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【Gladiator CS02】Challenger Series02、松嶋こよみのLast Challengeはモンゴルのソドノムドルジから

【写真】もう落とすことはできない。毎試合が、最後の挑戦となる松嶋がライト級から落としてきたモンゴル人と戦う(C)MMAPLANET

24日(月)、Progress実行委員会より7月12日(金)に会場非公開、無観客&配信専門大会=GLADIATOR CHALLENGER SERIES02「Matsushima vs Sodnomdorj 」の開催と、イベント名にあるように松嶋こよみが出場し、ソドノムドルジ・プレブドルジと戦うことが発表されている。
Text by Manabu Takashima

同イベントの開催と、松嶋の参戦、そしてGLADIATORフェザー級挑戦者決定トーナメントが実施されることは5月5日のGLADIATOR026大会中の予告動画で既に明らかとなっていた。

そして7月7日(日)のGLADIATOR027で同トーナメント準々決勝の2試合=チハヤフル・ズッキーニョス×中川晧貴、ダギースレン・チャグナードルジ×アドニス・セビジェーノが組まれることがGLADIATORより先週にアナウンスされていた。


GLADIATOR GS02、フェザー級挑戦者決定トーナメント、松嶋こよみと揃っていたピース。ソドノムドルジが対戦相手になったことで、松嶋のGLADIAOTR初参戦に関してパズルが揃ったことになる。

その松嶋のMMAファイター人生は、UFCを目指すことと同意語として進んできた。しかしRoad to UFCでの敗北、さらに今年1月のTOP BRIGHTSでのカルシャガ・ダウトベックに喫した敗北でいよいよ土俵際に追い込まれている。いや、あるいは土俵の下に落とされているかもしれない。

今回、松嶋が同大会とトーナメントに出場を決めたのは、2月のGLADIAOTR CS旗揚げ戦で明らかとなったLFAとの提携があったからだ。ダウトベック戦後、自身のMMAを見つめ直し現役続行を決意した松嶋だが、そこにUFCを狙わないMMAファイター人生という選択は存在しなかった。一発逆転などないかもしれない──それも踏まえて、松嶋はUFCを狙う環境に身を置くことを決めた。

松嶋と対戦するソドノムドルジは、日本では無名のモンゴル人ファイターだ。前Gladiatorバンタム級王者テムーレン・アルギルマーと同様にマザーライ・ファイトセンターで組みとMMA、シレンベーリ・ファイトセンターでボクシングを学ぶ。ベースは柔道ながら、ヒジから捻るように拳の甲の部分を当てるパンチは非常に独特で、草原の民特有の体の強さがあって初めて可能になる打ち方だろう。

中央アジア勢に通じる体の強さと、心の強さを持つのがモンゴル勢の特徴だ。キャリア5勝2敗のソドノムドルジはこれまでライト級で戦ってきたが、国際的な舞台で戦う際にはフェザー級で戦うことを決めていたという。今回の松嶋戦のオファーに対しても、全く躊躇することなく二つ返事で了承したソドノムドルジ。LFA経由でUFCを目指す松嶋としては、カザフに続きモンゴルに遅れを取ることはできない──絶対に負けられないトーナメント初戦となる。

なお、プレスリリースに寄せられた両者の意気込みは以下の通りだ。

松嶋こよみ
「前回の負けを経験し自分の格闘技を見直すことができました。新しい場所でのチャレンジになりますが、チャンスをくれたGLADIATORのケージで最大限のパフォーマンスを見せて勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします。」

ソドノムドルジ・プレブドルジ
「フェザー級王座決定トーナメントに参戦することになり、驚くとともに嬉しくてたまりません。オファーをしてくれたGLADIATORには大変感謝しています。このチャンスを絶対にモノにするつもりです。相手の松嶋選手は経験豊富で、強い選手ですが、試合では若い選手の勢いを見せつけるつもりです」

■視聴方法(予定)
7月12日(金)
午後6時30分~ HE 1 TV YouTubeチャンネル

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【Gladiator027】フェザー級王座決定戦準々決勝──ズッキーニョス×中川、ダギースレン×セビジェーノ決定!!

【写真】ここにきて国際戦ではなく、意地でも負けられない国内対決が組まれた(C)MMAPLANET

20日(水)、GLADIATORより、7月7日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR027でフェザー級挑戦者決定トーナメント準々決勝=チハヤフル・ズッキーニョス×中川晧貴、ダギースレン・チャグナードルジ×アドニス・セビジェーノが対戦することが発表されている。
Text by Manabu Takashima

現GLADIATORフェザー級チャンピオンの河名マストはご存知のように現在Road to UFCでUFCとの契約を目指し戦っており、初戦を突破した状態にある。

5月5日大会時に同トーナメントを実施され、松嶋こよみが参戦することは明らかになっていた。Road to UFCで河名が優勝すれば同王座は返上され、契約を勝ち取れないとグラジに戻って来るというのが現状だろう。

この間、フェザー級戦線の停滞を避ける目的もあり、次期挑戦者決定トーナメントが実施されるという。つまりは河名マストが晴れてUFCファイターとなれば、このトーナメントで優勝したファイターがGLADIATORフェザー級チャンピオンになる可能性が高いとみるべきだろう。

今大会で組まれたのは上記にあるように2試合、残りは2試合はPROGRESS実行委員会主催で7月12日に開催が決まったGLADIATOR CHALLENGER SERIES内で組まれることも同リリース内で触れられており、準決勝は10月のGLADIATOR028で組まれるとのことだ。


発表されたカードは日本人対決とモンゴル×フィリピンという海外勢同士となっている。ズッキーニョスとダギースレンは昨年の王座決定Tの準決勝で対戦し、ダギースレンが接心を制している。また中川は昨年1月に王座決定戦でチョ・ソンビンに完敗を喫し、再起戦でもモンゴルのバットオチル・バットサイハンに判定負け──3月大会で水野翔に競り勝って再起した際に、ズッキーニョス戦をアピールしていた。

というのも中川が所属するreliableのハンセン怜雄&石田拓穂という先輩2人がズッキーニョスに敗れており、ジムとしてのリベンジを果たしたいという気持ちが強いからだ。

ズッキーニョスはズッキーニョスでダギースレンとの再戦を熱望していたが、ここ中川の対戦要求をクリアすること必要となった。同リリースは櫻井雄一郎グラジ代表の「それぞれの選手がタイトル挑戦権を獲得するまでに、色々な想いをもって挑むトーナメント開幕戦。ぜひともご期待ください」という言葉が添えられているが、海外勢対決となったセビジェーノとチーム・ラカイとしても、ダギースレン戦には想うところがあるはずだ。

セビジェーノはONEと契約していた昨年4月にモンゴルのエンフオルギル・バートルフーに判定負けを喫している。そのエンフオルギルこそ、ダギースレンの兄弟子に当たりジャダンバ・ナラントガラグ率いるシャンダスMMAファイターだ。セビジェーノも本来は5月に試合が流れたズッキーニョスとの対戦を熱望をしていたようだが、気持ちを切り替えラカイの名に懸けてシャンダスに連敗は許されないという心境で来日を果たす。

以下、リリースにあったトーナメント準々決勝出場4選手の意気込だ。

チハヤフル・ズッキーニョス
「私が彼の先輩方2人を討ち取り、後がない状況であえて対戦要求してきたその心意気にしっかり答えたいと思います!
中川君は判定決着が多いですが、今回は判定まで行きません。
それはもちろん私が華麗にフィニッシュするからです!!

そしてベルトに王手をかけ、今度こそ手に入れます。フェザー級トーナメント第二幕、主役は私です!!!」

中川晧貴
「今回の試合はやっとスタートラインに戻れたと思っています! 敗北が続いていて水野選手と戦い、どうにか勝利を掴み取る事ができて3連敗を逃れました。

今回は望んでいたチハヤフル選手と戦えて感謝しています。チハヤフル選手と戦うってなったら、絶対に見ている人からは負けると思われると思います。でも、そんな事はないです。俺も強いんで! 今回、熱い試合をして勝ってやり返したろうと思っています。7月に向けて気合い入れ直して、しっかりと追い込んでいきます! 楽しみにしていてください!!
俺が勝ちます!!! また応援の程よろしくお願いします!!!」

ダギースレン・チャグナードルジ
「フェザー級挑戦者決定トーナメントに参戦することになり、とても嬉しく思います。Gladiator関係者の皆様に感謝しています。戦いたくてウズウズしている時のオファーでしたので練習にも力が入っています。試合の最初から最後まで、自分の持っている力を十分に発揮して、素晴らしい戦いを見せた上で勝つ自信があります。

フィリピンには好戦的な選手が多いので、選手としてリスペクトできます。アドニス選手、お客さんが沸く試合をしましょう!」

アドニス・セビジェーノ
「ハロー、フィリピンからGLADIATORで戦うアドニス・セビジェーノだ。5月5日のファイトはキャンセルになったけど、次の機会が巡って来ることを信じて、ジムでずっとハードに練習を続けてきた。

そしてこの機会を得ることができた。全ての想いを集約させて、この試合に勝つつもりだ。そして対戦相手のダギースレンとともに会場を訪れたファンに楽しんでもらえる戦いをしたいと思う。この素晴らしい機会を与えてくれたGLADIATOR関係者の皆には安心していてほしい。自分はただ試合に出るだけでなく、インパクト残る試合をして勝利を手にするので」

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