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【DEEP JEWELS45】袈裟固めからパンチ連打で村上をストップした大島が2冠王に&インヴィクタ出場宣言

【写真】日本ミクロ級最強を証明し、いざインヴィクタへ!(C)MMAPLANET

<DEEP女子ミクロ級& DEEP JEWELSミクロ級王座統一戦/5分3R>
大島沙緒里(日本)
Def.1R3分05秒 by TKO
村上彩(日本)

村上はガードを下げて距離を取ってから、ローを繰り出しながら一気に距離を詰める。両者のパンチが交錯したあと、村上の左ローをすくった大島が背中を着かせた。村上が足を取って大島を転がすものの、大島が立ち上がる。

スタンドに戻り、打撃でけん制してから組みついた大島がバックに回った。村上はキムラで左腕を抱るも潰されてハーフガードに。村上のスイープに合わせて大島が立ち上がる。村上は背中を着けたまま足を利かせ、大島もガードに入れずブレイクが掛かる。

再開後、大島のワンツーがクリーンヒット。距離が詰まると大島が首投げで崩し、袈裟固めの状態に。村上の左腕をアメリカーナで固め、動けない相手の顔面に右の拳を叩きこみ続けて、レフェリーストップを呼び込んだ。

涙を流して会場を後にする村上。2冠王となった大島は「今日無事に勝てたので、米国のインヴィクタに挑戦します。1年前から話をしていたのですが、タイミングが合わず行けませんでした。インヴィクタでしっかり実力を証明して、また日本で戦いたいと思います」とインヴィクタ出場を報告した。


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【DEEP JEWELS45】大島沙緒里とミクロ級W王座戦。村上彩「誰に勝ったか――自分がどれくらい強いのか」

【写真】強さを求め続ける村上にとってwタイトルマッチ、そして大島沙緒里とは(C)TAKUMI NAKAMURA

26日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS45にて、同ミクロ級王者の村上彩が、DEEP女子ミクロ級王者の大島沙緒里とのダブルタイトルマッチに臨む。
Text by Shojiro Kameike

アトム級を主戦場としていた村上は昨年9月、アム・ザ・ロケットを下してDEEPミクロ級のベルトを巻いた。「ミクロ級がベスト」と語る村上にとって、同王座の初防衛戦がDEEP女子ミクロ級王座との統一戦に。女子ミクロ級の頂点を決める戦いに向けた意気込みを訊いた。


――5月19日の修斗ニューピアホール大会で、勝利した関口祐冬選手と一緒に写真に納まっていました(※取材は5月22日に行われた)。練習仲間が勝ったことで盛り上がっていますか。

「はい、盛り上がっています! 良い勝ち方でしたよね」

――続いて村上選手が試合を迎えるわけですが、ミクロ級への減量は慣れましたか。

「慣れたといえば慣れたし、慣れていないといえば慣れていなくて――何とも言えないですね(※前日計量は43.95キロでクリアしている)」

――前回、アム・ザ・ロケットとのタイトルマッチ前は「ミクロ級のほうが動きは良い」と仰っていました。それは実際の試合でも同じでしたか。

「そうですね。そこは変わらないです。やっぱり速く動けるというのはありましたね」

――そのアム戦から今回の王座統一戦まで、9カ月の期間が空いています。

「ミクロ級だと相手もいないですからね。これがプロデビュー当時なら誰でも当てられると思うんですよ。でも、もう対戦した選手も多いですしね。そこで新しい相手となると、もう試合が組めないし仕方ないと思います」

――一方、今年に入って1月から3月まで柔術の大会に出場しているのですね。柔術の試合も久々かと思いますが、その感想を教えていただけますか。

「MMAとの違いという面では――MMAと違って柔術は、勢いで行って勝てる競技ではないんですよね。MMAは結構、勢いも大事だったりするじゃないですか。でも柔術はちゃんと技術をやらないなぁという感じです」

――この期間は練習も柔術中心にシフトするのでしょうか。

「アジア選手権やワールドマスターとか大きな大会に出る時は、柔術に集中するかもしれないです。でも、そこまでの規模の大会でなければMMAと柔術、両方やっていますね」

――そんななか、この統一戦のいつ頃決まったのでしょうか。

「もともと去年から『次の試合は来年だったら5月ぐらいかな』とは言われていました。正式にお話があったのは今年の1月か2月ぐらいですね」

――今回はDEEP王座とDEEPジュエルス王座の統一戦となります。これまでDEEPジュエルスで戦っていて、DEEPで同階級のベルトを意識したことはありますか。

「いや、あまり気にしたことはなかったですね。去年ぐらいから大島さんとは試合したいなぁとは思っていましたけど」

――なるほど。これまで大島選手との対戦がないのが不思議でした。

「これまでオファーもあったと思いますけど、タイミングが合わなかったか何かで。でもいつか対戦するだろうと考えていましたし、ずっと試合したいと思っていました」

――大島選手は、どのような印象を持っていますか。

(C)TAKUMI NAKAMURA

「体格は同じぐらいなのに、試合では極めていて強い選手ですよね」

――その大島選手に対して、ご自身が上回っているポイントは何だと思いますか。

「動きとか柔らかさ、かなと思っています」

――では今回の統一戦という形式については、どのように考えていますか。

「形式的にはベルトがあったほうが良いんでしょうけど、特に意識していないんですよね。私がDEEPジュエルスのチャンピオンになったから、この形になったというか。ベルトよりも誰に勝ったか――自分がどれくらい強いのか、というほうが大事だと思っています。今回の試合を楽しみにしてくれていた方、どうぞお楽しみに!」

■DEEP JEWELS45視聴方法(予定)
5月26日(日)
午後5時~U-NEXT
午後5時20分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

■DEEP JEWELS45計量結果

<DEEP女子ミクロ級& DEEP JEWELSミクロ級王座統一戦/5分3R>
[DEEP王者] 大島沙緒里:43.95キロ
[DEEP JEWELS王者] 村上彩:43.95キロ

<DEEP JEWELS 暫定ストロー級王座決定戦/5分3R>
パク・シウ:51.90キロ
万智:51.90キロ

<58キロ契約/5分3R>
中井りん:57.85キロ
HIME:55.45キロ

<59キロ契約/5分2R>
Te-a:58.80キロ
斎藤百湖:58.10キロ

<グラップリング59キロ契約/5分1R>
鈴木”BOSS”遥:58.85キロ
青野ひかる:当日計量

<アマ49キロ契約/3分2R>
須田美咲:48.95キロ
セアリ:48.45キロ

<アマ58キロ契約/3分2R>
北岡心愛:57.05キロ
明美:57.90キロ

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【DEEP JEWELS45】計量よもやま話。コスプレにまつわるエトセトラ、中井が牛コス、大島も…!?

【写真】思わぬ形で(?)コスプレネタが続いた計量となった(C)TAKUMI NAKAMURA

明日26日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS45の計量が千代田区のKANDA SQUARE内SQUARE CONFERENCEで行われた。
Text by Takumi Nakamura


メインイベントのDEEP女子&DEEP JEWELS ミクロ級ダブルタイトルマッチで対戦する村上彩と大島沙織里はともに43.95キロで計量をクリア。コスプレイヤーでもある村上との対戦を前に、大島は「負けたらコスプレする覚悟で死に物狂いで勝ちます」と意気込みを語り、会場を和ませた。

そして「牛のスポンサーがいて、今回の計量は牛がテーマです」という中井りんは写真の通り、かなり際どい牛コスプレで登場し、会場をどよめかせた。しかもピンヒールを履いた状態でステージへ上がり、セコンドの手を借りてピンヒールを脱いで体重計に乗り、再びピンヒールを履くというプロフェッショナルぶりを見せた。

なお計量後のDEEPからのプレスリリースで、計量を欠席した樹季がヘルニアにより欠場、鈴木”BOSS”遥は青野ひかるとグラップリングルールで対戦することがアナウンスされた。

■DEEP JEWELS45視聴方法(予定)
5月26日(日)
午後5時~U-NEXT
午後5時20分~YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

■DEEP JEWELS45計量結果

<DEEP女子アトム級& DEEP JEWELSアトム級王座統一戦/5分3R>
[DEEP王者] 大島沙緒里:43.95キロ
[DEEP JEWELS王者] 村上彩:43.95キロ

<DEEP JEWELS 暫定ストロー級王座決定戦/5分3R>
パク・シウ:51.90キロ
万智:51.90キロ

<58キロ契約/5分3R>
中井りん:57.85キロ
HIME:55.45キロ

<59キロ契約/5分2R>
Te-a:58.80キロ
斎藤百湖:58.10キロ

<グラップリング59キロ契約/5分1R>
鈴木”BOSS”遥:58.85キロ
青野ひかる:当日計量

<アマ49キロ契約/3分2R>
須田美咲:48.95キロ
セアリ:48.45キロ

<アマ58キロ契約/3分2R>
北岡心愛:57.05キロ
明美:57.90キロ

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45 DEEP DEEP JEWELS o RIZIN 中井りん 修斗 大島沙緒里 村上彩 栗山葵

【DEEP JEWELS】中井りん×栗山葵 再戦決定!

IMG_8476
5月26日にニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS 45。先日、大島沙緒里× 村上彩のミクロ級ダブルタイトルマッチが行われることが発表されたばかりですが、またしてもビッグカードが!! 中井りん(修斗道場四国)×栗山葵(SMOKER GYM)のDEEP JEWELSフライ級タイトルマッチが発表されました。

個人的にはめちゃくちゃテンションが上がる好カード。日本の女子格闘技界の絶対女王・中井とRIZINでも勝ち星を挙げて成長著しい栗山の対戦。何かが起こりそうな予感をひしひしと感じます。

両者は約1年前に対戦済。当時は様子を窺う中井に対して栗山が圧力を掛けてジャブをヒット。あわやの空気が漂いましたが、最後は中井がしっかりテイクダウンするとバックチョークを極めて圧巻の強さを見せつけました。

グラウンドに持ち込めば前回と同様に中井が圧倒するでしょうが、スタンドの時間が長ければ長いほど栗山の殺傷能力の高いパンチでワンチャンあるんじゃないかと。それくらい今の栗山には殺気と何かしでかしてくれそうなオーラが漂っています。

ただ、判断が難しいのが中井の前回の試合運び。あえてスタンドに付き合った、栗山の実力を見た感があると感じたのは私だけでしょうか?1Rは恐ろしく大人しく、 2Rにパンチを被弾してからギアを入れてテイクダウンに行ったように見えました。初めから倒しに行ったら。。。思った以上にワンサイドゲームになる可能性も十分に考えられます。

それでも栗山がテイクダウンを凌いだり、グラウンドから立ち上がってスタンドで勝負出来たら、どよめきに包まれる会場の雰囲気を想像してゾクゾクしています。これを見ずに何を見る。見逃せません。
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【DEEP JEWELS】大島沙緒里×村上彩 ミクロ級ダブルタイトルマッチ決定!

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5月26日にニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS 45でDEEP女子ミクロ級チャンピオン大島沙緒里× DEEP JEWELSミクロ級チャンピオン村上彩のミクロ級ダブルタイトルマッチが行われることが発表されました。

DEEP女子ミクロ級とDEEP JEWELSミクロ級。別々である事を再認識させられました。それくらいミクロな話ですが2つの女王と2本のベルトが存在します。個人的にはこの機会に王座を統一して一本のベルトにしたらと思うのですがいかがでしょう。

いざ試合となると実績では大島が圧倒的に上手。浅倉カンナ、須田萌里、山本美憂、ソルト、パク・シウ、クレア・ロペスなど並いる強豪を撃破。しかも階級が上の相手も苦にせず極めていくスタイルは見ていて心地よさすら感じます。RIZINで無双状態の伊澤星花との対戦も視界に入っているだけに、その前に絶対に落とせない一戦です。

対する村上。コスプレイヤーとしてスポットが当たる事が多かったですが、最近の試合運びは本当にしぶとい。アム・ザ・ロケットから何度もテイクダウンを奪って接戦を制して王座を戴冠しています。

柔道仕込みで極めの強い大島の仕掛けを柔術をベースにした村上がどう捌くか。村上が大島を封じるような事があればRIZINに飛び級する可能性も十分。興味深いカードが組まれました。
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【DEEP JEWELS45&DEEP Tokyo Impact2024#03】ミクロ級王座統一戦、剛の大島沙緒里✖柔の村上彩

【写真】両者のベルトは今後、一本化するのだろうか (C)MMAPLANET & SHOJIRO KAMEIKE

8日(月)、DEEPが5月26日(日)に東京都港区のニューピアホールでDEEP JEWELS45とDEEP Tokyo Impact2024#03の開催と、DEEP JEWELS ミクロ級チャンピオン村上彩と DEEP女子ミクロ級チャンピオン大島沙緒里の間で王座統一戦が組まれることを発表した。
Text by Manabu Takashima

大島は2020年9月ににっせーとの王座決定戦を制しDEEPミクロ級のベルトを巻き、翌年にアトム級GPに出場して決勝でパク・シウを破りDEEP JEWELSアトム級王座と二冠に輝いた。


昨年9月にBlack Combatアトム級とのダブルタイトルマッチでパク・シユンにまさかの判定負けを喫し、大島はアトム級王座を手放した。そして今年の2月にはRIZIN LANDMARK08にショートノーティス出場をし、クレア・ロペスを十字で破って以来3カ月振りの実戦となる。

一方の村上は2020年10月のプロデビューからアトム級とミクロ級の両階級でファイトを続け、戦績は8勝1敗。唯一の敗北はアトム級で須田萌里にリベンジを許した試合だ。昨年9月にアム・ザロケットを下し、2020年11月に創設されたベルトを初めて日本に取り戻した。

「ミクロ級の方が動きが良い」という村上は、そのミクロ級では4勝0敗で3つの一本勝ちを誇る。自身のなかでの絶対的な動きの良さがどちらになるのかというよりも、体格差が生じるアトム級での相対的な動きを評価すると、前者の方が動きは良くなるということか。対して大島はアトム級においてもフレームで不利なことはあっても、フィジカルで後れを取るようなことはない。そして44キロは、同王座決定戦と防衛戦の2度しか戦っておらず、2試合ともアメリカーナで一本勝ちしている。

いわばミクロでは負け知らずの女王対決は、柔道家・大島✖柔術家・村上という見方もできる。もちろん、MMAでありスタンドは当然として、寝技でも打撃があるなかで両者のグラップリング対決は見ものだ。

全17試合で9つの一本勝ちを誇る大島に対し、村上の一本勝ちはキャリア序盤の3試合だ。その一方で体力負けをして然りの試合でも、技術で制してきた。パワーで対抗できない時に村上を助けるのが、相手の力を利した柔の動き。つまり村上は柔のグラップラーといえるだろう。

他方、大島はガード、サイドからキムラ、アメリカーナ系のアームロックを得意としており、アトム級やスーパーアトム級でもタップを奪って来た。いわばミクロ級を越えた破壊力、パワーの持ち主はずばり剛のグラップリングを駆使する。

✖剛の組み技系MMA対決、パワーも技術に含まれ大島のキレを持ってすると、剛の寝技により短時間決着もあり得る。同時に柔の寝技は瞬発系でなく耐久力勝負、いわゆるDeep Waters──深みに入り&深刻な状況を与える勝利を手にすモノ。剛の大島✖柔の村上、非常に興味深い王座統一戦となる。

またDEEP Tokyo Impact2024#03では昨年9月の王座転落から8カ月、石司晃一が実戦復帰。THE BLACKBELT JAPANの平松翔と戦うバンタム級3回戦がまずは明らかとなっている。

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【DEEP JEWELS44】パク・シユンからベルト奪還へ。伊澤星花「DEEPに頼ってもらえて嬉しい」

24日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS44で伊澤星花がDEEP JEWELSアトム級王者パク・シユンの持つベルトに挑む。
Text by Takumi Nakamura

RIZINスーパーアトム級&DEEP JEWELSストロー級二冠の女王として、韓国・Blackcombatに流出したDEEP JEWELSアトム級のベルト奪還に臨む伊澤。今回の王座戦は伊澤自身が望んだもので、試合が決まったときは「DEEPに頼ってもらえて嬉しい」と思ったという。今年からジャパン・トップ・チーム所属となり、打撃スキルも含めた技術の向上に手応えを感じ、静かに闘志を燃やしている。


――昨年大晦日に山本美憂さんの引退試合の相手を務めました。あの試合を振り返っていただけますか。

「複雑な心境でしたね。美憂さんは特別な選手ですし、その選手の引退試合ということもあって、ちょっとなんか…どうしようみたいな感じでした」

――試合後のコメントでも山本さんへの思いを語っていましたが、伊澤選手にとってはどんな存在ですか。

「ずっと第一線で活躍された選手で、本当にレジェンドっていうか、女子の格闘技の先駆者だと思います。」

――初めて会ったときのことは覚えていますか。

「レスリング時代に一度お会いしたことがあったのですが、そのときは全然会話もなくて。ただ私のコーチと美憂さんが仲良くて、その繋がりで私もMMAを始めたんです。それでRIZINの会場で初めてお話させてもらって、すごく気さくでとてもいい人だなという印象でした。大晦日の試合が終わって、KRAZY BEEであったアマチュア大会の時にお会いして『試合、ありがとうね』みたいな感じで声をかけてもらいました」

――山本さんの最後の相手を務めたことで、精神的に変わった部分はありますか。

「もっともっと格闘技を引っ張っていけるように頑張らないとな、と改めて思いました」

――そして今回は2023年5月以来のDEEP参戦、しかもパク・シユン選手とのDEEP JEWELSアトム級タイトルマッチになりました。

「もともと去年9月にDEEPとBlack Combatの対抗戦でシユン選手にDEEPのベルトを取られたときから、チャンスがあれば(シユンと)やりたいということはDEEPに伝えていました。正式に試合が決まって『やっとチャンス来たな』『DEEPに頼ってもらえて嬉しい』と思いました」

――Black Combatとの対抗戦でDEEP勢が苦戦したことをどう感じましたか。

「本当に悔しかったですね。あの日は別の試合を目当てに見に行っていて、そこまで対抗戦に気持ちを入れて見ていたわけじゃないんですよ。でも対抗戦でDEEPの選手が次々に負けているところを見て、ちょっとずつ悔しさが増してきて……最終的にすごい悔しかった記憶があります」

――ではパク・シユンの試合に関しても、大島沙緒里選手が防衛するだろうと思って見ていましたか。

「そうですね。普通に大島さんが勝つと思って試合見ていたのですが、なかなかテイクダウンに行けなくて、結果的に判定で負けてしまって。判定を聞いてるときは私も複雑な気持ちでしたね」

――パク・シユンにはどんな印象を持っていますか。

「印象としては、韓国人らしくテイクダウンディフェンスをしっかりして、打撃でポイントを取っていくスタイルかなと思います」

――シユン選手は大島戦、今年1月韓国での須田萌里戦と試合のたびに強くなっている印象があります。

「何よりフィジカルが強いのかなと思いますね。そこで相手はテイクダウンできなくて…という感じなので。どれだけフィジカルが強いのかは試合にならないと分からないんですが、そこに飲まれないように意識しています」

――DEEPという団体、そしてDEEPのベルトを取り返したいという想いは強いですか。

「私はDEEP JEWELSでデビューして、3戦目でチャンピオンになって。そこからはDEEP JEWELSを背負って戦っているという気持ちが強いです。そこでパッと出てきたBlack Combatの選手にDEEPのベルトを取られてしまったのは、自分が思ってた以上に悔しくて。流出したベルトを取り返しに行くチャンスはなかなか巡ってこないんですけど、今回そういうチャンスをいただけたので、ここはしっかりとものにしたいなと思っています」

――伊澤選手は今年からJTT(ジャパン・トップ・チーム)所属になり、練習環境を含めてどんな変化がありましたか。

「毎日いい練習ができています。特に打撃は改めて基礎から教わることができて、すごく自分の中で納得して理解して、ちゃんと土台ができてきているのかなと思います」

――主に誰にミットを持ってもらう・指導してもらっているのですか。

「基本的に小倉(將裕)さんと、アメリカから帰ってきたエリーコーチにも持ってもらっています」

――小倉トレーナーは対人練習のような実践的なミットを持ちますよね。

「はい。すごく距離感も大事にするミットで。小倉さんのミットをやっていると、スパーリングで相手の打撃をもらいにくくなりましたね。私は不用意なところで動きが止まって、相手の打撃をもらうことが多かったんですけど、同じことをやっているとミットでも小倉さんの返しの攻撃が飛んでくるんです(苦笑)。だからそこをミットでも意識するようになって変わったと思います」

――小倉トレーナー・エリーコーチの2人に指導してもらうことでどんなメリットがありますか。

「小倉さんには距離感や基礎をめちゃくちゃ教えてもらって、エリーコーチからは対戦相手の動きに合わせて試合で使えるような動きを教わっているんです。またエリーコーチに教わったことを小倉さんが分かりやすく噛み砕いくれるので、すごいです」

――ベースのスキルも上げつつ相手の対策もあって、同じ練習でも今までと意味合いが違うようですね。

「はい、全然違いますね」

――組み技・寝技についてはいかがでしょうか。

「組み技に関しては、もともと練習相手が少なかったのですが、JTTには寝技ができる選手が多いので、スパーリングしているだけですごくプラスになりますね。あとは中村K太郎さんがクラスを見ていて、K太郎さんの技術はすごい奥深くて色んなものがあるんです。自分は基礎的な寝技はできんですけど、K太郎さんに教わると考えることが増えて、すごい面白いです」

――JTTほどプロ選手とコーチがいる練習環境は、今まであまりなかったと思います。恵まれた環境で練習できているという実感はありますか。

「選手はもちろんコーチ陣が選手1人1人に寄り添って、試合の戦術や作戦の作り方だけでなく、モチベーションの上げ方や体重の落とし方まで見てもらえるのがすごいと思います。いろんな点からアドバイスをもらえて、すごく充実した環境でやらせてもらっていますね」

――技術・戦術の指導だけでなく、メンタル的なサポートもあるのですか。

「はい。試合前は一番メンタル面が不安定になりがちなのですが、そこをしっかりと調整してもらって、試合までに上げていけるような指導してくれてるので、ありがたいです」

――どうしても1人のコーチが複数の選手を見ていると、そこまで細かく選手の変化を見るのかもしれないですね。JTTではメンタルや体調に合わせて、練習の強度も調整されているのですか。

「自分の疲れ具合や減量の具合を見て、今日は体がきつそうだからこういうメニューしていこうか、そういう調整をしてくれるんです。でもそれは楽な練習をするという意味ではなくて、そのコンディションでマックスできる練習をやる、なんです。だから疲れていても質の高い練習ができるし、自然にモチベーションも上がっていきます。体がきついから練習に行きたくないじゃなくて、きつくてもできることはあると思えるので、毎日毎日練習に行くのが楽しみです」

――こうして話を聞いていても、充実した練習ができているなと感じます。そこも含めて試合自体は楽しみですか。

「そうですね。練習で色んなことをやっているので、全部を見せるのは難しいと思うんですけど、その中でやってきた得意なところを見せられたらなと思っています」

――伊澤選手もキャリアを重ねてある程度完成されていたと思うのですが、自分自身でもまだ自分に伸びしろがあると感じていますか。

「はい。チャンピオンになってからも、ちゃんと練習を続けていたのですが、あまり目標がなかったような感じで。何をすれば強くなれるか分からない状況だったんです。そんなときにJTTに行かせていただくようになって、どのスキルもまだまだだなというのを改めて気づけました。私自身、自分がもう結構出来上がってきてるのかなと思っていたところが、全部変わりました。今私にはすごく伸びしろがあって、練習するのが楽しいですね」

――今回が2024年最初の試合ですが、今年はどんなことを目標に戦っていきたいと思いますか。

「今年は1年を通してすごく成長すると思うので、その成長を毎試合毎試合見せていきたいです。フィジカルから打撃から、寝技もさらに精度上がっていくと思うので、その成長を楽しみにしていただきたいなと思います」

■視聴方法(予定)
3月24日(日)
午後5時05分~DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、サムライTV、U-NEXT

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45 DEEP DEEP JEWELS DEEP Osaka Impact2024#01 MG眞介 MMA MMAPLANET o RIZIN YouTube サダエ・マヌーフ パンクラス ライカ 上田直毅 中井りん 内山拓真 北方大地 古林礼名 大島沙緒里 山﨑鼓大 岸本泰昭 本野美樹 杉山しずか 松田亜莉紗 栗山葵 瀧口脩生 鈴木琢仁 須田萌里 飴山聖也 齊藤百瑚

【DEEP OSAKA IMPACT2024#01】MANAと対戦、ストライカー栗山葵「攻めるためのレスリングも」

【写真】人柄とMMAの姿勢が伝わってくるかのような笑顔。次はヒョウ柄もお願いしますっ!!(C)SHOJIRO KAMEIKE

17日(日)、大阪市住吉区の錦秀会住吉区民センター大ホールで開催されるDEEP OSAKA IMPACT2024#01で、栗山葵がMANAと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

栗山は2022年からスタートしたDEEP JEWELSのフライ級トーナメントでは中井りんに敗れ、ベルトに届かなかった。しかし2022年以降の敗戦は中井戦のみで、現在は2試合連続KO中だ。その栗山に、明らかに変わってきたファイトスタイルと、所属するスモーカージムの変化について訊いた。


――栗山選手といえば、どうしてもタトゥーとヤンチャ時代のお話が多いですね。

「アハハハ、どうしても多くはなってしまいますね。私もそれで売っていきたい、というわけじゃないんですけど(苦笑)」

――確かにタトゥーは目立ちますが、そのために苦労も多いだろうとは思います。

「一番はお風呂ですね。私はお風呂が大好きなんですけど、やっぱり入れない銭湯は多くて。入れたとしても、他の人の視線は強いです。あとは冠婚葬祭の時に隠し切れないと困るとか――私としては『しゃあないわ!』と思っていますね。自分が選んだことですし」

――栗山選手が格闘技を始めたのは25歳の時で、その頃にもうお仕事にも就いていたのですよね。

「はい。建築の仕事に就いたのは17歳の時でした。2年生の時に高校を辞めていて」

――17歳から今まで現場のお仕事をされていると、管理職も経験しているのではないでしょうか。

「職長(※建設現場における責任者)もやっていました。ただ、本気でMMAに取り組むために、ここ1~2年はあまり現場には出ていなくて。

2021年2月、杉山しずかさんに負けたじゃないですか。あの試合はMMAを始めて1年ぐらいで、ホンマに悔しかったんですよ。MMAのことを何も知らずに、恥ずかしい負け方をして。もっともっとMMAをやりこまなアカンと思いました。私も当時26歳で、MMAとの向き合い方を考えるなら、これが最後のチャンスや――と」

――杉山戦の前と後では、どのような点が一番大きく異なりますか。

「気持ちの面は変わっていないです。やっぱりMMAの知識や技術の面では違いますよね。今5~6年MMAをやってきて、ようやく分かることもあるじゃないですか。『あの時あのレベルで、よう試合に出ていたな』とか思ったり(苦笑)」

――もともとサッカーをやっていた栗山選手がMMAでは立ち技主体のスタイルを選択した。それは所属するスモーカージムのスタイルも関係しているでしょう。ただ、その場合「盛り上げるために立ち技で、打撃で試合をする」と考えるファイターも少なくないです。

「はい、そうですね」

――一方でスモーカージムの場合は意識が変わってきたと思います。試合でテイクダウンされると、応援団から「立て! 立て!」と声が掛かる。その中には「お前は立たな勝たれへんぞ!」という声が混ざっていました。

「そのとおりです。勝つために、打撃で倒すために――その気持ちは同じやと思います」

――そのためにジムの練習もスタンドが中心となるのですか。

「2年前ぐらい前までは、練習もスパーリング中心でした。3~4時間ずっとスパーリングしているような……。その練習が変わっていったのは、(萩原)京平君がRIZINに出始めてからです。『もっと組みの練習をせな勝たれへん』って、チーム全体で組みの練習に取り組むようになりました。壁際の攻防はもちろん、寝かされてもすぐに立てるように」

――それはジムに組みの指導者を招くようになったのでしょうか。それとも出稽古ですか。

「私の場合は、まず出稽古でした。関西のジムもそうですし、東京でも練習させてもらっています。京平君も岸本泰昭さんに教わったり、その内容をスモーカージムに持ち帰って確認していますね。私はカルペディエム芦屋のプロ練習に参加させもらい、そこで知り合ったパンクラス稲垣組の北方大地さんにも、レスリングを教わるようになりました」

――カルペディエム芦屋のプロ練習に参加しているのですか。他に女性はいますか。

「サダエ・マヌーフさんが来てはるぐらいで、基本的に男の人ばかりですね。東京だと同じぐらいの体格の女子選手も多いじゃないですか。今の自分がどれくらい通用するのか確認するために、東京でも練習させてもらっています。

レスリングの練習をしていて、打撃面についても気づくことがありました。組まれた時にテイクダウンのディフェンスをする。でも、その時点ですでに後手に回っているわけですよね。それはディフェンスのことだけを考える状態になっていて。もちろんディフェンスしたあとに打撃を当てることがベストやけど、守るためのレスリングばかりを考えていてはアカンって思うようになったんです。攻めるためのレスリングも学ばないといけないっていう自覚も生まれてきて」

――確かにスモーカージムの選手の試合も変わってきたと思います。ケージに押し込まれた選手が差し返して、逆に投げを打つ場面もあります。しかし仰る通り、まずケージに押し込まれないために何をするべきか。栗山選手の場合は圧倒的に蹴りの数が増え、まず蹴りで相手を下がらせてからパンチを当てるようになりました。

「最近それをメッチャ言われるんですよ。戦い方を考えるようになったのは、去年2月に中井りん選手に負けてからですね。以前は打撃に自信があったとしても、組まれるのが怖いから後ろ重心というか……構えも腰が引けていて。だから弱いパンチしか当てることができませんでした。でもレスリングを教わることで組みにも自信がついて、より前に出ることができるようになったとは思います」

――大阪でもスコーピオンジムで女子選手が集まって練習するようになりました。

「スコーピオンジムは毎週土日に女子練習会が行われています。今は私もテイクダウンディフェンス、倒されないことを重点的に練習していますけど、これからはシフトチェンジも必要になってくるとは思うんですね。先ほども言ったとおり倒されないだけでなく、寝かされても立ち上がること。あるいは寝技の攻防をしながら立ち上がること、ですね。ただただ寝技の攻防を嫌がっていては勝てないと思うので。

たとえば須田萌里ちゃんと練習していたら、私のほうが体格も大きいし、力だけで抑え込めるかもしれないです。でも、それじゃダメなんですよね。彼女の柔術の技術は高い。だから彼女の技に対して、私も技で対応しないと練習にならないじゃないですか」

――確かに、そのとおりです。

「カルペディエムでも、背中を着かされてから立ち上がる練習もしています。最初に岩﨑(正寛カルペディエム芦屋代表)さんから言われたのは、『まずは何回も繰り返して練習すること。そうしないと寝技は身に付かない』と。それからずっと打ち込みから続けていて。

それでスモーカージムの練習も変わってきました。スパーは出稽古先でやらせてもらう。ジムでは打撃もミット、組み技も打ち込みが中心になって。そういうことがホンマに大事なんやなって思うようになりましたね」

――さらにスモーカージムの選手の場合は、1Rに押されていてもインターバル中に、松山誠代表に気合いを入れられて2Rから復活するという。

「アハハハ! (桑本)征希は特にそういうタイプですね。インターバルのあとは明らかに動きが違う(笑)。他の選手もそうですし、やっぱりジムのファミリー感であり、信頼感があると思います」

――なるほど。次はMANA選手という、まさに今スモーカージムで取り組んでいることを証明するための試合は組まれました。

「MANA選手が柔道出身で、まず組んでくる選手ですからね。それは今までの試合も同じなので、MANA選手対策というよりは自分のレベルアップのほうが重要だと思っています。柔道ベースの選手対策は、前回の齊藤百瑚戦からやっていて――BLOWSにも出稽古に行かせてもらっているんですよ。そこで柔道出身の方に『ここはこうしたら、相手はこう来る』みたいなことを教わって、シチュエーションスパーもやらせてもらっています。

DEEPジュエルスのフライ級トーナメントでは中井りん選手に負けて、ベルトには届きませんでした。あの時よりも強くなっている実感があるんです。それだけの練習をさせてもらっていると思うので。今大会のメインで試合をするDEEPジュエルス王者の松田亜莉紗さんをはじめ、大島沙緒里さん、本野美樹さんなど同年代の選手が活躍しているなかで、私も早く追いつきたいです」

■視聴方法(予定)
3月17日(日)
午後2時00分~DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ、ツイキャス

■DEEP OSAKA IMPACT2024#01対戦カード

<女子フライ級/アマチュアSPルール 3分2R>
山口恵(日本)
中本飛鳥(日本)

<女子54キロ契約/アマチュアSルール 3分2R >
橋本葵(日本)
高橋沙羅(日本)

<女子アトム級/アマチュアSルール 3分2R>
セアリ(日本)
SAAYA(日本)

<ライト級/アマチュアSルール 3分2R>
中尾天丸(日本)
萩野王昇(日本)

<フライ級/5分2R>
綿谷誠(日本)
上谷章(日本)

<フェザー級/5分2R>
延命そら(日本)
藤田宇宙(日本)

<フライ級/5分2R>
井上暉也(日本)
飴山聖也(日本)

<バンタム級/5分2R>
江田塾長こうすけ(日本)
千種純平(日本)

<バンタム級/5分2R>
田中壱季(日本)
キャプテン禎(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
松田亜莉紗(日本)
マドンナ・ザ・ロケット(タイ)

<女子フライ級/5分2R>
栗山葵(日本)
MANA(日本)

<フェザー級/5分2R>
瀧口脩生(日本)
銀グラップリングシュートボクサーズ(日本)

<ウェルター級/5分2R>
鈴木琢仁(日本)
角野晃平(日本)

<バンタム級/5分2R>
上田直毅(日本)
MG眞介(日本)

<バンタム級/5分2R>
内山拓真(日本)
山﨑鼓大(日本)

<メガトン級/5分2R>
ステファン“スマッシュ”(フランス)
竹内龍吾(日本)

<女子45.5キロ契約/5分2R>
古林礼名(日本)
上瀬あかり(日本)

<女子ミクロ級/5分2R>
ジャカ季美香(日本)
こゆき(日本)

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【RIZIN LANDMARK08】スクランブル出場の大島、袈裟固めを返したロペスに十字を極める

<女子スーパーアトム級/5分3R>
大島沙緒里(日本)
Def.2R3分18秒 by 腕十字
クレア・ロペス(フランス)

ロペスが左ローを見せた。大島はがロペスの右ローに右ストレートを合わせる。左を突きながら組んだ大島がテイクダウンし、ロペスの左腕をキムラで抱える。パスした大島はキムラ・リバーサルを連発して上を取る。しかしロペスがトップに回ると、大島は腕十字に切り替えたがロペスが立ち上がった。背中を着けたままの大島に対しブレイク、スタンドアップが命じられる。スタンドで再開後、打撃の交換から大島がダブルレッグでロペスに背中を着かせた。しかしロペスが足を上げると大島が立ち上がる。

スタンドで組むと、大島は内股で投げるもロペスに防がれ、自身が下になってしまう。背中を着けたままの大島に対し、立ち上がったロペスがローで伺う。ここでレフェリーがブレイクを命じた。再開後、ロペスの左ジャブが大島の顔面を捕らえる。さらに右ショートのカウンターを当てたロペス。残り25秒で大島がニータップでグラウンドに持ち込み、パスして袈裟固めへ移行したが、すぐにロペスがリバーサルしてトップを奪い初回を終えた。

2R、大島が左インローを連打し、右ストレートを当てる。しかしロペスの右の打ち下ろしが大島の顔面に突き刺さる。続けてパンチを受けた大島は、ダブルレッグで入るもスプロールされてしまう。立ち上がった大島の顔面に、ロペスがパンチの連打を叩きこんだ。大島はシングルレッグでグラウンドに持ち込む。ハーフガードのロペスに対し、パスから腕十字を仕掛けたが、ロペスが腕を抜いて立ち上がった。背中を着けている大島に、ローとボディへのパンチを落とすロペス。ここもレフェリーがブレイクを掛けた。

スタンドで再開されると、大島が左アッパーから距離を詰めるも、ロペスのパンチが当たる。大島は首投げから強引にグラウンドに持ち込むと、袈裟固めへ。またもロペスに返されたが腕十字に切り替え、うつ伏せになって腕を伸ばしタップを奪った。

試合後、マイクを握った「浜崎選手じゃなくて、ごめんなさい。まだまだ朱加さんの背中を追いかけて頑張ります。精神的に悩んだり、試合に負けたり、いろんな気持ちのなかで今日は勝つことができて嬉しいです。今RIZINでは連勝中なので、チャンスを頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします。今日はRIZINで戦えて幸せです。ありがとうございました」と挨拶した。


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