カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE FF34 アドリアン・マテイス アレックス・シウバ エドゥアルド・フォラヤン ケビン・ベリンゴン ジャレミー・ミアド ジョシュア・パシオ リト・アディワン ルンピニー 吉成名高

【ONE FF34】天心・梅野と鎬を削ったムエタイ戦士が多数参戦、MMAでも注目カードあり

22日(金・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights 34。今大会には日本人ファイターと鎬を削ってきた世界の強豪が多数参戦する。
by Takumi Nakamura


第5試合でサマン・アシュリと対戦するスアキム・ソー・ジョー・トンプラジンはルンピニースタジアムの元3階級(バンタム級・スーパーバンタム級・フェザー級)王者。2018年2月に旧体制のKNOCKOUTに参戦し、那須川天心と対戦するも判定で敗れる。

翌2019年はRISE WORLD SERIES 2019 -58kgトーナメントに出場し、準決勝で那須川と再戦。那須川の胴廻し回転蹴りで額をカットして、ドクターストップによるTKO負けを喫した。当時は「スアキム・PK・センチャイムエタイジム」所属として試合を続けていたが、現在は「スアキム・ソー・ジョー・トンプラジン 」としてONEに参戦している。

第10試合で対戦するセクサン・オー・クワンムアンとアミール・ナセリはともに日本人と対戦経験を持つ。セクサンは2015年9月にラジャダムスタジアムで梅野源治に勝利。2019年の「RISE WORLD SERIES 2019」では1回戦で大雅に勝利し、準決勝で白鳥大珠に敗れてベスト4に終わっている。一方のナセリはONEで2022年10月に内藤大樹に判定負けしているファイターだ。

第9試合に出場するヨードレックペット・オー・アトチャリアは梅野とラジャダムスタジアムのライト級王座を争ったことで知られ(梅野との通算戦績は1勝1敗)、2018年からはKNOCKOUTに参戦。森井洋介、高橋一眞、岩城悠介、チャンヒョン・リーらに勝利して名を馳せた。対するムアンタイ・PK・センチャイは梅野にTKO負け、健太には判定勝ちという結果を収めている。

ほかにもクラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(梅野にTKO勝利)、プラジャンチャイ・PK・センチャイ(闘魔に判定勝利)、アクラム・ハミディ(武居由樹にKO負け、藤田和希にKO勝ち)、シブムン・シッチェブンタン(T-98に判定勝利、緑川創と1勝1敗、日菜太にKO負け)、ソンチャンノーイ(塚本望夢にKO勝ち、吉成名高にKO負け、石井寿来に判定勝ち)らの出場も決定。日本のファンにとってはONE FFで過去最高のラインナップと言ってもいい大会だ。

そんな今大会にはMMAでも注目の一番が組まれている。それがストロー級のリト・アディワン×アドリアン・マテイスの一戦だ。

今年3月、フィリピンMMA界を襲った激震。チームラカイからエドゥアルド・フォラヤン、ケビン・ベリンゴン、ジョシュア・パシオ、ホノリオ・バナリオらONEの頂点に立ったファイターが離脱し、ライオンネイションMMAを創設した。

同じ時期、アディワンは彼らに合流するわけでなく、カバンにファイトギアを詰め込みバギオを離れるとタイはプーケットのアブソリュートMMAタイランドへの移籍を明言した。昨年3月にジャレミー・ミアドに敗れた際に、ACLを負傷したアディワンが、長期離脱から復帰戦を新たなチームと戦うことに。

対戦相手のマティスはキャリア17戦の全てをONEで戦ってきたインドネシア人ファイターで11勝6敗というレコードを持つ。とはいえ元ストロー級王者のアレックス・シウバと1勝1敗ながら、他のトップ勢とは戦った経験がない。新天地から本戦ではなく、ONE FF出場となったアディワンにとっては、停滞するタイトル戦線再浮上に向け敗北は許されないマッチアップとなる。

The post 【ONE FF34】天心・梅野と鎬を削ったムエタイ戦士が多数参戦、MMAでも注目カードあり first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o RWS 吉成名高

【RWS】吉成名高、ヒジ打ちで圧倒KO。現役ラジャ王者の強さを見せつける

<ムエタイ スーパー・フライ級/3分3R>
吉成名高(日本)
Def.1R1分17秒 by KO
スーウィチャイ(ラオス)

サウスポーの吉成が左ミドル、ジャブから左ローにつなげる。スーウィチャイの右ミドルをカットして左ハイ・ミドル。左ボディストレートから顔面への右フックにつなげる。

プレッシャーをかける吉成がスーウィチャイをロープに詰めると、右ボディからパンチを連打をまとめて左ヒジでダウンを奪う。再開後、吉成は左の飛びヒザ蹴りから右ヒジ。

これがスーウィチャイを側頭部をとらえ、スーウィチャイがダウン。そのままレフェリーが試合を止め、吉成が現役ラジャダムナンスタジアム・フライ級王者として圧倒的な強さを見せつけた。


The post 【RWS】吉成名高、ヒジ打ちで圧倒KO。現役ラジャ王者の強さを見せつける first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
K-1 MMA MMAPLANET o RWS キック ボクシング ルンピニー 伊藤紗弥 吉成名高 城戸康裕 石井一成

【RWS】吉成名高・石井一成がラジャに揃い踏み。伊藤紗弥が初参戦、メインは城戸康裕×ブアカーオ

【写真】石井(左)が2度目、吉成(右)が3度目のRWS参戦。ラジャで2人が揃い踏みとなる。(C)BOM

9日(土・現地時間)タイはバンコクのラジャダムナンスタジアムで開催されるRWS(Rajadamnern World Series)に、日本のトップファイター4選手が参戦する。
Text by Takumi Nakamura

Rajadamnern World Seriesは昨年7月からラジャダムナンスタジアムでスタートしたイベント。試合時間は3分3R(インターバル2分)、ラウンドマストのオープンスコア制という、一般的なムエタイとは異なるオリジナルのルールが採用されている。

大会はワンマッチと全4階級(フェザー級=126ポンド、ライト級=135ポンド、ウェルター級=147ポンド、スーパーウェルター級=154ポンド)におけるタイ人4選手プラス外国人4選手の8選手参加のリーグ戦が中心で、ブアカーオ・バンチャメークがエキシビションマッチで三浦孝太や佐藤嘉洋をKOしたことが話題にもなった。

このRWSには高橋幸光・松井蓮汰のリーグ戦出場を皮切りに、多数日本人選手が参戦しているが、今大会には4人の日本人選手が名を連ねた。

まずラジャダムナンスタジアム・フライ級王者の吉成名高が3度目のRWS参戦を果たす。吉成は2019年に日本人として初めてラジャダムナン・ルンピニースタジアムの統一王者となり、今年7月にはラジャダムナンスタジアム・フライ級のベルトも獲得。

8月のRWSでは同タイトルの防衛戦として、RWSのメインイベントのリングに上がり、ルンヴィッタヤー・ルークジャオメイサイトーンからTKO勝利を収めた。今大会ではラオスのスーウィチャイと対戦することになったが、吉成にはタイのファンも唸らせる勝利が期待されるところだ。

その吉成の盟友・石井一成は2度目のRWS参戦だ。高校在学中にタイを主戦場にしていた石井は2022年8月からK-1にも参戦し、K-1とムエタイを並行して戦ってきた。

今年7月のRWS初参戦が約4年ぶりのタイでの試合で、エッカタワン・シットチリシンを1RKOで下している。今大会ではジェイジェイ・オーピモンシーと対戦で、RWS連勝を狙う。

女子ムエタイの強豪・伊藤紗弥は今回がRWS初登場。

対戦相手のモンクットペット・カオラックムエタイは昨年12月にタイで日本の田中”暴君”藍にKO負けしているが、今年5月に日本で藤原乃愛に判定勝利している選手。タイでの試合経験も豊富な伊藤としてはRWS初参戦・初勝利で今後のステップアップにつなげたい。

そして今大会のメインイベントでは城戸康裕×ブアカーオが組まれた。ともにK-1MAXで戦い、階級も同じ70kgながら、意外にも今回が初対戦となる。

当初この試合は70kg契約で行われる予定だったが、ブアカーオが体調不良を訴え、急きょ73kg契約に変更される事態が発生。両者同意の上で73キロ契約に変更され、両者ともに計量をクリアした。なお吉成、石井、伊藤は公式計量でリミットをクリアして、明日の決戦に備える。

■Rajadamnern World Series対戦カード

<キックボクシング 73キロ契約/3分3R>
ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)
城戸康裕(日本)

<ムエタイ スーパー・フライ級/3分3R>
吉成名高(日本)
スーウィチャイ(ラオス)

<ムエタイ 116ポンド契約/3分3R>
石井一成(日本)
ジェイジェイ・オーピモンシー(タイ)

<ムエタイ アトム級/3分3R>
伊藤紗弥(日本)
モンクットペット・カオラックムエタイ(タイ)

The post 【RWS】吉成名高・石井一成がラジャに揃い踏み。伊藤紗弥が初参戦、メインは城戸康裕×ブアカーオ first appeared on MMAPLANET.