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【RIZIN48】新井×ズールー、元谷×太田、牛久×将光、金太郎×秋元、ダウトベック×木下、矢地×宇佐美が決定

21日(水)都内にて、9月29日にさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN48の追加対戦カードが発表された。
Text by Takumi Nakamura

超RIZIN3で発表されていたライト級選手権試合=ホベルト・サトシ・ソウザ×ルイス・グスタボ、バンタム級王座決定戦=井上直樹×キム・スーチョル、伊澤星花×浅倉カンナ、萩原京平×高木凌に続いて、以下の6カードが追加された。

フライ級:新井丈×エンカジムーロ・ズールー
バンタム級:元谷友貴×太田忍
バンタム級:牛久絢太郎×佐藤将光
バンタム級:金太郎×秋元強真
フェザー級:カルシャガ・ダウトベック×木下カラテ
ライト級:矢地祐介×宇佐美正パトリック


今大会でRIZINに初参戦するのがエンカジムーロ・ズールーと秋元強真だ。南アフリカ出身のズールーは地元EFCでフライ級王座に就いたあと、2016年に同国出身選手として初めてTUF(シーズン24)に出場し、ここではトーナメント一回戦で扇久保博正に一本負けを喫している。現在はEFCでフライ級・バンタム級の2階級でタイトルを保持し、RIZIN初参戦を果たすことになる。

また先日のUFC305でイスラエス・アデサニャに一本勝ちして、王座防衛を果たしたUFCミドル級王者ドリキュス・デュプレッシーとは同門で、今回の試合にもデュプレッシーが帯同するという情報もあり、現役のUFC王者がコーナーマンとしてRIZINのリングに立つというのも興味深い。

もう一つのRIZIN初参戦ファイター=秋元はパラエストラ柏(現THE BLACKBELT JAPAN)所属として2022年6月にGladiatorでプロデビューし、その後はDEEPに参戦。今年3月にJAPAN TOP TEAMに移籍し、その初戦となったABEMA「格闘代理戦争 THEMAX」でアラン“ヒロ”ヤマニハにTKO勝利し、プロ戦績を5戦5勝(3KO・1S)とした注目の18歳だ。各選手のコメントは以下の通り。

エンカジムーロ・ズールー(コメント代読)
「世界中の格闘技ファンのみんな、俺は日本のRIZINで試合をする事になった。対戦相手はとてもタフな相手だが、俺はいつも通りベストを尽くし、観客が喜ぶような試合をするだけさ。遊びに行くわけではない。アライをフィニッシュしに行く。会場で会おうぜ。チャオ」

新井丈
「昨年大晦日のRIZINでたくさんのものを失って9カ月。自分の穴を埋めるべくたくさん準備してきました。テーマはジョー・イズ・バック。また強い新井丈を見せて、観客のみなさんの心を振るわせる試合をするつもりです。チャオ」

カルシャガ・ダウトベック(コメント代読)
「9月29日に再びRIZINに戻る事になった。ボスには超RIZIN3に出場してもらいたいと言われたが良い対戦相手がいないという事で9月になった。RIZINは世界中の中でもビッグな団体だと思う。試合内容も良いし演出も最高だ。スタッフは皆プロフェッショナルだしファンも世界一だ。次の対戦相手は打撃レベルの高い選手だ。空手ベースでKOできる質の高い日本人選手だ。9月29日にはみんなに素晴らしいショーをお見せしたい。RIZIN48で私の試合を見逃さないで欲しい。間違いなく素晴らしい大会になるのでぜひ会場まで見に来てもらいたい。さいたまスーパーアリーナで会おう」

木下カラテ
「押忍。ダウトベック選手、すごく強い選手ですけど、しっかり空手をして倒せるようにやっていきたいです。よろしくお願いします。押忍」

宇佐美正パトリック(コメント代読)
「矢地選手との対戦が決まり、とても興奮しています。自分の力を証明する時が来たと感じています。全力を尽くして、最高のパフォーマンスをお見せします」

矢地祐介
「宇佐美選手とは過去に試合が決まりかえたことがあったんですけど、色々と事情があって流れてしまいました。それがこうやって決まるということは、彼とは縁があるのかなと思います。前回(宇佐美は)徳留一樹選手にいい勝ち方をしていますし、若くて強い、これからの選手だと思います。そういう選手と戦えるのはうれしいことなので、しっかりMMAで上回って決着をつけたいと思います」

牛久絢太郎(コメント代読)
「発表でもありました通り、9月29日に試合が決まりました。佐藤選手は強い選手ですが、僕の全てをぶつけて勝ちます」

佐藤将光
「初めてのナンバーシリーズで、初めてのさいたまで試合をするので、気合い入れてやっていきます。判定が続いているので、しっかり殺しがあるところを試合で見せたいと思います」

元谷友貴(コメント代読)
「太田選手とリマッチということですが、今の太田選手は僕が以前対戦したときよりも強くなっているだろうし、勢いもすごいと思います。僕はこの試合に対して、しっかり仕上げて、前回は判定勝ちだったのですが今回ははっきり決着させたいなと思います。少しでも成長した元谷を見せたいと思います。いい試合しましょう」

太田忍
「まず元谷選手、再戦・リベンジマッチを受けてくれてありがとうございます。リベンジマッチは簡単にできるわけじゃないと思っていましたし、ここまで辿り着いた自信もあります。この試合をクリアすることでタイトルマッチ、ずっと公言してきた2024年内のタイトルが現実的になってくると思うので、しっかりフィニッシュしてタイトルにつなげたいと思います」

秋元強真
「自分は金太郎選手とやりたくて、そういう声も多かったので試合が決まって気合いが入っています。ただ実力的には相手にならないと思っているので期待していてください」

金太郎
「前回の試合が終わってアメリカに戻ってATT所属になって、アメリカでしっかり準備してきました。むちゃくちゃ強くなっているので期待してください。(秋元の)試合したいというのを聞いて、しっかり後悔させてやろうと思います」

また会見には試合が発表されている8選手も出席し、試合に向けた意気込みを語った。

高木凌
「いい感じで練習できています。1分くらいで終わらせます」

萩原京平
「試合前から変な絡み方をされて、リスペクトがないやつだと思って、ムカついています。格の違いを見せて倒そうと思います」

浅倉カンナ
「改めて引退試合を組んでもらえたことをうれしく思います。自分の集大成として、今の自分が持っているすべての力をぶつけたいと思います。記念試合とは思っていないです。後悔ない試合をしたいと思います。

伊澤星花
「カンナちゃんの引退試合なので、カンナちゃんの試合のなかで最高の試合をして、しっかり自分が極めて勝ちたいと思います」

キム・スーチョル
「お久しぶりです。地獄から来たキム・スーチョルです。命を懸けて準備しているので、井上選手も覚悟して準備してきてください」

井上直樹
「タイトルマッチを組んでいただき、ありがとうございます。タイトルマッチなので誇りを持って、気合いでも勝ちに行きます」

ルイス・グスタボ
「今までやってきた練習がどれだけ辛かったかは自分だけが知っている。前回の試合も2Rに激しく戦って骨折もした。素晴らしい試合をしてブラジルにベルトを持って帰りたい」

ホベルト・サトシ・ソウザ
「グスタボがどれだけ相応しいかを知っている。すごくいい試合になると思います。このベルトを絶対に守ります」

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【Bellator】パッチー・ミックス「11.16イーゴ戦が終わったらRIZINバンタム級のベルトも取りに行こうかな」

95: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/08/16(金) 08:03:43.67 ID:ywLN68Nl0
井上直樹とパッチー見てみたい


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メインが衝撃だった!超RIZIN3試合感想

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【TUF24再生リスト】TUF24シリーズを一気見!
TUFとは・・・
アメリカの総合格闘技団体UFCが主催するリアリティ番組でUFC出場を目指す総合格闘家が合宿所で共同生活をしながら正式契約を賭けて戦います。
扇久保博正は、唯一日本人として参加しました!
その内容を語った動画はこちら↓

【トレーニング】扇久保博正のトレーニング風景

【番組】RIZIN CONFESSIONS #88

【番組】RIZIN CONFESSIONS #86

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【RIZIN】RIZINウエハース’24発売決定!

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昨年末、RIZINファンの間で話題沸騰したRIZINウエハース。「どこを探しても売っていない」「どこに売ってるの?」という悲痛な声がSNSで飛び交っていた頃が懐かしい。私もカードコーナーや食玩コーナーを覗くクセがつきましたもん。

そんな、はぐれメタルばりに希少価値の高かったRIZINウエハースの第二弾「RIZINウエハース’24」の発売が発表されました。ウエハースに同封されるRIZINカードのラインナップは次の通りです。

朝倉未来(SR)
芦澤竜誠
安保瑠輝也
伊澤星花(R)
伊藤裕樹
井上直樹
上田幹雄
宇佐美正パトリック
扇久保博正
太田忍
キム・スーチョル
久保優太
くるみ(R)
クレベル・コイケ
皇治
斎藤裕(R)
榊原信行(R)
篠塚辰樹
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萩原京平(R)
平本蓮(SR)
ヒロヤ
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ホベルト・サトシ・ソウザ(R)
堀江圭功
摩嶋一整
矢地祐介
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ルイス・グスタボ
RENA
シークレット1
シークレット2

SRの2種、Rの7種は選手のサインをデザインにあしらった光り輝くホロカードだそうです。今回もRIZINのレギュラーメンバーに加えて、くるみに榊原CEOという遊びの要素を残してちょうどいい塩梅。いぶし銀好きな私としては金原正徳、佐藤将光辺りがほしかったのですが、これは次回に期待しますか。
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そしてUFC参戦が確定している朝倉海の名前がないのはもちろん、現役のRIZINフライ級チャンピオン堀口恭司の名前がないのもちょっと寂しい。これも旅立ちの前触れか。。。何はともあれ発売は12月。もうあの無い無い尽くしを味わいたくない方は予約マストでお願いします。
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【DEEP】白川“ダーク”陸斗 バンタム級転向を正式表明!


昨日開催されたDEEP 120 IMPACT。チケットは全席ソールドアウト。立ち見席も販売される程の大盛況。試合もKO、一本の連続で神興行と言っても過言ではない大会となりました。

その中でも中村大介と大接戦の打ち合いをスプリットの判定で制した白川“ダーク”陸斗(JAPAN TOP TEAM)が自身のYouTubeチャンネルを更新。階級を現在のフェザー級からバンタム級に落とす事を明らかにしました。

確かに中村との試合を見る限り、群雄割拠のフェザー級で勝ち抜くのは至難の業。それであればバンタム級に落とした方がワンチャンありそうな気もします。しかも、同じジムの朝倉海が返上したRIZINバンタム級のベルトを取りに行くという大義名分もあるかなと。

でもバンタム級だとしても、井上直樹に佐藤将光、元谷友貴、そして成長著しい太田忍。継続参戦するならセルジオ・ペティスなど難点が盛りだくさん。この中で光ることが出来るか。まずは転向初戦の対戦相手に注目です。
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【DEEP120】瀧澤謙太「ポジティブな気持ちでDEEPに来ました」4年8カ月振りの非RIZINでの試合=CORO戦

【写真】ヒザ蹴りなど、素晴らしいセンスの持ち主 (C)MMAPLANET

14日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP120 IMPACTにて瀧澤謙太がCOROと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

2020年9月からRIZINに参戦し、2021年のRIZINバンタム級JAPANグランプリでは準決勝まで勝ち進んだ瀧澤。その準決勝で朝倉海に判定負けすると、井上直樹、太田忍、野瀬翔平に敗れて4連敗を喫している。

野瀬に敗れたあと、瀧澤はDEEPへの出場を志願。RIZIN再出撃へ向けて、DEEPで実績を積む道を選んだ。DEEPからのリスタートを前にして、瀧澤は「止まった歯車をしっかり回していく」と語った。


──約4年8カ月ぶりにRIZIN以外での試合が決まりました。試合決まった時の心境はいかがでしたか。

「今回はオファーを受けたというか、僕からお願いした試合だったんですよ。2月のRIZIN LANDMARK 8で野瀬(翔平)選手とやったとき、もしここで負けたら次はRIZIN以外の大会に参戦したいと思っていて。というのも去年と一昨年は年1ペースでしか試合をできていなくて、今回負けてまた年1ペースになっちゃうのは嫌だなと。それで野瀬戦後にRIZINに戻りたいんだったらDEEPがいいんじゃないかという話になり、DEEPの佐伯(繁)さんに『DEEPさんでお願いしてもいいですか?』と話をさせてもらって、DEEPさんに参戦が決まりました」

──試合数が減っていたのは、決して怪我やコンディション不良があったわけではないんですね。

「どうしても負けちゃうとなかなか(試合が組まれない)。特にRIZINは勝てばすぐ試合を組まれる一方、負けると順番待ちになるので。もし2月に野瀬選手に勝てていたら、すぐ次の試合も組まれていたと思うんですけど、結果的に勝てなかったんで、戦う舞台を変えて試合勘と勢いを取り戻したいと思いました」

──戦績的には2021年大晦日の朝倉海戦から4連敗していますが、敗因はどこだと自己分析していますか。

「自分は1年半前に自分のジム(Fired Up Gym)を立ち上げて、当初は週5日で仕事して、毎日指導して、そのなかで練習をするという感じだったんです。いろいろと考えないといけないことも多くて、なかなかベストコンディションではなかったのかなと思います。そうは言っても太田(忍)戦と野瀬戦はそんなにコンディションは悪くなくて、太田戦はもうちょっとやりたかったという気持ちがあったし、野瀬戦は単純に野瀬選手が強かったですね。

野瀬戦はテイクダウンされたら背中を見せて立つ作戦で、僕はバックからのエスケープが得意なんで絶対に逃げられると思っていたのですが、そのコントロールが予想以上に強かった。それが計算違いでした」

──野瀬戦は結果的にはTKO負けでしたが、敗因が明確かつパンチやヒザ蹴りのタイミングも悪くなかったと思います。

「サウスポー相手にパンチをよけてのストレートだったり、自分がやってきた打撃は全部当たったかなと思っています。ただ当たってはいるけど当たりが浅かった。効いてはいるけど、倒せるところまではいかない当たり方でした」

──そこから勝ちにつなげるために、今回はどのようなことを意識して練習していますか。

「前から結構グラップリングのスパーをやっているんですけど、今はテイクダウンを取られないことにすごくフォーカスしていますね。下から極める、バックを取らせてから逃げる、スイープして上を取り返す、そこを全体的にやるのではなくて、まずはテイクダウンされない。それを最初の段階に持ってきて、全体的に集中するのではなく、最初の段階=テイクダウンされないことに全集中する。まずはそれをやって、そこを突破されたら、次のことに全集中する……そういう意識でやっています」

──練習自体はFired Up Gymがメインですか。

「こことリバーサルジム東京スタンドアウトがメインですね。あとは週1回、関原翔選手とMMAスパー、元フライ級キング・オブ・パンクラシストの猿飛流選手たちとグラップリングの練習をしています」

──打撃に関してはいかがですか。

「打撃はあまり練習をやらないんですよ。やらないというか、自分でひらめいたことを反復したり、ミットを持ってもらったり。マススパーやスパーでも、自分と競らないレベルの下の相手に色々と技を試して、こういうメカニズムで技が入るんだなというのを試してみて。それが相手が誰でも入る形に仕上げていく感じで、ミットやサンドバッグをバンバンやることはないですね。実戦練習でやっている感じです」

──自身の感性や感覚を磨くというイメージですね。練習では思いっきり打撃を入れられないですし。

「そうですね。ただバチバチにはやらないですけど、腹で倒したり、足を効かせたりくらいはします。顔は顔で(力を)抜きますけど、ここで倒すんだなという感覚を実戦練習でやっています」

──さて今大会の相手がCORO選手に決まりました。CORO選手以外にも候補はいたのですか。

「いえ(相手として)言われたのがCORO選手で、自分としては誰でもよかったです」

──印象は?

「過小評価されているかなと思いますね。CORO選手は普通に強いですよ。試合を見ても極めが強いスタイルだし、練習でめちゃくちゃ強いという噂も耳に入ってくるんです。だから色んな意味で警戒はしていて、舐めないようにしています。CORO選手の得意なところが大体分かっているんで、それだけ気をつけていれば大丈夫かなって感じです」

──シチュエーションとしては連敗から脱出してRIZIN再出撃を目指すと思います。今はそこをどう考えていますか。

「今回勝って、DEEPのベルトにも絡んでいきたいですし、RIZINに呼んでいただいたらやっぱり出たいです」

──最初の話にもあった通り、試合はドンドンやっていきたいですか。

「そうですね。なんかオファー待ちというよりは、オファーがあるんだったら出たいと思います」

──RIZINの状況で言うと外国人の参戦も増えて、よりRIZIN出場が狭き門になりつつあるじゃないですか。そこでまたRIZINに戻って、レギュラー選手になることも厳しい戦いになっていくと思います。

「でも、自信がありますね。自分がベストパフォーマンスを出したら、上のチャンピオンクラスの選手とも全然やり合えると思っているんで。連敗していて反省点もあるし、世間からも過小評価されているかなと思いますが、大丈夫かなと思っています」

──どうしてもRIZINで勝てなくてDEEPに出るというのはネガティブに捉えられがちが、瀧澤選手自身は全くそんなことはなさそうですね。

「はい。勝てないからDEEPに行ったわけではなくて、試合をしたいからDEEPに行ったので。試合勘を取り戻して勢いをつけて、勝ちパターンをはっきりして、自分自身の迷いを断ち切って、それでまたRIZINに出ていきたいです。僕は選手の勢いは大事だと思っていて、例えば鈴木千裕選手を見ていると、勢いがあるじゃないですか。ああいう勢いを取り戻すためにDEEPに来たので、ネガティブではなくポジティブな気持ちでDEEPに来ました」

──もしDEEPのベルトを巻くチャンスがあったら、そこもしっかり狙いたいですか。

「RIZINのベルトを獲るためにDEEPに来て、DEEPのベルトはそこにつながるものだと思うのでチャンスがあれば獲りに行きたいです」

──CORO選手に勝ったら、年内もう2試合くらいはやりたいですか。

「やりたいですね。DEEPでいいカードを組んでくれるんだったら、9月と10月ぐらいにやって、RIZINの大晦日も狙っていきたいです。バンバン連勝して、話題も上がるような活動もしていきたいです」

──改めて瀧澤選手のDEEP参戦を楽しみにしているファンの皆様には、自分のどんな姿を見せたいですか。

「強い自分を見せたいです。結構いい感じで練習もできているんで、本当に強い自分を見せて、ビックリさせようかなと思っていますね」

──今日は瀧澤選手のジムで取材させてもらっていますが、現役中にジムを出したかったのですか。

「僕がプロに上がるぐらいの時代って、格闘家が最終的にたどり着くのはジムというか。みんな引退したらジムを立ち上げていたので、いつか自分もジムをやるだろうと思って、お金も貯めていたんです。で、僕は横浜出身で上京してきた時にすごくお世話になったのが鈴木信達さんで」

――元ONEウェルター級王者で行政書士としても事務所を構えている鈴木選手ですね。

「はい。信達さんとは一緒にトレーニングしたり、信達さんの背中を見て成長させてもらったり、格闘技以外でも色んな人を紹介していただきました。それで信達さんにジムのことを相談したら『俺は現役中にやるべきだと思っている』と言われて。他に相談した先輩たちは『現役中はやらない方がいい』、『競技に集中した方がいい』という人が多かったんです。でも、信達さんは『現役中にジムを出して、それで成績が振るわなかったら、それは仕事のせいじゃなくて自分のせいだと。それを言い訳にしちゃダメだ』という意見で、信達さんがそう言うんだったら、自分も現役中にジムを出そうと思いました」

──信達さんはご自身で起業されているので、他の先輩たちとは違う視点を持っているのかもしれませんね。

「実際に信達さんはそれでONEのチャンピオンにもなりましたし、僕も出来ないことはないと思っているんで。いろいろ経営面で考えることもあって、ジムを立ち上げてから負けちゃっているんですけど、ジムのことも落ち着いてきたので、これから結果を出して(選手活動とジム経営が両立できることを)証明していきたいなと思っています」

──ある意味、自分のジムを持って練習環境が整って、DEEPからの再スタートになりますね。

「例えば経営って、一店舗目が上手く回り始めたら、次の店舗を出すにしても、別の仕事をやるにしても、上手くいきやすいと思うんですよ。最初の一番大変な時期は乗り越えたと思っているので、このジムの利益を上げつつ、次の展開もビジネス面では狙っていきたいです」

──そこに選手として結果が伴ってくればなお最高ですね。

「はい。止まった歯車をしっかり回していこうかなと思います」

■視聴方法(予定)
7月14日(日)
午後5時45分~U-NEXT, サムライTV, YouTube DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップ

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【RIZIN47】石の左拳=ダウトベックと対戦、関鉄矢「スクランブルも強いほうがスイングして面白い」

【写真】リモート画面の背景が――(C)SHOJIRO KAMEIKE

9日(日)に国立代々木競技場第一体育館で開催されるRIZIN47で、関鉄矢がカルシャガ・ダウトベックと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

打撃を主体として戦ってきた関の目に、脅威の左ストレートを持つダウトベックはどのような相手として映っているのか。関はダウトベック対策の行う一方で、また新たな自分のストロングポイントも見つかってきたという。ダウトベックも今年1月の松嶋こよみ戦で見せた姿は、2018年の初来日時(朝倉未来に判定負け)とも違っていた。成長過程にあるストライカー同士の一戦について関が語ってくれた。


――本日は宜しくお願いいたします。リモート画面の背景がキャンプ場なのですか。試合前にファイトキャンプではなく本物のキャンプに行っているのかと思いました。

「アハハハ。これは自分の趣味で……」

――お子さんも4人いらっしゃるそうですが、一緒に行くと楽しそうですね。

「そうですね。でもまだ4歳と2歳の子がいるので、目が離せないです。でも一番上の娘が小学5年生で、面倒を見てくれるので助かっています」

――なるほど。関選手に前回インタビューさせていただいたのは、2021年9月のDJ.taiki戦の前でした。DJ戦はDEEPで行われましたが、その前後からRIZINのレギュラー選手になっている感もあります。

「どうなんでしょうね? 自分自身としては戦う場所にこだわっていなくて。たまたまRIZINのオファーが、タイミングが合っていて」

――ただ、その中で以前よりも打撃戦は激しくなっているようにも思います。特に2022年7月、中原由貴戦のあとには「打ち合いに寄りすぎた」という発言もありました。

「あの時は、もっと組みの展開をつくればよかったと思いました。緊急オファーだったこともあって、打撃以外の要素をつくり上げることができなかったというか。その状況で自分ができることといえば殴り合いなのかな、と。

原口央戦(同年5月に判定勝ち)と遠藤来生戦(2023年6月、判定勝ち)は戦っている最中に、打撃のほうが分はあると感じたんですよね。だから試合中にシフトチェンジしました」

――試合ごとに打撃の精度が高まっているようにも感じます。

「以前より距離をつくることができるようになったと思いますね。特に最近はサウスポーの選手と対戦することが多くて、サウスポー対策を通じて距離のつくり方が重要なんだなって勉強できました。その勉強したことを体に叩き込んでいます」

――打撃に関しては所属ジムであるSONIC SQUADのみで練習しているのか、あるいは出稽古で他のジムに行ったりしているのでしょうか。

「練習はSONIC SQUADだけですね。ウチのジムは出稽古に来てくださる方が多いんですよ。だから新鮮な感覚でスパーもさせてもらっています」

――どのような選手が出稽古に来ているのですか。

「ヤン坊(雑賀ヤン坊達也)とか、たまに佐々木憂流迦さんもいらっしゃいますね。あとは今グラチャンに出ている山田哲也選手も来られています」

――皆さん長身でリーチも長く、パンチが伸びる選手ばかりですね。

「スパーさせてもらっていて、おかげで毎回ヘトヘトになっています(苦笑)。でもそのなかで手応えは感じていますね。自分のストロングポイントというものが、だんだん分かってきました。『ここは負けないな』と自信がついてきたことも多くて」

――ご自身の中で最近分かったストロングポイントには、どんなものがありますか。

「自分はスクランブルの展開が強いと思いました。こちらから打撃で攻めた結果、組まれたとしてもスクランブルから、自分の展開にできると感じています」

――なるほど。スクランブルが強くなるからこそ、打撃の精度も高まっていくと。

「そうなんですよ。組まれることが怖くてパンチを打てない、ということもなくなりました。スクランブルに持ち込まれても立つことができるし、自分からポジションを取りに行くこともできます。打ち合うだけじゃなくスクランブルも強いほうが、試合もスイングして面白いんじゃないかと思っています」

――ヤン坊選手や山田選手のようにパンチだけでなく組みも強い選手を相手にしても、スクランブルから勝負できるようになっているのですね。

「どちらに動いていいのか分からない状態でも、とにかく暴れる。そう言われて実践していたら、気づけば漬けるのが巧い選手との練習でも立ち上がることができるようになっていました(笑)。もう抑え込まれて、固められるようなことはないです」

――次に対戦するカルシャガ・ダウトベックはサウスポーで、特に左ストレートが強いパンチャーです。かつテイクダウンを混ぜてくることもあります。

「打つ時は懐に入ってきて至近距離で強いパンチを出してくる選手ですよね。松嶋こよみ選手との試合を視ると、ガードを固めて入ってくる。ただの打ち合いよりも、ガードを固めて懐に入ってくる――朝倉未来選手と対戦したときよりも、より確実にパンチを当てるスタイルになっていると思います。自分の左ストレートに完全な自信を持っていて」

――加えて、前に出るだけでなく細かいカウンターも取れるようになっていませんか。

「あれは立ち位置を間違えていると、蹴りに対してカウンターの左ストレートが飛んできますよね」

――パンチを得意とする両者だけに、距離と立ち位置を一つ間違えるだけで危険な状態になりかけない。それだけスリルがある試合になります。

「自分もその距離と立ち位置を、練習で叩き込んできました。あとは試合で、練習でやってきたことを実践できるかどうか。ワンミスが命取りになる状況では、『こう来たら、こう……』と頭で考えていたら反応が間に合いませんからね。もう相手の動きに対して反射的に動くまで、体に染み込ませています。もうダウトベック選手だけのための対策ですよ」

――同じことをやると、その次の試合では勝てないぐらい……。

「そうなりますね。とにかく今回の試合で勝つためだけの作戦です。井上直樹君と作戦を考えていて、直樹君は器用だから何でもできるんですよ。でも僕がやってみると、『これは自分に合わないな』と感じるものがあって。数が多くても自分の頭が回らなくなりますしね。だから僕に合ったものを絞り込んで、自分にできる動きの中で作戦を立ててきました。おかげで自分が勝つための道筋は、ハッキリ見えています」

――それは試合が楽しみです。このダウトベック戦はご自身のキャリアの中で、どのような位置づけの試合になると思いますか。

「ダウトベック選手が松嶋選手に勝っているというのは、すごく大きいことだと思います。そのダウトベック選手に良い勝ち方をしたら、RIZINフェザー級のトップ選手に大きなプレッシャーをかけられますよね。そのためにも次は、しっかり良い試合をして勝ちます!」

■視聴方法(予定)
6月9日(土)
午後12時30分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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お蔵入り厳禁【RIZIN LANDMARK09】井上直樹自身が振り返る、佐藤将光戦「3Rは視界がおかしくて…」

【写真】勝負を決めた3Rの井上のダブルレッグ、視界にトラブルを抱えた中で決めたものだった(C)RIZIN FF

3月23日(土)に神戸市中央区の神戸ワールド記念ホールで開催されたRIZIN LANDMARK09。井上直樹が佐藤将光に判定勝利を収めた。
Text by Takumi Nakamura

高度なスキル・戦術が交錯し、MMAならではの技術戦が繰り広げられた一戦。佐藤の振り返りインタビューに続き、今回は井上の振り返りインタビューを公開しよう。同じ攻防でもそれぞれの目線からどう見えていたのか。両者のインタビューをぜひ読み比べていただきたい。


──試合が終わって、ご自身でも映像を見たと思うのですが、試合自体を振り返っていかがですか。

「ラウンドごとで見たら思った以上にいい展開、あとで見返したら意外といい展開を作っていたのかなと思います」

──試合中の感覚とは違う感想でしたか。

「そうですね。試合中は焦っていた感があったんですけど、試合を見ると意外と練習していたこともできていたのかなと思います」

──対戦相手の佐藤選手は試合巧者でここが強いというタイプではなく、掴みどころのないタイプだったと思います。相手のペースに乗らないことは意識していましたか。

「そうですね。正直1Rはあまりアクションは起こさずにいこうと思っていて、そこは予定通りでしたね」

──井上選手は1Rから速いテンポ・リズムで攻めていましたが、あれも戦略のうちだったのですか。

「その方が感覚を掴みやすいかなとは思っていました。だから1Rは動きは少なかったですが、自分的には感覚を掴めたラウンドでしたね」

──そこから2Rに入って色々と動きが出てきますが、2Rはどんな展開を作っていこうと考えていたのですか。

「あんまりコンビネーションを繋げすぎず、ジャブで誘って誘って、カウンターを狙っていました。でもそこも佐藤選手が攻めてきすぎないというか。そういうのも上手さを感じましたね」

──ちなみに佐藤選手も1Rはそこまで手を出さず、自分が崩れない・相手を見るという考えだったそうです。

「そうなんですね。僕はもっと2Rは出て来るのかなと予想していたんですよ。僕も攻撃を出すには出しているけど、パンチを当てる・蹴る感覚を探っていて、相手もなかなか出てこなかったので、その感覚が掴めないまま試合が終わってしまった感じはありますね」

──これも佐藤選手が言ってたんですけど、井上選手が何かやって、自分が行ったらそれを狙われているって気がしていたらしいんですよ。だから出すには出すけど、ちょっと行けなかった、と。コンタクトする攻防はなくても、お互いに狙い合っている感じですか。

「やっぱりそうだったんですね。佐藤選手がおっしゃる通り、そこがあったからお互い明確な1発がなかったっていう感じでした」

──そういう展開が多少長く続いて、試合中に焦りはなかったですか。

「焦りはなかったですね。スタンドでそういう探り合いや駆け引きがずっと続いた場合の展開として、組みやテイクダウンを考えていたので」

──事前に打撃で展開が少ない場合はテイクダウンにいくことを想定していたんですね。

「はい。1Rは(テイクダウンに)行かず、2Rか3Rのどちらかで展開がなければ行こうと思っていました」

──2Rは先に組まれて、スタンドでバックを取られる攻防でしたが、あの時は佐藤選手を前方に落として脱出しました。バックを取られても逃げるのは得意なのですか。

「あれは得意ですね。佐藤選手がバックを取りに来るのは分かっていたんで、そこはしっかりケージも使いながら対処するというのは、いつもやってる通りです」

──佐藤選手はもっと自分がバックキープできて、殴ったりできると思っていたらしいんですよ。井上選手としてはバックを取られたこと自体はよくなかったと思うのですが、あそこはすぐに動けばいいという考えだったのですか。

「佐藤選手はトップキープが得意だと思うので、すぐ対処しようというのが頭にあって、そこは意識して動きましたね。佐藤選手の得意なキープの展開にさせないように、バックキープさせないようにどうするか。先に動いた感じです」

──あれはケージに自分の背中をつけておけば、足はフックされない・バックキープされないという形だったのですか。

「はい。金網に背中をつける、足をフックさせない、そのための体の位置…そこも含めて佐藤選手がバックキープするなら、ここを取りに来るだろうなというところを先に押さえて動きました」

──なるほど。佐藤選手は形的にたすきがけではなく、シングルバックで肩を持つ形でした。

「僕的にはどちらでも逃げられたかなという感じです。もっと佐藤選手に力を使わせても良かったのかなと思ったんですけど、残り時間もあったし、ここから展開を作り上げていこうと思って。(バックキープから脱出して)そこまで押さえ込みに行かず、ちょっとダメージを取ろうと思った感じですね」

──結果的に佐藤選手に立たれてスタンドに戻りましたが、それもOKという判断だったんですね。

「はい。ただスタンドに戻ったあと、佐藤選手が打撃を出して来て、カウンターを取りたかったんですけど、逆に佐藤選手に打撃を当てられちゃって、若干佐藤選手有利でラウンドが終わったのかなっていうのがありました」

──ビッグヒットや大きなダメージがある攻撃はなかったですが、佐藤選手は独特のリズムやテンポで打撃を出してきて、やりづらさはなかったですか。

「やりづらいというか、ちょっと見切られているかなというのがありました。それで3R前にはセコンドとローを蹴って足を止めたり、テイクダウンも狙っていこうと話していました」

──3R序盤も佐藤選手の打撃をもらってしまう場面がありました。

「実は3Rに目に攻撃をもらっちゃって、視界がおかしくなったんですよ。自分で後から映像を見返しても、どの攻撃でそうなったのか分からないんですけど……。相手が二重に見えるとかいうレベルじゃないくらい佐藤選手が完全に2人いて、どっちの佐藤選手を攻撃すればいいんだろう?みたいな(苦笑)。3Rにそれだったので、ちょっとやばいなと思いました」

──それであまり自分から行けなかったのですか。

「そうですね。右目を閉じると異変がバレるから、しっかり目を開けておいて、構えたまま右手で目を隠して焦点を合わせれば大丈夫かなと思ったんですけど、あまりにもグローブが小さくて視界を遮れなかったです(苦笑)」

──そこからどう立て直すことができたのですか。

「セコンドから残り3分だという声が聞こえて、ここからはもうテイクダウンに行こうと思いました」

──視界のトラブルがありながら、ベストタイミングのダブルレッグだったと思います。あのタイミングは狙っていたのですか。

「狙ってはいましたね。1Rからなかなか展開がない中で、そのまま打撃で行っても同じようになると思ったんで、テイクダウンで差をつけようと思っていて。相手は2人に見えていたんですけど、上手く来た時に合わせることが出来ました」

──テイクダウンをとったあと、佐藤選手がアームロックを狙ってきましたが、しっかり対処できていましたか。

「あれは大丈夫でしたね。むしろ思ったよりちゃんと仕掛けてなかったのかなと思います。ポジションを返すための餌じゃないですけど、そんな感覚に見えたんで、だったら返されないように意識しようと。あそこで返されていたら、向こうのペースになっちゃうんで」

――ではあの場面はトップキープをメインで、持たれている手を自分の股に入れて(アームロックを)極められないようにしていましたよね。あそこからは一旦しっかりトップキープして、時間を使いながら攻めていこうという考えでしたか。

「はい。しっかりキープして狙えるところで狙いに行くみたいな。ダメージを与えるにしても明らかに勝っているところを見せないといけないので、しっかりパウンドを打ちたかったんですけど、まあなかなかそうさせなかったところもあったんで、いいのが2~3発が入ったかなっていう感じです」

──これも佐藤選手が言っていたんですけど、井上選手のトップキープが強くて、スペースを潰されてしまった、と。あの場面は佐藤選手を動かさないことを意識していましたか。

「やっぱり上になっている方が有利に見えるし、肩固めだったりを狙って、ニアフィニッシュみたいな感じで印象つけたくて。トップキープしている時にレフェリーが近くに来たら、ブレイクがかからないように動いて。残り時間も考えながら戦っていました」

──肩固めの形にもなっていましたが、極まり具合はいかがでしたか。

「あっちは呼吸が荒れていて、すごく呼吸を意識していた感じがあったので、苦しそうにしている感はありましたね。ただ極まりそうな感じはなかったので、しっかりトップキープしようと思いました」

──結果的に3Rにテイクダウンを取る・トップキープしたことが勝負を決めましたね。

「そうですね。あのトップキープで明確なポイントを作ることができて、勝負を決められたかなと思います」

──試合前のインタビューでもお互いに色んなことを考えて戦う展開になると言われていましたが、実際に佐藤選手と戦って技術や技の攻防はできましたか。

「もちろん圧倒はしたかったですけど、そうさせない佐藤選手の上手さだったり戦術だったり攻めだったり、全てが上手かったですね。そのうえで海外でも活躍している佐藤選手に勝てたことは凄く大きかったと思いますし、あそこで負けていたらドンドン落ちていくというか。また自分のポジションを作り上げていかないといけないので、ここで勝てたことは本当に大きいです」

──試合後には控え目ですが、タイトル挑戦もアピールしていました。改めてベルトへの想いを聞かせてもらえますか。

「ベルトは目に見えて分かるもので、ベルトを獲ることで色んなチャンスにつながるじゃないですか。朝倉海選手の動向がどうなるか分からないですが、海選手がベルトを持っていればそこに挑戦するし、もし海選手が返上するなら他の選手とやってベルトを巻きたいと思います。UFCに行く前にずっとDEEPで試合をしていたのですが、DEEPでもベルトを獲ってないんですよ」

──そうだったんですね。てっきりDEEPではベルトを巻いているイメージでした。

「実はそうなんです。ベルトそのものを一度も巻いたことがないんです。ベルトを巻く・チャンピオンにならないと、自分が格闘技をやってきたことを形に残せないので、RIZINでチャンピオンになって格闘技の歴史に自分の名前を残したいです」

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お蔵入り厳禁【RIZIN LANDMARK09】佐藤将光自身が振り返る、井上直樹戦「“殺し”があるところを」

【写真】試合後の会見でも、時に笑顔を見せながら井上直樹との充実した15分間を振り返っていた佐藤(C)MMAPLANET

3月23日(土)に神戸市中央区の神戸ワールド記念ホールで開催されたRIZIN LANDMARK09。RIZIN2戦目となった佐藤将光は井上直樹に判定負けを喫した。
Text by Takumi Nakamura

戦前に両者が語っていたように、お互いの技術と戦略が複雑に絡み合った一戦。3Rのテイクダウンが勝敗を決定づける形となったが、そこに至るまでに様々な駆け引きや目に見えない攻防があった。

決して派手なフィニッシュや攻防こそなかったが、MMAならではの高度な技術戦の裏側になにがあったのか。井上・佐藤の両者のインタビューから振り返りたい。お蔵入り厳禁、まずは佐藤のインタビューをお届けしたい。


──前回の井上直樹戦は戦前の予想通り、高度な技術戦になったと思います。少し時間は経っていますが、あの試合にはどのような感想を持っていますか。

「もちろん悔しい気持ちはありますけど、試合までに作ってきたものや用意してきたものを試せたところは良かったなという。自分の力を全く出せずに終わる試合ではなかったし、自分が用意してきたものが結構ハマって、試合にそれを持ってこられた喜びなのか達成感なのか。そういう感情もあるので……どういう気持ちなんだろう」

──何とも言えない感情なのですね。試合結果に対する残念な気持ちがありつつ、動きの面では試せた部分もあるという。

「要所要所でバックテイクを逃げられちゃったなとか、もうちょっと詰めたときにこういう攻撃を出せたなとか、最後だったらテイクダウンをとられたあと、二重絡みにこだわらないで、もうちょい立つ動きを入れても良かったなとか。いろいろ思うところはありますけど、結構自分の中でいろいろ試せてスッキリしている部分ではあります」

──試合前にインタビューした時「井上選手は穴がないから、攻略すできるところを探している」と話していました。実際に立てた戦略とは?

「基本的にストライキングで行くつもりで、そこまでテイクダウンは狙わないプランでした。相手の動きが落ちてきてフィーリングで(テイクダウンを)取れるなら取る感じはありましたけど、基本的に最初は我慢する。井上君はジャブがすごく速くて、どの試合を見ても最初はジャブをついてローキック・ミドル・ハイも出して、そういう組み立てをやってくるので、それに自分が崩されないことを大事にしていました。

過去の試合を見ていると、井上君のジャブに崩されて雑にテイクダウンや打ち合いに行ってカウンターを食らったり、やられるパターンが多かったので、そうならないようにジャブは多少被弾する覚悟で、被弾しても慌てない・崩れないことを意識していました。

もちろん相手がステップインしてきたら、それを外しながら蹴る。ミドル系や左フックを使って、相手が左=自分にとって右に回るような展開を作りたかったんです。それで相手がスウェイ系の動きで崩れたところを追いかけて、空いているところを殴る。それを考えていました」

──では1Rはそこまで手を出さず、自分が崩れない・相手を見ようという考えだったのですか。

「見ようとは思っていないですけど、自分が崩れないように。もちろん攻めたかったのは攻めたかったですが、井上君はステップが速かったので、僕の攻撃を避ける、次に僕が行った時にはその場にいない、そんな感じだったんです。だから僕が井上君を追いかけて攻撃を出していたら、自分に隙ができて(距離を)外して戻ってくる井上君の攻撃をもらう予感があったので、井上君の攻撃を避けたら攻めに行かず、すこし距離を詰める。間合いをリセットするだけなんですけど、それで相手は動きが落ちてくると思っていました。

実際に1Rの最初のスピードがトップギアだとしたら、試合が進むと少しずつスピードも落ちて打撃の起動も見えてきて、これだったら後半は詰めていけるなと思いましたね」

──コンタクトが少ない展開でしたが、そういった布石を打つラウンドだったのですね。

「はい。ただし1Rが終わった時点で、このラウンドは取られた、このまま行ったら井上君のペースになっちゃうから、もう少し詰めていこうと思いましたね」

――2R以降は詰めていけるだろうという手応えもありましたか。

「思いっきり(打撃を)被弾したらもちろん効きますけど、ああやってちょっとズラしながらプレッシャーをかけていけば、行ける感覚がありました」

──実際に2Rからは佐藤選手が手数を増やして、前に出る場面も増えました。

「そうですね。手数を増やした…というか、距離を詰めた、ですね。距離が詰まって自分の射程距離に入ったら自然と手が出るようになるというか。遠いところで手を出すのはリスクがあるので」

──「攻撃して詰める」ではなく「詰めて攻撃する」ですね。そして2Rにはスタンドでバックを取る場面があったものの、井上選手にエスケープされてしまいました。あそこでバックキープできなかったところは悔やまれた場面だと思います。

「そうなんですよ。あそこはめっちゃ自分が得意な展開なんです。相手の左足にシングルフックして、対角の肩=右肩を掴む。そこでコントロールしようと思ったのですが、井上君の逃げ方が上手かった。ケージを使って背中に回られないようにしながら、落とされてしまいました」

──佐藤選手は襷掛けではない形で井上選手の右肩をクラッチしていましたが、あえてあのコントロールを狙っていたのですか。

「基本的に対角の肩と足をコントロールできていたら、バックコントロールできるんですよ。逆にシートベルト式の腕のクラッチ(襷掛け)はバックから落ちやすいんです」

──それはスタンドバックだからですか。

「いや、スタンドのバックでも寝技のバックでも同じですね。両足フックだったらシートベルトでもいいんですけど、片足フック・ツイスターフック系のシングルバックだったら肩をコントロールした方が安定しますね」

──なるほど。

「あそこからシートベルトにもいけるし、おんぶ系のバックキープにもいける。あとは足のフックをツイスターフックにして、股裂きやバックテイクにもいけるんです。最近練習でそれがハマっていたんですよね」

──色々な攻撃のパターンを用意していたわけですね。しかし井上選手もすぐに佐藤選手の腕を一本持ってディフェンスしていました。

「振り落とすのも速くて上手かったですね。腕を一本持たれて、そのままキープされるだけだったら、空いた方の手で殴ったりできるんですけど、その隙を与えてくれなかったです」

──そこから試合はスタンドに戻りますが、佐藤選手がジャブをかわして打撃で出ていきます。

「1Rでパンチのステップ、タイミング、軌道…がある程度分かったので、それでちょっと掴めた感はあります。完全に流れが来ている感じはありましたね」

──そして3R、ここも序盤から佐藤選手の攻撃が当たっていました。佐藤選手は細かくジャブを突いて次のパンチを当てるというよりも、単発ながら強いパンチを当てることが多いですよね。ここも右ストレートや右アッパーが当たっていましたが、自分の中で当てるタイミングやコツがあるのですか。

「当たる距離に入っているからじゃないですかね。相手の横をとれていたらアッパーが入るし、僕のストレートはモーションがなくて単純に見にくいと言われるんですよ。相手との距離・立ち位置で自然にパンチが出ていました」

――3Rはより自分がペースを掴めている感覚はありましたか。

「3Rはすごくいい感じで入れたのですが、井上君は絶対にどこかで(戦い方を)変えてくると思ったんです。実は1Rが終わった段階で、セコンドとは『どこかでテイクダウンに来るだろうな』と話していました。だから2Rと3Rにどこかでテイクダウンには来ると思っていて。そこは絶対に取られないようにしたかったのですが、取られちゃいましたね(苦笑)。あのダブルレッグは全く見えてなくて、入られてから気づきました」

──結果的にこのテイクダウンが勝敗を決定づける形になりました。あのダブルレッグは完全にタイミングを合わされましたか。

「そうですね。試合前は相手がテイクダウンに来てくれたら、それはそれでいい展開だと思っていたんです。最近は寝技にも自信がついてきていて、寝技の展開でも勝負できると思っていたので。井上選手はグラウンドで上を取るとパンチやヒジを狙ってくるので、むしろそうしてくれたらスペースができて、いろいろ狙えるなと。でも実際の井上選手はコントロール重視の寝技をやってきて、そこで僕が動けなくなってしまいました」

――あのグラウンドの攻防を振り返ると、下になった佐藤選手がアームロックを狙ったものの極まらず、トップキープを許す形でした。

「あのアームロックはもうちょっと落ち着いてセットアップすればよかったです。なんか凄く慌ててしまって、一度バタフライフックまでは作れたのですが、もっと体を丸めて相手の腕を手繰って、自分の体に寄せていたら、一緒にボールが転がるように丸まることができたんですけど、慌てて腕を伸ばすような形になって、それを潰されてしまいました。

あそこまでいったら、アームロックじゃなくて立つ方に切り替えても良かったなとか、あとからいろいろ出てきちゃいますね(苦笑)」

──井上選手もアームロックにとられた左手を股の下に入れたり、対処も早かったですね。

「あそこから井上選手は上にのぼって、僕の背中をマットにつけるようにコントロールしてきていた気がします。僕も井上選手の右足に二重絡みして、井上選手の左足を引っ張りたかったんですけど……最初にギロチンを狙って、そのままネルソン系に行ったのが失敗だったかな。

そのまま上体をロックされてヴァンフルーチョークみたいな形になったので。あれで密着されてしまって、自分と相手の間にスペースを作りたいけど腕が引っかかって出来ない。まいったな……と」

──動きたくても動きようがなかったのですね。

「あのまま動けなくなってブレイク待ちみたいになってしまい、自分からアクションを作れなくなったのが、敗因のような気がしますね」

──井上選手も上手かったですよね。ブレイクがかかりそうなタイミングになったら少し動いて。

「そうそう。上手くしてやられた感がありますね」

――最後も佐藤選手が潜りスイープを狙ったところで、右腕を足に挟まれてパンチとヒジを落とされる、そして肩固めで時間を使われる形でした。

「もっと右腕で股を担いで上げられればよかったんですけどね。あれが出来なかった時に、自分の足を立てて違う動きに切り替えれば良かったのかなと思いますし、そういう部分が足りなかったです」

──あの肩固めもそこまでタイトに極まっていなかったと思いますし、気持ち的にはもっと動いてほしかったという部分もありますか。

「でも僕が井上選手の立場でも、ポイントメイクする時間帯でしたし、あそこでリスクをとって攻めてくることはないのかなと思います」

――こうしてお話を聞いていても、佐藤選手にとって出来たこと・出来なかったことがどちらもあった試合だったということが分かります。

「自分のダメだったところを修正して、次こうやればいいんだというマインドになれていますね。僕は試合で何も試せないことが一番怖いというか、試合のために用意してきたものを出すことに意味があると思うし、今回はそれが上手く出来た部分もあります。最近ジムのアマチュアの子たちにも伝えるのですが、練習試合でもアマチュアの試合でも、何かを試すことが大事だと。

例えば格闘技経験のない子が柔道経験者と試合をしたら負けちゃうかもしれない。でも試合に向けてどうやって勝つか、どういう勝負を仕掛けるかを考えて練習して実戦で試す。そうやって試すことの方がよっぽど大事だなということに気づけて、それを自分の試合にも求めて、凄く良かったと思います」

──ただがむしゃらに頑張る、負けて悔しいだけじゃなく、もう一歩先の試合で感じること・分かることを、持ち帰ってくることが大事ですよね。

「(格闘技を)やっている以上は学びというか何かを得るためにやってほしいし、ただ試合に出るだけじゃなくて、何かを得て欲しい。試合に出て何かを持って帰ることを大切にしてほしいですね」

──では佐藤選手も井上戦で持って帰ってきたものがあり、それを日々の練習でも活かしているところでしょうか。

「そうですね。僕が負ける時はテイクダウンコントロールで負けることがほとんどなんで、そこの展開でもっと武器を増やさないといけないし、もちろん打撃ももっと伸ばさなきゃいけないし」

──単純にもっともっと強くならないといけない、と。

「そうなんですよ。全部やらなきゃいけないんで、MMAは。あとはやっぱり自分の形で、もっと決定的な場面を作らないと。試合と言っても結局はファイトなので、フィニッシュを狙わないといけない。お客さん相手の仕事でもあるから、フィニッシュを見せる試合ができるようになりたいと思っているので、自分の強い形を作る。

相手のレベルが上がってきても、それができる形を作ってフィニッシュできる選手になりたいなと。今はそこを考えてやっています。なんかRIZINでは上手い系の選手になっちゃっているので、そうじゃなくてしっかり“殺し”があるところを見せたいですね」

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AB BELLATOR o ONE キック キム・スーチョル 井上直樹

RIZIN.46:セミファイナル・牛久絢太郎 vs. 太田忍

バンタム級

かなり細くなっている牛久。パンチで出ると太田タックル。クラッチしてそのまま投げテイクダウン。ハーフで固める。下から脇を差して体を起こした牛久だが、再び寝かせる太田。だがガードに入れている。また体を起こす牛久。片膝を立てた牛久。立った。コーナーに。太田はクラッチしたまま。また投げてテイクダウン。体を起こそうとした牛久に肩固めの体勢になった太田だが、絞めるのではなくパウンドを入れる。ガードに戻した牛久。残りわずかで上体を起こした太田。牛久下から蹴り上げるとそのまま後転して立つ。立ち際に蹴りを入れた太田。ゴング。

2R。牛久詰めて飛び膝。しかしキャッチされてタックルへ。牛久ギロチンに抱えたが自ら放す。スタンドバック。コーナーで正対する牛久。なおもクラッチを放さない太田。レフェリーブレイク。再開。詰めた牛久。コーナーに下がった太田にテンカオを出したが、太田組み止めて入れ替えコーナーに押し込む。太田ダブルレッグ。ヒザを入れた牛久だが、太田背中でクラッチして押し込む。投げを狙った太田だが潰した牛久が四の字バック。チョーク。顎の上。残り1分。左手でコツコツ叩く牛久。ゴング。

3R。プレスした牛久。自らタックルに。首を抱えてがぶった太田。バックに回るとパンチ連打。コーナーで立ち上がり正対した牛久。四つから投げてテイクダウン。サイド。肩固め。マウントからハーフに戻した牛久。肩固めは抱えているだけで殴っている太田。ガードに戻した牛久。三角を狙うが防いでいる太田。インサイドからパウンド連打。牛久背中を向けて立ちに行く。サッカーボールキックを出した太田。当たりが浅いがコーナーに押し込んだ。牛久ギロチンで引き込む。しかし外れた。ハーフネルソンに切り替えたがタイムアップ。

牛久に場外逃避とロープつかみの反則とのことでイエローカード

判定3-0で太田勝利。

太田 vs. 牛久スコアカード

牛久のバンタム級でのコンディション以前に、太田のレスリング力を全く崩すことができず。次期タイトル挑戦者が井上直樹かキム・スーチョルになるなら、Bellatorで戦う太田も見てみたいが。