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【Shooto2022#01】チャンスを逃さない宇佐美正パトリック、右の連打で菅原和政をマットに沈める

【写真】ダウンを奪ってからの連打は凄まじかった(C)MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
宇佐美正パトリック(日本)
Def.1R4分54秒 by KO
菅原和政(日本)

サウスポーの菅原に対して右ハイを繰り出したパトリック。前に出たところで、菅原の左ローが下腹部に入り、試合は一時中断する。再開後、菅原が左ハイとワンツー。パトリックが左フック、左前蹴りで菅原を下がらせる。菅原は左ジャブで牽制、パトリックが左ハイを放つも尻もちを着いてしまい、菅原が上を取る。すぐに立ち上がったパトリックがケージに押し込むも、離れて打撃戦に戻った。互いにローで探り合うなか、パトリックが右フックから左を返した。菅原は左ミドルハイから左ロー。パトリックは左ミドルの蹴り足を掴んで右フックを打ち込む。

パトリックがプレッシャーを強めるが、菅原も押し返す。相手の左側に回りながら右ジャブと左ハイを放っていく菅原。パトリックも左アウトローで菅原の動きを止める。そして飛び込みながらの左フックで菅原のバランスを崩させたパトリックが、そのままパンチで攻め込んでいく。体勢を戻した菅原は左ミドル。パトリックの右フックも顔を背けてかわした。残り40秒でテイクダウンを仕掛けた菅原だったが、パトリックはバックステップでかわした。さらに菅原が前に出てきて右フックを繰り出すも、カウンターの右を合わせたパトリックがダウンを、立ち上がった菅原に右の連打を叩き込んでレフェリーストップを呼び込んだ。


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【修斗】速報中!PROFESSIONAL SHOOTO 2022 開幕戦

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さてさて今日は修斗の戦い初め。後楽園ホールでPROFESSIONAL SHOOTO 2022 開幕戦が開催されます。メインは修斗環太平洋バンタム級チャンピオン決定戦。小野島恒太と藤井伸樹が激突します。さらに修斗を席巻し始めたEXFIGHT/LDH martial artsから中村倫也と宇佐美正パトリックが参戦。2022年の台風の目になる可能性十分で目が離せません。さらに女子の試合も多数配置されて見どころ十分。今宵も後楽園ホールから電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。

なお、出場予定だった内田タケル、森田興希は新型コロナウィルス陽性と診断されたため今大会を欠場、予定しておりました試合は中止となりました。
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【Shooto2022#01】中村倫也戦へ、野尻定由「凡人がバケモノを倒す。それがMMA」

【写真】えげつないマッチメイクは、野尻にとってチャンスでもある(C)MMAPLANET

16日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#01で、野尻定由が中村倫也と対戦する。

ザ・エリート、生まれながらMMAの王道を歩んできた中村に対し、野尻は地元で有名な料理屋の息子として育ちながら、ビーバッブハイスクールのモデルとなった高校の芸能科に歌を歌って入学し、追い込み練習の後にブルーハーツの曲で体力をつけてきたという変わり種だ。

MMAファイターとしては雑草中の雑草は自らを凡人と評する一方で、中村が口にした「UFCでチャンピオンになると断言している人間と、ソレを口にすることができない人間の差は出るとは思っています」にはカチンときていた。15歳からMMAに賭けてきた凡人が、その胸中を吐露した。


――日曜日の中村倫也選手との試合が迫ってきました(※取材は1月12日に行われた)。率直にこのオファーがあった時は、どのように思いましたか。

「そうっスね。ピンチであり、チャンスである試合だと思いました。一応、修斗での位置的には自分の方が上なんですけど、中村選手は凄く強い選手なので……。まぁ、下から追い上げられているなと」

──この試合が決まった時、えげつないカードだなって思いました。アマ修斗、九州から育ってきた若い野尻選手を中村選手のステップアップの材料にするんだと。もちろん、勝負ですから、誰と戦っても勝つしかないのがファイターの生き残る術なのですが……。

「ジム全体で『この野郎』という空気にはなっていました(苦笑)。舐めんなよっていうのもあるし、自分にとっては正念場でもあります。最近、余り勝てていないですし」

──とはいえ小野島恒太選手と石井逸人選手、キャリアが4倍ぐらいあるタイトルに絡んだ選手とドローです。Road to ONEでプロMMA初黒星を喫した山本空良選手は実質、1階級上の選手でした。

「圧力で負けていましたけど、当日計量で同じ体重でやっているので、そこは言い訳にできません。NEXUSのチャンピオンに負けて、修斗の皆さんや応援してくれた人たちの期待に応えられなくて悔しい試合になりました」

──初めての敗北から学べたことはありましたか。

「わざわざ相手の得意な寝技に付き合ってしまったことは反省しています。自分はオールラウンダーなので自信はあったのですが、そういうことをする必要はなかったです。打撃でも勝負できていたはずなので」

──では今回の中村選手との対戦、そのウェルラウンダーという部分でどのような戦いをしたいと考えていますか。

「自分はMMAのキャリアでは中村選手より長いので……でも中村選手はレスラー上がりだけど、偏っていないMMAファイターですよね……。そうッスね、今回は……今回も……う~ん……でも、経験の差を見せようかと思います。

やっぱり食われてなるモノかっていう意地はあります。あっちも格闘技とかレスリングに賭けてきたんだろうけど、こっちだって15歳から賭けてやってきたんで。上手くいったり、いかなかったりあるけどUFCを目指してやってきたんで……」

──その言葉はMMAPLANETのインタビューで、中村倫也選手が『UFCでチャンピオンになると断言している人間と、ソレを口にすることができない人間の差は出るとは思っています』と言っていたことに対するリアクションでしょうか。

「まぁ、そうッスね。あのインタビューを見て、『俺だってそのためにやっている』とは思いました。中村選手は強いと思います。身体能力が凄く高いバケモノみたいな選手だろうけど……そういう奴を倒せるのが、MMAの面白いところなので。

MMAは身体能力の差を埋めることがでる競技だと思っているので。バケモノを倒したいですね」

──そのバケモノと戦うために、何か特別な練習はしてきましたか。

「出稽古はやっていないです。赤崎道場でずっとやってきました。この試合が決まる前から、前回の試合でフィジカルや圧力で負けてしまっていたので、フィジカルとスタミナは鍛え直してきました。

ホント……相手はレスリングのU23の世界チャンピオンで、ずっとエリートなんですけど……。自分はMMAを始める前は凡人以下で、勉強もスポーツも何もできなかったです。でも、ずっとMMAに賭けてやってきたので……凡人がバケモノを倒す姿を皆に見てほしいです。それがMMAなので」

■視聴方法(予定)
1月16日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2022#01対戦カード

<修斗環太平洋バンタム級王座決定戦/5分3R>
小野島恒太(日本)
藤井伸樹(日本)

<バンタム級/5分3R>
野尻定由(日本)
中村倫也(日本)

<ライト級/5分3R>
菅原和政(日本)
宇佐美正パトリック(日本)

<ストロー級/5分3R>
新井丈(日本)
木内“SKINNYZOMBIE”崇雅(日本)

<フライ級/5分3R>
関口祐冬(日本)
内田タケル(日本)

<女子スーパーアトム級/5分2R>
黒部三奈(日本)
宝珠山桃花(日本)

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
久遠(日本)
加藤春菜(日本)

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来(日本)
小生由紀(日本)

<52キロ契約/5分2R>
杉本恵(日本)
ソルト(日本)

<フェザー級/5分2R>
木下タケアキ(日本)
工藤圭一郎(日本)

<ストロー級/5分3R>
阿部マサトシ(日本)
牧ヶ谷篤(日本)

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ABEMA MMA MMAPLANET ONE ONE Heavy Hitter UFC レアンドロ・アタイジ 中村倫也 修斗 宇佐美正パトリック 岡見勇信

【ONE Heavy Hitter】アタイジ戦へ、岡見勇信─02─「自分を全部出すので、それを見てもらいたい」

【写真】岡見勇信は決してスーパーマンじゃない。だからこそ、偉大だ (C)MMAPLANET

14日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Heavy Hitterでレアンドロ・アタイジと対戦する岡見勇信インタビュー後編。

現役兼指導者として、この2年は後者の役割が多くのパートを占めてきた岡見には、戦いたい気持ちと戻る必要があるのかという葛藤があった。

アタイジ戦を前にした現役ファイター、そして後進を育てる立場の岡見勇信の言葉を伝えたい。


──ではアタイジの印象を教えてください。

「ずっとONEで戦っている選手ですよね。ONEのミドル級といえばンサン、アタイジ、ヴィタリー・ビクダシュ、この3人で。ウェルター級でやっている時は別の階級だから、そういう意識でしかなかったのですが、いざミドル級で戦うことを決めると戦ってみたいのはンサン、そしてアタイジとビクダシュだったんです。

そんな呑気に戦っている年齢でもないので。良い、強い選手ということで彼らと戦いたいとリクエストもしていました」

──自分が持ち続けている岡見勇信のイメージだと警戒はしても、苦戦をしてはいけない相手、それがアタイジの印象です。

「フフフフ。そう言ってもらえると嬉しいです」

──パワーと瞬発力はある。ただし、持続しない。単発です。デカくて動ける選手と戦ってきた岡見選手が、そこを封じ込める試合を勝手ながら期待しています。

「そうですね。過去のことをいってもしょうがないですけど、UFCミドル級でやってきたという自負もありますし、今、自分がやっていることをぶつければしっかりと勝てる相手だと思っています。

荒さがアタイジの良さでもあり、弱点でもある。ガードも下げて、意外とカウンター待ちの選手で。パワフルだけど、駆け引きが単純ではないので警戒は必要です。テイクダウンも打撃もパワーがありますよね。ただし、ここが凄いというのは見えてこないファイトで、やり辛さを上手く使っている選手です。

相手のことも勿論考えますけど、自分ですよね。自分が信じているモノを15分間、アタイジにぶつけ続ける。それが通じるかどうか、そこを貫くことです」

──メインカードでないということは気にしますか。

「まぁ、もうそれはONEに来てからはどうとも思っていないです。2年振りの試合ですし、またここからなので何試合目だろうが、そこは意識していないです」

──93キロで戦うと練習相手というのは?

「内藤(由良)君……内藤君は試合が決まる前にパンクラスで試合があるということで、ガッツリとやって刺激を投入してもらい、凄く良い練習ができましたね。自分の試合が決まると内藤君は試合が終わったので、シビサイ頌真とずっとやってきました。ヘビー級の彼とマンツーで勝負して……アタイジも大きいので、サイズとパワーに慣れるためにシビサイとずっとやってきました」

──ミドル級での目標がンサン戦のようにも感じますが、チャンピオンのライニア・デリーダに関しては?

「う~ん、それはンサンが大好きな選手だからです。同じアジア人としてミドル級、ライトヘビー級でチャンピオンになることの大変さは自分が一番知っているつもりです。何より戦い方もアグレッシブで、フィジカルも強い。勝ちっぷりも凄くて、ある意味リスペクトしていたんですよね」

──岡見選手ならではの含蓄のある言葉です。

「ウェルター級だったので戦う相手とは全く意識していなかったのですが、ONEで一番好きな選手だから試合もずっと追っていました。ただ自分のなかでミドル級転向を考えるようになると、やはり一番に頭に浮かんだのはンサンとの試合でした。ベルトを取られてしまったことはショックでしたが、僕がベルトを取りに行く過程に彼はいます(笑)」

──ということはベルトを狙って、ONEで戦い続けるということですか。

「もちろん、その気でいます。そこがなければ意味はないです。この1戦が最後、ンサンとやって終わりとかっていう気持ちでMMAを続けることはできないです。だからといって先のことを考えているわけでもなく、目の前にある試合に勝つことに集中し、そこで勝つと次があるというだけですけどね。

だけどここで終わりとか思っていたら、こんな苦しい想いをして練習はできないです。MMAを戦うならベルトは狙わないと」

──引退を決めて、最後の数試合とか考えると……。

「できないです。区切りをつけることはない。でも、それは格闘技ですから自分のなかで分かることです。僕はベルトまで走り続ける意欲を持ち続けています」

──POUND STORMで引退試合という仮説が、全く外れました(笑)。

「POUND STORMはそういう場にしちゃダメです(笑)。夢を持ったファイターたちが主役になる舞台です。自分は戦っていく姿を彼らに見せるだけです」

──正直、指導者として彼らをリードする岡見選手に対し、選手たちも格闘DREAMERSのスタッフも弱いところがないスーパーマンのような存在として捉えているような節はないですか。岡見選手は常に自分の弱さと戦ってきており、スーパーヒーローではないのに。

「アハハハハハ。彼らが自分のことをどう見ているのか──それを考えたこともありました。おかしなプレッシャーを感じていましたよね。特に試合が決まる前は『こんな偉そうなことを言ってしまって……自分の試合の時はどうしようか』とか、考えちゃって(笑)。あと色々な選手のセコンドに就くことが多くて、これだけ試合から離れると意欲が戻らないようになっている時期もあり、そことの戦いもありました。

DREMAERS、GENスポーツの仲間のセコンドに就いていると、自分が試合をしていたらって想像をしちゃうんですよ。皆、緊張していて。『いやぁ、ここに戻る必要なくねぇか』とかね、思って(笑)。そういう気持ちが、凄く出てくるんですよ。だから正直に言うと、セコンドに就くのがきつくて(苦笑)。選手に寄り添っていると、感情が全部伝わってくるので。

試合が決まってからは特に『もうちょっとしたら、俺、ここに戻ってくるんだよな』みたいな感情もあって……いろいろと葛藤はありましたけど、結果として『これが岡見勇信だよ』っていうのを見せるしかないのかって。

戦う姿を見せる。どんな姿でも、戦い切らないといけない。試合だから、ファイターだから……人間だし、相手の方が強かったらしょうがないです。でも自分を出さずに負けるとか、諦めるとか──そんな風にならず自分を全部出すので、それを見てもらいたいです。それが今の気持ちです」

──岡見選手の2日後に中村倫也選手と宇佐美正パトリック選手が修斗で試合をします。

「そりゃあ繋ぎたい気持ちはあります。強い姿、勝って……試合を通して彼らにエールを送りたい。現役兼指導者として、EXFIGHT、GENスポーツの若い選手たちに試合を通して言葉でなくメッセージを伝える。この2年間、多くの選手を送り出してきたので、今度はそういう姿を見せないといけないと思っています。

試合が決まった時、最初の方はやっぱり怖くて。久しぶりに眠ることができない。眠りが浅いっていうことがあったんです。分かってはいたのに、忘れていたことがあった。朝に食欲がないとか(笑)。それもハードなスパーリングをこなして、吹っ切れました。ここにきて、生きている実感がしています。あとはやるだけっていうところまで、来ています」

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【Shooto2022#01】菅原和政と対戦、宇佐美正パトリック「西川君は顔が腫れてしまっていましたけど」

【写真】謙虚だが、自信に満ち溢れている様子だった宇佐美正パトリック (C)MMAPLANET

16日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで行うShooto2022#01で、宇佐美正パトリックが、菅原和政と戦う。

EXFIGHT所属、格闘DREMAERSでLDH martial artsとの契約を勝ち取ったパトリックは9月にプロ修斗でプロデビュー戦を戦い、11月にはVTJで2勝目を挙げた。

そしてデビューから5カ月目の3戦目で、キャリアで大きく上回る菅原と対戦することになったパトリック。菅原は前戦で修斗世界ライト級チャンピオン西川大和にRNCで敗れたものの、大きく左目を腫らせたことに触れ「僕は綺麗な顔で試合を終わらせる」と断言した。


──まず、メリークリスマスです(※取材は昨年12月24日に行われた)。

「ホント、クリスマスですよね。クリスマスって気分全くしないですね(笑)。でも、別に良いですかね……別にそういう空気で遊んでも楽しくないですし、俺は殴り合っている方が楽しいんで(笑)。それが仕事ですからね。別に遊ぼうとも思わないし、試合が決まったので、倒すだけっていう気持ちだけで日々を過ごしています」

──その決まった試合ですが、菅原選手とプロ3戦目を戦います。

「ハイ。次の試合は1月だろうなって感じで、準備はしておこうと前の試合が終わった時から思っていました。1戦目と2戦目はスパンが短かったので、そこに関して岡見さんに相談させてもらって。岡見さんも『試合はデキる時にどんどん出ていた方が良い』ということでしたし、もう11月の試合後は1、2週間休んでからいつでも戦えるよう心も体も創ってきました。フィジカル的にも問題ないですし、グラップリングも成長してMMAっぽい動きになってきているので、色々と試すことができればと思います」

──その休息期間で大阪に戻ることは?

「いえ、なかったです。大阪に帰ると親父に甘えてだらしなくなってしまうことがあるので、東京で自分と向き合ってリラックスしていました」

──逆に東京にいると、皆が練習しているので体を動かしたくなるということはなかったですか。

「そこはオンオフを分けることはできています。休む時に休まないと、体がもたないです。ボクシングをやっていた頃もインターハイだと5日連続で計量があって、毎日試合をするとかだったので、体を休める大切さは身に染みて分かっているので」

──では菅原選手が対戦相手になったことについては、どのように思っていますか。

「VTJで西川(大和)君と試合をしていた時もそうですし、蹴りも含めて打撃も強いですし、グラウンドでもパウンドを効かせることができる面白い選手だと思います」

──過去2戦の対戦相手とはキャリア、そしてMMAの完成度が違う選手かと。

「全然違いますよね。凄く良い経験ができるんじゃないですかね。でも格闘技は強いヤツだらけで、いつかやることになる選手ばかりです。そのいつかが、今になっただけで。別に怖いとか全然ないですし、そういう選手に挑戦できるということで気合がメチャクチャ入っています。

VTJの野村選手との試合は打撃、壁レスと限定された戦いになったので、菅原選手との試合ではもっと色々な攻防を見せることができる……盛り上がる試合になるかなって思います。どの局面でもやりあえる自信はありますし、すぐに詰めて戦います。全然、譲る気はないです」

──そもそも前の試合でノンタイトルとはいえ修斗世界ライト級王者と戦った選手で、10月にはHEATでライト級次期挑戦者決定戦にも出ています。いわば日本のMMAプロモーションの王座挑戦目前にあった選手です。そこを食えば、プロ3戦目を終えた段階で王座が見えてくることになるかと思うのですが。

「正直、菅原選手が戦ってきている相手は凄くレベルが高いです。そんな選手を喰うと、めっちゃオイシイですよね。逆に菅原選手は絶対に負けられるかと思っているでしょうけど……。とにかく早く試合がしたいですね」

──2日前に岡見選手が、同じ日に中村倫也選手が試合をします。

「倫也さんとは同じ日に試合に出たかったので、そこでも盛り上がることができます。あと……正直な話、岡見さんからはGENで練習させてもらっていて、これまで知らなかった緊張感が伝わってくるんです。それを感じられること自体が有難い経験やなって思って。試合が決まってからの岡見さんは、眼つきや表情も違って戦闘モードに入っています。ピリピリしていて、自分のための練習をしている岡見さんからは、拘りの凄さが感じられます。ケージのなかでずっと続けていて」

──パトリック選手もケージに入ると気持ちは変わりますか。

「練習でもケージに入ると、バチバチになります。やられたくないし、自分が一番弱いので、練習相手も全員倒さないと試合で負ける。そういう気持ちに僕はなります」

──そんななかTHE RAMPAGEのLIVEツアーFinalのステージを経験したそうですね。

「初めて1万人を超える人の前で舞台に立ってマイクでしゃべるって、試合とは全く違うのですが、緊張感が半端なかったです(笑)。体に悪いです」

──アハハハハ。

「先輩方も『大丈夫だから、堂々としておけ』って言ってくれて。ファンの人たちも凄く温かく拍手してくれたのですが……もう内心ドキドキして、汗が凄かったです。でも本当に皆が温かくて、あの場に立っていてホッとしました」

──その経験も将来に役立ちそうですね。

「あの緊張感は役立つと思います。まだ何も決まっていないですけど、POUND STORMに出て、これまでより多くのファンの前で戦うとしたら、あの舞台から1万人のファンの姿を見たことがあるのとないのとでは全然違うだろうし、あの経験は凄く生かせると思います。

あの場でマイクで話させてもらって、僕ってこれまでちゃんとアピールできていなかったなって思ったんです。だからPOUND STORMに出てしっかりと勝って、皆に名前を覚えてもらいたいなって。

もちろん、今は1月の試合に向けて調整していますけど、4月はもっと強い相手と戦いたいと思っていて……そのためにも菅原選手を相手に『ヤバッ』、『エグッ』、『パトリック、めっちゃ強くなっている』と思ってもらえる試合をしたいです。

西川君は顔が腫れてしまっていましたけど、僕は綺麗な顔のまま試合を終わらせます。もう動画を見ると、癖もすぐに分かったんで。多分×××××××で倒れると思います。俺、〇〇〇〇〇も強いんで」

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【Shooto2022#01】中村倫也&宇佐美正パトリック、揃い踏み。野尻定由、菅原和政と対戦!!

【写真】勝てば、ベルトが早くも見える相手と戦うことになった中村と宇佐美 (C)MMAPLANET

28日(火)、Sustainより2021年のプロ修斗公式戦第一弾に中村倫也と宇佐美正パトリックというLDH martial arts契約下にあるEXFIGHT所属ファイターの出場と対戦カードが発表された。

16日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#01は既に小野島恒太×藤井伸樹の環太平洋バンタム級王座決定戦、前スーパーアトム級チャンピオン黒部三奈の再起戦=宝珠山桃花を筆頭に女子戦が4試合、男子の試合では3回戦の関口祐冬×内田タケル、新井丈×木内“SKINNYZOMBIE”崇雅に加え3つの2回戦が発表されていた。

ここにFighter Battle Audition合格の中村と宇佐美が、3回戦で揃い踏みすることなった。


4月24日に両国国技館でPOUNDSTORMというLDH初の格闘技イベントの開催、ABEMAで格闘DREAMERS 2ndシーズンの中継が決まったなか、所属ファイターで初代DREAMERS=オーディション合格者の2人が修斗公式戦2戦目で、3回戦で戦う。

最短距離でUFCを目指す中村倫也の対戦相手は、修斗で4勝2分&Road to ONEで1勝1敗の野尻定由に決まった。

バンタム級期待のファイターは、唯一喫した1敗の相手は1階級上の山本空良で、既に昨年のインフィニティリーグで小野島、さらに石井逸人という環太平洋王座に絡む選手と2回戦ながらドローという結果を残している。

つまり、この試合に勝てば中村はベルトに挑む力を有していることになる。後日掲載予定の事前インタビューで中村は「テイクダウンに行き着く、ウェルラウンダー」と野尻を評し、「動いてコントロールする」と言い切っている。

一方、9月に修斗公式戦、11月にVTJと2連勝でデビューイヤーを終えたパトリックは、菅原和政と相対する。

菅原はVTJで現修斗世界ライト級チャンピオンの西川大和戦、10月にはHEATでライト級挑戦者決定戦で岡野裕城戦と連敗中だが、穴がなく組みという部分でパトリックを封じ込める力を有している。

そんな菅原戦に向け、パトリックも事前インタビューで「僕は綺麗な顔のまま試合を終える。ダメージなく終わる試合をすることで、実力を証明します」と、西川が左目を大きく腫らしたことを引き合いに出し、勝利宣言を行っている。

なお今大会のイベント名には「Supported by ONE Championship」と謡われておらず、2019年から3年の期間で結ばれたONEと修斗とのパートナーシップが更新されなかったことがうかがえる。もしくは現状も協議中であるのか。

あれだけ大々的にパートナーシップが結ばれた発表が行われ、特に「2019年1月以降に新たにプロフェッショナル修斗世界王者を戴冠した選手は、自動的にONE Championshipの契約選手になることができる」、「全日本アマチュア修斗選手権の優勝者は1年間、シンガポールに拠点を置くメガジム『EVOLVE』へ、奨学生として招聘される」という2点は、決して少なくないプロ及びアマ選手のキャリアアップに関係し、人生の影響を与えたのだから、SustainだけでなくONE Championshipからもファンへの報告を行うことは不可欠ではないだろうか。

解消か継続か、両者からの正式発表を待ちたい。

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【POUND STORM01】2022年4月24日。両国国技館でLDHが格闘技✖LIVEイベント=POUND STORM開催!!

【写真】ついにLDH格闘技イベントの日時が明らかとなった。選手の育成、マッチアップで完全ガチ路線のLDH martial artsが手掛けるMMAイベントはどのような大会となるのか (C)MMAPLANET

15日(木)に千葉県美浜区の幕張メッセで行われたTHE RAMPAGEのLIVEツアーfinalにおいて、LDH martial artsが4月24日(日)に墨田区の両国国技館において格闘技✖LIVEを融合させたイベント「POUND STORM」の開催と、FIGHTER BATTLE AUDTION=「格闘家DREMERS 2ndシーズン」がABEMAで放送スタートすることが発表されている。

LDH martial arts発足時より、選手の育成と世界に通用する格闘技イベントを開く──髙谷裕之代表が語っていてプランが、作戦の格闘家オーディションと選手契約=中村倫也、宇佐美正パトリック、アマの域を越えたアマ大会=EXFIGHTシリーズと実行され、ついにPOUND STORMというプロ&エンターテイメント・イベントの実現に至った。


POUND STORMのホームページには「LDHが仕掛ける新たな格闘エンターテイメント。格闘技✖LIVE」という文字が踊り、パトリックの修斗デビュー戦、FIGHTER BATTLE AUDITONの模様に続きGENERATIONS from EXILE TRIBE及びTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEという格闘DREMERSにも関係のあった面々が紹介され──「そして夢を追いかける男達による新たなエンターテイメントが生まれる。LDHによる格闘技の新たな歴史のはじまりを目撃せよ」と結ばれている。

LIVEとMMA戦の融合──そこに中村や宇佐美らの契約選手や、放送日時がアナウンスされた格闘DREAMERSシーズン02からの新規契約ファイターが出場することはまず間違いないだろう。

そしてLDH martial arts所属のファイターといえば忘れてならないのが岡見勇信、さらには直系のEXFIGHT所属選手たちの登用、プロで戦う力がありながらEXFIGHTに出場している将来性の高い他ジム所属選手たちの参戦はあるのか。加えて関係他プロモーション出場選手、海外からファイターの招聘など、今後の発表を待ちたい。

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DEEP DEEP JEWELS35 MMA ゆりな 中村倫也 宇佐美正パトリック 藤田大和 藤田翔子

【DEEP JEWELS35】ドリーマーとDREMERS、藤田翔子─02─「もう中途半端に終わりたくない」

【写真】実弟、DEEP暫定フライ級王者の藤田大和と(C)MMAPLANET

11日(土)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS35で、ゆりなと対戦する藤田翔子のインタビュー後編。

プロデビュー後2試合はストロー級で試合をしてきた藤田だったが、いずれも減量で苦戦。2戦めは計量をクリアできず、今回から極真空手時代に近いフライ級で戦うこととなった。
その一方で、培ってきた空手のスキルを、どうMMAに生かすのか。ゆりな戦は、新しい藤田翔子を見せるための試合となる。

<藤田翔子インタビューPart.01はコチラから>


――藤田選手はEXFIGHTの大会会場で、イベントスタッフをされていますよね。現在はEXFIGHTジムのスタッフでもあるということなのでしょうか。

「はい。知人からEXFIGHTジムのお仕事を紹介してもらいました。イベントを手伝うだけでなく、ジムのトレーナーもやっています。一般会員さん向けのレッスンとか。たぶん打撃のミットを持てる人が欲しかったんだと思いますけど。私、自分でもミットを持つのは上手いと思っています。実家のドリーマージムでは、大和のミットを持っていましたから」

――えっ、大和選手の中学時代や高校時代の試合映像を見たこともあるのですが、あのパンチを受けていたのですか……。

「大和が高校生の時ですね。私はそんなに望んでいないし、大和もミットにこだわるから、タイミングが合わないと、嫌な顔をするんですよ(笑)。だから私のミットも成長したと思うんです。さらにEXFIGHTジムで働き始めて、ミットを持つことが増えたから、前腕の筋肉もついてきました(笑)」

――なるほど。ジムで練習はしていないのですか。

「今は、練習しているのはMe,Weだけですけど、格闘DREAMERSをやっていた頃は、仕事の前に練習へ加えてもらっていました」

――中村倫也選手や宇佐美正パトリック選手と一緒に練習していたのですね。

「そうなんです。スタッフだから特別に……ということだったと思うんですけどね。今でも倫也やパトリック、ほかのDREAMERSメンバーと意見交換していますよ。私であれば、次は柔道出身の選手なので、柔道経験者のメンバーに意見を聞いたり。そこは私のほうが先にプロになっているとか、そういうことは一切関係なく。

あと彼らは格闘DREAMERSで、私の実家もドリーマージムじゃないですか。同時期にMMAをやっていて、一緒に練習させてもらって――ありがたい縁だなと思っています」

――分かりました。キャリアのお話に戻りますが、アマチュアの試合でケイト・ロータス選手に勝利し、2021年3月にプロデビューしました。ここまで1勝1敗という戦績は、どう捉えていますか。

「あの試合では、相手の要求で初めてプロ用の薄いグローブで試合したんですけど、気持ち良いなと思いました」

――極真会館では素手によるフルコンタクト空手を戦ってきたので、アマチュア用の厚いグローブは慣れなかったのでしょうか。

「薄いグローブのほうが、やりやすいです。パンチを打っても、アマチュア用のグローブだと殴っている感触も無くて。それと薄いグローブのほうが、組んだ時も相手にエスケープされにくしですし」

――なるほど。そのロータス戦を経て、2021年3月にプロデビューしました。ここまで1勝1敗という戦績は、どう捉えていますか。

「自分としては、誰よりもプロの試合で戦うっていうことに対して強い想いを持っていたはずなのに――減量で苦戦して」

――そうですね。デビュー戦は相手のアミバ選手が計量オーバーとなりましたが、藤田選手も再計量でパス。続く2試合目は、藤田選手が計量をクリアすることができませんでした。

「はい、デビュー戦から減量で苦戦しました。空手時代は当日計量で55キロまで落としていたので、プロの前日計量だと、もっと落とせると思ったんです。それで山﨑さんと相談して、ストロー級で戦うことに決めたんですが……」

――しかし、1度目の計量をパスすることができなかった、と。

「あの時は、周りの皆さんのおかげで再計量をパスすることができました。でも次の試合では私が――結局、計量をクリアできたほうが勝った場合のみ公式記録に残る、っていう試合ばかりなんです」

――そうなると試合当日のコンディションは、どのような状態だったのですか。

「正直、ダメでした。特に2戦めはフワフワしてしまっているというか。そんななかでも自分には『勝つしかない』という前向きな言葉を言い聞かせながら戦って。あの試合が終わってから山﨑さんと話をして、フライ級で戦おうと決めました」

――そのような経緯があって、今回は58キロ契約の試合となったのですね。

「ゆりな選手は普段バンタム級なのですが、58キロまで落とせるということで、この契約体重になりました」

――ストロー級で戦うのとフライ級で戦うのとでは、減量スケジュールも違うでしょうし、それは練習にも影響を与えてくるかと思います。

「ストロー級では、最後は水抜きをしていました。でも今回は、それほど水抜きの必要もないし、それは練習にも試合にも良い影響が出てくると思います」

――減量も行いながら、しっかりと相手の対策もできるということでしょうか。

「はい。今は、ゆりな選手の映像を見ながら対策を練習しています。階級も上がるし、これまでよりも体格が大きい相手ですけど、大和や男子選手と一緒に練習しているので、そこは問題ないと思います」

――藤田選手の場合、これまで培ってきた空手のスキルをどうMMAにアジャストするかが重要になってくるかと思いますが、MMAではパンチを中心に戦う場面も見られます。

「蹴りを出すことが少なくなっていますよね。やっぱりミドルをキャッチされるんじゃないかと不安になったこともあって。だから今後は、蹴りの数を増やしていきたいです。あとは距離感。極真空手って、超接近戦じゃないですか。そのなかでも、距離感が近いと極真の頃から言われていました。背が高くて、足の長さもあるのに、距離が近すぎると」

――ゆりな選手が相手だと、距離が近ければ組んでテイクダウンを狙いに来るでしょう。

「テイクダウンを狙ってきて。私に打撃を出させないようにしてくると思います。そんななかで、そこで蹴りをたくさん見せられたらなと思います。それに今は柔術や寝技も練習していて、寝技になってもいけます」

――今回のゆりな戦が、初めてのフライ級戦です。MMAを戦ううえで、今後の目標を教えてください。

「私は全日本で優勝できずに空手を引退しました。もう中途半端に終わりたくない。大和から言われているのは、最低でもベルトを獲れ――MMAでベルトを巻けるよう、勝ちます」

■視聴方法(予定)
12月11日(土)
午後5時45分~USPWN PPV配信 & ニコニコ生放送 PPV配信

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MMA ONE VTJ VTJ2021 キック 宇佐美正パトリック 野村駿太

【VTJ2021】宇佐美正パトリックが野村駿太から左フックでダウンを奪い、プロ2戦めは大差の判定勝ち

【写真】左ボディと左ヒジを当てたパトリック、さらに左フックでダウンを奪った (C)MMAPLANET

<ライト級/5分2R>
宇佐美正パトリック(日本)
Def.3-0:20-17.20-17.20-18.
野村駿太(日本)

野村はガードを下げて遠い距離から踏み込み、パトリックはガードを上げて迎え撃つ。互いのバックボーンが明確な形で試合がスタート。野村の右バックスピンキックの打ち終わりに、パトリックが右ローを返した。そしてパトリックが組み付き、左腕を差し上げて野村をケージに押し込んでいく。野村が右オーバーフックに捉えると、パトリックはクラッチを外して左のフックを放った。

離れてケージ中央に戻った両者、パトリックの左目上に大きな傷が見える。パトリックは一度相手をケージに押し込むが、打撃戦では野村が首相撲からショートレンジのヒジを当てる。野村が右ローから右ショートのストレート。離れ際にパトリックがパンチを放つが、野村はバックステップでかわす。組み合いの攻防では、パトリックがケージに押し込む。野村が離れると、パトリックの左ボディが当たり、野村の動きが止まった。

もう一発ボディを放ったあと、俄然パンチと、首相撲からのヒザ蹴りを突き刺すパトリック。グラウンドではパウンドを放つがスタンド戦を要求し。スタンドに戻るとパトリックは左ヒジからヒザ蹴りを連打し、さらに前蹴りをボディに突き刺して野村に背中を着かせた。

最終回、野村が右ローから右の打ち下ろし。さらに半身の体勢からサイドキックを放つ野村に対し、パトリックはパンチから組み付いていく。野村は両腕を差し上げてからヒザ蹴りを突き刺すと、パトリックは離れた。首相撲から右ヒジを繰り出したパトリックが、そのまま相手をケージに押し込んだ。ケージ際で首相撲からヒザ蹴りを出す野村に、パトリックは離れてから左ボディ。続いてパトリックは組み付いて野村をケージに押し込む。

倒せないとみるや離れたパトリックに対し、野村は右のスピニングバックフィスト。パトリックはやはり組み付いて野村を押し込んでいく。ここでブレイクがかかり、ケージ中央で再開すると、飛び込んでくる野村にパトリックがパンチを当てる。しかし離れた野村もワンツーを当てる。パトリックは組み付いてケージに押し込むもブレイクに。ケージ中央で再開後、パトリックが左フックでダウンを奪った。野村を絶たせたパトリックは、またもパンチを当ててから組み付きケージ際でブレイクとなる。

残り30秒、打撃戦では最後にパトリックが右ストレートを繰り出してからダブルレッグで野村に尻もちを着かせた。最後はパトリックがケージ際で野村にパンチを落として終えた。

判定は2Rにダウンを奪ったパトリックの勝利。格闘DREAMERS出身のパトリックが、プロデビューから2連勝を飾った。


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【VTJ2021】平良達郎と対戦、アルフレド・ムアイアドが計量で見せた執念「ここには勝つために来たんだ」

【写真】計量ならびに会見もリモートで参加したムアイアド。こうしたコロナ対策のもと大会が開催される(C)MMAPLANET

6日(土)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催される1VJT2021のメインで平良達郎と対戦するアルフレド・ムアイアド。

地球の反対側から、大会前日までホテルで隔離という厳しい状態で来日した。そしてリモート計量で、動画の数字がよく見えないとナァナァにすることなく、平良の滞在するホテルに呼び、眼前に計量をさせることで納得した。

この勝利への強い執念が、拳に宿ると平良は簡単な試合にならないかもしれない。リモート会見後にムアイアドの話を聞いた。


──ホテルで隔離中ですが、計量と記者会見を終えました。今の気持ちを教えてください。

「調子は良いよ。ホテルで隔離というのは、ストレスにはなったけど試合に向けて最も対戦だったといえる計量を終えることができてよかった。こんな状態だから、せっかく日本に来ることができたのに、ホテルの外に出ることができず、日本を知ることができないのは残念だけど、また来日する機会を得られるよう頑張って、次はこの国を堪能したいと思う」

──隔離中に体を動かすことはできたのですか。

「スペース的には少し狭いというのあるけど、この状況だしできることはやってきた。計画通り、ここまで来ているよ。1日に2度、3度と練習してきたから体は十分に動く。そこは全く問題ないよ」

──長旅、時差、そして隔離いろいろとあったと思います。

「飛行機での移動は確かに疲れたけど、それはもう回復している。1週間近くいるわけだし、ホテルの人たちも本当に親切だ。さっきも言ったように練習もできたし、フィジカル、メンタルともに問題ないよ」

──明日、日本のファンにどのような試合を見せたいと思っていますか。

「タイラの戦い方、戦術は十分に研究してきた。柔術、グラップリングが強いことも分かっている。対して、僕はストライカーだ。でも、ここ数戦はそういうスタイルの相手と戦ってきたからディフェンス面は強化できている。組みを防いで、打撃で勝負する」

──計量もリモートで行ったわけですが、携帯でそのまま平選手の計量の様子を映像で送っても、スケールの数字が見えづらかったのか、納得せずホテルまで呼びつける感じで、目の前に平選手の体重を見て納得をしていました。勝利への執念がヒシヒシと感じられました。

「透明性を徹底したかったので、ああしてもらったんだ。僕らはプロだからね、計量台の数字が見えづらいままでは戦えない。それと最初にオファーが来たときはフライ級のリミットだったんだ。それが58.5キロに変更されたこともあって。僕はそれでも戦うよ。構わない。でも、計量器の数字が見えないのは違うからね。

そこをうやむやにして戦うことはできない。ここには勝つために来ているんだから。そういうことで、ホテルに来てもらったんだ。その方がクリアーだからね」

──同じ日本人として、そこでオーガナイザーが不正を働くことはないとは思いますが、そのこだわりこそ本気度が伝わってきます。

「もし、僕がタイラをホテルに呼んだことで気を悪くしたら申し訳ない。契約体重が変わったことで、これまでに他の大会ではちゃんと計量も行われなかったこともあったので、念のためなんだ。今大会のオーガナイザーには、本当に良くしてもらっているから、悪い印象は本当に持っていない。ただクリアにしたかったんだ。この試合で勝つためにね」

■VTJ2021視聴方法(予定)
11月6日(土)
午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■VTJ2021対戦カード

<58.5キロ契約/5分3R>
平良達郎(日本)
アルフレド・ムアイアド(チリ)

<フェザー級/5分3R>
宇野薫(日本)
原口央(日本)

<ライト級/5分3R>
西川大和(日本)
菅原和政(日本)

<63キロ契約/5分3R>
佐藤将光(日本)
河村泰博(日本)

<ライト級/5分3R>
原口伸(日本)
岡澤弘太(日本)

<ライト級/5分3R>
宇佐美正パトリック(日本)
野村駿太(日本)

■Shooto2021#07視聴方法(予定)
11月6日(土)
午後1時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■Shooto2021#07対戦カード
             
<修斗世界女子スーパーアトム級選手権試合/5分5R>
[王者] 黒部三奈(日本)
[挑戦者] SARAMI(日本)

<修斗暫定世界ストロー級王座決定戦/5分5R>
猿丸ジュンジ(日本)
黒澤亮平(日本)

<フェザー級/5分2R>
結城大樹(日本)
岩本健汰(日本)

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来(日本)
澤田千優(日本

<フライ級/5分2R>
高橋SUBMISSION雄己(日本)
山内渉(日本)

<ミドル級/5分2R>
岩崎大河(日本)
清水洸志(日本)

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