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Interview ONE ONE Collision Course ONE115 ブログ ヨッカイカー・フェアテックス 和田竜光

【ONE115】ヨッカイカーと対戦、和田竜光─01─「格闘技をしたことでコロナに感染して死ぬなんて嫌です」

【写真】格闘技が人生のプライオリティでないことが、真剣に格闘技と向き合わないこととはイコールではない (C)MMAPLANET

18日(金・現地時間)にシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE115「Collision Course」で、ヨッカイカー・フェアテックスと対戦する和田竜光をBEMA TVのTHE WONDERが追った。

11カ月ぶりのMMA、コロナの第一波の頃──和田の姿は格闘技道場で見られなくなった。

格闘技は人生を豊かにするもの、格闘技のために死ねないと断言する和田が戦線復帰、試合前の心境と──その格闘技感を迫った。


──12月18日にシンガポールで試合が決まりました。1月のイヴァニウド・デルフィーノ戦以来のMMAとなります。この間、新型コロナウィルス感染問題が世界中で起こりましたが、和田選手は周囲の練習仲間と違い、自粛期間中などの練習をしなかった派の選手でした。

「まず1月の試合は腰痛が酷いなかで、何とか試合ができたというのがあり、その後のダメージの回復を待つ時期がありました。

そういうなかでコロナで米国で何万人が亡くなり、NYでは死体の山が築かれ、欧州はどうだこうだという話だけが伝わってきて、それが日本でも起こるかもしれないという状況でした。

あの頃、子供がまだ1歳にもなっていなくて。子供は重症化し辛いけど、1歳以下の幼児はしやすいという話でした。自分から子供にうつすことも、他の人にうつすことも嫌でした。自分が他の人からうつされて、子供が罹患することも絶対に避けないといけない。

当時はコロナがどれだけのウィルスなのか分かっていなかったですし、練習や試合の優先順位は僕のなかで全く一番ではないのでやらなくて良いということでした。自分でできるトレーニングをして、感染しないように気を付けようと。

腰のこともあって、しっかりと治そうと。ダメージは長引きましたし。ちょうど、良いと思ったところもありましたね」

──仕事の方は?

「続けていました。僕がしている仕事は、他の人と関わることがないので。僕も子供がいなかったり、独身だったら『イイや、やるか』っていうノリだったかもしれないです。祖父や親と同居しているわけではないので、子供の存在が一番大きかったです」

──分かります。自分から子供にうつすかも、その恐怖感はすさまじいモノがありますよね。

「まだ実情が分からなかったですからね」

──あの頃、お前はやらないのか──という風潮があったのも確かです。

「それは人それぞれです。別に格闘技をやって死んでも良いと思っている人はやれば良いと思っていました。よく試合で死んでも良いという人もいるし。僕はハッキリいって、全くそんなことは思わないので。

趣味というほど軽いノリではないですが、格闘技は人生を豊かにするための一つの要素だと思っています。試合中に死にたくないし、ましてや格闘技をしたことでコロナウィルスに感染して死ぬなんて嫌です。それで子供が死ぬのは嫌だと思っていました」

──未知なウィルスから、徐々に実態が分かり、また経済を殺さないために共生していくように6月ごろから変わり、格闘技道場の活動も始まりました。和田選手が練習を再開したのはいつ頃でしたか。

「いつでしたっけね。もう夏になっていたと思います。緊急事態宣言があけてからも、すぐに練習をすることはなかったです。ニュースでやっていないことも、色々とネットでチェックして──大丈夫かと判断し子供も1歳を超えたので、やり始めました」

──練習をする、しないという時期、奥様の反応はいかがでしたか。

「そこは何もなかったです。こっちの考えを伝えて、『分かった』という感じで。嫁も子供がいたから、行ってほしくはなかったとは思いますが、行くなとも行けとも言わなかったです」

──練習を再開した時は、どのような感覚でしたか。その間も練習を続けていた選手と比較して。

「もう全然動けなかったです。でも、それも分かっていたので無理しないで、休みながらやっていました(笑)。トライブ、ロータス世田谷、TRY.Hスタジオでの練習もルーティン通りでなく、休みながらチンタラと」

──大会がなく、試合がないことで焦る選手もいました。和田選手はそういう感覚ではないということですね。

「全然なかったです。それこそ格闘技が一番じゃないっていうのは、口にしていましたし。格闘技しかない、試合がしたいという人がいるなかで、格闘技が一番じゃないっていうヤツに試合が組まれるわけないと思っていたので。それは格闘技に人生を賭けて、今しかないという人から組まれる。

その人たちが試合をしてから、自分の試合になると思っていました。ONEが活動再開しても、試合機会が回ってくるのは最後だろうと。来年、それかスクランブルであるかもしれないという状況で、練習はもう普段通りになっていたので、体重さえ問題なければ試合ができる状態にはしてきました」

──9月にFINISHで橋本知之選手とグラップリングを戦った時と、今の体調はどれほど違いますか。

「今の方が良いですね」

──それは、そうでないと(笑)。

「あの試合があったので、気持ちもだらけずに1カ月ほど過ごせて、コンディションを作ることができました。あの試合があって凄く良かったです」

──あの組技マッチこそ、コロナ現象の一つですよね。

「まぁ、普通だと出ていなかったですね。ホントに良い経験になりました。日本で一番の組み技の人とグラップリングを戦えて。そういう人と触れ合いたいから格闘技をやっているというのはあるので。それこそDJに触ってみたいというのと同じで。本気でそういう人に殴られたり、極めに来て欲しい。橋本選手と触れ合えたのは、この時期だからできた最高の経験でした」

──それが格闘技で人生を豊かにするということの表れですね。

「ホントにその通りです。風のように極めてくれて『スゲェ、強ぇ』って。負けた瞬間だけは結果を引きずりましたけど、爽快感というか、凄く楽しかったです。本当に組んでもらって良かったです」

<この項、続く>

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News ONE ONE Collision Course ONE115 ブログ ヨッカイカー・フェアテックス 和田竜光

【ONE115】MMAでもローで勝てるんです──。和田竜光の相手がヨッカイカー・フェアテックスに変更

【写真】急遽対戦カードが変更も、キム・デフォンはシンガポールにいるという情報も──どうなっている???? (C) MMAPLANET

14日(月・現地時間)、ONE Championshipの公式ホームページで18日(金・同)にシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE115「Collision Course」に出場する和田竜光の対戦相手がキム・デフォンがからヨッカイカー・フェアテックスに変更されたことが確認された。

和田にとっては今年1月のマニラ大会のおけるイヴァニウド・デルフィーノ戦以来のONEでの試合は、急遽対戦相手が代わることとなった。


ヨッカイカーはMMA戦績6勝2敗1分で、ONEとは今年7月と8月にバンコク収録シリーズで戦い、ジョン・シンクとアレックス・シールドに連続KO勝ちを収めている。2試合ともテイクダウンをされてもスクランブルで寝技を脱出しており、ガードワークもこなすタイの現代MMAファイター世代といえる。

それでもベースは当然のようにムエタイで、100戦以上経験しMAXスタジアムでは王者にもなっている。デェダムロン・ソーアミュアイシルチョークのMMA転向と王座獲得にインスパイアされMMAに転向し、フェアテックスジムではDJ・ジャクソンに柔術の指導を受けているヨッカイカー。つまりは背中をつけた柔術と同様にレスリング寄りのテイクダウン重視の柔術も伝授されており、スクランブルの強さを身につけたことが予想される。

シールド戦で見せたローでのKOなど、シールドの策と手が足らなかったことはあるとしても、極端なことをいえば一発で和田も足が痛手を負って足を使えなくなることもあり得る。

また急遽の対戦カードの変更も、ヨッカイカーは収録マッチで他の選手と戦うために調整してきたこともあり、コンディションは問題ない。MMAとしてはキム・デフォンの方が穴はないかもしれないが、尖っている部分の鋭利さはヨッカイカーが上──和田としても、より痛みを覚悟のファイトになるだろう。

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News ONE ONE Collision Course ONE115 キム・デフォン ブログ 和田竜光

【ONE115】18日大会のライブ中継で、和田竜光出場。韓国のキム・デフォンと11カ月ぶりのMMA

【写真】1月大会は腰の負傷を押しての勝利。今回はしっかりと準備が整っている (C) MMAPLANET

9日(水・現地時間)、ONE Championshipが18日(金・同)にシンガポール・インドアスタジアムで開催するONE115「Collision Course」のラインナップを改めてアナウンスし、和田竜光がライブ中継枠で戦うことが明らかとなった。

和田にとっては今年1月のマニラ大会のおけるイヴァニウド・デルフィーノ戦以来のMMAで、実戦では9月のグラップリング=橋本知之戦以来のファイトとなる。


11月23日の発表では同大会のライブ枠はメインがムエタイ世界バンタム級選手権試合=王者ノンオー・ガイヤーンハーダオ✖ロドレックP.K.センチャイムエタイジム、残り5試合は全てMMAでライト級=ムラット・ガフロフ✖ローウェン・タイナネス、バンタム級=ユーサップ・サーデュラエフ✖トロイ・ウォーセン、ライト級=アミール・カーン✖パク・デソン、フライ級=チャン・ロタナ✖シェ・ウェイ、そしてウェルター級=ライモンド・マゴメダリエフ✖エジソン・マルケスがアナウンスされていた。

それが本日発表のラインナップではミール・カーン✖パク・デソンとライモンド・マゴメダリエフ✖エジソン・マルケスがなくなり、メインでキックの世界ライトヘビー級選手権試合=王者ロマン・クリキア✖挑戦者アンドレ・ストイカが和田の試合と共に追加されている。

和田の対戦相手はキム・デフォン──で、彼と戦うことは既に決まっていたが、収録枠としてこの試合は発表されていなかった。

またクリキアは4日の大会が当日発表で試合が消えた選手で、2週間遅れで挑戦者が変更されて防衛戦を行うというなかなかの荒業具合だ。なお、今回のカード編成によりライブ枠から外れた2試合が収録マッチとなるのか、キャンセルされたのかは──収録マッチの発表がまだであるため分かっていない。

このディレイ中継分に日本人選手の出場はあるのか、気になるところだ。

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Finish05 Flash ブログ 上久保周哉 和田竜光 寒河江寿泰 橋本知之 石橋佳大 竹浦正起

【Finish05】速報 橋本知之が和田竜光を内ヒールで破る。上久保✖寒河江、石橋✖竹浦は時間切れドロー

【写真】IBJJF柔術では禁じられている攻撃もしっかりと身につけている橋本が、2分30秒弱で和田を仕留めた(C)MMAPLANET

13日(日)、東京都港区のリバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオでFINISH05が開催された。アマチュアの人材育成及び競技人口の裾野を広げるという目標を掲げるFINISH。今大会ではスペシャルマッチとして、グラップリングの3試合も行われた。


石橋佳大✖竹浦正起と、ガードの竹浦がワキをさし、腕を狙う形を石橋が遮断するという展開に。石橋も側転パスなどを狙うが、竹浦のガードを越すには至らず、5分✖3Rの神経戦は時間切れに。

上久保周哉と赤尾セイジの代役で急遽出場が決まった寒河江寿泰の試合もタイムアップの痛み分けとなった。

座った寒河江に対し、足を懐に入り込ませないために頭を低く起き、ヒザ裏、足首に触れてパスや押し込みの圧力をかける。

ただし、上久保が近づき過ぎてスペースを殺すところまでくると、寒河江も足を跳ね上げてスープを狙うなど動きが出る。

隙あらば組みながら倒してパス、あるいはパスガードを狙う上久保と、カウンターの仕掛けを虎視眈々と伺った寒河江のグラップリングはリバーサル✖パスの醍醐味が見られた。

スペシャルマッチ最後の1戦は日本最強柔術、橋本知之と和田竜光の刺激的な顔合わせで、座った橋本に和田は果敢に踏み込み、仕掛けられると遮断を試みる。両者の距離が攻め合いとなると、それは橋本の庭だ。敢えてそこで勝負した和田だが、サドルから内ヒールを極められてタップした。

※この3試合の詳細は後日、お届けします。

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Finish05 JJ Globo News ブログ 上久保周哉 和田竜光 寒河江寿泰 橋本知之 石橋佳大 竹浦正起

【Finish05】赤尾の欠場でスクランブル戦はお預けも、上久保と寒河江の削り✖ぶった斬り戦が実現!!

【写真】8月30日のZSTではコンバット柔術で勝利している寒河江が、ショートノーティスで上久保と対戦することとなった。掌底はないが、ケージがある環境でどのようなグラップリングを見せるか (C)MMAPLANET

9日(水)、13日(日)、東京都港区のリバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオで開催されるFINISH05で組まれていたグラップリング・スペシャルマッチ=赤尾セイジ✖上久保周哉が前者の負傷により欠場し、それに伴い上久保が寒河江寿泰と対戦することがオフィシャル・ブログで明らかにされている。


当初の予定では赤尾はジエゴ・エンリケと戦うことが決まっていたが、ジエゴの負傷欠場を受けて上久保の代替出場が決まっていた。そして今回の赤尾の欠場より、代役同士のスペシャルワンマッチが実現することに。

赤尾✖上久保というMMAファイター同士のグラップリングは、ケージを含めたスクランブル合戦の醍醐味が見られると期待されたが、赤尾の欠場を受けて、上久保としては対策ではなく地力が問われる一戦となる。上久保としては前述したように赤尾との組み伏せ合い、サブミッションはバックチョークークやフロントチョーク系を警戒すべきファイトから、別競技といってよいほどスタイルの違う寒河江を迎え撃つこととなった。

寒河江の組みからはMMAの流れは感じられない、引き込んで下になり──足関節や潜ってスイープなど、自ら座ることができるグラップラーだ。上久保としては、やはり警戒すべきはサドルの前後から始める足関節となるか。赤尾✖上久保とは全く違った、削りとぶった斬りの激突という趣のある緊張感溢れる一戦となろう。

またこの両者の対戦以外にも62キロで和田竜光✖橋本知之、フェザー級の石橋佳大✖竹浦正起という異種グラップリングの性格を持つスペシャルマッチを含めた同大会の模様はニコニコ動画での有料配信が決定している。

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Finish05 JJ Globo News ブログ 上久保周哉 和田竜光 山内慎人 橋本知之 赤尾セイジ

【Finish05】アマ選手育成大会のFinishで赤尾セイジ✖上久保周哉、橋本知之✖和田竜光の組み技戦!!

【写真】これは……本来、銭の取れる2試合だ (C)MMAPLANET

9月13日(日)、東京都港区のリバーサルジム東京スタンドアウト田町芝浦スタジオで開催されるFINISH05で興味深いグラップリング・スペシャルマッチが組まれている。

Finishといえば修斗からパンクラス、PXCやHEATで活躍した山内慎人氏が開くMMAで強くなるための人材育成大会で、グラップリングやD-NETストライキキングマッチとともに、パンチ✖グラウンドコントールという限定MMA的なルールも取り行っている独立系アマチュア大会だ。


そんなFINISHでプロMMAファイター、職業柔術家らによる2試合のグラップリングマッチが決定している。

まず68キロ契約で赤尾セイジ✖上久保周哉というMMAグラップラー同士の対戦が組まれた。当初の予定ではジエゴ・エンリケと赤尾が対戦予定だったが、ジエゴの負傷で上久保が3週間を切るタイミングで出場を了承した。

元HEATバンタム級王者でDEEPでも活躍している赤尾、キャリア10戦目でONEと契約し現在4連勝中の上久保──両者の対戦の見所はズバリ、ケージ際の攻防とスクランブルといえる。

一本決着ルールが用いられているが、5分✖3Rというグラップリングで仕切り直しのある長丁場。MMAファイターを養成するためのルールだけに、序盤から相手を削りに文字通りフィニッシュを狙うグラップルが展開されるだろう。

もう1試合は62キロで和田竜光✖橋本知之という超異色対決が実現した。DEEPフライ級王者からONEへ、必殺のオタツ・ロックを武器にあのデメトリウス・ジョンソンのバックを制した和田と、IBJFF柔術日本最強といっても過言でない橋本がケージで戦う。

橋本にとって金網、ノーポイント、MMAはまさに異種な境地であり、スクランブルはともかく上記にある赤尾✖上久保のようなケージレスリングとは無縁の世界で戦ってきた。

とはいってもスタンド・スタートのFINISHグラップリングルールとはいえ、引き込みがマイナスにならないことから、橋本は自ら座って戦うことができる。和田としても、橋本のような競技柔術に特化し、先鋭的な柔術を見に付けた選手との戦いは初めてのはず。上・和田、下・橋本となった時、両者のグラップリングはどのように転がっていくのか。

FINISHオフィシャル・ブログのなかで、和田は「試合ではギッタギタのメチャクチャにしてもらいたいです」と語っているように、その強さに触れるために今回の試合を戦うはず。つまりブレンダン・シャウブやチェール・ソネンの寝技をしないグラップリングでなく、和田はどんどん橋本の庭に飛び込んでいくに違いない。

また今回のグラップリングマッチは実力的にはマスタークラスで行われても同然だが、エキスパートクラスのルールが適用されている。つまりヒールフック、トー・ホールド、カニバサミ、ネックロック、フェイスクロックは反則になる。ヒールがないことで、より思い切って踏み込めることが考える。グラップリングといっても、それぞれの組み技哲学が存在し、4選手のグラップリング・イデオロギーのぶつかり合いに期待したい。

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Interview ONE ONE Championship ブログ 三浦彩佳 内藤のび太 和田竜光

【ONE】リスタート、ONEチャンピオンシップ。和田竜光、内藤のび太、三浦彩佳、再開に向けての声

【写真】社会性として対極にある和田とのび太、三浦はONE時代を思わせるコメントだ (C)MMAPLANET

26 日(金・現地時間)にONE Championshipのチャトリ・シットヨートンCEO兼会長が、7月31日にタイのバンコクでONE「No surrender」を開催することを発表した。

元々ONEでは7月中にタイでのイベント再開を視野に入れており、その状況は関係各所には伝わって来ていた。当然、ONEとパートナーシップを結ぶABEMAにもその報を届いており、ABEMAではあらかじめONE出場日本人選手から活動再開に関してのコメントを集めていた。ONEチャンピオンシップ、リスタートが正式発表のタイミングで、それら日本人MMA選手の声をお届けしたい。まずは第四弾として和田竜光、内藤のび太、三浦彩佳の今の想いとは。


和田竜光
「自粛している間は練習会には参加せずに、のんびりしながら出来る運動をしていました。しばらく格闘技をしてない間になんだかリフレッシュされた気がするし、早く練習したいなぁとも思えたのでこれはこれで良いかな──とも思っています。ONEが再開されるかも……と連絡が来たのと丁度同じぐらいの時期に自分も練習を再開しました。練習再開初日にはビックリするぐらいのゲキ弱で笑っちゃいました(笑)。怪我と体調に気をつけて少しずつコンディションを上げて行きたいと思います。今はとりあえず全開で練習出来る所を目指します。一人ひとりやっつけて行ける様に修行、修行!」

内藤のび太
「ONE Championship が再開されると聞いて率直に嬉しいです。自分はもともとあまり外に出る方ではなく、家の中で自分の世界を広げられるTVが好きで、TVからたくさん力をもらいましたし、格闘技を習うきっかけもTVからでした。それは今でも変わらないです、今回も自分が変わる切っ掛けに出来ればと思っています。自分も含め沢山の関係者にとって厳しい時期となったことと思いますが、その期間を経て再開されるというのは、これまでも進化を続けてきたOne Champion shipですが、更にパワーアップし大会になっていくと思っています。自分もその進化にこれまで以上についていけるように努力していきたいと思います」

三浦彩佳
「ONE Championshipが再開する事を大変嬉しく思っています。不要不急の外出が出来ない中、TRIBE TOKYOではプロ練は継続して行われてきました。私自身も前回の試合で負った怪我が回復してからはプロ練に参加して、練習のみの日々……以前よりより厳しい環境に身を置く事が出来ました。 この自粛期間でより集中した練習が行えたし、師匠の長南さんが格闘技の熱を絶やさずに指導し続けてきてくれました。自粛期間の中でもトレーナーの堀江さんもより格闘技に生かせるトレーニングを指導していただけました。 先日の無観客試合で行われたRoad to ONEや修斗の試合をABEMAで観戦していて、元気をもらえました。来月から再開するONEでも、アスリート全員の力で格闘技界を盛り上げて、観ている方にも元気を与えていけたらと思います。是非みなさん、アベマでONE Championshipを観てください!」

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Interview ONE ブログ 上久保周哉 和田竜光

【ONE】「正義とは……☆彡♬」。ONEアスリートIGライブ──和田竜光&上久保周哉の公開質問への返答!!

【写真】いかにも両者らしい返答、ありがとうございますッ!! (C)MMAPLANET

ONEアスリート達の対談にファンが参加できるIGライブ。先週末は23日(土)に和田竜光✖上久保周哉、高橋遼伍✖中原由貴、24日(日)には松嶋こよみ✖澤田龍人の対談が行われた。

MMAPLANETでは出演者に質問を公開で投げかけており、ここでは和田&上久保の回答を紹介したい。

彼らへの質問と、その返答は以下の通りだ。

和田への質問
「自分の記者生活のなかでも、飛びぬけて思考を言葉にできるのが和田選手です。上久保選手に話し方のレクチャーをお願いします!! それとご近所さんとして……自分らの街で今、美味しいテイクアウトがあれば教えてください」

上久保への質問
「上久保選手にとっての正義の定義を教えてください」


和田 話し方は……良しとして(笑)、〇〇〇の栄寿司(さかえ寿司)っていうお寿司屋さんが美味しいです。テイクアウトも勿論出来るんですけど、その寿司のクオリティが結構やばくて。値段は1000円を切っているのに半端ないネタがのっていて、コスパがめちゃくちゃ良いです。あとは、Uber Eatsのテイクアウトで三軒茶屋のサイアム・タラートっていうタイ料理屋さんがオススメです! 次、上久保君、お願いします。

上久保 自分は正義の定義を教えてくださいやつですよね。

和田 そう、難しい話が来ているね(笑)。

上久保 はい、絶対にチョット自分の事をいじりたいだけだと思っていますけど(笑)。

和田 アハハハ(笑)。

上久保 正義の定義って言われると、結局個人とか単位レベルでの感情論を抜いた主義・主張だと思っています。

和田 難しい話が出てきちゃったなあ……。

上久保 正義の反対は、もう一つの正義ってそういう事です。主義、主張がぶつかっているから。

和田 なるほどねぇ。

上久保 個人単位の正義もあると思いますけど、それがもっと団体レベルになってきたり、単位が大きくなってきた時に、その感情論を抜いてそこに理論的な矛盾が無ければ、自分は成立するんじゃないかなと思っていますけど……。

和田 ……。

上久保 こんな感じで宜しいでしょう? 好きにいじってください(笑)。

回答へのMMAPLANET公的私信
「和田君、栄寿司さん──了解です。住所的には〇〇谷ですが、〇〇谷〇蔵の駅ではなくて、ほとんど千〇ッスね。場所的には……ちょっと遠いけど、ロータスで取材できるようなったら、帰りにでも伺わせてもらいます。ありがとう。

上久保君……『感情論を抜いて、そこに理論的な矛盾が無ければ』……自分の脳ミソでは理解ができないので、今度詳しくインタビューさせてください(笑)」

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News ONE ブログ 上久保周哉 和田竜光 松嶋こよみ 澤田龍人

【ONE】ファン参加型のインスタライブ対談、第5週は和田竜光✖上久保周哉、松嶋こよみ&澤田龍人!!

【写真】特に写真の姿勢や視線に意味はありません(笑) (C)MMAPLANET

ONEアスリート達士の対談にファンが参加できるIGライブ。今週末は23日(土)の午後8時から和田竜光✖上久保周哉、24日(日)は同じく午後8時より松嶋こよみ✖澤田龍人の対談が実現することとなった。


その実力者ぶりはDEEP時代からお墨付き、敗れはしたもののデメトリウス・ジョンソン戦でもしっかりと強さを知らしめた和田。一方、日本でなくONEでキャリアアップを果たすという道を選択した上久保は、練習仲間うちでの力の認められようは群を抜いている。

コロナ移行、和田は練習を控える立場を取っており、インスタライブ上とはいえ久しぶりの対面となる両者──果たして、会話が成立するのかも楽しみだ。

対する松嶋&澤田は、かつてAACCの同門で一緒に汗を流してきた仲だ。今ではシンガポールのEVOLVE MMAに在籍する澤田の熱いリクエストで両者の対談が現実にいたったという。年齢的にも後輩にあたる澤田が松嶋との会話のなかで何回『押忍』と発するか、数えるのも一興だ。

ということで今回も──MMAPLANETから出演するMMAファイターに公開質問状を書かせていただきます!!

まずは和田に──「自分の記者生活のなかでも、飛びぬけて思考を言葉にできるのが和田選手です。上久保選手に話し方のレクチャーをお願いします!! それとご近所さんとして……自分らの街で今、美味しいテイクアウトがあれば教えてください

続いて上久保──「上久保選手にとっての正義の定義を教えてください

さらに松嶋──「イヴォルブで練習するようになってからの澤田選手の動きに、どのような変化が見られるのか。武術空手のMMAへの落とし込み方に関して、自身と澤田選手の違いがあれば説明お願いします

最後に澤田へ──「とってもソフトな印象の松嶋選手ですが、かつての練習仲間として──とっておきの『この人、怖いなぁ』と思ったエピソードを披露してもらえないでしょうか。あと、イヴォルブの女子選手で男女としてでも、男女としてでなくても一番仲の良い選手は誰でしょうか。仲が良い理由も教えてください(笑)──これはノーコメントでも構いません

以上、宜しくお願いします!!

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ABEMA Fighter's Diary Interview J-CAGE ONE ブログ 和田竜光 未分類

【Fighter’s Diary con on that day】「試合がない日々」を生きる和田竜光の声 on 2014年11月26日

Wada-vs-Miki【写真】Fighter’s Daiaryではハッキリと試合に出ない、練習しないことを明言。当時から語ることができるMMAファイターだった(C)ABEMA&MMAPLANET

全世界を巻き込む新型コロナウィルス感染拡大の影響は当然のように日本の格闘家たちの人生にも影響が出ている。試合がない、大会が開かれない、練習場所の確保も困難だ。

そんな今、格闘技を愛する全ての人へ──ABEMA格闘CH が公式YouTubeチャンネルで Fighter’s Diary Ep.03が25日(土)より、アップされている。

完結編=第3弾でクローズアップされた格闘家は那須川天心、山本美憂、松嶋こよみ、和田竜光、大沢ケンジ&上迫博之、藤野恵実の7人だ。

Fighter'sDiaryFighter’s Diaryは3週に渡り、3つのエピソードで総勢16人の格闘家たちの声をYouTubeで伝え、26日(日)より、ABEMA格闘CHにて Fighter’s Diary完全版が放送されている。

そんなFighter’s Diaryでは「試合がない日々」を格闘家たちはどう生きるのか? ──という今の声を集めた。MMAPLANETでは、タイアップ企画ならぬボーディング企画を提案。MMAファイター達が今を発せられるようになった原点を探る上で、あの日の彼らや彼女達の声=on that dayとして、MMAPLANETインタビュー初登場時の声を紹介したい。

題してFighter’s Diary con on that day、第18回は2014年11月27日公開、11月26日に行われた大晦日開催= DEEP DREAMでの神酒龍一との試合に向け、対戦相手とともに記者会見に出席した──和田竜光のあの日の声をお届けしよう。


<神酒龍一のコメントを含めた完全版はコチラから>

和田竜光

──(元谷選手に出てきてもらおうかという発言後に)神酒選手の言葉を受けて、どのように思いましたか。

「まぁ、この前負けてしまったので……『チャンピオンじゃないヤツは、まぁサッサとやっつけちゃいます』ってことでしょうけど、やられないように(鼻で笑い)、まぁ頑張ります」

──大晦日に戦うということをどのように捉えていますか。

「さいたまの大晦日というのは、自分にとっても夢の一つでもあります。今回、試合ができることは凄く嬉しいことだと思います。ただ試合は大晦日だから何とかっていうことは特にありません。試合が始まったら、いつも通り自分のパフォーマンスを発揮したいです」

──どのような試合をイメージしていますか。

「試合を見たことがないので、何とも言えないですけど、良い試合にはならず一方的にやっつけちゃうと思います」

──淡々とした様子でコメントされていますが、神酒選手の気合の入った格好についてどのように思われますか。

「格好良いなと思います。何のコスプレなのかなって。武士ですか? もうハロウィンは終わっちゃったんですけど、格好良いと思います」

──試合間隔が空いていると思いますが、その辺りについては?

「僕はいつも間隔が開くほうなので、特に何もないです。逆に今回は試合間隔が短いかなって思うぐらいで」

──ケージで戦うことに関しては?

「ケージの方が良いです。リングの練習なんてしたことがなくて、壁でやってきているので。多分、昔から壁の方が得意だと思います」

──CAVE勢と同様に長倉選手、小島選手と吉田道場から3名の出場となります。意気込みをお願いします。

「意気込みですか? 皆で頑張りましょうと」

──同じ大晦日に行われるIGFへの対抗心は?

「個人的にはIGFに対し、何もないです。DEEPの場でこういうことを言うのは何ですが、多くの人が格闘技を見る機会が増えて良いことだと個人的には思っています」