戸は、マウントを切り替えて体重を思い切りかけていく。

寒河江も踏ん張り、足を戻すと森戸はここも一気の足関節狙いでタイムとなった。

3R、ついに寒河江はシッティングを選択する。パスにカウンターの足狙いも捌かれ、頭を跨いだ森戸がキムラに取ると寒河江は反転もできず、エビも使えない。

森戸は後方から四の字に両足をフックする。腕を伸ばされないようグリップを組んでいた寒河江は、後ろ三角に力尽きタップした。

ジェセフ・チェン戦で自ら仕掛けられた展開を、寒河江にぶつけていった森戸が再起の一本勝ちを手にした。体調不良で最後の2週間、練習ができなかった寒河江も跳びつきや、スイープに意地が感じられた──一本負けだった。


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【Finish10】寒河江寿泰と対戦──ジョセフ・チェン戦後の森戸新士「ここで燃えないと、面白くない」

【写真】前日のUnrivaledでタケット兄弟とジェイコブ・カウチのサポートを終え、広島に戻った足で神田T800周一と練習し、取材に応じてくれた──燃えている──森戸(C)MMAPLANET

5日(日)に東京都港区のリバーサル田町芝浦スタジオで開催されるFinish10で、森戸新士が寒河江寿泰と対戦する。

昨年来、ケージ内ポイント制グラップリングwith MMAグローブというProgressでの活躍が目立ち、グラップラーのイメージもついてきた森戸だ。1月のグラジエイターではジェセフ・チャンに敗れベルトは奪取ならず、2月の最終週にはウィリアムとアンドリューのタケット兄弟と過ごしたことで、彼の身の内に何が生まれたのだろうか。寒河江戦前の心境をLEOS柔術アカデミー広島で尋ねた。


壁レス、そしてパウンド(!!)も見せていた

──まず1月のProgressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級王座決定戦、ジェセフ・チェン戦について改めて感想をお願いします。

「そうですね……あの試合は、結構差を感じてしまったので色々と取り組むべきところがあるな、と思いました。立ちで壁とか使ってどうにかしようと思っていたのですが、そこもできずに一発でテイクダウンに持っていかれてしまいました。

スナップダウンで崩されてしまったので……。組手の創り方とか練習からあまりできていなかったです。ちょっと、色々と見直そうと思いました」

──ただ、それは柔術をやるうえにおいては余り必要ない部分かと思うのですが。柔術家だから寝転んで、自分のやるべきことをやっていれば良い──という風に考えることは?

「やっぱりプログレスという新しいルールで戦うなかで変わってきた部分もあるし、あとはADCCとかも見据えて練習したいと思っています。そういう意味で、柔術のように引き込めば良いという考え方ではなくて、立ちでも勝負できるように普段から練習しようと思います」

──そのような考え方になっていた森戸選手にとって、Unrivaledに来日したタケット兄弟と過ごす時間が長かったというのは何か運命的なモノが感じられますね。

「タケット兄弟とはほぼ1週間付きっ切りでいたので、凄く刺激を貰いました。試したいことがたくさんあります。彼らと話をしていると、取り組み方の違いにも気づきました。打ち込みなんかでもアドバイスを貰いましたし。

ウィリアムが21歳で、アンドリューが19歳と凄く若いのですが、柔術に関する姿勢……その研究の深さの試合とか、違いがありました。『僕らの帰国後も質問があれば、尋ねてきてくれれば良いから』と言ってくれて。彼らからインスパイアされたことを練習で試してみたくて、凄く楽しみです」

──『オースチンに来いよ』とは?

「それも言ってもらえました(笑)。ちょっと計画したいですね」

──ジョセフ・チェン戦の完敗とタケット兄弟との邂逅で、森戸選手自身の中に変化が生まれましたか。

「そうですね。結構、燃えています。次の試合もすぐですし(笑)。FINISHでの試合は展開として、余り立ちとかならないと思いますけど色々と試したいことがあります」

──寒河江選手は階級的に一つ下かと。その寒河江選手との試合は、まず立ちはないかと予想されます。

「ハイ。ジョセフ・チェン選手と戦って、パスガードの仕掛けで削られ、追い詰められて負けてしまいました。そこも研究してきたので、ちょっと試したいですね。それとタケット兄弟のセミナーや打ち込みでも、パスガードでヒントを貰ったので。直ぐにできるかどうか別ですが、トライはしてみます」

──グラップリング、下がデキて当然のトップ時代に入りつつありますね。

「ウィリアム選手もレスリングができれば、それが一番楽に勝てると言っていましたし。ボトムの方が厳しいというグラップリングになってきていますね。自分も発展途上なので、練習で試して、さらに試合で試していきたいです」

──ADCCを狙うということですが、今後は道着の試合の方は?

「両方頑張ります。ジムをやっていて生徒さんにメインで教えているのは道着なので。そこで活躍できないと、説得力がなくなってしまいます。ちゃんと両方頑張りたいです。同時にグラップリングも広めたいと思っているので、そっちも実績を残すことができれば広島や中国地方で広めることができる。グラップリングのクラスも増やしたいですし。ちゃんと、道着もグラップリングも両方で実績を創りたいです」

──ADCC予選に出るとすれば、77キロ級でしょうか。

「66キロに落とせないことはないですけど、77キロですね。そうなると相手は大きくなることを考え、通常体重を少しあげるためにトレーニングを始めようと思っています」

──本気度が感じられます。プログレスで定期的にオファーがあったことで、グラップリング熱が高まったということはありますか。

「明らかにきっかけにはなっています。ノーギの試合機会がなかなかないなか、プログレスからコンスタントにオファーをもらったことで、モチベーションをずっと保つことができました。そういうなかでADCCで頑張っている岩本健汰選手のような存在がいる。インスパイアされながら自分も頑張りたいと思います」

──ジェセフ・チェンが巻いたベルトに関しては?

「いつか取り戻せるように……取り戻せるじゃないですね、1回も取っていないので(笑)。勝ち取れるように、しっかりと積んでいきたいと思います」

──自分など、愕然としてしまったジョセフ・チェンの強さだったのですが、そこで諦めるのではなくモチベーションになったと。

「ここで燃えないと、面白くないですよ」

──なるほど、です。では、その燃えている森戸選手の寒河江選手との試合に向けて意気込みをお願いします。

「ADCCとか世界に挑戦していきたいので、ちゃんと日本で実績を積むことが絶対です。色々と挑戦していくために、とりあえず目の前の試合に勝ちます」

■視聴方法(予定)
3月5日(日)
午前8時55分~ツイキャスLIVE
             
■ FINISH10対戦カード

<ライト級/5分3R>
日沖発(日本)
土屋大喜(日本)

<ライト級/5分3R>
上久保周哉(日本)
石橋佳大(日本)

<ライト級/5分3R>
寒河江寿泰(日本)
森戸新士(日本)

<IREコンバット柔術66キロ契約/10分1R>
村田卓実(日本)
杉山廣平(日本)

<73キロ契約/5分2R>
白木アマゾン大輔(日本)
竹内稔(日本)

<フェザー級/5分2R>
竹浦正起(日本)
江木伸成(日本)

<73キロ契約/5分2R>
小野隆史(日本)
大嶋聡承(日本)

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【Finish10】石橋佳大戦前の上久保周哉=MMAファイター─02─「今年、Road to UFCが無かったら……」

【写真】その視線の先は──(C)MMAPLANET

5日(日)に東京都港区のリバーサル田町芝浦スタジオで開催されるFinish10で石橋佳大と対戦する上久保周哉インタビュー後編。

Unrivaled02での勝利を経て、1週間後の石橋戦では吉岡戦とは違うテーマを持って臨むという。

グラップリングを戦うことでMMAファイターとして強くなると考える上久保、ONEとの契約が快勝された今、続くMMAの舞台はどのように考えているのか。

<上久保周哉インタビューPart.01はコチラから>


──では勝手ながらADCC66キロにチェレンジすることがMMAで強くなることなら、本当に上久保選手の挑戦が見てみたいですね。

「あぁ……そうですねぇ。ADCCにはそうやって出ている強い人もいますしね。出たいと言っちゃあ、出たいです。前回の予選は豪州で、今年はシンガポールですよね。以前のように気軽に出ることはできないですけど……。いつもタイミングが悪くて、出られなくて。

苦手なポジション、怖いポジションがなくなれば良いなと思ってやっています。急に足関節ができる選手になれなくても、仕掛けられた時に対処できるようにならないと」

──そのようななか、次のFINISHはケージで。ただし、トップを取るポイントはないサブオンリーです。

「ケージは戦いやすいですけど、今日とは違ったテーマを持ってやらないといけないなって思っています。漠然と戦うのではなくて」

──では石橋選手の印象を教えてください。グラップリングになるとMMAの激闘振りとは違い、要所を抑えてくるテクニシャンという風にも感じます。

「組み技のイメージは丁寧ですよね。頂柔術の人と試合をしたことがあって、意識をするということではなく普通に試合を見たことがあります。そうですね……MMAのイメージとは真逆かと勝手に思っています。強そうだし、練習で会う機会がなかったので組んでみたかった選手です」

──サブオンリー、5分✖3R。一本を狙うのか、ドミネイトしていれば時間切れでも構わないのか。MMAで強くなるために、どちらの思考で戦いますか。

「5分3Rにしてほしいとお願いしたんです。MMAを意識して。ただ一本は狙っていないといえば嘘になるし、狙っているかというとそれも違います。攻め込んだ末、それが一本になる。今日も一本を狙っていなかったわけでなくて、相手を削っていった先に一本があると考えています」

──打撃でも一発KOでなく、当て続けた先にKO勝ちがあるケースもあります。先日のONEのファブリシオ・アンドラジがジョン・リネケルを倒した試合のような。

「そういうイメージです。一緒だと思います」

──ということでFINISHの先、MMAの方はどうなっているのかと(笑)。

「MMA、やりたいですよ。やりたいと思い続けて、1年以上が経ちました。でも、練習を続けています」

──ONEとの契約が正式に切れて、他と交渉できるようになったのはいつからですか。

「実質、試合後から8、9カ月が過ぎてフリーになれた感じですね」

──狙いはRoad to UFCですか。

「Road to UFC……Road to があれば良いなと思っています」

──ちらほら出場選手の名前も聞かれ始めています。

「マジすか。誰が出るのですか?」

──〇〇〇〇〇選手。×××××選手とか△△△△選手、交渉している選手はその数倍はいるかと。

「あぁ、〇〇〇〇〇選手の名前は聞いています。Road toがなければ、今年はどこででも試合をします。欲を言えば、ローカルでも構わないので海外のどこかでやりたいですが、そこは自分がやりたいからといって戦えるわけでもない。そうやって考えると、国内でも戦います」

──リングでも戦いますか? 完全に誘導尋問ですが(笑)。

「少なくともこの1年間、1度も声が掛かっていないので僕のことは興味ないですよ(笑)」

──アハハハ。ところでUFCを狙うことで、試合の機会が逸する。それがファイターにとって不幸という、大沢ケンジ理論も正しい一面があると思います。だからこそ、上久保選手のMMAが見たいですね。FINISH後は。朗報お待ちしています。試合が決まるのが、朗報ってどういうことかと思うのですが……。

「いや、ホントそうですよね(笑)。でも、フリーランスになってまだ4カ月ほどで。半年ぐらいは掛かるモノだと思って動き出しているので。ファイターに試合は必要です。でも田中(路教)選手とか、米国に住んでいてLFAもあれだけ試合を組んでくれないモノなのですか?」

──そこは近々、田中選手に現状を尋ねようと思っています。何か動きはあったようなので。

「田中選手はRoad toは無理なのですか?」

──やはりバンタム級は気になりますか(笑)。最近自分の耳に入って来るのが30歳ではなく32歳という数字なんですよね。

「32歳ですか……。30歳ぐらいまで取りたいってことですね(笑)」

──いやぁ、そこも思うんですよ。ジェンダーレスが当然の世の中で、なぜ年齢の区別があって良いのか。もちろん格闘技なので、考慮される点はありますが、一律っぽく通例になっているのは世の中に逆行しているかと。メディカルに掛かる費用が違うというのも、ではそのメディカルの費用が高くなる年齢も、これだけ医学が発達し人生100年と言われるようになっても20年前と同じなのかと。

「確かに、そうッスよね。選手寿命は長くなっているし、40歳越えてUFCチャンピオンになる選手がいるのだから……年齢差別(笑)。まぁ、強い選手はそこを越えて行けるのでしょうけど。

でも30歳から32歳には伸びた。僕は今年で30歳になるので、ここでRoad toがなければドサ回りする覚悟はできています」

■視聴方法(予定)
3月5日(日)
午前8時55分~ツイキャスLIVE
             
■対戦カード

<ライト級/5分3R>
日沖発(日本)
土屋大喜(日本)

<ライト級/5分3R>
上久保周哉(日本)
石橋佳大(日本)

<ライト級/5分3R>
寒河江寿泰(日本)
森戸新士(日本)

<IREコンバット柔術66キロ契約/10分1R>
村田卓実(日本)
杉山廣平(日本)

<73キロ契約/5分2R>
白木アマゾン大輔(日本)
竹内稔(日本)

<フェザー級/5分2R>
竹浦正起(日本)
江木伸成(日本)

<73キロ契約/5分2R>
小野隆史(日本)
大嶋聡承(日本)

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【Unrivaled02&Finish10】吉岡崇人に勝利、石橋佳大戦へ上久保周哉─01─前に岩本×タケット感想戦??

【写真】自分がある、あり過ぎる上久保は自分の言葉を持っています(C)MMAPLANET

2月26日(日)、東京都世田谷区のiTSCOMA STUDIO&HALL二子玉ライズで開催されたUnrivaled02で、上久保周也が吉岡崇人に勝利した。

その上久保、5日(日)には東京都港区のリバーサル田町芝浦スタジオで開かれるFinish10で石橋佳大と対戦することが決まっている。僅か1週間のインターバルで柔術黒帯に続き、元MMAファイターとグラップリングで戦う。かたやマットでポイント制、もう一方はケージでサブオンリーと違いがあっても、MMAで強くなるために組み技戦に挑む上久保のやるべきことは変わらない。

そんな上久保に吉岡戦の手応え、石橋戦の抱負を訊こうとしたところ、直ぐ隣にメインを戦ったばかりの岩本健汰の姿があり、自然発生的に両者に話してもらうこととなった矢先、岩本とで激闘を繰り広げたばかりのウィリアム・タケットが挨拶にやってきた。結果、岩本とタケットの歓談から、上久保の話を振ることとなった。


──せっかくなので本人を前にして、メインの感想をお願いできますか。

岩本 あっ。僕、上久保選手の試合が見られなかったので。勝った……15分がやりきったと聞いています。

「もう、いつのもヤツですよ(笑)。15分間、相手を固定していたス」

岩本 壁が無いから。

「そう……。でも、岩本君が負けたのショックだった、そうは言っても」

岩本 あと1年あれば、絶対に勝てそうです。

──おおっ!! 森戸選手とジョセフ・チェンの試合を見て、そして今日のウィリアム・タケット戦を見て、改めて岩本選手の強さが認識できた次第です。

岩本 正直、最初に組んだ時、レスリングは余裕だなって思いました。行ける……入ったら倒せると思いました。

「上の組手は、全然勝てそうだったよね」

──実は試合の試合前にケガをして、岩本選手からはレスリングに行けないという話を聞いていました。

「えっ、そうなの?」

岩本 ハイ。専修大レスリング部で水曜日に練習して、テイクダウンに入られた時に相手の指が食い込んで。それで、ブチって。速攻で帰宅して、ずっと休んでいました。だから四つ組みとかはやらなかったです。でも、レスリングでは絶対に勝てると思います。

──昨年のADCCオセアニア・アジア予選、ジョセフ・チェンを破ったのは延長サドンデスでした。今日、終盤パスを取って同点、そしてサドンデスになれば行けたかも……と。そして、そのパスももう少しという風に見えました。

岩本 毎回、僕の場合は……。

ウィリアム・タケット(がやって来て) アリガト。

岩本 凄く勉強になったよ。今回の試合前にBチームで練習したの?

タケット 1度だけね。そんなに行ってない、1度だけだよ。でもニッキー(ライアン)達と良い練習ができた。いやぁ、でも疲れたよ。日本に来るまで試合は10分だと思っていたんだ。

──えっ、そうなのですか。

タケット そうなんだ。だから、もう10分を過ぎるとホントもう動けなくなってしまった。

──77キロで2人の再戦が見たいです。できればADCC世界大会で。

タケット 次のアブダビには、僕は88キロでエントリーする予定なんだ。

岩本 じゃあ、今度はアンドリューが77キロで?

タケット そうなんだ。前回、アンドリューは西海岸予選に66キロで出て、減量し過ぎて力を発揮できなかったから。だから、僕はこれから体を大きくしないといけない。ケンタは体重、どれぐらいなの?

岩本 80キロ付近だよ。

タケット 僕もそれぐらいなんだ。

岩本 それよりヒザのケガの方は問題なかった?

タケット 大丈夫。まだ少し痛いけど。

岩本 でも、本当にヒザが柔軟だったよ。

タケット そうじゃないと戦えない(笑)。ただ、まだ100パーセントじゃないんだ。去年のADCC世界大会でデマテウス・シュゼンスキにやられて。

岩本 ああ、アオキロックでヒザをやったんだ。

タケット そう、アオキロックだった。カカトが捻る形だったから、ヒザがやられた。

岩本 ヒールフックみたいに極まったんだね。

タケット タップしたけど、間に合わなかった。いや、とにかく今日は戦えて光栄だったよ。本当にありがとう。アブダビでは77キロ級に僕がいなくても、アンドリューが必ず出るから。

岩本 楽しみにしているよ。こちらこそ、ありがとう。

タケット またオースチンにやってくるんだろう?  その時に!!

──という戦った者同士の会話でした。

岩本 スミマセン。質問の返答の途中だったのですが、最後のパスは普通の相手なら抜けていたと思います。でも、凄く柔らかくて。

「そんなにずらしている感じじゃなかったよね。見ている限りは」

岩本 足だけがふにゃっとしていました。普通だったら、あそこから行けるんですけど。

「岩本君のパスを耐えているって、見ているだけでも勉強になるから。でも、スタンドでテイクダウンが取れると思っていた」

岩本 今日のコンディションだと、あそこで攻められないのは仕方なかったです。

──ケガがなければ、と。そんななか、上久保選手は来週はFINISHで石橋佳大選手とのサブオンリーが控えているなかで、今日は吉岡崇人選手の引き込み2つのペナルティ4Pで勝利しました。

「完封したいという気持ちはずっとあったので。トップを取って、トップをキープする。パンチを落とせる場所にいることを意識して、相手の仕掛けは切りつつ自分の時間を長くすることを考えていました」

──上久保選手はMMAで強くなるためにグラップリングに出ています。

「ハイ」

──組み技系のグラップラーでも柔術黒帯の吉岡選手に対して、トップにいて噛みつきと担ぎパスを狙い続けるという戦い方を選択する選手がどれだけいるのか。ずっと吉岡選手のフィールドで戦い続けましたね。

「Unrivaledのルール上、-2Pが入った時点で付き合わないで、相手の回りをぐるぐると動いていれば勝てます。でも、自分は相手を削りに行くポジションにいることが一番落ち着ける。触ってこそ、だし。試合のなかで、そういう練習をしたいと思ってやっています」

──相手が、入れば足関節を使いこなす。そういう相手でも、やはりトップにいる戦いを選択できる……だけの自信がありますか。

「それをやりたい……というか(笑)。最優先は勝つことであること。それは間違いないです。仕掛けられると、しっかりと切らないといけないのも当然です。当然なんですけど、じゃあ遠くでグルグルとランニングしていれば良いのか、と。それは自分がMMAで勝つためには必要ないので」

──その理屈でいえばグラップリング界の強豪と戦って、そういう戦いを仕掛けることが上久保選手のMMAファイターの成長につながるということですね。

「そういう選手から上を取って、削っていかないと。柔術の強い選手と試合をして、テイクダウンにいかないで試合に勝とうと思ったら、その時点で自分の持っているカードが減ります。それはしたくない。自分の強いところで勝負できる──そういう強さと自分が欲しいから、グラップリングの試合にも出ているので」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
3月5日(日)
午前8時55分~ツイキャスLIVE
             
■対戦カード

<ライト級/5分3R>
上久保周哉(日本)
石橋佳大(日本)

<ライト級/5分3R>
日沖発(日本)
土屋大喜(日本)

<ライト級/5分3R>
寒河江寿泰(日本)
森戸新士(日本)

<IREコンバット柔術66キロ契約/10分1R>
村田卓実(日本)
杉山廣平(日本)

<73キロ契約/5分2R>
白木アマゾン大輔(日本)
竹内稔(日本)

<フェザー級/5分2R>
竹浦正起(日本)
江木伸成(日本)

<73キロ契約/5分2R>
小野隆史(日本)
大嶋聡承(日本)

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【Kombat04】国内でグラップリングが盛り上がる気配のなか、高橋Submissionはフィラデルフィアで戦う

【写真】ここで米国、しかもFLOGrapplingで配信される試合に出場する、それが高橋雄己(C)MMAPLANET

2月26日(日・現地時間)にペンシルバニア州フィラデルフィアのルクソール・フィラデルフィアで開催されるKonbat04のサブオンリー・グラップリング戦に高橋サブミッション雄己が出場し、ラミロ・ヒメネスと対戦する。

コンバットはFinishers Subonlyが主宰する3つの大会=Kombat、Open、そしてSurvivor Seriesの一つ。トーナメント戦でなく、スーパーファイトとタイトル戦というワンマッチ形式でイベントが実施されている。


高橋はEBIルールのバンタム級戦でヒメネスと対戦するが、同プロモーションの発表によるとランキング5位の相手だという。現状、6試合が明らかとなっている同イベント。恥ずかしながら、対戦相手もイベント自体はMMAPLANETでは全くもって情報を持ち得ていない。

そんななか国内では、1月22日のGladiator内で実現したジョゼフ・チェン✖森戸新士のフォークスタイルグラップリング・ウェルター級タイトル戦に続き、2月26日のUnrivaled02にはタケット兄弟、ジェイコブ・カウチの来日が決まっている。さらには3月5日には森戸、寒河江寿泰、白木大輔、日沖発、上久保周哉、竹浦正起、大嶋聡承らが出場するのFINISH10が開かれ、同月26日にはGladiator021でプログレス提供の組み技戦がマッチメイクされることも間違いない。

国内でグラップリングが盛り上がる気配を見せるなか、高橋がフィラデルフィアの──少なくとも日本国内では──名前が知られていない大会に出場するのが、彼らしく非常に興味深い。

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MMA MMAPLANET NEXUS28 o RIZIN アオキング一輝 ジェイク・ムラタ ファビオ・ハラダ 佐藤将光 修斗 唐沢タツヤ 寒河江寿泰 横山武司 河村泰博 渡部修斗 藤原俊樹 西岡裕 須藤拓真 高橋サブミッション雄己

【NEXUS28】河村泰博に挑戦、須藤拓真「寝ても立っても正直、勝てると思っています」

【写真】オレンジ色がまぶしい須藤。タイトル戦で、どのような進化の跡を見せてくれるか(C)TAKUMA SUDO

本日7日(日)、東京都新宿区のGENスポーツパレスで開催されるNexus28で、バンタム級チャンピオン河村泰博に挑む須藤拓真。
Text by Shojiro Kameike

2月13日に挑戦予定が王者のコロナウイルスに感染で延期となったタイトル挑戦だが、この間に須藤はRIZIN TRIGGERで元のベルトを持ち主である渡部修斗を破っている。元王者に勝利し、現王者に挑戦するという状況で須藤のモチベーションは。また柔術の一般クラスでの練習が中心の須藤に、MMAを戦ううえでの練習完勝などを尋ねた。


――おお、髪の毛の色が赤というかオレンジ色になっていますね。

「ハイ。本当はもっとスラムダンクの桜木花道みたいに真っ赤にしたかったんですけど、オレンジ色っぽくなってしまいました。でも、これも気に入っています」

――2月のタイトル戦が流れ、4月に今回挑戦する王座を返上した渡部修斗選手に判定勝ち。タイトルへのモチベーションが少し削がれたという時期がありました。

「そうですね。でも、やっぱりベルトは1回ぐらいは巻きたいと思っているので、2カ月前ぐらいからベルトを獲るために集中してやってきました」

――この間は柔術やグラップリングの試合は?

「柔術の試合にでもでたかったのですが、タイミングが合わなかったので練習に集中してきました。これだけ試合に出なかったのは、久しぶりです」

――その分、練習に力が入ったと。

「そうですね、特別何か新しいことをしたわけではないですけど、いつも通りやってきました。柔術の一般クラスで道着を着て練習をして。プロ練習に参加することもなく、出稽古は所英男さんの所プラスと遠藤(雄介)さんの心技館と以前と同じですね」

――そもそも、その2つのジムで出稽古を行うようになったのは?

「所プラスは共通の知人がいて、所さんから『練習に来てください』って連絡を貰って。所さんのところでは常に動くようなグラップリングで取り合いをしています。柔術家にいないスタイルですよね。

それと高橋サブミッション雄己選手や寒河江寿泰選手とか、強い選手が集まっていてレベルの高い練習ができています。高橋選手とは足の取り合いが多いですが、最近はパスをされそうになって防ぐとかという感じの攻防にもなっています。柔術だけだと練習相手が限られてくるのですが、所プラスでは道場の練習とは別の視点を持つことができます。」

――心技館の方は?

「心技館はエクストリームエビナの柳澤代表と親交があって、行かせてもらってきました。壁レスを中心に、ザMMAというスタイルの方と練習をさせてもらっています。いかにもMMAらしい練習は心技館さんだけでやっている感じです」

――エクストリームエビナと所プラス、そして心技館と軸を失わなくMMAにも生かせる練習になっていそうですね。

「柔術が好きだから柔術だけでも良いのですが、違う目線で技を見ることもできて。それが色々なスタイルの選手と練習できることの利点だと思います」

――ところで渡部修斗選手との試合では、足関節対策をされていたように見えました。これから、そういう相手も増えてくるかと。その点はどのように考えていますか。

「特にどうこうしようとは思っていないですけど、もう一つ上のレベルの足関節の練習をしようとDVDとかは見てきました。技術的にはあの時より全然進化していて、面白いモノを見せることができるかなと思います」

――ではチャンピオンの印象を教えてください。

「あんまりMMAではいない、引き込んでくるタイプですね。三角絞めとか上手なのかと思いますけど、自分も上から殴るタイプじゃないので、河村選手からすると自分は相性が悪いんじゃないかと。ガツガツと上からいけば三角も取りやすいでしょうけど。でも寝ても立っても正直、勝てると思っています」

――河村選手はそのガツガツという試合で、佐藤将光選手に完敗を喫しました。

「ネクサスが下に見られるので、そこは自分がチャンピオンになって払拭していこうかと」

――おお、力強い言葉です。

「もう一段階上を見せられると思うので、ぜひそこに注目してほしいです」

■ NEXUS28計量結果

<バンタム級/5分2R+ExR>
谷育磨:61.2キロ
西岡裕:61.50キロ

<バンタム級/5分2R+ExR>
ふくやーまん:60.85キロ
梶原敬弘:60.4キロ

<ストロー級/5分2R+ExR>
小林了平:51.95キロ
松尾剛:52.0キロ

<フライ級/5分2R+ExR>
藤原俊樹:56.35キロ
小林優:56.55キロ

<フライ級/5分2R+ExR>
オシモフ・トルキン:56.95キロ
島崎俊:56.55キロ

<フライ級/5分2R+ExR>
古賀優兵:56.45キロ
眞藤源太:56.4キロ

<62キロ契約/5分2R+ExR>
鶴屋健人:62.0キロ
竹下登:61.75キロ

<NEXUSバンタム級選手権試合/5分2R+ExR>
[王者] 河村泰博:61.15キロ
[挑戦者] 須藤拓真:61.1キロ

<フェザー級/5分2R+ExR>
横山武司:65.95キロ
ファビオ・ハラダ:65.6キロ

<フライ級/5分2R+ExR>
浜本”キャット”雄大:56.6キロ
田口滉人:56.4キロ

<バンタム級/5分2R+ExR>
森永ユキト:61.05キロ
唐沢タツヤ:60.85キロ

<バンタム級/5分2R+ExR>
ジェイク・ムラタ:61.05キロ
小倉卓也:60.95キロ

<バンタム級/5分2R+ExR>
岩松哲也:60.95キロ
アオキング一輝:61.0キロ

<バンタム級/5分2R+ExR>
大石真丈:60.55キロ
清水俊裕:60.7キロ

<フライ級/5分2R+ExR>
平井総一朗:56.5キロ
吉田哲之:56.35キロ

<フライ級/5分2R+ExR>
大谷啓元:60.9キロ
岡元飛龍:61.15キロ

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【RIZIN TRIGGER03】金太郎戦へ。投、掌、ヒザ=三種の神技=倉本一真─01─「完全にエグいのが入って」

【写真】Mr.TRIGGERへ、ケージのRIZINを牽引していく空気感すら倉本には漂い始めている。そういう意味でも、ストライカーとの対戦は非常に重要だ(C)SHOJIRO KAMEIKE

16日(土)に東京都調布市の武蔵野の森アリーナにて開催されるRIZIN TRIGGER03で、倉本一真が金太郎と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

倉本は今年2月、RIZIN TRIGGER02で加藤ケンジを相手に、グラウンド状態でのヒザ蹴りでKO勝利を収めた。IRE06の寒河江寿泰で、ヒザ着き掌底で相手の顔面を破壊してKO勝ちした試合に続くインパクトであった。さらに倉本にとっては、2020年3月以来となるケージでの試合で、様々なケージを活用した技術も披露している。

そんな加藤戦で見せたケージ技術について訊くと、倉本の新たな強さが見えてきた。


――2月のTRIGGER02における加藤ケンジ戦では、グラウンドでのヒザ蹴りで加藤ケンジ選手をKOしました。

「一方的な試合にすることができたかな、という感じですね。ケージでの試合ということで、テンションが上がっていたのかなとも思います。何より今はしっかり練習できているので、その自信が一番大きかったです」

――前回のインタビューでは、グラウンド状態のヒザ蹴りがあるRIZINルールを生かしたいという言葉があり、加藤戦はまさにその言葉通りの試合となりました。

「僕はガブりが得意なので、ガブってヒザを打てたら試合を終わらせることができる。それぐらいの自信があります。ただ、グラウンド状態でのヒザ蹴りってスパーリングでは練習できないじゃないですか。国内でRIZINファイターとONEに出ている選手以外は、グラウンドでヒザ有りのルールで試合していないし、まず危ない技なので……」

――ということは、練習ではガブってからヒザ蹴りという、打ち込みのみということですか。

「そうですね。スパーリングではガブってからのヒザ蹴りでボコボコにすることはないですよね。練習の中では、ガブりの状態になれば型だけはやる、というぐらいですね」

――その状態で実戦に投入する場合、本当に試合の中で見せられるのかどうか、不安な面はないでしょうか。

「不安はなかったですね。ただ……サポーターなしで、ガブった状態から人の頭にヒザ蹴りを当てるというのは、こっちも結構痛いなっていう(笑)」

――アハハハ。でもその痛みは、自分自身もしっかりヒザの先端を相手に当てることができている証ですよね。

「そうなんです。自分のヒザが相手の脳天へ……お互いの固いところが当たるので」

――ただ加藤戦では、グラウンドで相手をめくり、半身にさせてから顔面にヒザを突き刺してKOしました。あのヒザ蹴りはインパクトが大きかったです。IREで、ヒザ突き掌底を入れた時のように。

「ヒザ蹴りを打った自分が言うのもアレですけど……痛そうですよね。3発入って、最後はすごいのが入りました。頭や脳天を蹴るのって自分も痛いんですよ。試合中に痛みを感じることはないんですけど。でも固いところ同士が当たるので、自分では効いている感じが分からない。しかも相手はブロックするから、すべてのヒザ蹴りが頭に当たるわけじゃないですし。

でも、めくった状態や横からだと、頭じゃなくて顔に当たるじゃないですか。しかもスライディング気味に入って。ああなると、効いているなっていうのは分かりました。完全にエグいのが入っているなって」

――そのヒザ蹴りも含めて、とても活き活きと試合しているように見えました。

「前回の試合は、自分の中で迷いもありませんでした。相手は打撃が強いことも分かっていて、反対に僕が今までダメだったのは、そういう打撃をもらってしまうことだったんですよね。でもダメなところを改善して、だいぶ不安要素もなくなってきています」

――スタンドでは、打撃戦をするというよりも、相手が打撃を出す前に先手を打ちながらテイクダウンに持ち込んでいました。

「レスリング時代からそうなんですけど、自分のペースで試合をすることが重要なんです。やっぱり受け手になったらダメなんですよ。相手に対して『自分のほうが上だから、ちょっと見ていこうかな』と思っていると、やられたりポイントを取られたりして……。それは昔から同じなんです。

だから僕は常に、自分のペースで試合をする。自分から動く。それが一番良いのかなって思います。もっと打撃のカウンター狙いとか、そういうテクニックがあればいいんですけど、今はまだそんな巧さもないので」

――もともとレスリングが、それだけ短い試合時間で常にアクションを促し続けるスポーツですよね。やはりそのリズムが染みついているのでしょうか。

「そうですね。レスリングはアクションしなければ相手にポイントが入ったりするぐらい、常に攻めていかないといけない競技ですから。攻めて、攻めて、攻めて――。もちろん打撃のカウンター技術も練習しているし、それが加わればもっと成長すると思います。今も成長し続けているので、本当に楽しいですね。自分には伸びしろしかないです」

――あと加藤戦で見せたケージの技術でいえば、相手が起き上がろうとしたところを上から抑え込むのではなく、両手で押してケージに背中を着かせてから抑え込みに行きましたよね。ケージを使って相手を立たせない技術といいますか。

「あぁ~、それは結構使っていますね。今回の試合が終わってから、やっぱりケージが向いているって、いろんなところで書いてもらっているんですよ。自分ではそこまで意識していないんですけど、そう言われると、確かに得意な展開ですね」

――そういった部分で、加藤戦では新しい倉本選手を見ることができたと思います。

「そうですね。今はどんどん新しい武器も増えているので」

――前回のインタビューでは、これまでの試合では余裕を持って試合をすることで、敗北を喫したことについても触れていました。加藤戦でのメンタル面は……。

「相手のことをナメたり、油断したりっていうことは全くなかったです。試合前にケガをすることもなかったし、自分のコンディションも良かったし、気持ちも整っていました。やっぱり前の試合で負けたことが、良い勉強になったなと思います」

<この項、続く>

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【RIZIN TRIGGER02】加藤ケンジと対戦、倉本一真─01─「がぶるのが得意なので、無敵のルール」

【写真】がぶってヒザ、考えただけでも恐ろしい……(C)SHOJIRO KAMEIKE

23日(水・祝)、静岡県袋井市のエコパアリーナで行われるRIZIN TRIGGER02で、倉本一真が加藤ケンジと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

修斗を経て現在はRIZINを主戦場としている倉本にとって、今年1月に出場したIREは久しぶりとなるケージを使用した試合だった。掌底による衝撃のKO勝利を収めたIRE、そしてMMAとケージについて語り始めた時、倉本のファイターとしての強さが垣間見えた。


――倉本選手は2018年に修斗でプロデビューし、2020年大晦日からRIZINに出場しています。修斗とは試合場もルールも異なるRIZINで2試合を経験して、感想はいかがですか。

「RIZINでは、まだ自分は面白い試合ができていないと思うんです。RIZINでは、何だかんだ言って面白い試合をしなればいけない、という気持ちもあって」

――その面白い試合とは、どういった内容を指すのでしょうか。

「たとえば踏みつけやサッカーボールキックだったり、掌底もRIZINでは認められているじゃないですか。RIZINの試合をする時は、RIZINでしかできないことをやる。それは常に考えています」

――つまり、まだRIZINのルールを生かした試合ができていないということですね。

「はい、まだRIZINではやりたいことができていないんです。あとは4点ヒザですね。僕はがぶるのが得意なので、無敵のルールだと思うんですよ。今はまだその体勢になったことがないんですけど……」

――倉本選手を相手にテイクダウンを仕掛けると、がぶられるか投げられる可能性があるので、相手も仕掛けづらいでしょう。

「そうですね。今まで僕にテイクダウンを狙いに来た選手は、いないかもしれないです。そうなるとスタンド勝負になってしまうのが現状ですね。まだまだ、これからですけど」

――掌底といえば、今年1月にはIREに出場し、寒河江寿泰選手に掌底でTKO勝ちを収めました。

「はい。IREのために掌底を意識した練習をやってきて、掌底が認められているRIZINルールでも生きると思います」

――IREでは、スタンド状態での掌底が禁止されています。一方で、グラウンド状態となるヒザ着きで掌底を当てた時、手応えはありましたか。

「手応えはありました。ルール上は、足の裏以外のどこかがマットに着いていたらグラウンド状態だと言われていて。だから僕は計量の時も、試合当日もレフェリーに確認したんですよ。本当に良いんですよね? ヒザを着けば掌底を出していいんですね、って」

――結果、そのヒザ着き掌底を受けて寒河江選手は顔面を負傷しました。

「あれは試合でやろうと、何回も練習していた技でした。それが完全にハマりましたね。僕が上のポジションで、相手がガードポジションになっても、僕はガードの中に入るつもりはなかったです。相手は一流のグラップラーでしたから、その土俵に入るようなことはしたくなかったので」

――勝負なのに寒河江選手を相手に、足関勝負をする必要はないですしね。

「寒河江さんは足関のスペシャリストですからね。でも実は僕、足関は結構得意なんですよ」

――えっ、そうなのですか。

「Me,Weで山﨑(剛、リバーサルジム新宿Me,We代表)さんから足関を習っていて。僕もMMAを始めてから、最初は足関をやるつもりはなかったんです。でも練習しているうちに、コレはいけるなと(笑)」

――そうであれば、倉本選手の足関節技も見たかったですね。

「アハハハ、寒河江さんを相手に、自分から足関を仕掛けることはないです。でも、その体勢になれば本気で足関をやるつもりでしたし、極めることができる自信もありました」

――今後はMMAでそんな展開が見られるか、とても楽しみです。

「IREは、僕の中ではMMAをするつもりでした。グラップリングではなく、MMAをやろうと」

――IREでMMAをする……同じMMAと呼ばれていても、プロ―モーションごとに細かくルールは異なります。倉本選手の中では修斗でもRIINでも、あるいは北米のプロモーションであっても、全て同じMMAとして戦えるのですか。

「リングとケージでは違いもありますけど、僕はそこまで意識していないです。RIZINは一番ルールが違いますけど、僕にとっては全てMMAです」

――では今までリングで戦ってきたRIZIN本戦と、今回はケージを使用するRIZIN TRIGGERの違いは意識しますか。

「そこまでは意識しないですけど、ケージで戦うのは好きです。僕はケージで育ってきました。修斗からケージでやっていて、IREでは久しぶりにケージで戦って……テンションが上がりますよね」

――ケージで戦うとテンションが上がるというのは、日本のMMAでケージが普及していくなかで、初期はよく言われていましたね。ケージが閉まるガシャンという音で、気持ちが変わると。

「それは分かります。あぁ、このケージの中で殺し合うんだなって」

――今、グッとファイターの顔になりましたね。

「RIZINのリングも、テンションは上がるんです。ケージほど閉鎖的ではないけど、お客さんから丸見えで、普段は聞こえないような声援があって。ただ、ケージはまた別のテンションになります」

――殺し合うという言葉が適切かどうかは分かりませんが、倉本選手にとってMMAとは、そうした気持ちを持って戦うスポーツなのですか。

「殺し合いです! まぁ言い方は良くないかもしれないですけど。でも、それぐらいの気持ちを持って戦うほうがいいと思っています。ちょっとでも優しい気持ちを持っていたら勝てない。ここ最近の試合で、そう感じました」

<この項、続く>

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IRE06 MMA MMAPLANET ONE 倉本一真 寒河江寿泰

【IRE06】ヒザ着き掌打が炸裂! 倉本一真が寒河江寿泰の顔面を破壊してTKO勝ち

【写真】この状態からヒザを着いて掌打を放つという技も見せた倉本が勝利(C)MMAPLANET

<63キロ契約/7分1R>
倉本一真(日本)
Def. by TKO
寒河江寿泰(日本)


倉本がいなしながら寒河江をケージに追い込んでいく。ここで倉本がヒザを着いて掌打を繰り出す。寒河江がケージから離れると、追いかける倉本がケージ際に追い込んで、ヒザ着き掌打を当てていく。さらにガブりながら、シングルバックで掌打を連打すると、レフェリーが試合を中断。寒河江の右目が大きく腫れ、鼻血も出ており、レフェリーが試合をストップした。


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