11月28日に神戸ワールド記念ホールで開催しれるRIZIN TRIGGER 1stの追加対戦カードが発表されました。MMAのカードは以下の通り。
獅庵×魚井フルスイング
竿本樹生×松場貴志
鈴木千裕×山本空良
ストラッサー起一×川中孝浩
住村竜市朗×木下憂朔
釜谷真×ダイキ・ライトイヤー
奥田啓介×グラント・ボグダノフ
加藤ケンジ×藤原克也
詳細は追って!釜谷真復帰かー!
第7試合 メインイベント フライ級(ノンタイトル戦) 5分3R
○神龍 誠(神龍ワールドジム/DEEPフライ級王者)※フリーから所属変更
×福田龍彌[りゅうや](MIBURO/元修斗世界フライ級王者)
判定3-0 (和田29-28/豊永30-27/植松30-26)
第6試合 セミファイナル ライト級 5分3R
×北岡 悟(パンクラスイズム横浜/元DEEPライト級王者)
○鈴木琢仁[たくみ](ボンサイ柔術)
3R 0’20” TKO (レフェリーストップ:右膝蹴り→グラウンドパンチ)
第5試合 ウェルター(ノンタイトル戦) 5分3R
○住村竜市朗(TEAM ONE/DEEPウェルター級王者)
×米田奈央(フリー)
判定2-1 (福田28-29/和田29-28/植松30-27)
第4試合 DEEP JEWELS 49kg契約 5分3R
○伊澤星花(フリー/DEEP JEWELSストロー級王者)※高本道場から所属変更
×パク・シウ(韓国/KRAZY BEE)※TEAM MADから所属変更
判定3-0 (福田28-27/豊永29-26/和田29-26)
第3試合 ライト級 5分2R
×大木良太(KRAZY BEE)
○石塚雄馬(AACC)
判定0-3 (福田18-20/豊永○19-19/和田18-20)
第2試合 フライ級 5分2R
×久保健太(グラップリングシュートボクサーズ)
○鶴屋 怜(パラエストラ柏)
1R 3’55” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)
第1試合 フェザー級 5分2R
×高橋辰也(和術慧舟會HEARTS)
○木下尚祐(和術慧舟會GODS)
判定0-3 (豊永19-19○/福田18-20/植松18-20)
【写真】今年6月、ローブロー決着となった両者の再戦を住村が制した(C)MMAPLANET
<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗(日本)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29.
米田奈央(日本)
サウスポーの米田が関節蹴り、さらに左ストレートを当てる。右ローから距離を測る住村。米田の右ローが速い。住村の右ローに右フックを合わせた米田。距離が詰まったところで米田が左ストレートを繰り出す。細かく動く米田に対し、住村は左右のローと左ジャブで距離を保つが、米田は左ストレートから右フックで前に出る。そして住村の右の蹴りをキャッチした米田がグラウンドに持ち込んだ。すぐに立ち上がる住村のバックに回った米田は、細かく踏みつけやヒザ蹴りを当てる。
バックに回られながら左腕を差し込んだ住村が正体しようとすると、米田が離れた。サークリングする米田は、右の関節蹴りと左ストレートが中心。米田が左ストレートをもらい、一瞬動きが止まった住村だが、ラウンド終了直前に組み付き、バックに回って初回を終えた。
2R、蹴りのフェイントを見せる米田に対し、住村は左ジャブとローで距離を測る。米田の右ジャブがヒット。住村は右足へのシングルレッグから米田をケージに押し込むも、離れてケージ中央へ。住村の右前蹴りをかわした米田がパンチを繰り出すと、両者は打ち合いへ。接近戦で米田のパンチがヒットする。米田は組み付いて住村を押し込んでいくが、住村は体勢を入れ替えて離れた。
左ストレートから右フックに繋げて前に出る米田。しかし住村が米田の右フックに左フックを合わせた。そして米田が距離を詰めてくると、住村はクリンチワークでかわす。米田のフルスイングのパンチは届かず。米田の右ローの打ち終わりに、住村のワンツーがクリーンヒット。米田も左ストレートを放つが、住村はスリンピングアウェーで受け、クリーンヒットは許さない。残り30秒からは、住村が左ジャブで米田をコントロールした。
最終回、米田の右目周辺が赤くなっている。下がりながら左ジャブを繰り出す住村。米田のパンチをかわし、自身の左ジャブを当てていく。米田のパンチに対してはスリンピングアウェーで対処する住村だったが、米田のダブルレッグて尻もちを着いてしまう。立ち上がる住村のバックに回った米田だが、住村は左腕を差し上げて体勢を戻す。ブレイク後、ケージ中央で再開すると、米田の左ストレートがヒットした、
組み合った両者は、左腕を差し上げた住村が米田をケージに押し込んでいく。クラッチできない米田だが、体で押し返してケージ際へ。米田がテイクダウンを狙おうとしたところで住村が差し返した。バックを奪った住村だが、展開はなくレフェリーが早いブレイクをかける。互いにジャブを当て合うなか、住村がアウトボクシングから組みつき、左腕を差し上げて米田をケージに押し込んだ。そのまま米田の左足を取り、尻もちを着かせて試合を終えた。
判定はスプリットで住村の勝利となった。
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【写真】2年4カ月振りのDEEP出場となる神龍。仕上がりは上々のようだ(C)MMAPLANET
明日23日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 104 IMPACTの計量が、中野区の中野サンプラザで計量が行われた。
前修斗世界フライ級チャンピオン福田龍彌と、DEEPフライ級正規チャンピン神龍誠の会場入りが数分遅れたものの全7試合、14人の出場選手は全てが計量をパスした。以下、計量後の選手たちの一言だ。
福田龍彌
「久しぶりに東京ですけど、折角戦いたくてもなかなか戦えへん子とできるんで精いっぱい楽しもうと思います」
神龍誠
「明日は……今、僕、メチャクチャ強いんで、福田選手死んじゃうと思うんで。僕が殺しちゃう前にレフェリーの方、早目に止めてください」
鈴木琢仁
「明日、北岡選手の引退試合の相手を務めることになりました。北岡選手、今までお疲れさまでしたって感じですね」
北岡悟
「ええと、この場でいうことではないんですけど、ホント改めて色々な方にありがとうございますっていう気持ちです。感謝の気持ちって、区切り感があるんですけど、まぁアレですねぇ………………まぁ、舐めんじゃねぇよ。明日、見とけよって感じでしょうか。宜しくお願いします」
米田奈央
「まぎれもない強敵なんですけど、明日も全力でぶつかって良い試合ができればと思います」
住村竜市朗
「前回ちょっと、米田選手が仕上げてきてくれたにも関わらず、不甲斐ない結果になってしまってスミマセンでした。なんで、今回は改めて創り上げてきて仕留められるように、ハイ、明日はしっかりと良いモノを見せられると思うので期待してください」
伊澤星花
「今回、このような面白い試合を組んでいただきありがとうございます。明日は男子の試合のなかで、女子の試合をすることができるので、DEEP JEWELSの強さを証明したいと思います。明日は完全決着で決めますので応援宜しくお願いします」
石塚雄馬
「大木選手、頑丈そうなんで明日はぶっ飛ばしていきたいと思います」
大木良太
「明日はいつも通り楽しんで試合をして、しっかりと倒したいと思います」
鶴屋怜
「相手、3連勝中か4連勝中がよく分からないですけど、一発KOで終わると思うので注目してください」
久保健太
「若手のホープの鶴屋選手と戦えることを光栄に思います」
木下尚祐
「他団体から来たので僕のことを誰も知らないと思いますけど、明日は覚えて帰ってもらうことになると思います」
高橋辰也
「このなかで実績がないなかでこうして、これだけDEEPのメイン大会に呼んでいただき本当に感謝しています。今回の相手はZSTの強豪だと思いますが、自分はDEEPとしてしっかり迎え撃ってガッチリ倒してやろうと思っています」
■視聴方法(予定)
10月23日(土)
午後5時55分~PPV SPWN
午後5時55分~PPV dwango
■ DEEP104計量結果
<フライ級/5分3R>
神龍誠:57.15キロ
福田龍彌:57.2キロ
<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.6キロ
鈴木琢仁:70.35キロ
<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗:77.6キロ
米田奈央:77.5キロ
<49キロ契約/5分3R>
伊澤星花:48.35キロ
パク・シウ:49.0キロ
<ライト級/5分2R>
大木良太:70.75キロ
石塚雄馬:70.6キロ
<フライ級/5分2R>
久保健太:57.05キロ
鶴屋怜:56.95キロ
<フェザー級/5分2R>
高橋辰也:65.7キロ
木下尚祐:66.3キロ
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【写真】イゴールの右ロー、相当に新鮮だ (C)MMAPLANET
17日(日)に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で開催されるHEAT49でMMAデビュー戦を戦うイゴール・タナベ。
9月4日の全日本ノーギ柔術選手権ではスーパーヘビー級と無差別級の2階級を制覇、5試合全てを腕十字で一本勝ちしているイゴールが、思いもしないタイミングでMMAデビュー戦を清水洸志相手に戦う。
紫帯ではムンジアルとノーギワールズを制しているイゴールだが、今後はMMAを主軸を置き柔術はタイミングを合えば戦うと明言。21歳、人生の舵取りの変化にはどのような理由があったのだろうか。MMA初陣を1週間後に控えたイゴールに話を訊いた。
──イゴールのMMAデビューに関しては、寝耳に水で凄く驚きました。いつ頃から正式にMMAで戦おうと思うようになっていたのでしょうか。
「試合をしようと決めたのは、8月とかになってからです。でも実はだいぶ前からMMAを戦いたいとは思っていたんです。4月にHEATでグラップリングの試合をした時も、MMAを戦いたいという気持ちはありました。
住村(竜市朗)さんとグラップリングの練習をするようになって、その量が増えてくるとどんどんMMAを戦いたいという気持ちが大きくなってきました。コロナ禍では柔術の試合も少なくなっていましたし、海外にも行けない。MMAに転向するのは良いタイミングなんじゃないかと」
──MMAというか、打撃有りの練習はいつ頃からやってきたのでしょうか。
「今年の始めからボチボチやってきていました。住村さんとグラップリングをやって親しくなって、やっぱりMMAは格好良いんで。それに格上じゃないですか。スポーツとしても、MMAは柔術より」
──えっ!? 自分は全くそういう考えはないです。スポーツとしてどちらが上とかは。ただ、選手が試合をしてプロとして生きていけるという境遇はMMAと柔術では違うと思いますが。
「そこなんですよ。単純に考えると、MMAの一番大きな舞台と柔術の大きな舞台の違いは明白で。柔術はやっぱりマイナースポーツです。MMAより規模は小さい」
──ホイスの時代のようなオールドスクール柔術の時代は、MMAと柔術は技術的な接点も多いですが、今の柔術はそうでない部分の方が主流です。そのような柔術の技術を磨いてきたイゴールにとって、MMAは柔術の延長線上にあったのですか。
「全然、考えていなかったです。僕、ラペラをやりますからね(笑)。ラペラを取って戦っていたら、MMAとの接点はないですよ。ただしMMAは子供の頃から凄く好きでした。8歳ぐらいの時に柔術を始めて、そこからMMAも見るようになり、ずっとUFCに出たいと思っていました。でも成長して、現実が見えるようになると──顔を殴られるのは嫌だと思うようになりました。と同時にお父さんが柔術のジムを開いて、そこから柔術に専念してきました。
だからMMAは絶対にやらないと思っていた時期もあります。柔術に専念していて、東京に来てMMAの選手と触れ合うことが多くなってから、またMMAのことを考えるようになったんです。それでさっきも言ったように柔術の試合がなくなった。その間にグラップリングの練習を増やして、MMAの人たちと近くなりました。で、グラップリングの試合もあまりない。何より住村さんとマンツーマンで練習することも大きかったですし、そういうことが重なってMMAを本格的にやろうと決めました。MMAは試合数が多いですしね。」
──MMAで戦っていくことは、誰かに相談しましたか。
「ハイ、住村さんです」
──住村選手、その時はどのように返答したのでしょうか。
住村 まず、なんで僕に……って思いました(笑)。でも若いですしね、今からなんで。色んなことを経験できます。イゴールって、まだ21歳なんですよ。それでこれだけ柔術で実績を残してきて。僕が格闘技を始めたのが、21歳ですからね。
「柔術で世界一になりたかった夢が、今ではMMAに変りました」
──今後、柔術の試合というのは?
「柔術も続けたいと思っていましたけど、今はタイミングが合った時……、MMAの試合がない時に機会があれば戦おうかとは思っています。最初はMMAをやってみようという気持ちだったんですけど、今の自分はMMAをやる──という風になっているんです。ただグラップリングはMMAでも練習していることなので、続けて試合をしたいです、ADCCには出たいと思っています」
──MMA転向はホベルト・サトシ選手やクレベル・コイケ選手の影響もありますか。
「あります。ずっと小さい頃からサトシのファンだったし、クレベルとは本当に仲が良いですし。2人の試合を見ていて、影響はあります」
──ではMMAでも、柔術技で勝ちたいですか。
「う~ん、そうですね。やっぱり柔術の強さは見せたいです。ただし、柔術に頼る選手にはなりたくない。理想はジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズのように打撃でもガンガン戦える選手です。ジャカレもそうでした。柔術に頼らなくても、打撃に対応できる選手になりたいです」
──その打撃の練習は、どれぐらいやってきましたか。
「以前は住村さんとボチボチ、月に2回ぐらいのペースでやっていました。試合を戦うと決めてからは、週3。今は毎日やっています」
──今回、柔術やノーギのようにミディアムヘビー級やヘビー級、スーパーヘビー級でなくミドル級というのは? 本当にしぼれていますね。
「僕はファット忍者というニックネームの通り、ただのデブだったので(笑)。これまでは好きなだけ食べて太っているか、減量をしているかで適正体重ってモノがなかったです。ただ、MMAの試合に出るなら体重からちゃんと仕上げていかないといけないし、この試合に向けて2カ月掛けて16キロ落とし、今は88キロです」
──これから4キロだと、もう水抜きも必要ないかもしれないですね。
「これからはファット10 パーセント忍者です(笑)。減量は真剣にやっていくうえで必要なことだと思います。普段から食事も気を付けるようになり、以前よりずっとヘルシーになっています。これからは90キロ、それよりもう少し軽い体重を普段からキープしてやっていきたいです。
理想は住村さんが引退するタイミングで、俺がウェルター級に落として跡を継ごうかと思ったのですが、それは厳しそうです(笑)。ただミドル級を目指して体重を落としたことで、体の反応も良くなっています。柔術には申し訳ないのですが、MMAをやるって決めた時から、柔術をしている時以上に目標が定まったような気がしています」
──レスリング、キック、ムエタイ、ボクシング、シュートボクシング、グラップリングと色々な競技の選手がMMAに集まってきています。アマMMAを経験する選手、そうでない選手がいますが、イゴールもいきなりプロとしてMMAを戦います。
「アマチュアで戦う考えはなかったです。HEATはグラップリングでも僕をプッシュしてくれて、『また出てほしい』と言ってくれました。僕も出たいと思っていたのですが、MMAを戦いたいと思うようになり、ちょうどタイミングも良かったです。ならHEATでデビューとなりました」
──石井慧選手とMMAの練習は?
「ちょうど石井さんが、K-1に出ることになって打撃だけの練習をしていたので、一緒にMMAの練習はしていないです。それに石井さんのパンチは、僕は耐えられないです(苦笑)。飛んでいっちゃいますね」
<この項、続く>
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【RIZIN】皇治がMMAに転向か、パウンドの練習写真を公開https://t.co/lxsRTTUXYf#RIZIN #皇治 #MMA #格闘技
— ゴング格闘技 (@GONG_KAKUTOGI) September 2, 2021
総合いらっしゃい〓️
— 秋山 成勲 추 성훈 (@akiyamayoshihir) September 1, 2021
2021年6月27日(日)丸善インテックアリーナ大阪『RIZIN.29』にて行われた「RIZIN KICKワンナイトトーナメント」の決勝で白鳥大珠に敗れ、その進退が注目されている皇治(TEAM ONE)が、自身のSNSに「training♪」とだけ書いて画像を投稿。その画像は、仰向けになってミットを持っている相手(顔は見えないがおそらくDEEPウェルター級王者の住村竜市朗だと思われる)の片足を持って、今まさにパウンドを打とうとしている場面。手にはRIZINのオープンフィンガーグローブを着用している。
皇治は『ゴング格闘技 9月号 No.315』のインタビューで、「自分で今後どうするかはもう決めています」と言い、「亀田興毅さんからずっと連絡をいただいているのでボクシングかもしれないですし、自分はぶっ飛んだことをしたい体質なのでMMAの話もあります」と、リングに復帰するならキックボクシング以外の可能性もあると話していた。
【写真】北岡が再びケージに足を踏み入れる(C)MMAPLANET
10 日(火)、DEEPが10月23日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催するDEEP 104IMPACTの対戦カードを発表している。
9月23日のDEEP103でDEEP暫定フライ級選手権試合=藤田大和伊藤裕樹、大原樹里小金翔のライト級戦。関鉄矢DJ.taiki、駒杵嵩大杉山廣平というZSTとNEXUSでベルトを巻いたファイターの初出場に加え、元ストロー級王者の越智晴雄がフライ級に階級アップし渋谷カズキと対戦するというカードを揃えているDEEPだが、10月大会もお腹いっぱいのマッチアップ第一弾発表となった。
真っ先に目を引くのは2月のDEEP100で大原樹里に敗れ、現役続行か如何な、その岐路が注目されていた北岡悟が、3月大会で秘技MMA版ヴィンガチーバを披露した鈴木琢仁と対戦する1戦だ。
自主興行での小金翔戦のドローを挟み、4連敗──過去10戦の戦績は2勝7敗1分の北岡が、再びケージに足に踏み入れることとなった。その敗北の多くが国内外の強豪が相手だったが、今回の対戦相手の鈴木は非常に特徴のあるファイターである一方で、戦績は9勝6敗のトップに届いていない選手だ。
試合結果は当然として、内容によっても──北岡悟というJ-MMAを代表し、一時代を築いたファイターが現役生活を続ける意義が問われることになる対戦といえよう。
これからのJ-MMAを睨むうえではフィーチャリングされるのが、平田直樹山本歩夢のフェザー級戦といえよう。
デビューからの1年で樹の兄でなく、平田直樹としての存在感を示す新鋭はデビュー4戦目で神田コウヤに惜敗、初黒星を喫して以来4カ月振りの再起戦となる。
対する山本は昨年12月のデビューから、経験値で上回る相手に3連続フィニッシュ勝利を挙げている逸材だ。
『格闘DREAMERS』では二次でケガもあっても脱落も、MMAだけが人生とないビジョンが同オーディションの方向性と合わなかったという側面も見られた。
パラエストラ千葉ネットワーク所属も自らのマイクで『あまりパラエストラで練習していないですけど』と言い切ってしまう個性的かつ尖がっている山本と平田は、この時点で潰し合わせるのが勿体ないという取り方もできる注目カードだ。
さらに6月のDEEP101のメインで対戦も、急所蹴りでテクニカル判定という消化不良の一戦となったDEEPウェルター級チャンピオン住村竜市朗が、米田奈央とのダイレクトリマッチに加え、鶴屋怜がプロ4戦目で久保健太と対戦するという2試合も決まっている。
住村としては、再び大舞台=RIZINの年末大会に向け好材料しか残したくない一戦となる。鶴屋と戦う久保は、36歳でMMAデビューを韓国で果たしたオールド・ルーキー、国内では4連勝中だ。名古屋と大阪のDEEPとパンクラスで戦ってきた久保にとって、戦績と力を測られ鶴屋怜のためにピックされたカードということは本人も陣営も百も承知だろう。
鶴屋怜をアーロン・ピコに見立て、意地の一発を狙ってくる久保サイドからみても、興味深いマッチアップといえる。さらに7月に大原樹里とライト級暫定王座決定戦でローブローによるテクニカル判定で敗れた大木良太が、石塚雄馬との対戦も決まっている。
RIZINへの道が明確に存在し、海外への挑戦も認めるDEEP佐伯代表の方針もあり、他団体からの流入やDEEP育ちの新鋭と人材が集まっている現状に裏付けされた、勢いのあるカードが揃っている9月と10月のDEEPだ。
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<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗(日本)
Def.2-0:20-19.20-19.19-19.
米田奈央(日本)
サウスポーの米田が前に出る。住村は距離を保って右ミドル。米田が距離を詰めていくと、住村は右ローでけん制しながら、相手の左に回る。住村の右ミドルハイをガードした米田は、シングルレッグでテイクダウンを狙う。住村は倒れなかったがケージに押し込まれる。米田がダブルに切り替えた瞬間、脇を差して離れた住村。しかしケージ中央で右ローの蹴り足を取られ、背中を着いてしまう。
立ち上がる住村を追う米田はケージ際でバックを狙う。正対して離れた住村は右インロー。右ストレートをもらいながら前に出る米田に、住村は右インローを当てる。米田はワンツーを繰り出し、住村を下がらせていく。住村のローに合わせて飛び込んだ米田が、住村をケージに押し込む。しかし住村も両脇を差して体勢を入れ替えていった。
2R、ガードを高く上げる住村。米田が前に出るとバックステップで距離を保つ。米田は左ローから左ストレート。住村の右ローが米田の下腹部に当たり、米田が倒れこみ試合は中断。米田に休憩が与えられるが続行できず試合は終了した。
試合が止まった時点までの判定により、住村が勝利を収めた。
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【写真】伊藤がいない間に激闘を繰り返してきた安谷屋にとっても絶対に負けられない一戦だ (C)DEEP
本日20日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP101で伊藤裕樹が安谷屋智弘と対戦する。
かつての無敗のホープは、キャリア7戦目の初黒星を喫し、表舞台から姿を消した。そして今年3月にRIZIN名古屋大会で復活──この間、伊藤に何があったのか。
戻ってきた──将来のJ-MMAをリードする候補に、話を訊いた。
──お久しぶりです。もう2度と話を聞く機会がないかもしれないと、今年の始め頃は思っていました。
「アハハハハ。お久しぶりです」
──1年9カ月ほど前にネックス・イチムエ・ジムで「3年後に期待」というインタビューをゴン格でさせていただき、3カ月後の鮎田直人戦で敗北。そこから今年の3月のRIZINにおける杉山廣平戦まで、音沙汰無しだったので実は引退し、MMAから離れてしまったのかなと思っていました。
「12月15日に初めて負けて……直後は普通に敗北を受け入れていたんです。練習もしていましたし。それが正月休みに入ってから、『俺はこのまま中途半端にやっていても、上にもいけない。どうしようかな』と考えてしまって。そこからジムにも行かなくなり、格闘技が嫌いになったわけじゃないのですが、嫌になってしまって。で、11カ月、一切格闘技から離れていました。練習もせず、情報も入れずに」
──11カ月も……ですか。その間は、何をされていたのですか。
「何もせず、家に引き籠っていました」
──……。
「もうずっとNetflixとかで映画を見続けて……。回りも逮捕でもされているんじゃないかとか、変なクスリをやっているんじゃなかって心配されていました(笑)」
──外との接点はなかったのですか。
「そうですね……たまに自分を見つめ直すために神社とかいって、空と話していました」
──……。……。
「飯も暴食したり、全く食べなくなったりして、太ったり痩せたりを繰り返して結果少し太っていて」
──格闘技云々でなく、戻って来られて良かったです。どのようなきっかけでMMAを再びやろうと思ったのですか。
「大塩(昌則)先生から手紙を貰ったんです。なんか……色々と自分の気持ちを考えた言葉をあって、『裕樹がもう1回頑張るなら、いつでも待っているから』って。こんな自分の居場所を大塩先生は残していてくれて……。
LINEとか、メッセージでなく直筆の手紙で。僕も返事を書こうとしたのですが、余りにも字が下手くそで汚いので携帯で書いて、プリントして送りました。
僕、ちょうど手紙でやりとりするアニメがあって、それが大好きだったから……。大塩先生のところ、ネックスイチムエで絶対にやりなおそうと思ったんです」
──良い話です。
「SNSで格闘技の情報を入れて、少しは気にしだしていた時期でもあって。それにきっと僕は仕事が嫌いで。いかに就職しないで生きていくかと考えていたら、格闘技で夢を掴むしかないなって思っていたし(笑)」
──一転、良い子には読んでほしくないインタビューになってしまいました(笑)。
「アハハハ。だからこそ中途半端でなく、本気で頑張ろうという想いになりました」
──本気でということは、以前はそれほどでもなかったということですね。
「ハイ、遊びと格闘技なら遊びに重きを置くような……。それでも勝っていたから。藤田(大和)選手に勝った後は天狗になり、対戦相手の知名度とかに左右されて。ハッキリいって、MMAを舐めていました。
練習への取り組み方も、それが当然なのですが変わりました。食事の仕方も変えましたし。でも体や感覚を戻すのは、時間が掛かりました。いや、そうでもないかな……RIZINの時でも戻りつつあったぐらいで、それが練習を再開して3カ月ぐらいで。
とにかく引きこもる以前とは、気持ちが変わりました。前は試合になると、『腹が痛い。嫌だ』とか思っていたのですが、凄く楽しめたんです。
体の感覚が戻っているというのは、そんなにないけどメンタル的に強くなれて試合が楽しめました。でも本当に回りは心配かけていたようで、『負けても、もう道を踏み外すな』って大塩先生にも言われていて……そんなことは絶対にないって自分では思っています。
今回の試合も5月に向けて気持ちを高めていたので、延期が決まった時は『マジか』とはなりましたけど、すぐに『それだけ練習して、強くなれる。チャンスだ』と集中し直すことができました」
──対戦相手の安谷屋選手は、心が入れ替わる前の伊藤選手だと一番厄介なタイプの相手だったと思います。
「そうですね、本当に気持ちが強いです。中途半端な僕だと嫌な相手だったはずです。でも、今の僕は違います。あの根性の入ったファイトでくるなら、こっちもそれ以上の気持ちでやってやります。
安谷屋選手が来るならくるだけ、打って突き放して。ああいう試合はさせないです。でも、万が一そういう根性勝負になっても自分は負けない。生まれ変わったぐらいでいるので、そういう勝負になっても問題ないです」
──一度は勝った藤田選手が、総合的に力をつけて暫定王者になりました。
「本当に強くなっていると思います。僕も安谷屋選手にちゃんと勝って、藤田選手にまた絡めるようになりたいですし、その自信もあります。引き籠ったことで、僕は変わることができました。アレがなかったら、あのまま中途半端だったと思います。
だからもっと強くなり、結果を残して──『あの引き籠りがあったから、今の俺がある』と胸を張って言えるようになりたいです」
──また期待させていただきます。ところで引き籠っている間に見た映画で一番良かった、おすすめの作品はありますか。
「ハイ、インド映画の『きっと、うまくいく』です」
──押忍、伊藤選手の仕切り直しのMMAファイター人生がきっと、うまくいくことを願っています。
「アハハハハ。ありがとうございます。絶対に前とは違う、新しい伊藤裕樹を見てもらいます」
■視聴方法(予定)
6月20日(日・日本時間)
午後4時50分~PPV SPWN
■ DEEP 101計量結果
<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗:77.55キロ
米田奈央:77.5キロ
<女子64キロ契約/5分2R>
KINGレイナ:62.5キロ
東陽子:63.7キロ
<フライ級/5分2R>
安谷屋智弘:57.15キロ
伊藤裕樹:56.9キロ
<バンタム級/5分2R>
石司晃一:61.5キロ
CORO:61.55キロ
<59キロ契約/5分2R>
ヒロヤ:58.90キロ
関原翔:58.95キロ
<フェザー級/5分2R>
西谷大成:66.2キロ
山本歩夢:66.2キロ
<フェザー級/5分2R>
畠山祐輔:──キロ
佐藤拳駿:65.15キロ
<フライ級/5分2R>
鶴屋怜:56.8キロ
岡崎鷹士郎:61.15キロ
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【写真】DEEP 2Days 4Showsのトリは住村米田のウェルター級マッチ(C)DEEP
19日(土)、20日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS33とDEEP101の計量が同所で行われた。
2日間4大会、DEEPウィークエンド2日目の計量は両大会で体重オーバーが見られた。まずDEEP101の第1試合でプロ2戦目に挑む鶴屋怜の対戦相手=岡崎鷹士郎が、フライ級の一戦でフェザー級に相当する64.15キロ、6.95キロオーバーの大失態を見せる。
怜、そして父・浩もそれでも対戦を要望したが、プロモーション側は体重差があり過ぎるため中止を決定。結果、岡崎の失格で鶴屋は不戦勝扱いとなった。
さらに第2試合で佐藤拳駿と戦うはずだった畠山祐輔が、減量の影響で体調を悪化させ、午前中に救急車で搬送されて失格に。佐藤は計量を済ませており、彼も鶴屋と同様に不戦勝が決まった。
なおK-Clannを離れフリーとなったKINGレイナは、リミットの1.5キロアンダーでパスし、パンクラシスト=東陽子との対戦に臨む。
DEEP JEWELSでは藤田翔子が、400グラムオーバーでイエローカードが提示されマイナス1Pからスタート。HIMEが勝利した時のみ試合が成立することとなっている。
DEEP 101
■視聴方法(予定)
6月20日(日・日本時間)
午後4時50分~PPV SPWN
■ DEEP 101計量結果
<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗:77.55キロ
米田奈央:77.5キロ
<女子64キロ契約/5分2R>
KINGレイナ:62.5キロ
東陽子:63.7キロ
<フライ級/5分2R>
安谷屋智弘:57.15キロ
伊藤裕樹:56.9キロ
<バンタム級/5分2R>
石司晃一:61.5キロ
CORO:61.55キロ
<59キロ契約/5分2R>
ヒロヤ:58.90キロ
関原翔:58.95キロ
<フェザー級/5分2R>
西谷大成:66.2キロ
山本歩夢:66.2キロ
<フェザー級/5分2R>
畠山祐輔:──キロ
佐藤拳駿:65.15キロ
<フライ級/5分2R>
鶴屋怜:56.8キロ
岡崎鷹士郎:61.15キロ
DEEP JEWELS33
■視聴方法(予定)
6月20日(日・日本時間)
午前11時30分~PPV SPWN
■ DEEP JEWELS33計量結果
<DEEP JEWELSアトム級GP決勝/5分2R>
TBD
TBD
<DEEP JEWELSフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 本野美樹:52.15キロ
[挑戦者] 伊澤星花:51.5キロ
<フライ級/5分2R>
奈部ゆかり:57.2キロ
ARAMI:56.95キロ
<ストロー級/5分2R>
藤田翔子:53.5キロ
HIME:52.5キロ
<51キロ契約/5分2R>
音波:50.95キロ
竹林エル:50.3キロ
<ライト級/5分2R>
ひしぬまjujcyさやか:69.05キロ
ぽちゃんZ:69.8キロ
<DEEP JEWELSアトム級GP準決勝/5分2R>
青野ひかる:47.5キロ
にっせー:47.4キロ
<DEEP JEWELSアトム級GP準決勝/5分2R>
パク・シウ:47.6キロ
大島沙緒里:47.55キロ
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