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【 RIZIN TRIGGER 2nd 】クレベル・コイケ vs. 佐々木憂流迦、アキラ vs. 鈴木琢仁、加藤ケンジ vs. 倉本一真【勝敗予想】

最後までご視聴ありがとうございました。
また次回も宜しくお願いします❗️

【RIZIN LANDMARK vol.2】鈴木千裕 vs. 平本蓮、昇侍 vs. 鈴木博昭、魚井フルスイング vs. 伊藤空也【勝敗予想】

—-目次—-
0:00 挨拶
1:18 アキラ選手 紹介
3:06 鈴木琢仁 紹介
4:51. アキラ vs. 鈴木琢仁 勝敗予想,、試合展開
9:11. 加藤ケンジ選手 紹介
9:50. 倉本一真選手 紹介
10:45. 加藤ケンジ vs. 倉本一真 勝敗予想,、試合展開
12:56. クレベル・コイケ選手 紹介
13:40. 佐々木憂流迦選手 紹介
14:41. クレベル・コイケ vs. 佐々木憂流迦 勝敗予想,、試合展開
19:35. ストラッサー起一の次戦について

★ストラッサー起一vs川中考浩(RIZIN TRIGGER 1st)

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★僕が格闘技に賭けてきた人生をこの動画一本に集約してます。
是非、僕の人生を見て知って欲しいです。視聴者の皆さんご視聴お願いします‼️
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【総合格闘家】ストラッサー起一

ストラッサー起一

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【RIZIN TRIGGER02】静岡でTRIGGER第2弾開催。クレベル×憂流迦。倉本一真は「エグイ試合をする」

【写真】ケージのなかのコンバット柔術で怖さを爆発させた倉本が、ケージのなかでのMMAで「エグイ試合」ができるか (C) MMAPLANET

21日(金)、RIZINが記者会見を開き昨日20(木)に明らかとなったRIZIN TRIGGER02の対戦カードを発表した。

2月23日(水・祝)、静岡県袋市エコパアリーナで開催されるRIZINの金網大会第2弾はまずフェザー級(※66キロ契約)の新居すぐる×山本空良。バンタム級(※61キロ契約)加藤ケンジ×倉本一真、そしてフェザー級(※66キロ契約)、クレベル・コイケ×佐々木憂流迦戦の3試合が決まった。


出場選手の中からクレベルと佐々木憂流迦が会見に出席し、以下のように話した。

佐々木憂流迦
「正直ね、胸が躍っています。こうやってチャンスをいただき、榊原さん、RIZIN関係者の皆さん、そして何よりファンの皆さんの声があって実現したと思うので、本当に心から感謝したいと思います。ありがとうございます。
クレベル選手は昔から知っている仲なので、彼の人間性だとか──家族を大切する素晴らしい人間性であることも知っていますし、選手としては言わずもがな凄く良い選手なので、地元静岡でこうやって戦えることと──これはメインイベントですか(と榊原代表に尋ねる)、ハイ、メインでこうやって戦えることが本当に光栄です。
ハイ。本当に現RIZINフェザー級で最強の位置にいると思っているので、クレベル選手は。ここは僕はしっかりと勝ちに行きたいと本当に心からそう思っています。結構うまくいかない時とかどんな時でもついてきてくれるファンの皆もいるし、もう皆でブチ上がりたいと思っているので、2月23日──静岡、会場に足を運ぶ人も配信で視る方も全員ブチ上がるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」

一方クレベルは「皆さん、こんにちは。コイケ・クレベルです。これが今年初めての試合で、榊原さん、チャンスありがとうございました。RIZINにもう1回チャンス、ありがとうございました」と日本語で挨拶をしてから、以下のようにポルトガル語でコメントした。

クレベル・コイケ(ママ)
「この試合に関して、以前フェザー級でも負けているので同じレベルじゃないだろうと僕は思っていますので、RIZIN側からこの試合を組んでくれて、同じ静岡県としてしっかりと勝ちに行きたい。彼を倒したいと思います」

3カードがアナウンスされたTRIGGER02は榊原代表から地元勢を含め全12試合が組まれるという説明があり、氏から「僕らの本気を皆に見てもらえるランナップをお届けしたい」という言葉が聞かれた。

地元といえば磐田市のボンサイ柔術からアリーナまで、13キロ──車で20分の距離でしかない。クレベル・コイケの同門、関根シュレック秀樹や鈴木琢仁の出場もあるか、追加カードの発表が待たれる。

さらに榊原代表の挨拶のなかで明らかになったように、イベントまで1カ月のタイミングでの発表となったのは、昨今のオミクロン株の爆発的な感染拡大が影響していたため。静岡県は蔓延防止等重点措置が適用されておらず、収容人員の100パーセントの集客が可能、また今大会からRIZIN所有のケージが使用されるとのこと。

なお会見に出席していない4選手のコメントも以下のように読み上げられた。

加藤ケンジ
「RIZIN TRIGGER、2大会連続のオファーありがとうございます。対戦相手が誰だろうと僕のスタイルは変わらないので自分勝手にやろうと思います。2年振りの地元静岡での試合、2年前の悔しさは忘れていないので、必ず勝って次のステップに進みます」

倉本一真
「去年、自分はバンタム級トーナメントで負けて死ぬほど悔しい思いをしたので、今年はまずこの試合でしっかりと勝って進化した自分の存在をアピールしたいと思います。万全の状態で試合に挑めるようしっかりと仕上げます。当日はインパクトのあるエグイ試合をするので、楽しみにしてください」

新居すぐる
「RIZIN TRIGGERに参戦できて嬉しいです。前回はプロレスラーの熱いおっちゃんにコテンパンにされて見事、あのバウンサーは弱いというレッテルを貼られたと思います。ただ僕もアホじゃないんで、もう1度チャンスを貰えた時のためにバウンサーの仕事を週一にして他の時間は練習に注ぎ込んできました。あの試合からたった4カ月ですが、今度こそ強いバウンサーの姿を見せるので、ぜひもう1度僕の試合を見てほしいです。勝つのは勿論ですが、会場をわかせます。前回負けてわかせてしまったので、今回は勝ってわかせます」

山本空良
「またRIZINに出させてもらってとても嬉しいです。前回は判定負けをしてしまいましたが、とても良い経験が積めました。前回の試合からより一層成長できたかと思います。今回の試合では前回よりも積極的に攻めていこうと思います。狙うは1R決着です。最初から最後まで試合をコントロールし続けます。格闘技ファンの方々に楽しんでいただけるよう頑張ります」

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F1 Gladiator016 IRE06 MMA MMAPLANET N.O.V NavE クレイグ・ジョーンズ 中川皓貴 中西哲生 井上啓太 伊東元喜 倉本一真 有川直毅 松本一郎 森戸新士 海外 濱村健 福島啓太 竹本啓哉 藤田健吾 飯田健夫

【Gladiator016】FSG戦で濱村健と対戦、森戸新士─02─「グラップラーの強さが伝わる試合を」

【写真】アウトサイドヒールを狙う森戸。ちなみにフォークスタイル・グラップリングでは上の状態から足関節を掛けて、相手が立ち上がるとリバーサルで2P失う (C)SHOJIRO KAMEIKE

23日(日)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR016で組まれたプログレス提供のグラップリングマッチ=フォークスタイル・グラップリングで濱村健と戦う森戸新士インタビュー後編。

IBJJFスタイルの競技柔術で日本のトップにある森戸が、ケージのなかでトップ重視のポイント制グラップリングマッチを戦う。かつてカナダでMMAの練習をしていた経験もある森戸にとって、柔術とグラップリングの相関関係はあるのか──そしてコンバット柔術をどのように見ているのかを尋ねた。

<森戸新士インタビューPart.01はコチラから>


──ADCCや海外のグラップリングに言及されていますが、道着とノーギに関しては優先順位というモノはありますか。

「う~ん、僕はどっちとも好きなんです。グラップリングの試合機会が増えれば、練習量も増やすと思います。ただ現状の大会数だと比重を増やしてもリターンが少ないというか、それで柔術の方の力が落ちてはいけないですし。道着とノーギの両方をやっている選手って、バランスのとり方が難しいと思います」

──柔術とノーギは、もう別モノと捉える柔術家が多いですが、森戸選手はどのように考えていますか。

「難しいですね。別モノですが、全く別モノではない。お互いがお互いに生きるところはあるので、グラップリングの試合に出るのであればグラップリングの比重を増やした方が良いですし、柔術の大会で実績を残したいときにグラップリングの練習ばかりをするわけにはいかないです。そういう意味で別モノですけど、技術は繋がっている。ホベルト・サトシ・ソウザ選手とかもMMAの試合前でも、道着の練習をされているみたいですし。

僕も柔術アカデミーを運営しているので、指導をしてそのままスパーリングに入ることが多いので柔術の練習の方が多いですね」

──ところでプログレスはフォークスタイル・グラップリング、コンバット柔術、サブオンリーとありますが、コンバット柔術では先日のIRE06で倉本一真選手が放ったヒザをついた瞬間に、掌底を入れるという戦い方をしました。あの試合を視て、柔術家はコンバット柔術には出たくないという風潮にならないかと危惧しています、アマMMAの経験がある森戸選手はいかがでしょうか。

「あぁ……コンバット柔術は全く練習をしていないので、今のところはサブオンリーの方に興味があり、出るならサブオンリーだと思います」

──コンバット柔術は危なく感じますか。

「危ないというか、掌底が当たると脳みそが揺れますし、リスクも高まります。ちょっと図に乗っていると思われてしまいますが、それなりの条件がないとそこまでリスクをおかして出たくはないかな、と」

──プログレスのコンバット柔術は臀部、背中、体側が付いた場合のみ掌底が使えて、立脚している状態では使えないルールにすると長谷川選手が言っていました。

「まぁヒザをついての掌底は立ち技みたいなものですし、あの辺りはルールが整備されていくのでしょうか」

──いやぁ、IREのことは分かりかねます。でも森戸選手のコンバット柔術も見てみたいですね。IBJJFルールで強い選手のコンバット柔術は、非常に興味深くて。

「打撃の距離感とかは気を使わないといけないですよね……。今はグラップリングに集中したいですけど、オファーがあれば条件なども見て考えます。プログレスがどのように発展してくのか、僕はイメージできていないのですが、ルールにタイトルマッチは5分3Rとかルールに記されていて、そういうこともプランしているのであれば実現してほしいと思っています」

──グラップリング大会ではなく、MMA興行のなかでの試合です。そこを意識することはありますか。

「こういうワンマッチの試合が組まれていくことは、良いことだと思っています。柔術家にとって一番大きな舞台である全日本選手権も関係者しか見ていないです。それがプロのMMAを見ているファンの前で試合ができる。そこで皆が興味を持ってくれる試合をしないといけないのですが、柔術を見てもらえる機会も増えますし、選手としてはプロの条件で試合をさせてもらうので、覚悟もできます。やはり自分で参加費を払って試合をするのとは違う覚悟ができます」

──でも、最近のクレイグ・ジョーンズは緩い試合が多いです(笑)。

「アハハハ。クレイグ・ジョーンズのことは僕レベルでは分からないです(笑)。僕に関してはお金を支払ってもらって試合をするのだから、そこに相応しい試合をしたいと思っています」

──素晴らしいです。では最後にコアなMMAPLANETの読者の皆さんに向けて、今回の試合への意気込みをお願いします。

「今回、MMA寄りの新しいルールで戦うのですが、そのなかでグラップラーの強さが伝わる試合をしたいです。MMAファンの人の目にグラップリングがどのように映っているのか、客観的には分からないのですが、どうせなら観客の人に面白いと思ってもらえる試合になれば嬉しいです。技術的に分からないことでも、一本を取って──もっとグラップリングを見たいと思ってもらえるよう──説得力のある試合をします。何より、プログレスルールで戦うことで、僕が強くなれるように頑張ります」

■Gladiator016対戦カード

<フライ級/5分2R>
藤田健吾(日本)
有川直毅(日本)

<バンタム級/5分2R>
土肥”聖帝”潤(日本)
神田T-800周一(日本)

<フェザー級/5分2R>
中川皓貴(日本)
富田翔市(日本)

<バンタム級/5分2R>
山口翔(日本)
神野翼(日本)

<バンタム級/5分2R>
竹本啓哉(日本)
福島啓太(日本)

<ストロー級/5分2R>
N.O.V(日本)
蒔田真吾(日本)

<ライト級/5分2R>
井上啓太(日本)
春川広明(日本)

<フライ級/5分2R>
坪内一将(日本)
中西哲生(日本)

<バンタム級/5分2R>
今村豊(日本)
谷口武(日本)

<フォークスタイル・グラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
松本一郎(日本)

<フォークスタイル・グラップリング79キロ契約/5分2R>
森戸新士(日本)
濱村健(日本)

<サブオンリー・グラップリング82キロ級/10分1R>
飯田健夫(日本)
伊東元喜(日本)

<フェザー級/5分2R>
伊賀GORI(日本)
斎土泰斗(日本)

<フェザー級/5分2R>
宋鬼子(日本)
谷口軍曹(日本)

<バンタム級/5分2R>
大前健太(日本)
尾崎大和(日本)

<バンタム級/5分2R>
秋田良隆(日本)
永輝亜(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
那須”独歩”育夫(日本)

<フェザー級/5分2R>
大和(日本)
桑本征希(日本)

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【IRE06】ヒザ着き掌打が炸裂! 倉本一真が寒河江寿泰の顔面を破壊してTKO勝ち

【写真】この状態からヒザを着いて掌打を放つという技も見せた倉本が勝利(C)MMAPLANET

<63キロ契約/7分1R>
倉本一真(日本)
Def. by TKO
寒河江寿泰(日本)


倉本がいなしながら寒河江をケージに追い込んでいく。ここで倉本がヒザを着いて掌打を繰り出す。寒河江がケージから離れると、追いかける倉本がケージ際に追い込んで、ヒザ着き掌打を当てていく。さらにガブりながら、シングルバックで掌打を連打すると、レフェリーが試合を中断。寒河江の右目が大きく腫れ、鼻血も出ており、レフェリーが試合をストップした。


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【IRE06】掌+踵+金網=三重苦の今成正和戦に挑む、石黒翔也─01─「掌底があることをチャンスに変える」

【写真】指導を終え、自宅に戻った午後11時にインタビューに応じてくれた(C)MMAPLANET

10日(日・祝)に東京都港区のリバーサル田町芝浦スタジオで開催されるIRE06のメインで、2021年のJBJJF全日本選手権黒帯ライトフェザー級を制した石黒翔也が今成正和と戦う。

2020年から柔術で負け知らずの石黒だが、ノーギの経験は今大会のプロデューサーを務める高橋SUBMISSION雄己と戦った昨年7月のQUINTETのみ。当然、掌底有りのコンバット柔術ルール、さらにいえばケージも初体験という石黒は未知の領域で、この手の戦いの国内トップファイターと掌を合わせることになった。

ヘレン・ケラー・ファイト、三重苦に立ち向かう石黒にインタビューを行った。


──来週月曜日にIREのコンバット柔術ルールで今成選手と戦う石黒選手ですが、ファイトウィークになっても指導などお忙しそうですね。

「実は今日と明日、KIDSキャンプという冬休みのキャンプをやっていまして。それが午後1時から4時まで、通常の指導時間以外に入っているのと、午前中はIREに向けてのグラップリングの練習とプライベートレッスンがありました」

──なので終日、取材時間が取れずと。いやぁ、お疲れ様ですという一方で4日後に試合を控えていて(※取材は1月6日に行われた)、そのハードスケジュールで体を休めることができますか。

「インストラクターが僕の仕事で、試合に出ること……選手として生きているわけではないので、試合前なので自分の仕事を減らすことはないです。それでも道場の人は色々と気に掛けてくれていますし、今回の試合の前々日まで普通に仕事をして、日曜日はインストラクター仲間がKIT04に出場するので、計量後にセコンドに就きに行きます(笑)」

──いやはや……。

「タイトではあるのですが、それがキツイということはないです。僕にとって柔術の指導は楽しいことなので、精神的なストレスも本当になくて。だから試合に影響することもないですね」

──前日計量の68キロだと、柔術でライトフェザー級の石黒選手は減量が必要なのでしょうか。

「全然ないです。普段から66キロなので、減量もないですし何もストレスがない。道着抜きで62キロにしないといけないライトフェザー級の試合の時は、5キロほど落とす必要があるのですが、その時でも仕事に影響をすることはなく同じようにやっています」

──とはいえ、今回の試合は石黒選手にとって自分はヘレン・ケラー、三重苦マッチと呼んでいるんです。

「ヘレン・ケラー? どういうことですか」

──掌底、ヒールフック、そしてケージです。

「あぁ……なるほど(笑)」

──まず打撃を使った格闘技経験はありますか。

「1度もないです(笑)」

──それでも胸ぐらをつかんで取っ組み合いをしながら殴るという子供時代の喧嘩や、付き合っていた女性に頬を張られるとかあるかと思います。でも、グラウンドで掌底っていうのは経験するはずないですよね……。

「アハハハハ。今回の試合に関しては高橋Submission選手にルールを確認して、実際に練習もやってみました。打撃って練習しないと、目が追いつかなかったです。柔術は掴む競技なので、相手の動きをコントロールできるのに対し、打撃は腕が浮いているのでどこから飛んでくるか分からない。

あっ、打撃の1度もないと言いましたが、体験でキックをやったことがありました。元々はMMAをやりたくて12歳の時から柔術を始めて……。PRIDEやDREAMを見て、MMAで勝つことを目標にしていたので、その時に(笑)。でもすぐに柔術にどっぷりとハマったので、それ以来人を蹴ったり殴ったりしたことはなかったです。

ただ元々の気持ちがそこだったので、打撃有りをやってみたいという気持ちはどこかに残っていたんだと思います。その点、コンバット柔術はグラップリング主体で掌底があるというルールなので、今の僕でもやっても良いかと思ってオファーを受けたんです」

──MMAではないと。

「そうですね。MMAを近々に出たいという気持ちはないです。柔術のインストラクターとして生活を成り立たせているので、打撃とか他の分野の練習量を増やすことは難しいですし。コンバット柔術も十分に危ないとは思いますが(笑)、MMAより寝技が生きるルールで自分に勝機もあるので、楽しみです」

──柔術やグラップリングよりも、下になるとダメージを受ける危険性が増します。今成選手の上攻めもあまり想像できないのですが、コンバット柔術に出ることで試合スタイルを変えることはありますか。

「結構、掌底があることをチャンスに変えることができると思います。腕が伸びるし、その分態勢も崩れます。グラップリングはガンガン動く試合がある一方で、もの凄く膠着する試合も存在します。それって腕を引いて、アタックしてこない選手の試合ですよね。でもコンバットは掌底があって、手を伸ばすということはアグレッシブに攻めてくることなので。そういうアグレッシブな試合が得意なんです」

──しかし、ノーギでヒールもあります。

「ハイ。僕はこれまでノーギをやってこなくて、QUINTETの高橋選手との試合が初めてのノーギでした。でも、あのルールはヒールがない。実はこれまでもグラップリングの試合に何度かオファーを貰っていたのですが、ヒールがあるから断って来ていたんです。

でもグラップリングはヒールがないとダメだと感じるようになり、QUINTETが終わってからグラップリングの練習をする時はヒールをガンガン仕掛けてもらうように変わりました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
1月10日(日)
午後7時00分~ABEMA格闘チャンネル
             
■対戦カード

<68キロ契約/7分1R>
今成正和(日本)
石黒翔也(日本)

<63キロ契約/7分1R>
倉本一真(日本)
寒河江寿泰(日本)

<65キロ契約/7分1R>
魚井フルスイング(日本)
村田卓見(日本)

<51.5キロ契約/7分1R>
杉内由紀(日本)
石黒遥希(日本)

<無差別級/7分1R>
ジェイク・ムラタ(日本)
清水俊一(日本)

<65キロ契約/7分1R>
福山祐平(日本)
大嶋聡承(日本)

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【IRE06】寒河江寿泰と対戦、投神=倉本一真「グローブより効く。顔、ぺっちゃんこになりますよ」

【写真】投神が叩神(こうしん)となるか。大注目の寒河江戦だ(C)KEISUKE TAKAZAWA

10日(日・祝)に東京都港区のリバーサル田町芝浦スタジオでIRE06 が開催される。掌底有りのグラップリング=コンバット柔術で、投神=倉本一真が寒河江寿泰と対戦する。

投げて、殴るスタイルでMMAを戦ってきたグレコ戦士が、寝転び、座って来るグラップラーを相手にどのような試合を見せるのか。今大会随一の異種格闘技感覚のある試合に向けて倉本に話を訊いた。


──倉本選手の今大会の出場は、まず驚いた。そういうファンも多いと思います。なぜ、出場を決めたのでしょうか。

「ケガの影響もあってMMAの試合もずっとなかった時に、高橋Submissionさんから声を掛けていただいて。正直、コンバット柔術が何かも分かっていなかったのでとりあえず映像をチェックさせてもらいました。

柔術かグラップリングなのかと思っていたのが、掌底を使えるっていうことが分かって……しかも真っ直ぐ突く掌底もOKなら出てみようかと。もともと試合がないし、グラップリングでも機会があればとは考えないこともなかったので」

──対戦相手は生粋のグラップラーで、MMAとはスタイルとは違う選手です。

「自分はレスリング力があり、ケージという要素は大きいです。追い詰めることができます。座ってきてもガードの中に入って、ヒザをつくようなことはしないです。それは寒河江選手の土俵なので。そんなところで、掌底を使っても寒河江さんの領域に入ることになりますからね。

ただし、そこでも掌底は使えます。尺骨っていうんですか? 手の付け根で殴ることができたら、グローブをはめたパウンドより効きますし、危ないことになりますよ。顔、ぺっちゃんこになりますよ。

それに僕もリバーサルジム新宿Me,Weで8割、9割がた練習させてもらっていて山崎(剛)さん、米倉(大貴)君や岩本(健汰)君に足関節も教えてもらっています。そこもあって、試合を受けました。掌底を使って足関節を逃げるなんてこと絶対にしないですけど、グラップリングとして戦っても、足関節を簡単に取られることはないという練習を普段からしてきました。

Me,Weで練習をするようになって柔術もやっていますし。グラップリング・ルールなら寒河江選手に勝てないですけど、僕はレスラーのMMAファイターです。掌底有りなら座ってきてもパウンドを得意としているMMAファイターらしく戦います」

──パウンドと掌底で違いもあるかと思います。掌底の経験など皆無だったでしょうし。

「パンチと比べると、手を伸ばしきるので腕を取られないよう気をつけないといけないかと思っていたのですが、練習で試してみてそんなことはないことが分かりました」

──なるほどぉ。では1R✖7分間という試合タイムについては?

「キツイっすよね(笑)。僕、バカなんでいつも最初からぶっ飛ばして戦うので。これまでレスリングでもなかった時間ですし、未知ですよね……7分って。それこそ寒河江選手がゴロゴロ回るような試合をすると、向うは疲れなくて僕だけバテます。相手のペースにさせないためにも、最初からゴリゴリいって──自分のペースで戦おうと思います」

──前日計量の63キロという体重に関しては? MMAファイターがグラップリングに出る場合は減量をせず、通常体重で戦うケースが多いですが。

「それは僕から提案させてもらいました。互いに了承するなら何キロでもOKということだったのですが、寒河江選手の体重が分からないですし、65キロは重いかもしれない。それに僕もMMAの試合に近い感じで体重を落とすこともしておいたほうが良いなって思って、63キロにさせてほしいと伝えたんです」

──そこはMMAも踏まえてというのが、今回の出場なのですね。

「寒河江選手のような一流のグラップラーと、このルールで戦うことはMMAに役立つと思っています。

もちろん、掌底有りだし勝つしかない試合です。殴られたくなくて寒河江選手が立ち上がってくると、投げまくりたいですね。最近やっていない、僕らしい戦いを掌底と投げで見せて……MMAの次の試合に繋げたいです。

完全に異種格闘技戦のような感じの試合ですけど、だからこそインパクトを残して勝つことが絶対的な使命です」

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お蔵入り厳禁!!【IRE05】10日のコンバット柔術イベントのガイドラインに――寒河江寿泰✖杉本孝─02─

【写真】会津藩お留流――御式内?! こんな間合い、格闘技にあるのか? グラップラー同士のコンバット柔術創世記に見られた史実(C)MMAPLANET

10日(日・祝)に東京都港区のリバーサル田町芝浦スタジオでIRE06 が開催される。そこで倉本一真とコンバット柔術で対戦することが発表された寒河江寿泰が昨年7月のIRE05 =コンバット柔術70キロ級Tで優勝した直後に準決勝で対戦した盟友・杉本孝とともにコンバット柔術の魅力と課題について語り合った対談後編。

お蔵入り厳禁――6日後の日本初といっても過言でないコンバット柔術ワンマッチ大会を前にして、ガイドブックとなる両者の話をお届けしたい。

<寒河江寿泰×杉本孝対談Part.01はコチラから>


――グラップリングとレスリングの違いは、立ち技が続くとグラップリングはアクションが少ない。コンバット柔術も同様でした。

杉本 ハイ。立ち膠着が起こるぐらいなら、どちらかが下になって極めを狙う。それがこの競技の本質だと思います。

寒河江 立ち技が60秒続いた結果がじゃんけんでサドルだと、勝っても……有利すぎるだろうと思います。

ここはヒザ立ちから仕切り直しとかでも良いので、違う形になってほしいですね。じゃんけんで有利・不利があそこまでハッキリしてしまうのは……やはり気になります。

杉本 それまで攻勢だった方をレフェリーが選び、下か上かを選択させて寝技で再開とか。

寒河江 ただ同時にサドルや50/50を普段からやっている選手なら、そこまで危ういポジションでもないんですけどね。

――MMAとグラップリングの接点ということを考えると、あまりにもグラップリング側が有利で。しかも、その決定がジャンケンだと博打的になってしまいます。

寒河江 MMAの選手は、そこの練習に時間を割いていないでしょうしね。

杉本 柔術家もやっていないですよ。

寒河江 今成柔術が優位になりますね(苦笑)。

――今大会の雰囲気としては掌底が見られると、笑い声が挙がっていたのは気になりました。

寒河江 危ないんですけどね。痛いし、笑いごとじゃないって。

杉本 それがパンチと掌底の差なのでしょうか。掌底は音がパーンっていう感じで出て。効いているのか効いていないのか分からないけど、音は凄い。そういう空気が笑いを誘っていたのかもしれないですね。

――それは杉本選手がお尻とか太ももをパチパチと叩くからですよ(笑)。

杉本 完全にヒールですね(笑)。でも、こればっかりは経験がないので、掌底の距離感も分かっていなかったので、やってみないとどうなるのか想像がつかなかったです。

寒河江 自分の手も痛いことが分かりました。

杉本 顔と腹は効くかもしれないですけど、足とかはダメージを与えることはできないですよね。ただ掌底を使って意識を散らすとか、そういうことができるのかと思ってトライしてみました。

――今回は今成柔術、もしくはトイカツ東中野周辺の選手の出場が多かったですが、本場のコンバット柔術ではロベルト・ヒメネスとういIBJJF柔術の猛者が優勝したりもしています。IBJJFルールで戦っている柔術家の出場は期待できるでしょうか。

寒河江 どうですかね……見ていると笑い声が起こっていましたが、やると怖いですからね。

杉本 やはり練習で掌底を試すのと、試合になると感覚が全く違っていました。痛いし、それだけ怖い。

寒河江 長野(将大)選手の掌底なんて、本当にやばいですよ。あとカルペ芦屋のタツノスケ選手の掌底も……村田(卓実)さんが相当に効かされていました。

杉本 タツノスケ選手は途中で打つのを止めてスタミナ・セーブをしたように見えましたけど、セコンドがいれば打たせ続けてTKO勝ちしていたかもしれないです。

寒河江 生田(誠)さんも、相当に長野選手の掌底で頭を揺れていましたし。

――生田選手は掌底を効かされて取った手段がデラヒーバだったのは、本当に素敵でした。

杉本 ニーシールドでなく、デラヒーバ!! 

寒河江 そういうあたりもコンバット柔術が普及することで、Zガードを取るとかに変わってくるのでしょうね。近い距離のガードよりも、遠い距離を取るガードが増えるとか。

杉本 僕もクローズドに入れてしまうと思います。でも、そこから頭を引き寄せるとか柔術やグラップリングとは違う対処が必要になってきますね。

――そういう変化が起こる前が、また違った意味で醍醐味もありますし、コンバット柔術は誰もができるモノでない柔術として根付けば非常に面白そうです。

寒河江 マットでもやってみたいですね。ただ、広いから攻防が起こるかというのも実際のところは、それも試合が行われないと分からないでしょうね。

杉本 MMAの人はケージのほうが良いだろうし。マットとケージは絶対に違います。足関節にしても、ロールして逃げ続けることはできないですしね。

――今後もコンバット柔術に出場し続けたいという気になりましたか。

寒河江 顔を叩くのは得意じゃないとは、本当に思いました。スラップリングにグラップリングがあるのではなく、グラップリングをするためにスラッピングを使うぐらいでないと私は向いていないというのが正直なところです。

杉本 僕は知っている人間でも叩けるんだって分かりました(笑)。練習では一切叩けなかったのに、試合になると逆にできたので驚いています。掌底がないと取られるという心理状態が、叩くことを可能にしたんだと思います。だから初戦は叩いていないんですよね。倒せる……極めることができるという感覚で戦っていたので。

――それでも寒河江選手も決勝の村田選手との試合はかなり叩いていました。

寒河江 試合前に『殺しにいくからね』って卓実さんに言われ、これはいかないとやられると思って。でも10分を3試合はきついです(苦笑)。

杉本 柔術は止まることができますが、その態勢がコンバット柔術だと殴られるので体力も気持ちも休めるところがなくて……僕は2試合ですけど、しんどかったです。

寒河江 本場のコンバット柔術は優勝するまで4試合。こうやってトーナメントを戦って、あの過酷さが理解できました。尊敬します。

杉本 だからラバーなんでしょうね。完全に止まることできるので。

寒河江 それと今日のほうが本場より、掌底が多かったですよね。

杉本 柔術家、グラップラーよりもMMAの人とやってみたいです。コンバット柔術なら組み勝てるかとも思いますし。

寒河江 掌底をかい潜ってサブミッションにつなげるのが一番面白いので、次に出るときはそういう試合をしたいです。

杉本 ワンマッチでグラップラー×MMAファイター、レスラー×グラップラーとかの方が、グラップラー同士よりもコンバット柔術はもっと面白くなると思います。

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ABEMA IRE06 MMA MMAPLANET YouTube ジェイク・ムラタ チャンネル 今成正和 倉本一真 寒河江寿泰 杉内由紀 村田卓実 石黒翔也 石黒遥希 高橋SUBMISSION雄己 魚井フルスイング

【IRE06】ついに水と油の異種格闘コンバット柔術実現。尺骨掌底=倉本一真×足関エントリー=寒河江寿泰

【写真】接点のない両者の接点は、互いの得意分野と危険地帯となる(C) MMAPLANET

2日(日)に弥益ドミネーター聡志YouTubeチャンネル及び、高橋Submission雄巳のSNSで10日(月・祝)に東京都港区のリバーサル田町芝浦スタジオで開催される今成柔術主催「IRE(imanari roll ecstasy)06」のプロマッチ=「IRE produced by 高橋SUBMISSION雄己」で寒河江寿泰×倉本一真が組まれることが発表されている。

これで68キロ契約(前日計量)の今成正和✖石黒翔也、51.5キロ契約(当日計量)の杉内由紀vs石黒遥希戦、65キロ契約(前日計量)=魚井フルスイング×村田卓実、無差別級(当日計量※体重記録のため)=ジェイク・ムラタ×清水俊一に続き、6試合目でついに水と油のマッチアップが決まった。


ここまで発表されたコンバット柔術5試合は柔術、グラップリング、MMAという3つのルールセットで双方あるいは一方が、相手の分野の試合経験を持つという顔合わせだった。

対して寒河江と倉本は違う。倉本は全日本3連覇&世界選手権出場のグレコローマンレスラーでこそあるが、柔術やグラップリングの色は全く感じられない。そして柔術とグラップリングを並行して戦う寒河江も、MMA色はない。

MMAとグラップリングで交わることがなかった両者は、スタイル的にも水と油の両者といえる。寒河江としては掌底も、バックスープレックスも受けたくない。ただし、倉本の掌が顔面に届く距離、背中を取られた態勢こそ、自らの攻撃へのエントリーを創ることができる間合いとなる。

と同時に掌で叩かれるビンタでなく、倉本が前腕の最先端部=尺骨を振り下ろす掌底を駆使すると、寒河江は経験したことがない痛み、意識が遠のく危険性を十分に秘めている。

倉本としては足関節のエントリーをさせないで、尺骨系の掌底を打つことができるか。掌底の距離こそ、MMAとグラップリングの接点――コンバット柔術の醍醐味といえる位置関係となる。

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Interview Shooto2020#03 Special ブログ 倉本一真 岡田遼 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:5月─その参─岡田遼✖倉本一真「素養はクラスBだけど……」

【写真】素質はクラスB、その岡田がUFCもあるという青木の真意は(C)MMAPLANET

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。そんな青木が選んだ4月の一番、第3弾は31日に開催されたShooto2020#03から岡田遼✖倉本一真の一戦を語らおう。


──5月の青木真也が選ぶ、この一番。3試合目はどの試合になるのでしょうか。

「岡田遼✖倉本一真ですね。岡田選手は5R制だから、あの戦いができました。それが一番大きいと思います。僕がマラット・ガフロフとやった時の組み方でした。主導権を握って攻めさせる。それを岡田選手がかしこくやりましたね。

倉本選手陣営をくさすことになってしまうかもしれないですが、あの試合運びは完全に作戦ミスです。」

──青木選手が倉本選手のチームなら、どのような作戦を立てましたか。

「ゆっくり見ろと僕なら言います。できる限り力を使わず、テイクダウン。あとはボディクラッチして岡田選手の動きに合わせておけば良いって。泳げってことですね。10-9.8で初回から3Rを取りましょうと言いますね」

──倉本選手はバックと比較して、トップの時の圧力がないように見えました。

「それはサブミッションですね。サブミッションがないから、ゴールがない。だから岡田選手としては、ずっとバックを取られても、グルグルと付き合ってたまにギロチンを狙う。そういう戦いができますよね。倉本選手は終わらせることができないから。

あのギロチンも岡田選手が上手いわけじゃない。あれだけ抱き着いてドミネイトしていると、まぁギロチンは食らいますよ。MMAとして完成度が低い倉本選手が、終らせることができたとすれば、それはテイクダウンのフェイントからぶん殴ってKO。それしか今はないと思います」

──今はそれだけしかできない選手が、ここからMMAを突き詰めていくとUFCで勝てるようにならないでしょうか。

「う~ん、身体的素質が高い選手ならUFCにはいくらでもいますよ。倉本選手はいうても、まだ7試合とか8試合しかやっていない。それで修斗の世界王座に来ること自体が、人材難なんです。だから岡田選手も倉本選手も、この試合でUFCが見えてくるということではないと思います。

皆が世界、世界って言っている時に……まぁ、その世界ってどこなんだよっていうなかで、修斗王座を狙う。そこに愛ある物語があったのが良かったですね、岡田選手は。他と差別化もできて」

──そして、UFCで戦いたいと口にしました。

「良い話ですよ。ATTに行って、そういう気持ちになるって」

──UFCに行きたい、その気持ちは青木選手も持っていましたよね。

「僕も思っていますよ。あのう……何て言うんだろうな、次なる格闘技の人生のなかで機会があって、もう一度北米で何かできれば楽しい……豊かになれるなって思います。僕はUFCに出ている選手へのリスペクトはメチャクチャありますからね。

岡田選手がUFCを目指したいっていうのは良い話ですね。だってさぁ、策士じゃん?」

──アハハハ。

「そもそも……こんなこといったらアレですけど素質的にはクラスBですよ。素養としては。それをアレだけ考えて、整理整頓できて、自分がどこにフォーカスして努力すれば良いのか正解を見出している」

──最高の誉め言葉ではないですか!!

「だから、僕はあると思いますよ。岡田選手のUFCは。UFCのチャンピオンになるとかっていうことは、現実離れしています。でも、UFCに加入して勝ったり負けたりすることは、彼の思考能力からすればあると思います。

やりくり上手じゃないですか。倉本選手との試合で、露骨にのんびりしようぜってできるほど性格は悪いし。1Rと2Rはお前にやるけど、俺は5Rという試合タイムをフルに利用するからよって、戦えるんですよ」

──それって図太いということですよね。

「図太いです。頭が良いし、腹黒い。図太さでいえば、鶴屋門下ですね。倉本選手の方が絶対に良い人ですよ(笑)。なんかKIDさんっぽさがあって。でも策士が勝っちゃうんですよ、良い人に」

──自分は一つ、岡田選手が凄いなと思ったことがあるんです。当日は2階の記者席から写真を撮っていたのですが、試合後にそれに気づいて2階に視線を送ってきました。正直、後楽園やディファのバルコニーで写真を撮影していて、そこに気付いた選手は過去に1人としていなかったです。

「それは凄いッスね。ちゃんと周囲が見えている。自分がコントロールできているんですね」

──それに受験勉強ができる人って、コツコツできる根性があると思いませんか。

「あぁ、ハイ、ハイ、ハイ。だって意味ないですからね。そのゲームを越える以外に。要はセンター試験を越えるって、部活動を頑張るとかよりも、根性ありますよ。だって甲子園に出るとか、サッカーで国立だっていう風に注目を集めるわけでもなく、別に大学に受かっても有名になれるわけでもない。凡人としての強さですね。それがヤツにはあります」

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Other MMA Result SASUKE Shooto2020#03 ブログ 世羅智茂 倉本一真 岡田遼 岩本健汰 杉本恵 清水清隆 石井逸人 西川大和 黒部三奈

【Shooto2020#03 】試合結果 暫定世界バンタム級チャンピオン岡田遼──ケージの中央で愛を叫ぶ

【写真】これぞ5RのMMAという戦いをし、2RKO勝ちで環太平洋に続き、暫定ながら世界バンタム級のベルトを巻いた岡田遼──チョット悪い目つき(C)MMAPLANET

5月31日(日)、Shooto2020#03が会場非公開で開催された。

メインで5教科7科目をマスターしたMMAファイター=岡田遼が、一芸に秀でいた倉本一真からKO勝ちし世界暫定バンタム級王座を獲得し、修斗への愛をケージ内で叫んだ。

注目のAOKI PRJECT=グラップリングマッチ=岩本健汰✖世羅智茂は時間切れのドローに。修斗女子スーパーアトム級王座決定T準決勝は黒部三奈と杉本恵が勝ち上がり、決勝で対戦することなった。

Shooto2020#03
<修斗暫定世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
○岡田遼(日本)2R3分02秒
KO
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×倉本一真(日本)
<ライト級/5分3R>
○SASUKE(日本)3R
判定
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×西浦ウィッキー聡生(日本)
<グラップリング72キロ契約/10分1R>
△世羅智茂(日本)Draw
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△岩本健汰(日本)
<バンタム級/5分3R>
○清水清隆(日本)2R4分34秒
KO
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×小堀貴広(日本)
<修斗女子スーパーアトム級王座決定T準決勝/5分3R>
○黒部三奈(日本)3R1分54秒
TKO
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×大島沙緒里(日本)
<修斗女子スーパーアトム級王座決定T準決勝>
○杉本恵(日本2R3分32秒
RNC
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×中村未来(日本)
<フェザー級/5分3R>
○石井逸人(日本)3R
判定
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×齋藤翼(日本)
<ライト級/5分2R>
○西川大和(日本)2R
判定
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×木下タケアキ(日本)