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【Special】月刊、大沢ケンジのこの一番:1月:ケイター✖チカゼからの上久保周哉×ウォーセン

【写真】結果で期待値を上げてきた。立派なプロフェッショナルだ (C) ONE

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、大沢ケンジ氏が選んだ2022 年1月の一番は15日に行われたカルヴィン・ケイター×ギガ・チカゼ戦からの──14日のONE125「で行われた上久保周哉×トロイ・ウォーセンについて語らおう。

<月刊、大沢ケンジのこの一番:1月:ケイターラ✖チカゼはコチラから>


──おお!! カルヴィン・ケイター×ギガ・チカゼ戦から急にシフトチェンジして、上久保周哉選手とトロイ・ウォーセンの試合ですか。

「ハイ。だって上久保選手、めっちゃ良くなかったですか」

──素晴らしかったです。

「上久保選手の試合を見て四の字フックの外し方とか、あとバックから足を一本フックしての片方の足を伸ばして相手の足を制する形……僕らはシングルロックと呼ぶようにしているんですけど、バックに回られて厳しい態勢になった時の解除の仕方が、もう目から鱗でした。

トロイ・ウォーセンが強かったからこそ、上久保選手の凄さが伝わってきました。解説をしていて、バックを取られてもエスケープしたところを見て、『あっ、もう行けるな。大丈夫だな』と分かりました。

それこそ上久保選手の組み技って、自分のペースでマラソンを走っているから最後まで疲れない。もう少し無理して、力を使えばポジションを明確に取れるという時も動かないです。ずっと自分のペースを守る。多少動けばいけるけど、いかずに相手を動かせる」

──まさに永久寝技地獄だと。

「そうするためにペースを守っている。途轍もないことをしていますよ。ウォーセンを相手にアレをやる。ペースを変えずにあれができるのは、本当に自信があるから。自信があるということは、度胸と同じですからね」

──大沢さんのなかで上久保選手評がグンと上がりましたね。

「リネケルだっていけるんじゃないかと。いや、分からないですよ……打撃でボコられる可能性は全然あります。だけど片足にしがみつけばなんとかなるんじゃないかと。足を止めて前に出てくる相手だと、しがみつくことはできるだろうし。

そこから上久保のやりたいところに持ち込めば……しがみつくことができればイケるんじゃないかと思って。ウォーセン相手にアレができるなら、リネケルもイケる。そう思いましたね」

──今回が契約の最終試合。契約を更新するのか、新天地を求めるのか気になる上久保選手です。

「どうなるんでしょうね。UFCのバンタム級はもう強烈な階級ですけど、上久保選手がチャレンジするのも見たいですよね」

──そこだと思うんです、プロに必要なのは。第3者に『見たい』と期待されること。上久保選手は大沢さんがUFCで戦うところを見たいと期待されるようになった、それがプロの価値ではないかと。

「片足を掴めば、あの異常な世界でも何かできるのかもしれない。そう思っちゃいますよね。僕は正直、上久保選手を軽視していたところがありました。でも、もう違います。UFC……その前にリネケルをやっつけるところが見たいですね。

上久保選手ってボスを倒さずに、次の面にいくっていうパターンだったじゃないですか(笑)。アマ、パンクラス、ONEときて。ここで更新せずにステップアップすれば、ボスを倒さずに上に行っちゃっているぞ、って」

──パンクラスからONEに戦場を移したのも色々な背景がありましたし、海外でより良い条件で戦えるなら良いじゃないですか。

「でも、ONEではしっかりとボスを倒していけよって」

──そうすると契約で縛られてしまうじゃないですか。UFCを目指しているなら、チャンスさえあればここでダイブして然りで。そうでなくてもUFCを目指すなら、契約で縛られない場所を選択するのもありかと思います。

「これは僕の感覚ですけど、人知れず戦っていると何人かにしか評価されない。そんな人生って可哀そうな気がして。上久保選手が北米のLFAとかにいったとして……やったことは凄くても、何人に評価されるんだって。それだったらONEのように評価されるところ、勝った時に皆が神輿を担いでくれるところで戦った方が今後の人生にプラスになるんじゃないかと思います」

──でも、あの試合でパフォーマンスのボーナスがもらえなかったですよ。そういう場所だと考えられないですか。

「それでも勝てばタイトル戦に手が届くし。僕はONEでタイトルを取って、次に進んで行って欲しいですけどね」

──つまり、それだけの期待される存在になったということですね。

「今回の試合は本当に皆に見てほしいし、知ってもらいたいです。グラップリングで支配する試合で、上久保選手は殴られることへの耐久性もありそうです。長所がはっきりしていて、そこをしつこく全うできる。返されても、取り返す。自分のペースでない時も粘ることができるので楽しみです。

組むなら上等だって感じで、自分の強いところをぶつけて。切られても、どんどん出て泥臭いことができます。だからこそ、リネケルは上久保選手の攻撃を切れないのではないかと。最初は力で切れそうなところまでいっても、上久保選手がチューイングガムみたいひっついて。切っても、切りきれない。それを繰り返しているうちに、下になる。そんな感じになれるんじゃないかなって……期待しています」

──ではそのリネケルがビビアーノ・フェルナンデスに挑戦する試合がどうなるのか。

「そこですよ。40歳で2年以上も試合をしていないビビアーノに対し、リネケルはコンスタントに試合をしてきてUFCで組みの強い選手とも戦ってきました。

そうやって考えると、ビビアーノの寝技は……いやぁ、やっぱり上手いですね。ただ上久保選手と違って、自分からどんどん動くから疲れる可能性もありますよね。上久保選手は穴を掘って、落ちるのを待っていますが、ビビアーノは自分から落としにいくので、自分で穴に落ちることもある。

リネケルに対しては、ビビアーノよりも上久保選手の方が組みの相性が良いかと思います。ビビアーノはスパッと切れ味の鋭い日本刀で、上久保選手は折れない棍棒で、ずっと叩きつけるような。海辺でも錆びない耐久性があるから、ずっと勝負できますからね。いや上久保選手、良いですよ」

■放送予定
2月11日(金・日本時間)
午後7時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時00分~ONE Super App

■対戦カード

<ONE暫定キックボクシング・ヘビー級王座決定戦/3分5R>
アナトリ―・マリキン(ロシア)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ムエタイ・フライ級/5分3R>
ジョナサン・ハガティー(英国)
モンコルペット・ペッティンディーアカデミー(タイ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
マーク・アベラルド(ニュージーランド)

<53.5キロ契約/3分3R>
山口V.V芽生(日本)
ジヒン・ラズワン(マレーシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)
ウ・ソンフン(韓国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク(タイ)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ヘビー級(※65.8キロ)/5分3R>
ダスティン・ジェインソン(カナダ)
ウゴ・クーニャ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
リン・ホーチン(中国)
ビー・ニューイェン(米国)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
トーマス・ナルモ(ノルウェー)
オーディー・ディレイニー(米国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
スノト(タイ)
ティオル・タン(米国)

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【RIZIN TRIGGER02】流離いのMMAファイター、吉野光─01─「昔からブリッジで返すのは得意なんです」

【写真】これが吉野返しだ (C)MMAPLANET

23日(水・祝)、静岡県袋井市のエコパアリーナで開催されるRIZIN TRIGGER02で、吉野光が遠藤大翼と対戦する。

吉野といえば強力なテイクダウン力を武器に、HEAT、グラジエーター、デモリッション、P4Pと様々なプロモーションを渡り歩き、2019年末からはONE Warrior Seriesに参戦していた。そしてRoad to ONE、DEEPでの試合を経て決まった、今回のRIZIN TRIGGER出場に何を思うのか。

インタビュー前編では、そんな吉野のテイクダウン力と、野瀬翔平戦で見せたテッポウ返しについて訊いた。


――RIZIN TRIGGERへの出場が発表されましたが、これまでフリーランスとして活動していた吉野選手の所属がALMA FIGHT GYM LIFE(以下、AFGLIFE)となっています。AFGLIFEといえば、昨年11月28日のTRIGGER1stにも出場したグラント・ボグダノフ選手が代表を務めているジムですよね。

「グラント君とは、もともとレアンドロ・クサノ先生のアカデミーで一緒に練習していたんですけど、彼が去年の9月に東京でジムをオープンしたんですよね。僕も去年から東京で練習していて、今回のTRIGGERの試合から正式にAFGLIFE所属になりました」

――地元の愛知県から東京に出てきて、何か変化はありましたか。

「自分のファイトスタイルが変わることはないんですけど、強い人たちと一緒に練習できることは、すごく大きいです。MMAもキックボクシングも、そして柔術に関しても自分の幅が広がったと思います」

――現在はどのようなメンバーと練習しているのでしょうか。

「MMAは上久保周哉選手、和田竜光選手、石井逸人選手ですね。キックボクシングはONEとK-1に出ているMOMOTARO選手や、KNOCKOUTに出ている般若HASHIMOTO選手と一緒に練習しています。あとグラップリングはIGLOOの人たちがAFGLIFEに来てくれて、強い人たちと練習できています」

――吉野選手は2019年からONEウォリアー・シリーズ(以下、WS)に出場し、ONE出場を目指していたかと思います。その吉野選手がRIZIN TRIGGER出場を選択したことは、少し意外でした。

「僕はもともと海外志向で、WS出場のチャンスを頂いてからはONEで活躍したいと思っていました。でもWSが開催されなくなり、契約期間も終わって、どうしようかなと路頭に迷っていたんです」

――2020年は試合に出場することなく、昨年2月にRoad to ONEで野瀬翔平選手に判定勝ち。続く7月のDEEPでは原虎徹選手を判定で下しています。

「自分のモチベーションが上がる大会を求めていた時期でした。あの頃はRIZINに出るという考えはなくて、とにかく強くなりたい、技術を突き詰めていきたい。いつでも試合のオファーが来たら出られるように一生懸命やろう、今はレベルアップの時期だ、と思って練習していました」

――そんななかでTRIGGERに出場することになりました。このオファーが届いた時、どのように感じましたか。

「正直、嬉しかったです。RIZINは大きな大会じゃないですか。実は以前から『格闘技ならRIZINに出ないの?』とか、友人から聞かれることがあったんですよ」

――結果、RIZIN系大会であるTRIGGER出場が決まり、友人たちは……。

「凄い、凄いねって言われました。SNSでタグづけしてくれたり、記事を拡散してくれたりして……これはしっかり結果を出さないといけないなって思いました」

――なるほど。吉野選手といえば、テイクダウンの強さが際立っています。さらに野瀬戦では相手のテイクダウンに対して小内刈りで切り返したり、背中を着かされながらブリッジで返して立ち上がるといったスクランブルの強さも見せました。

「野瀬戦は、自分にとって大きな自信になりました。今までで一番苦しかった試合ですね」

――どのような点が苦しかったのでしょうか。

「とにかく相手に抑え込まれたりすることがないよう、動き続けたんです。打撃をもらったり、ギロチンも苦しかったりしましたけど、とにかく頑張って攻め続けることができました」

――特にブリッジで返し続けるのは、見ている側も驚かされるばかりでした。

「アハハハ、そうですか。昔からブリッジで返すのは得意なんです。自分では勝手に“吉野返し”と呼んでいるんですけど(笑)」

――吉野返し!

「傍から見ると、単に力で返しているように思われるかもしれないんですけど、あのサイドポジションから返す技は柔道時代から得意なんですよ。高校時代は柔道で100キロの選手と練習させられることが多くて。寝技で抑え込まれ、苦しくてもがきながら……息ができずに失神することもあるぐらいでした」

――えっ……。

「その状態から返したり、抜け出すことを考えて練習していました。おかげでMMAを始めてからブリッジも強くて。あのブリッジ返しには、そんな時代の練習が活きているんだと思います。

野瀬選手と対戦した時は、体が勝手に反応しましたね。もちろん、わざと体勢を作らせておいて吉野返しを狙う時もあるんですけど、あの試合では体が勝手に反応しました」

――まさにスクランブルの強さが求められる現代MMAで必要な技術ですよね。今は誰が相手でも吉野返しを決める自信がありますか。

「いえ、そうとは言い切れないです……普段練習している人たちは、もう分かっていますし。でも初見の人には8割がた決まります。相手がウェルター級の選手であっても」

<この項、続く>

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F1 ONE ONE Championship   エリピツア・シレガー キック ザイード・イザガクマエフ ティファニー・テオ ボクシング 三浦彩佳 上久保周哉 仙三

『ONE: Heavy Hitters』試合結果/ハイライト動画/仙三らが5万ドルのボーナス

【ONE】ジンナンが三浦彩佳の投げを完封、6度目防衛。仙三がKO勝ち、“永久寝技地獄”上久保周哉はONE6連勝! ハビブの練習パートナーのイザガクマエフが一本勝ちで「キル・アオキ」と対戦要求(ゴング格闘技)
▼第8試合 ONE世界女子ストロー級(※56.7kg)タイトルマッチ 5分5R
〇ション・ジンナン(中国)56.40kg, 1.0018
[判定3-0]
×三浦彩佳(日本)56.45kg, 1.0160
※ジンナンが6度目防衛に成功

▼第7試合 ムエタイ キャッチウェイト66.45kg 3分3R
×セーマペッチ・フェアテックス(タイ)65.65kg, 1.0087
[1R KO]
○タワンチャイ・PK・センチャイムエタイジム(タイ)66.45kg, 1.0214

▼第6試合 ONEライト級 5分3R
×ジェームズ・ナカシマ(米国)76.25kg, 1.0124
[2R 2分17秒 ダースチョーク]
〇ザイード・イザガクマエフ(ロシア)76.80kg, 1.0018

▼第5試合 ストロー級 ムエタイ 3分3R
○スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)56.65kg, 1.0120
[判定2-1]
×エカテリーナ・ヴァンダリーバ(ベラルーシ)56.70kg, 1.0132

▼第4試合 ストロー級 5分3R
〇池田仙三(日本)56.35kg, 1.0191
[3R 2分00秒 KO] ※左ボディ
×エリピツア・シレガー(インドネシア)56.30kg, 1.0031

▼第3試合 ライトヘビー級 キックボクシング 3分3R
×ベイブラット・イスアエフ(ロシア)96.10kg, 1.0136
[1R 0分31秒 KO]※左フック
○ヤニス・ストフォリディス(ギリシャ)101.80kg, 1.0083

▼第2試合 ストロー級 5分3R
〇ティファニー・テオ(シンガポール)56.30kg, 1.0014
[2R 3分45秒 リアネイキドチョーク]
×メン・ボー(中国)56.70kg, 1.0083

▼第1試合 バンタム級 5分3R
〇上久保周哉(日本)64.90kg, 1.0014
[3R 4分36秒 リアネイキドチョーク]
×トロイ・ウォーゼン(米国)65.80kg, 1.0207

 ONE Championshipが1月14日にシンガポール・インドアスタジアムで開催した『ONE: Heavy Hitters』の試合結果。メインイベントの女子ストロー級タイトルマッチはション・ジンナンが三浦彩佳に判定勝ち。仙三はエリピツア・シレガーに3R KO勝ち、上久保周哉はトロイ・ウォーゼンに3Rリアネイキッドチョークで勝利しています。


 エカテリーナ・ヴァンダリーバ、仙三、ザイード・イザガクマエフが5万ドルのボーナスを獲得しています。


 ザイード・イザガクマエフ vs. ジェームズ・ナカシマ ハイライト動画。


 仙三 vs. エリピツア・シレガー ハイライト動画。


 上久保周哉 vs. トロイ・ウォーゼン ハイライト動画。続きを読む・・・
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ABEMA ONE エリピツア・シレガー 三浦彩佳 上久保周哉 仙三 岡見勇信

【ONE】速報中!ONE: HEAVY HITTERS ジンナン×三浦彩佳

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2022年のONEは新年早々豪華絢爛。メインではション・ジンナン×三浦彩佳のONE世界女子ストロー級タイトルマッチ。さらに池田仙三、上久保周哉と日本人選手が大挙出場。岡見勇信の出場はスライドになったものの、日本のファンにとってはたまらないラインナップが並びました。ONE様様、ABEMA様様。今宵もABEMAの中継を見つつ、電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第4試合 ストロー級】
○仙三
(3R TKO)
×エリピツア・シレガー
1R、ノーガードでプレッシャーをかける仙三。トリッキーな動きからパンチを繰り出す。睨み合いがしばらく続くとシレガーがタックル。仙三はこれを切る。しかしその後もしつこいシレガーはタックル。組み付いてケージに押し込む。3度目のトライでついにテイクダウンに成功。サイドを奪取。仙三の頭部に膝を入れる。脱出した仙三だがシレガーはすぐにタックルでテイクダウン。シレガーが優勢でラウンド終了。
2R、序盤はスタンドの展開。仙三が打撃を集中させて攻勢に出るがシレガーはタックルでテイクダウンに成功。しかし仙三はすぐに脱出。するとシレガーはスタミナが切れたかやや動きが止まる。仙三はチャンスだったがシレガーはタックルでテイクダウン。サイドを奪うと肘で削る。一瞬の隙をついてバックに回るとチョーク!しかし仙三は奇跡的に脱出。スタンドでプレッシャーをかける仙三はアッパーを放つもこれがローブロー。試合は中断。再開後はスタンドで仙三が前に出るが大きな展開なくラウンドを終えた。
3R、シレガーのしつこいタックルを切った仙三。スタンドに戻ると左ボディを多用。これが蓄積するとシレガーは露骨に嫌がる。さらに仙三は左ボディを蓄積。するとシレガーは後退し戦意喪失。レフェリーが試合を止めた!仙三が快勝です!
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【ONE Heavy Hitters】上久保周哉、米国レスラーに組み勝ち──最後はRNCで価値ある一本勝ち!!

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
上久保周哉(日本)
Def.3R4分36秒by RNC
トロイ・ウォーセン(米国)

ウォーセンが左ハイ、上久保は右を振るってシングルレッグへ。両足でウォーセンの右足を挟み、右で顔面を殴る上久保は、キムラクラッチで崩しに来たウォーセンをケージに押し込みアンクルピッグで尻もちをつかせる。キムラを外したウォーセンはスイッチでバックを伺う。

上久保は足首をコントロールされ、サイドバックを許す。落ち着いて頭を入れ、ダブルに取った上久保はスイッチを許さずウォーセンに尻もちをつかせ、両足を挟んでいく。背中を見せたウォーセンに対し、一気にバックに乗った上久保だが、下に落とされスクランブルでバックを取られそうになる。

背中を譲った状態で、足首を掴んで頭を寄せてボディロックに取った上久保は自らの足を引いて足を挟んで殴る。ウォーセンも下になり切らず、殴っていくが──ここで上久保がしっかりと背中をつかせ、スクランブルでバックに飛び乗る。立ち上がったウォーセンを四の字ロックに捕えRNCを仕掛ける上久保は後方へのスラムにもバックを制し初回をリードした。

2R、スイッチしながら距離を詰める上久保に対し、ウォーセンは前蹴り。続く左ストレートに上久保がシングルを合わせる。がぶってバックに回ったウォーセンに後方へのエルボーからキムラを上久保が仕掛けるが、持ち上げられスラムされる。すぐにスタンドに戻った上久保は、アンクルピックでトップからバックを奪い返す。

逆側に回り、再び背中に飛び乗ろうとする上久保は、正対してレベルチェンジ。ダブルレッグでウォーセンを倒す。スイッチを許さず、両足を束ねた上久保はバックを伺うが、ウォーセンがここは許さず、シングルを切ってバックに回る。腿の裏をクラッチして、バックをキープするウォーセンを落とした上久保、ここで両者が立ち上がる。

ケージに押し込まれた上久保はヒザを打ち合い、ウォーセンがボディ打ちも離れた上久保がダブルレッグへ。最後に倒し時間となった。ほぼイコールのラウンド、トータルで争うONEジャッジだけに、上久保はリードを守っているか。

最終回、直ぐに組んでボディロックから崩していく上久保は、ウォーセンのシングルを潰して、下になりがら腕十字を狙う。腕を抜いたウォーセンは、バックを取り足をフックする。立ち上がった上久保だが、潰され腹ばいに。4の字フックのウォーセン、立ち上がった上久保は手首を掴んで絞めを許さない。

もう一度、寝技に持ち込んだウォーセンに対しスクランブルに持ち込んだ上久保が、ヒザを突き上げる。ウォーセンはシングル、キムラクラッチの上久保はバックを許すが、すぐに向き合う。離れた上久保は右を振るいシングル、ウォーセンは倒されながらギロチンへ。上久保は頭を抜いて上をしっかりと取る。ハーフのウォーセンを殴り、ヒザを入れた上久保は最後の1分でバックに回り──両足をフックする。尻をずらそうとしたウォーセンに後方からエルボーを入れ、ゲイブルクラッチでRNCを仕掛けた上久保がタップを奪い一本勝ち。組み技での選択肢を可能な限り増やす上久保が、北米系レスラーから非常に価値のある勝利を手にした。


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【ONE Heavy Hitters】ミアド戦を想い、仙三が語っていたこと─02─「この練習で自分が終わりになるかも」

【写真】相手が代わろうが、仙三の覚悟は同じだ(C)MMAPLANET

本日14日(金・現地時間)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Heavy Hittersでエリピツア・シレガーと戦う仙三。

ここでは試合の2日前に欠場が発表された当初の対戦相手だったが、ジェレミー・ミアド戦に向けて行った仙三インタビューの後編をお送りしたい。

対戦相手は変わろうが、仙三がどのような覚悟を持って、この日を迎えていたか。その日々に何も変わりはない。

<仙三インタビューPart.01はコチラから>


──一昨年の夏ごろ、パラエストラ柏で仙三選手が高校生だった鶴屋怜選手とのスパーで、肩から落とされてムッとしていたのが思い出されます。

「アハハハ。怜君とは……今回は相手がストライカーということもあってスパーはしていないです。ちょっとケガも怖いですし(笑)。怜君とかレスリングの強い人とやるのは良い練習になるので全然やりますが、対戦相手とはタイプが違うので今は控えています(笑)。そういう点で杉山君は打撃もキレーで寝技もできるので、仮想ミアドにはもってこいですね」

──サイズ的にミアドはリーチが長いでしょうか。

「デカいですね。身長は自分と同じぐらいですけど、リーチは自分より全然あります。距離が遠く、スピードがあって一発もあります。凄く良い選手です。寝技もできて、下から仕掛けてくるので。まぁ、打撃の展開になると思いますけど」

──スタンドでガンガン来る選手の方が戦いやすくないですか。日本では追いかけて戦うことが多かったと思いますが、ミアドは相性が良いかと。

「そうですね。相性は良いと思います。確実に盛り上がる試合になるはずです。どっちが勝つにしても、盛り上がる試合をします」

──水を差すようですが、盛り上がらなくても勝利が欲しいです。

「ハイ。正直、自分、いつでもいけるんで。いつでも勝負をかけることはできます。スピードがあるので、最初はしっかりと見るかと思いますが、いつでも前に出ます。そうやって一応は組み立てていくつもりですが、いざ試合が始まると……どうなるのか(笑)」

──仙三選手のディフェンス力は、ミアドより上だと思います。ミアドは当てるけど、当てられています。

「一発貰って、意識さえ飛ばなければ確実に自分が勝つと思っています。一発で失神させられない限りは。だからこそ最初ですね。手が長くスピードのある相手なので、入り方は大切になってきます。前半がポイントです。ミアドは1Rはメチャクチャ強い、2Rの前半ぐらいまで強いです。でも後半になると、自分のモノですね。前半に一発を貰って倒れないことです。そこだけを注意しています。その展開にならなければ、自分が勝ちます」

──仙三タイム、お願いします。

「ハイ。心を折ります」

──ONEストロー級は比較対象がない世界一の戦場です。遣り甲斐のある場だと思います。

「ONEのストロー級は世界一です。凄く強い選手が集まってきて、バケモノみたいな選手がいます。ジャレッド・ブルックス、ボカン・マスンヤネとか身体能力もバケモノだから、ああいう連中とやって勝ったら……世界一です。もちろん、チャンピオンのジョシュア・パシオも強いですが、自はあの2人の方がヤバイと思っているので、ああいう連中と戦っていきたいです」

──だからこそ、ここで落とすことはできないです。

「この試合に勝って、一番強いと思っている連中とやりたいです。バケモノのような連中を相手に自分がどこまでできるのか。やれるんじゃないかと、自分では思っています。今まで試合でどんなに強いヤツとやっても、『やられる』とかって、ビビッて引いたことは一度もないので。強いヤツの方が自分は力を発揮できると思うし、ああいう連中とやった方が面白いです。

直ぐに試合が組まれるよう……全力を出します。あの舞台に立つと……勝ち負けもありますが、勝ち負けよりあの舞台で試合を見てもらえるのも、もう……ないんじゃないかと思いながら練習してきました。

この練習で自分が終わりになるかもっていう覚悟を持って、1日1日をやってきました。試合当日、あの舞台に立って全てを出す……出せる確信があります。その全てを出せば、確実に盛り上がると思うので、ONEのファンの方たちや首脳陣、格闘技ファンの皆に楽しんでもらえると自分では思っています」

■視聴方法(予定)
1月14日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Super App

<ONE世界女子ストロー級(※キロ) 選手権試合/5分5R>
[王者] シィオン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者]三浦彩佳(日本)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ジェイムス・ナカシマ(米国)
ザイード・イサガクマエフ(ロシア)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<ストロー級 (※キロ)/5分3R>
仙三(日本)
エリピツア・シレガー(インドネシア)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ベイブラット・イサエフ(ロシア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
トロイ・ウォーセン(米国)
上久保周哉(日本)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ティファニー・テオ(シンガポール)
モン・ボー(中国)

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【ONE X】チャトリが明言。3月26日=ONE Xは2部制イベント。パート2は『アジア向け』PPV大会に

【写真】アンジェラは出産休暇前最後の試合も2部制、第1部のメインだった。果たしてスタンプとの世界戦は、どの位置で組まれるのか(C)MMAPLANET

14日(金・現地時間)、ONEのチャトリ・シットヨートンが自らのSNCで昨日、3月26日(土・同)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムでの開催を公表したONE Xに関して、イベント形式等を追加発表した。

ONE世界女子アトム級選手権試合=王者アンジェラ・リー×挑戦者スタンプ・フェアテックス、ONE世界フライ級選手権試合=王者アドリアーノ・モライシュ×チャレンジャー若松佑弥という2つの世界戦と、デメトリウス・ジョンソン×ロッタン・ジットムアンノンのミックスルールファイトの3試合がアナウンスされているONE10周年記念大会は、2部制になる。


チャトリの投稿によると、ONE Xは2019年10月19日に東京・両国国技館で開かれたONE100「Century」以来、ライブ中継として2度目の二本立てイベントとなる。

Part.01は世界150カ国以上へのライブ中継大会、Part02はアジア向けPPVライブイベントとチャトリは書き込んでいる。パート2をアジア向けと限定している点からも、パート1はアジア時間での土曜日の午前スタート、北米における金曜日の夜に実施されることが濃厚だ。

ここまで発表された世界戦とDJ出場は世界に向けたカードになることが予想されるが、アジア向けマッチアップには昨年10月にマイク合戦がRoad to ONEで視られた”あのカード”が組み込まれることは十分にあるだろう。

いずれにせよ、18試合=36人の出場枠は決して多くない。当然立ち技も組まれるであろう──MMAの残りのカードがどうなるのか引き続き正式発表を待ちたい。

■視聴方法(予定)
1月14日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Super App

<ONE世界女子ストロー級(※56.7キロ) 選手権試合/5分5R>
[王者] シィオン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者]三浦彩佳(日本)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ジェイムス・ナカシマ(米国)
ザイード・イサガクマエフ(ロシア)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<ストロー級 (※56.7キロ)/5分3R>
仙三(日本)
エリピツア・シレガー(インドネシア)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ベイブラット・イサエフ(ロシア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
トロイ・ウォーセン(米国)
上久保周哉(日本)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ティファニー・テオ(シンガポール)
モン・ボー(中国)

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【ONE Heavy Hitters】世界女子ストロー級王者ヂィンナンに挑戦、三浦彩佳「ドロドロの試合を」

【写真】両者の表情が、まるで違うリモート・インタビュー (C)ONE

14日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Heavy Hittersで、三浦彩佳がシィオン・ヂィンナンの持つONE世界女子ストロー級王座に挑戦する。

メインイベンターの責務か、ファイトウィークに入ってもハードなプロモーションが続く三浦は、メディアデーの思わぬトラッシュトーク対談を乗り切り、忙しくイベントデーを迎えようとしている。

絶対不利の予想のなかで、三浦は自身を──そして仲間の教えを信じ、ヂィンナンに挑む。


──ファイトウィークにインタビュー、申し訳ありません。長南さんに伺うとメディアデーが終わっても、まだ忙しいそうですね(取材は1月12日の朝に行われた)。

「メインだからなのか分からないのですが、撮影がずっと入っています。今日も午後はホテルの外に出て撮影があるみたいで」

──試合以外でバブルから出られるのですね。

「それは撮影だからで。それでもアプリのバーコードを読み込んで許可を取る形のようです。その撮影が予定では午後全部だったんですけど、長南さんが交渉してくれて……それでも4時間ぐらい掛かります。今回は日本にいるときも、ずっと撮影がありました」

──三浦選手はカメラが回ると、しっかりとやってしまうだろうし。それは大変です。

「こっちにきてからも、『こうしてほしい』とか『ああしてください』っていうのは続いています。それと昨日もヂィンナンが隣の部屋にいて、ZOOMで司会の人と同時にインタビューを受けたのですが、なんか煽り合いというか……煽られっぱなしでした」

──メディアに動画が配られるヤツですね。なんかONEがトラッシュトークに目覚めたような変わりようですよね。司会者も完全にそっちモードですし。

「ですよねぇ(笑)。日本にいる時からトラッシュトークを求められている感じでした。なんかいきなり煽られても、ビックリするだけだし。私はやったことがないから、素のままでやりました。パンダはオラオラしていて、なんか『KILL YOU』とか言ってましたけど……」

──演じていますよね。普段のインタビューでは言いそうにない。

「煽られっぱなしでしたけど……『あなたが強いのは知ってますよ』って(笑)」

──しまいには三浦選手は『トラッシュトークは苦手です』と言ってしまっていたじゃないですか(笑)。まぁ、やるのが好きな選手がやっておけば良いと思います。

「でも、終ってからたまたまヂィンナンと鉢合わせしてしまって。しかも澤田(龍人)君が一緒で。私がティファニー・テオと試合をした時、澤田君がサポートをしてくれていたので気まずくなりたくなくて、あえて『うわぁ、日本語が分かるセコンドがいるわ』って話しかけたんです。そうしたら澤田君がニヤニヤしながら『押忍、スイマセン』とかって応えてくれて。ヂィンナンも一緒だったけど、雰囲気が会見の時と違って悪くなくて。『テメェ、殺しやる』って風ではなかったです」

──それは良かったです。それでも、ハードですね。

「減量もないので練習時間だけは確保してくれればプロモーションはもちろんしますけど、もう少し休みたいというのはあります」

──そうでなくても隔離措置下で制約だらけですが、それでも11カ月振りの試合です。

「ハイ。2月に試合をして……」

──放送は5月で(苦笑)。

「でしたね。で、その5月の大会でのオファーは来ていたんです。ジェリー・オルシムからウォリアーに出ていた韓国の選手とか3度ぐらい相手が代わり、結果的に大会が流れました。9月には10月にヂィンナンとの試合のオファーがあり、それが12月になり……そこもなくなって3月に、と。そうしたら1月末になり、そのつもりで準備していたら最後に2週間、早くなりました(笑)。

こんな大変な状況でイベントを開いてくれるし、選手もコロナにいくらでもなる状況とはいえ、気持ちをずっと創るのは大変でした。でも受け入れるしかないですし、いつでも行ける態勢を創り、試合モードで常に体が仕上がっていました。最初は試合が流れると、気持ちも沈みましたけど、もう笑って済ませることができるようになりました。とにかく今の時代は、ファイターは常にコンディションを創っておくものなんだと思います」

──改めてヂィンナンですが、先ほども『強いことは知っている』という発言がありました。

「半年間あったので、ヂィンナンの動きをずっと見てきました。寝技に持ち込めるチャンスがどこにあるのか、タイミングとか繰り返し練習してきました。首投げで勝ってきたのを、違うパターンも増やしました。TRIBEの(後藤)丈治君とか(若松)佑弥君、小川(徹)さんから色々なアドバイスをしてもらって。

皆が青木さんに習ったことをかみ砕いて指導してくれました。本当に色々とプラスになることが多かったので、そこを試合に出したいです」

──ヂィンナンも組み技、寝技を強化してきたようです。

「他の記者さんにヂィンナンの寝技は10段階でどれぐらいの評価ですか?って尋ねられたことが3回ぐらいあって……」

──下らねぇ(笑)。

「それで7点ぐらいって、答えました。ニコリニ対策が凄くしっかりしていて、ディフェンスがデキるということは基礎ができている。だから、試合に出していなくても寝技はできると思っています」

──ではヂィンナンに対し、三浦彩佳の打撃は10段階で何点ですか(笑)。

「アハハハハ。私は2とか3じゃないかと……。昨日の煽り合いのなかでも『ヂィンナンの打撃に対抗できますか』って尋ねられて、長南さんが笑いながら『できないだろう』って言って。私もつられて笑うと注意されちゃいました(笑)」

──アハハハハ。もちろん打撃で勝つ必要はないですが、打撃を避けても勝てません。

「そのために対応ではなくて、ボコボコにされない練習をしてきました。ちゃんと見て、行き過ぎない。アヤカ・ロックにいけなくても削って戦う。自分のデキることをペース配分して出していきたいです。

それしかできないのかって言われても、やはり首投げとアヤカ・ロックがあって今の私があります。その強味を持ったまま、他の手段で削って意識を逸らせればと思います。そこが今回の鍵になると思うので、頑張って削りたいです」

──首投げで投げられる選手が悪くて、投げる方は勝つために使い続ければ良いと思います。それだけでは勝てないから、色々と備えてきたのでしょうし。では最後にタイトル奪取へ向け、意気込みのほどをお願いします。

「ヂィンナンは間違いなく強いです。色々な人から無理なんじゃないかとか、コイツで良いのかって煽られることも多々あります。そう言われることは私自身、凄く分かっています。でもこの試合に向けて凄く真剣に取り組んできたし、自分を信じてねちっこく戦います。面白い試合にならないかもしれないですけど、勝ちにこだわってドロドロの試合をしたいです」

■視聴方法(予定)
1月14日(金・日本時間)
午後7時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時00分~ONE Super App

<ONE世界女子ストロー級(※キロ) 選手権試合/5分5R>
[王者] シィオン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者]三浦彩佳(日本)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ジェイムス・ナカシマ(米国)
ザイード・イサガクマエフ(ロシア)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<ストロー級 (※キロ)/5分3R>
仙三(日本)
エリープトゥア・シレガール(インドネシア)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ベイブラット・イサエフ(ロシア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
トロイ・ウォーセン(米国)
上久保周哉(日本)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ティファニー・テオ(シンガポール)
モン・ボー(中国)

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【ONE X】仕切り直しのONE X=3月26日、ついに若松佑弥がONE世界フライ級王者モライシュに挑戦!!

【写真】カイラット・アクメトフに挑戦権を奪われることなく、いよいよその時を迎えることとなった若松 (C)MMAPLANET

13日(木・現地時間)、ONE Championshipが公式Twitterで3月26日(土・同)にONE Xの開催、そして3つの対戦カードのグラフィックをアップしている。

ONE Xは元々、昨年12月5日に予定されていた10周年記念のPPV大会だったが、シンガポールの新型コロナ感染の状況悪化により、2022年に延期が決定されていた。


オリジナル日程のONE XではONE世界バンタム級選手権試合=ビビアーノ・フェルナンデス×ジョン・リネケル、ONE世界フェザー級選手権試合=タン・リー×ゲイリー・トノン、デメトリウス・ジョンソン×ロッタン・ジットムアンノンのミックスルールファイト、女子アトム級ワールドGP決勝に加えて2階級の世界戦が組まれる予定だった。

今回発表されたグラフィックには、DJ×ロッタンのミックスルールファイトは残っているが、ビビアーノ×リネケル、タン・リー×トノンは見当たらない。

そして新たに加わった2つのカードはONE世界女子アトム級王者アンジェラ・リーが、同ワールドGP優勝のスタンプ・フェアテックスの挑戦を受ける一戦と、ONE世界フライ級選手権試合=アドリアーノ・モライシュ×若松佑弥の2試合だ。

もともと若松は12月5日のONE Xで挑戦も予定されていたが、イベントが流れる以外にもモライシュ陣営の了承を待っている状態だったという話も伝わってくる。その若松は12月3日のONE Winter Warriorsで中国のフー・ヨンをTD&コントロールで下し、新しい一面を見せていた。

ついに世界挑戦が決まった若松、そしてアンジェラとスタンプの女王争いと、DJ×ロッタンのお祭りファイト──PPVという文字が見当たらない今回の発表だが、他の対戦カードの発表が待たれるONE Xだ。

■ ONE Heavy Hitters 視聴方法(予定)
1月14日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Super App

■ ONE Heavy Hitters 対戦カード

<ONE世界女子ストロー級(※56.7キロ) 選手権試合/5分5R>
[王者] シィオン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者]三浦彩佳(日本)
<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ジェイムス・ナカシマ(米国)
ザイード・イサガクマエフ(ロシア)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<ストロー級 (※56.7キロ)/5分3R>
仙三(日本)
エリピツア・シレガー(インドネシア)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ベイブラット・イサエフ(ロシア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
トロイ・ウォーセン(米国)
上久保周哉(日本)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ティファニー・テオ(シンガポール)
モン・ボー(中国)

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【ONE Heavy Hitters】大会2日前、岡見勇信×アタイジ消滅……仙三の対戦相手は変更と$5万ボーナス開始

【写真】仙三の対戦相手はシレガーに変わった。キャリア4勝1敗、しっかりと勝ちたい (C)MMAPLANET

12日(水・現地時間)、ONE Championshipより14日(金・同)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Heavy Hittersのカードが改めてホームページやオフィシャルSNSで発表され、岡見勇信×レアンドロ・アタイジが消滅、仙三の相手がジェレミー・ミアドからエリピツア・シレガーに変更されることが明らかとなった。

試合数は12試合から8試合に減少、そのなかに岡見の試合が含まれるというショッキングなアナウンスがイベント2日前になされたが、現時点でプレスリリースやオフィシャルの公式見解はなされていない。


MMAPLANETでは先週末からアタイジに取材を申し込んでいたが、一度は決まった時間がキャンセルになり、そのまま確定しないという状況にあった。取材キャンセルの理由はアタイジの欠場により、理由が理解できた次第だ。

加えて仙三の対戦相手であったミアドは、タイを離れる前夜に取材を終えていたが、シンガポールに入ってから事態が急変した模様だ。結果、第1試合でロビン・カタランと対戦予定だったシレガーと仙三は拳を交えることになる。

現状、出国の48時間以内、空港、現地入りが日曜日でその日と、月曜日にもPCR検査が行われており、機内で濃厚接触者になるケースも存在することを考えると、ファイトウィークに入ってもこのような事態に陥ることは十分にあり得るという見方ができる。

この他、ONEキックボクシング世界ヘビー級選手権試合=ロマン・クリキア×ムラット・アイグン、ムエタイ・フライ級のエリアス・マムーディ×ヴァウテウ・ゴンカウベスもキャンセルされている。ブラジル勢が揃って欠場となったのは、コロナかビザの問題か……オフィシャルの発表がないため不明だ。

いずれによせ、岡見の2年3カ月振りのファイトがなくなったのは残念というしかない。

その一方でONEは昨年12月のWinter Warriors大会から5万ドルのパフォーマンス・ボーナス制を開始しており、同大会ではダギ・アサラナリエフとティモフィー・ナシューヒンの両者がボーナスを獲得した。

今大会から全イベントで最低1名、最大5人までボーナスが支払われることをチャトリ・シットヨートンが明言しており、そういう意味では12試合=24名から、8試合=16名となった今週の大会では日本人選手にも、ボーナス獲得のチャンスは広まったといえる。

■視聴方法(予定)
1月14日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Super App

<ONE世界女子ストロー級(※キロ) 選手権試合/5分5R>
[王者] シィオン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者]三浦彩佳(日本)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ジェイムス・ナカシマ(米国)
ザイード・イサガクマエフ(ロシア)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<ストロー級 (※キロ)/5分3R>
仙三(日本)
エリピツア・シレガー(インドネシア)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ベイブラット・イサエフ(ロシア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
トロイ・ウォーセン(米国)
上久保周哉(日本)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ティファニー・テオ(シンガポール)
モン・ボー(中国)

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