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【ONE FN07】王座返り咲きを狙うジョン・リネケル。「計量失敗? もう終わったことだ」

【写真】マネージャーのアレックス・デイヴィスと。計量2日前、相当にしぼれていたリネケルだった (C)MMAPLANET

明日25日(土)、タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Fight Night07で、ジョン・リネケルが世界バンタム級王座決定戦でファブリシオ・アンドラジと戦う。

昨年10月に体重オーバーでタイトルを返上、アンドラジが勝った場合のみ新王者が誕生するという変則世界戦に臨んだリネケルだったが、ヒザを急所に受け試合はノーコンテストになった。

あらから4カ月、リネケルは絶対の自信を持ってアンドラジとルンピニーのリングで対峙する。前世界王者に計量失敗と、今回のタイトル戦に向けて自信のほどを尋ねた。


――アンドラジとの世界戦が控えていますが、前回はマレーシア、今回はタイのバンコクでの試合になります。コロナの間はシンガポールでしか戦えなかったのですが、ONEがアジアサーキットを再開したことをどのように思っていますか。

「またアジアの国々を訪れることができるようになって、とても嬉しい。違った国で、違った人々とまた会えるようになったことが何より嬉しいことだ」

──ところでONE世界バンタム級王座を奪取した時などインタビューができなかったのですが、改めてビビアーノ・フェルナンデスという同朋のレジェンドに勝利してベルトを巻いた時はどのような気持ちだったか教えていただけますか。

「偉大なビビアーノを倒したことで、多くの自信を得ることができた。そして、より注目が集まるようになったよ」

──前回のマレーシアでの試合ですが、計量に失敗してベルトを返上しないといけなくなりました。

「僕が事前に使っていた体重計の数値が、少しおかしかったんだと思う。でも、もう済んだことだ。こうやって、世界戦を戦う場所に戻ってきたんだから」

──1日だけの計量は、難しいと感じますか。

「そうだね、少し混乱していたのは確かだ。1回だけ、夜になると時間切れというのももう分かった。今回は問題ないよ(※体重124ポンド、ハイドレーションは1.0176でパス)」

──世界戦前にタイトルを返上して試合に出る。どのような気持ちで戦うことになるのでしょうか。

「勝ってもチャンピオンに戻れないのに戦うのは、ストレスだった。それも終わったこと。タイトルを取り戻すために、今ここにいる。今は試合が待てない。前回の試合が終わってから、早くファブリシオを戦いたかった。そして皆に自分の力を見せて、タイトルを取り戻す。

前の試合を見て、人々はファブリシオが強いと思ったようだけど、僕はあの戦いのなかでも彼の穴を見つけている。そこをついて、ガムバック勝利を挙げる」

──では、どのような試合を見せたいと思っていますか。今後のキャリアを考えても、非常に大切な試合になるはずです。

「自分がどれだけ優れたファイターが証明したい。ONEで歴史を創る。そして、皆に喜んでもらう試合をする」

■放送予定
2月25日(土・日本時間)
午前9時00分~ONE Championship YouTube channel
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN07対戦カード

<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)王座決定戦/5分5R>
ジョン・リネケル(ブラジル)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

<ONEムエタイ世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者] タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
[挑戦者] ジャマル・ユスポフ(ロシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
マーチン・ウェン(豪州)
レオナネルド・カソッティ(ブラジル)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
ジャン・チェンロン(中国)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)

<サブミッショングラップリング120ポンド契約/10分1R>
ダニエル・ケリー(米国)
三浦彩佳(日本)

<キックボクシング・ライトヘビー級/3分3R>
アンドレイ・ストイカ(ルーマニア)
フランシェスコ・エクシャジャ(アルバニア)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
リンダ・ダロー(インドネシア)
ヴィクトリア・ソウザ(ブラジル)

<サブミッショングラップリング・ライト級(※77.1キロ)/10分1R>
ウアリ・クルジェフ(ロシア)
トミー・ランガカー(ノルウェー)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アドリアン・マテイス(インドネシア)
ツオロンチャアシー(中国)

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MMA o スタンプ・フェアテックス 三浦彩佳

ONE Prime Video2:メインイベント・ション・ジンナン vs. アンジェラ・リー

女子ストロー級タイトルマッチ5分5R。

2019年、無敗のリーが階級を上げてストロー級王者ジンナンに挑戦したが、5Rミドルでボディを効かされ、パンチのラッシュでKO負けし、MMA初黒星。ジンナンは次戦で階級を落としてリーのアトム級王座に挑戦したが、リーがテイクダウンからポジションを奪っていき、最後はチョークで一本勝ち。

ジンナンはその後ストロー級に戻すと、ティファニー・テオ、ミッシェレ・ニコリニ、三浦彩佳相手に防錆し、今回が7度目の防衛戦。

リーはジンナンとの2度目の対戦後に産休に入り、その間に行われた女子アトム級GPを制したスタンプ・フェアテックスと今年3月に対戦。2年半のブランクがあったが、2Rチョークで一本勝ちして、5度目の防衛に成功している。

打撃でプレスしていくリー。下がってサークリングするジンナン。左ミドルから右を入れるリー。スーパーマンパンチ。組もうとするリーにジンナンはパンチを打ち込みディフェンス。出てくるリーに右フックが入りリーダウン!タックルでしのごうとするリーだが、ジンナン切ってパンチから膝。立って離れる。リーまだ出て行くがふらつき気味。ジンナンがパンチを打ち込む。速射砲の連打。下がるリーにパンチがヒット。尻もちダウン。パウンドに行くジンナンにタックル。切るジンナン。リーガードを取る。パウンドを打ち込むジンナン。リーまたタックルへ。そのまま立つと四つに組んだリー。投げを狙うが、逆にジンナンが投げて上になりパウンド。下から蹴って距離を作るリー。ブレイク。出ていくリーだがジンナンのパンチを貰っている。しかし打ち返すリー。四つで組んでケージに押し込み膝。ゴング。

2R。出ていくリー。パンチから組みに行くが切ってパンチを打ち込むジンナン。また組んだリー。ボディロック。ケージでこらえるジンナン。投げたジンナン。すぐに立とうとするジンナンをがぶるとアナコンダチョークのセットアップ。その体勢で膝連打。後方に引き込んで絞めるリーだが外れた。ジンナンガードを取ると立った。リー打撃で出る。ジンナンちょっと疲れたか。ケージを背負ったジンナンにタックル。シングルレッグにに切り替えた。パンチで抵抗するジンナン。四つ組みにしてクラッチし、テイクダウンを狙いつつ肩パンチを入れるリー。引き剥がしたジンナン。パンチを打ち込む。リーも打ち返す。ボディブローをヒットさせるジンナン。ゴング。

3R。なおも出るリーだがジンナンのパンチがヒット。それでも下がらないリー。ジンナン左右のボディから左フックをヒット。強引に組み付いたリー。ケージに押し込み膝・肘。離れるとまたボディを打ち込むジンナン。リー詰めて右をヒット。さらに詰めたがジンナンがワンツーを返す。ジンナンワンツー。右ボディを入れるジンナン。リーがローシングル。切ったジンナン。飛び込んで左を入れたリー。さらにミドルを放つがジンナンキャッチ。パンチを入れて引き剥がしたリー。ケージに詰めて右ハイ。残りわずかで詰めたリーに、頭を下げたジンナン。リーはがぶって膝。ゴング。

4R。どんどん出るリー。左ミドル。ジンナン下がるがすぐに詰める。組んで首相撲から膝連打。リー勢いが落ちない。ジンナンワンツー。リーは前蹴りから詰める。そこにワンツーを当てたジンナン。ワンツーを入れたリー。蹴りからパンチをヒット。パンチからまたローシングルに入るリーだが切られた。しかし四つに組んでケージに押し込む。ボディに膝・ワンツーを入れて離れるリー。リーは待ちでスタミナ節約にリーもさすがに手数が減っている。詰めてローから組み付いたリー。押し込んでボディに膝。もう一発。左右の肘からタックルに入るがゴング。

5R。また詰めていくリー。ジンナンがパンチを合わせる。まだ威力がある。リーパンチから組んだ。ボディロック。テイクダウン。パスして顔面に膝。立ったジンナンの背中に乗ろうとするが乗れない。膝を入れるリー。ジンナン引き剥がし離れた。ボディを打ち込むジンナン。リーじわじわ出る。残り2分。ジンナンは待ちの構え。ワンツーからのスリーがヒットしたリー。リーがパンチで攻めるがジンナンの返しのフックがヒット。残り1分。ジンナンは勝ち逃げ体勢。リーも攻めないのは攻められないのか。スーパーマンパンチを入れる。タイムアップ。両者勝利アピール。

判定3-0でジンナン勝利。

もっともフィニッシュに近かったのは1Rのジンナンの攻めで、リーはそれを覆すだけの攻めができなかった。

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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship ONE FN02 ONE X アンジェラ・リー ガブリエル・ソウザ キック クレベル・ソウザ スタンプ・フェアテックス チャトリ・シットヨートン ボクシング マイキー・ムスメシ 三浦彩佳 今成正和

【ONE FN02】3度目のパンダ✖アンジェラは、ストロー級世界戦。組み技世界王座制定へ、ムスメシ✖ソウザ

【写真】ONEサブミッショングラップリング王座決定戦。直接対戦は1勝1敗──とはいえ、実績は圧倒的にマイキーがソウザを上回っている(C)MMAPLANET

16日(火・現地時間)にONE Championshipより10月1日(土・同)にシンガポールはシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE FIGHT NIGHT02でMMA、キック、そしてグラップリングの世界タイトル戦が組まれることが発表されている。

米国とカナダでAmazon Prime Videoによりライブ配信され、北米の金曜プライムタイムに合わせてアジアでは土曜日の午前中に試合が実施されるONE Fight Night。その第2回大会のメインは女子世界ストロー級王者シィオン・ヂィンナンにアトム級世界王者アンジェラ・リーが挑戦する一戦に決まった。


パンダとアンジェラは2019年3月と10月の日本大会で2度対戦しており、3月のストロー級世界戦でパンダ、10月のアトム級世界戦ではアンジェラが勝利、そして3度目の対戦はアンジェラがパンダに挑戦する形となる。

3月のONE Xでスタンプ・フェアテックスに腹を抉られ、打撃の猛攻を受けながらテイクダウンから形勢逆転、最後はRNCで一本勝ちで5度目の防衛に成功したアンジェラに対し、パンダは1月に三浦彩佳を下しており今回が7度目のタイトルディフェンディング戦となる。

チャトリ・シットヨートンも大興奮のグラップリング王座制定。ONE世界サブミッショングラップリング・フライ級王座決定戦はマイキー・ムスメシとクレベル・ソウザの間で争われる。

道着からノーギへ。マイキーはWNOライト級王座決定Tでガブリエル・ソウザのノースサウスに敗れた以外、従来の階級では負け知らずの快進撃中で、今年の1月にWNOバンタム級王座に就くとONEと契約を果たした。そして4月の今成正和戦でサークルケージデビューし、RNCで完勝している。

対するソウザはマイキーの去った今年のムンジアル・ルースター級で3位獲得も、世界のタイトル歴はなく──本来なら立派なパン柔術優勝という肩書もマイキーの前では心もとない。とはいえこの両者、5年前のアブダビ・ワールドプロと翌年の同大会で戦っており、初戦でソウザがレフ判定、2戦目はマイキーが2-0のポイント勝利となっている。

3度目、そしてONEとグラップリング界にとっては新しい一歩となる世界戦──だが、本音をいえばこの2週間前に開かれるADCC66キロ級でマイキーの雄姿を見てみたかった、というのは偽らざる本音だ。

またキックの世界戦はONEキックボクシング世界フェザー級王者スーパーボン・シンハマウィーンにフェザー級GP優勝のチンギス・アラゾフが挑戦する一戦がマッチアップされている。

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ABEMA KAREN MMA MMAPLANET NØRI o PANCRASE Pancrase329 パンクラス 三浦彩佳 上田将竜 中井りん 井村塁 宮澤雄大 平田丈二 沙弥子 端貴代 藤野恵実 鶴屋怜

【Pancrase329】鶴屋怜✖上田将竜大会でKAREN、藤野恵実&沙弥子が揃い踏み。33カ月ぶりの女子3試合

【写真】主演女格闘家の座を勝ち取るのは、誰になるのか(C)NOBU YASUMURA&KEISUKE TAKAZAWA

6日(水・現地時間)、パンクラスより9月11日(日)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase329に格闘美の祭典として、現ストロー級王者KAREN、前ストロー級王者の藤野恵実、そしてアトム級から沙弥子の女子3選手が揃い踏みすることが発表された。

既に上田将竜✖鶴屋怜の事実上のフライ級次期挑戦者決定戦、井村塁✖平田丈二のバンタム級戦、ストロー級の宮澤雄大✖若林耕平の3試合が発表されている同大会に、女子マッチ3試合が追加される。


パンクラスで女子戦が1大会で3試合組まれるのは、2019年12月8日のPancrase311以来、2年9カ月振りとなる。その時は藤野が女子ストロー級王座決定戦でチャン・チョンジ、鈴木万季弥が法DATE(現NØRI)、華蓮DATE(現KAREN)がDIANAと戦い勝利している。

つまり藤野とKAREANは前回の格闘美の祭典に続き、連続出場となる。その2019年には9月大会で藤野✖エジナ・トラキナス、マイラ・カントゥアリア✖端貴代が実施され、華蓮DATE✖チャン・チョンジは前者の計量失敗で中止になっている。また4月大会ではシッジ・ホッシャ✖端のフライ級王座決定戦、藤野✖クセニヤ・グーセヴァ、マイラ・カントゥアリア✖ライカという3試合が組まれた。

朱里の時代には中井りんや三浦彩佳との揃い踏みはあったが、女子戦が3つマッチアップされることはなかった。強引な括り方をすると9月大会でタイトル戦が組まれなければ、5分✖3Rの女子マッチが3試合組まれるのはパンクラス史上初ということになる。

過去の女子戦を振り返ると、近年は藤野がパンクラス女子を引っ張ってきたことが分かるが、その彼女も3月にKARENに敗れベルトを失った。それでも会場を熱くするというポイントで女帝の座を守り切ることはデキるのか。あるいはKARENが名実ともにパンクラスの女王の座に君臨するのか。はたまた沙弥子のまくりが見られるのか。どのようなオンナの戦いが繰り広げられるのか──まずは対戦相手の発表を待ちたい。

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ABEMA BELLATOR MMA MMAPLANET o ONE Special UFC UFC ESPN36 アンドレア・リー キック パンクラス ボクシング ヴィヴィアニ・アロージョ 三浦彩佳 大沢ケンジ 海外

【Special】月刊、大沢ケンジのこの一番:5月:ヴィヴィアニ・アロージョ✖アンドレア・リー

【写真】突き放す打撃で劣勢に追い込まれた時、ヴィヴィは柔術家の一面を見せた (C)BELLATOR

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、大沢ケンジ氏が選んだ2022 年5 月の一番。5月14日に行われたUFC ESPN36で行われたヴィヴィアニ・アロージョ✖アンドレア・リー戦について語らおう。


──大沢さんが選んだ5月の一番は?

「ヴィヴィアニ・アロージョとアンドレア・リーの一戦です」

──おお、ヴィヴィの試合ですか。

「ヴィヴィアニって、ここまで寝技をしたことなかったですよね。パンクラスやUFCでは打撃中心の試合をしてきたのですが、レコードを見るとキャリアの序盤は極めて勝っています。ソレをここに来て出したというか」

──ヴィヴィはすっかり打撃系のイメージでしたが、元々柔術がベースではあったことを思い出された試合でしたね。

「今回の試合で意外なほど、そういう面を持っていることが分かりました。この試合で何が言いたいかというと……ヴィヴィアニはストライカーというイメージを持っていましたけど、初回に右でダウンを喫してハイキックも貰ってから、戦い方を変えました。

そうしたらテイクダウンの形を色々と持っていて。組み技もしっかりとできます。相手のリーはランク9位で、強い選手です。そういう相手にしっかりと組み技ができた」

──そういう一面は下手をすると、2017年10月にパンクラスで三浦彩佳選手に勝利した試合で投げられてもバックを取り、RNCを狙った試合以来かもしれないです。

「一つの形だけでなく、試合中にアジャストできる強さ。しかも、これまでは打撃で相手が捕まえづらい試合をしていた彼女が、あれだけ組みができる。プロフィールに柔術黒帯となっていても、道場でコツコツと練習していたからもらった帯かと思っていました(笑)。それが……ここまでとはというのが正直なところです」

──紫帯でブラジレイロ優勝、茶帯の時にアブダビ・ワールドプロの茶・黒のブラジル予選を勝ち上がっています。ただしパンクラスではジャブとストレートで空間を支配することができていましたし。

「UFCでもアウトボックスで、相手をぶっ飛ばした試合もありますしね。でも本物の黒帯ですよね。これまで試合で見せてきたことじゃなくて、テイクダウンの種類も豊富だし色々と持っていたんだなって。

全てがそうではないですが、僕らの時代から日本のジムってスパーリング中心で仕上げるところが多かったじゃないですか。そういうスパーリング中心だと得意なところは凄く掘れますけど、そこと違う部分が育ちにくいです。

今では色々と工夫をして打ち込みを増やしているところも多くなったと思います。それでも根底にはスパーリングで仕上げるという風潮が強いですよね。

ウチもスパーリングはしっかりとやりますけど、得意なところを磨く練習だけでなく、引き出しを増やす練習も必要だということをヴィヴィアニの試合を視て改めて強く感じましたね。海外の試合を視て、ここで話すのって自分が普段から思っていることとの答え合わせになっています。

しっかりと穴を埋めることが多い。海外の試合を視ているとそう思います。MMAは特にそうでないと、UFCやONEでコンスタントに成績を残すことは難しいですよね。対戦相手よってハマる、そうでないという戦い方をしていれば……ジャンケンで勝って負けるという風では、相手によって得手不得手が出てきてしまいます。

これがボクシングのように相手を選ぶことができるなら、ハマる相手と戦っていれば大丈夫です。でもMMAはそうじゃない。どういうスタイルの選手と戦うか分からないなかで、安定した試合結果を残すには穴を失くすこと。得意なところを伸ばすだけでは無理です。

フォークボールとストレートだけで勝負することは、MMAではできない。バッターはフォークボールとストレートだと勝負に行かなければ良いという選択ができるので。

UFCの女子は特に異種格闘技から脱却しているので、もう得意な部分がグンと高いグラフでは難しいです。UFCの選手層の厚さがそうさせているんでしょうね。Bellatorは一芸に秀でた選手が、まだ見られますけどUFCは穴があっては勝てないです。結果、UFCの選手って『こういうこともデキるのか』と思わせることがままあります。自分のやりたいことで勝ち切れないですからね。

そんなUFCで勝ちたいなら、日本人選手も穴を埋めることが不可欠かと思います。それはBellatorやONEの男子選手も同じです。一芸に秀でていても穴があると難しくなっています」

<この項、続く>

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MMA MMAPLANET o ONE ONE156 ダヤニ・ソウザ 三浦彩佳

【ONE156】三浦彩佳、再起失敗。右を被弾し、袈裟固めで抑えきれず。最後は右肩負傷(?)でTKO負け

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ダヤニ・ソウザ(ブラジル)
Def.2R0分56秒by TKO
三浦彩佳(日本)

タイトル挑戦失敗から再起の三浦に対し、ブラジルからタフなニューカマーのソウザは組みを切って右を当てる。続くロングの右を被弾した三浦はシングルレッグでケージに押し込む。左を差し返し、逆にケージに三浦を押し込んだソウザは、首投げに頭を抜いてバックへ。すぐに立ち上がった三浦だが、巻き込みから投げるソウザはサイドで抑える。

こも頭を抱え、グラウンド上体で投げを決める要領で袈裟に持ち込む。抱えた腕で足を自らの腿を抑えたい三浦に対し、ソウザはボディロックで右を腕を捕らえる。袈裟に拘り、胸を合わせる動きに出られない三浦は両足をフックされるも、頭を抱えたまま袈裟にもう1度持ち込んだところでラウンド終了に。

2R、距離を詰めてローシングルを仕掛ける三浦は、2度目のトライも押し返されるが、直後に同じ動きを繰り返しソウザはケージに押し込む。右はウィザー、左で三浦の右肩を押して体を入れ替えつつ離れたソウザ。ここで三浦は右肩を気にしている。そこにソウザが左から右を当てると、レフェリーが試合を止め──三浦は2連敗となった。


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【ONE156】「この試合はベルトの掛かっていない世界戦」ジャレッド・ブルックス戦へ─ボカン・マスンヤネ

【写真】ボカンはこれまで中東経由で22時間かかっていたシンガポール行が、直行便ができたため14時間になったことを歓迎していた (C)ONE

本日22日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE156「Reloaded」でボカン・マスンヤネがジャレッド・ブルックスと対戦する。

2020年12月のハイキック秒殺KOから、1年5カ月振りの実戦復帰が過去最強の相手=ブルックスに。それでもボカンはクールさを失わず、自身のクイックさで世界王座挑戦へ最後の一里塚を越えようとしている。


(C)ONE

──ボカン、お久しぶりです。ONEでの試合も1年5カ月振りになります。あのハイキック秒殺KO劇から、ファンももっと早く試合が見たかったはずです。

「全てはパンデミックの影響だよ。南アフリカは国境を閉じられ、欧州にも中東にもアジアへも渡航できなくなった。前回の試合からの後からの方が、締め付けが強くなったんだ。

でもビジネスに関してだけボーダーが開かると、すぐにONEは多くの作業が伴う僕のシンガポール行きを実現させるために動いてくれた。本当に感謝しているよ」

──では練習環境も厳しいままだったのですか。

「それがね、国内はいくらでも移動できる。練習もできた。ただし、練習では食べていくことはできない。スポンサーもない。だから練習するためには、他に仕事をしないといけない状況だった。僕はこの間にスタントの勉強をして、スタントマンとして試合以外の副収入を得るようになったよ。スタントが終わって、すぐにジムにいって練習してね」

──えっ、スタントマンですか。危ない仕事ではないですか。

「そんなことはないよ。パンチ、キックで戦いの真似をド派手にするんだから。ジャンプしたり、危険なスタントもあるけど僕はレスリングができて、ファイトができるからそういうシーンの撮影ばかりで。まぁ、手慣れたものだよ」

──なるほど高い所から落ちたり、車から飛び降りるとかをしているのかと思いました。

「アハハハ、そんなことはしないよ。カースタンスも絶対にしない。そんな危ないことはしない(笑)。ファイティングスタントだよ。良い経験になっている。もちろん、もっと試合がしたいけど……将来は試合の合間にスタントではなくて、ムービーに出られるようになると最高だね」

──確かにその通りですね。とはいえ、まずはキャリア最強の相手がシンガポールで待っています(※取材は4月14日に行われた)。

「ジャレッドは間違いなく、この階級で最強の1人だ。パンチも強く、レスリングも強い。ただし、僕のスキルセットは彼を上回っている。僕の方が速い。いつも、僕の対戦相手は僕のスタイルを過小評価してくる。そういうなかで、僕は世界チャンピオンになる。パンデミックが起こっていなければ、もうとっくになっていたはずさ。チャンピオンになるために、ジャレッド・ブルックスに勝つ。そしてタイトルショットを手にする」

──日本ではボカンが過小評価されることは一切ないですよ。この試合はタイトルショットでなくても、ストロー級最強決定戦と見ている日本のファンや関係者もいます。

「ありがとう。イエス、その意見の通りだと思っている。ジョシュア・パシオのことをリスペクトしているけど、僕とジャレッド・ブルックスの試合の勝者は彼に勝ってチャンピオンになれる。それだけブルックスの能力は高くて、僕の能力も高い。この試合はベルトが懸かってないチャンピオンシップだ。もちろん、ジョシュア・パシオとの試合が簡単になるはずはないけどね。

ONEストロー級は世界で最もコンペティティブな階級だ。なんせ、他のプロモーションにはタイトルがなくて試合も組まれていない。世界中のトップがONEに集まってくるんだから。これから、この階級はもっと光り輝くよ」

──猿田洋祐選手は、ストロー級GPが開かれる時期が来たと勝ってアピールするそうです。

「素晴らしいアイデアだよ。ユースケは良いことを言うね。チャトリもこの意見に耳を傾けてほしいね。ストロー級はGPが開かれるにふさわしい階級だよ。年内にぜひとも実現してほしい。例え、その時に僕が世界チャンピオンになっていてもストロー級の良さを皆に知ってもらうためにトーナメントに出たいと思っている」

──その前にブルックス戦という大切な試合があります。

「この試合はこれまでの試合とは違うモチベーションがある。僕はこれまでアフリカの人々に影響を与える試合をしたいと思って来たけど、この試合は世界中をインスパイアできる。僕の戦いで、世界にエネルギーを送りたい。人生には思いもしないことが起こることを、この2年で世界中の人が知った。

でも自分の目指すゴールにたどり着くために、絶対に諦めることはない。簡単なことじゃないし、時間もかかる。でも、夢を実現するためには絶対に諦めないこと。こんなに試合前からエキサイトしているファイトもなかったよ。諦めないこと──その大切さを世界中の人々に僕の試合を見て、知って欲しい」

■放送予定
4月22日(金・日本時間)
午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後6時~ONE Supper App

■ONE156対戦カード

<ONEキックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] アリアン・サディコビッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<ONEムエタイ世界女子ストロー級王座決定戦/3分5R>
スミラ・サンデル(スウェーデン)
ジャッキー・ブンタン(米国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リアム・ハリソン(英国)
ムアンタイ・PK・センチャイ(豪州)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
ソン・ミンジョン(韓国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
川原波輝(日本)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
グスタボ・バラルト(キューバ)

<キック・ライトヘビー級/3分3R>
アンドレイ・ストイカ(ルーマニア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<ムエタイ・女子ストロー級/3分3R>
アニッサ・メクセン(フランス)
マリー・ルーメット(エストニア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ウインジソン・ハモス(ブラジル)
ウ・ソンフン(韓国)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
三浦彩佳(日本)
ダヤニ・ソウザ(ブラジル)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
パク・デソン(韓国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
アギラン・タニ(マレーシア)
ジン・テホ(韓国)

<グラップリング・143ポンド(64.86キロ)契約/15分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
今成正和(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ケアヌ・スッバ(マレーシア)
ジェームス・ヤン(米国)

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【ONE156】川原波輝と戦うダニエル・ウィリアムス「ナミキはTDがあるし、あの距離にならない」

【写真】まさに未知……グラップリングへの対応力が想定以上なら、すでにトップ3の実力があるかもしれない (C)ONE

本日22日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE156「Reloaded」で川原波輝とダニエル・ウィリアムスが戦う。

K-1に来日経験のあるムエタイファイターは、昨年4月にロッタンとムエタイで真っ向からやりあい、今年の2月には初代ONE世界ストロー級王者デェダムロンをボディに倒し、引退を決意させた。

MMAはまだ6戦目だが、ムエタイ以前に空手、テコンドー、忍術、そしてハップキドーの経験があるウィリアムスは、自らをライフタイム・マーシャルアーチストと呼ぶ。柔術の練習をし、MMAに挑むウィリアムス──近距離ファイトでの強さはもう誰もが認めている。ではMMAでの打撃はどうなるのか。注目の川原波輝とのサバイバルゲーム前に、その心境を尋ねた。

本来、両者の試合は2月11日に行われる予定だったが、現地入りした猿田がコロナ陽性となり流れた。王座返り咲きよりも、自身のキャリアをやり切るというマインドになった猿田は、盛り上がるONEストロー級戦線にあって強豪バラルトをフィニッシュし、ストロー級ワールドGPの開催をアピールすると断言した。


──2週間後にONEで川原波輝選手と対戦します。今の気持ちを教えてください(※取材は4月9日に行われた)。

「良い感じだよ。キャンプも上々のデキで、タフなカワハラと戦えることが楽しみだ。彼は僕とは違うタイプのストライカーで、ファンに楽しんでもらえるストライキングMMAになるだろうね」

──キャンプは所属するスクラッピーMMAで行っているのですか。

「そうだね、80パーセントはスクラッピーMMAで練習し、残り20パーセントはカオ・ソク・ムエタイジムでトレーニングしてきた。ムエタイの試合の時はカオ・ソクで練習しているんだ。この2年間は海外で練習できない状態だったから、常にパースにあるこの2つのジムで練習してきたよ。

ただ、この間の厳しい状況は僕を強くしてくれたと思う。どんな時でも強くなるという自分の意志が確認できた期間でもあったよ」

──ところでダニエルはタイで生まれて、生後7カ月で豪州パースに移り住んだにも関わらず、ムエタイ選手を目指していたと。タイ人の血のなせる業でしょうか。

「母がタイ人で、叔父がムエタイ選手だったんだ。それに曾祖父もね。僕自身、6歳の時にタイの村祭りでムエタイを見てムエタイ選手になりたいと思った。それに兄の影響も大きかったよ。兄はマーシャルアーツが好きで空手を習っていて、僕も兄に続いて空手の練習をしていた。10歳か11歳の時に自分の街にムエタイのジムがオープンして、悩むことなくムエタイの練習を始めた。そうだね、僕に流れるタイ人の血のせいかもね(笑)。

2013年から2015年にかけて大学に通っていたけど、年の半分はタイでムエタイの練習をし、試合に出ていた。この3年間がキャリアのなかでも一番試合数が多かった時期だよ」

──だからK-1の資料ではチェンマイからやってきたことになっているのですね。

「そうだね、ジムはチェンマイにあった。生まれたのはチェンライで。よく混同されるんだ(笑)」

──立ち技は色々なルールがありますが、やはりムエタイが好きだったのですか。

「そうだね、エルボーが使えるしね。ずっと練習してきたことが出せるからね。ただし、一番好きなのはケージで、MMAグローブで戦うことなんだ。なんかリアルじゃん? 空手、テコンドー、忍術、ハップキドーと多くのスタイルのトレーニングをしてきて、これからもマーシャルアーツとともに生きようと思っている。だから、全てを生かして戦えるMMAが今では一番好きな戦いだよ」

──ケージ・ムエタイの王者にもなっていますが、リングで戦う時と首相撲でのブレイクは同じタイミングです。ケージのムエタイでは、ケージを背負ってのクリンチを無制限にしてほしいと思ってしまいます。

「その通りだ。ムエタイを戦っていて、MMAに転じると違うことが多い。まずはグローブがそうだし。ただしケージ・ムエタイで戦っていたときは、ケージを背負って戦うということはなかった。リングと変わらず中央で戦っていたよ。それでもケージ・ムエタイはMMAグローブだったから、ブロッキングで防御しようものならパンチを被弾してしまっていた。

今はMMAグローブでのガードの仕方も覚えた。MMAを戦うようになるとケージ・コントロールはとても大切になってくる。そうだね、ちょうどDJがロッタンとミックスファイトを戦った際、ケージを背負ってそれほどパンチを出さなかった。凄く戦略的に戦っていた。ああいうことなんだよ。ムエタイとMMAの違いって」

──そんなダニエルは、なぜMMAに興味を持ったのですか。

「ずっと見ていたからだよ。色々なマーシャルアーツの練習をして、ムエタイを始めてからも将来的にはMMAを戦うと決めていたんだ。ムエタイで2つの世界王座を取り、K-1で負けた時に……MMAに転向する時が来たと思った。もう6、7年前だよ。

ムエタイの経験も生きてくるけど、とにかく柔術が必要だった。今も寝技で足のきかせ方は勉強中だ。上半身のクリンチは慣れているけど、寝技で足の使い方はマスター中なんだ」

──柔術歴は?

「7年だよ。ただ、ケガの治療なんかで間が空いてしまっているのは事実だよ。ムエタイを戦ってきたことで、自分の体がどれだけくたびれているのか知ることがデキた。負傷もいえ、本格的に柔術の練習をするようになってからまだ2年なんだ。柔術は青帯だからね」

──おお川原選手と同じではないですか。

「そうなの? 試合の映像を視ると足をきかせるのが上手くて、もっと上の帯を巻いているんだと思っていた。チョークも上手いからね」

──ところで前回の試合では、立ち技の展開が多くデェダムロンに引退を決意させる完勝でした。

「ONEでデェダムロンと戦う、一つの夢がかなった試合だった。僕はずっとデェダムロンの試合を見続けてきたから。彼は僕の元コーチとフィリピンで戦って勝っている。その彼がMMAを始めて世界王者にもなった。デェダムロンのMMAの活躍を見て、MMAに本格的に挑戦しようと思うようになったんだ。年を重ねていたけど、彼のこの年まで現役を続けてくれ、僕の挑戦を受けてくれたことは凄くハッピーだったよ」

──デェダムロンからダニエルにバトンが渡された試合にも感じました。

「あぁ、素敵な考え方だね。そう……僕はムエタイ出身のMMAファイターとして、デェダムロンに続き世界王者になるつもりだよ」

──とはいえ、あの試合はMMAとしては相当に近い距離で戦っていました。

「アハハハ。デェダムロンが相手だからだよ。今はレスリングとグラップリングに時間を割いてはいるけど、あの試合はデェダムロンが相手だからこそムエタイで勝負しようと思っていたんだよ。

ナミキはテイクダウンがあるし、あの距離にはならない。でも、僕だって彼にテイクダウンを仕掛けることもある。今も打撃の方が自信はあるけど、どれだけ自分が組み技の展開になっても対抗できるか、寝技とテイクダウンもデキるということを見せたい」

──ストロー級の序列が大きく変わるかもしれない大会です。

「あらゆるスタイルのファイターが、同じ夜に戦うね。ファンはストロー級で誰が最も強くて、エキサイティングな試合ができるかを判断できる。この大会を終えてファンはダニエルとボカンが見たい。ジャレッドとグスタボが見たい。いやサルタ×ボカンだ──とか、きっと話しはじめるよ。トップ5が揃った大会で、僕はナミキに勝つ自信は100パーセントある。もし、そうでなければアリーナに行くべきじゃない。

全ての試合が最もハードな試合だよ。ただし、ナミキ・カワハラとの試合は僕のキャリアのなかで最もハードなチャレンジになる。それでも僕のようなスタイルの持ち主で、アグレッシブなファイターと彼は戦ったことがない。そしてファンが喜ぶようにアグレッシブな試合をする。判定にはならないよ。あと……K-1では結果を残すことがデキなかった──今後はONEとともに日本に行き、勝利を手にしたいと思っている。だからナミキに負けてなんかいられないんだ」

■放送予定
4月22日(金・日本時間)
午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後6時~ONE Supper App

■ONE156対戦カード

<ONEキックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] アリアン・サディコビッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<ONEムエタイ世界女子ストロー級王座決定戦/3分5R>
スミラ・サンデル(スウェーデン)
ジャッキー・ブンタン(米国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リアム・ハリソン(英国)
ムアンタイ・PK・センチャイ(豪州)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
ソン・ミンジョン(韓国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
川原波輝(日本)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
グスタボ・バラルト(キューバ)

<キック・ライトヘビー級/3分3R>
アンドレイ・ストイカ(ルーマニア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<ムエタイ・女子ストロー級/3分3R>
アニッサ・メクセン(フランス)
マリー・ルーメット(エストニア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ウインジソン・ハモス(ブラジル)
ウ・ソンフン(韓国)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
三浦彩佳(日本)
ダヤニ・ソウザ(ブラジル)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
パク・デソン(韓国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
アギラン・タニ(マレーシア)
ジン・テホ(韓国)

<グラップリング・143ポンド(64.86キロ)契約/15分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
今成正和(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ケアヌ・スッバ(マレーシア)
ジェームス・ヤン(米国)

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【ONE156】難敵、仕切り直しのバラルト戦へ。猿田洋祐「フィニッシュしてフェザーGP開催をアピール!!」

【写真】改めてストロー級でこの身長差は、まずないだろう……と思ってしまう(C)ONE

本日22日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE156「Reloaded」で猿田洋祐がグスタボ・バラルトと対戦する。

本来、両者の試合は2月11日に行われる予定だったが、現地入りした猿田がコロナ陽性となり流れた。王座返り咲きよりも、自身のキャリアをやり切るというマインドになった猿田は、盛り上がるONEストロー級戦線にあって強豪バラルトをフィニッシュし、ストロー級ワールドGPの開催をアピールすると断言した。


──前回インタビューをさせてもらった分が、実はお蔵入りになった状態で猿田洋祐選手インタビューTAKE2となります。2月11日のバラルト戦──オフィシャルの発表前に猿田選手がシンガポールに到着後、検査で陽性になったという情報が入り記事のアップを控えた次第でした。誰もが可能性がある世の中ですが……いやぁ、猿田選手の心境を察すると……。

「シンガポールに行くのに48時間前のPCRテストで陰性証明を取り、シンガポールの空港のPCR検査で陽性でした。まさかでしたね。日本でクリアできれば、試合はできると安心はしていました。検査後にスパーリングはしなかったのですが、ジムで少し動いたので……今回は、もう検査後は自宅で1人でいようと思います。奥さんは子供が生まれて大変なので、シンガポールに出る1週間ほど前から実家に戻っているので(※取材は4月12日行われた)。

あのときは特に症状もなくて擬陽性かなという気持ちもあったのですが、再テストで陰性なら試合はできるので……ずっとホテルの部屋から出られない状況でしたけど、体は動かしていました。体重も創って」

──体重も落としていたのですね。

「ハイ。練習はできなくても、試合はやってやろうと。検査の結果を待って計量はできる状況だったので。試合前日の再テストでも陽性だったので、もう戦うことはできなくなりました」

──ケガがコロナ以外の体調不良なら、試合がなくなると日本に戻れます。

「そこなんですよ。最初の検査から1週間ホテルの部屋から出ることができずに、そこから1週間はホテルの中は移動できましたが、外には出られない。最初の検査から2週間過ぎれば誰かにうつす確率はとても低くなるということでしが、陰性になるまで外に出ることはできなくて」

──いやぁ……辛いです。

「ハイ。試合を終えてすぐに帰国するつもりだったので、PCも持っていなかったですし。ただ部屋から出られるようになってからはセコンドの新井丈とは会えるようになりました」

──新井選手も陽性だったのですね。

「ハイ。だから彼とプールサイドで軽く打ち込みをした時は、久しぶりに人に触れて感動しました(笑)」

──アハハハ、それも分かります。

「2人とも症状がなかったわけですし、ただ僕の方が陰性になったのが1日早くて。自分が先に帰国することになって、いやぁ本当に申し訳なかったです(苦笑)。セコンドに来てくれて17日間ぐらい隔離されてしまったわけで。もう本当にこりごりですね」

──改めて2カ月遅れで対戦することになったバラルトの印象を教えてください。

「グレコの五輪レスラーですから、組み力が強くてテイクダウン能力が高い。背の低さが武器になっています。リーチが短くて打撃の距離も短いのですが、組みがあるので警戒していると右オーバーハンドを持っています。当たらなくても組みにくる。自分の体格を生かした戦い方をする選手だと思います」

──対して猿田選手のすべきことは?

「気を付けないといけないことはたくさんあります。ただ、前回の試合で色々とやろうと戦略を立てて上手くいなかったので、今回は考えずに。もう、たくさんやってきたので。試合では何をやるのかを意識せずに真っ向勝負してやろうと思います。

雑にやるわけじゃないです。時間をかけて、戦略も立ててやってきたので。自然に出るものだろうと思っています。それが出ないようであれば、練習が足らなかったということで。自分を信じて戦います」

──2月に話を伺ったとき、チャンピオン云々より自分をやり切る。そのフェーズに入っているということを猿田選手は言われていました。

「2月との違いは、あれからストロー級の試合がたくさん組まれたことですよね。凄く面白いことになっています。ちょっとずつ、新しい世代やランキングに入っていない選手が強くなってきています。そういう選手たちと戦ってみたいという気持ちが強くなりました。

なので今回勝てば、ストローGPの開催をアピールしたいと思います」

──おお、それは面白いですね!!

「ストロー級GPはONEにしかできないグランプリです。世界中から強い選手が集まって、アレックス・シウバが負けたり、箕輪選手も負けてしまいました。デェダムロンは引退し、1年後には今のランキングが総入れ替えになっている可能性もあります」

──そういうなかで今大会はストロー級の品評会の様相を呈しています。

「他の試合より圧倒的な強さや良いモノを見せることができれば、自分の発言が通る可能性が出てきます。簡単じゃないのは分かっていますけど……彼をKOすることは難しい。そのなかで、しっかりとフィニッシュすれば良いアピールになり、自分の強さを証明することになります。なので、ここでしっかりと勝ってグランプリを戦いたいという気持ちを伝えます」

──その発言、猿田洋祐の最終章宣言のように聞こえます。

「そうですね……それを自分のゴールにしたいという気持ちが強いです。バラルトはアグレッシブな試合をします。激しい試合をしたいのではなく、激しい試合になります」

──本来は気にしないで良い部分ですが、頭突きが怖いです。

「そこは頭を下げて攻めてくることを想定して練習してきたので、頭が試合中に当たることはないと思っています」

■放送予定
4月22日(金・日本時間)
午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後6時~ONE Supper App

■ONE156対戦カード

<ONEキックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] アリアン・サディコビッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<ONEムエタイ世界女子ストロー級王座決定戦/3分5R>
スミラ・サンデル(スウェーデン)
ジャッキー・ブンタン(米国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リアム・ハリソン(英国)
ムアンタイ・PK・センチャイ(豪州)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
ソン・ミンジョン(韓国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
川原波輝(日本)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
グスタボ・バラルト(キューバ)

<キック・ライトヘビー級/3分3R>
アンドレイ・ストイカ(ルーマニア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<ムエタイ・女子ストロー級/3分3R>
アニッサ・メクセン(フランス)
マリー・ルーメット(エストニア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ウインジソン・ハモス(ブラジル)
ウ・ソンフン(韓国)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
三浦彩佳(日本)
ダヤニ・ソウザ(ブラジル)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
パク・デソン(韓国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
アギラン・タニ(マレーシア)
ジン・テホ(韓国)

<グラップリング・143ポンド(64.86キロ)契約/15分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
今成正和(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ケアヌ・スッバ(マレーシア)
ジェームス・ヤン(米国)

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【ONE131】Must Watch !! ボカンと対戦、ジャレッド・ブルックス「グランビーロールからスクランブル」

【写真】終盤部分など、インタビュー中に涙がこぼれそうになってしまった…。好漢としか表現ができないようになったジャレッド・ブルックス (C)MMAPLANET

22日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE131「Reloaded」でジャレッド・ブルックスがボカン・マスンヤネと対戦する。

ストロー級王者ジョシュア・パシオへの挑戦権を賭けた戦うストロー級トップ対決だが、ブルックスはマスンヤネの運動神経の良さを認めても、MMAで自分と渡り合えることはないと絶対の自信を持っている。

その自信の源は彼のベースが、フォークスタイルレスリングであることだった。


──ボカン・マスンヤネ戦が決まったジャレッドですが、その前に前回の箕輪ひろば戦を振り返ってもらえますか(※取材は4月6日に行われた)。

「とにかくミノワにとって、厳しい状態を強いること。そういう状況に置き続けようと戦った。ミノワは3Rを戦い抜くファイターだ。僕も3Rはハードにフィニッシュしようとしたけど、ならなかったし勉強になったよ。ミノワとの試合は、ボカン戦に役立つだろう」

──階級、ルールセットと北米MMAよりONEはジャレッドに適している。そう確信できた2試合目でした。

「絶対的に、ね。僕は通常体重が120ポンド程度で減量なしに戦っている。だから、破壊力のある戦いができる。そうしたらすぐに『ステロイドパワーだ』なんて揶揄されるんだ。僕はジューサーじゃない、ただ減量の必要がないだけなんだ。

6歳からレスリングをやってきた。その力が十分に出し切れる階級で戦っている。グリップが特別強いんだよね。父もそうだし、ファミリーの特徴でもあるんだ。レスリングで養ったグリップの強さは、グラップリングに生きてくる。それがMMAにおける僕の強さになっているんだ」

──北米MMAとONEでは実質的に1階級上のクラスですし、もう同じ階級でない。ルールも違う。厳密にいえば違う競技です、既に。

「でもね、ONEだけでなく北米もジューサーだらけだよ。僕は自分がクリーンであることに誇りを持っている。でも、ジョシュア・パシオも僕がステロイドを使っているって言っていたんだよ」

──えぇ、ジョシュアがですか!!

「インスタグラムで、注射器の写真をアップしやがった(笑)」

──OMG!! ジョシュアが、そんなことをしたのですか。そんなことをすると、カウンターアタックが待っていますよ……。

「彼がどうだか僕は知らないけど、そういうことを言うならお前らはどうなんだって、言われるのがオチだよ──このスポーツは。誰だって疑われるんだから。だってジョシュは、125ポンドで戦うのに普段は何キロなんだよってね(笑)。どうせ、140ポンドぐらいから落としてきてんだろ(笑)。例えハイドレーションがあったってね。僕は今、体重計に乗って122ポンドだった。血もサラサラしているよ(笑)。

でもジョシュア・パシオが僕と戦うなら、ステロイドを使うべきだ。そうでないと相手にならないよ(笑)」

──……。とにかく、次の対戦相手はボカンです。この試合は世界タイトル戦ではないですが、ストロー級最強決定戦という声もあります。

「そうは思わないよ。ボカンはそう言われるだけのことをやり遂げていない。彼のキャリアをけなしているんじゃないよ。信じられないぐらい運動神経もが良いし。でも、ボカンが勝って来た相手は誰なんだって話だよ。サワダに勝って、次はレネ・カタラン。43歳とかだよね。その年齢まで戦っていることは素晴らしいよ。でも、彼に勝ったことで最強云々と言われるのは早い。

運動神経だけで勝ってきたのは凄いことだけど、個人的にONEストロー級のトップ3は僕、パシオ、そしてセンゾー・イケダ、もしくはジャレミー・ミアドだと思う。ボカンのレスリング力は認めるけど、最高にハードでエンターテイメントな試合をするのは僕ら4人さ」

──ただし、強さは認めているということですね。では両者がファイトの軸となるレスリング能力でボカンが上回ると、ジャレットはいつものように打撃と柔術を使えない可能性があるかと。

「ボカンはね、グッドなフリースタイルレスラーでありグレコローマンレスラーだよ。僕は中西部のカーニバルレスリング、フォークスタイルレスリングを続けてきた。フォークスタイルは柔術とスクランブリングに強く関係している。きっとボカンは僕を他の選手に決めたように投げることはできない。組みついてきた時、どれだけ僕がパワフルなのか気付くよ。

彼ができることはバックをとること。そして、そのままキープすることだけだよ。でもグランビーロールを続けて、スクランブルに持ち込む。その攻防でボカンは疲れる。そうだね、約束するよ──仮に1Rで僕がKO勝ちできなくても、ボカンは2Rと3Rにはもうテイクダウンを仕掛けてくることはできない。エルボー、ニーの餌食になる。ホント、もうボカン対策は出来上がっているんだ」

──ボカンにバックは譲っても、パンチもサブミッションもないと?

「さっきも言ったけど、グランビーロールや普通にスイッチして、ボカンはバックコントロールを続けることができない。組むにしても、僕のほうがリーチが長くてテイクダウンの前の攻防の際に打撃でリードできるしね。良い試合がしたいけど、そういうことで彼にはハードな試合になるだろう」

──自信満々ですね。

「めちゃくちゃ自信はあるよ。もう2カ月、練習してきた。ジャスティン・スコッギンスと練習してきて、打撃も精度が上がっているんだ。ボカンは打撃で僕より劣る。レスリングも僕の方が上だ。彼が僕を上回っている点は……スピードかな。そこだけだよ。ただ僕が遅いわけじゃい。まぁ、どんな試合になるのか見てのお楽しみだよ」

──ジャレッド、今日も楽しい話をありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「僕は日本の皆を愛してやまない。WSOF GCで初めて日本に行った時から、一度として日本の皆から変な扱いを受けたことがないんだ。全てが良い思い出になっている。僕がパンクラスに行った時なんて、逆に酷い態度をとっていたよ。それでも日本のファンの皆は、僕を好意的に見てくれた。まだ尻の青いガキだったんだ。それなのに皆は僕に優しい目を向けてくれて、RIZINで日本に戻った時も声援を送ってくれた。日本で初めてインタビューをしてもらった。日本での全ての出来事に感謝している」

──ジャレッド、日本のファンも「あの悪ガキがそんな風に言ってくれるようになったか」と嬉しくて仕方ないはずですよ。

「そう言ってもらえると、本当に嬉しいよ。ところでケント・カンベはどうしているんだ? 試合をしている様子がないんだけど」

──神部選手は2015年の12月以来、負傷してから復帰を目指して練習を再開するとまた負傷するという状態が続き試合に出ていないです。ただ、今も戦うことを視野に入れて練習を続けています。

「そうなのか……カンベがそんな、状況だったとは知らなかった。もし、良かったらこのインタビューを通して彼にメッセージを伝えてくれないか」

──もちろんです。

「ケント・カンベ、ジャレッド・ブルックスだよ。たくさんケガをしても、まだ諦めないで前向きでいると聞いたよ。また……その戦いを克服して、ケージに戻れるから。そう、ケージで少しでも早く会おうじゃないか。個人的にもお前とはケージで再開したい。いいかい? 俺たちのパンクラスでの因縁はまだ終わっていないぜ。とにかくケージで会おう。そうならなくても、ブラザー──君がハッピーでヘルシーであることを願っている」

■放送予定
4月22日(金・日本時間)
午後5時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後6時~ONE Supper App

■ONE131対戦カード

<ONEキックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] アリアン・サディコビッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<ONEムエタイ世界女子ストロー級王座決定戦/3分5R>
スミラ・サンデル(スウェーデン)
ジャッキー・ブンタン(米国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リアム・ハリソン(英国)
ムアンタイ・PK・センチャイ(豪州)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
ソン・ミンジョン(韓国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
川原波輝(日本)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
グスタボ・バラルト(キューバ)

<キック・ライトヘビー級/3分3R>
アンドレイ・ストイカ(ルーマニア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<ムエタイ・女子ストロー級/3分3R>
アニッサ・メクセン(フランス)
マリー・ルーメット(エストニア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ウインジソン・ハモス(ブラジル)
ウ・ソンフン(韓国)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
三浦彩佳(日本)
ダヤニ・ソウザ(ブラジル)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アブラォン・アモリン(ブラジル)
パク・デソン(韓国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
アギラン・タニ(マレーシア)
ジン・テホ(韓国)

<グラップリング・143ポンド(64.86キロ)契約/15分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
今成正和(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
ケアヌ・スッバ(マレーシア)
ジェームス・ヤン(米国)

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