大会名:skyticket Presents DEEP 104 IMPACT
日時:2021年10月23日(土)
開場17:30 開始18:00
会場:東京・後楽園ホール
DEEP ライト級5分3R
北岡悟 (パンクラスイズム横浜) VS 鈴木琢仁 (ボンサイ柔術)
チケット料金
VIP 16,000円(パンフ付き)
SRS 10,000円
指定A 8,000円
☆1歳以下は保護者膝上に限り無料
大会名:skyticket Presents DEEP 104 IMPACT
日時:2021年10月23日(土)
開場17:30 開始18:00
会場:東京・後楽園ホール
DEEP ライト級5分3R
北岡悟 (パンクラスイズム横浜) VS 鈴木琢仁 (ボンサイ柔術)
チケット料金
VIP 16,000円(パンフ付き)
SRS 10,000円
指定A 8,000円
☆1歳以下は保護者膝上に限り無料
▼SNS
武田光司
・Instagram:https://www.instagram.com/kouchan.0813_official/
・Twitter:https://twitter.com/koujitakeda0813
武田光司チャンネル公式SNS
・Twitter:https://twitter.com/takedakojich
▼試合動画
・RIZIN.27 武田光司vs久米鷹介
https://www.youtube.com/watch?v=EQSGxYVV5Bw
・RIZIN.24 武田光司 vs 川名雄生
https://www.youtube.com/watch?v=DM4deP38kmI&t=133s
・RIZIN.15武田光司 vs ダミアン・ブラウン
https://www.youtube.com/watch?v=aaleDMfkxR4
・DEEP.86 北岡悟 vs 武田光司【タイトルマッチ】
https://www.youtube.com/watch?v=FS6VHXO3LaM
【写真】昨年7月に北岡悟の自主興行iSMOS.1で、その北岡とドロー。今年4月にZSTでノンタイトル戦に勝利している小金(C)MMAPLANET
23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103にZSTライト級王者の小金翔が参戦し、DEEP暫定ライト級王者の大原樹里と対戦する。
Text by Shojiro Kameike
ZSTではライト級王者として敵なしの状態にあった小金が、DEEP出場を決めた理由は何だったのか。そして、いきなり現役チャンピオン大原との王者対決を迎える小金の心境は――
新天地での戦い、その先に見据える目標を小金が語った。
――ZSTでの戦いを経て、今回はDEEP暫定ライト級王者の大原樹里選手と対戦しますが、小金選手はDEEPでプロデビューしたのですよね。
「そうですね。2011年にDEEPでデビューして、2014年までDEEPで戦っていました。そこからパンクラスにも出たあと、Road FCやPXCなど海外の大会からオファーがあって、それを受けながら、ここ数年はZSTに出ていたという感じです」
――その間、所属はなくフリーランスとなっていますが、何かキッカケがあったのでしょうか。
「5年前、もともと所属していたCORE蒲田というジムがなくなって、そこからフリーになりました。今は主に、GENスポーツパレスのプロ練習に参加させていただいています」
――GENスポーツパレスのプロ練といえば、岡見勇信選手、水野竜也選手など重い階級の選手が多いイメージがあったのですが、現在は中軽量級の選手も増えているのですね。
「ここ最近、僕と同じ階級の選手が増えました。明日のパンクラスに出場する林源平選手、徳留一樹選手、AKIRA選手といった人たちがいて、あとウェルター級の選手も多いので、とても良い練習になっています(※このインタビューは11日に行われた)」
――なるほど。そんななかで、小金選手は2017年からZSTを主戦場としていましたが、今回DEEPで戦うこととなりました。どのような経緯でDEEPに参戦することになったのでしょうか。
「ZSTではベルトを獲得したあと、対戦相手がいなくなってしまったんです。チャンピオンとして防衛戦をやるという目標を持っていたのですが、なかなか挑戦者となるような対戦相手が出てこなくて」
――2018年10月に平信一選手を判定で下し、ZSTライト級王者となりました。確かに当時のZSTでいえば、平選手を下すと次の対戦相手を探すのは難しかったかもしれませんね。
「僕もあの頃から『RIZINに出たい』という発言をしていて、でも出られるチャンスがなかった。もっと上の舞台を目指すために、DEEP、パンクラス、修斗のどこかで戦いたいと思うようになったんです」
――その3大会のなかで、DEEPを選んだ理由は何だったのでしょうか。
「RIZINで、各プロモーションの王者が集まって対戦した大会がありましたよね」
――2019年のRIZINライト級GPではなく、昨年に日本人王者が集まった大会(RIZIN24以降)のことですか。
「そうです。DEEP王者の武田光司選手、修斗王者の川名TENCHO雄生選手、パンクラス王者の久米鷹介選手……その中で、武田選手が川名選手と久米選手に勝ちました。それで『ライト級で一番レベルが高いのはDEEPだ』と思ったのが、DEEPを選んだ理由です」
――……あの時、各プロモーションの王者が出場しているなかで、小金選手の名前がないことに対しては、どのように感じていましたか。
「悔しかったです。『なぜ?』という気持ちでした。自分自身が出られなかったこともそうだし、ZSTがそういったチャンピオンたちの中に入れなかったことも含めて、本当に悔しかったですね」
――今も目標としているのは、RIZIN出場なのですか。
「RIZINです。日本国内では、一番盛り上がっている大会ですよね。DEEPのベルトを獲ったら、RIZINに出るチャンスもあるんじゃないかと思っています」
――そして迎えるDEEP復帰戦、対戦相手はいきなり現役王者の大原選手です。
「そうですね……大原選手はチャンピオンですけど、暫定チャンピオンなので、DEEPライト級のNo.2と対戦するということになりますね」
――No.2が相手では不満ですか。
「違います! そういうことではないです(苦笑)。DEEPに出場することになって、いきなり武田選手や大原選手のようなチャンピオンと対戦することはないと思っていました。まず他の選手とやってからだろうと思っていて」
――そう思っていたら、いきなりチャンピオンが来ました。
「ビックリしました。『いきなりチャンピオンと試合させてもらえるのか!?』って」
――ここで大原選手に勝てば、次は再戦としてタイトルマッチになるかもしれません。
「僕もDEEPのベルトが欲しいですし、オファーを断る理由もなかったです」
――そんな大原戦を控えている小金選手ですが、昨年7月に北岡悟選手と対戦しています(3Rドロー)。そのあと北岡選手が大原選手との試合のために、仮想・大原として小金選手と練習していたのですね。
「はい。今考えると不思議な縁なんですけど……」
<この項、続く>
■視聴方法(予定)
9月23日(木・祝)
午後5時50分~PPV SPWN
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【写真】北岡が再びケージに足を踏み入れる(C)MMAPLANET
10 日(火)、DEEPが10月23日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催するDEEP 104IMPACTの対戦カードを発表している。
9月23日のDEEP103でDEEP暫定フライ級選手権試合=藤田大和伊藤裕樹、大原樹里小金翔のライト級戦。関鉄矢DJ.taiki、駒杵嵩大杉山廣平というZSTとNEXUSでベルトを巻いたファイターの初出場に加え、元ストロー級王者の越智晴雄がフライ級に階級アップし渋谷カズキと対戦するというカードを揃えているDEEPだが、10月大会もお腹いっぱいのマッチアップ第一弾発表となった。
真っ先に目を引くのは2月のDEEP100で大原樹里に敗れ、現役続行か如何な、その岐路が注目されていた北岡悟が、3月大会で秘技MMA版ヴィンガチーバを披露した鈴木琢仁と対戦する1戦だ。
自主興行での小金翔戦のドローを挟み、4連敗──過去10戦の戦績は2勝7敗1分の北岡が、再びケージに足に踏み入れることとなった。その敗北の多くが国内外の強豪が相手だったが、今回の対戦相手の鈴木は非常に特徴のあるファイターである一方で、戦績は9勝6敗のトップに届いていない選手だ。
試合結果は当然として、内容によっても──北岡悟というJ-MMAを代表し、一時代を築いたファイターが現役生活を続ける意義が問われることになる対戦といえよう。
これからのJ-MMAを睨むうえではフィーチャリングされるのが、平田直樹山本歩夢のフェザー級戦といえよう。
デビューからの1年で樹の兄でなく、平田直樹としての存在感を示す新鋭はデビュー4戦目で神田コウヤに惜敗、初黒星を喫して以来4カ月振りの再起戦となる。
対する山本は昨年12月のデビューから、経験値で上回る相手に3連続フィニッシュ勝利を挙げている逸材だ。
『格闘DREAMERS』では二次でケガもあっても脱落も、MMAだけが人生とないビジョンが同オーディションの方向性と合わなかったという側面も見られた。
パラエストラ千葉ネットワーク所属も自らのマイクで『あまりパラエストラで練習していないですけど』と言い切ってしまう個性的かつ尖がっている山本と平田は、この時点で潰し合わせるのが勿体ないという取り方もできる注目カードだ。
さらに6月のDEEP101のメインで対戦も、急所蹴りでテクニカル判定という消化不良の一戦となったDEEPウェルター級チャンピオン住村竜市朗が、米田奈央とのダイレクトリマッチに加え、鶴屋怜がプロ4戦目で久保健太と対戦するという2試合も決まっている。
住村としては、再び大舞台=RIZINの年末大会に向け好材料しか残したくない一戦となる。鶴屋と戦う久保は、36歳でMMAデビューを韓国で果たしたオールド・ルーキー、国内では4連勝中だ。名古屋と大阪のDEEPとパンクラスで戦ってきた久保にとって、戦績と力を測られ鶴屋怜のためにピックされたカードということは本人も陣営も百も承知だろう。
鶴屋怜をアーロン・ピコに見立て、意地の一発を狙ってくる久保サイドからみても、興味深いマッチアップといえる。さらに7月に大原樹里とライト級暫定王座決定戦でローブローによるテクニカル判定で敗れた大木良太が、石塚雄馬との対戦も決まっている。
RIZINへの道が明確に存在し、海外への挑戦も認めるDEEP佐伯代表の方針もあり、他団体からの流入やDEEP育ちの新鋭と人材が集まっている現状に裏付けされた、勢いのあるカードが揃っている9月と10月のDEEPだ。
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【写真】青木真也だからこそ、語ることができる北岡悟論 (C)MMAPLANET
過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。
2021年2月の一番、第三弾は21日に行われたDEEP100から大原樹里北岡悟について語らおう。
──青木真也が選ぶ2021年2月の一番、最後の試合をお願いします。
「北岡さんと大原樹里の試合ですね」
──試合が終わってから、北岡選手とは話をされましたか。
「喋りましたよ。いつもの感じです」
──いつもとは?
「そこは北岡さんに尋ねてくださいよ」
──確かに仰る通りです。あの敗北、盟友・青木真也とすればどのように見ましたか。
「ファイターとしての活動を人生で例えると、30代後半は80歳を超えて、40代って90歳以上だと思うんです。寿命でいえば。で、そういう年齢で人が亡くなった時って、20代や30代で亡くなった場合とは周囲の人の気持ちは違うじゃないですか」
──確かに大往生という言葉がありますし、悲しいけど笑顔で送ることができるというのは、私も経験上あります。
「若くして亡くなるのと、違いますよね。悲しいけど、そういう感覚ってあるじゃないですか。北岡さんに関しては、そういう感覚に近いです。これまで日本の格闘技を盛り上げてきた人の節目の試合になるかと思って、会場に行きました。だから北岡さんの敗北を目の当たりにしても残念、悲しいという感覚とは少し違っていました。
できることを一生懸命やって、この試合まで取り組んできた。だから、ここで一つの区切りにして良いと思いました」
──頑張ってとか、まだやれるとか気楽にいう間柄ではないですよね。最後かもという気持ちは周囲にもあるかと思いますが……。この試合が最後になるかも、というのは取材をしていても感じてきたことです。
「それは選手の後半戦を見ていると、誰にでも感じることじゃないですか」
──その通りですね。心の準備をして、違う結果になれば次がまた見られるという感覚はあります。
「この試合に関しても楽観論があって。僕も正直、あった。でも練習を一緒にしていて、コンディション的なことも含めて、甘くないぞという風になっていきましたね。ただし、北岡さんには『イージー』って言い続けましたよ。あのタイミングで危機感を煽ってもしょうがないし。
それと同時にあの試合を競技的に見ると、北岡さんの試合の時の体の張りが凄いなと思いました」
──私は前日の計量で北岡選手の体を見て、シェイプされているなと感じていて。そしてケージの中に入ると、ここまでリカバリーするのかと。
「あぁ、僕は逆ですね。北岡さんだけでなく、元谷選手や昇侍選手にしても計量の写真を見て、目がくぼんでいるって驚いたんです」
──そこに関していうとコロナ禍の国内MMAは当日計量+1階級上という大会が増えて、前日計量の様子とリカバリー具合を見る機会が激減しているかもしれないです。
「あぁ、だから北岡さんのリカバリーが浮き出て見えたんだ。普段を見ている僕とは逆だったわけですね。ただ、他の選手の体とかみても、やっぱり異常です。単純に危ないって。体を仕上げることと、健康はまた別ですしね」
──健康維持でなく、命を削って戦っているという姿勢の表れかもしれないのですが、最近の風潮の使っていた私は改めてリカバリーのすさまじさに驚いてしまいました。ただし、そこに後バンテージを見出しているのであれば、格闘家はやるのだと思います。
「僕は……アレをやる自信はないです。フェザー級に落とした時に、『これは何回もできない。死んじゃう』と思ったので」
──減量とリカバリー以外に、技術的な部分で青木選手に伺いたいことがあります。
「ハイ、どんなことですか」
──北岡選手が仕掛けたヒールなのですが……極まらなかったという結果論を承知で、大原選手の対応の仕方を見ると回転して、ズバッと足を抜くというモノではなく、殴るために離れなかった。対処として、逆に回っている場面もありました。そして思い切り殴られるまで時間もままあったので、足を組み替えて内ヒールに移行することもできたのではないかと。
「そこは僕も岩本(健汰)さんとも話したのですが、内ヒールは逃げられるモノと思っています。実際に大原が防ぐことができたかどうかは別ですが、今成さんに一発でもっていかれたこともあるし。ただし、内ヒールはもう掛からない──そう思っている方が良いと思います。
だから、あの外掛けの外ヒールは間違っていない。ただし、右ワキで抱えて左に回る──のではなくて、左に体をかぶせて極めにいくというのが今の外ヒールのセオリーですね」
──捻る方向と、体重を掛ける方向が逆になると。
「ハイ。そうなんです」
──それはズバリ、北岡選手は足関節のアップデートができていなかったということでしょうか。
「ハイ。でも、それは北岡さんに限ったことではないです。選手の多くは技オタクではないですから。何よりも外ヒールが悪いわけでなく、そこから移行させることを頭に入れることが大切で。
MMAならスイープが一番ですよね。そしてスクランブルからバックを取る。それがMMAにおける足関節に効用として、一般的かと思います。
それと北岡さんの外ヒールも若い時の勢いがあれば、極まっていたんじゃないかと思います。でも、そこができなくなったのは年齢を重ねたということで。
これもMMAの選手に多いけど、MMAとグラップリングを切り分けたというのはあると思います。グラップリングのためのグラップリングを意識していることはなかったはずです」
──グラップリングの試合を見ていると、例えばクレイグ・ジョーンズの取り方は、MMAだと殴られます。ただし、あの極め方を見て、MMAに採り入れることもできるとは思うんです。
「使えるモノはいくらでもあります。グラップリングの理屈をMMAの理屈に置き換えると、使えるモノはヒールだけでなくかなり存在しています。だからベーシックな技術と流行ものの技術を両方を見ないといけないです。捨て置けない技術であることは間違いなく、それをゲイリー・トノンは証明していると思います」
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<ライト級/5分3R>
大原樹里(日本)
Def.1R4分44秒 by TKO
北岡悟(日本)
開始直後、ダブルで飛び込んだ北岡。さらにシングルからダブルに切り替え、大原をケージに押し込みながらテイクダウンを奪う。背中をケージに着けて立ち上がる大原。北岡はダブルからボディロックで大原をケージに押し込む。カットしようとした大原に対し、マットに背中をつけた北岡だが、大原の左足を抱えて極めにかかる。これを凌いだ大原は、北岡にケージを背負わせてパンチの連打。北岡はパンチを食らいながらも、再び組み付く。
しかし相手をケージに押し込むのは大原。北岡はケージを背にしながら体勢を入れ替えてダブルレッグダイブ。大原もヒザで迎え撃ち、ケージ際の攻防へ。ここでブレイクがかかり、残り1分でケージ中央での打撃戦となり、北岡が距離を詰めようとしたところで、大原の左がカウンターとなってヒット。ダウンした北岡の顔面を踏みつけ、さらにパンチを連打で落とす大原。北岡の動きが止まり、レフェリーが試合をストップした。
勝利した大原は、試合後に現DEEPライト級王者・武田光司への挑戦をアピールした。
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【写真】計量後、最大限の集中するまでしばしリラックスタイムの北岡 (C)MMAPLANET
明日21日(日)に東京都文京区のTDCホールで開催されるDEEP100の計量後、大原樹里と対戦する北岡悟に話を訊いた。
2年2カ月振りの勝利へ。北岡悟の覚悟とは。
──「語るべき何かは明日生き残って語りたいと思います」と抱負を話されていましたが、今の心境を話してもらうことは可能ですか。
「ハイ。もちろん。減量がクリアできて良かったなぁと(笑)」
──しんどかったですか。
「しんどいというか、大変でした」
──計量が始まる前に一番前の席で、『アァ』とか『ダァア』とか大きな声を発し、計量後もそうでしたが、周囲も触らぬ神に祟りなしのような空気で。
「えへへ、そうですか(笑)。無意識ですね」
DJ.taiki風呂ではもっと凄いですよ。『音量、音量』って言っても『独り言だから』って言うんですよ(笑)。サウナでも、凄くて。
──それだけ、苦しいと。
「無意識です。大変だから(笑)。回りのことは特に気にしていないです。ゲップ? 出たから、出ただけです。アハハハ」
──とにかく試合が明日に迫ってきました。減量でなく、動きの方の仕上がり具合は?
「けっこう良いと思います。近年でも」
──小森真誉選手をメインパートナーにして調整してきたと伺いました。
「ハイ、小森君と小金(翔)君ですね。背が高いから。思い切り対策練習です」
──2人の長身の選手との練習で、大原選手のどのよう攻撃で気を付けようと対策してきたのでしょうか。
「気を付けるというか、僕がどう動くかですね。もちろん試合の映像もありますし……そんなにチェックする方がじゃないですけど。ザックリとこうしてくるだろうというのは分かっています。でも、何か気にするというより、自分のやることを集中してやってきました」
──大原選手を相手に、動かしてもコントロールできるのかが焦点かと。
「小金君の時は小金君のリアクションもあったかもしれないけど、僕がああしたっていうのもあるじゃないですか。なぜ、ああしたかっていう理由もあるので。そこを踏まえて、小金君とは1年振りに練習をして、5分✖3Rを2週連続で突き合ってもらいました。僕自身、そこではiSMOS.1の時とは違うやり方をしました。iSMOS.1ではブレイクがないとか、色々と理由があってああいう風に戦ったので。
でも──そこも含めてこの1年、2年の自分の取り組みだったり、起きた出来事とか意味があったから変遷を経てきたと思うし。それが明日、出ると思っています」
──小金選手は下で動けなかったし、動かなかった。ただし大原選手は下になった時、粗さは残っていてももっと動いて立ってこようとするかと。
「なるほど。そうですね──だからこそリスクもある、危険性もある。それも分かっています。でも、関係ねぇよって感じかな。もう、ここまでくると勝ちたいというのもありますけど、自分を出すだけかな。出せば勝てると思っています」
──月曜日のRoad to ONE04はガキには未来しかないというテーマを持っています。そういうなかで「中年には、何があるのでしょうか」と聞かせてください。
「あぁ、オジサンです。僕、自分で創っていますから。僕のYouTube視てください。『オジサンにだって、未来あるもんきっと!』って動画を創ったんですよ」
──おお、そうなのですね。『きっと』と。
「ハイ。きっと、です。煽りVでも吉田(了至ディレクター)さんに言ったけど、これは全員に対して──相手が僕のことを終わらせるって言ったらしいけど、そりゃそうだよ。俺だって終わるかもしれないし、お前だって終わるかもしれないんだぞって。お前のファイター人生も明日で終わるかもしれないけど、分かって言ってんのって。
それは全員に言えることだから。きょうび、この世界になって地震もあるし、コロナにもなっている。別に死ぬのは、誰でも死ぬんだぞって」
──人間にとって唯一平等なのは……。
「死ぬってことですよね。誰しもが死ぬかも知れない。俺はそんなの余裕で覚悟してやってんだよって感じですかね。それをABEMAのTHE WONDERみたいに、自分で創ったんです──30万払って。だから、そこも視てください(笑)。結構、ちゃんと真面目にやっていますよ」
──北岡選手が真面目なのは、もう百も承知です。
「アハハハハ」
■視聴方法(予定)
2月21日(日)
午後1時45分~PPV SPWN
午後3時~サムライTV
■DEEP100計量結果
<バンタム級/5分3R>
元谷友貴:61.6キロ
昇侍:61.7キロ
<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.75キロ
大原樹里:70.6キロ
<DEEP暫定ウェルター級王座決定戦/5分3R>
阿部大治:76.8キロ
レッツ豪太:76.85キロ
<DEEP暫定フライ級王座決定戦/5分3R>
藤田大和:56.65キロ
渋谷カズキ:56.25キロ
<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎:66.2キロ
中村大介:66.1キロ
<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki:66.15キロ
神田コウヤ:65.75キロ
<女子フライ級/5分2R>
杉山しずか:56.8キロ
栗山葵:56.45キロ
<メガトン級/5分2R>
関根シュレック秀樹:──キロ
誠悟:──キロ
<バンタム級/5分2R>
CORO:61.45キロ
東修平:61.55キロ
<バンタム級/5分2R>
ヒロヤ:61.7キロ
雅駿介:61.65キロ
<フライ級/5分2R>
安谷屋智弘:57.05キロ
松場貴志:57.05キロ
<バンタム級/5分2R>
力也:61.65キロ
関原翔:61.1キロ
<フェザー級/5分2R>
高塩竜司:66.05キロ
山本歩夢:66.25キロ
<フェザー級/5分2R>
西谷大成:66.3キロ
井上雄斗:66.05キロ
<フライ級/5分2R>
鶴屋怜:56.5キロ
竜己:56.2キロ
The post 【DEEP100】THE 北岡悟「誰しもが死ぬかも知れない。俺はそんなの余裕で覚悟してやってんだよ」 first appeared on MMAPLANET.
【写真】DEEP100、20周年記念大会のメインで戦う元谷と昇侍(C)MMAPLANET
明日21日(日)に東京都文京区のTDCホールで開催されるDEEP100の計量が中野区の中野サンプラザで行われた。メガトン級で出場の関根シュレック秀樹と誠悟、レジェンドによるグラップリングタッグマッチ出場の4人以外の出場の14試合=28選手は全員が体重オーバーなく計量を終えた。
メインから順に計量、撮影、コメントという風に進んだ公式計量。そのメインで対戦する元谷友貴と昇侍、そしてセミで北岡悟と対戦する大原樹里は減量の影響か、やや声がかすれていた。
会場の笑いを一番取っていたのはDJ.taikiで、空気を読まず小芝居を延々と続け不評を買っていたのが──案の定、松場貴志だった。
第1回計量時に計量会場に到着していなかった西谷大成以外、27選手の計量後の抱負は以下の通りだ。
昇侍
「DEEPの100回記念大会にメインイベンターとして出させていただくこと、非常に光栄に思っております。メインイベントに相応しい、DEEPの100回記念大会に相応しい戦いをしたいと思うので、応援よろしくお願いします」
元谷友貴
「DEEP100のメインとして、しっかりと勝ちたいと思います」
大原樹里
「北岡選手、とても尊敬してファンだった選手ですが、それでは勝てないので尊敬と敬意をもって明日しっかりと勝ちたいと思います」
北岡悟
「えぇ、語るべき何かは明日生き残って語りたいと思います」
レッツ豪太
「この度はこのようなDEEP100回記念大会という大きな舞台に、しかも暫定王者決定戦というところに初参戦で迎えられることに感謝しつつ、さらにGLADIATORのチャンピオンなんでグラジエイターのチャンピオンとしての強さをぶつけて、明日はKOで勝ちます」
阿部大治
「明日は真っ向勝負でぶっ倒して、ベルトを獲ります」
渋谷カズキ
「今回は韓国のビョン・ジェウン選手の代役として急遽戦線となったのですが、来るべくして来た今回の戦いだと思っています。明日はしっかりと極めて次に繋げたいと思っております」
藤田大和
「今回、タイトル初挑戦ということでこういう機会を与えて下さった佐伯代表、ありとうございます。ビョン・ジェウン選手に代わって(対戦を受けてくれて)、渋谷選手ありがとうございます。明日は何が何でも獲りに行く心構えでしっかり勝ちに行きます」
中村大介
「フェザー級一発目でチャンピオンとやらせていただき、ありがとうございます。DEEPの記念すべき100大会で全選手のなかで一番楽しんで試合をしたいと思います」
牛久絢太郎
「DEEP100回記念大会で中村選手と戦えることを光栄に思います。明日はインパクトの残る試合をします」
DJ.taiki
「自分は前回のタイトルマッチで凄い情けない試合をして負けてしまって、悔やんでも悔やみきれない、死んでも死にきれない、これはもう死んでも成仏できないんじゃないかと。もしかして俺は既に死んでいて、タイトルマッチでも成仏できない地縛霊なんじゃいかと思うぐらい悔しくて。そんなことを考えたりで……もしかして俺はチャンピオンになれないと成仏できないんじゃないかと。
皆よく対戦相手に対して、引導を渡してやるとか言いますけど、俺は自分自身、自分に対して引導渡してやるつもりで、チャンピオンになって引導を渡すつもりでやいたいと思います。
そして来る2月27日は田村ゆかり姫の45回目のバースデーです。こんなね、試合に負けてどの面下げてバースデーイベントに行くんだって話ですけど、今回はオンラインになってしまったので、どの面は下げないんですけど──勝って無事にオンライン・イベントを視られるように頑張ります」
栗山葵
「ええと年数とか年上とか関係ないと思っているので、今回は大きい大会なんでもっと大きく行こうと思っているんでお願いしまぁす」
杉山しずか
「良いところを出させないのが私の仕事かと思いますし、自分のやりたいことを全部出させてもらおうかと思っています。ホントはこれから伸び盛りの選手にこれからドンドン活躍してもらいたいというのがありますし、私の役目はそういう人たちに引き継いでいくというか──そういう気持ちもなくはないのですが、まぁ乗り越えられるなら乗り越えてみろという試合をしたいと思います」
CORO
「記念すべき大会に出られて光栄です。こちらこそよろしくお願いします」
雅駿介
「ムエタイの世界からベルトも全て捨ててこの世界にやってきました。MMAでどの局面でも勝負して勝てるよう準備してきたので、明日は圧倒して勝ちます」
ヒロヤ
「明日は必ずぶち壊します」
松場貴志
「Grachanから来ました。DEEP100参戦させていただき、誠にありがとうございます。そして対戦相手のアニヤ選手、今までの試合映像全て見てきました。そして今日、確信に変わりました。その左のお尻、魚の目できていますね。大きな大きな魚の目できていますね。その大きな大きな見たことないような大きな魚の目、もうそれは魚の目じゃない。
魚だ。目じゃない。そんな相手に僕は本気を出せない。ただ私もフェアに戦いたい。そこでこれを塗ってあげます(天花粉と書かれた瓶を取り出す)。私が塗ってあげます。さぁ、アニヤ!! こっちを向いてモンモンしなさぁぁぁぁぁぁぁい」
安谷屋智弘
「アニヤじゃなくて、安谷屋です。明日はしっかりと勝って、次につなげたいと思います。松場選手、明日は宜しくお願いします」
関原翔
「DEEPは初参戦になりますが、第1試合で会場を盛り上げて他の選手につなげたいと思います」
力也
「明日は自分らしい試合をして盛り上げて、応援よろしくお願いします」
山本歩夢
「対戦相手が急遽代わったんですけど、高塩選手受けていただきありがとうございます。MMAを始めて半年でこんな大きな大会にオープニングファイトではありますが、出場させていただけることを光栄に思います。オープニングファイト一番手、鶴屋怜から良いバトンが回ってくると思いますので、僕もしっかりと勝ってジムの先輩の神田コウヤ選手に良いバトンをつなぎたいと思います」
高塩竜司
「代打出場ということで、自分は代打出場は得意で3回目なんですけど、あとオープニングファイトも自分が覚えているなかでは5試合ぐらいやらせていただいているんですけど、今回でプロの試合としては16戦目になります。ある程度、結果も求められるようになるので、反則以外のどのような手段を使っても絶対に勝ちます。勝ち方に拘らず絶対に勝ちます」
井上雄斗
「本戦に負けないように頑張ります」
鶴屋怜
「竜己選手、明日は良い試合しましょう」
■視聴方法(予定)
2月21日(日)
午後1時45分~PPV SPWN
午後3時~サムライTV
■DEEP100計量結果
<バンタム級/5分3R>
元谷友貴:61.6キロ
昇侍:61.7キロ
<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.75キロ
大原樹里:70.6キロ
<DEEP暫定ウェルター級王座決定戦/5分3R>
阿部大治:76.8キロ
レッツ豪太:76.85キロ
<DEEP暫定フライ級王座決定戦/5分3R>
藤田大和:56.65キロ
渋谷カズキ:56.25キロ
<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎:66.2キロ
中村大介:66.1キロ
<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki:66.15キロ
神田コウヤ:65.75キロ
<女子フライ級/5分2R>
杉山しずか:56.8キロ
栗山葵:56.45キロ
<メガトン級/5分2R>
関根シュレック秀樹:──キロ
誠悟:──キロ
<バンタム級/5分2R>
CORO:61.45キロ
東修平:61.55キロ
<バンタム級/5分2R>
ヒロヤ:61.7キロ
雅駿介:61.65キロ
<フライ級/5分2R>
安谷屋智弘:57.05キロ
松場貴志:57.05キロ
<バンタム級/5分2R>
力也:61.65キロ
関原翔:61.1キロ
<フェザー級/5分2R>
高塩竜司:66.05キロ
山本歩夢:66.25キロ
<フェザー級/5分2R>
西谷大成:66.3キロ
井上雄斗:66.05キロ
<フライ級/5分2R>
鶴屋怜:56.5キロ
竜己:56.2キロ
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【写真】北岡悟とDEEPとの馴れ初めとは(C)MMAPLANET
2月21日(日)に東京都文京区のTDCホールにて開催されるDEEP100 IMPACT~20th Anniversary~で、大原樹里と対戦する北岡悟インタビューが、今月22日(金)に発売されるゴング格闘技#312に掲載される。
パンクラシスト北岡悟のDEEPと佐伯繁代表との物語、そして大原と戦う北岡の巡る現状とは。ここではその冒頭部分を抜きとってお届けしたい。
──DEEP100、20周年記念大会に出場します。北岡悟といえばパンクラス。ただしDEEP及び佐伯繁代表との確かな繋がりも感じられます。特に2011年4月の中尾受太郎戦以降はDEEP出場が8回、パンクラスは6試合、そしてRIZINも8度です。
「ああ、そうなんですね。意外と上手く付き合っていますね(笑)。佐伯さんとは──RIZINとの間にいるのは佐伯さんだし、一応。一応って言っちゃダメですね(笑)」
──アハハハ。でも、そこで一応って言える仲だから良いのかと。
「確かに。仲……、仲ですね」
──北岡選手にとってDEEP20周年記念大会に出るというのは、どういう意味があるのでしょうか。
「お話を頂いたので。ただただ、そういうことです。タイミングもあったと。20周年記念大会に関しては、『もしかしたら話がもらえたりすることがあるのかな?』とはチョットは思っていました」
──チョットだったのですか。
「ハイ。DEEPのなかでは費用対効果がどうなのかというのがあります。RIZINで僕の試合が多いのは、費用対効果が良いから。でもDEEPではどうなのか。今回は、対戦相手があってのことだとは思います」
──大原樹里選手ありき、だと?
「だからこそ、このカードが組める」
──ただ大原選手アップという空気もしないです。
「う~ん、本当はプロモーターからすれば若くて費用対効果が良い選手が勝つ方が良いんです。循環にもなりますし。その方がナイスといえば、ナイスなんだろうと思います。
でも、そんなに露骨じゃないですよね。佐伯さんは。逆に僕がそれぐらいの状況──『どうせ向うがアップのカードなんだろう!』っていう風に憤った方が良いのかもしれないです。でも、そんな風でもない。
あんまりなんかね……、だからって『有難い』だとか『感謝しています』とかを口にしたくはないですね」
──記念大会に花を添える選手ではあるかと思いますが。
「それも自分が言うことじゃない。ただ試合をする。うん」
──記念の大会だから北岡選手に出て欲しいというのはあるかと思います。
「分かっています。そこは分かってはいます」
──そんな北岡悟とDEEP、そして佐伯代表の物語を少し聞かせてください。DEEP初出場となった2007年4月のファブリシオ・ピットブル・モンテイロ戦、あの時はどのような状況でのDEEP出場だったのでしょうか。
「PRIDEに出る権利が懸けられた試合だったんです。その年の2月にグスタボPCという選手とパンクラスで試合をして判定勝ちして、PRIDEに出たいとアピールしました。当時、パンクラスはBordogと提携をしていたんですけどね」
──懐かしい!! そんななか、PRIDE出場をアピールしたと。
「ハイ。それでPRIDEに出場するという話も一応はありました。2007年4月はPRIDEの最後のイベントがあったのですが、ナンバーシリーズだけどライト級の試合を1試合入れるからと。
でも結局、そこは『青木にします』ということで──僕はその年に予定されていたPRIDEライト級GPへの出場権を賭けて、DEEPでモンテイロと戦うことになったんです」
<続きは、1月22日発売のGONG312号で>
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