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【Gladiator027】T準々決勝で中川晧貴と対戦、チハヤフル・ズッキーニョス「忖度なしのマッチメイク」

【写真】 過去1年で5戦し、3勝2敗。敗れた相手が河名マスト、ダギースレン。国際戦は2試合と充実の時を過ごし成長してきたズッキーニョス(C)SHOJIRO KAMEIKE

7日(日)、大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator027では、8人制の次期挑戦者決定トーナメントが開幕。準々決勝でチハヤフル・ズッキーニョスが中川晧貴と対戦する。
Texy by Shojiro Kameike

これまでハンセン怜雄、石田拓穂とリライアブル勢を相手に、2連続KO勝ちしているチハヤフル。遂にリライアブル・フェザー級を代表する中川との対戦を迎えるが、同時にこの一戦はグラジ生え抜きファイター同士の激突でもある。国内外から強豪選手が集まるトーナメントで、チハヤフルが見せたいものとは――「プロのファイターとしての本懐」だ。


リライアブルが続くのは少しやりづらさはあります

――本題の前に、お聞きしたいことがあります。Road to UFC準々決勝で河名マスト選手が戦っている時、Xで応援投稿を連投していましたね。

「あぁ、あれは……計量も試合も『何をやっているんだよ!』というのが本音だったんです(苦笑)。僕も準々決勝の相手をチラッと調べて、『問題なく勝ってくれるだろう』と思っていました。でも予想に反して苦戦していたので、『ぶっちぎりで優勝してもらわないと困る』という気持ちで投稿しました」

――それは「自分に勝ったファイターなのだから」という気持ちもありますか。

「もちろんです」

――一方で、一人のファイターとしてRTUを視た感想を教えてください。

「僕は今まで『UFCに出たい』とか、現実的に考えたことはなかったんです。でもRTUを視ていると、興味は出て来ますよね。UFCに限らず、自分ももっと上を目指したい――と」

――そんななかで今回は、対リライアブル3連戦の最終章となります。

「関西でフェザー級となれば、選手は限られてきますからね。もっと上を目指すのであれば、いつか中川選手とも対戦すると思っていました。同じ関西で負けていられない、という気持ちはあります。ここで中川選手との試合が決まったことに関しては、特に驚きもないです。ただ、リライアブルが続くのは少しやりづらさはありますね(苦笑)。中川選手が大将というか、遂に対リライアブルとしては最後になるのか……」

――同じトーナメントに石田拓穂選手と、リザーブではありますがハンセン玲雄選手も出場するので2巡目に入る可能性はあります。もう勝つまでやるかもしれませんね。ただ、――田中淳リライアブル代表は中川選手に「お前が負けたら終わりだぞ」と言い、気合いが入っている状況とのことです。

「アハハハ、リライアブルの応援団にも嫌われているでしょうね……。僕はリライアブルの選手のことは好きなのに」

――えっ、「好き」という気持ちは意外です。

「あの戦いぶりというか、僕の中では『恐れ知らずのファイターたち』というイメージで。ファイティングスピリットを持っている人たちだと思います」

――ここ最近はチハヤフル選手も打撃を鍛え上げているなかで、ファイティングスピリットを持つリライアブル勢と対戦するのはタイミング的にも噛み合ったのかもしれません。

「そうですね。ここまでの2試合は自分が押される場面もあり、試合内容としてはギリギリの勝負でした。それは正直な気持ちです。

まずハンセン戦は『今までの自分を捨てて打撃で勝つことにこだわりたい』と、僕自身が選んだ戦い方でした。一方で石田戦は、自分が全く考えていなかった勝ち方で。そういう意味では、自分のほうが完全に上回っていたとは思っていません」

――ただ、苦しい展開だったからこそ、最後に打撃で仕留めたことは自信になったのではないでしょうか。

「はい。ずっと打撃は練習していたのですが、これまで試合になると出せませんでした。出して当たったとしても、倒すことはできない。そういう試合が続いていましたが、この2試合で『当たれば倒せるんだな』ということが確認できたし、自信にもなりました。どれだけ練習しても、やはり打ち合いのマインドって実戦の中でしか培えないですよね。そのマインドを得ることができて、本当に良い経験になったと思っています」

――さらに7月大会では、対戦相手が直前に変更されるも、パク・サンヒョンを腕十字で下しました。

「パク・サンヒョン選手はストライカーでしたが、しっかり攻略できました。もともと対戦予定だったアドニス・セビジェーノ選手もグラップラーでありながら、打ち合いもやるタイプですよね。そのアドニス選手と戦うために準備していたので、打撃の対応力は上がっているという実感もあります」

――パク・サンヒョン戦は久々の寝技によるフィニッシュでした。打撃力が向上したことで、グラウンド勝負に対しても良い影響をもたらしていますか。

「意識は変わってきましたね。僕も昔は完全なグラップラーでした。それも打撃ができないから組みに行く、というタイプで。一回グラウンドに持ち込むと、絶対に離したくなかったです(笑)。でもそれは、『逃げの気持ち』なんですよ。最近は、そういう逃げの気持ちもなくなってきています。打撃も何もかも全部混ぜたなかでフィニッシュできる。そういったスタイルに変わってきていると思います」

――これまでチハヤフル選手と中川選手の対戦は、何度か耳にしていました。その意味では対リライアブル3連戦とは違う感情もあるのではないか、と思います。チハヤフル選手は中川選手との対戦は、いつ頃から意識していましたか。

「僕がグラジに戻ってきたのが去年の9月です。その少し前に中川選手がタイトルマッチに出ていました。僕が中川選手との対戦を意識し始めたのは、それよりも前です。RIZIN Triggerの試合(2022年2月、小島勝志に判定勝ち)や、富田戦(同年1月、富田翔市に判定負け)を視ていて――当時は中川選手のほうが、かなり格上でしたよね。僕もまだ、それほど試合をしていなかったので。その状況のなかで、中川選手に対しては『ああいう選手と競っていかないといけないな』と思っていました」

――ということは、当時は中川選手のほうが格上で、今は自分のほうが上だと認識しているわけですね。

「……、……、あくまで現時点の話ですよ」

――中川選手も昨年の王座決定トーナメントに出られなかったことは悔しく、チハヤフル選手のほうが先に進んでいると言っています。

「僕もこの1年でファイターとしての意識は変わりました。グラジでは毎大会、試合を組んでくれていますし……試合をした翌日には次のオファーを頂くような感じで」

――ただ、ここで再度トーナメントが開催されるとは考えていなかったでしょう。

「最初に中川選手との試合のオファーを頂いて、後でこの試合がトーナメント準々決勝になると聞きました。これは意外というか、ビックリしました。でも全然、嫌だとは思わないです。僕も途切れることなく試合をし続けたいですし、トーナメントであれば勝ち続ければ絶対に強い相手と対戦することになる。そして勝ち抜くことができれば、もう一度ベルトが見えてきますよね。つまり、間違いなく上に行けるという点は嬉しいです」

――では松嶋こよみ選手がグラジ参戦を発表し、トーナメントに出場することになったことについては、いかがですか。

「あれも発表ギリギリか、映像が流れた時に知りました。本当にサプライズでしたよね(笑)。ネームバリューは格段に上の選手です。ONEに参戦していたり、最近ではTOP BRIGHTSで負けてはいますけど、今から考えると相手がダウトベック選手で。そういう選手がグラジに出て来るというのは、驚きと同時に嬉しく思います。松嶋選手が出ることをキッカケに、グラジを視てくれる人も増えるでしょうし。それは楽しみです」

プロのファイターであれば、強い相手と対戦することが本懐であるはず

――それだけグラジに、国内外から強豪選手が集まってきています。グラジ生え抜きファイターを自認しているチハヤフル選手としては……。

「グラジ生え抜きの僕と中川選手が、初戦で潰し合うんですね(苦笑)」

―アハハハ。確かに厳しいマッチメイクです。

「強い選手が集まっていることで、以前よりも厳しい舞台になっていることは事実です。でもプロのファイターであれば、強い相手と対戦することが本懐であるはず。それでこそ戦いがいがあり、グラジのベルトを目指す価値があると考えています。グラジのレベルが上がっていくおかげで、自分のレベルも上がっていきますから。今回、生え抜き同士を潰し合わせるのも、忖度なしのマッチメイクですね」

――忖度なし、生え抜き同士の潰し合いで、どのような試合を見せたいですか。

「中川選手はレスラータイプで、積極的に極めにいこうとするわけではないけど、コントロールは上手いですよね。あと打撃も綺麗ですし、器用で何でもできるファイターだと思います。その反面、何か飛び抜けているものがあるわけではない。

彼とは環境が似ているというか、生え抜き同士で頑張っていきたい気持ちはあります。でも勝負は勝負なので、キッチリ勝たせてもらいます」

■視聴方法(予定)
7月7日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■GLADIATOR027対戦カード

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉(日本)
[挑戦者] 竹中大地(日本)

<Gladiatorフェザー級王座決定T準々決勝/5分3R>
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)
アドニス・セビジェーノ(フィリピン)

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定T準々決勝/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
中川晧貴(日本)

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定Tリザーブ戦/5分3R>
ハンセン玲雄(日本)
パク・サンヒョン(韓国)

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定Tリザーブ戦/5分3R>
水野翔(日本)
田口翔太(日本)

<フライ級/5分3R>
オトゴンバートル・ボルドバートル(モンゴル)
和田教良(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
土本暉弘(日本)

<81キロ契約/5分2R>
森井翼(日本)
織田ジュラシック(日本)

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
澤田政輝(日本)

<バンタム級/5分2R>
上田祐起(日本)
福井竜郎(日本)

<フライ級/5分2R>
しゅんすけ(日本)
カーヴィ(日本)

<フェザー級/5分2R>
野口蒼太(日本)
鶴屋健人(日本)

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ(日本)
上野滉太(日本)

<ライト級/5分2R>
磯嶋祥蔵(日本)
友實竜也(日本)

<フライ級/5分1R>
藤原浩太(日本)
小早川大地(日本)

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45 AB Gladiator Gladiator027 MMA MMAPLANET o YouTube しゅんすけ アドニス・セビジェーノ オトゴンバートル・ボルドバートル ダギースレン・チャグナードルジ チハヤフル・ズッキーニョス チャンネル チョ・ソンビン ハンセン玲 ハンセン玲雄 パク・サンヒョン ボクシング 上田祐起 中川晧貴 和田教良 土本暉弘 松嶋こよみ 森井翼 水野翔 河名マスト 海外 澤田政輝 田口翔太 石田拓穂 磯嶋祥蔵 竹中大地 竹本啓哉

【Gladiator027】ズッキーニョス×reliable最終決戦。中川晧貴「自分より2段階、3段階前を行っている」

【写真】王座を賭けた戦いには先んじていた中川だが、今はズッキーニョスが上にいるという認識がある (C)SHOJIRO KAMEIKE

7日(日)、大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator027では、8人制の次期挑戦者決定トーナメントが開幕。その初戦——準々決勝で中川晧貴とチハヤフル・ズッキーニョスが対戦する。
Text by Shojiro Kameike

海外から多くのファイターが参戦する今回のトーナメントで、なぜ日本人対決が行われるのか。日本×海外のマッチメイクでないのは、日本人選手を勝ち残らせたい――というわけではない。チハヤフルは中川と同じリライアブルに所属するハンセン玲雄と石田拓穂をKOしており、中川にとってはチームとしてリベンジを果たす大きなチャンスなのだ。リライアブル×チハヤフルの決着戦について、中川が語る!


――リライアブル×チハヤフル、遂に大将の登場です。

「アハハハ。いやぁ、僕はまだまだ大将というわけでは……」

――とはいえハンセン玲雄選手、石田拓穂選手とチームメイトがチハヤフル選手にKO負けを喫していることは気になりますよね。

「もちろん、それは気になりますよ。ここで自分が負けて、3連敗になったらヤバいと思っています。ジムの代表(田中淳リライアブル代表)からも『お前が負けたら終わりやと思えよ』って、ボソッと言われました」

――ボソッと、というのが怖いです。

「アハハハ! 怒りというよりも、そう激を飛ばしてくれます」

――中川選手としてはチームメイトがチハヤフル選手に連敗を喫し、怒りや焦りのようなものはないですか。

「僕自身は何も焦ってはいないですね。試合の勝ち負けに関しては『しゃあないな』という感じで。確かに会場で観ている時は、チームメイトが負けて『ウワッ!』とは思いました。でも全て狙われた打撃ではなくて、ラッキーパンチもあったじゃないですか。自分は今でも、先輩たちのほうが強いと思っています」

――ハンセン選手と石田選手は、中川選手にとって「先輩」になるのですか。

「MMAに関しては僕のほうが先に始めているんですけど、柔道ではハンセンさんや石田君のほうが先輩になるんですよ」

――なるほど。一方で中川選手は連敗を経て、5月大会で水野選手に勝利しました。

「勝ったことは勝ったけど、ギリギリ勝ったという感じですよね。自分の中では『勝っとんかなぁ……』というモヤモヤした気持ちもあって。だけど、あの勝利でチハヤフル選手と対戦できる機会を設けてもらえたことは嬉しいです」

――昨年1月のチョ・ソンビン戦以降、何か新しく取り組み始めたことや、修正してきた部分などはありますか。

「何せ僕は打撃が得意ではないんですよ。その克服と、自分から攻めていくこと。そして自分が得意なポジションに持って行くことですね。僕は自分の型にハメることができたら強いと思っているので」

――自分の型にハメるために必要なのが打撃の向上だった、ということですか。

「やっぱり打撃ができなければ、相手の打撃にビビッてしまって……テイクダウンに行くにしても、遠い間合いから入ってしまうようことがないよう、もっと打撃を覚えたいと思いました。そのためにジムでミットの時間を増やしたり、あとはボクシングをやっている人に来てもらったりとか。

水野戦は自分から圧をかけることはできたけど、そこからのアクションがなかったです。どうしても打ったら止まってしまう。そこは自分でも甘いよなって思いました。打った後に見てしまうのは、自分の一番アカンところです」

――「自分の型」という面でいえば、組みについては圧倒的な自信があるわけですよね。だからこそ待ってしまうのかな、と。

「あぁ、そうですね。自信があるから、どんな展開になっても組めばいいと思ってしまう。結果、自分からのアクションが少なくなっているかもしれないですね。アクションが少ない、自分から攻めていかないというのは、代表からも一番怒られる展開で(苦笑)」

――水野戦の内容についても代表から怒られましたか。

「勝ちは勝ちやからエェけど、直さなアカンところはいっぱいある――そう言われました。今回だけは許したる、みたいな(笑)」

――アハハハ。水野戦で勝ったらチハヤフル選手との対戦をアピールすることは、試合前から決めていたのでしょうか。

「そうですね。前から櫻井(雄一郎グラジエイター代表)さんに挨拶しに行く時は『チハヤフル選手と試合させてほしい』とお願いしていました」

――中川選手とチハヤフル選手は、いわばグラジ生え抜きのファイターです。一方、河名マスト選手や松嶋こよみ選手たちが、新たにグラジのフェザー級に参戦してくる展開に対しては、どのように考えていましたか。

「どんどん強い相手が出てきたなぁと思う反面、2連敗した自分は追い抜かれているなって思います。新しく出てきた選手だけじゃなく、チハヤフル選手は前回のトーナメントに出場していて。自分よりも2段階、3段階前を行っていると感じていますね。

やっぱり前回の王座決定トーナメントは、見ていて悔しかったです。怪我や仕事のこともあって……だけど、自分もやりたかったという気持ちはありました」

――ようやくチハヤフル選手との対戦を迎えます。中川選手の中では「追いついた」と考えていますか。

「いや、まだ追いついてはいないですね。でも挑むことができるようになって嬉しいです」

――中川選手としては、組みに行きたいですか。

「組みに行きたいです。それが僕の強みなので」

――チハヤフル選手も最近はKO勝ちも増えていますが、もともとは組みが強い選手です。その寝技については、どのようなイメージを持っていますか。

「イメージ、う~ん……パッとしないというか。動きはあるけど『重さ』がない。何か軽い、という感じはあります。だから自分が漬け込むことができるとは思っています」

――チームメイトがKO負けしているので、次は自分が殴ってKOしてやろうとは思わないですか。

「それは思いました(笑)。ケージの真ん中で殴り合ってやろうか――そうボソッと言ったら、代表から『アホか』って言われました。アハハハ。やっぱり自分らしい戦いをするのがベストやと思います」

――今回のトーナメントは8人制で行われます。他のトーナメント出場者については?

「石田君が同じトーナメントに出るとは思っていなかったです(苦笑)。というより、トーナメント開催が発表されて、自分の名前も並んでいたじゃないですか。まずそこに自分が入るとも思っていなかったんですよ。松嶋こよみ選手とか凄いメンバーがいっぱいいて。でもその中に石田君も入っているのは心強いです」

――心強い、という意見は意外でした。「やりづらい」と言うのかと……。

「石田君と対戦したいかどうかと訊かれたら、やりたくないですよ。でも石田君が強い選手を倒してくれると思うので(笑)」

――アハハハ!

「とにかく先のことを考えても仕方ないので、自分は一戦一戦を大事にしていきたいです。そうやって勝ちを掴んでいきたいですね。まずはチハヤフル選手——待っとけよ!」

■視聴方法(予定)
7月7日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■GLADIATOR027対戦カード

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉(日本)
[挑戦者] 竹中大地(日本)

<Gladiatorフェザー級王座決定T準々決勝/5分3R>
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)
アドニス・セビジェーノ(フィリピン)

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定T準々決勝/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
中川晧貴(日本)

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定Tリザーブ戦/5分3R>
ハンセン玲雄(日本)
パク・サンヒョン(韓国)

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定Tリザーブ戦/5分3R>
水野翔(日本)
田口翔太(日本)

<フライ級/5分3R>
オトゴンバートル・ボルドバートル(モンゴル)
和田教良(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
土本暉弘(日本)

<81キロ契約/5分2R>
森井翼(日本)
織田ジュラシック(日本)

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
澤田政輝(日本)

<バンタム級/5分2R>
上田祐起(日本)
福井竜郎(日本)

<フライ級/5分2R>
しゅんすけ(日本)
カーヴィ(日本)

<フェザー級/5分2R>
野口蒼太(日本)
鶴屋健人(日本)

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ(日本)
上野滉太(日本)

<ライト級/5分2R>
磯嶋祥蔵(日本)
友實竜也(日本)

<フライ級/5分1R>
藤原浩太(日本)
小早川大地(日本)

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【Gladiator027】目標はRIZIN──も、竹中大地「今は竹本選手に勝つことだけに意識を集中させています」

【写真】理路整然としている。そこが竹中のMMAにも通じている (C)SHOJIRO KAMEIKE

7日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGladiator027で、竹中大地が同バンタム級王者の竹本啓哉に挑む。
Text by Shojiro Kameike

ONEとの契約を終え、2023年に国内復帰を果たした竹中。7月に古巣の修斗で藤井伸樹を下すと、続いて12月にはグラジエイターでテムーレン・アギルマーに勝利した。その後RIZIN出場の噂もあった竹中が、ここで再びグラジのケージに足を踏み入れる理由とは?


――昨年12月にテムーレンを下して以来、7カ月振りの試合を迎えます。もともとRIZIN出場を掲げていましたが、この期間はRIZINと交渉していたのでしょうか。

「まず3月のRIZIN神戸大会の出場を目指して、オファーを待っている状態でした。実際、間に人を介して、RIZINに対してアクションを起こしていました。2人ぐらい対戦相手も上がったのですが、結局は決まらなかったです」

――現在、竹中選手が最も希望するのはRIZIN出場なのですね。

「今の自分が一番見ている先はRIZINです。それは決して思いつきではなく――今、国内のバンタム級はRIZINに選手が集まっていますし、自分がパフォーマンスを出せる間にRIZINで勝負させてほしいと思っています」

――そこで今回、どのような経緯でグラジに出場することになったのですか。

「まずRIZINも3月の神戸大会は試合が決まりませんでした。そのあと6月と7月も難しく、もし組まれるとしても秋ごろじゃないか、と……。自分としては、そこまで試合間隔を空けたくないので、7月には試合をしたいと思っていたんです。ちょうどその時にグラジエイターから『7月大会に出てほしい』というオファーがあり、こちらもお願いしました。

正直言って、本当にRIZINで試合が組まれるのであれば、それまで待ってもいいという気持ちでした。でも『秋ごろじゃないか』というのも、確実な話ではなくて。待った結果、もし秋にも試合が組まれなかったら、どんどん試合間隔が空いてしまいますからね。やっぱり僕もファイターなので、とにかく試合をしないと。いろいろ考えた結果、『7月に試合せななぁ』と思ったんです。それでグラジから『出てほしい』と言われたのは嬉しかったですね」

――昨年9月、グラジのケージに入り参戦発表を行いました。あの時点でグラジに継続参戦することは考えていましたか。

「半々、ですね。12月にグラジで戦い、RIZINに出られたら――と。2024年の動きは、12月の試合次第やと思っていました」

――今回対戦する竹本選手は竹中選手の参戦が決まり、続いて上久保周哉選手もグラジに出る話を耳にした時、仕事を辞めたことをご存じですか。

「えっ!? どういうことですか」

――「この2人がグラジに来るなら、もっと格闘技に集中しないといけない」と思ったそうです。

「僕のテムーレン戦を観て、そう思ったということですか?」

――いえ、参戦発表で竹中選手が入場してきた瞬間に、そう思ったとインタビューで話していました。

「すみません、そのインタビューを読んでいなくて……。でもそれは本当に嬉しいです。竹本選手が僕のことを、そんなに評価してくれているなんて」

――「2024年の動きは、12月の試合次第やと思っていた」ということですが、では12月のテムーレン戦の内容については、どう考えていますか。

「結果はフィニッシュでしたけど、テムーレンのポテンシャルをケージの中で感じた試合でした。テムーレンは攻撃の一つひとつに力があると感じましたね。僕としては内容的にもっと圧倒したかったです。見ている人も一瞬『竹中、大丈夫か?』と思ったでしょうし。自分としては、本当はもっと圧倒できたなと思います」

――昨年7月の藤井戦も、予想以上に竹中選手が苦戦しているような場面もありました。藤井戦とテムーレン戦は、何かまだギアが上がっていないような……。

「あぁ、それはあります。特に藤井戦は試合自体が、だいぶ久々で。しかも藤井選手が相手というのも急に決まったので、仕上がりという面では不安定な部分もありました。この2戦を経て、今はだいぶ良い感じになってきていますね。試合感覚はバッチリ取り戻せています」

――藤井戦とテムーレン戦を経て、何か新しく取り組んでいることはありますか。

「新しいことというか、竹本戦が決まってからはチアゴ・ハタダさんとマンツーマンで柔術の練習をさせてもらっています。チアゴさんは堺市でアルティメット柔術というジムを開いている方で、メチャクチャ強いんですよ」

――それはギの練習をしているということですか。

「グラップリングですね。チアゴさんもMMAをやりたいということで、MMAグローブを着けたスパーリングもやっています」

――改めて柔術家とグラップリングの練習をして気づいたことはありますか。

「気づいたこと……、難しいですね。でもMMAでしっかりやってきたおかげで、寝技専門の人と寝技の練習をしていても対応できる部分がある。もちろん自分がやられることもあるけど、自信になることも多くて。

細かいことは言えないけど、練習の中ではできることも増えています。それと精度が高まっていますね。足の位置、クラッチの位置とか自分の中で技術が整理されていて、今が一番良い状態なんですよ。ずっとMMAグラップリングの練習をしてきて、竹本選手との試合が決まってから寝技の部分を改めて確認しているような感じです」

――それだけ竹本選手の印象=グラップリングということになりますか。

「グラップリングも強いけど、打撃の距離のコントロールも巧いですよね。それとテムーレン戦を見ると、ガッツある試合ができる選手で。あの試合は僕も会場で観ていて『あの展開で最後まで諦めず、攻め切った!』と思いました」

――竹本選手はテムーレンとギリギリの勝負を展開して判定勝ち。対して竹中選手はテムーレンをフィニッシュしているという点は、次の試合に向けて自信になりますか。

「どうですかね? 僕と竹本選手ではタイプも違うので――MMAを長くやっていたら、そこは関係ないって分かると思いますよ」

――やはりそうなのですね。竹本選手も今回の試合に向けたインタビューで、「格闘技で三段論法は通用しない」と言っていました。

「まさに、僕もそう思います」

――今回は竹本選手が持つベルトに竹中選手が挑む形となります。グラジのベルトを巻くことに対する意識はいかがですか。

「グラジに限らず、今は特にベルトは意識していないです。最初に今回のオファーを頂いた時も、ベルトが賭かっているかどうかも気にしていなくて。タイトルマッチであろうと、そうでなかろうと、竹本選手とは戦う。強い選手に勝てば、ベルトは後から付いてくるものだと考えています。

今は自分の中に『ベルトのために試合をする』という気持ちはないです。やっぱりファイターであるかぎり、強い相手や条件のほうが重要で。RIZINを目指す中で、グラジを軸に戦いたいと思っています。テムーレン戦も良い条件のオファーを貰いましたし、これからはRIZINとグラジで良いキャリアを積んでいけるんちゃうかな、と思っています」

――竹中選手としてはここで竹本選手に勝ち、年内にはRIZINに出場するのがベストなスケジュールでしょうか。

「いえ、竹本選手との試合が決まってからは、今後のことは考えていないようにしています。自分の中で『今後のことは喋りたくない』と言い聞かせているんですよ。今はただ7月7日、竹本選手に勝つことだけに意識を集中させています」

■視聴方法(予定)
7月7日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■GLADIATOR027対戦カード

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 竹本啓哉(日本)
[挑戦者] 竹中大地(日本)

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定T準々決勝/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
中川晧貴(日本)

<Gladiatorフェザー級王座決定T準々決勝/5分3R>
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)
アドニス・セビジェーノ(フィリピン)

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定Tリザーブ戦/5分3R>
ハンセン玲雄(日本)
パク・サンヒョン(韓国)

<Gladiatorフェザー級挑戦者決定Tリザーブ戦/5分3R>
水野翔(日本)
田口翔太(日本)

<フライ級/5分3R>
オトゴンバートル・ボルドバートル(モンゴル)
和田教良(日本)

<バンタム級/5分2R>
藤原克也(日本)
土本暉弘(日本)

<81キロ契約/5分2R>
森井翼(日本)
織田ジュラシック(日本)

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
澤田政輝(日本)

<バンタム級/5分2R>
上田祐起(日本)
福井竜郎(日本)

<フライ級/5分2R>
しゅんすけ(日本)
カーヴィ(日本)

<フェザー級/5分2R>
野口蒼太(日本)
鶴屋健人(日本)

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ(日本)
上野滉太(日本)

<ライト級/5分2R>
磯嶋祥蔵(日本)
友實竜也(日本)

<フライ級/5分1R>
藤原浩太(日本)
小早川大地(日本)

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45 MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase344 ギレルメ・ナカガワ パンクラス 上田祐起 原田惟紘

【Pancrase344】5年7カ月振りの出場でギレルメ・ナカガワ戦、原田惟紘「おいちゃんをナメんな」

【写真】写真は取材翌日もの。インタビュー時は……(C)TADAHIRO HARADA

30日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるPancrase344で、原田惟紘がギレルメ・ナカガワと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

原田は2018年11月以来のパンクラス参戦で、当初はランキング10位の谷内晴柾と対戦予定だったが、谷内の負傷で一度は試合が流れていた。しかし改めてギレルメ・ナカガワと対戦することに。ギレルメは格闘代理戦争 THE MAX出場を経て、今回がプロデビュー戦となる。この一戦に向けて原田は「負けたら引退」という覚悟を語った。


今の自分を確かめる試合でもあります

――5年7カ月振りのパンクラス参戦を控えています。その前に昨年11月には、Bloom FC旗揚げ戦で上田祐起選手に勝利しました。まずは5年振りのMMAとなった試合の感想から教えてください。

「地元で自分の生徒や仲間の前で勝つことができたのは、率直に嬉しいです。子供たちも初めて自分の試合を生で見たんですよ。今まではネットで僕が負けている試合を見て『パパ、倒れた』みたいなことは言っていて(笑)。子供たちにも、父親がちゃんと勝つことができるんだというところを見せられて良かったですね」

――タフな試合ではありましたが、しっかりドミネイトしました。あの展開は作戦どおりだったのでしょうか。

「理想は極めたかったんですよ。普通にテイクダウンして極めに行けるだろうというイメージは持っていて。だけど相手は極められないようにするのは上手いと思いました。あとは試合前から考えていたような展開でした」

――Bloom FCでMMAに復帰し、以降はコンスタントに試合をこなしていく、と。

「そうですね。でも自分も上田(将年)も30代後半になってきて……、パンクラスの坂本靖さんには『自分は負けたらMMAは引退する』と伝えています」

――えっ!?

「対戦相手が変わりましたけど、変更になる前からそう伝えていました。今回、最初にオファーを頂いた時は相手がランカーで。勝てば自分がランク入りして、もう少し戦いが続く。対戦相手が変わっても、相手はデビュー戦だけど名前もある選手で――自分も勝つことができれば、もうちょっと頑張ってみようかなとは思っています。

もちろん試合は勝つために挑みますよ。でもずっと家族には心配をかけながらMMAをやってきて、ジムも持つ身ですしね。引き際を考えている自分に、ずっと戦ってきたパンクラスから良い話をもらえました。そこで全てを出し尽くして、まだ現役を続けることができるのか。あるいは身を引くべきなのか――今の自分を確かめる試合でもあります」

――なるほど……。対戦相手変更の話があったのは、いつ頃でしょうか。

「5月の後半ですね。相手が怪我で試合できないと分かったのは火曜日で、日曜日に子供たちと焼肉に行くと決めていたんですよ。そうしたら金曜日に坂本靖さんから電話があって、子供たちとの薬肉をキャンセルしました(笑)」

――お子さんたちは残念がりませんでしたか。

「いやぁ、『へぇー、そうなんだ』みたいな感じですよ。子供たちは子供たちで好きに食べていますし。自分もせっかく体をつくっていたから、練習量も落とさず、暴飲暴食もせずに次の試合を待とうと思っていたので。試合が終わったら、またゆっくり子供たちと行きます」

――話を戻すと、対戦するギレルメ選手はこれがプロデビュー戦です。ランカーとの対戦で引退を考えるなら、分かる気もするのですが……。

「だってプロデビュー戦の相手に負けたら、ランキングなんて言っていられないじゃないですか。相手もアマチュアで勝ち上がり、柔術も黒帯で今が20代前半ですよね。これからガンガン上に行く選手だと思います。勝てば『まだまだ若い者には負けないぞ』と言えるし、負けたら『今の実力はプロデビュー戦の選手に負けるものなんだな』と受け入れざるをえないですよね。たとえどんな試合内容だったとしても」

――勝ち続けてパンクラスのベルトに挑みたいと思っていますか。

「行けるところまで行きたいです。自分はコロナ禍で何度も試合が流れました。30歳前半で5年ものブランクをつくるのって、大きいことじゃないですか。それだけの月日を経て今、これから勝って負けてのキャリアを送る年齢でもない。だから勝って、勝って、勝った末にタイトルマッチがあれば、そこまでは魂を燃やすことができるかもしれないです。

もちろん、これからも負けるつもりは一切ないですよ。でも家族やジムの生徒に、勝ったり負けたりの姿を見せるよりは――負けたら引退、それは何年も前から考えていました。ウチのジムにもパンクラスで上を目指したい子たちがいて、もし彼らがランキングに入った時、そこにジムの先生がいたら嫌でしょう(笑)」

地方の選手はどんな相手だろうと噛みついて、勝ちをもぎ取らないと

――アハハハ、確かにやりにくさはあるかもしれません。Bloom FCの上田戦も、負けたら引退するつもりだったのですか。

「Bloom FCの時は……、やっぱり最後の試合はパンクラスでやりたいとは思っていました。でもあの時は鬼木(貴典)さんが立ち上げに関わっていて。自分も上田も鬼木さんに『立ち上げだから協力しますよ』と言ったんですよ。うん……、……、……鬼木さん、亡くなっちゃいましたからね」

――……。

インタビュー中、涙を浮かべる場面も……(C)SHOJIRO KAMEIKE

「鬼木さん……今年3月のBloom FC第2回にも来ていたから『体調どうなんですか?』と訊いたんですよ。でもあの人はいつも『ずっと悪いんだよ~』と笑って話すから、そんなに状態が悪かったとは知らなくて。『今度ゆっくりメシ食いに行きましょうね』と話をしていたら、体調に関するSNSの投稿があって……。突然のことでビックリしました。

自分は試合や仕事のことがあったのでお葬式には参列できず、上田に香典を持っていってもらいました。次の試合の時に、線香をあげに行かせてもらおうかと思っています。だから、いろんな想いが重なる試合になります。

やっぱり勝って線香をあげに行きたいですよね。勝って『もうちょっと続けます』という報告をしたい。もともと訃報を聞く前は上田と、『計量が終わったら、明日試合で勝ちますって言いにいこう』と話をしていたんですよ。それがこういう形になってしまって……、もちろん試合は勝ち負けがあるもので、100パーセントはありえないです。でも1パーセントでも勝つ確率を上げるために、練習でつくり込んできました」

――何か運命的なものを感じますね。このタイミングで上田選手と2人でパンクラスに復帰することになったことも……。

「上田と一緒にパンクラスで試合をする機会は、今回も含めて3回ありました。1回目は2人とも勝って、2回目は自分が計量を失敗して試合できなかったんです。前回のBloom FCも合わせたら合計4回目で。自分の試合が一度流れた時は、上田がメチャクチャ心細くなったらしいですけど(笑)」

――アハハハ。

「同じ大会で試合ができるのも、これが最後でしょうね。お互いに勝ったとしても、なかなか同じ大会に出ることは難しいでしょうから。今回、2人で勝って一緒に笑いたいですね。僕って試合を楽しみすぎちゃって負けることが多いんですよ」

――どういうことですか?

「パンクラスでは前回も前々回も、1Rと2Rを取って3Rに逆転負けしていて(苦笑)。みんな『このまま行けば勝ちだね!』と思って3Rにスマホをイジりだすんですよ。すると会場が沸いて『原田さんが仕留めたか』と思ったら、自分が負けているという。アハハハ」

――笑っている場合ではないです(笑)。

「まぁ、だから今回はフルラウンド集中して戦いたいです。正直オファーをもらった時は、ギレルメ選手のことは知らなかったんですよ。でも自分は相手が誰でも――よほど仕事の都合とかで、その日に仕事ができない場合以外は、オファーを断ったことがなくて。

来る者は拒まず。試合のオファーがあるだけありがたいと思って戦います。だって東京の大会なのに地方の選手へオファーが来ると、『プロモーターも選手を探していて、何か困っているんだろうな』と思うわけですよ。そこでオファーを受けて良い試合をしたら、次のチャンスに繋がる。地方の選手はそこでどんな相手だろうと噛みついて、勝ちをもぎ取らないと。

次の試合も『おいちゃんをナメんな。イジメちゃろ』って感じですよ。上田とともにオジサンたちの試合を見てもらって、いろんな人にエールを送りたいです。そして鬼木さんに勝利の報告ができるよう、しっかり戦います」

■視聴方法(予定)
6月30日(日)
午後12時00分~U-NEXT

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45 Gladiator Gladiator026 MMA MMAPLANET o Progress 上田祐起 江木伸成

【Gladiator026】TD→江木の引き込みで計4Pを得た上田が、足関節のラッシュを凌いでポイント勝利

【写真】トップを奪い、足関節を凌ぎ切った。これもPROGRESS(C)MMAPLANET

<PROGRESフォークスタイルグラップリング64.4キロ契約/5分2R>
上田祐起(日本)
Def.4-2
江木伸成(日本)

左右に動く上田が江木の右足にシングルレッグへ。江木が引き込むような形でテイクダウンをなり、上田に2pが入る。江木は下から上田の左足を取る。上田の左ヒザを抱えて動きを封じ、さらに右足をストレートフットロックで狙う。

さらにクローバーリーフの形に。足をクラッチして防ぐ上田に対し、江木が左足を抱えてストレートフットロックで絞る。上田は江木の首を抱えに行くも、江木がクローバーリーフへ。足が外れるとヒールに切り替えたが、再びクローバーリーフ、さらにヒザを取りに行ったが初回が終わった。上田は自コーナーに足を引きずりながら戻った。

最終回、距離を詰めてきた江木に上田が組みつき、江木が引き込んだことで上田に2pが追加される。江木のラバーガードを一度は振り払った上田だが、江木も再度ラバーへ。さらにオモプラッタからトップに回り2pを獲得する。上田のハーフガードをパスした江木が左腕を抱えてキムラを狙うも、これを凌いだ上田がバックテイクを仕掛ける。

江木はうつ伏せになり、上田の右足を抱えた。ヒールで絞り上げるが上田も耐える。外ヒールから内ヒールに切り替える江木。内田も江木のヒザを抱えてディフェンスする。江木は上田の右足へのストレートフットロック、左足への内ヒール、さらにクローバーリーフと仕掛け続ける。最後は渾身の表情で右足への内ヒール、ヒザ十字を極めに行くが、上田が凌ぎきって試合終了のゴングを聞いた。

結果、ポイント4-2で上田が勝利した。


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45 AB F1 Gladiator Gladiator024 Gladiator026 Grachan MMA MMAPLANET o YouTube   チハヤフル・ズッキーニョス チャンネル デッチプール パク・サンヒョン ライカ 上田祐起 中村倫也 今井健斗 南友之輔 原口伸 塩津良介 山上幹臣 木村柊也 水野翔 江木伸成 田口翔太 竹本啓哉

【Gladiator026】MMA三戦目、木村柊也「対策をして試合でパフォーマンスを見せることが本当は得意」

【写真】取材時より9キロほど絞り、リカバリーは7キロほどを予定していると言う木村だった(C)MMAPLANET

本日5日(日)、豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR026。同大会で木村柊也が塩津良介と対戦する。
Text by Manabu Takashima

昨年12月のGladiator024での田口翔太戦でMMAデビュー、3月のGerachan68XBrave Figth31で2戦目=長男崇志戦と2試合連続初回KO勝ちを木村を修めている。合計試合タイムは驚異の1分58秒と、秒殺KO勝ちを飾っている。そんな木村は学生で全日本拳法総合選手権大会を2連覇した唯一の存在で、日拳史上最強の異名を持つ。

MMA三戦目に向け、まだ対戦相手が決まっていない状況でのインタビューで木村は調整&対策の大切さと、日拳のMMAでの生かし方、そして組み技の習得状況を話してくれた。既に一つの競技の頂点を極めた故の完成した格闘技観、木村柊也は半端なく只者でない感を醸し出している。


――プロ3戦目が5月5日のグラジエイターに出場する木村選手ですが、まだ対戦相手が決まっていないそうですね(※取材は4月4日に行われた)。

「相手が決まっていないので減量を始めることもできないですし、5月5日に戦うことは自分でも分かっているのですが、緊張感がないというのはあります。プロなので、もう少し早く相手が決まって欲しいです。プロだからこそ、2カ月や1カ月半をかけて相手の対策をして、その間の練習の成果をケージで出したいので。そういう部分で気持ちを入れるのが、大変だというのはあります」

――デビュー戦の時の準備期間は?

「ちょうど1カ月です。12月9日の試合で、11月9日にオファーがあり対戦相手も決まっていました。だから、すぐに減量を始めることもできました」

――対して3月のGrachanはライト級でしたが、それは対戦相手が決まらないということが影響していたのでしょうか。

「デビュー戦が終わって2日か3日後に、3月に試合ができることは決まっていました。それから他の試合が発表されても、自分は相手の候補すら名前は聞かされていなかったです。結局、試合の2週間前ぐらいに決まったのですが、ライト級というのが条件でした。

そこを自分が嫌うと、本当に対戦相手が見つからなくて試合ができないと思って受けました。今回も3月の試合後の1週間、10日後ぐらいに対戦相手込みでオファーはありました。自分も凄く嬉しくて『やります』と即答したのですが、その相手の選手がケガをしたみたいで……今、新しい対戦相手を探してもらっています」

――木村選手の評判の高さが、対戦相手が見つからないことに通じているのであれば、格闘競技の本質とは何かと考えてしまいます。

「自分は……そういう気持ちになったことがないので、分からないです。けど……それぞれがケージの中で自分の戦いを見せたいはずです。だから組みの選手は殴り合いをしたくなくて、自分とは戦いたくないとかあるのかと……」

――ならMMAでなく、グラップリングをしましょうよと言いたくなりませんか。

「いや、それはそういう風に思っているのかは分からないでので(笑)……う~ん、どういう気持ちでオファーを断るんですかね(苦笑)」

――と同時に日本拳法史上最強という肩書の持ち主です。いわば中村倫也級のルーキーだろうと。そうすると町道場でMMAを始めて2戦目や3戦目の選手に、木村選手と試合はさせられないと指導者が判断するのも致し方ないことかと。

「僕自身、プロ10戦ぐらいの人がどれぐらい強いのか見ていても分からないので、実際にケージの中に入って体感したいという気持ちはあります」

――押忍。ところで過去2試合では凄まじい勝ち方だけでなく、ヒヤッとする場面もありました。その辺り、どのように捉えていますか。

「自分としては、ヒヤッとすることはなかったです。決して殴られても殴り勝てば良いという考えではないですが、試合になると、視界が狭くなってしまって……デビュー戦の時はそうでしたね。

でも2戦目は慎重に行こうとして、インローから様子見をして『行けるな』と感じて仕留めに行きました」

――それが感覚で分かるものなのですか。

「そうですね。ある程度、分かりますね。20年やってきた日拳時代は向かい合った時に相手の距離、強さとか……苦手にしているところまで分かりました」

――危機察知能力もあるわけですね。木村選手がそのようになる試合をMMAでも早く見てみたい気もします(笑)。

「そういう強い人と戦う時こそ1カ月半、2カ月前のオファーが欲しいです。自分、相手の対策をして試合に出る……相手のことを知った上で、実戦でパフォーマンスを見せるのが本当は得意なんです。だから準備期間が欲しいというのはありますね」

――それが本当の木村柊也だと。

「そうですね、2週間前だと減量に集中しないといけないので。もっと準備期間があれば、もっと良いパフォーマンスを見せることができると思っています」

――「何が日拳最強だ。これはMMAだ」という感じの対戦相手が現れてほしいものです。

「それは僕も思っています。そして、そういう人を倒す自信もあります」

――おお!! ポイント制の日拳は、いえばずっと組みが続くことはなかったかと思います。そのなかでタイ人コーチとのミットや、首相撲……組みの打撃という練習をしていたことも気になります。

「ストライカーとしては、凄く良い練習になっています。テイクダウンを完全に切れなかった時、そこがヒジの距離だったりして。そこを知っているのと、知らないのでは全然違います。組みづらくなる技を教えてもらっています。そういう意味でも、凄く良い練習ができています」

――いわゆるゼロ距離。相手の組みへの対処で、日拳も一瞬の担ぎ技、崩し技はあったかと思います。その辺りの日拳の組みがMMAに生きることはありますか。

「あります。やりあっているなかで、一瞬力を抜くとか。そうやって相手を崩して、足を掛けるだとか。最後に決めるのは瞬発力。そういう部分で、凄く生きています」

――その日拳の瞬発力、持久力が大切なエレメントとなるMMAでいかに落とし込めるのか。楽しみです。

「戦っている時に100の状態を続けることは絶対に無理です。なので抜くところは抜く、その切り替えをしっかりとすることで5分間でも問題なく戦えます。パンチの当たらない距離で力をそんなに入れることもないですし、自分の距離に入った時だけ100パーセントの力で打ちます」

――そこがもう体に染みついているわけですね。

「そうですね。考えるのではなくて、その距離になった時に『当たる』という感覚で動いています」

――それはもう本能のようで、タイムラグがなくなりそうです。

「だからこそ自分の踏み込んで効かせる打撃を使い、相手が倒れなかった時は近い距離にいるのでムエタイの練習で身に着けた……あの距離でのミドル、ヒザ、ヒジを使えると思います」

――体の使い方は違うかと。

「ハイ。でも、戸惑うことは今のところはないです。基本は違うけど、やっていることは同じ。自分の持っているスタイルに、指導を受けたことを組み合わせるために調整をする。そのアジャストも自分の感覚です。

自分のスタイルがなくて、色々と教わったことを採り入れると試合で何をやれば良いのか分からなくなるはずです。まずは自分のスタイルを理解したうえで、色々と教えてもらう。だから自分の打撃に組み合わせる。そうでないと、教えてくれた人のスタイルになるだけです。自分のスタイルに、他に人のスタイルを嚙み砕いて採り入れる。それをずっとやっています」

――組み、寝技に関してはいかがですか。

「まずは基本です。打撃も足の位置、重心の位置という基本がなっていないと良いパンチは打てないです。現時点で組み技は基本通りにやっています。ここから自分のやりやすい動きが出てくるはずなので。そのために打ち込みをやって、スパーリングで確認しています。」

シングルやダブルに入られたときに、どう対応するか。何をやるかが決まっているので、それ以外の動きはしない。そうしていると自分でもなぜか分からないのですが、バランスが良くなっているように感じます」

――今日も原口伸選手のバックを正対していました。

「アレはたまたまです(笑)」

――ハハハハ。一つのスタイルを究めた強さが、本当に木村選手からは感じられます。では大阪でどのような試合をしたいのか、教えていただけますか。

「KOしか狙っていないです。判定は最初から考えていないので、試合が始まったら――相手の動きを研究して、一瞬にして落とす。それだけです。面白い試合をしていればチャンスが広がってくると思いますし、勝ち負けよりもまずは会場を沸かせる試合をしていきたいと思います」

■視聴方法(予定)
5月5日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■GLADIATOR026対戦カード

<バンタム級/5分3R>
竹本啓哉:61.7キロ→61.65キロ
デッチプール:60.6キロ

<フライ級/5分3R>
山上幹臣:56.65キロ
今井健斗:57.1キロ

<フェザー級/5分3R>
中川晧貴:65.85キロ
水野翔:66.1キロ

<68キロ契約/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス:68.35キロ
パク・サンヒョン:68.25キロ

<PROGRESフォークスタイルグラップリング64.4キロ契約/5分2R>
上田祐起:64.4キロ
江木伸成:61.75キロ

<フェザー級/5分2R>
木村柊也:66.15キロ
塩津良介:64.95キロ

<バンタム級/5分2R>
南友之輔:61.4キロ
秋田良隆:61.25キロ

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠:57.15キロ
田中義基:56.85キロ

<ライト級/5分2R>
磯嶋祥蔵:70.4キロ
都市弦介:70.25キロ

<フライ級/5分2R>
大月宣樹:60.65キロ
カーヴィ:60.55キロ

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ:60.0キロ
小見山瞬:61.35キロ

<フライ級/5分1R>
伊藤琥大郎:56.4キロ
塩谷尚也:56.0キロ

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45 AB F1 Gladiator Gladiator026 MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC YouTube アドニス・セビジェーノ ダギースレン・チャグナードルジ チハヤフル・ズッキーニョス チャンネル デッチプール パク・サンヒョン 上田祐起 今井健斗 南友之輔 山上幹臣 木村柊也 水野翔 江木伸成 河名マスト 石田拓穂 竹本啓哉

【Gladiator026】キム・サンヒョン戦へ。チハヤフル・ズッキーニョス「グラジのフェザー級を引っ張る」

【写真】丁寧な……丁寧すぎる受け答えに、なぜかMIBUROの狂気が感じられるズッキーニョスでした(C)MMAPLANET

明日6日(日)に豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR026でパク・サンヒョンと戦うチハヤフル・ズッキーニョス。
Text by Manabu Takashima

Road to UFCに進んだフェザー級チャンピオン河名マストへのリベンジを誓うなかで、チーム・ラカイのアドニス・セビジェーノ戦が中止となり、急遽パク・サンヒョンと戦うこととなった。グラジがアジアのフィーダーショー化を目指すなか、ズッキーニョスはモンゴルのダギースレン・チャグナードルジと戦い、前出した河名、さらにハンセン怜雄、石田拓穂ら国内勢との戦いで確実に力をつけてきた。

今後のフェザー級戦線でさらなる活躍が期待されるズッキーニョスにパク・サンヒョン戦に向けての意気込みを尋ねた。

――対戦相手の変更はいつ頃にズッキーニョス選手の耳に届いたのですか。

「水曜日に聞きました。ただ、その時にもうパク・サンヒョン選手になるかもしれないという話で、決定したと聞いたのは2日前でした」

――アドニス・セビジェーノ対策を続けていたと思いますが、ファイトウィークに対戦相手が変更されたときの想いは?

「残念……『マジか』と思いました。でも、パク選手のことを調べて動画も一通り見ました。良い選手ですし、セビジェーノ選手と体格は違いますが、打撃の感じとか対策してきたことはまぁまぁ生きそうだと思いました」

――68キロ契約、500グラムオーバーまでOKと体重も変わりました。

「それはパク選手になるかもしれないという時点で、セビジェーノ選手と戦っても体重は68キロのキャッチウェイトになるということでした。パク選手も以前にフェザー級で戦っていましたし、直前でも試合を受けてくれたことはそれだけ練習をしていたのだと思います。キャッチウェイトに関して、僕もフェザー級のリミットまで落とさないで構わないので、減量が楽になりました」

――そんなズッキーニョス選手ですが、河名マスト選手がRoad to UFC行きを決めました。そこについて、どのように思っていますか。

「マイクでリベンジをしたいと言わせてもらって、それは本心でした。ただ河名選手はRoad to UFCで戦いたいとずっと言っていて、そのチャンスを掴めたことは素直に良かったなぁと思っています。先日、彼が奈良でレスリングのワンマッチをするということで見に行って、その時に少しお話もできて『ぶっちぎりで優勝してください』と伝えました」

――では今後グラジのフェザー級戦線で戦ううえで、今大会で国際戦が組まれたことに関しては、どのように思っていますか。

「今のところ、グラジのフェザー級の日本人は何人かしかいないわけですが、今回出ている中川選手、それに木村柊也選手が継続参戦してくれば絶対にやらないといけないだろうし。まずグラジのフェザー級は自分が引っ張っていく気持ちでいます。やっぱりグラジのベルトは欲しいです。それは河名マストが巻いていたベルトであるわけで(笑)。そこは巻きたいと思っています」

――グラジがアジアのフィーダーショーを目指し始めた昨年から、ズッキーニョス選手はグラジで戦い続けていますが。定期的に試合が組まれるとコンディションを創りやすいなど利点はありますか。

「グラジエイターから毎回オファーを頂けているので、凄くありがたいです。僕も今が一番試合をしたい時期で、外国人選手との試合もやっぱり興味がありますし、そこをどんどん経験できることは嬉しいという気持ちです」

――今後ベルトの所在は不明ですが、ベルトに向けての戦いが再開されることを考えるとどのような試合をしたいと思っていますか。

「本当に急遽受けてくれた相手で、もちろん勝ちには行きます。パク選手のスタイルですが、今時珍しいアップライトで綺麗な打撃を使います。そんな彼の良さも受け止めて戦いたいなと」

――そんなリスキーなことを?

「アハハハハ。短期決戦で突っ込んでくるかもしれない。そこは警戒していますが、本来の戦い方は丁寧に創ってくるタイプの選手なので。そこでガッと来た時に吞まれないようにして、彼の本来のペースに落ち着かせてから攻略したいと考えています。僕の彼に対する強みは組みになるのですが、そこはしっかりと差を見せて勝ちたいと思っています」

――モンゴルから、そろそろダギースレン・チャグナードルジがグラジに戻ってくるというような話も伝わってきます。

「それは楽しみです。チャンスがあればリベンジしたいですし、今戦えば彼が強くなっていても勝つ自信があります。それとダギースレンと他の選手の試合も見たいですよね。ハンセン怜雄選手とか、ダギースレンと手の合う選手は多いかと思います。いや、またグラジに戻ってきた欲しいです」

■視聴方法(予定)
5月5日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■GLADIATOR026対戦カード

<バンタム級/5分3R>
竹本啓哉:61.7キロ→61.65キロ
デッチプール:60.6キロ

<フライ級/5分3R>
山上幹臣:56.65キロ
今井健斗:57.1キロ

<フェザー級/5分3R>
中川晧貴:65.85キロ
水野翔:66.1キロ

<68キロ契約/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス:68.35キロ
パク・サンヒョン:68.25キロ

<PROGRESフォークスタイルグラップリング64.4キロ契約/5分2R>
上田祐起:64.4キロ
江木伸成:61.75キロ

<フェザー級/5分2R>
木村柊也:66.15キロ
塩津良介:64.95キロ

<バンタム級/5分2R>
南友之輔:61.4キロ
秋田良隆:61.25キロ

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠:57.15キロ
田中義基:56.85キロ

<ライト級/5分2R>
磯嶋祥蔵:70.4キロ
都市弦介:70.25キロ

<フライ級/5分2R>
大月宣樹:60.65キロ
カーヴィ:60.55キロ

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ:60.0キロ
小見山瞬:61.35キロ

<フライ級/5分1R>
伊藤琥大郎:56.4キロ
塩谷尚也:56.0キロ

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45 AB Bloom FC01 F1 Gladiator Gladiator026 Grachan MMA MMAPLANET NavE o YouTube   アドニス・セビジェーノ オトゴンバートル・ボルドバートル チハヤフル・ズッキーニョス チャンネル デッチプール パク・サンヒョン ライカ 上田祐起 今井健斗 修斗 南友之輔 國頭武 山上幹臣 木村柊也 水野翔 江木伸成 竹本啓哉

【Gladiator026】計量終了 ズッキーニョスの相手がセビジェーノからパク・サンヒョンに変更

【写真】中川×水野、プログレス=上田×江木、木村&南のBRAVEゴールデンルーキー勢、この辺りのメンツの試合を楽しめると――よりグラジが面白くなる(C)MMAPLANET

明日6日(日)に豊中市の176BOXで開催されるGLADIATOR026の計量が同地のSMOKER GYMで行われた。
Text by Manabu Takashima

今大会ではメインでフライ級王座決定戦としてNavE×オトゴンバートル・ボルドバートルの一戦が組まれていたが、前者の負傷で7月7日大会に延期されている。そしてチハヤフル・ズッキーニヨスと対戦予定だったアドニス・セビジェーノが諸事情で来日できず、韓国のパク・サンヒョンと68キロ契約で対戦することに。

パク・サンヒョンは昨年11月のBloom FC01で持田哲兵を多彩な打撃で下したキャリア8勝5敗のストライカーだ。4月にRing Championshipのバンタム級トーナメント準々決勝で國頭武と戦うことが決まっていたが、減量中に倒れて病院に搬送されていた。

そのパク・サンヒョンは、アドニスが来日できないケースを想定してバックアップファイターとして主宰者が交渉を行い、試合がないケースもあるという状況下でこの一戦に向け調整してきたという。相当なハングリー精神を持ってグラジ初参戦となったパク・サンヒョン、ズッキーニョスと共に68キロ&500オーバーの契約体重戦のリミットをパスしている。


また9年5カ月ぶりの減益復帰となる山上幹臣は膚艶も良く、声が枯れるようなこともなく56.65キロで、これまた9年5カ月ぶりの計量をパスしている。

2月のGrachan大阪大会で計量失敗し、TKO勝ちもノーコンテストという結果になった南友之輔は大阪の自宅でしっかりと体重を落とし、BRAVEの同門&スーパールーキーコンビの木村柊也と共に滞りなく計量を終えた。

この他、日本人フェザー級サバイバル対決に臨む中川晧貴&水野翔の両者、フォークスタイルグラップリング対戦する上田祐起と江木伸成らも問題なく、明日の戦いに挑むこととなった。

そんななかメインでタイから来日したデッチプールと戦うバンタム級チャンピオン竹本啓哉は1度目の計量で50グラムをオーバーし、再計量パス日本記録を持つという異名通り――再計量で帳尻を合わせている。

しかし、第2試合のバンタム級でカーヴィと対戦予定だった新地魁夢は67.35キロと、リミットを6キロ上回る体重で即失格に。コブラ会の同門で計量に同行していた大月宣樹が、「アマ修斗出場に向けて、しっかり練習を積んでいる」と三島☆ド根性ノ助コブラ代表の判断もあり、試合前日にカーヴィとの対戦を承諾、計量も60.65キロで終えている。

■視聴方法(予定)
5月5日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■GLADIATOR026計量結果

<バンタム級/5分3R>
竹本啓哉:61.7キロ→61.65キロ
デッチプール:60.6キロ

<フライ級/5分3R>
山上幹臣:56.65キロ
今井健斗:57.1キロ

<フェザー級/5分3R>
中川晧貴:65.85キロ
水野翔:66.1キロ

<68キロ契約/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス:68.35キロ
パク・サンヒョン:68.25キロ

<PROGRESフォークスタイルグラップリング64.4キロ契約/5分2R>
上田祐起:64.4キロ
江木伸成:61.75キロ

<フェザー級/5分2R>
木村柊也:66.15キロ
塩津良介:64.95キロ

<バンタム級/5分2R>
南友之輔:61.4キロ
秋田良隆:61.25キロ

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠:57.15キロ
田中義基:56.85キロ

<ライト級/5分2R>
磯嶋祥蔵:70.4キロ
都市弦介:70.25キロ

<フライ級/5分2R>
大月宣樹:60.65キロ
カーヴィ:60.55キロ

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ:60.0キロ
小見山瞬:61.35キロ

<フライ級/5分1R>
伊藤琥大郎:56.4キロ
塩谷尚也:56.0キロ

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【Gladiator026】竹本啓哉と対戦、微笑みの国のMMAファイター=デッチプール「柔術も茶帯を巻く」

【写真】前田吉朗率いるエンカウンターで今朝も調整していたというデッチプール。リングネームの由来は言わずもがな(C)THE 1 TV

5日(日)、大阪府豊中市の176boxでGLADIATOR026のメインで、グラジに初めてタイ人MMAファイターが来日──デッチプールが、バンタム級チャンピオンの竹本啓哉と対戦する。
Text by Manabu Takashima

キャリアは8勝5敗、2年5カ月振りのMMAを日本で戦うデッチャディン・ソーンシリスパティンことデッチプールはプロボクシングの経験があり、ムエタイでも27勝3敗の戦績を残している。それでいてブラジリアン柔術の茶帯を巻くというデッチ──微笑みの国のMMAファイター=デッチプールに話を訊いた。


──今、大阪のホテルに到着したばかりだそうですね(※取材は2日に行われた)。お疲れのところ、ありがとうございます。

「とにかく凄くエキサイトしているよ。バンタム級のチャンピオンと試合ができることが嬉しい。疲れはないし、体重も問題ない。ただ、大阪は寒いね」

──えっ、もう初夏の陽気かと思うんですが。

「今、バンコクは40度以上あるから夜の大阪は少し寒く感じたよ。だからダウンを脱ぐことができない(笑)」

──40度以上、いやぁゾッとします。

「アハハハハ。とにかくGLADIATORからMMAルールで戦う機会を貰えて嬉しい。日本でMMAを戦うのは初めてだし、凄く楽しみなんだ。この試合をきっかけに、もっと日本で戦えるようになりたいと思っている」

──デッチは昨年、結果は望ましいモノではなかったかと思いますが、日本でボクシングの試合を2度戦っています。日本にはどのような印象を持ちましたか。

「MMAの試合機会がタイでもなかなかなくて、そんな時にボクシングとはいえ2度も日本で戦うことができて凄く良い経験になった。それにタイ以外で試合経験を積みたいと思っていたから、ボクシングだろうが日本で戦えて良かったよ」

──ボクシング、ムエタイ、MMA。現状、デッチはどのスタイルに一番自信を持っているのでしょうか。

「MMAだよ(笑)。だって打撃だけでなく、レスリングもグラウンドファイトも許されているんだから。MMAを最後に戦ったのは2年5カ月も前だ。でも、この間にグラップリングのトレーニングを徹底的に積んできた。柔術も茶帯を巻くようになった。僕のグラップリングは、当時と比べると比較にならないほど良くなっているよ」

──では改めて竹本選手の印象を聞かせてください。

「グラップリングが強いね。本当に強いと思う。彼のことを凄く尊敬しているよ」

──ムエタイの経験が30戦あるデッチですから、自分達はどうしても首相撲を期待してしまいます。

「う~ん、それは試合の流れによるよ。距離とタイミング、そこが合致すれば首相撲もそうだし、ヒザもヒジも使える。レスリングの攻防から、首相撲にスイッチできるし、そのままレスリングで戦うこともある。

当然、タケモトはムエタイを研究してボディロックには来ないだろう。ダブルレッグかシングルレッグ……特にシングルレッグだろうね、彼が狙ってくるのは。でも、僕は本当にレスリングをやってきたから、自分のMMAに自信が持てるようになったんだ。

今回の試合ではKOを見せたい。ムエタイはタイの国技だからね。やっぱり自分の国の格闘術で、タケモトを仕留めたい。さっきも言ったようにタケモトはチャンピオンだ。今回はノンタイトル戦だけど、ここで勝てばチャンピオンへの道が明確になる。

日曜日は日本のファンが、恋に落ちるような試合をしたい。僕とタケモトの試合を楽しんで、できれば僕のサポートもしてほしい(笑)」

■視聴方法(予定)
5月5日(日)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■GLADIATOR026対戦カード

<バンタム級/5分3R>
竹本啓哉(日本)
デッチプール(タイ)

<フライ級/5分3R>
山上幹臣(日本)
今井健斗(日本)

<フェザー級/5分3R>
中川晧貴(日本)
水野翔(日本)

<68キロ契約/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
パク・サンヒョン(韓国)

<PROGRESフォークスタイルグラップリング64.4キロ契約/5分2R>
上田祐起(日本)
江木伸成(日本)

<フェザー級/5分2R>
木村柊(日本)
塩津良介(日本)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
秋田良隆(日本)

<フライ級/5分2R>
古賀珠楠(日本)
田中義基(日本)

<ライト級/5分2R>
磯嶋祥蔵(日本)
都市弦介(日本)

<フライ級/5分2R>
新地魁夢(日本)
カーヴィ(日本)

<バンタム級/5分2R>
ルキヤ(日本)
小見山瞬(日本)

<フライ級/5分1R>
伊藤琥大郎(日本)
塩谷尚也(日本)

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Bloom FC01 MMA MMAPLANET o ブログ 上田祐起 原田惟紘

【Bloom FC01】5年ぶりの試合で原田が上田をドミネイト。TD&トップキープでフルマークの判定勝ち

【写真】原田が地元・福岡で寝技の強さを見せつけた(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
原田惟紘(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
上田祐起(日本)

サウスポーの植田が右ジャブを突いて前に出る。原田はインローを連打し、右ストレートを伸ばしながら組みついた。さらに左腕を差し上げて、ボディロックからテイクダウンを奪う。フックされた左足を超えた原田は、右腕を枕にしてハーフガードの上田を抑え込む。右ヒジを落とした原田がパスを狙うと、上田はケージ際へ。しかし原田が再び背中を着かせ、ケージから離れてヒジを落とす。

上田がハーフから潜るも、原田が右ヒジを連打した。後頭部にヒジが当たったことで原田が口頭注意を受け、スタンドで試合が再開される。上田は左ストレートを伸ばす。上田はスイッチしながら組むチャンスをうかがう。残り30秒、ダブルレッグで組みついた原田が左腕を差し上げてケージに押し込んでいった。

2R、上田が右ジャブから左ローを散らす。原田の右インローを受けた上田がバランスを崩した。続いて原田が右インローを連打すると、上田の右足が流れるように。ケージを背にしながら組んだ原田が上田を押し込んでいく。左腕を差し上げ、ボディロックから後ろに引き倒した原田に対し、上田はハーフガードを取る。右ヒジを落とし、上田の潜りを潰した原田がパスに成功した。サイドポジションからノースサウスを狙う原田の左腕を、上田が両足で挟んでいる。原田は右ヒジで削りながらトップをキープした。

最終回、原田が右ミドルからダブルレッグでテイクダウンを奪った。ケージまで下がる上田をボディロックで抱えるが、上田が立ち上がった。原田はウィザーで耐える上田をボディロックで再びグラウンドに引きずりこむ。ケージ中央で抑え込んだ原田が肩固めへ。

上田の左側へパスして絞め上げるも、上田が逆側へ反転する。原田はその動きに合わせてバックに回り、四の字フックで固める。正対しながら立ち上がった上田を逃さず、ケージに押し込んだ原田はヒザ蹴りをボディに受けつつダブルレッグでテイクダウンする。上田がネルソンからリバーサルしたところで試合終了のホーンが鳴った。

裁定は文句なくフルマークで原田の勝利。「コロナ禍で試合が流れ、本当に久しぶりでした。次は自分のチームメイトである上田将年選手が国際戦に挑みます。変わらず応援のほど宜しくお願いします!」とメッセージを送った。


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