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【Black Combat05】対抗戦でユン・ダウォンと対戦、大原樹理─02─「今の僕があるのはDEEPのおかげ」

【写真】DEEPの王者として勝利し、もう一つベルトを狙うことはあるのか。そのストーリーラインをブラックさんは受け止めることができるのか (C)BLACK COMBAT

4日(土・現地時間)、韓国はスウォンのスウォン・コンベンションセンターで開催されるBlack Combat05「Song of the Sword」で、いよいよ実現するBlack CombatとDEEPとの対抗戦。団体の威信が相当に掛かっている対抗戦、その次鋒戦に出場する大原樹理インタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

DEEPへの想いは誰にも負けない大原の対抗戦出場、しかも大原にとっては今回が初の海外遠征となる。インタビュー後編では対戦相手のユン・ダウォンについて、さらに対抗戦の勝敗予想も語ってくれた。

<大原樹理インタビューPart.01はコチラから>


――今回の対抗戦の話が出る前から、Black Combatの存在はご存じでしたか。

「いえ、全く知らなかったです。試合が決まってから過去の動画を視たぐらいですね。大晦日のライト級王座決定戦も視ました」

――イ・ソンハがキム・ジュンギュンを判定で下した試合ですね。イ・スンハの体型や試合スタイルは、大原選手に近いのではないですか。

Black Combatライト級王者イ・ソンハ

「あぁ、そうかもしれないですね。

であれば次の対抗戦で勝って、現チャンピオンに喧嘩を売ったほうが良いですか? タイトルを賭けて試合しようよって(笑)」

――実際、試合直後に次の対戦相手と煽り合う場面は多いです。

「ああいうふうにYouTubeが中心で、煽り合っていくスタイルも良いんじゃないですか。あれはあれでアリだと思いますよ。対抗戦のメンバーが決まっていくのをドキュメンタリー風に見せていて、面白いです。ただし文化の違いもあるので、DEEPは今のままで良いんじゃないですかね」

――今の格闘技界は、YouTube以外にもSNSを活用することが求められる風潮があります。その点については、どのように思いますか。

「僕があまりSNSを活用していませんからね(苦笑)。それは選手によりけりで。自分としては試合が決まったことだけをSNSで伝えて、あとはゴチャゴチャ書かずに試合を見てっていうほうがカッコ良いんじゃないかと思います。古いタイプなんですかね? SNSで言い合うよりは、煽り映像を撮ってくれたほうが嬉しいです」

――今回のBlack Combatとの対抗戦出場が、大原選手にとっては初の海外での試合になります。

「今の僕があるのはDEEPのおかげなので、DEEPから出てほしいと言われれば出る。常に会長とも、そう話をしています。特に今回はDEEPの代表として敵陣に乗り込むわけで、良かったと思います」

――初の対抗戦に、現役王者である大原選手が出場すると知って驚きました。佐伯さんは最初から対抗戦に勝利する気マンマンなのだと。

「そうですよね。ユン・ダウォンはMMA戦績が5勝3敗1分で、しかも最近は勝ったり負けたりという結果じゃないですか。もちろん韓国人選手は戦績だけで判断できないです。でも直近の試合(昨年11月、ショフルフ・ニヤズマトフにRNCで勝利)を見たんですよ。それで『あぁ、なるほど……』と思いました」

――含みを持たせた言い方ですね。

「アハハハ。ユン・ダウォンって、2017年12月にDEEPで横田(一則)さんと対戦して、キムラで一本負けしているじゃないですか。その試合も見たうえで、『あれから何が成長しているんだろう』と思ったんですよ」

――横田戦は完全に組みの展開で進めていたのに、ここ最近は打撃戦を主軸にして寝技でフィニッシュを狙うという展開が多いです。

「だから結局は組みの選手だと思うんです。組みやすくするために打撃を散らしている印象があります。でもちゃんと組めているかといえば……」

――今の韓国人選手は、再び組みより打撃のほうが多くなる傾向にあります。

「そう考えると、あれは自分の得意なスタイルではないかもしれないですよね。僕との試合ではどう出て来るか分からないですが、やっぱり打撃をやりながらテイクダウンを狙いに来るのでは――という感じです。

でもあの打撃で来てくれるなら、僕はやりやすいですよ。すぐテイクダウンに来るなら来るで、別に構いません。僕は寝技に付き合うつもりは一切ないですし」

――ここ最近、ユン・ダウォンはライト級からフェザー級に落として試合をしていました。その分スピードも落ちていたように思いますが、それがライト級に戻して戦うことで何か影響はあるのでしょうか。

「いや、条件は変わらないと思いますよ。僕も一時期はフェザー級で試合をしていて、今も――試合で動けるかどうかはともかく――フェザー級に落とそうと思えば、落とせます。単にフェザー級が自分に合っていなかったというだけで。まぁ階級を戻しただけで勝てるなら、苦労しないッスよ(笑)」

――そうですね、失礼いたしました(笑)。大原選手と韓国人選手の試合といえば、2015年7月のRoad FC日本大会で、イ・グァンヒに敗れたことを思い出します。

「ありましたねぇ。僕にとっては、あの大会が初めてのビッグイベント出場で。相手の映像を見ても、『これはKOするかKOされるかの試合になる』と思いました。結果は、僕のほうがKOされてしまいましたね。韓国人選手との試合といえば、2016年4月にフェザー級でジン・テホに判定勝ちしたぐらいです。

当時と比べて、自分は打撃の質が向上しました。打撃の破壊力が増して、さらに組みから全て底上げされています。アウェイでの試合はちょっとでも分かりにくい内容だったら、判定は相手のものになると思っているんですよ。だから今回は最初からガツガツ行きますね」

――試合を楽しみにしています。最後に今回の対抗戦は、どのような結果になると思いますか。

「自分の対戦相手以外だと、まだ無差別級の出場者決定戦しか見ていないですけど……DEEPとは歴史が違いますからね。今回の対抗戦に出るのは、そのDEEPで鎬を削ってきた選手です。それこそ全勝して、DEEPは強いっていうところを韓国のファンにも見せて帰国したいですね」

■ Black Combat05対戦カード

<無差別級/5分3R>
チェ・ウォンジュン(韓国)
赤沢幸典(日本)

<フェザー級/5分3R>
キム・ミンウ(韓国)
中村大介(日本)

<バンタム級/5分3R>
キム・ジョンフン(韓国)
山本聖悟(日本)

<ライト級/5分3R>
ユン・ダウォン(韓国)
大原樹理(日本)

<女子アトム級/5分3R>
ホン・イェリン(韓国)
大島沙緒里(日本)

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【Black Combat05】DEEPと対抗戦、ブラック代表─02─「野球選手に負けない収入を得られるよう」

【写真】黒魔術以上に腹芸が際立っていた(笑)──対抗戦の会見(C)BLACK COMBAT

4日(土・現地時間)、韓国はスウォンのスウォン・コンベンションセンターで開催されるBlack Combat05「Song of the Sword」=Black Combat vs DEEP対抗戦。

YouTubeでブラックコンバット勢の選抜戦の動画のアップが終わり、5つの試合が決定すると同時に現地では記者会見やフェイスオフを行われている。ここでは昨年末に行った謎が謎を呼ぶ、ブラック代表インタビューの後編をお届けしたい。

DEEPとの対抗戦からのブラックコンバットの進むべき道、それはブラック代表が異様に強度の高いMMAファンであること理解できる目標=夢であった。

<ブラック代表インタビューPart.01はコチラから>


──と同時にやはりスポーツはLIVE中継が欠かせない。ディレイ中継だと余りにもコンテンツという見方が大きいようにも感じます。

「もちろん、その点についても考えています。ライブで視聴したい人も多くいるでしょう。ただし日本と韓国は違います。韓国はMMAがメジャーではないです。お金を払って、会場で試合を見る人がまだまだ少ないのが実情です。そのなかでライブ配信を行うと、会場で試合を見る人がさらに少なくなってしまいます。だから、あえてライブ配信はしていません。

ブラックコンバットの試合を生で見たいなら、チケットを買って会場に足を運んでほしい。結果的に、チケットはソールドアウトになっています。会場で試合を見れば、MMAの素晴らしさを体感できます。そうすると、次の試合も見たいと思ってくれるはずです」

──とはいえDEEPとの対抗戦は、日本のファンの多くは航空券を買って韓国に足を運ぶことはできません。

「そこは日本ではPPVでライブ視聴できるようなアプリを作成しようと思います……将来的には。日本のファンは、携帯でブラックコンバットを視聴してもらえるようになります。韓国では映画館、パブリックシアター形式でライブ観戦も可能にしていこうと思っています」

──キャラが立っている選手は、キャリアに関係なく知名度が上がる。選手も張り切る側面があるなかで、やはり実力者の試合が見たい。そういう声も挙がるかと思います。その辺りはどのように考えていますか。

「キャリアの少ない選手にキャラ付けをして、注目されたのは確かです。同時にDEEPとの対抗戦で選抜された5選手は、本当に強い選手です。まずヘビー級はチェ・ウォンジュン、ヤン・ヘジュンには敗れてヘビー級王者になれなかったですが、現Road FC王者を5秒でKOしたことがあります。ライト級はユン・ダウォン、Double GFCでもトップで彼はブラックコンバットではランク2位です。フェザー級はもう説明の必要もないですね、キム・ミンウが出場します」

──おおっ!!

「そしてバンタム級にはキム・ミンウの兄キム・ジョンフン。女子アトム級はホン・イェリン、日本ではパンクラスでも試合をしたことがあります。その時は負けているのですが、急なオファーを受けての結果なので『日本人には絶対に負けない』と燃えていますよ(笑)。
彼らの実力には自信を持っています。強い選手にブラックコンバットで戦ってもらう。その気持ちでいました。だからこそ対抗戦出場選手もそうですし、今後も強い選手に出場してもらうつもりでやっています」

──対抗戦ですが、日本で既に出場選手が誰になるかを聞いています(※取材は昨年12月30日に行われた)。女子アトム級が大島沙緒里選手、バンタム級が山本聖悟選手、フェザー級は中村大介選手、ライト級は大原樹理選手、そしてヘビー級は赤沢幸典選手という5名。山本選手以外はチャンピオン、タイトルコンテンダーです。佐伯代表は完全に勝ちに来ていると思います。

「その5選手の名前を聞いて。20年以上続けているプライドを感じました。ただし、韓国で開く大会です。こちらの方が絶対に負けらないです。ここで勝って、年末に対抗戦第2弾をやるつもりでいます。その時はRIZINで活躍している選手にも出てきてもらって、大きな会場で開催したいですね」

──DEEP以外にも他の国のプロモーションと対抗戦を開くことは考えていますか。

「実は他の国からコラボの話はありました。ただ順番があります。韓日戦は一番盛り上がります。2023年は日本、そこからは世界中の団体と対抗戦をやっていきたいです」

──日本もそうですが、韓国も国内の選手の多くがMMAを戦うだけでは生活ができないです。この辺り、ブラックさんはどのように考えていますか。

「もちろん、そうなることを考えています。ブラックコンバットを発足させたときの記者会見でも、所信表明をさせてもらいました。ブラックコンバットを大きくし、少しでも多くのファイトマネーを支払いたいですし、サポートできるようにしていきたいです。いつかは野球選手に負けない収入をMMA選手が得られるように、自分は頑張ります。

そのなかでMMA界では世界初で、ブラックコンバットのオフィシャルジムでチャンピオンズリーグという大会をやっています。ジム対抗戦ですね。試合数も増えていますし、選手の育成にも通じています。そして優勝したジムの優勝賞金も増やしていきたいです。

やはりチーム戦と個人戦は違います。5✖5のチーム戦には、一つ一つのチームにスポンサーもついています。そうやっていくなかで、チーム戦もMMAの魅力を伝える一つの手段になると思います。ただし、それらはあくまでも手段なんです。格闘技の本質は強さです。いくらキャラが立っていて、人気があっても負けると人気は下がります。戦って一番上に立つ者が、一番の人気者になります。それが格闘技です」

──押忍。ありがとうございました。では最後にDEEPとの対抗戦への自信の程を聞かせてください。

「DEEPが素晴らしい団体だということは百も承知です。ただし、戦う限り勝ちに行きます。世界に行くために、DEEPを踏み台にします。振り返るとPRIDEがあった時代は、UFCでなくPRIDEが世界のトップでした。トップの座をアジアに取り戻したい。しかし、それは日本ではなくて韓国になりますっ!!」

■ Black Combat05対戦カード

<女子アトム級/5分3R>
ホン・イェリン(韓国)
大島沙緒里(日本)

<バンタム級/5分3R>
キム・ジョンフン(韓国)
山本聖悟(日本)

<フェザー級/5分3R>
キム・ミンウ(韓国)
中村大介(日本)

<ライト級/5分3R>
ユン・ダウォン(韓国)
大原樹理(日本)

<ヘビー級/5分3R>
チェ・ウォンジュン(韓国)
赤沢幸典(日本)

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【Black Combat05】Black Combatと対抗戦へ大島沙緒里─01─「MMAは辞めなきゃいけないと考えて」

【写真】アスリート夫婦というのは、そういう苦労もあるのか──と (C)SHOJIRO KAMEIKE

4日(土・現地時間)、韓国はスウォンのスウォン・コンベンションセンターで開催されるBlack Combat05では、Black CombatとDEEPの対抗戦が行われる。5階級で争われる対抗戦の女子アトム級は、DEEPミクロ級&DEEP JEWELSアトム級王者の大島沙緒里がホン・イェリンと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2021年は4戦全勝も。2022年の初戦は3月にノンタイトル戦でHIMEに敗れた大島だったが、その後はRIZINの試合も含めて3連勝を収めている。しかし、そんななかでMMAを離れてしまう可能性もあったという。今回のインタビューでは、須田戦の後に見せた涙の真相とBlack Combatの対抗戦について語ってくれた。


――2022年の大島選手は3月の敗戦からスタートし、その後3連勝を収めて今年の初戦であるBlack Combatとの対抗戦に臨みます。大島選手にとって昨年は、どのような1年だったのでしょうか。

「初戦の負けは、浅倉選手に勝ったあと(2021年10月、浅倉カンナに判定勝ち)だったので、いろいろ言われたり書かれたりしましたね(苦笑)」

――いろいろ言われたり書かれたり、というのは……。

「上げて、下げられて――という感じです。私もそういう書き込みに慣れていなくて。アハハハ。そこで気持ちも落ちそうになりながら、すぐに次の試合が組まれたんですよね。だから私もすぐに気持ちを切り替えました。チャンピオンとして負けたら周囲の評価がどうなるかも分かりましたし、そこから『絶対に勝ってやる』という気持ちで毎試合準備していました」

――5月の須田萌里戦のあと、『これからMMAが続けられるかどうか分からない』といった旨のことを、涙ながらに語っていました。あの発言はどういう意味で、その後2試合行っているのは一体何がどうなったのかを、ご説明いただけますでしょうか。

「あぁ、その件については何も説明していませんでしたね(笑)。須田戦と同じ日に主人(柔道家の大島優磨)も柔道の試合があって、主人は負けてしまったんです。そのために十代の頃から入っていた柔道の強化選手から落ちてしまって。柔道を引退するかどうか、主人とも話し合いました。もし引退したら、地元(大島優磨の地元は徳島県)で教員をやるかもしれない――そうなる可能性もあったんです。彼が地元に帰るなら、もちろん私も子供たちも一緒に行きますから、東京でMMAを続けられなくなると思いました」

――えっ、そのような状態だったのですか!?

「でも主人がそのあとの大会で優勝して、まだ強化選手には戻っていないけど次に繋げることができました。それが去年の8月ぐらいのことですね」

――昨年の8月ということは、7月の山本美憂戦(RIZINで判定勝ち)は今後どうなるか分からない状態で臨んでいたのですか。

「そうなんです。あの試合は、私のほうから『試合がしたい』とお願いしました。MMAができる間に、できるだけやっておきたくて」

――……もしその時にMMAを離れることになっていたら、大島選手ご自身は気持ちよく離れることはできていたでしょうか。

「うーん、いや……気持ちよく離れることはできなかったでしょうね。それこそ、しばらく格闘技の試合も見られなくなってしまうような――。自分自身としては、まだやり切れていなかったので。

今は日本のどこへ行っても、MMAの練習はできます。でも私の場合は子供もいて、地方に行った時にAACCと同じような練習環境を確保できるのか……。そうなると、満足いくほどの準備をして試合に臨むことはできないんじゃないか。そう思っていました」

――……。

「そんな中途半端な状態で試合に出るのは、私自身は嫌でした。だからAACCを離れることになったら、MMAは辞めなきゃいけないとも考えていたんです」

――昨年11月の古瀬美月戦は、開始早々から鬼気迫る表情でテイクダウンを仕掛けて、すぐに袈裟固めからのアームロックで勝利しました。やはりあの表情には、大島選手としても懸けるものがあったのでしょうか。

「アハハハ、そうじゃないんです。逆に緊張しすぎていました。古瀬戦は打撃を見せようと思っていたのに、それを忘れて組みに行っちゃって(苦笑)」

――えっ、こちらが考えすぎていましたか(苦笑)。

「ミクロ級の試合で減量もあったので、いつもより緊張していました。ただ、アトム級ほど相手も大きくないので、自分の打撃も試したかったんです。いつもより打撃の練習を多くしてきたのに……全く打撃を出さなかったですね(笑)」

――アハハハ。緊張のせいで練習してきたことを出せずに圧勝したと。

「試合が決まってから、『大島が余裕で勝つだろう』と言っている人もいました。私自身は油断しないよう、いつもより気を引き締めて練習していたんです。『古瀬選手は強いし、決して余裕ではない』って思いながら。それが緊張に繋がってしまったんですかね……。

ただ、あの試合で勝てたことで、いろんな気持ちが晴れました。3月に負けたあとは全勝できましたからね。RIZINで勝つことができて、アトム級とミクロ級のベルトを防衛することもできて、とりあえずはホッとしています。でも2022年としては、結果的に現状維持なんですよ」

――現状維持、ですか。

「上にも行けず、下にも行かず、ずっと横ばいで一直線のままじゃないですか。このままで良いのか、いろいろ考えてきました。ミクロ級も相手が多いわけではなく、アトム級も相手が大きいので……。ミクロ級であれば、アム・ザ・ロケットとの試合がどうなるか、ですね」

――アトム級には、本野美樹選手が転向してきました。

「いえいえ、同門対決はないですから(笑)。本野はRIZINか海外を見据えてアトム級に落としているのでしょうし。実は私にとって、Black Combatが初めての海外での試合なんです。もともと海外でも試合をしてみたかったんですけど、佐伯(繁DEEP代表)がYouTubeでBlack Combatと絡み始めた頃に、『女子の試合はないのかなぁ』と思っていました。そうしたら対抗戦で女子アトム級をやると聞いて、すごく嬉しかったです」

<この項、続く>

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【DEEP】BLACK COMBATとの対抗戦全対戦カード決定!


2月4日に韓国で開催されるBLACK COMBATとDEEPの5対5の対抗戦。BLACK COMBATのブラック代表とDEEPの佐伯繁代表の間でYouTubeを通して舌戦を繰り広げてきましたが、ついに全対戦カードが発表されました。

【女子アトム級】
大島沙緒里(AACC)
ホン・イェリン(DK Gym)

【バンタム級】
山本聖悟(Team Cloud)
キム・ジョンフン(MMA Story)

【フェザー級】
中村大介(夕月堂本舗)
キム・ミンウ(MOAI GYM)

【ライト級】
大原樹里(KIBA マーシャルアーツクラブ)
ユン・ダウォン(MMA Story)

【無差別級】
赤沢幸典(Tristar Gym 日本館/Team Cloud)
チェ・ウォンジュン(MMA Story)

女子から無差別級まで多種多様な階級で行われる対抗戦。DEEPは大島、中村、大原とRIZINでも勝利を挙げている強豪擁した本気の配置。対するBLACK COMBATも元Road FCバンタム級チャンピオンのキム・ミンウが出場するなど、両団体の本気度が伝わる人選になりました。今回の対抗戦を機に一気に交流・進攻が進む事になるのか興味津々。ひとまず2月4日はYouTubeの前に張り付くとしますか。
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【DEEP】韓国BLACK COMBATとの対抗戦メンバーを発表!


2月上旬に韓国で開催されるBLACK COMBATとDEEPの5対5 対抗戦。そもそもBLACK COMBATってなんだ?という方もまだ多いのではないでしょうか。

BLACK COMBATとは韓国の新興MMAイベント。YouTubeを主戦場とし、事前に選手同士のトラッシュトークで煽り、スタジオで収録した試合をYouTubeで配信するスタイル。言ってみれば初期のRIZIN LANDMARKに近いかもしれません。

今やYouTubeの登録者数は38万人を超えており、大晦日に行われたフェザー級王座決定戦の動画は公開1日足らずで30万再生を突破しており、日韓の国境を超えて無視できない存在になっています。

そんなBLACK COMBATとの対抗戦に打って出るDEEP。勝手ながらいっちょ噛みする程度の関わり方かと思いきや、ガチもガチ、本気も本気のメンバーを選んできたではありませんか。

大原樹理(KIBAマーシャルアーツクラブ)
大島沙緒里(AACC)
中村大介(夕月堂本舗)
赤沢幸典(Tristar Gym日本館/チームクラウド)
山本聖悟(チームクラウド)

惜しげもなく王者経験者を3人も選出。DEEPの本気度が伝わってきます。BLACK COMBATの陣容がまだ不明ではありますが、韓国の名門チームMADに所属する選手も参戦しているだけに、やるからには兜の緒を締めて臨むくらいがちょうどいいでしょう。DEEP×BLACK COMBAT。2023年の新たな潮流となるか。目が離せません。
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【DEEP vs Black Combat】黒魔術✖腹芸。対抗戦へ、聖悟、中村、大原、赤沢&大島──DEEPは本気度100%

【写真】このメンバーだと5連勝、いや4勝1敗。あるいは3勝2敗は絶対という選考でしょう。完全に佐伯さんは勝ちに行っている(C)MMAPLANET

8日(日)に2月上旬に韓国で開催されるBlack CombatとDEEPの5✖5の対抗戦。ここに出場するDEEP勢の発表が、DEEPからあった。そのメンツが大人げないといっても過言でない本気過ぎるメンバーとなった。

その5人は以下の通りだ。

バンタム級=山本聖悟
フェザー級=中村大介
ライト級=大原樹里
無差別級=赤沢幸典
女子アトム級=大島沙緒里


現ライト級王者の大原、女子ミクロ級及びDEEP JEWELSアトム級チャンピオンの大島、さらに中村と赤沢もフェザー級とメガトン級のタイトルコンテンダーだ。

また山本も戦績的には黒星先行も、昨年8月には現暫定バンタム級チャンピオン石司晃一戦をKO勝ち寸前まで追い込み、力をつけていることを立証してみせている。さらにいえば山本は在日コリアンで、現地ではキム・ソンオの名前で戦っており、ホームを2つ持っているといっても過言でない。

言わば必勝の構えのDEEP勢に対し、ブラックコンバットがどのような陣容で来るのか。実際には既に対抗戦選抜マッチは終了しており、YouTubeでの配信をもって正式発表とここもブラックコンバット色を強く打ち出している。

もはやブラック代表の黒魔術といって良い方法論に対し、腹芸では負けない佐伯繁代表の勝負論路線──否応なしにブラックコンバット選抜チームの発表に注目が集まる。

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ARAMI DEEP HIME MMA o RIZIN ケイト・ロータス 万智 大島沙緒里 桐生祐子 竹林愛留 青野ひかる

【DEEP JEWELS】連勝中のHIME 新鋭・万智と対戦!

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2月18日に新宿FACEで開催されるDEEP JEWELS2023年の開幕戦DEEP JEWELS 40の第一弾対戦カードが発表されました。

最も気になる対戦カードはHIME(毛利道場)×万智(スポーツジム67’s)のストロー級ワンマッチでしょう。実力派の大島沙緒里、桐生祐子に連勝してトップ戦線に躍り出てきたHIME。大島はパンチを蓄積して何度もグラつかせ、桐生は開始直後のパンチの連打でダウンを奪って秒殺しています。

キレと精度、そして威力を合わせ持つ打撃は女子ストロー級トップクラス。本人も熱望するRIZIN参戦も目前に迫った重要な一戦を迎えます。

対するは柔道と柔術をベースにアマチュア時代から注目を集めてきた万智。プロデビュー戦では屈指の実力者ARAMIを相手にグラウンドをコントールして判定勝ちを収めました。

字面だと伝わりにくいですが、レスリングも強くて仕掛けもしつこいARAMIに競り勝つって並大抵の事じゃないですよ。この1勝だけでも万智のポテンシャツの高さが如実に伝わってきます。

打撃で勝負したHIMEにグラウンドに持ち込みたい万智。テイクダウンを巡って緊張感のある試合になるのは間違いないでしょう。RIZIN参戦に向けて一歩踏み出すのはどちらか。マニア注目のマッチメイクです。
221227deepjewels-aono-katelotus
そしてもう1試合見逃せないのが青野ひかる(FIGHT LYNX)×ケイト・ロータス(KING GYM KOBE)の一戦。話題先行、美貌先行だったケイトですが、K-Clannでのトレーニングの成果が出たか竹林愛留に判定勝ちを収めました。

このまま波に乗るかと思いきや、次の相手が青野とはまた分が悪い。レスリングをベースにした強烈なタックルを切るのは至難の業。そしてパワフルで堅実なグラウンドコントロールもまた強烈。そう簡単に逃げ出す事は出来ないでしょう。

連敗中の青野が注目度の高いケイトを破って再出発するか。ケイトがアップセットを起こすか。この試合も2023年を占う意味で注目です。
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【RIZIN.40】「フアン・アーチュレッタ」RIZIN vs. Bellator記者会見・総集編!?『ドラゴンボールに憧れて!やっと日本の舞台で戦える!?』
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【貴重映像】RIZIN vs. Bellator 全面対抗戦 会見舞台裏 / RIZIN.40
元動画公開日:2022/11/30
元動画はコチラ↓

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【DEEP JEWELS39】須田萌里戦へ、本野美樹─02─「海外で試合がしたい。UFCを目指せないわけじゃない」

【写真】今日の計量は両者揃ってクリア。米国で感じた想いを、試合内容と結果でまずは形にすることができるか(C)DEEP

23日(水・祝)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS30のコメインで須田萌里と対戦する本野美樹インタビュー後編。

ABEM海外武者修行プログラム、最後のプロ練習後にシンジケートMMAでの練習の総決算を聞くと──UFCへの想いを募らせていた本野は、既に決まっていた須田戦を「圧倒しないと意味がない」と話していた。

<本野美樹インタビューPart.01はコチラから>


──強い選手に囲まれている環境を楽しめる自分がいることを、日本を発つ前に想像はできていましたか。

「ビビっていても勿体ないという気持ちではいました。昨日、アンジェラ・ヒル選手とスパーリングができたのですが、それまでは上の階級の選手がずっと相手でした。なので、昨日はビビるというよりも、1Rだけでも試合だと思ってやりました」

──シンジケートは女子も多いと聞いています。それでもストロー級は少ないと。

「今日は10人にいかないぐらいでしたけど、結構人数はいます。でもフライ級から上の選手が多いですね。ラモーナ・パスカルとか、あまり名前が分からないのですが、UFCの選手も3人ぐらいいて」

椎木努(ABEMAディレクター) 本当に女子が多くて。でも、僕が見る限り本当に楽しそうに練習されていました。

「ハイ。楽しいです」

──日本だとストロー級でもアトム級にミクロ級の選手のなかにあって、大きい部類に入ることもあるかと思います。

「ハイ。だから最初に来た時は、テイクダウンができないで。普通に止められて『アレっ?』って感じでした。それからどうやって倒そうとかを考えるようになり、スパーリングをやっていくうちにフェイントを多く入れて、全然倒しやすくなりました。そこは自分のなかで成長できたと思っている部分ではあります。でも、フィジカルが強いというのは最初に感じたところです」

──28歳になり、今後を考えるとホントに手遅れにならないギリギリのタイミングでその体験ができた滞在になったのではないでしょうか。

「色々と気付けたことが多かったです。本当に来て良かったです。これまで余り海外で試合をしたいと思っていなかったのですが、強い選手と練習していると本当に楽しくて。今は海外で試合がしたいという想いが強くなっています」

──海外というと?

「UFCに出たいです。以前は思っていなかったです。でも、こっちに来てUFCに出たいと思って、コンテンダーシリーズを観戦させてもらい……本当にこっちで試合に出たいって強く想うようになりました。今はUFCに出たいという気持ちが強いです」

──練習とはいえアンジェラ・ヒルをテイクダウンして、サイドを取った。UFCを目指す上で自信になりましたか。

「こっちに来るまでUFCは自分が届くモノじゃないと思っていました。でも最後に同じ階級の選手と練習ができて……試合と練習は違いますけど、目指せないわけじゃないという気持ちになれました」

──では帰国後、UFCを目指す上で試合と練習、どのようにキャリアを積んでいこうと考えていますか。

「11月にDEEP JEWELSでは49キロで試合をすることが決まっています。この試合は圧倒的に勝たないと意味がないと思っていて──。自分が目指したいステージが変わったので、ストロー級で戦っていきたい。でも日本だと選手が少ないので、そこは帰国して相談しつつストロー級で戦える体創りをしていきたいです。もう体重を落とす必要はないかと……思っているので(笑)。

練習は……また来たいです(笑)。UFCを目指すとなると、こっちでの練習を継続したい。これからも自分で来られるように、どうにか考えて行きたいです」

──その意識を日本で継続しないといけない。とはいえ、日本には日本の空気があります。より厳しく律さないといけないかもしれない。

「日本でも自分が一番上なわけじゃないし、AACCでも浜崎(朱加)選手だったりRENA選手、大島沙緒里と自分より強い選手がいっぱいいるので。皆、強くなりたいという気持ちは変わらないし、そこで海外で練習できたことを生かして帰国してもそういう練習を継続していきたいと思います」

──日本に戻ると『米国がこうだったから、こうしたい』という意見……言える環境と、言いづらい環境があると自分は考えています。

「AACCの練習でも、凄く良い練習をさせてもらっていますし、阿部さんはきっと米国がどうだったかを尋ねてくれると思います。そうなると、素直に話したいです。でも阿部さんが築き上げてきた練習を、自分が1カ月経験しただけのことで全てを共有してほしいとも思っていないです。だから『こうしてほしい』と言うこともない。練習の前後に自分でできることはできますし、自分の中の意識を高く取り組めばそれは大丈夫なはずです」

──阿部さんは「UFCを目指す」という意見がきっと嬉しいはずですし、帰国してからの報告を楽しみにしているかと思います。

「本当は阿部さんも来たがってくれていたので。凄く、こっちでの練習に興味を持っていると思います。だから海外で経験して良いと思ったことは、阿部さんに伝えたいです。阿部さんが上手く消化してくれると思います」

■視聴方法(水・祝)
11月23日(日)
午前11時30分~SPWN PPV
午前11時30分~ニコニコ生放送

■ DEEP JEWELS39計量結果

<バンタム級/5分3R>
東よう子:61.6キロ
ダイヤモンドローズ・ザ・ロケット:61.1キロ

<49キロ契約/5分3R>
本野美樹:48.9キロ
須田萌里:48.45キロ

<フライ級/5分2R>
ミッコ・ニルバーナ:56.7キロ
NØRI:56.25キロ

<フライ/5分2R>
栗山葵:56.65キロ
藤田翔子:57.17キロ

<ストロー級/5分2R>
長野美香:52.15キロ
松田亜莉紗:51.95キロ

<ストロー級/5分2R>
ARAMI:52.65キロ
万智:52.25キロ

<バンタム級/5分2R>
熊谷麻理奈:61.35キロ
細谷ちーこ:61.45キロ

<バンタム級/5分2R>
熊谷麻理奈:61.0キロ
細谷ちーこ:61.7キロ

<54キロ契約/5分2R>
MANA:53.9キロ
谷山瞳:53.7キロ

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【DEEP JEWELS39】本野美樹戦、3日前の須田萌理─01─「今朝は7キロをゆっくり走りました」

【写真】この頃は吸収するのも早く、容量も大きいはず。9月からまたどのような進化が見られるか(C)SHOJIRO KAMEIKE

23日(水・祝)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS39で、須田萌里が本野美樹と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

須田は現在18歳、現役の高校生である須田。前戦はプロデビュー戦で敗れている村上彩を相手に、MMA力の高さを見せつけて判定勝ちを収めている。村上戦で見せた、それまでの試合とは異なる須田のMMA力と、成長の要因とは。


――前回の村上彩戦の出来についてどのように思っていますか。

「いろいろやりたいことを試したっていう感じです。それでセコンドの指示を聞きながら、落ち着いて試合することができたと思います」

――確かに3ラウンドを通じて、これまでにはない落ち着きは感じられました。1Rに相手が足関節を取りに来たのは予想どおりでしたか。

「はい。足関に来るのは分かっていたんですけど、うまく自分が逃げられなかったというか……。そもそもなぜ自分が突っ込んでいったのかも覚えていなくて(苦笑)」

――開始早々、右のスーパーマンパンチで飛び込みながら、グラウンドの展開に行きました。そこですぐに村上選手がヒールフックを仕掛けたのですが、その流れを覚えていないのですか(笑)。

「アハハハ、そうなんです。気づいたら足を取られていました。村上選手に足を取られている時に、セコンドのお父さんからも怒らたんです。動け、まず足を抜けって。その時は会場もシーンとしていて、お父さんの声もよく聞こえたので、そこで私もスイッチが入りました」

――前回のインタビューでは、2022年5月に大島沙緒里選手と対戦した時、開始早々に前蹴りを出したためにテイクダウンを奪われたと言っていました。今回も同じような展開でしたが、どうしてもスタートは自分から思い切り出してしまうのですか。

「いやぁ……それが分からないです。エヘヘへ。最初に出したいっていう気持ちは、確かにあります。試合前から気持ちが入りすぎているのが、良くないんでしょうね。でも、今回の最初の右は、作戦とかではなかったです(苦笑)」

――結果、村上選手はヒールフックのアタックに加え、後半はトップをキープしていました。その1Rは相手に取られたと思いましたか。

「そうですね。でも1Rの最後に、自分が少しやり返したかなとは思います。足を抜いて下になったのは作戦でした。あれが私にとっては基本的な展開なんですよ。最近は下からパンチやヒジを打って削りながら、サブミッションを極める選手が増えてきているじゃないですか。私もそういう試合がしたいなって思っています」

――下になってからスクランブルに持ち込む、トップポジションを奪おうとすることはないのでしょうか。

「上を取ることには、こだわっていないです。もちろん選択肢にはありますし、上を取れたら上になったほうが良いです。でも、私はテイクダウンがあまり得意じゃないので……。それやったらずっと柔術をやってきたし、下から攻めたほうがいいかなって。2Rも下になって腕十字から足を取りに行きました。ああやって仕掛けることができるので、下になっても良いかなと思っています」

――なるほど。次の2R以降が、これまでの試合とは大きく変わっていました。打撃の構えとスタンス、足さばき、そして体を半身ずらして右ストレートをカウンターで当てるなど、明らかに打撃の面が向上していたように思います。

「ちょっと打撃を多くやりたかったんです。自分の距離をつくることを、最近はボクシングの練習でやっていて。その成果を出せたかなって思います。1年前ぐらいに、ジムの近くに江坂ボクシングジムが引っ越してきて。昔お父さんがそのジムに通っていたらしくて、私もそこでボクシングを教わるようになりました」

――江坂ボクシングジムといえば、元日本ウェルター級王者で世界挑戦経験もある辻本章次さんのジムですよね。

父・智行 今は辻本さんが名誉会長で、福山正治さんという方が会長になっています。その江坂ボクシングジムが、ウチから自転車で行ける場所に移転したんですよ。その距離ならレッスンとレッスンの間に行けるやん、と(笑)。それで僕からお願いして。

「それまで本格的にボクシングを練習したことがなかったんです。だから、ずっと打撃が苦手で……。でも江坂ボクシングジムで練習するようになってからは、パンチを出せるようになってきたし、コンビネーションも教わって、自分でも変わってきたなぁと思います。そこで習ったことを、どうMMAに生かすかって考えるようになりました」

――パンチを当てた時の手応えも、以前とは違うのではないですか。

「どうなんやろう……それまで試合で打撃をやっていなかったので(苦笑)。2、3回ぐらいしか打撃を出したことがなかった気がします。でも前回の試合は、『今までずっと寝技ばっかりやったから今回は打撃を出してみよう』って、お父さんと話をしていたんですよ。

それまでは無理に打撃戦をするよりは、寝技で勝ったほうが楽やと思ってしまっていて。だから、練習していたコンビネーションを出せたのは嬉しかったです。でも村上さんが打たれ強くて。打っても打っても前に出て来るので、ビックリしました。当たっているし、効いていると思ったんですけど、全然下がらんし、表情も変わらないから……。自分のパンチは弱いんかなと思ったり(苦笑)。とにかく近い距離になったら組みつかれるので、前に出てきても打ち合わずに、冷静に距離を取りました」

――さらにスタンドだけでなくグラウンドでもパンチの強さと、重心の安定が興味深かったです。以前よりもポスチャーが強くなったのではないでしょうか。

「どうなんですかね……自分では分からないです。でもバランスは良くなったと思います。いつも走り込んでいるので。お父さんからは『走り込みが大事や』と言われていて。1、2年前ぐらいから、ずっと走り込みは続けています。それで打撃にしても寝技にしても、バランスも良くなったかもしれないですね。今日も朝に走っていました」

――試合3日前(取材は11月20日に行われた)に、それだけ走り込むのですか。

「日によって違うんですけど、今朝は7キロをゆっくり走りました。坂道ばっかりですけど(笑)。いつもは中距離、短距離の走り込みが多いです。インターバルを入れながら、お父さんを背負って走ったり」

――えっ、ちなみにお父さん体重は……。

智行 80キロぐらいですね。今は娘が僕をお姫様抱っこできるぐらいですよ(笑)。

「それは持ち上げられるほうが上手いから……。でも、それぐらいバランスもパワーも強くなってきていると思います」

<この項、続く>

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