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【Shooto2023#06】堀内佑馬と対戦、石井逸人「直感的に『楽しくなさそうだな、こいつは』と思いました」

【写真】やるべきことをやって、言いたいことを言う。良いのではないでしょうか(C)TAKUMI NAKAMURA

24日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto#06。同大会のメインで石井逸人が堀内佑馬を迎え撃つ。
Text by Takumi Nakamura

LFAフライ級王座に2度挑戦し、UFCを目指して米国で生きてきた堀内のことを開口一番「あんまり楽しそうに格闘技やってない」と言ってのけた石井。この一言が作戦なのか、本気なのかは分からないが、石井自身は相手のこと以上に自分の強さ、弱さが分かっているファイターだ。

堀内のことをそんな風に評したということは、覚悟のファイトに挑む準備が整ったということか。試合モード、戦闘モード、石井の大口に着目してほしい。


──Shooto2023#06で堀内佑馬選手と対戦が決まった石井逸人選手です。米国LFAでキャリアを積む堀内選手との対戦になりましたが、オファーを受けた時は意外に思いましたか。

「いつも通りでしたね。オファーもらったからやるって感じで。あんまり堀内選手のことを知らなくて、正直、海外でやってんなぐらいの認識しかなくて。やるとは思ってなかったし、試合が決まってからよく見るようになったぐらいです」

──ではいざ対戦が決まって、試合映像を見たうえでの印象はいかがですか。

「あんまり楽しそうに格闘技やってないっすよね。勝つためにやってる感じがして。この人、格闘技をやっていて楽しくないんじゃないかなって思いました」

──試合キャリアや経験を積むために戦っているという印象ですか。

「なんかそんな感じがしました。ただひたすら勝つために淡々としてんなっていう感じがします」

──石井選手は対戦相手の試合を見る際、相手の技術や戦いだけでなく、そういう細かい部分までも見るものなんですか。

「自分は一回サラッと見て、あとはセコンドに任せたって感じです。今回は一回見た時に直感的に『楽しくなさそうだな、こいつは』と思いました」

──そうした感覚や相手の格闘技への取り組み方にも目がいくわけですね。

「ああ…やっぱりそういうところまで見て、何か感じるものがあったほうが自分の中ではスイングする気がします」

──そうなると石井選手の感覚で「楽しくなさそう」な堀内選手とは試合がスイングしない…のではないですか。

「そこは石井がやってやるから安心してくれって感じです」

──戦略・戦術的な部分はチームやセコンドにすべて任せているのですか。

「そうですね。もうそこはセコンドに任せて。でも試合になると、いつも言うこと聞かないで、完璧にノリでやっちゃうんですよね(笑)」

──石井選手はタイプ的に戦略・戦術に捉われるよりも、自分の気持ちや感性に任せて試合する方が合っていそうです(笑)。

「間違いなくそのタイプっすね。気持ちが乗っている時の方が相手とスイングしていい動きができます」

──そうなると先ほどの質問と被るのですが、堀内佑馬という相手は石井選手にとって“乗れる”相手なのかなと。

「でも俺は劣等感や嫉妬をパワーに変えられるタイプなんで。堀内はずっと海外でやっていて、自分は国内でやっているじゃないですか。そういう嫉妬の部分が出るんじゃないですか、今回は」

──例えばメディア一つとっても海外や北米で戦っている選手は取り上げられることが多く、国内でやる選手よりも注目されやすいと思います。

「そこへの劣等感はあるっすよ。ファイターとして持っているものは俺のほうが上なのに、なんであいつばっかりって。もちろんチャンスを掴むのには運やタイミングも必要だし、実際に彼はそれを持っているところもあると思うんで。でもファイターとしては『なんで?俺の方が強いのに』って思う(苦笑)。そういう劣等感とか恨みでずっとやってきたから、今回そこが俺のパワーになるっすね」

──今までもそういう劣等感や嫉妬で戦ってきたほうが多いのですか。

「ただ『勝ちたい』と思っていたキャリア前半と『強くなりたい』と思っているキャリアの後半で考えたら、後半の方がそういう気持ちを持って戦った方が多いです。『強くなりたい』って思うと、自分より劣っているのに注目されているヤツに対するイラつきが大きくなります」

──初めて石井選手を取材させてもらい、試合に向けた気持ちの作り方を大事にする選手だということが分かりました。そのうえであえて聞きますが、普段の練習で意識していることや取り組んでいることはありますか。

「なんだろうな……いつも通りっすよ。俺は楽しく格闘技をやっているから。楽しんで練習して、その延長線に試合があって、試合は俺の方が強いってことを証明する日なんですよ。だから試合までは“いつも通り”なんです。やらなきゃいけないこと、やるべきこと、やりたいこと、練習はそれをひたすらやる感じです」

──そういう意味では前回4月パンクラスでの井村塁戦は判定負けという結果でした。昨年11月修斗での藤井伸樹戦に続いて連敗となってしまったわけですが、そのことをどう捉えていますか。

「ぶっちゃけここ2試合は俺の勝ちだと思っているんで。俺はピンピンしてるのに、相手は血だらけじゃないですか。ダメージを優先したらどっちが勝者だよってなるし。井村戦は俺の勝ちだから、別に何も気にしてはないし、その前の藤井戦だって俺の勝ちだと思っているし、俺の方が強いって言い切れる。今回もそういう感じになって、勝てれば最高っすね」

──レコード的に黒星は続いているけれど、自分の価値観では自分の方が強いと思えている。ただそこが結果に繋がらないというところでのモヤモヤはないですか。

「そこがムズいんですよね。多分、勝つことだけ考えれば勝てる試合ってできるんですよ。5分間ひたすら抑え込むとかジャブだけ突いて距離を取るとか。でも、そこをやって勝って、本当に俺は強いぞって思えるかどうか。勝ちを選ぶか、強さを選ぶか。そこで自分は強さを選んでいるんで。今は結果がついてきてないだけで、俺は強さを続ければ、自然と勝ちがついてくると思っています。だいたいの選手は強くなりたいって言ってるのに、実際は勝ちを求めてやっている。その違いがあるから、今の時点では結果が出ない時もあるだけだと思います」

──石井選手の強さ、勝ちへの考え方が分かってきました。究極は圧倒的に強くなれば、自然に勝つことができるわけですし。

「そうなんですよ。圧倒的に強くなれば、判定にまで行かずに済む。で、そういう試合を見ると人は『ワー!』って興奮するんです。やっぱり人間は自分ができないものを見た時に興奮するから。僕は普通の選手だったらここじゃ行かないだろって時に前に行くし、自分はそれが強さだと思うんで、それを求めたいです」

──石井選手は昔からそういう考えなのですか。

「いや、それこそ最初のほうは勝ちに徹しまくってましたから。とにかく勝てればいいと思っていたんで。仮にお客さんが1人か2人でもいい、会場内がシーンとなっても勝ちゃいいぐらいに思ってたんで。でも安藤達也戦ぐらいから自分は変わったんですよ、私生活とか全部。そこから自分が納得のいく試合というか、理想のファイトスタイルに近づいてきている気がします」

──それは相手が安藤選手だったからなのですか。

「初めてのタイトルマッチで負けたことがデカかった気がしますね」

──それこそ勝ちや結果にこだわってやってきたにも関わらず、ベルトを獲ることはできなかった。だから何かを変えなければいけないと。

「はい。それまでは練習はするけど私生活がめちゃくちゃで、酒飲んで遊んで、練習が終わって夜遅くまで遊んで、休日も遊んで……。そこが全部変わった気がします」

──今は遊びも卒業してストイックな生活を送っているのですか。

「まぁ…ストイックじゃないんですけど(笑)、メンタル面ですかね。僕はどういうマインドでやっているかが全部強さに直結していると思うんで、普段の生活の考え方から変えました。あっ! でも、酒を飲まなくなるとボディが効かなくなります(笑)」

──フィジカル的な変化もあったようですね(笑)。僕は堀内選手を取材したことはないですが………おそらく石井選手とは性格や考え方が合わなそうです。

「絶対に合わないと思います。友達になれないタイプです(笑)。多分アイツは僕と真逆の格闘技をやっていると思うんで、これを機にあいつが変わるんじゃないですか? こっち寄りに」

――ではここからのMMAのファイターとして目標はなんですか。

「まずしっかり堀内をフィニッシュして、それから俺も米国で試合をしたいってことをアピールしたいです。そういう意味では倒すに値する相手ですね」

──TRIBE TOKYO MMAはチームとして海外・北米に選手を送り込んでいて、石井選手も海外や北米の試合には憧れていますか。

「自分はPRIDEを見て格闘技を始めたわけじゃなくて、UFCをずっと見てきたから、そこへの憧れがあります」

──今回は国際戦でないにせよ、LFAで戦っている堀内選手が相手なので、海外を目指すうえで自分をアピールできる相手だと思います。

「今の自分の立ち位置を計れるんじゃないですかね。もともと海外や大きな舞台だったらフライ級でやろうと思ってたんで、ちょっとそれを前倒しで今回が予行練習ですよ。予行練習がてら堀内で自分の立ち位置を測ってみようかなって思います」

──分かりました。では最後にどのような試合をファンやお客さんに見せたいですか。

「俺の普通じゃないところ、『そこで前に行く?』とか一歩下がらないところとか、狂ったところを見てワーキャー言ってほしいです」

■ Shooto2023#06対戦カード

<フライ級/5分3R>
石井逸人(日本)
堀内佑(日本)

<ミドル級/5分3R>
岩﨑大河(日本)
キム・ウンス(韓国)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
藤野恵実(日本)
宝珠山桃花(日本)

<インフィニティリーグ2023女子ストロー級/5分2R>
杉本恵(日本)
エンゼル☆志穂(日本)

<インフィニティリーグ2023フェザー級/5分2R>
上原平(日本)
磯部鉄心(日本)

<フライ級/5分3R>
内田タケル(日本)
大竹陽(日本)

<バンタム級/5分2R>
平川智也(日本)
ライダーHIRO(日本)

<フェザー級/5分2R>
児山佳宏(日本)
メイヘム和也(日本)

<バンタム級/5分2R>
谷井翔太(日本)
杉野光星(日本)

<新人王決定Tフライ級2回戦/5分2R>
大石航輔(日本)
神里昭吾(日本)

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【Road to UFC2023Ep05】鶴屋怜と準決勝。マーク・クリマコ「敗北は人を成長させることを教えてあげる」

【写真】北米MMAの強さ、巧さを鶴屋相手に見せることがあるのか (C)MMAPLANET

27日(日・現地時間)、シンガポールのインドアスタジアムで開催されるRoad to UFC 2023Ep05のフライ級準決勝で、鶴屋怜と対戦するマーク・クリマコは北米MMA育ちのファイターだ。
Text by Manabu Takashima

5月の準々決勝ではRoad FCの超新星イ・ジョンヒョンを相手にテイクダウンゲームで快勝したクリマコは、強いレスリングベースを持つ鶴屋を前にして――自身が戦ってきた環境、練習を続けるAKAの練習仲間こそがアドバンテージだと話した。


――日曜日に鶴屋怜選手と対戦しますが、そもそもマークがRoad to UFCに出場を決めたのはなぜなのでしょうか。北米最大のフィーダーショーであるLFAで戦績を積んできた中で。

「コーチがコンテンダーシリーズ出場に向けて、UFCと話していた。その時に両親がフィリピン生まれで、米国で生まれ育ったバックグラウンドを持つ僕は、Road to UFCで戦う選択もあるという話が持ち上がったんだ。それを聞いてフィリピンを代表して戦い、アジアのファンに僕のこと知ってもらうのは凄く良い機会だと思った」

――3試合戦い、半年以上の時間を要することはどのように思いますか。

「確かにコンテンダーシリーズは一発勝負だ。でも、僕にはまだ経験が必要で。その点でもRoad to UFCのフォーマットはフィットしていた。UFCではそういう試合は存在しない。あそこでは世界のベストと戦う試合しか存在していないから。

Road to UFC、アジアで3試合を戦うということは、ファイトウィークを3度経験することになる。UFCという環境に慣れるにも絶好のチャンスだ。回りは皆、UFCのスタッフなんだから。全てがUFCで戦うための準備になる。

Road to UFCの経験があるのと、無いのとではUFCデビュー戦の時の感覚は全く違うはず。ここを経験しておくことは、全てがその後に生きてくるだろう」

――これだけの長旅をすることも。

「その通りだよ。上海、シンガポールで戦う。時差や色々な調整が必要で、そこも踏まえて今回は早目にタイに入って、最後の調整をしてからシンガポールに来た。しっかりアジャストできたから、何も不安要素はないよ。良く眠れているし、上海の時よりも良いパフォーマンスができる」

――ではトーナメント参加選手のレベルについて、どのように考えていますか。

「各地域のアジアを代表する選手が集まっていて、レベルも決して低くない。ただし、アジアの外とは違う。僕が戦ってきた相手、練習パートナーはより優れている。ただし日本、韓国、中国のベストファイターが僕と同じゴールに到達するために戦っているのだから、彼らの力を軽く見ることは決してない」

――その考えを持つことに関してキャリア唯一の敗戦を喫した相手、堀内佑馬選手が昨年のRoad to UFC初戦で敗れたことも影響していますか。

「ユーマが敗れたことは驚いていない。それこそ国を代表して、UFCとの契約を目指す相手と戦ったのだから。他の世界にもトップ選手がいる。それにファイターは敗北も込みでファイターだ。ユーマのこれからの活躍を願っているよ。彼が活躍してくれると、再戦の機会が訪れることもあるだろう。まぁ、それはそれで。僕は今、自分のやるべきことに集中しないといけない」

――では鶴屋選手の印象を教えてください。

「才能あふれる新鋭だよ。とても強力なレスリングのベースがあるけど、僕はMMAとして全てをミックスした部分で勝負できる。優秀なレスラーやグラップラーとの練習をずっとしてきたからね。戦いやすい相手だと思ってはいるけど、とにかくベストのレイ・ツルヤと戦いたい。

僕はどの局面でも、問題なく戦える。彼のような強いレスラーとも、優れたストライカーとも戦うことができる。それがMMAファイターとして、僕の強みになっている。対して、過去の試合映像を視たけどレイはこれまで僕のようなウェルラウンダーと戦ったことがない。

僕もそうだったけど、無敗の選手って特有の勢いがあるんだ。きっと自信いっぱいだろう。でもね、敗北を経験すると人間は成長する。精神的にもフィジカル的にも。そして人間性という部分においても。本当にユーマに負けた試合が、結果的に素晴らしい経験になった。今回はそれを僕が彼に教えたあげる番だ。

試合がどのような局面に進んでいっても、僕の方が彼より優れている。絶対にレイのことを軽視することはないよ。でもアジアでなく、北米で戦い、AKAで練習してきたことは僕のアドバンテージになっていることは間違いない。同じゴールを目指す戦友のことを尊敬しているけど、この試合に勝つ自信は十分にあるよ」

――では最後に日本のファンに一言お願いできますか。

「日本のファンは凄くファイターをリスペクトしてくれると聞いている。なので、この試合が終わったからで良いので僕のことも応援してほしい」

■視聴方法(予定)
8月27日(日・日本時間)
Ep.05午後5時~UFC FIGHT PASS
Ep.06午後7時~UFC FIGHT PASS
午後4時30分~U-NEXT

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
パク・ジェヒョン(韓国)
原口伸(日本)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)
イ・チャンホ(韓国)

<Road to UFCライト級準決勝/5分3R>
ロン・チュウ(中国)
キム・サンウク(韓国)

<Road to UFCバンタム級準決勝/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
上久保周哉(日本)

■Road to UFC2023 Ep06対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
神田コウヤ(日本)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
チェ・スングク(韓国)
チーニョーシーユエ(中国)

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
キム・サンウォン(韓国)

<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
鶴屋怜(日本)
マーク・クリマコ(米国)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

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Road To UFCシーズン2準決勝:オッズ

パート1

フェザー級準決勝
神田コウヤ 3.20
リー・カイウェン 1.40
フライ級準決勝
ジー・ニウシュイエ 1.77
チェ・ソングク 2.00
フェザー級準決勝
イー・ジャー 1.18
キム・サンウォン 5.00
フライ級準決勝
鶴屋怜 2.20
マーク・クリマコ 1.67
非トーナメント戦:フライ級
ピーター・ダナソー 1.91
ニャムジャルガル・トウメンデムベレル 1.83

パート2

ライト級準決勝
原口伸 1.20
バテボラティ・バハテボラ 4.75
バンタム級準決勝
ダーエミィスウ・ザウパースー 1.33
イ・チャンホ 3.40
ライト級準決勝
ロン・チュー 1.25
キム・サンウ4.00
バンタム級準決勝
シャオ・ロン 3.05
上久保周哉 1.38
非トーナメント戦:ライト級
パク・ジェヒョン 2.60
クイラン・サルキルド 1.50

全階級残っている日本人ファイターだが、意外にも無敗・全フィニッシュの鶴屋が(オープニングオッズの段階では)アンダードッグ。相手のクリマコはフィリピン勢という扱いだが、アメリカ生まれのアメリカ育ちで、アメリカのトップフィーダーショーであるLFAで4勝1敗だが、1敗の相手は昨年のRoad To UFCに出場し一回戦負けした堀内佑馬。鶴屋も出場選手の中でクリマコが一番の強豪とは言っていたが、クリマコが一回戦で苦戦していたのを見ても問題はないはず。

1日目のメインで扱われているDEEPフェザー級暫定王者の神田は、中国の五味ことリー・カイウェン相手にアンダードッグ。初戦で一番インパクトのある勝ち方をしたカイウェンだけに、この評価は仕方ない。リーチがありクリンチからのコントロール・肘がうまい神田は、まずは組んで相手の勢いを止めたいところ。

原口は日本人の中では一番のフェイバリット。一回戦は格落ちのインドネシア勢をまったく問題にせずパウンドでKO勝ち。準決勝の相手はGLADIATOR王者ウォンビン相手にダウンを奪われKO寸前でウォンビンの後頭部パウンドにより反則勝ちを拾った中国のバハテボラ。

一回戦中国のジェライスー相手にまさかのダウンを喫し、スプリット判定勝ちでギリギリ勝ち上がった日本人バンタム級最強の一角とも目される上久保。準決勝の相手はこちらもスプリット判定で野瀬との激闘を制して勝ち上がったシャオ・ロンで、上久保がフェイバリット。前回は長期ブランク明けということもあってか、かつてない苦戦を強いられた上久保だったが、接戦を競り勝ったのは大きい。

パート1が27日17時から、パート2が19時から開始。速報します。

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【Shooto2023#06】一夜限りのクロスロード。堀内佑馬の対戦相手は石井逸人に。空道世界王者=岩﨑も出場

【写真】さぁ、減量が始まった堀内佑馬(C)MMAPLANET

9日(水)、サステインより9月24日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2023#06の対戦カードが発表された。
Text by Takumi Nakamura

7月の後楽園大会で修斗参戦を表明した堀内佑馬の対戦相手が、第11代環太平洋バンタム級王者の石井逸人に決まった。この一戦はフライ級で行われる。


堀内は高校在学時にDEEPでプロデビューし、2016年を最後に5戦のキャリアを経て米国のチーム・オーヤマに在籍。北米最大のフィーダーショー=LFA初の日本人選手として、UFC参戦を目指して戦うという、前例のないキャリアを積んできたファイターだ。

そんな“シン日本人”堀内は2022年6月にシンガポールで行われたRoad to UFCフライ級トーナメント準々決勝でトップノイ・キウラに惜敗。今年1月のLFAフライ級王座決定戦、フィリッピ・ブニスとの一戦では計量失敗&初回TKO負けという厳しい結果に終わり、現時点ではUFCへの切符を手にすることができなかった。

しかしLFAで喫したフィリッピ戦以外の敗北はいずれもスプリット判定によるもので、フアン・プエルタ戦やドノヴァン・フリロー戦では劣勢を挽回しての一本勝ちを収めるなど、タフな試合を幾つも経験してきた。その米国で培ってきた経験&キャリア、そして将来目標は今も絶対で、修斗ファンの前で挨拶を行った直後に「修斗参戦は米国のビザ取得に向けて、Sustainの坂本(一弘代表)さんがサポートしてくれたので、恩返しです」と話していた。

さらに7月30日の超RIZIN02にブラックハウスのマネージメント配下にあるフレイレ兄弟の試合のために来日を果たしたLFAのエド・ソアレス代表は「ユーマのことは今でも大好きだ。いつでも米国に戻り、LFAで戦ってほしい」とラブコールを送っていた。

対する石井は修斗を主戦場に戦い、インフィニティリーグ2020バンタム級優勝を経て、2021年9月に安藤達也の持つ修斗環太平洋王座に挑むも一本負け。翌2022年5月に小野島恒太に勝利して、2度目の挑戦で同王座を手にした。しかし11月の初防衛戦で藤井伸樹に敗れて王座陥落となると、今年4月のパンクラスでは井村塁に敗れて連敗を喫している。今回は約6年ぶりにフライ級まで階級を落とし、こちらも再出発の一戦となった。

パンクラス参戦で喉に引っかかった骨を取り去ることはできなかったが、石井は改めて修斗で王座を狙うという目標を掲げることになった。

ともに激闘派・劇的なフィニッシュも多い両者だが、仕切り直しと再浮上をかけた一戦だけのクロスロードの一合一会マッチ――は、スリリングな試合内容よりも危なげない試合運びでの勝ち星が欲しいところだ。

また本日のりりすーでは、岩﨑大河とキム・ウンスによるミドル級戦も発表された。昨年12月に巌流島におけるラファエル・ロバトJr戦に敗れ、プロ初黒星を喫した岩﨑はこの5月に北斗旗第6回世界空道選手権大会の重量級王座を13年振りに日本に持ち帰り、その勢いを駆って2023年のMMA初戦にして再起戦に挑む。

ウンスは7勝のうち6つがKO勝ち、好戦的ではあるものの被弾も多いファイターだけに、岩﨑としてはビッグヒットへの警戒を緩めず勝利したい一戦だ。

またインフィニティリーグ2023では女子ストロー級で宝珠山桃花×藤野恵実と杉本恵×エンゼル☆志穂、フェザー級では上原平×磯部鉄心の3カードも決まった。注目は女子ストロー級の宝珠山と藤野の一戦だ。勝ち点的にも首位攻防戦(宝珠山=勝ち点6・1位、藤野=勝ち点4・2位)になると同時に、出場選手のなかで圧倒的な戦績&キャリアを誇る藤野を宝珠山が止められるかどうかが、リーグ戦の行方を大きく左右するだろう。

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【Road to UFC2023】鶴屋怜出場のフライ級。韓国のイ・ジョンヒョン。ワンマッチ出場選手も見逃せない

【写真】強気な発言も魅力的なイ・ジョンヒョンが、オクタゴンでどのようなパフォーマンスを見せることがデキるか (C)ROAD FC

11日(火・現地時間)、UFCよりRoad to UFC2023の全陣容が発表された。

5月27日(土・同)&28日(日・同)の両日には中国は上海のUFC PIにおいてワンマッチ&1階級ごと4試合✖4大会というフォーマットで実施されるRoad to UFC2023の1回戦を実施する。

ここでは鶴屋怜が出場するフライ級から、鶴屋の対戦相手と注目選手を紹介したい。


鶴屋の対戦相手ロナル・シアハーンはインドネシアのONE PRIDE MMAでキャリアを積んできた7勝0敗のファイター。フィジカルが強く、馬力に任せたスクランブルやブジッジ返し、そしてクリンチでのヒザを得意とする。レスリング力では圧倒的に鶴屋だが、初の国際戦ということもあり、その力任せのファイトに如何に対応するかが重要になってくるだろう。

この他、フィリピン系米国人選手のマーク・クリマコは、AKA所属でフィジカル、スピードを兼ね備えている──が、LFAでは堀内佑馬に敗れている。そのクリマコの対戦相手イ・ジョンヒョンは、より注目したい。

コロナ禍のK-MMAが生んだ超新星は3分3Rで寝技は30秒のARCからRoad FCにステップアップし山本聖悟、秋葉太樹を下している。レスリング力は未知数だが、そのKOパワーは絶対的に侮れない。

同じ韓国からは前回大会の準優勝、コリアンゾンビの愛弟子チェ・スングクが連続出場を果たす。この実績こそ、他の選手が目標設定としてくるだけに、昨年以上に厳しい戦いが待ち受けているか。

(C)ONE

未知のインド勢とインドネシア勢、そして中国勢がどのような力を持っているかは本当に分からない。

そのなかでワンマッチ出場の昨年ベスト4のトップノイ・キウラム、Gladiatorで恐るべきKO劇を見せたナムジャルガル・トゥメンデムベレエル、ONE FFでポテンシャルの高さを見せたピーター・ダナソー、BRAVE CF韓国大会で勝利しているシンガポールのシャン・シンカイらはトーナメント出場選手以上の能力を秘めている可能性もある。それだけに、補欠戦の意味合いもあるワンマッチに注目したい。

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F1 LFA MMA o ONE PANCRASE ROAD FC Road to UFC UFC   その他 イ・ジョンヒョン パンクラス マーク・クリマコ 中村倫也 堀内佑馬 山本聖悟 猿飛流 秋葉太樹 風間敏臣

『ROAD TO UFC』シーズン2に鶴屋玲が出場/フライ級は鶴屋を含め8名中7名が判明

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『ROAD TO UFC』シーズン2開催が決定、1回戦は5.27&28/4階級で出場選手募集中/シーズン1で中村倫也に敗れた風間敏臣もUFCと契約(2023年02月28日)

 こちらの続報。


 MMA Ecosystemのクリス・プレスネル記者が5月27&28日に1回戦を行う『ROAD TO UFC』シーズン2への出場が確認された選手を発表。日本からはフライ級で鶴屋玲が出場します。現在判明しているのは15名。記者によると「おそらく」出場すると思われる選手があと6~7名いるので、確認でき次第発表するとのこと。4階級×8選手なので合計32名ですが、フライ級は鶴屋を含めてすでに7名判明しています。


 この件について鶴屋はこんなコメントをしています。

Rei Tsuruya(Sherdog)

Rei Tsuruya 鶴屋 怜 パラエストラ松戸(PANCRASE)

 鶴屋玲は現在20歳でMMA戦績6勝0敗。第8代フライ級キング・オブ・パンクラシスト。昨年12月25日の『PANCRASE 330』で猿飛流の王座に挑戦し2Rリアネイキッドチョークで勝利し新王者になっています。

Jiniushiyue(Tapology)

Sumit Kumar(Tapology)

Jung Hyun Lee(Tapology)

Billy Pasulatan(Tapology)

Ronal Siahaan(Tapology)

Mark Climaco(Tapology)

 その他のフライ級出場選手は上記を参照。6人中3人が無敗で、最も多く敗れている中国のジニウシエも11勝2敗です。韓国のイ・ジョンヒョンは昨年5月の『ROAD FC 60』で山本聖悟に、昨年7月の『ROAD FC 61』で秋葉太樹に勝利しています。アメリカのマーク・クリマコは唯一の敗戦が2021年11月の『LFA 117 : Dias vs. Tanaka』で行われた堀内佑馬戦です。続きを読む・・・
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LFA MMA o ONE UFC キック パンクラス ボクシング マーク・クリマコ 堀内佑馬

Road To UFC2023:パンクラスフライ級王者鶴屋怜のRoad To UFC出場決定。

鶴屋本人も出場を認めるツイート。

あくまで現時点で確認できているリストではあるが、中国・インドネシアが5人、韓国2人、日本・インド・アメリカが1人。

アメリカのマーク・クリマコはアメリカン・キックボクシング・アカデミー所属だが、なぜ出場するのかは不明。LFAでは堀内佑馬と対戦し1RKO負けしている。

また、ウェルター級の選手の名前もあるので、ウェルター級も開催される模様。インドネシアは昨年も選手を大挙出場させていたが、正直出てくるレベルではない選手も多かった。

現在のところ、昨年のRoad To UFC出場者の名前はなし。

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【ABEMA&Combate Global】エフェヴィガ雄志&澤田千優。武者修行プロジェクトからコンバテ出場へ

【写真】出稽古とフィーダーショー出場がセットされた武者修行プロジェクト。さぁ、どのような成長過程を見せてくれるか (C)MMAPLANET

8日(水)、ABEMAより海外MMA武者修行プロジェクトの第6及び第7期生の発表があり、TRIBE TOKYO MMAのエフェヴィガ雄志、澤田千優が2カ月に渡り、それぞれフロリダの切りクリフFC、カリフォルニアのチーム・オーヤマで出稽古を行うことが発表されている。

平田樹、田上こゆる、北野一声、本野美樹、高木オーディン祥多、木下憂朔に続き、修斗新人王=エフェヴィガ、修斗女子アトム級チャンピオン澤田の海外修行が決まった。


キルクリフはもう説明の必要がないだろう。佐藤天、木下憂朔が拠点とし、ウェルター級にはロビー・ローラー、ビセンチ・ルケ、ジルベウト・ドリーニョ、イアン・ギャリー、シャクハト・ラクモノフ、リー・ジーリャン、ジェイソン・ジャクソンら世界中から頂点を目指すファイターが集まっている。

一方、澤田が出稽古を行うチーム・オーヤマは、堀内佑馬が長らく在籍し、UFC世界女子ストロー級王者カーラ・エルパルザも所属しており、そのキャプテンシーに触れるだけで最高の経験となるだろう。

同プロジェクトは今期より、滞在期間を従来に1カ月想定から2カ月に拡大し、選手だけでなく指導者の現地滞在費用もABEMAが持つという風にボリュームアップを果たした。

さらにはこの両者、5月6日(土・現地時間)にフロリダ州マイアミのユニビジョン・スタジオで開催されるCombate Globalの大会出場を決っており、同大会はABEMAでライブ中継されるという。

これらの日本勢の出場に関して、同プロモーションのマイク・フロモヴィッツ執行役員は「日本から選手が出場し、その日本から注目度が上がることはとても嬉しいことだ。この2人だけでなく、3人目の出場を待っているところなんだ」と両者の出場についてMMAPLANETに歓迎の言葉を伝えてきた。

まだ同プロジェクトの陣頭指揮を執る北野雄司AMEBA格闘チャンネルEPは同リリースに「この僅か期間で別人のように強くなることはできなくても『何か』を掴んで帰って来てほしいです」というコメントを寄せているが、試合結果は当然として──そこに向かうための日々の姿勢こそ大切になってくる。両者には最高の経験にしてほしいものだ。

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LFA o UFC キック ジミー・フリック タイソン・ナム マネル・ケイプ 堀内佑馬

UFC on ESPN+78:第3試合・オデー・オズボーン vs. チャールズ・ジョンソン

130ポンド契約。10日前に急遽ジョンソンが欠場選手の代役として出ることが決まったため、フライ級より5ポンド重い契約体重に。

オズボーンはUFC3勝3敗。UFC3戦目で、当時2連敗していたマネル・ケイプと対戦。計量失敗したケイプの飛び膝でKO負け。その後2連勝したが、前回はタイソン・ナムに1RKO負けを喫した。11勝のうち、5KO・4一本勝ちで、フライ級にしては判定率が低い。

ジョンソンはLFAで堀内佑馬と王座決定戦で対戦し、堀内に厳しすぎる減点があったもののスプリット判定勝ち。UFCデビュー戦はアマチュアから連勝中のムハマド・モカエフに組みでコントロールされ続けての判定負け。2戦目は押された内容での不可解な判定勝ち。先月、一度引退してからの2年ぶりの復帰戦となるジミー・フリックとの対戦で、インサイドガードからのパウンドラッシュでKO勝ち。

蹴りを入れていくオズボーン。ロー。ジョンソンのハイキックをキャッチして倒した。オズボーン立たせて立ち際にパンチを打ち込む。ジョンソンもミドルを返す。右ハイ。インロー。スイッチして足を入れ替えたジョンソン。逆足にカーフキック。ジョンソン距離を詰めて組むとテイクダウン。サイドから肘を入れる。亀になったオズボーンのバックに付いた。オズボーン立つがスタンドバック。またテイクダウンを狙ったがオズボーン離れる。残り30秒。パンチを出すオズボーン。頭を振ってかわすジョンソン。詰めたジョンソンが膝を入れたところでホーン。

1Rジョンソン。

2R。ジョンソンのハイをまたキャッチしたオズボーン。倒したがジョンソンすぐに立て直しタックルへ。切ったオズボーン。ジョンソン前蹴りを出したがローブローに。タイムストップ。けっこう苦しんでいるオズボーン。5分近く休んだ後に再開。関節蹴りを入れたオズボーン。ミドル。ジョンソン肘を入れる。またハイをキャッチされたジョンソンだが、倒されず引き抜いた。ジョンソン首相撲から肘。組んでボディロック。差し返したオズボーンが逆にケージに押し込みながらテイクダウン狙い。ジョンソン四つから強引に背中に乗ろうとするが回りきれていない。下に落ちた。すぐ立つジョンソン。が、オズボーン投げた。押さえ込まれる前に立ったジョンソン。パンチで出る。飛び膝。さらにパンチを打ち込む。右からハイ。オズボーンちょっと動きが落ちたか。最後にタックルに入ったが切られた。ホーン。

2Rはほぼ五分。ややジョンソンか。

3R。前蹴りをキャッチしたオズボーンだがジョンソン引き剥がす。ハイを空振ってスリップダウンしたがすぐ立つ。ジョンソンのシングルレッグを受け止めてケージに押し込むオズボーン。膝。ジョンソン入れ替えて膝を打ち返す。離れた。ジョンソンが出る。オズボーンワンツーから左ハイ。しかし疲れている。ジョンソンがプレスしてパンチを入れる。オズボーンタックルへ。ギロチンで引き込んだジョンソンだがオズボーン外した。立とうとしたジョンソンのバックにつく。立ってスタンドバックになるが、オズボーン自ら放した。パンチを打ち込むがスピードがない。しかしシングルレッグで倒した。残り1分。ジョンソン上半身を起こして立とうとする。押さえ込もうとするオズボーンだが立たれた。またタックルに入ったが切られた。ジョンソンがバックを狙うが振りほどき立つ。スローダウンしているオズボーン。パンチの打ち合い。タイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットでオズボーン勝利。

3Rはオズボーン。2Rが割れたか。どちらに入ってもおかしくはなかった。

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o RIZIN YouTube ベラトール 堀内佑馬 平本蓮

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2023/01/08

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