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【Road FC68】ハン・サングォン戦へ、キャプテン☆アフリカ「査定試合とは考えていない」

【写真】しっかり勝って、やはりトーナメント戦での雄姿が見たい (C)SHOJIRO KAMEIKE

13日(土)、韓国はソウルのチャンチュン体育館で開催されるROAD FC68で、キャプテン☆アフリカがハン・サングォンと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

修斗環太平洋ライト級王者のキャプテン☆アフリカは、昨年行われたRoad FCグローバル70キロトーナメントに出場した。準決勝で敗退したものの、キャプテンの中で得た手応えとは。そして今回対戦するハン・サングォンに関する意外なエピソードと、同じ大会に出場する林RICE陽太との練習についても語った。


――試合を10日後に控えてのインタビューとなります(※取材は3日に行われた)。現在のコンディションはいかがですか。

「コンディションはもう過去イチぐらい良いですね。ひとつは『減量も余裕をもって行っておくに越したことはない』と思っていて。今年に入って春には試合をしたいと思っていたので、もともとハードな練習や体重調整は始めていました。そんな時にちょうどROAD FCからオファーを頂いたんですよ」

――それはキャプテン☆アフリカ選手からROAD FCに対して「春に試合をしたい」と伝えていたのでしょうか。

「いえ、タイミングは偶然でした。僕が今MMAを続けるモチベーションは『強い相手と試合すること』で、ROAD FCから話があった時は嬉しかったですね。今年もまた70キロでトーナメントが開催され、この大会で勝った選手がトーナメントに出られるという噂も聞いていますし」

――ではROAD FCとは複数試合契約を結んでいるわけではないのですね。

「去年は単発というか、トーナメント出場の契約でした。準決勝で負けた直後、ROAD FCのジョン・ムンホン代表からも『また出てほしい』と声をかけていただいて」

――では今年のROAD FCでの戦いに関するお話の前に、昨年のトーナメントに出場した感想から教えてください。

「もちろん優勝するつもりで臨んだのですが、準決勝で負けてしまい――『やり残した感』が残っています。今年もトーナメントに出られるなら、ぜひリベンジさせてほしい。また強い選手が集まるでしょうし、今は一層モチベーションが高いです」

――準決勝ではキム・インス(ムングントスズ・ナンディンエルデンが韓国籍を取得し、韓国名を試合でも名乗るようになった)にKO負けを喫しました。ストライカーである相手の良いところが出てしまったという、相性の問題もあるとは思いますが……。

「確かに相性みたいなものはありますね。でもそれ以上に、実は相手のパンチで右目を負傷してしまいました。試合後の診察では2箇所の眼窩底骨折が見つかって。試合中もダメージがあって、体も思うように動かなくなったんです」

――そうだったのですね。試合でキャプテン選手が早々に引き込んだことについて疑問はありました。

「そこでパンチをもらって負傷してしまうのも、自分の実力なので言い訳にはできないです。もともと相手は打撃が巧い選手で、僕が組んでくるのも分かっていたでしょうし。そのなかで、一発で眼窩底骨折を起こせるぐらいの打撃の実力は凄いと思います。

試合の流れとしては、なかなかテイクダウンしづらくて。ROAD FCは組んで展開がないと早めにブレイクする印象があったので、『ここでブレイクされたら後々しんどい』と思って引き込みを選択しました。結果、普段の試合とは違う展開にしまいましたね」

――とはいえ、強豪が揃ったGPでベスト4入り。トーナメント全体を考えると手応えはありましたか。

「そうですね。やはり国内の試合だけでは、今の自分のレベルが分かりづらかったです。でもトーナメント初戦はROAD FCのフェザー級チャンピオン(パク・ヘジン)で。1階級下で戦っている選手とはいえ、その前の試合では体重超過でライト級に上げてきた選手ですから。試合の時には、しっかりライト級の体をつくってきていましたよね。その相手にフルラウンド使って勝てたのは、自分も海外の選手に対して通用する力があるんやなってことは分かりました。手応えもあり、凄く自信に繋がる大会でしたね」

――昨年のトーナメントは対戦したこともあるマックス・ザ・ボディ選手も出場していたのに対し、今回は同じ大会で練習仲間の林RICE陽太選手がパク・シウォンと対戦します。

「林君とはパラエストラ東大阪のプロ練や、岸本泰昭さんのシスMMAで一緒に練習しているんですよ。ちょうど同じタイミングでROADFCから『次の大会に出られるか?』という話がありました。その時点では、僕のほうはまだ対戦相手について聞いていなかったです。でも林君は対戦相手も提示されていて――自分もチャンピオンと試合したいわって思いましたね(笑)」

――そこで林選手についてもお聞きしたいのですが、林選手は現在5連勝中で、Grachan暫定ライト級のベルトも巻いています。特にKO勝ちが増えるなど、練習仲間として何か変化は感じましたか。

「いやぁ、全然(笑)。跳びヒザでフィニッシュしたりとか、『練習では一度も見せたことがないのに、なぜ試合でできるんやろう?』と思っていましたよ。林君は本当に真面目で、むしろ真面目すぎるんじゃないかと思うぐらいです。ずっとコツコツと地道にやってきて、ようやく積み上げてきたものが出たのかもしれないですね。ROAD FCは打ち合いが多いですし、そこで強いのを当てられるチャンスもあるんじゃないですか」

――林選手の試合に関してはROAD FCのYouTubeチャンネルで、「長期欠場中であったパク・シウォンは今年のトーナメント出場の前に1試合しなければいけない」というストーリーがありました。対してキャプテン選手が対戦するハン・サングォンも昨年のトーナメントに出場している選手で(マックス・ザ・ボディに反則負け)、今年のトーナメント出場を賭けた査定試合と考えることもできます。

「キッチリと勝たないといけないですね。ハン・サングォンは勢いもあるし、良い選手やけど、総合力では自分のほうが勝っていると思うので。3ラウンド、キッチリと戦うことができれば勝てる相手です。今、自分も調子が良いんですよ。そこで調子に乗らんように、ということだけ気をつけたいです。もちろん極めるチャンスがあれば極めに行きますし」

――調子に乗ってしまう可能性があるほど、調子が良いのですね。

「アハハハ。ハン・サングォンってマックス選手との試合でも、反則が起きる前までは押していたじゃないですか。バランスが良くて、フィジカルも強いし、ベースであるレスリングも強い。トーナメントのリザーブ戦でも、途中までは勝つんちゃうかなっていう試合内容で(結果はシン・ドングクに1R KO負け)」

――ただ、勝てそうな試合で勝てない。今年1月のTOP BRIGHTSではダニエル・ドンチェンコにヒジの連打を浴びて敗れています。

「バランスは良いけど、一発の強さがないと思うんですよね。途中まで勝っている試合もあるから、油断はできないです。僕としてはフルラウンド、時間を使って戦いたいですね。そういえば前回のトーナメントが開催されている間に、パラエストラ東大阪へ練習しに来ていたらしいですよ(笑)」

――えぇっ!? よりにもよって、キャプテン選手と林RICE選手がいるところに……。

「僕は事前に『ROAD FCのライト級で戦っている選手が来る』と聞いて、『いずれ対戦することもあるかな』と、プロ練には参加しませんでした。その時は誰が来るのか、名前は聞いていなかったです。でもあとで聞いて――『うわっ、ハン・サングォンやん!』と(笑)」

――アハハハ。

「彼って大会前の煽りでもイケイケなところがあるじゃないですか。でも練習のために日本に来て、メチャメチャ礼儀正しかったみたいで。そうやって真摯にMMAに取り組むことって、強くなるために必要な要素やと思うんですよ。だから前回の試合から、どれだけ成長しているか分からない。絶対に油断はできない相手です」

――林RICE選手がパク・シウォンに勝てば、70キロトーナメントにエントリーされるかもしれません。そうなった場合、林RICE選手との練習はどうなるのでしょうか。ハン・サングォンの来日時には事前に知って、回避することはできましたが、林RICE選手の場合はもともと練習仲間ですし……。

「あぁ、そうか。どうなるんでしょうね。さすがにトーナメントも途中で当たることはないやろうし――この2人が決勝で当たったら凄いことですよね。でもホンマに、そこは気にしていなくて。まずはお互い、目の前の試合に勝たないといけないですから。

僕としては、次のハン・サングォンがトーナメントの査定試合だとは考えていません。これまでの試合と同様、いつものワンマッチとして戦います。今回は韓国の大きな会場で試合をする機会に恵まれて、まずはしっかり勝ちたいです。勝って初めてトーナメントのことを考えることができますし、もしトーナメントに出られるなら去年のリベンジを目指します」

■視聴方法(予定)
4月13日(日・日本時間)
午後2時00分~KAKAO TV、AFREECA TV


■ROAD FC68メインカード対戦カード

<Road FC ヘビー級王座決定戦/5分3R>
キム・テイン(韓国)
関野大成(日本)

<ライト級/5分3R>
オアク・シウォン(韓国)
林RICE陽太(日本)

<74キロ契約/5分3R>
ユン・テユン(韓国)
キム・サン(日本)

<ライト級/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
ハン・サングォン(韓国)

<ライト級/5分3R>
シン・ドングク(韓国)
アリ・カブドゥラ(カザフスタン)

<バンタム級/5分3R>
アレクセイ・インデンコ(ロシア)
ハン・ユンス(韓国)

<Figth100ルール69キロ契約/3分3R>
ピョン・イェジュン(韓国)
醤油ニキ(日本)

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【The Shooto Okinawa10】牧ケ谷篤と対戦、初勝利まで7年=畠山隆称「M-1の3回戦から話すのは……」

【写真】平良が身近にいる。その影響という部分でも、興味深い畠山の無敗記録だ (C)GIGIO

14日(日)、沖縄市上地のミュージックタウン音市場で開催されるTHE SHOOTO OKINAWA 10で、畠山隆称が牧ケ谷篤と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

プロ戦績は7戦5勝2分と無敗、修斗世界ストロー級ランキングでも6位に入っている畠山。松根良太に師事し、修斗沖縄大会を中心にキャリアを積むストロー級の注目の新鋭だが、中学時代は1度も勝てなかった柔道部員で、アマチュア時代も4年近く勝てなかったという。格闘エリートではなくても勝ち続ける――そんな畠山のキャリアとは?


――畠山選手は専門メディア初インタビューということで格闘技を始めたきっかけから聞かせてもらえますか。

「格闘技を始めたのは高校1年生の時ですね。高校にやりたい部活動がなくて、兄ちゃんが先にジム(旧Theパラエストラ沖縄)に入っていたんですよ。帰宅部で何もしないよりはましかなと思って、自分も入会しました」

――小・中では何部に所属していたのですか。

「小学校の時は何も運動はやっていなくて、なんならちょっと太っていました(笑)。中学では柔道部に入っていたんですけど、それも中学にやりたい部活動がなくて、兄ちゃんがやっているから自分もやってみたという動機で。実際に柔道はむちゃくちゃ弱くて3年間やっていて1勝もできなかったんですよね(笑)」

――練習には真面目に取り組んでいたのですか。

「まともに練習していないような部活で、そりゃ試合で勝てないよなという練習の強度でした。顧問の先生が来ない日もあるから、7~8割は楽しく練習して、たまに真面目に練習するみたいな。0勝の僕が主将やっているような柔道部…と言えば分かってもらえると思います(笑)」

――格闘技そのものは好きだったのですか。

「母さんと兄ちゃんがめっちゃ格闘技ファンで、いつも大晦日はテレビで格闘技を見ていたんですよ。でも僕は紅白が見たかったら、家族はみんな格闘技、僕は別の部屋で紅白、みたいな大晦日を過ごしていました」

――ここまで話を聞いていると、まったく格闘技の要素がないのですが(笑)、そんな畠山少年はなぜ格闘技にのめりこんだのですか。

「一度ジムで見学したときにみんな楽しそうにやっていたし、松根良太さんの指導に惹かれて、自分もこの人に教わってみたいと思ったんですよね。それでお試しでやってみたら、それが楽しくて今も続いている感じです。あとは今まで自分の意志で何か物事を真剣にやったり、努力したりすることがなかったので、初めて自分でやってみようと思ったのが格闘技だったのかもしれないです」

――アマチュア時代はどのように格闘技を向き合っていたのでしょうか。

「それが柔道部と同じで、ジムに入ってからずっとアマチュアの試合で勝てなくて、大学に進学してからも試合には出ていたのですが、負け続けたんです。ただ柔道部時代と違ったのは『1回も勝てないままやめるのは嫌だ』と思ったこと。とりあえず1回勝つまでやろうと思って試合に出続けたんです。そしたら大学2年生の時に初めて勝つことができました」

――中学の柔道部から数えると6年~7年掛って、初勝利を掴んだわけですね。

「はい。そしたら今度は勝った時の喜びや賞賛が忘れられなくて、また次も勝ちたいと思って継続して試合に出るようになりました」

――1勝するまでやめないというのは、周りの誰かに伝えていたのですか。

「いや、誰にも言ってないです。自分の中で決めていたことでした。ただ松根さんからは『いつか1勝できるよ』と言われたことがあって、それを信じて続けていた部分もありますね」

――プロを意識するようになったのはいつからですか。

「最初の目標が『1勝するまで辞めない』で、次の目標が『プロになるまで辞めない』だったんです。僕、2019年に全日本(アマチュア修斗選手権)で優勝してプロ昇格したんですけど、その前の年の全日本はKO負けしてるんですよ。その時に将来居酒屋で飲んでいて『俺もあと一歩でプロだったんだよ』って周りにこぼしている姿を想像したら、それがすごく悔しいなと思って。逆に『俺、元プロなんだよ』って言ったらかっこいいじゃないですか(笑)。それがプロを目標にした理由ですね」

――それもまた面白い目標設定の仕方ですね(笑)。2020年にプロデビューしてからは5勝2分と無敗の快進撃を続けていますが、何が変わったのですか。

「気持ちやメンタルの変化ですね。昔はとにかくネガティブだったんですけど、今は試合への気持ちの持って行き方が変わりました。そのきっかけが『マーフィ100の成功法則』という本で。(アマ修の)全日本に出るときに移動中の飛行機が暇だから『何かいい本ない?』って母さんに聞いたら『これがいいらしいよ』と薦められたんです。それで実際に読んでみたら、すごくいいことがたくさん書いてあって、それから試合前に好きな言葉やメッセージを読むようになりました。それで試合に向けた気持ちの作り方が変わって、勝てるようになった気がします」

――過去の試合映像を見ると打撃・組み技どちらも思い切りの良さが目立ちますが、そこは自分でも意識しているのですか。

「もともとは熱くなりがちな性格なんですけど、セコンドの指示通りに戦ったら、絶対に負けないって自信と信頼があるんですよ。だから思い切りいくときもセコンドの指示で思い切りいくみたいな。そういうイメージですね」

――無敗というプロキャリアをどう感じていますか。

「信じられないですね。僕はスモールステップで来て、プロになったら辞めようと思っていたのが、またこれも居酒屋の妄想なんですけど(笑)、『プロにはなれたけど世界ランキングには入れなかった』はカッコ悪いから、次は『プロで世界ランキングに入っていたんだよ』になるまで頑張ろうと思ったんです。それで今世界ランキングの6位に入っているので、次は『世界ランキング3位になった』がかっこいいなと思うので、そこを目指しています」

――では対戦相手の牧ケ谷選手の印象は?

「ベテランで僕の倍以上試合をしていて引き出しを持っている。直近の試合では足関節で勝っていて手強い相手だと思います。そこを警戒しつつ、相手にいいところを出させない試合をしたいので、それを遂行する力を持てるように練習のやり方や対人練習を進めています。それが完成しつつあって、最後の仕上げの段階に入っているので、それを試合で見せたいですね」

――畠山選手は沖縄のジムに所属して、沖縄を中心にキャリアを詰んでいますが、そのことはどのように感じていますか。

「地元開催は応援してくれる人も多いし、大会があることで選手層も厚くなってきて、合同練習をすることもあるので練習環境も恵まれていますね」

――練習・試合ともに上京しなくても十分にできる。それは本当に大きいですよね。また身近にUFCで活躍する平良達郎選手がいることも大きいのではないですか。

「大きいですね。達郎と練習するために色んな選手が沖縄まで出稽古に来てくれますし、達郎は海外で培ったテクニックも惜しみなく教えてくれるので、本当に大きな存在です。これだけ強い人と普段から練習していたら『試合じゃ負けないよ』と思えるし、メンタル的にいい影響もあると思います」

――また畠山選手にとって松根さんの存在とは?

「松根さんの技術はものすごいですし、作戦の軸を考えてくれて、僕が考えてきたものにアドバイスを入れてくれたり、穴埋め・後押ししてくれるし、こういうのもあるよと言ってくれるので、より作戦が分厚くなります。あとは練習以外で一緒にご飯を食べたり、飲んだりしてもすごく楽しいんですよ。実は僕も松根さんもお笑いがめちゃくちゃ好きで、例えばM-1は3回戦や準々決勝くらいからチェックするんです。そういう話が出来るのは松根さんくらいしかないし…僕は松根さんが大好きです(笑)」

――修斗沖縄大会では畠山選手の一発ギャグが名物となっていますが、あれも苦ではないですか。

「全く苦じゃないですし、なんなら楽しいですね。あんなにお客さんがいる前でマイクを持てるなんて、普通にしていたらないじゃないですか。だからもしマイクを渡してもらえるなら『ぜひお願いします!』って感じです(笑)」

――ちなみに畠山さんが好きなお笑い芸人は誰ですか。

「天竺鼠の川原さんですね。川原さんはセンス系のボケなので、刺さる人には刺さる感じではあるのですが、それがかっこいいんですよね。あとは個展をやったり、洋服も作ったり、そういう活動をしているところも好きです」

――また普段の畠山選手は学童支援員として働いているのですよね。

「放課後に子供たちに勉強を教えたり、親御さんが迎えに来たら、今日はこうでしたと報告する、みたいな仕事です」

――学生時代から子供と触れ合うのが好きだったのですか。

「いえ、むしろ大学時代は子供が大嫌いでした(笑)。でもたまたま友達が学童のバイトを探していて『やってみない?』と勧誘されたんです。子供は嫌いだったけど、子供が嫌いなまま大人になったらやばいなと思って、子供嫌いを直そうと思ってバイトをやってみたら、すごくしっくりきましたね」

――格闘技もそうですが、周りの縁で今までやってみなかったことに飛び込んで成功する。それが畠山選手のライフスタイルのようですね。

「ホントにそうかもしれないですね。試合も一発芸も自分を表現するのが楽しいですし、練習もネタも追い込みに入っているので楽しみにしていてください!」

■視聴方法(予定)
4月14日(日)
午後2時25分~ Twit Casting LIVE

■ THE SHOOTO OKINAWA10対戦カード

<ストロー級/5分3R>
当真佳直(日本)
根井博登(日本)

<フェザー級/5分3R>
内藤太尊(日本)
宇藤彰貴(日本)

<ストロー級/5分2R>
畠山隆称(日本)
牧ケ谷篤(日本)

<ウェルター級/5分2R>
西條英成(日本)
アイエティ・ケビン(日本)

<フェザー級/5分3R>
南風原吉良斗(日本)
メイヘム和成(日本)

<ストロー級/5分2R>
木村旬志(日本)
大城匡史(日本)

<ストロー級/5分2R>
ふじい☆ペリー(日本)
知名昴海(日本)

<ストロー級/5分2R>
大田ノヒロ(日本)
高橋佑太(日本)

<2024年度新人王Tフライ級準決勝/5分2R>
松本ごだい(日本)
小生隆弘(日本)

<修斗トライアウトマッチ バンタム級/3分2R>
山本敦章(日本)
武田昴大(日本)

<修斗トライアウトマッチ フェザー級/3分2R>
藤崎陽平(日本)
神田篤社(日本)

<アマチュア修斗 女子スーパーアトム級/3分2R>
高田双葉(日本)
徳本望愛(日本)

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【修斗】デビュー3戦目 黒部和沙が澤田龍人に一本勝ち!

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4月7日に新宿FACEで開催されたプロフェッショナル修斗公式戦『SHOOTO GIG TOKYO Vol.36』。メインイベントで修斗やONEで活躍してきた澤田龍人(AACC×剛毅會)がプロ3戦目の黒部和沙(TRIBE TOKYO M.M.A)と対戦。実績から考えると澤田が断然優位と目されていましたが、なんと1Rで黒部が一本勝ちするアップセットが起こりました。

試合は開始直後に澤田がパンチをヒットさせたものの、そのままタックルで組み付く黒部。スクランブルの展開から上を取ると、澤田の下からの腕十字をかわすとバックに周る。そこから身体を捻るようなツイスターを仕掛けると澤田はタップ。黒部が3分38秒で見事に一本勝ちを収めました。

連敗中とはいえ、レスリングや組みに強い澤田をポジショニングで制圧して最後はツイスターを極めるとは。。。23歳にしてこの完成度は末恐ろしい。長南亮門下で強豪に揉まれてるでしょうし、ストロー級戦線の台風の目になるのは間違いなさそうです。

順当にいけば安芸柊斗や旭那拳、そして新井丈らとの対戦は今から楽しみ。わりとストライカーが目立つ階級だけに、寝技主体で試合を進める黒部なら突き抜けるかもしれません。

逆に負けた澤田はONEから数えて5連敗。かなり苦しい立ち位置に追い込まれましたが、言ってもまだ20代。子役タレントばりに早くから実戦投入されていましたが、まだ老け込むにはもったいない。再浮上に期待します。
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【SHOOTO GIG TOKYO】メインは連敗脱出を目指す澤田龍人×キャリア3戦目の黒部和沙。バンタム級5連戦も

【写真】ONEを経て、修斗での戦いに戻ってきた澤田。連敗脱出なるか(C)MMAPLANET

7日(日)、東京都新宿区の新宿FACEにてSHOOTO GIG TOKYO Vol.36が開催される。今大会のメインイベントでは澤田龍人と黒部和沙がストロー級戦で激突する。
Text by Takumi Nakamura


澤田は2018年7月からONEに参戦し、シンガポールに活動の拠点を移してEvolve MMA所属として試合を続けてきた。2022年3月の仙三戦でONEでの戦いに区切りをつけ、昨年3月の修斗で約5年5カ月ぶりの国内復帰戦を迎えるも安芸柊斗にKO負け。2021年2月のロピン・カタラン戦を最後に勝利から遠ざかっており、現在は4連敗を喫している。

その澤田と対戦する黒部は今回がキャリア3戦目。昨年10月のプロデビュー戦で根井博登と引き分け、今年1月に大田ノヒロにRNCで一本勝ちしているものの、24戦を戦ってきた澤田とのキャリアの差は歴然。修斗で2度の世界タイトル戦、ONEで多くの国際戦も経験している澤田の相手としては異例の大抜擢と言えるだろう。

安芸戦と仙三戦で澤田は相手の打撃に苦しみ、クリーンテイクダウンを奪えずにKO負けという敗戦が続いた。黒部もスタンドの打撃・組技ともに思い切りの良さが目立つ選手だが、どの部分で澤田に勝って試合を進めていくのかはキャリア2戦では未知数だ。黒部陣営がどんな対策を練って澤田にぶつかっていくかに注目したい一戦だ。

また今大会ではライダーHIRO×榎本明、松下祐介×永井奏多、藤木龍一郎×ガッツ・takato、新井拓巳×青井心二、井口翔太×藤田ムネノリとランク外の選手たちによるバンタム級戦が並んでいる。藤井伸樹が保持している環太平洋王座を争う戦いに食い込んでいくのは誰かもテーマになるバンタム級5連戦だ。

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ANIMAL☆KOJI Black Combat CORO DEEP DEEPフライ級GP o RIZIN パンクラス ホジェリオ・ボントリン ボクシング ユ・スヨン ライカ 修斗 倉本一真 元谷友貴 北岡悟 太田忍 山本アーセン 朝倉海 村元友太郎 水野竜也 福田龍彌 金太郎 雅駿介

【DEEP】元谷友貴×福田龍彌 バンタム級王者決定戦!

ゴールデンウィーク真っ只中の5月3日に後楽園ホールで開催されるDEEP 119 IMPACT。これまでに北岡悟(パンクラスイズム横浜)×倉本大悟(JAPAN TOP TEAM)、水野竜也(フリー)×ANIMAL☆KOJI(HIGH ROLLER ENTERTAINMENT)、村元友太郎(ALIVE)×KENTA(K-Clann)など対戦カードが発表されていました。

決して悪くはなんだけど、RIZIN参戦経験者を上手く絡めて波に乗る最近のDEEPのマッチメイクを考えたら、もうひと盛り上がりほしいと欲張っていたら、極上カードがやってきました。
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【DEEPバンタム級王者決定戦】
元谷友貴(アメリカン・トップチーム)
福田龍彌(MIBURO)

RIZINで結果を出している者同士の贅沢な一戦。RIZINで組まれていて何ら不思議ではない好カードがDEEPで実現するとは。。。RIZIN隆盛の中でのDEEPの存在感を改めて思い知らされました。BLACK COMBATからの刺客ユ・スヨンがDEEPバンタム級王座を返上した事により、王者決定戦として行われます。

元谷は言わずと知れたバンタム級国内トップクラスのファイター。RIZINでは朝倉海の膝蹴りに屈したものの、金太郎、ヒロ・ヤマニハ、太田忍、倉本一真、CORO、ホジェリオ・ボントリンといったうるさ型の選手を連破。一見すると地味にも見えますが、決して簡単に出来る芸当ではないでしょう。

対する福田は現在絶賛売り出し中。元修斗フライ級王者にしてDEEPフライ級GP王者という肩書きもすごいですが、ファイトスタイルも凄味がハンパない。的確に蓄積させる左ジャブで相手の顔面を削り、時折織り交ぜるボディやアッパーの威力も精度の高さも卓越したスキルを感じます。

フライ級からバンタム級に階級を上げた雅駿介戦ではムエタイ出身の雅のお株を奪う打撃の猛攻で雅を圧倒。パンチでダウンを奪ってからのパウンドアウトでバンタム級転での試運転もは滑り出し上々。しかもストライカーを相手に打撃でKOする姿は衝撃的でした。バンタム級王座奪取に向けて調整は順調と見て間違いなさそうです。

ボクシングテクニックはDEEPフライ級最上位の福田を相手に元谷はどう出るか。ある程度スタンドの打撃に向き合いつつ、テイクダウンの糸口を探るのが常套手段か。

レスリングをバックボーンに持つ山本アーセンも福田をテイクダウンするのには手を焼いていただけに、予定通りにはいかないでしょうが、ヒントになりそうなのは昨年12月に行われたNaiza FCでのディアス・エレンガイポフ戦。

エレンガイポフは福田の打撃に臆せずに応戦しつつ、要所要所で組み付くとテイクダウンに成功。立ち上がられてもしつこく捕獲して福田の動きを封じて判定勝ちを収めました。

同じようにはいかないでしょうが、悔しいかな福田の打撃を封じるお手本のような試合。立っても寝てもそつなく試合を運ぶ元谷なら再現しても不思議ではありません。

逆に福田が元谷を駆逐するような事があれば、いよいよ地殻変動。DEEPどころかRIZINの地図にも影響を及ぼすのは間違いないでしょう。日本のバンタム級戦線を占う意味でも重要な一戦。ゴールデンウィークも後楽園ホールだな。
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45 ARAMI MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase341 SARAMI パンクラス 修斗 沙弥子

【Pancrase341】右ストレート一閃! SARAMIが沙弥子を秒殺KOして初代アトム級QOPに

【写真】この喜び方を見ると、本当に意外なKO勝利だったのか (C)MMAPLANET

<アトム級QOP決定戦/5分5R>
SARAMI(日本)
Def.1R0分48秒 by TKO
沙弥子(日本)

沙弥子が右ローを見せる。左を突きながら距離を測るSARAMIにプレスをかけていく。ケージ中央まで押し戻したSARAMIが、右ストレート一閃。この一撃が沙弥子のアゴを打ち抜き、ダウンした相手に左のパウンドを連打してレフェリーストップを呼び込んだ。

修斗に続きパンクラスのベルトも巻いたSARAMIは「正直、自分でこんな勝ち方ができると思っていなくて。格闘技人生で2つめのベルトを獲りました。今までやってきた自分を褒めたいと思います。チャンピオンベルトを獲ったからといって、これからの人生が何か大きく変わるわけではないことは分かっています。私の格闘技人生を、もっと明るいものにしていればと思います」と挨拶した。


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45 Bloom FC02 MMA MMAPLANET o Torao 修斗 奥宮ハント 泰斗 田上こゆる

【Bloom FC02】地元・福岡で早坂優瑠戦、泰斗「スポーツをしようという気持ちが強かった。でも……」

【写真】Bloom FCと闘裸男、どちらも参戦する相乗効果で強化を狙う!!(C)MMAPLANET

31日(日)、福岡県福岡市中央区のアクロス福岡で開催されるBloom FC02で、泰斗が早坂優瑠と対戦する
Text by Shojiro Kameike

福岡のMMAレンジャーズジムに所属する泰斗にとっては、1年振りに地元で戦う機会を得た。修斗ではデビューから3連勝したものの、以降は2敗1分と上位陣の壁にぶち当たっている。そんな泰斗がBloom FC初出場で見せたいものとは――「喧嘩」だ。


――表情に少し疲労も見られますが、今はまだ追い込みの時期ですか。それとも減量の時期でしょうか。

「減量ですね。でも自分は、それほど減量はキツくないので大丈夫です!」

――今回はBloom FC初出場となります。Bloom FCは昨年11月に第1回大会が開催されました。修斗を主戦場としている泰斗選手にとって、この大会はどう見ていましたか。

「出ているのは先輩選手が多かったし、福岡で行われているという『地元感』が強かったです。どうしても福岡のMMAファイターって、他の場所で試合をすることが多いじゃないですか。それが地元で試合をして、地元で応援してくれる人たちの前で戦うことができるのは良かったと思います。

この大会にはハントさん(奥宮ハントMMAレンジャーズジム代表)も関わっていて。僕もずっとハントさんにはお世話になっていますから、その大会を盛り上げたいっていう気持ちは強いです」

――修斗は修斗でチャンピオンを目指し、ランキングを上げていくための試合もしないといけない。一方で修斗のランキングには影響しないBloom FCの試合をどうとらえるのか。泰斗選手の場合はいかがですか。

「その点については全然気にしていないです。やはり地元で試合ができるのというのは一番大きいので。かといって、福岡ならどの大会に出るというわけではないですよ。やはり修斗は修斗で、Bloom FCはハントさんが関わっていることが大きいですから」

――Bloom FC第1回の時、ご自身は同時期に沖縄で試合をしているだけに、余計にそう感じたのではないですか。

「アハハハ、そうかもしれないですね。でも沖縄勢との試合は敵対心というか――レンジャーズジムはパラエストラ沖縄勢(現THE BLACKBELT JAPAN沖縄)に対抗心があって(笑)。九州と沖縄ではお互いに目立っているチームだと思いますし、軽量級の選手も多いじゃないですか。だから沖縄の選手と対戦するために、沖縄にも行きますよ」

――2023年はその沖縄勢との2試合で、1分1敗という結果でした。

「もちろん勝ちたかったですが、相手はみんな格上で、良い経験にはなったと思います。自分の実力を思い知らされました。自分自身の持ち味を出せていなかったし、いろいろ気づかされたことも大きいです。次の試合も相手は格上ですけど、絶対に勝たないといけない相手だと考えています。この試合の結果で、これからの自分が決まるというか」

――個人的には、畠山戦では泰斗選手の持ち味も出た末のドローだったと思います。ただ、旭那戦は良いとこを見せることができなかった。それは相手の差なのか、あるいは福岡と沖縄という開催地も関係あるのか……。

「相手の差ですね。旭那選手はやっぱりランキング1位で、組んだ感じも全然違いましたし。力の差というか、巧さの差がありました。自分がテイクダウンを狙おうとしても、どんどん相手との距離が遠くなっていく。僕もフィジカルには自信がありますけど、やはり柔術の巧さというか……そこは自分の足りないところでもありましたね」

――では、この4カ月間で新しく取り組んできたことや、伸ばそうと考えたものはありますか。

「何より気持ちの問題だと思っています。今までの試合では、自分の試合に殺気が感じられないんですよ。いつも練習のほうが調子は良くて。だけど練習どおりの力を試合で出すことができない。それは気持ちの問題で――練習と同じように試合でも『相手を倒しに行く』という気持ちを見せることができていれば、前回の試合も田上こゆる戦でも可能性はあったんじゃないかと思っています。仕留めに行く、その気持ちを出していきたいです」

――「練習では強いけど試合では勝てない」というファイターは、今まで数多く存在していたと思います。その逆もまた然りで。ご自身の中で「練習では強いけど試合では勝てない」という要因は何だと思いますか。

「今までは『スポーツをしよう』という気持ちが強かったんです。MMAはスポーツじゃないですか。だから当然なんですけど――でも格闘技だから、喧嘩が必要な時もあって。そういう荒々しい面も自分には欠けていたんじゃないかと思うんですよ。今回は喧嘩をします」

――「喧嘩も必要」というのは意識面のお話で、それが自分の中で足りなかった「仕留めに行く」という意識なのでしょうか。

「そうです。あとは、せっかく地元でたくさんの応援団が来ているのに、中途半端な試合は見せられないですよね。もちろん試合は勝敗が最優先です。でもそれ以上に、みんなに自分の気持ちを見せたくて。全力で仕留めに行きます」

――なるほど。「試合で殺気が感じられない」という意見は、誰か他の人から聞いたものですか。それとも自分自身で出した結論なのでしょうか。

「まず自分はチームメイトから、よくパンチ力について褒められるんですよ。『それだけのパンチ力があるなら、もっと試合で出せば良いのに。出したら相手は絶対に倒れるよ』って」

――泰斗選手にはテイクダウンとフィジカル、そしてスタミナという武器があります。勝つために、その武器を選択するのも当然でしょう。

「結局、自分自身がその武器に捕らわれていたと思うんです。なぜ、みんなが褒めてくれるパンチを出せていないのか。それは気持ちの問題であり、仕留めに行くという試合への姿勢の問題であって。だから一言でいえば、喧嘩をするのが一番良いのかなと思っています」

――なぜ今までの試合では喧嘩ができなかったのでしょうか。泰斗選手も昔は喧嘩をしていたほうだと推測するのですが……。ただの印象で、すみません(苦笑)。

「アハハハ。まぁ、それなりには……。でも喧嘩をしていたから――だと思うんですよね」

――というと?

「MMAを始める時『これは喧嘩じゃない。スポーツなんだ』と自分に言い聞かせていました。だからスポーツとして勝つ意識のほうが強くなってしまったんだと思います。でもMMAは格闘技なわけだから、喧嘩する気持ちもあったほうが良い。その気持ちを取り戻したくて。無理に喧嘩をするわけじゃなく、そのほうが本当の自分なんじゃないかって気づいたんですよ」

――あれだけテイクダウンをトップコントロールで動き続けることができる泰斗選手なら……。

「同じぐらい打撃を出し続けることもできます。もうフルラウンド、打ち続けるぐらいに(笑)。それだけ自分は打撃にも自信はあって。次の試合は、今まで見せていない部分も出していきたいですね」

――ただ、打撃を出そうとすることでテイクダウン&トップコントロールという自分の良さも消えたりはしないですか。

「そこをどう織り交ぜていくか、ですね。相手も組んでくるタイプですし、自分も組みの展開でも上回らないといけない。組みを生かしたうえでの打撃というのが、今回のテーマなんですよ。組みも打撃も練習しているので、あとは気持ちだけです」

――では対戦する早坂優留選手の印象を教えてください。

「もう40戦、自分の何倍も試合をしているベテランで。組みが中心ですけど、何をやってくるのか分からないというタイプです。でも、もう全盛期は過ぎていると思いますし。キャリアの差は、あくまで数字でしかない。決して甘く見ているわけではなく、現時点では僕のほうが勝っている部分も多いし、どちらかというと『やりやすい相手』だと思います」

――地元での試合ということで、周囲の期待も高いのではないですか。

「実は2カ月前に自分のバーをオープンしたんですよ。そのお付き合いで、いろんな広がりもあって……。今回はバーのお客さんも含めて、たくさん応援に来てくれます。その人たちの前で絶対に負けるわけにはいかないし、寒い試合もできないです」

――この試合で勝った先のことは考えていますか。

「あまり先々のことは考えていません。あえて言えば、舞台はどこでも良いので常に強い選手、格上の選手と対戦したいと思っています。スケジュールの面では、もし今回勝って怪我もなければ、5月26日のTORAO福岡大会も出たいです。そのためにも今回の試合では、しっかり仕留めて勝ちます!」

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45 AB ABEMA DEEP FAW2024#01 MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase341   パンクラス 中島太一 中谷優我 井村塁 修斗 巌流島 松岡拓 田嶋椋 青木真也

【FAW2024#01】格闘代理戦争で戦って─01─田嶋椋&松岡拓「覚悟を持って戦ってくれた」(田嶋椋)

【写真】松岡がプロで戦うようになった時、しばらくは必ず格闘代理戦争-MAX-出場という文字が添えられるに違いない(C)MMAPLANET

格闘代理戦争-THE MAX-4年振りに再開したABEMAの格闘家発掘リアリティTVショー。代理戦争はケージのなかはガチ、外はエンタメというJ-MMA界にあって独特の空気感を持つ。そんな代理戦争に31日(日)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPANCRASE341で井村塁と対戦する田嶋椋が、一般公募の監督としてOota Dojoの同門=松岡拓と出演した。
Text by Manabu Takashima

結果──3月15日に都内某所で実施された一回戦で、松岡は中谷優我に敗れた。アマ修斗全日本3位、新人王Tでプロデビューが決まっている松岡にとって代理戦争で得た経験とは。そして試合を控える田嶋が見た代理戦争とは。


――3月15日、格闘代理戦争-THE MAX-に田嶋椋監督として一般公募枠から同門の松岡拓選手が出場し、残念ながら中谷優我選手に敗れました。田嶋選手としては、その2週間後に自らの試合があるなかでの収録や抽選会、セコンド業となりました。随分とドタバタだったかと。

田嶋 そうですね……。15日の試合の1週間前に公募選手のなかで予選があり、松岡君が勝ってくれて。なので、本決まりになったのが1週間前でした。ただ自分の試合に向けてということでは深く考えることはなかったです。こういうテレビの企画も面白れぇなと思っていたので(笑)。試合に向けては、特に何も影響ないです。

──なるほどです。ところで予選の体重は何キロだったのですか。2週連続の試合で減量がどれだけ必要なのかは、気になるところです。

田嶋 73キロでしたね。ただ対戦相手が変更になり、体重も変わったり……なかなか大変でした(笑)。

──私も今回の格闘代理戦争はフェザー級だと思っていたのですが、1回戦も69キロのキャッチウェイトでライト級に近かったですね。でも、これは予選があったことを考慮しての決定だったのかもしれないですね。

松岡 自分は全く無名なので、スケジュールも体重の変更も全て飲み込んで格闘代理戦争に出たいと思ったので、そこは気にしていなかったです。

──既存のプロモーションでの試合ではないですし。あくまでもリアリティTVショーで、既存のプロモーションでは得られない知名度を獲得できる。そういう割り切りがあったということですね。

田嶋 自分も松岡君と同じ考えでした。条件、体重が変わっても強いヤツが勝つので。松岡君が予選、本戦と覚悟を持って戦ってくれて良かったです。

──格闘技メディアという立場ですと、前日の計量や抽選会は普通のプロ格闘技興行と変わらない──目の前で起きていることを記事にする方法論と同じでした。逆に大会当日は試合と試合の間が長く、収録という空気で戸惑ったのも事実です。選手として、その辺りはどのように感じていましたか。

松岡 自分は今回のような舞台で戦ったことがなかったので、今回は格闘代理戦争の現場で強い選手や有名な選手に会えたことで自信にも繋がり、次の試合にも自信をもって戦えると思います。格闘技を続けていても、あれだけのカメラがあったりする場で戦えない人もたくさんいます。それだけでも、これからの格闘技生活に役立つと思います。

──たくさんの大人が真剣になって番組を創る。その場を体感したわけですしね。ところで対戦相手の中谷選手はDEEPや巌流島でプロの経験があるファイターでした。組み技に関して自力のある新鋭ですが、青木真也監督から「負け覚悟」という発言がありました。この言葉にプレッシャーを感じることはなかったですか。

松岡 あれは……ちょっとプレッシャーになりました(苦笑)。

田嶋 実際にあの青木選手の発言が切り取られて、世の中に発信されていくので──やっぱりうまいですよね。ネタとして、制作の方に提供してくれているわけですし。

──田嶋選手が中島太一選手と戦った際に、相手コーナーにいた青木真也監督からは、「知らない」と相手にされていない風な発言もありました。青木選手の標的になるのは、本当に恐怖ではないかと(笑)。

田嶋 そこも含めて、全てエンタメに徹されているのだと思いますし、気にすることはなかったです。ただ松岡君には青木監督のところの選手をぶっ殺して欲しいとは思いました(笑)。

──アハハハ。その両者の対戦ですが3分3Rという時間設定、ここも勝負の綾となった感があります。

松岡 自分は打撃が得意なので、打撃をしっかりと効かせる。組まれたら離れるというプランでしたが、上手くいかなかったです。

田嶋 自分も3分3Rは経験していなくて。3分3Rはやり切ろうと思うと、やり切れてしまう時間です。5分だと切ったり、離れたりする時間が出てくる。そこで消耗させることもできるじゃないですか。

──松岡選手の立場だとそうですよね。

田嶋 5分あれば、展開も変わってきます。3分はずっとしがみついていることができますけど。一度、山を創れば時間までいきやすいです。

──仕切り直しがゴングなので、試合中に立って五分に戻されるわけでなく、気持ちも持続しそうです。そして仕切り直し後も同じ戦法でいくことも、迷わないでいけるのかと。

田嶋 まず組んで1分が使われ、一度離れてもすぐに組み直される。そうしたら、もうラウンドが終わってしまいます。あの中谷選手の戦法も。つまり向うの作戦が生きる。そこをしっかりと考えて、良い作戦を立ててきていたのだと思います。

松岡 でも、椋さんだったら逃げることができています。自分だから、アレを続けられてしまって。自分の実力不足です。

──田嶋選手は、この企画に参加されて何が生きたと振り返ることができますか。

田嶋 自分の試合が近づくなかで、試合をするのは松岡君なのですが、俺もケージのなかに入って自分のパンクラスでの試合をイメージしたりして。故意的にも俺も緊張してみたり、今週の日曜日の試合の雰囲気を味わうことができたのは良かったです(※取材は26日に行われた)。

──では格闘代理戦争出場を経て、松岡選手は今後どのようにMMAファイターとしてのキャリアを構築していこうと考えていますか。

松岡 自分は修斗の新人王トーナメント出場が決まっています。そこでしっかりと優勝をして、そこから修斗のトップになって日本のトップファイターの一員になっていきたいです。

──格闘代理戦争、決勝大会などワンマッチ出場のチャンスもあるかと。

松岡 ハイ、オファーを頂けるなら格闘代理戦争の方にも出るつもりです。修斗の新人王戦の日程も決まっていないですし、また格闘代理戦争の大会に出たいです。

──格闘代理戦争に出たことで他の修斗新人王戦出場選手よりも、確実に名前と顔を覚えてもらえたと思います。松岡選手のことを認識したファンに今後に向けての意気込みの方をお願いします。

松岡 自分は強くなるために格闘技を始めました。格闘技をやっている人やファンに「あいつは弱い」と思われたくないので、しっかり椋さんのように相手をなぎ倒して強いと思われる選手になります。

──押忍。ありがとうございます。続いて田嶋選手、パンクラスの次戦に向けて話を引き続き聞かせてください。

田嶋 ハイ!!

<この項、続く>


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45 MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase341 RIZIN YouTube アキラ トフィック・ムサエフ パンクラス 中村K太郎 修斗 堀江圭功 武田光司 海外 雑賀ヤン坊達也

【Pancrase341】雑賀ヤン坊達也の挑戦を受けるアキラ「そんなに格闘IQが高くないので苦労しています」

【写真】IQが高くないという自覚があるから、アキラは努力して勝てる。なんでも自覚がない人の方が大変(C)TAKUMI NAKAMURA

31日(日)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPANCRASE341にて、ライト級キング・オブ・パンクラシストのアキラが雑賀ヤン坊達也を挑戦者に迎えて防衛戦を行う。
Text by Takumi Nakamura

昨年7月の超RIZIN02でトフィック・ムサエフに敗れて以来、約9カ月ぶりの試合でホームリングと言えるパンクラスで防衛戦に臨むアキラ。豪快・豪傑というイメージのアキラだが、ムサエフ戦の反省を踏まえてより細部にこだわる練習を続けてきた。王座防衛、そしてライト級で戦うことへのこだわりについてアキラに訊いた。


――2023年7月のトフィック・ムサエフ戦以来の試合が決まりました。ムサエフ戦後はどのように過ごされていたのですか。

「壮絶に倒されたので、石渡(伸太郎)さんから『脳のダメージを抜くように』と言われて、しばらく激しい練習は控えていました。それで少しずつ練習を再開していきました」

――改めてムサエフ戦を振り返っていただけますか。

「あそこで世界トップの実力を体感したというのはすごい大きな経験だったと思います。試合そのものは2R1分ぐらいでKOされて、結構やられていたと思うんですけど、作戦通りにいった部分・自分の中で結構手応えを感じた部分もあって。僕のパンチがムサエフ選手に当たってちょっと嫌な顔をして、そこから攻めづらそうになったり。パンチを効かせるまではいけなかったですけど、本当にいい経験になりました」

――試合前は後手に回らないところを意識していたのですか。

「そうですね。後手に回らない、引かないというのは決めていました」

――具体的に手応えになったところ、足りないと思ったところはどこですか。

「まずムサエフ選手の打ち合い…というか、打ち合う前の体の使い方だったりとかスピードだったりを意識していて。ムサエフ選手は組みも強いじゃないですか。僕とやったあとの武田光司戦を見ても、武田選手は組めなくて打撃をやらざるをえないみたいな感じで削れちゃっていて。そこは石渡さんの分析で分かっていたんで、あの時は組むという選択肢がなく、打ち合いの方が勝機あると思っていました。実際、倒される直前に僕の右フックがムサエフ選手の顎先をかすめているんですよ。あのパンチは僕の変なクセが出てしまって、あと一歩届かなかったんですけど」

――完全に圧倒されたという敗戦ではなかった、と。

「そうですね。ムサエフ選手が圧倒的な化け物だという感じもなかったですし、1人の人間として戦えるなと思いました」

――あのときは大会の約3週間前に決まった一戦でしたが、キャリア的にそろそろ海外の強豪と戦いたいという考えもあったのでしょうか。

「僕も年齢を重ねてきて、残りのキャリアも長くはないですからね。だからもう本当にチャンス、上に行くチャンスがあればどんどん貪欲にいきたかったので、舞い込んできたチャンス=ムサエフ戦をやろうと思いました」

――あの試合以降はどんなことを意識して練習していますか。

「ガンガン激しいスパーを積むだけじゃなく、悪いところを修正する・伸ばすところは伸ばす。そういう練習ですね」

――今は実践的な練習よりも技術練習の比重の方が多いのですか。

「スパーリングはそこまでガンガンやってなくて週1~2回、他は打ち込み練習・ドリル練習を繰り返していて、それと並行してフィジカルや心肺機能を上げる練習もやっています。ただ……ドリル練習は頭が疲れるので苦手です(苦笑)」

――アキラ選手の試合を見ていて、打ち合いや前に出る強みをどう生かすか、その展開をどう長くするか。そこがもっと上に行くために必要な部分だと思っていたんですよ。

「なるほど、なるほど。結局、格闘技って距離なんですよ」

――おおっ!格闘技は距離!

「………じゃないですか(笑)?」

――なんで急に自信がなくなっているんですか(笑)。MMAは他の格闘技と比べてやることが多いもので、選手によっていろいろな解釈ができる。そこでアキラ選手から“距離”という言葉が出たことが興味深いなと思いました。

「試合はお互いに立った状態で、その距離確認から始まるじゃないですか。そういう意味でも距離は大事ですよね」

――それは昔から意識していたのか、それとも今の練習環境の中で意識するようになったのか。どちらですか。

「昔はそこまで距離や位置取りは気にしてなかったです。それこそデビュー当初は打撃も距離も分からないから、とにかくフィジカルで相手を制圧したいと思っていて、とりあえず近づいて殴る・組んで倒す、みたいな(笑)。実際それが自分にとっては一番の安全策だったんです」

――リスクを負って前に出るのではなく、前に出ることで結果的に勝ちに近づくわけですね。

「はい、僕はライト級でもパワーある方だったので、一旦組んじゃえば組み伏せることが出来たし、修斗時代はリング&ロープだったので、とにかくロープまで押し込む。昔の僕って相手をロープに押し込んでいるイメージですよね?」

――ゴング&ダッシュ!という印象でした。でもそれが相手のレベルも上がっていくうちに少しずつ変わってきたわけですよね。

「そうですね。ただ距離を詰めるだけでは技術的に足りなくなるので、色んな人に教わりながら技術を覚えて。石渡さんに練習を見てもらうようになってから、さらにちゃんと格闘技を教わっている感覚ですね」

――石渡さんの指導はすんなりと入ってきたのですか。

「自分はフィジカルでなんとかしてきたタイプで、そんなに格闘IQが高くないので苦労しています(苦笑)。他の選手のように石渡さんに言われたことをパッと理解して体現することができないので、僕が理解しやすいように、石渡さんがより細かくかみ砕いて伝えてくれて。さっきの話に戻るんですけど、自分でも距離や位置取りは細かく気にしているし、試合中に石渡さんからも細かく指示されます」

――対戦相手の対策とは違う部分で、自分で勝ちパターンがより明確になっていますか。

「そうですね。それにハマったら誰にでも勝てるみたいな感じはしています」

――さて今大会では雑賀ヤン坊選手と対戦します。どのような印象を持っていますか。

「前は組み付かれたら背中をすぐついて負けちゃうイメージでしたけど、12月の粕谷(優介)戦を見ると、自分から(ポジションを)返したり投げにいったり、簡単に背中をつかなくなりましたよね。ちゃんとMMAとして強くなっていると思うので、僕も気合いを入れてやろうと思います。ただヤン坊選手の得意なパターンは分かっているので、しっかり対策を立てて試合を迎える予定です」

――2021年10月以降はRIZINとパンクラスで試合を続けていて、昨年4月にはライト級キング・オブ・パンクラスの統一戦にも勝利しました。パンクラスで戦うことにはどんな想いがありますか。

「やっぱ自分がのし上がってきた、勝ち上がってきた団体なので特別な想いはあります。しかも自分とヤン坊選手の試合はRIZINで組まれてもおかしくない試合だと思うし、そういう試合をパンクラスのメインで出来るというのは僕としてもうれしいし、皆さんに楽しんでいただけるように盛り上げたいですね」

――パンクラス王座の防衛戦であると同時に、日本人ライバルとの試合ということで勝てば前進・負ければ後退というシビアな一戦でもあります。

「僕はちょいちょいライト級日本人No.1は俺だ!と言っているので、そういう意味でも同じ日本人には負けたくないです」

――ライト級は他の階級に比べると日本人は少ない・外国人選手が強い階級ですが、直近のRIZINでも堀江圭功選手や中村K太郎選手がライト級に階級を合わせてきて、選手の駒も揃ってきた印象があります。今のライト級の状況はどう見ていますか。

「少しずつ盛り上がってきているなと思いますね。ちょっと前は海外選手が目立っている感じでしたが、日本人も充実してきたので、これからライト級を盛り上げたいです」

――アキラ選手はライト級で戦うことにこだわりはありますか。

「ありますね。一度フェザー級に下げた時は絶不調だったし。あとは五味(隆典)さんがやった階級でもあるし、ライト級が黄金の階級という意識もあるので、そこでしっかり自分の実力を示したいと思います」

――ライト級で戦う以上は、体のサイズの違う外国人選手にどう勝っていくかも大きなテーマになります。

「ライト級で自分よりも小さい選手は見たことがないので、そこで頑張っている姿も見せていけたらと思います」

――アキラ選手にとっての次戦=再起戦は内容結果を含めて重要になると思います。どのような試合を見せたいですか。

「ヤン坊選手は本当に強い相手なんですけど、そこは『自分が日本人ライト級No.1だ!』と言えるような試合をしたいです。あとはチャンピオンとして、迎え撃とうという感じじゃないですけど、しっかり潰してやろうかなと。これがチャンピオンの強さだぞというものを見せてやります」

――ではこの試合も含め、今後はどのような目標・展望を持って戦っていきたいと思っていますか。

「まずはしっかり目の前のヤン坊選手を倒してベルトを防衛して、また強い外国人と戦っていきたいです。体の小さな僕でもライト級の外国人とやり合えて勝てるところを見せたいです」

――それでは最後にファンのみなさんに向けてメッセージをいただけますか。

「ヤン坊選手も本当に強いので、早く終わるにしろ5分5Rフルにいくにしろ、すごくいい試合を見せられると思います。その上で僕がチャンピオンとしての強さを見せつけますので、皆さんぜひ楽しみにしていてください」

■視聴方法(予定)
2024年3月31日(日)
午後1時00分~ U-NEXT 、PANCRASE YouTube メンバーシップ

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45 MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2024#02 エフェヴィガ雄志 キム・ミンヒュン 修斗

【Shooto2024#02】エフェヴィガ、スタンドでRNCを極めて一本勝ち。修斗3戦3勝・MMA戦績7戦7勝に

【写真】圧勝、そしてマイクもインパクト大(C)MATSUNAO KOKUBO

<ライト級/5分3R>
エフェヴィガ雄志(日本)
Def.1R by RNC
キム・ミンヒュン(韓国)

サウスポーのエフェヴィガが左ミドル、左ストレートから組む。ケージで四つ組の攻防になると、ミンヒュンが態勢を入れかえる。エフェヴィガもミンヒュンを押し返し、足をかけてテイクダウンを奪うと膝立ちの状態からボディにパンチを入れる。立ち上がって思い切りパンチを落とすエフェヴィガ。ミンヒュンのガードからの攻撃をさばきつつパンチを落とす。ミンヒュンが亀になると、バックを取って両足をフックする。ミンヒュンが立ち上がると、エフェヴィガはそのままバックキープしてRNCで一本勝ちした。

試合後、エフェヴィガは「これで修斗で3試合全部フィニッシュして、7戦7勝で来ることができました。試合で負けるかもしれないけど、自分はこうやってチャレンジしています。それが自分の仕事です。今回キム選手が試合を受けてくれるまで、何人も日本人選手に試合を断られました。その人たちはこの仕事をやめた方がいいと思います。僕はこれからもチャレンジするし、みなさんが楽しんでくれる試合をします」というマイクで大会を締めた。


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