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【DEEP115】9月18日に後楽園ホールでDEEP✖Black Combat 02開催。王者が5人、7✖7の対抗戦に!!

【写真】ズラリ、4人のチャンピオンと5つのチャンピオンベルト。果たして大島の対戦相手はいるのだろうか…… (C)MMAPLANET

2日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されたDEEP114 IMPACTで9月18日(月・祝)に同所でDEEP115が開けて、DEEP ✖ Black Combatの対抗戦第2弾が実現すること発表された。

そしてケージ内にウェルター級チャンピオン鈴木慎吾、バンタム級チャンピオン石司晃一、ライト級チャンピオン大原樹理、そしてDEEPミクロ級及びDEEP JEWELSアトム級王者の大島沙緒里が搭乗し、必勝の意気込みをそれぞれが語った。

さらにメインで水野竜也を破ったメガトン級チャンピオンの酒井リョウの出場も確定。イベント終了後の総括で、佐伯繁代表が言及した対抗戦第2弾の現時点での決定事項は以下の通りだ。


対抗戦は7試合、上記にあるように5人のチャンピオンの出場が確定し、対抗戦出場は残り2選手。対抗戦以外の試合も2試合組まれ、計9試合の後楽園ホール大会となる。

Black Combatといえば1週間前にフェイスオフや会見を収録し、ライブ中継はなくYouTubeで1試合ごとにアップするという露出の仕方をしているが、DEEP仕切りとなる次回大会は「試合後の長いインタビューも、後楽園では無理よ。こっちのやり方にやらせてもらう」(佐伯代表)とのこと。

国内はライブ配信、韓国は映画館でパブリックビューイング。試合カードの決定も、前回はBlack Combat側の予選トーナメントの映像のアップを待ってイベント直前となっていたが、今回は早期にアナウンスすることも決まっているという。

「前回、スウォンで向うがこっちに用意してくれたことを返さないといけないので選手の宿泊も東京ドームホテル。計量は東京ドームホテル」(佐伯代表)で、取り行われることも決定した。

またDEEP側がこれだけチャンピオンを揃えるなか、Black Combatのメンツも第1回大会を上回ることが予想され──現在も2階級で予選トーナメントが実施されている。

加えてBlack Combatのベルトが賭けられた選手権試合を2試合組みたいとBCサイドから要望され、なんとDEEPルールで実施されるという。今回の対抗戦、今や王道路線のDEEPが久しぶりにルチャリブレ対抗戦を想わせるビックリ箱状態になるやもしれない。

Black Combatではウェルター級王者が認定されておらず、ウェルター級の試合もほぼ組まれていないことから、鈴木はミドル級戦に出場することも決まっているという。2月4日にスウォンで行われた前回の対抗戦でDEEPは2勝3敗と遅れをとっているなか、絶対に負けられない戦いに向けて──残りの出場メンバーとBlack Combat側の出場選手の発表が気になるところだ。

本来、日本のスポーツにおいて日韓戦ほど、盛り上がるマッチアップはない。そのうえで9月18日に向け、DEEPとBlack Combatの間では、純粋に勝ち負けとしてだけでなく互いの利を追求する上で、すでに舞台裏ではさまざな交渉が行われていることは想像に難くない。佐伯代表は「まさにいろいろと、やり合っていますよ。あくまでもDEEP115 Impactのなかでやるので、同じようにやります」と力強く言い切った。

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【速報】「RIZIN.43」前半の試合結果

1: 名無しさん 2023/06/24(土) 12:17:17.18 ID:LaV4nepq
第13試合/フェザー級タイトルマッチ クレベル・コイケ vs. 鈴木千裕
第12試合/矢地祐介 vs. ザック・ゼイン
第11試合/関根“シュレック”秀樹 vs. 上田幹雄
第10試合/鈴木博昭 vs. 西谷大成
第9試合/梅野源治 vs. 鈴木宙樹
第8試合/木村“フィリップ”ミノル vs. ロクク・ダリ
第7試合/久保優太 vs. 木下カラテ
第6試合/大島沙緒里 vs. ソルト
第5試合/新居すぐる vs. 飯田健夫
第4試合/関鉄矢 vs. 遠藤来生
第3試合/トレント・ガーダム vs. 後藤丈治
第2試合/熊谷麻理奈 vs. 栗山葵
第1試合/山川賢誠 vs. 平野凌我
OPENING FIGHT 第4試合/渡辺トシキ vs. 安海健人
OPENING FIGHT 第3試合/丸山大輝 vs. 早坂優瑠
OPENING FIGHT 第2試合/愛翔 vs. 小出龍哉
OPENING FIGHT 第1試合/星久保将城 vs. がんばれ!ふるかわくん

https://www.youtube.com/live/8o6aDCqN19s?feature=share

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RIZIN.43:オッズ/予想と展望

例によってMMAの試合のみ。また、12時半開始のオープニンマッチはPFLとバッティングするため割愛。

熊谷麻理奈 2.10
栗山葵 1.67

バンタムに落としてきた熊谷と上げてきた栗山。打撃では熊谷が上で、フィジカル差もあるので栗山はテイクダウンに苦労するだろう。

熊谷判定勝ち。

トレント・ガーダム 1.44
後藤丈治 2.63

RIZINMMAの試合では、ビクター・ヘンリーと井上直樹に負けているが、いずれも簡単に負けたわけではなく、打撃で苦しめる場面もあったガーダム。井上戦以降3年間はボクシングしかしておらず、MMAの技量がどれだけ向上しているのかは未知数。だが、打撃が武器の後藤にとっては相性が悪い相手。

ガーダム判定勝ち。

関鉄矢 1.53
遠藤来生 2.40

関は前回直前の代役で中原由貴と対戦し判定負け。遠藤はパンクラス2勝3敗。3月には高木凌にパンチで完全に意識を飛ばされてKO負けしたばかり。地元ということで無理をしての参戦でなければ良いが。関判定勝ち。

新居すぐる 1.72
飯田健夫 2.05

ともに地元出身で、北海道時代からの盟友。フィジカルを利用したキムラが武器の新居。飯田は3月の修斗でSASUKEのバックブローで完全KOされている。得意の体勢に持ち込めれば新居にチャンスがありそうだが。

飯田判定勝ち。

大島沙緒里 1.29
ソルト 3.40

ベストはアトム級の大島が2階級上のストロー級での試合。テイクダウンからすぐに極められれば良いが、ソルトは懐が深いだけに、長期戦になってタックルを来られるようになると、グラウンド膝がありのRIZINでは一発効かされただけで判定を落とす危険がある。

大島一本勝ち。

久保優太 2.05
木下カラテ 1.72

キャリア1勝1敗の久保だが、1勝の相手は奥田なので実質ノーカン。修斗やDEEPで6勝6敗と前座~中堅クラスの木下とは実力的に釣り合いは取れているかもしれないが、釣り合いが取れているならRIZINではなくDEEPでキャリアを積むべきでは。ここで木下相手に負けるようなら、そう言われても仕方がない。

木下判定勝ち。

鈴木博昭 1.80
西谷大成 1.95

キャリア2勝3敗の鈴木だが、2勝の相手は奥田と、打撃で打ち合ってくれた昇侍だけなので実質ノーカン。前回はDEEPでもタイトル戦クラスではない青井人にタックルを切れず判定負け。DEEPで6勝5敗の西谷に負けるようなら、さすがにもうRIZINでは組めない。30過ぎてからMMAデビューしたストライカーが相次いで同じような境遇に陥っているが、先日MMA転向を表明した皇治も同じ目に遭わないかが心配。

西谷判定勝ち。

関根“シュレック”秀樹 1.91
上田幹雄 1.83

とりあえずヘビー級で豪快なKO決着を見せれば喜ぶだろうという、初参戦が多いであろう観客のリテラシーに期待して組まれた試合。上田はデビュー戦はKO負けだったが、もともとフィジカルはあるし、関根はテイクダウンに苦労しそうで、そうなると打撃をもらって一気に勝負がつきそう。

上田KO勝ち。

矢地祐介 1.36
ザック・ゼイン 3.00

とりあえずちょうどいい外国人を連れてきて、きっちり一本・KO決着すれば喜ぶだろうという、観客のリテラシーに期待して組まれた試合。矢地は前回判定でも勝てればOKという考えでボイド・アレンを塩漬けにした結果、年末には島流しにあっているので、今回はさすがにフィニッシュが必要なことは理解しているだろう。

矢地KO勝ち。

クレベル・コイケ 1.29
鈴木千裕 3.40

クレベルが序盤にパンチを不用意に貰わなければ、組んであっさりフィニッシュ。鈴木が組みを警戒して出ていけないようだと、逆にクレベルペースになるので、ファーストコンタクトにすべてを賭けるくらいの気持ちで攻めてもらいたい。

クレベル一本勝ち。

オープニングファイト開始は12時半、イベント開始は14時から。MMAの試合のみ速報します。

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ABEMA ARAMI Colors DEEP DEEP JEWELS MMA MMAPLANET o RENA RIZIN SARAMI チャンネル 修斗 大島沙緒里 浅倉カンナ 渡辺彩華 藤野恵実 鶴屋浩 黒部三奈

【Colors】プロ4戦目で修斗世界王者SARAMIに挑戦、渡辺彩華─01─「MMAをやっていくための覚悟」

【写真】AACC内では浜崎朱加選手は「あやか」、渡辺彩華選手は「なべあや」と呼び分けられているそうです(C)SHOJIRO KAMEIKE

21日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催される女子修斗興行COLORSにて、渡辺彩華がSARAMIの持つ修斗世界女子スーパーアトム級王座に挑む
Text by Shojiro Kameike

2020年12月にパラエストラ柏からDEEP JEWELSでプロデビューした渡辺は、ブランクを経てAACCに移籍。2戦目は藤野恵実に判定負けを喫したものの、続く3戦目で元修斗王者の黒部三奈をKOして今回のベルト挑戦のチャンスを掴んだ。女子修斗の中でも1、2を争う大波乱を巻き起こした渡辺のキャリアは、いかにして形成されてきたのかを訊くと、まさかのライバル関係についても自ら触れ始めた。


――渡辺選手はアマチュア時代からプロデビューして現在に至るまで、打撃中心で戦っていますが、もともとは柔道出身と聞いて驚きました。

「実はそうなんです(笑)。柔道は小学1年生から大学4年まで、15年間やっていました」

――15年間! 柔道での実績を教えてください。

「大学時代、インカレに出たぐらいですね。地元の愛知県には大成中学校・高校という、日本一を続々と輩出するような柔道の強豪校があるんですよ。私は大成の選手にずっと勝てませんでした」

――これまで柔道出身のMMAファイターにお話を聞くと、強豪校の壁に阻まれて柔道を引退するケースもありました。渡辺選手の場合は、大学まで柔道を続けたのですね。

「中高時代は練習で大変な思いをしても、なかなか勝てませんでした。すごく悔しかったです。でも自分の中で柔道に対して一区切りつけるためには、全国大会に出たい。そうでないと、大変な思いをしたことが報われないと思いました。

私は小さい頃、心も体も弱くて柔道を始めたんですよ。柔道のおかげで心も体も強くなることができました。中高時代は勝てなかったけど、それでも大学に進んで柔道を続けて、インカレに出た時に『これで柔道を辞めることができる。頑張って良かった!』と思いました」

――しっかりと一つ目標を達成することができたわけですね。大学卒業後にすぐMMAを始めたのでしょうか。

「いえ、大学時代から公務員になるための勉強をしていて、愛知県内で公務員として就職しました。3カ月ぐらいで辞めちゃったんですけど……」

――3カ月で退職というのは早いですね。

「柔道を辞めて公務員になったものの、刺激が足りなさすぎてMMAを始めようと思いました(笑)。ずっと柔道をやっていて、毎日練習していましたから、戦うことが日常化していたんですよね。それが戦わなくなると、一気に刺激がなくなって」

――刺激を求めて、いわゆる「遊び」に走る人もいます。渡辺選手はそうではなく、再び戦う日々を求めたということですか。

「遊びたい、っていう感覚はなかったですね。お酒も得意じゃないですし。ウチはお父さんが格闘技の大ファンで、リビングのテレビにMMAの試合が映っていることが普通でした。だから自分がMMAに進むことになっても、恐怖とか違和感というものはなかったです」

――1997年生まれの渡辺選手にとって、子供の頃は山本KID徳郁さんや五味隆典選手が活躍していた頃だったと思います。しかし以降は国内の興行規模も縮小していくなかで、MMAを始めることに不安はなかったのでしょうか。

「確かに子供の頃と比べると、男子の試合はそうだったかもしれないです。でも女子に関しては盛り上がってきていましたよね。RIZINが始まってから浜崎朱加さん、RENAさん、浅倉カンナ選手が活躍していて。私が初めてRIZINの会場にお客さんとして足を運んだのが、大学3年の時でした。ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で浜崎さんや浅倉選手の試合を見た時、『すごくキラキラしている』って感じたんですよ。その頃から、趣味として見るのではなく、競技としてMMAをやってみたいと意識し始めました」

――そして、最初は浜崎選手側ではなく浅倉選手側へ……。

「いやいや(苦笑)。最初はパラエストラ柏とAACCの両方を見学する予定だったんです。先にパラエストラ柏を見学した時に、初めてMMAに触れたら楽しすぎて。もうMMAをやりたい気持ちが強くなりすぎて、AACCを見学せずにパラエストラ柏への入会を即決してしまいました。今考えると、ヤバいことをしてしまいましたよね」

――ヤバい、というのは?

「だって……、やっぱりライバルじゃないですか」

――アハハハ。パラエストラ柏の鶴屋浩代表とAACCの阿部裕幸代表も、そこでトラブルに発展するような間柄ではないでしょう。

「パラエストラ柏時代、プロ2戦目の前に負傷して、一度地元に戻ったんです。実家から病院に通院することになって、パラエストラ柏からも離れてしまいました。『もうMMAは無理かな……』と思っている時に、ずっと知り合いで連絡を取っていた大島沙緒里さんが『もう少しMMAを続けてみたら?』と言ってくださったんです。それで通院が終わってからAACCへお邪魔させていただいた時に、体を動かしたら『やっぱりメチャクチャ楽しい!』と感じて。阿部さんにも相談し、AACCに移籍することになりました。……ウフッ、AACCとパラエストラ柏の複雑な関係もありましたけど(笑)」

――ネタにしようとして、もう先に自分で笑ってしまっているじゃないですか(笑)。ちなみに浜崎選手と浅倉選手が対戦した時は、どちら側だったのでしょうか。

「2度目の対戦(2021年3月)ですよね。その時は地元で通院しているので、どちら側でもなかった――と思います(笑)」

――一方、地元を離れてMMAを始めた娘さんが負傷して地元へ帰ってきた。でもMMAを再開するということで、親御さんは反対しませんでしたか。

「お母さんからは最初にMMAをやるという時に反対されていましたし、やっぱり再開する時も反対されました。一緒に病院へ行った時、先生に『同じようなことが続くと……』と説明を受けて、お母さんからは『これからの人生のほうが長いのだから、MMAは辞めたほうが良い』って。私も迷惑をかけ続けてしまいましたからね。メチャメチャ時間をかけて、お母さんを説得しました。親と一緒に病院の先生とも相談しながら、私からも『MMAは今しかできないから続けたい』と説明して。その時、私自身の中でもMMAをやっていくための覚悟ができた気がします。お母さんも納得して、今はすごく応援してくれています」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
5月21日(日)
午後1時~ABEMA格闘チャンネル

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【RIZIN】速報!RIZIN.43追加対戦カード発表!


ゴールデンウィークが終わった直後に突然の咳とのどの痛み。もしかしてと思ったものの陰性。謎の体調不良で爆睡していた土曜日に突如としてRIZINから飛び込んだビッグニュース。6月24日に真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開催されるRIZIN.43の追加対戦カードが発表されました。

【MMA 女子52.5kg契約】
大島沙緒里(AACC)
ソルト(マルスジム)

【MMA ライト級(71kg)】
矢地祐介(フリー)
ザック・ゼイン(米国/マウイ柔術)

【MMA フェザー級(66kg)】
鈴木博昭(BELLWOOD GYM)
西谷大成(トライフォース赤坂)

【MMA ヘビー級(120kg)】
関根“シュレック”秀樹(ボンサイブルテリア)
上田幹雄(BRAVE)

【MMA バンタム級(61kg)】
トレント・ガーダム(オーストラリア/タイガームエタイ&MMA)
後藤丈治(TRIBE TOKYO MMA)

【MMA フェザー級(66kg)】
関鉄矢(SONIC SQUAD)
遠藤来生(パワーオブドリーム)

【MMA フェザー級(66kg)】
新居すぐる(HI ROLLERS ENTERTAINMENT)
飯田健夫(フリー)

【MMA 女子バンタム級(61kg)】
熊谷麻理奈(ウィラサクレックムエタイ札幌ジム)
栗山 葵(SMOKER GYM)

【キックルール(肘無し・ワンキャッチワンアタック) 57.5kg契約】
山川賢誠(Kickboxing Academy Sapporo)
平野凌我(MTS)


詳細は追って!
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DEEP KINGレイナ MMA o RIZIN SASUKE カルリ・ギブレイン キック ソルト パンクラス ビクター・ヘンリー 上田幹雄 中井りん 中村大介 佐々木憂流迦 修斗 原口央 大島沙緒里 山本空良 巌流島 後藤丈治 新居すぐる 昇侍 栗山葵 武田光司 浅倉カンナ 矢地祐介 神田コウヤ 遠藤来生 鈴木博昭 関鉄矢 須藤拓真 飯田健夫 高木凌 高野優樹

RIZIN.43:矢地 vs. ザック・ゼイン等、追加カード発表

ライト級・矢地祐介 vs. ザック・ゼイン

ハワイで行われたトライアウトで合格し、昨年10月の武田光司戦でRIZINデビューしたが、1Rキムラで一本負けしたゼイン。もう一回呼ぶレベルとは思えなかっただけに、矢地は今度こそフィニッシュが必要であるということを理解した上で戦う必要がある。

フェザー級・鈴木博昭 vs. 西谷大成

鈴木はMMAデビュー戦の奥田は明らかにRIZINレベルではなく、2戦目は昇侍が打撃に付き合ってくれてのKO勝ちで2連勝としたが、そこから平本・青井に連続判定負け中。

トライフォース赤坂所属の西谷は先週行われたDEEPで初めて3Rマッチに出場し、ベテランの高野優樹に判定勝ち。MMA6勝5敗。

ヘビー級・関根"シュレック"秀樹 vs. 上田幹雄

昨年7月にスダリオに秒殺KO負けしたシュレック。その後、GLEATのグラップリングマッチで判定勝ち、巌流島では押し出しで勝利で、MMAはスダリオ戦以来。今年8月に50歳になる。

昨年4月のMMAデビュー戦で引退試合の高阪に秒殺KO負けした元極真の上田。12月にはプロデビュー戦の韓国人ファイターに秒殺KO勝ち。4月にカルリ・ギブレイン戦が組まれていたが、ギブレインがブラジルを出国できず中止となっていた。

フェザー級・新居すぐる vs. 飯田健夫 

新居はRIZIN中村大介・山本空良に2試合連続1R負けしたが、昨年はパンクラスで2試合連続得意のアームロックで勝利。

飯田は3月に修斗でSASUKEのフェザー級世界王座に挑戦するも、2RバックブローでKO負け。

ともに北海道出身のジモMMA

52.5kg契約・大島沙緒里 vs. ソルト

JEWELSアトム級(47.6kg)・DEEPミクロ級(44kg)王者の大島が、階級を上げて4月にパンクラス女子ストロー級王者となった地元のソルトと対戦。RIZINでは浅倉カンナ山本美憂に勝っているのにこんな理不尽なマッチメイクを受けるしかなかったのか?

バンタム級トレント・ガーダム vs. 後藤丈治

MMAでビクター・ヘンリーに一本負け、2020年の井上直樹のデビュー戦では敗れたが判定まで持ち込んだガーダムだが、その後はMMAの試合には出ておらず、昨年10月肘ありキックルールで出場した梅野戦ではロー一発で足を負傷しKO負け。3年ぶりMMAの相手は地元出身でパンクラスでプロデビュー、現在は修斗ランカーの後藤。

後藤は昨年11月、RIZINにも出場した須藤拓真にヒールで足を破壊され一本負けして以来の試合。

フェザー級・関鉄矢 vs. 遠藤来生

ZST王者関はRIZINでは神田コウヤにKO勝ち・堀江にKO負け、原口央に判定勝ち。昨年7月には佐々木憂流迦の代役で中原由貴戦が直前で決まったが、明らかにコンディション不十分で判定負け。

地元北海道在住の遠藤は最近はパンクラスを主戦場とし2勝3敗。直近は3月の高木凌戦で2RKO負け。

女子バンタム級・熊谷麻理奈 vs. 栗山葵

地元の熊谷はDEEPでKINGレイナとキックルールで対戦するも、謎の判定負け。翌月組まれたダイレクトリマッチでは判定勝ちでリベンジ。その後はMMAに主軸を置き、4連敗していたが、そこから3連勝中。ただし、相手のレベルはいずれも0勝か1勝クラス。

栗山は本来階級下のフライ級の選手だが、昨年のJEWELSフライ級トーナメントでは体重オーバーで失格。ワンデートーナメントだったため、中井りんが1日2試合のハンデキャップマッチをすることになった。今年2月に中井りんと対戦したが2R一本負け。

オープニングファイトMMA特別ルール55kg契約5分2R・丸山大輝 vs. 早坂優瑠

オープニングファイトMMA特別ルールライト級5分2R・渡辺トシキ vs. 安海健人

他、オープニングファイトでジモキック。

上の3カード以外は地元勢が絡むカード。まあ地方大会あるあるだが。出場予定選手に入っていた山本空良の名前がないが、4月の試合も負傷を押しての出場だったとのことなので、無理をしないでほしい。

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ARAMI DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS41 HIME K-MMA MMA MMAPLANET o ROAD FC YouTube キム・ユジョン ハム・ソヒ パク・シウ パク・ジョンウン 万智 伊澤星花 大島沙緒里 本野美樹 松田亜莉紗 藤野恵実 須田萌里

【DEEP JEWELS41】J-女子MMA界の未来、須田萌里と万智がK-女子MMAファイターと対戦

【写真】この揃い踏みは〇〇過ぎる──とか、〇〇美女とか、そういう枕詞は必要ない。 (C)MATSUNAO KOKUBO&MMAPLANET

10日(月)、DEEPより5月28日(日)に東京都港区のニューピアホールでDEEP JEWELS41の開催とカードの発表が行われている。

そして3回戦では49キロ契約マッチ=須田萌里✖パク・ジョンウン、ストロー級では万智✖キム・ユジョンがマッチアップされた。


若い力の台頭が目立つJEWELSで、象徴的な活躍をしている2選手が韓国勢を迎え撃つことが決まった。

2004年7月生まれの須田は、なんとチビウルフことパク・ジョンウン──ハム・ソヒに次ぐK-MMA界アトム級の強豪と対戦する。

2015年5月、18歳の時に藤野恵実を相手にプロデビューを果たしたキム・ジョンウンはキャリアで優る日本勢との対戦、層の薄さが影響して早々に女王=ハム・ソヒへの挑戦を実現させた。その結果、戦績的にはザッツK-MMAというべき8勝7敗1分で決して綺麗でレコードではない。

それでもレスリングを消化する以前とはいえ、パク・シウに判定勝ちし、他の選手が育って来るのを待つように組まれた日韓での過去5戦は4勝1敗と大きく勝ち越している。

シン・ユリには思わぬスプリット判定負けで、Road FCアトム級王座を獲得することはできなかったが、韓国国内最強の選手であることは間違いない。

今年で19歳になる須田も、この年齢にしては8勝4敗という試合数をこなし、また大島沙緒里や本野美樹という国内トップと既に拳を交えている。打撃の成長もハッキリ認められ、寝技も技術的には申し分ない。

特に組みではパク・ジョンウンを十分に仕留める力を持っているであろう須田だが、やはり気になるのはフィジカルか。最近の日本の女子選手の急成長の裏には格闘技だけでなく他競技の経験が生き、体ができているという背景がある。

パク・ジョンウンはフレームだけでなく、体の力が須田を上回っているとみて良い。その違いが打撃の質、回転力の差に繋がり、組みでも須田の技術を跳ね返す可能性がある。それゆえにパク・ジョンウンと伍することができ、一発勝負の関節技でなく攻防のなかで、ポジションをとってから極めることができれば、須田は早くも日本のトップに限りなく近づいていることを示すことができる。そんな一戦となる。

対してストロー級3回戦でキム・ユジョンとのマッチアップに臨む万智は、國學院大栃木高時代にケガとコロナに泣かされた柔道家人生に見切りをつけ、MMAに転じた。今回はプロ3戦目=19歳と358日で初の国際戦を戦う。

昨年11月のプロ初戦でARAMIから判定勝ち、今年2月の2戦目でHIMEをRNCで下した万智は柔道ベースで、体ができているスーパールーキーだ。

HIMEとARAMIを下したことで、アトム級と違い層が薄いストロー級では──同じ2022年デビュー組、キャリア2戦目で長野美香を破った松田亜莉紗と並び、遥かなる頂=伊澤星花の背中を遠くに眺めるという位置に既に立っている感もある。

それゆえDEEPも国際戦を万智に用意した。対戦相手となる、MMA版20世紀のキミ=キム・ユジョンはモディファイドMMAのARCとRoad FCで3勝1敗という戦績を残しており、うち2試合はRNCで一本勝ちを収めている。

サウスポーの構えから果敢に打撃を打ち込み、クリンチ&テイクダウンも力強いパク・ユジョン。彼女を相手にしてなお、万智がマット運動をしているように躍動感あふれる動きで、運動量の面で上回り続けて勝利をするようだと……今後は日本最高峰の舞台で欧米系の対戦相手を用意してもらうしか、万智が日本で強くなる道はなくなってしまうかもしれない。

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DEEP DEEP Osaka Impact2023#01 MMA MMAPLANET o ONE RIZIN にっせー サダエ☆マヌーフ ライカ 大島沙緒里 村上彩 海外

【DEEP OSAKA IMPACT2023#01】サダエ☆マヌーフ戦へ、村上彩─02─「最後は気持ちの勝負」

【写真】キャリア2度目の判定勝ちも、フィニッシュへの拘りを最後まで見せていた。その拘りに殉ずるのではなく、課題としている(C)MMAPLANET

4月2日(日)、大阪市の住吉区民センター大ホールで開催されるDEEP Osaka Impact2023#01でサダエ☆マヌーフと対戦する村上彩のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

「美女柔術家」、「コスプレファイター」といったキャッチフレーズを聞くと、どのようなファイターを思い浮かべるだろうか。そのイメージと村上彩の実像は異なっていた。「面白いことが言えない」と彼女は反省する。キャッチフレーズの向こう側にある、本当の村上彩とは――。

<村上彩インタビューPart.01はコチラから>


――足から攻めていくパターンは、カルペディエムで学んだものだったのですね。

「あの形はスイープもできるというのが一番大きいです。もちろんMMAではトップを取れたほうが安心します。でも下になった時にそのまま攻めきれないと、判定になったらどうしよう……と考えてしまいますよね。だから足関節を取りに行きつつスイープを狙う、という形が良いと思いました」

――確かにトップの奪い合いで勝てれば、それに越したことはありません。しかしテイクダウンやケージレスリングに注目が集まる一方で、下になった時のリスクを想定して練習できているのか。

「そういう練習をやっている人は、多くないと思います。特にストライカーは主に立つための練習をしていると思います。立てたら良いですが、立てなかった時にキツイですよね。単に立とうとすうだけじゃなく、MMAだから下から攻めたりして、いろんな要素を混ぜたほうが立ちやすいと思うんです。自分が立とうとすればするほど、相手はもっと抑え込もうとするので。

私も下になったら立つことを考えていた時期もありました。でも私は寝技が得意で、下からも攻めることができます。なのに、無理に立ち上がろうとしたところでパスされたりするよりは、慌てずに下から攻めたりスイープしたほうが良いと考えています。自分が攻めた時に相手が動いたら、そこでカウンターを取ってスイープや立ちやすくなりますし」

――一方、須田戦に続く昨年12月のにっせー戦では、これまでになくテイクダウンとトップからの攻撃を狙い続けていました。

「下になるのは最終手段ですね。まずはテイクダウンを取りに行くし、倒せなかったら引き込んでもいいと思っています。ただ、テイクダウンが取れたので、自分の有利なポジションで安全に進めていました」

――結果、2R制でありながら最大4P差がつく判定勝利を収めました。それだけ試合内容は手応えがありましたか。

「手応えはありました。2Rになっても、それほど打撃を出してこなかったですし。もう少し私のほうが攻めれば良かったなと思っています。一本を取ることに固執しちゃって、もっとパウンドを打てば良かったなぁって。試合を有利に進められていたこともあって、冷静に戦うことができました」

――プロデビュー以降5勝1敗で次のサダエ戦を迎えます。現在、MMAファイターとしての目標は何ですか。

「RIZINに出たいです。海外の大会に出てみたいとも思いますけど、やっぱり階級が……。私はアトム級でも小さいと思うし、ONEはアトム級といっても名称が同じなだけで、実質的にはストロー級ですよね。となるとRIZINは49キロで試合があって、なおかつ日本でやっているので。

大島沙緒里さんがRIZINに出て、49キロ契約で試合をしているじゃないですか。私と大島さんって身長が同じくらいなんです(公式プロフィールは大島が149センチで、村上は150センチ)。でもあれだけ勝っていて――レベルは違うかもしれないけど、私も頑張れば戦えるんじゃないかと思っています」

――RIZINに出場するとしても、何かベルトを巻いていたほうが主催者の興味も引くとは思います。プロデビューから4連勝して須田選手との再戦が決まった時、ここはタイトルマッチじゃないのか……とは思いませんでしたか。

「うーん、そこまでベルトにこだわっているわけじゃないんですよ。もちろんチャンピオンになったほうが良いでしょうけど、ベルトを持っているからってメチャクチャ強いわけじゃなくて。それよりは一つひとつの試合で確実に勝つことのほうが大事だと思います。たとえば、メッチャ強い人がベルトを返上して、その強い人に負けている選手に勝って私がベルトを巻いても、自分自身に対して『本当に強いのかな?』と考えてしまいますよね」

――……ストイックですね。

「私もチャンスがあれば、タイトルマッチはやりたいです。だからといって『ここでタイトルマッチじゃないんだ……』とは思わなかったですよ(笑)」

――「自分より須田選手のほうが推されているんじゃないか」と……。

「アハハハ、それは推されているんじゃないですか。若いし、将来有望ですしね。最近はもう若い選手のほうが強いですよ。彼女が推されるのも当たり前だと思います。そこに私が嫉妬することはないです(笑)。私は自分がやりたいようにやるので」

――なるほど。では次の対戦相手、サダエ選手の印象を教えてください。

「印象ですか? うーん……、……、……」

――言葉がスッと出てこないですか(苦笑)。

「試合前に『煽る言葉を……』と言われることがありますよね。私、そういうの苦手なんです。相手がどうこうではなく、自分がどうするかが大事で。でも見た目と喋り方で、キツイ人間のように思われることはあります。実際に喋ってみると『見た目よりマシだね』って言われますけど(笑)」

――アハハハ。では、ご自身がこの試合に向けて何をやってきたかを教えてください。

「私は気持ちの面で弱いと思うところがあります。技術はもちろん大事ですけど、最後は気持ちの勝負じゃないですか。それは今年に入ってから考えるようにしていて。自分が圧されている時でも迷わないとか。そんな気持ちの勝負でも負けません。サダエさんはオールラウンダーなので、私もいろんなことを試したいです。はい……、……」

――え、どうしましたか。

「いえ……、面白いことを言えなくて、すみません」

――プロとしてのセールスポイントと、MMAに対する考え方にはギャップがあるかもしれないですね。それも人間であり、ファイターとしての面白さの一つだと思います。

「私はファイターなので、喋りじゃなくて試合の内容と結果で評価してもらいたいです。口で何を言っても、結局は試合で全てが出ると思うんですよ。練習したことが全て――技術もそうだし、気持ちの面でもそうですね。だから、試合を視てください。よろしくお願いします!」

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【Black Combat05】ブラックコンバット✖DEEPの対抗戦は──3勝2敗でブラックコンバットに凱歌…厳しい

【写真】この陣容で敗れるのは、厳しい(C)PARK JONG HYUK

4日(土・現地時間)、韓国はスウォンのスウォン・コンベンションセンターで開催されたBlack Combat05「Song of the Sword」。
Text by Choi Woo Suk

同大会で実現したBlack Combat vs DEEP対抗戦は3勝2敗でブラックコンバットに凱歌が挙がった。しかも、日本勢の2連勝から3連勝で逆転勝ち。DEEPにとってはある意味、0勝5敗よりもしてやられた結果となった。

<無座別級/5分3R>
チェ・ウォンジュン(韓国)
Def.3R1分49秒by TKO
赤沢幸典(日本)

<フェザー級/5分3R>
キム・ミンウ(韓国)
Def.3R4分39秒by RNC
中村大介(日本)

<バンタム級/5分3R>
キム・ジョンフン(韓国)
Def.2R0分30秒by TKO
山本聖悟(日本)

<ライト級/5分3R>
大原樹理(日本)
Def.1R4分39秒by KO
ユン・ダウォン(韓国)

<女子アトム級/5分3R>
大島沙緒里(日本)
Def.3R0分59秒by 腕十字
ホン・イェリン(韓国)


※同大会のレポートはYouTubeの公開を待ってアップします


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【Black Combat05】ホン・イェリン戦前、大島沙緒里─02─「実は私も打撃が好きなんですよ」

【写真】DEEPミクロ級王者&DEEP JEWELSアトム級王者として、韓国に初上陸 (C)BLACK COMBAT

4日(土・現地時間)、韓国はスウォンのスウォン・コンベンションセンターで開催されるBlack Combat05では、Black CombatとDEEPの対抗戦が行われる。その女子アトム級でホン・イェリンと対戦する大島沙緒里のインタビュー後編。
Text by Kameike Shojiro

大島にとっては、今回のBlack Combat出場がMMAでは初の海外試合となる。韓国女子MMAの新鋭、ホン・イェリンを相手に日本2冠王者として、いかに戦うのか。そんななかで気になる大島の得意技――キムラ・スイープにまつわる秘話が語られた。

<大島沙緒里インタビューPart.01はコチラから>


――もともとBlack Combatについては認識していましたか。

「YouTubeを中心に進めていくスタイルは面白いですよね。それによって大会の知名度が上がっているのでしょうし、アリだとは思います。そういえば大晦日、Black Combatに行ったんですよね。どうでしたか?」

――個人的な感想を言えば、YouTube向けのイベントかと思っていましたがMMAとしてのレベルは高かったです。出場選手の多くは数戦しかしていないので、測りきれないところはありますが……。

「女子の試合はなかったんですよね? でも、それだけのレベルがあって嬉しいです(インタビューはBlack Combatの出場者決定戦の動画配信前に行われた)。私は韓国人といえばパク・シウ選手としか試合していないので、どうなるか全く分かりませんでした。でもここで試合をしないと、私自身のモチベーションも落ちてしまうし、誰が相手でも出たいと思っていました」

――柔道時代も含めて、今回が初の海外試合なのでしょうか。

「いえ、柔道では10年以上前ですけど、ロシアやハンガリーで試合をしたことがあります。冬で寒かったですね。韓国も寒いみたいですし、現地へ行っても試合まで外に出ません(笑)」

――その韓国で対戦するホン・イェリンについて印象を教えてください。

「若いですよね(※現在20歳)。MMAの試合は全て見ました。キックボクシングの試合にも出ているので、そちらの映像も見ています。若さとガッツあふれるストライカーだなと思います。ガンガン前に出てくる選手で、その勢いに飲まれないようにしたいですね」

――今の大島選手にとってストライカーに対する怖さ、やりにくさはありますか。

「それはあります。でも、実は私も打撃が好きなんですよ。今も打撃はAACC以外にも、ずっとムエタイやボクシングジムにも週1ぐらい通っていて。ボクシングジムに行き始めたのは最近で、ムエタイジムはパク・シウに負けた後ぐらいからずっと行っています」

――大島選手のムエタイテクニックは、ぜひ試合で見たいです。

「古瀬戦ではその打撃を見せたかったんですけどね(笑)。次の試合は47.6キロ契約で、ミクロ級よりは重い体重になりますけど、やっぱり打撃は見せたいです」

――ホン・イェリンのMMAの試合を見ると、キャリアは浅いものの成長していることは窺えます。ただし、キックボクシングがベースでテイクダウンのディフェンスは少し難がある。その点は大島選手にとって優位となりますか。

「組めばどうにかなるということはないと思います。柔道時代から韓国人選手はフィジカルトレーニングをやっているイメージで、MMAの世界でも変わらないですよね。もちろんホン・イェリン選手も対策はやってきているでしょうから」

――一方で、敵地での試合ということについては、いかがですか。

「いつもと違う場所で戦うというのは、コンディション面で気をつけないといけないことは多いですよね。でもケージに入ったら周りも見えず、相手と向き合うだけ。それはRIZIN沖縄大会でもそうでしたし、韓国であっても同じだと思っています」

――なるほど。大島選手に、どうしてもお聞きしたことがあります。いつも試合で見せているキムラからのスイープですが、なぜあれほどまでに決まるのでしょうか。

「あぁ、あの引き込み返しですね」

──ハイ。形は引き込み返し、もしくは帯取返しで帯でなく腕絡みで返していくというものです。

「あれは……柔道もMMAも、下になるのは大きなリスクがあるじゃないですか。そのなかで、あの技は本当に何度も何度も練習しないと身につかないんですよ。それこそ高校時代に何百回も失敗しながら、1年半ぐらいかけて身につけました」

――1年半ですか!

「ずっと失敗し続けて、ようやく1回成功して……。だから『ココをこうする』と説明しても、みんながすぐに実践できるようなものじゃないんです」

――相手にしてみれば一度食らったとしても、次の試合でそう簡単に防御できるものではないということですね。

「はい。得意な技って、掛け方が一つじゃないんです。こう防御されたら、こうする――枝葉のように分かれていくので、多少防御されたからといって掛からなくなるものではないですね」

――それだけの期間と練習回数を要しても、あの技を身につけたかった理由は何だったのでしょうか。

「そもそも私が通っていた高校の柔道部で受け継がれている技だったんです。あの引き込み返しともう一つを、ずっと練習する学校でした」

――柔道部で受け継がれている技! 浪漫を感じます。

「だから、何回失敗しても身につけないといけなくて(苦笑)。柔道の試合で抑え込まれても、その2つの技を貫き通します。同じ柔道部の子だったら、MMAでも同じ技ができると思いますよ。あの技を見るだけで、その学校の柔道部だと分かるような技です」

――さらに……あの引き込み返しだけでなく、もう一つ伝統の技があるのですか。

「どちらかというと、私はもう一つの技のほうが得意でした。その技はまだMMAで使っていないので、どんな技か今は言えないんですけど……。柔道と違ってMMAは帯や道着を掴むことがないので、少し難しいかもしれないです。でも、何か方法はあるかなと思っています。

柔道時代にその2つを練習してきたおかげで、MMAでも下になっても返すことができるんですよ。だからテイクダウンに行って下になっても大丈夫だし、下になっても大丈夫だからテイクダウンを狙われるのも怖くない。その気持ちをつくってくれたのが、引き込み返しともう一つの技を教えてくれた、あの柔道部の練習なんです」

■ Black Combat05対戦カード

<無差別級/5分3R>
チェ・ウォンジュン(韓国)
赤沢幸典(日本)

<フェザー級/5分3R>
キム・ミンウ(韓国)
中村大介(日本)

<バンタム級/5分3R>
キム・ジョンフン(韓国)
山本聖悟(日本)

<ライト級/5分3R>
ユン・ダウォン(韓国)
大原樹理(日本)

<女子アトム級/5分3R>
ホン・イェリン(韓国)
大島沙緒里(日本)

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