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【RIZIN LANDMARK06】貴賢神戦へ、荒東“怪獣キラー”英貴─02─「僕のお披露目会。それしかないです」

【写真】体重=パンチ力では決してない。MMAもボクシングも体術の一つ。そんな吉鷹打撃を見せることができるか(C)SHOJIRO KAMEIKE

10月1日(日)、愛知県のドルフィンズ・アリーナで開催されるRIZIN LANDMARK06で、貴賢神と対戦する荒東“怪獣キラー”英貴のインタビュー後編。

タイでMMA人生をスタートさせた荒東は2020年に帰国し、打撃を教わるためチーム吉鷹の練習に参加することに。そこで学んだのはヘビー級の打撃ではなく、荒東英貴のための打撃だったという。荒東が語る、自身の打撃のとは――。さらにチーム吉鷹を主宰する吉鷹弘氏が荒東の打撃について語ってくれた。

<荒東“怪獣キラー”英貴インタビューPart.01はコチラから>


――チーム吉鷹で練習するうえで、『こういう打撃をやりたい』『この選手のようになりたい』という希望はなかったのですか。

「一切なかったです。そういう固定概念みたいなものを持っていなかったから、おかげさまで何とかチーム吉鷹でスパーリングできるようになれたのかもしれないですけど。チーム吉鷹って、他のキックボクシングジムと教える内容は違うじゃないですか」

――確かに他のジムとは一線を画しているイメージがあります。

「最初の頃は強い人たちにシバかれるか、僕がダーティボクシングで攻めるかというぐらいで(笑)。でも最初に柔道つながりで吉鷹吉鷹先生とお話してから、吉鷹先生も僕のことをイジってくれていたんです。その中で吉鷹先生が教えてくれることが、僕の中でハマッっていって――『この人、凄いなぁ』と思いました」

――チーム吉鷹では最初に何を教わったのでしょうか。

「ディフェンスです。ディフェンスをやった後に、ミドルの蹴り方とかに進みました」

――最初にディフェンスですか!

「チーム吉鷹に通い始めた2020年の年末に、練習でレッツ豪太さんにバッチバチにやられて……僕、初めて泣いたんですよ(苦笑)。『これはディフェンスを練習せな勝てんな』って。そこから吉鷹先生にディフェンスを教えてもらい、僕も教わったことを吸収できて」

――吉鷹さんの指導がハマッた要因は何だと思いますか。

「吉鷹先生の教えは武術的で、僕に合ったものを教えてくれるんです。それは岩﨑さんも同じで。僕がセオリーに沿って『こうしなきゃいけない』と考えていても、岩﨑さんは『荒東さんの場合はこうしたほうが良い』と教えてくれる。お二人のおかげで、僕自身も『自分に合ったものを探さなアカンねや』って考えるようになりました」

――荒東選手も、そうした指導を素直に受け入れられたのですね。

「たとえば打撃の練習って、あまりディフェンスに重きを置いて教えてくれるところは少ないと思うんですよ。チーム吉鷹だと、受け返しをよくやります。僕はそれが楽しかったです。レッツさんに泣かされた時から、本当に顔面攻撃への恐怖が凄くて。それを克服できたのが嬉しかったですね」

――他に『自分に合っているもの』と感じた指導はありますか。

「やっぱり体の使い方ですね。特に軸足の置き方や足さばきとか。吉鷹先生も現役時代、大きな相手と試合していたじゃないですか。僕もヘビー級では、自分より大きな相手と戦うことになる。そういうところがリンクしているんですよ。吉鷹先生は実際に自分が使っていたものを教えてくれる――それは生きた技術で。理論だけじゃない、生きた技術なんです。一番大きかったのは、パンチの打ち方でした。僕、最初はパンチが弱かったんですよ」

――えっ、それは意外です。

「今は自信がありますよ。それは吉鷹先生のおかげです。説明するのは難しいのと、本当に秘密なので言えません(笑)」

――アハハハ。とにかく打ち方でパンチの威力も大きく変わるということですね。

「吉鷹先生に教わったことを、自分でミックスしてから吉鷹先生に返すんです。『こういうことをやっているんですけど……』と言ったら、吉鷹先生は『こういう時は当たるけど、こうなった場合は止めておいたほうがエエかもしれんな』と答えてくれて。その答えがまた自分の中にハマってくる――ということが、ずっと繋がって今に至ります。一番感激したのは、GRACHANヘビー級トーナメントの決勝でした」

――決勝では右ローで崩してから右でダウンを奪った試合ですね。

「あれは吉鷹先生が言っていたとおりだったんです。その前に桜井隆多さんと対戦した時は判定勝ちで、試合後に吉鷹先生から『なんで右ローを蹴らんねん!』と言われました。下から崩していくのは当たり前ですけど、そこは重要な構えと蹴り方があって。でもあの時は右足を負傷していたから、蹴ることに不安がありました。その負傷が治って決勝では右ローを蹴ったらドンピシャで――『マジで先生の言うことを聞いておこう』と思いましたね(笑)」

――これまで日本MMAのヘビー級で、荒東選手ほど細かい足さばきからローを蹴る選手は少なかったように思います。

「それがね……僕なんて本当ならライト級ぐらいの体格でしょ。もともとフレームが圧倒的に小さいことは分かっているので、2月の試合が終わってからフィジカル強化にも取り組んでいますし、教わったこともハマってきました。これから、まだまだ行けますよ」

――では次の貴賢神戦は、どのような試合を見せたいですか。

「僕のお披露目会ですね。それだけしかないです。相手と比べて僕が劣っている点は無いので。相手に何もさせないし、できれば印象的な試合をしたい。『ヘビー級にもこんな選手がおるんや』と思ってもらえると一番です」

チーム吉鷹主宰 吉鷹弘氏の評価
「荒東の良さは理解力ですね。彼は教えたことをすぐに理解して、自分の中に取り入れることができます。ここ2~3年ではウチのメンバーで最も伸びた選手の一人です。特に荒東の場合は、始めて2年でココまで来ましたから。MMAファイターの中でも打撃面は群を抜いていると思います。荒東にとっては今回の試合が分岐点になるでしょう。今までは荒東が右のパンチを見せると、相手は『ここで行ったら倒される』と感じて下がっていました。日本のヘビー級で、あれだけローを蹴ることができるのも荒東ぐらいだと思います。でも次の貴賢神選手は絶対に前に出て来る。しかも右のパンチは強いし、伸びてきますよね。その貴賢神選手を下がらせて倒すことができたら、もう国内では相手がいなくなりますよ」

■視聴方法(予定)
10月1日(日)
午後12時00分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,RIZIN LIVE,スカパー!

■RIZIN LANDMAKR06対戦カード

<バンタム級/5分3R>
太田忍(日本)
佐藤将光(日本)

<キック61.5キロ契約/3分3R>
梅野源治(日本)
斎藤祐斗(日本)

<バンタム級/5分3R>
所英男(日本)
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)

<キック61.5キロ契約/3分3R>
梅野源治(日本)
斎藤祐斗(日本)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<ミドル級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
ANIMAL☆KOJI(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
渡辺彩華(日本)
万智(日本)

<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)

<58キロ契約/5分3R>
中村優作(日本)
ヒロヤ(日本)

<ヘビー級/5分3R>
貴賢神(日本)
荒東“怪獣キラー”英貴(日本)

<フェザー級/5分3R>
ビクター・コレスニック(ロシア)
高木凌(日本)

<ライト級/5分3R>
渡慶次幸平(日本)
井上雄策(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
日比野“エビ中”純也(日本)

<68キロ契約/5分3R>
銀・グラップリングシュートボクサーズジム(日本)
太田将吾(日本)

<キック57キロ契約/3分3R>
竹野元稀(日本)
内藤凌太(日本)

<バンタム級/5分3R>
切嶋龍輝(日本)
MASANARI(日本)

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ANIMAL☆KOJI DEEP Gladiator Grachan K-1 MMA o ONE RIZIN ROAD FC UFC キック スダリオ剛 トップノイ・キウラム パク・ヒョンソン パンクラス ヒロヤ ホジェリオ・ボントリン 万智 中村優作 井上直樹 伊藤裕樹 修斗 堀内佑馬 太田忍 後藤丈治 所英男 朝倉海 村元友太郎 渡慶次幸平 渡辺彩華 田中路教 皇治 貴賢神 高木凌

RIZIN LANDMARK6:オッズ/予想と展望

試合順未決定。MMAの試合のみ。

▼63.0kg契約
太田忍 1.57
佐藤将2.30

本来のメインはおそらく太田 vs. 井上直樹だったと思うが、井上欠場で代替カードとなったこの試合がすんなりメインに入るか?

RIZIN日本人バンタム級トップの1人将光。修斗では堀口が返上したバンタム級王座を獲得し、ONEでは現王者のアンドラージとランキング2位のステファン・ロマンに判定負けしたのみで4勝2敗。しかし63kg契約になったのは将光の減量が間に合わないためと思われ、試合に向けての準備が不足しているのは否めない。特に太田は対策が必要な相手だけに気になるところ。

将光がスタンドレスリングで押される展開がありながらも、大きなダメージを与えての判定勝ちと予想。

▼フライ級
伊藤裕樹 1.44
トップノイ・キウラム 2.62

トップノイは昨年のRoad To UFCでは初戦で堀内佑馬に判定勝ち。準決勝では優勝したパク・ヒョンソンからダウンを奪ったもののグラウンドに持ち込まれてチョークで一本負け。今年のRoad To UFCではワンマッチでGLADIATORに出場したニャムジャルガルにスプリット判定負け。打撃ならトップノイが上なので、伊藤はファイトスタイル的に相性が悪いか。

トップノイ判定勝ち。

バンタム級
所英男 3.75
アラン“ヒロ”ヤマニハ 1.25

46歳の所。ここ10年での勝利は紀左衛門(3戦目)、アーセン(3戦目)、太田(デビュー戦)でいずれも腕十字での勝利。神龍相手には敗れたが極めを仕掛けて健闘した。一方、堀口・ドッドソンのストライカーには秒殺OK負け。打撃が強い柔術家のヤマニハが相手だと、極めには付き合わないので厳しい。

ヤマニハKO勝ち。

▼女子ストロー級
渡辺彩華 2.62
万智 1.44

修斗スーパーアトム級王者の渡辺だが、キャリアは3勝1敗で、万智(3勝0敗)とほぼ同じ。しかし本来の階級よりは上で万智に合わせた体重での試合となる。渡辺がグラップラーの万智の攻めをしのいで打撃を打ち込めるか。

万智一本勝ち。

フェザー級
ビクター・コレスニック 1.36
高木凌 3.00

5月にライト級で岸本にカーフキックでKO勝ちしたコレスニック。今回は本来のフェザーでの試合。高木はパンクラスではKOの山を築いているが、RIZINレベルでは時期尚早。かつて敗れた現パンクラスフェザー級王者の新居に勝つのが先だと思うが。相手がコレスニックなら、ストライカー相手なので打撃勝負で勝つ可能性はあるが、勝ったとしても今後もRIZINで戦うには穴が多い。うっかり勝ってRIZINレギュラー参戦するようになると茨の道になり、瀧澤化しそうで不安。

コレスニックKO勝ち。

▼フライ級
村元友太郎 2.50
ホジェリオ・ボントリン 1.50

日本ではバンタム級で田中路教・元谷にフィニッシュされているボントリンだが、フライ級では元UFCランカー。しかし減量に不安が残る。しっかり体重が落とせれば、ストロー級から上げてきた村元相手には圧倒するだろう。

ボントリン一本勝ち。

▼58.0kg契約
中村優作 1.61
ヒロヤ 2.20

中村はRIZINではトップノイと征矢に判定勝ちしたのみで2勝5敗。神龍以外にはフィニッシュされており、特に最近KO負けが多く、ダメージが蓄積している。グラップラーのヒロヤ相手にコントロールされることはないと思うが、組むと見せかけた打撃をもらっての逆転KO負けはありそう。

中村判定勝ち。

バンタム級
後藤丈治 1.72
日比野“エビ中”純也 2.05

昨年のRIZINオープニングマッチで勝利した日比野。7月にはDEEPで鹿志村に判定勝ちして現在4連勝中だが、最後に敗れた相手はヒロヤ。ワンランク上のレベルで戦ってきた後藤の方が地力では上か。

後藤一本勝ち。

▼ミドル級
イゴール・タナベ 1.07
ANIMAL☆KOJI 7.00

今大会一番の大差のオッズ。KOJIは地元というだけの抜擢で、戦績的にはRIZINに出るレベルではない。K-1にも出ており打撃は強いので、打撃にまだ穴のあるタナベが組み際に打撃をもらってKOされるという可能性もあるが、普通に考えればすぐ組まれてあとは一方的だろう。

タナベ一本勝ち。

▼ヘビー級
貴賢神 3.00
荒東“怪獣キラー”英貴 1.36

RIZINでいいところなく2連敗中の貴賢神。シュレック、GLADIATOR王者ギブレインは、デビュー直後にやる相手ではない。今回もまたGRACHAN王者の荒東が相手。今回は無差別級ではなく120kgリミットなので、以前よりは動けるかもしれないが、やはり相手が悪い。

荒東KO勝ち。

▼ライト級
渡慶次幸平 3.40
井上雄策 1.28

ブランク5年の井上がどれだけ動けるかが不明だが、ブランク中も体を動かしていたなら、渡慶次では厳しいだろう。

井上KO勝ち。

▼ヘビー級
スダリオ剛 3.40
イム・ドンファン -

トッド・ダフィーが結局入国できず、代役はROAD FC5勝5敗のドンファンに。本来ミドル級の選手。軽い分スピードのあるドンファンが距離を取りつつ打撃を入れたら捕まえるのに苦労するかもしれないが、ドンファンには勝ち筋は見えない。

スダリオKO勝ち。

RIZIN.44の休憩中に交渉が発表された朝倉海 vs. 皇治は、てっきり翌日には正式発表されるのではないかと思ったが、意外と皇治陣営がMMAにまともに向き合っているようですんなりは決まらず。RIZINとしては最低でもガチにしたいところだろうが、今さらガチ試合として組まれても、この試合を1勝(1敗)としてカウントされてもという気がする。エキシビションか、MMA公式戦にはならない特別ルールあたりが落とし所ではないか。

オープニングマッチ開始が1日正午から。第1試合は午後1時開始。速報します。

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【RIZIN LANDMARK06】RIZIN初陣=怪獣キラー荒東英貴─01─「吉鷹先生のことオモロイおっちゃんやと」

【写真】RIZIN初見参。アッと言わせることはできるか(C)SHOJIRO KAMEIKE

10月1日(日)、愛知県のドルフィンズ・アリーナで開催されるRIZIN LANDMARK06で、GRACHANヘビー級王者の荒東“怪獣キラー”英貴が貴賢神と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

プロデビューから9戦無敗の怪獣キラーが、GRAHCANヘビー級トーナメント優勝後の宣言どおりRIZINに出場することとなった。身長177センチと、ヘビー級の中では小柄ながらKO勝利を生み出す荒東。関西のみならず日本中のキックボクサーとMMAファイターが集まるチーム吉鷹での練習について訊いた。

――今年2月にGRACHANヘビー級王者となって以来、7カ月ぶりの試合を控えています。

「7カ月は長かったです! ありがたいことに、2021年と2022年は年3試合やらせてもらいました。良いペースで試合できていたんやなって本当に感謝しています。そのぶん今回は7カ月も空いているので、少し不安はありますよ。不安要素といえば、そのブランクですね。それでも僕は今までケージでしか試合をしたことがないので、RIZINデビュー戦がリングではなくLANDMARK――ケージでやれることになって良かったです」

――2月の試合後にはRIZIN出場を宣言していましたが、この7カ月の間に交渉していたのでしょうか。それとも突然オファーが来たのですか。

「突然、といえば突然ですかね。GRACHANの岩﨑ヒロユキ代表にはずっと、RIZINに出たいという話はしていたんですよ。その頃、豪州の団体や韓国ROAD FCからも話が来ていて――どうしようかなと思っている時に、夏に東京へ行って岩﨑さんと話をしました。そこで『9月か10月のRIZIN出場の可能性もゼロではない』と聞いて。であれば、まずRIZIN出場をメインに考えて、RIZINで試合が組まれなければGRACHANの15周年記念大会(10月15日)に出るという話が進んでいました。GRACHANのほうで良いカードを組んでもらえそうだったけど、そこで貴賢神戦の話が来て試合が決まりました」

――GRACHANとしても快く送り出してくれたという形なのですね。

「もちろんGRACHANの15周年記念大会にも出たかったです。でもRIZIN出場を夢として掲げていたし、そこは僕も迷わなかったです。岩﨑さんのほうからも『今回はRIZINにしようよ』と言っていただいて」

――GRACHANの「良いカード」というのも見たかったです。ベルトを獲得して次の対戦相手の戦績がプロ2戦2敗の相手という点については、いかがですか。

「最初からヒリヒリする相手との試合でも面白いけど、僕としてはRIZINデビュー戦ですから、悪くない話やと思いました。周りからも『RIZINに出て一度でも負けたら終わりやからな』とビビらされています(笑)。あとRIZIN出場が決まった瞬間に、ネット上でアンチの方々が出て来ましたね」

――えっ!? どういうことですか。

「面白いもんですよ。僕が貴賢神選手を煽るような動画を、YouTubeにアップしたんです。そうしたら『何言ってんだ。荒東は強い相手と試合していない』とか。貴賢神選手のファンの方が書き込むのは、まだ分かりますけどね。ただ単に僕をクサすだけのコメントもあったりして。今まで僕のことを知らなかった人が何を言うとんねん、と(笑)」

――そんな荒東選手のことを知っていただきたく、今日は荒東選手が打撃の練習で通っているチーム吉鷹に伺いました。初めてチーム吉鷹で練習したのは、いつ頃でしょうか。

「初めて来たのは3年前――2020年の10月です。タイでMMAデビューしたあと、日本でGRACHANに出る前ですね。最初はチーム吉鷹のことも、吉鷹弘吉鷹先生のことも知らなくて。パラエストラ大阪の中山巧さんが『打撃のプロ練習なら、エエとこあるから行ってみたら?』と言われただけで、チーム吉鷹に来ました」

――何の予備知識も与えられずに(笑)。

「僕も当時の日本のキックボクシングについて何も知らなくて。来てみたら『巧い選手がたくさんおるなぁ』という感じでした。今考えたら、メンバーを考えると巧いし強くて当たり前なんですけど(苦笑)」

――そこでいきなりプロ練習のスパーリングに参加したのですか。

「はい。自分は技術じゃ勝てないと思って、ダーティボクシングしまくっていました。だって西岡蓮太選手(元シュートボクシング日本ライト級王者、KNOCK OUT 64キロ級トーナメント優勝)とスパーしたら、蓮太さんのジャブは全部食らうのに、僕のパンチは当たらんので。結局、くっついてアッパーを打ち続けていましたね」

――チーム吉鷹を主宰している吉鷹弘さんの反応はいかがでしたか。

「最初は吉鷹先生のことを全く知らなくて。でも初日に柔道の話で意気投合したんですよ。吉鷹先生は柔道出身やし、僕も兵庫で大学まで柔道をやっていたので。『メチャクチャ強くて面白いオッチャンやなぁ』と思いました(笑)」

――吉鷹さんをオッチャン呼ばわり(苦笑)。当時はチーム吉鷹にヘビー級の練習相手はいたのでしょうか。

「全然いなかったですね。というか、今もいないです。一番大きかったのがストラッサー起一さんとレッツ豪太さんで。僕もヘビー級の相手と練習したくてチーム吉鷹に来たわけでもなかったですし」

――打撃や寝技、全てにおいてヘビー級の練習相手は少ないですよね。

「そもそも『ヘビー級の相手と練習したい』という考えがなかったです。違う階級の選手でも、トップファイターの人たちが僕と練習してくれるだけで嬉しいし、ありがたくて。僕が柔道をやっていた道場は、女子とも練習するところやったんですよ。女子で体格が違っても強い人はいっぱいおるし、こちらとしても『力を使わない練習』をする必要がありました」

――それはカルペディエム芦屋で行う組み技の練習に対しても同じ意識で臨んでいるのでしょうか。

「もちろんですよ。僕の寝技なんて最初はカスやったんで、ただただ岩﨑正寛(カルペディエム芦屋代表)さんにボコボコにされました。技術も何もない僕が、ヘビー級やからどうって考える余裕なんか無かったです。だからMMAでは寝技でも打撃でも、強い人たちがおるところで自分の技術を上げたいとしか考えていなかったですね」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
10月1日(日)
午後12時00分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,RIZIN LIVE,スカパー!

■ RIZIN LANDMAKR06対戦カード

<バンタム級/5分3R>
太田忍(日本)
佐藤将光(日本)

<キック61.5キロ契約/3分3R>
梅野源治(日本)
斎藤祐斗(日本)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
イム・ドンファン (韓国)

<バンタム級/5分3R>
所英男(日本)
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<ミドル級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
ANIMAL☆KOJI(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
渡辺彩華(日本)
万智(日本)

<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)

<58キロ契約/5分3R>
中村優作(日本)
ヒロヤ(日本)

<ヘビー級/5分3R>
貴賢神(日本)
荒東“怪獣キラー”英貴(日本)

<フェザー級/5分3R>
ビクター・コレスニック(ロシア)
高木凌(日本)

<ライト級/5分3R>
渡慶次幸平(日本)
井上雄策(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
日比野“エビ中”純也(日本)

<68キロ契約/5分3R>
銀・グラップリングシュートボクサーズジム(日本)
太田将吾(日本)

<キック57キロ契約/3分3R>
竹野元稀(日本)
内藤凌太(日本)

<バンタム級/5分3R>
切嶋龍輝(日本)
MASANARI(日本)

The post 【RIZIN LANDMARK06】RIZIN初陣=怪獣キラー荒東英貴─01─「吉鷹先生のことオモロイおっちゃんやと」 first appeared on MMAPLANET.
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【RIZIN LANDMARK06】万智戦へ、渡辺彩華「踏み台。ゴキジェットでシューッとやっつけてやります」

【写真】万智の話題になると、吐き捨てるような口調に変わった渡辺(C)SHOJIRO KAMEIKE

10月1日(日)、愛知県のドルフィンズ・アリーナで開催されるRIZIN LANDMARK06で、修斗世界女子スーパーアトム級王者の渡辺彩華が万智と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

渡辺は今年5月にSARAMIをKOし、プロ4戦目で修斗のベルトを巻いた。柔道ベース+ストライカーとして成長してきた渡辺にインタビュー序盤はその打撃論を訊くと、衝撃的なKOの裏に隠された細かい戦術やRIZINのサッカーボールキック対策など技術的な話題は非常にクールに話していた。

そんな渡辺だが、次戦の相手=万智の話になると表情も口調も一転、決して試合を盛り上げるためのトラッシュトークでない本音の嫌悪感を一切隠そうとしなかった……。


――RIZIN初参戦を控える渡辺選手ですが、まずは今年5月に修斗王座の獲得おめでとうございます。

「ありがとうございます! 一度MMAから離れて、復帰してからの展開がスピーディすぎて……。ただ一戦一戦、一生懸命やってきました。ベルトどうこうよりも、目の前にいる対戦相手に勝つことに一生懸命だったんですよ。それでSARAMI選手を倒した時に『あ、ベルトだ!』と思ったぐらいで。試合当日にSARAMI選手の入場曲が流れるまでは、『本当にSARAMI選手と試合するのかな?』と思っていたんです。私のほうから対戦要求していたのに(笑)」

――アハハハ。自分から言っておいて実感がなかったと(笑)。

「それでSARAMI選手の入場曲を聴いて『あぁ、本当にSARAMI選手と対戦するんだ』と実感したんですよ。何て言うのか……試合をするのは間違いないし、すごく緊張していたわけでもなくて。自分としては冷静でした。でも私はSARAMI選手がRIZINで試合しているのをテレビで視ていたので、『おぉ本物のSARAMI選手が来た!』みたいな(笑)。黒部三奈さんや藤野恵実さんと対戦した時も、同じような感覚がありました。でも……黒部さんや藤野さんはベテランすぎて。SARAMI選手にはオーラがありました」

――黒部選手と藤野選手は、オーラもなかったと?

「そんなことは言っていません! SARAMI選手がベルトを巻いている姿にオーラがあったというか」

――やはりそのオーラが、タイトルマッチならではなのでしょうね。SARAMI戦では、左ハイで決着するとは予想していませんでした。

「そうですか? 今までも左ハイは出していましたよ。当たっていないだけで(笑)。確かに今まではハイキックの重要性を考えていなかったです。ただ蹴ることができるタイミングで蹴っていただけで。しかもガッツリと当てに行っているわけではなく、どちらからというと左ハイを見せて下がらせたりするほうが多かったかもしれないですね」

――SARAMI戦では最初の左ハイをかわされ、2発目がヒットしてダウンを奪いました。すぐに立ち上がったSARAMI選手を引きはがして3発目の左ハイでKOという流れです。あの展開では何としても左ハイで倒そうとしていたのですか。

「実は――ずっと左ハイでKOするのを狙っていたんですよ」

――……。

「本当ですよ! 試合当日の朝に、家族にも『今日は絶対に左ハイで倒す』と言っていましたから。試合では一発目がブロックされたじゃないですか。あれは単発の左ハイで、『やっぱりこのレベルの選手には単発じゃ当たらないんだ。散らさないといけない』と思って。そのあと逆にSARAMI選手が顔面蹴りを打ってきて、自分が距離を外しました。そこで――私の戦い方って『自分がやられて嫌なことを相手にやり返す』なんですよ」

――それは良い言葉です!

「だから私が顔面前蹴りをやり返したら、相手の反応が鈍くて。そこで『左ハイが当たるかもしれない』と思って、まず右ボディストレートから左の三日月蹴り。次にボディストレートのフェイントから左ハイを打ちました」

――そして最初のダウンを奪ったわけですね。もう完全にストライカーへ……。

「黒部さんをKOした時に、自分はストライカーとして生きていこうと決めました! あくまで自称ストライカーですけど(笑)。でも日本の女子MMAではストライカーって少ないじゃないですか」

――それだけのKOを生み出す要因として、ステップワークとスイッチがあるかと思います。SARAMI戦もスイッチを繰り返していましたが、フィニッシュはオーソドックスからサウスポーにスイッチしたと同時に左ハイを打っていました。

「左ハイへ繋げる動き、コンビネーションは練習していました。スイッチからの左ハイだけじゃなく、もっといろんな左ハイの出し方を練習していて。あの形は練習していたものの一つです。オーソドックスのまま左ハイ右ハイも出せますし、サウスポーで右ハイも打てます。

もともと柔道は利き手が前のサウスポースタンスでした。MMAを始めてから、打撃が入るようになってオーソドックスで構えるようにしていました。そういうアベコベの状態からMMAを始めているので、どっちの手や足が前になろうと違和感がないですね」

――他の出身ファイターと同様にサウスポー、いわゆる右利きサウスポーとしてMMAを戦おうとは考えなかったのですか。

「それは考えなかったです。やっぱり左足を前に構えたほうが、前に出やすいですよね。私は徒競走も『位置について』で構える時に右足を下げていましたから」

――……はい。

「そのほうが本来はバランスが良くて。たぶん柔道時代はバランスが悪いほうで試合をしていたんだと思います(笑)」

――打撃でいうオーソドックスで構えていたほうが、もっと柔道でも強かったかもしれないと(笑)。

「柔道って、どんどんルールが難しくなっているじゃないですか。すぐ変更されるし、ルールが変わるたびに頭がパンクしていましたね。そういう競技は苦手です。だからMMAは楽しいですよ。ルールはあるけど分かりやすいから。特にRIZINルールは4点ヒザとサッカーボールキックがあるから、ここで蹴って良いかどうか迷う必要がないですもんね。黒部戦でもSARAMI戦でも、本当はダウンを奪った時にサッカーボールキックをやりたかったんですよ。相手は下を向いているからサッカーボールキックが入りやすくて、その気持ちを抑えるのに必死でした」

――現在サッカーボールキックは練習しているのですか。

「はい。さすがに思いっきり蹴ることはできないので、その状態になったらサッカーボールキックの形に入るだけですけど。4点ヒザの練習もやっています。それは練習相手もサッカーボールキックと4点ヒザありだから、自分も入れられるかもしれなくて緊張感ありますよ。でも、それだけフリーなルールのほうが向いていると思います」

――SARAMI戦で印象深かったのが、もう1点……あらゆる攻防の中で、必ず最後に右ジャブあるいは右フックをフォローで入れていました。

「あれを入れておくと必ず相手の動きが止まって、追って来られなくなりますね。ストライカーとしては『追ってくるなよ』という意味で右をフォローするようにしています。今はボクシングジムでも練習していますけど、やっぱりAACCで――MMAの練習の中でないと分からないものがあって。特にグラップラーが蹴りの打ち終わりにテイクダウンを狙うって攻防は、MMAだけのものじゃないですか。それはMMAの中で学ばないといけない。自分にとっては、あの右のフォローが流れの一つとして染みついているんです。ナチュラルな動きでモーションもなく出しているから、相手も気づいていないのかなとは思いますね」

――それほどナチュラルなストライカーぶりを発揮して修斗のベルトを獲得したあとは、どのような展開を考えていましたか。

「いきなりRIZINに出る、というのは考えていなかったです。まず修斗のベルトを獲ったあとは、防衛戦をやるのかなぁと考えていました。でも、そうなると対戦相手が――もともと黒部さんとSARAMI選手が2強で、いきなり再戦っていうのも変じゃないですか。誰か新しいチャレンジャーが登場するまで、どうなるのかなぁと考えていました」

――すると他団体として、DEEPジュエルスに出場している選手には興味がありましたか。

「DEEPジュエルスには49キロの選手が多いじゃないですか。自分の階級は見ていて『この選手と対戦したいなぁ』という気持ちはありました」

――同じ階級……となると、次に対戦する万智選手は「試合をしたい相手」の中に入っていなかったのですね。

「ストロー級の選手ですけど、自分が階級を上げれば対戦することはあると思っていました。ちょうど同じぐらいのキャリアなので。今回の52.5キロ契約というのも、仕方ないですね。それは万智選手と試合すると決めた限りは、契約体重はもう関係ないので。柔道時代は52キロ級で、その体重で動いたことがないわけでもないですし。あと正直、おいしい相手だと思っているのでオファーを受けました」

――柔道時代の52キロとMMAの49キロでは感覚も違いますか。

「今の自分にとっては修斗のスーパーアトム級(50キロ以下)が適正です。すごく動きやすし、自分の打撃も効きますからね。ただ、国内だけで試合をしていれば、いずれ対戦相手もいなくなってくると思います。世界で戦える選手になりたいっていう気持ちは大きくて、いずれ世界の階級――ストロー級でも強いと言われるようになりたいです。だからずっとストロー級で戦うことは見据えていました」

――……渡辺彩華選手にとってはAACCの先輩である浜崎朱加選手の前に立ちふさがったのが、アトム級とストロー級の間にある壁だったように思います。それはイコール、日本女子MMAにとっての壁でもありました。アトム級の選手が、いかにストロー級で戦うか。

「私は今でも、日本の女子MMAでは浜崎さんが一番強いと思っています。でも私と浜崎さんはファイトスタイルが違うし、違うからこそ壁をブチ破れるかもしれないです」

――それは期待したいところです。では対戦する万智選手の印象を教えてください。

「……ゴキブリですよ、ゴキブリ」

――いきなり語気が強くなったうえ、ゴキブリ呼ばわりするとは……。

「だって、いろんな練習場所に現れるじゃないですか。自分で自分の動きを『ゴキブリみたいな動き』と言っていますからね。だから彼女は自他ともに認めるゴキブリなんですよ」

――万智選手がAACCに来たことはないですよね。

「AACCに来たら、国内の女子選手全員と練習することになってしまいますよ(笑)。本人は、いずれAACCの選手と対戦することが多くなると思っていたかもしれないですけど」

――万智選手の練習環境の問題もあるので何とも言えませんが……。

「それと彼女に対してはイラッとすることがあって。以前MMAPLANETのインタビューで、私の名前を出さずに私のことを挑発していたじゃないですか。Colorsの選手との対戦について訊かれて、『自分がやってやりたい。でも団体も違うし、階級もちょっと違うので』とか何とか」

――「黒部さんとSARAMIさんに勝った人」とは、間違いなく渡辺選手のことですね。

「最初は階級が違うから、万智選手に対してそれほど興味があったわけではないです。でもAACCの人から『こういうことを言われているよ』って、MMAPLANETの記事が送られてきて。でも読んでみたら『階級が違うから悔しい』とか、何言っているんだろうって感じですよ。言い訳するんじゃないってイラつきました。

私だったら――『階級が違うから悔しい』と思うぐらいなら、体重を落としてでも試合します。それで私がツイッター(現X)で、MMAPLANETの記事を引用リツイートして『試合しましょう』と書いたら彼女は何も答えずに、いいねだけしていて……。自分から言っておいて何なんですか。だから私が体重を上げてあげましたよ。これで文句ないでしょう。相手の体重でタコ殴りにしてやります」

――トラッシュトークかと思ったら、本気で怒っているようですね。

「そうですよ。ホントにイラッとしましたから」

――では客観的に、ファイターとしての印象を教えてください。

「グラップラーじゃないですか。柔道出身のグラップラー。よくいるタイプですよ」

――同じ柔道出身であるにも関わらず、ハッキリとストライカーとグラップラーに分かれました。万智選手のようなグラップラーを相手に、渡辺選手の寝技も見てみたいところです。

「フフフ、今回そうなるかもしれませんね。寝技になっても自信はありますから」

――ちなみにRIZINでいえば伊澤星花選手のことは、どのように見ているのですか。

「伊澤さんに対しては何もないですよ。昔、同じアマチュア大会に出た時は『お互いに頑張ろうね』と言っていたぐらいで。RIZINに出場するかぎりは、やるなら伊澤さんだと思っています。ただ、AACCとして考えると伊澤さんのほうが邪魔ですよね。ウチのトップ(浜崎)を倒してベルトを奪っているわけですから。次の万智戦は、伊澤星花とのタイトルマッチへの踏み台ですよ。ゴキブリはゴキジェットでシューッとやっつけてやります」

■視聴方法(予定)
10月1日(日)
午後12時00分~ABEMA, U-NEXT, RIZIN100CLUB,RIZIN LIVE,スカパー!

■ RIZIN LANDMAKR06対戦カード

<バンタム級/5分3R>
太田忍(日本)
佐藤将光(日本)

<キック61.5キロ契約/3分3R>
梅野源治(日本)
斎藤祐斗(日本)

<バンタム級/5分3R>
所英男(日本)
アラン“ヒロ”ヤマニハ(ブラジル)

<キック61.5キロ契約/3分3R>
梅野源治(日本)
斎藤祐斗(日本)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
トップノイ・キウラム(タイ)

<ミドル級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
ANIMAL☆KOJI(日本)

<女子ストロー級/5分3R>
渡辺彩華(日本)
万智(日本)

<フライ級/5分3R>
村元友太郎(日本)
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)

<58キロ契約/5分3R>
中村優作(日本)
ヒロヤ(日本)

<ヘビー級/5分3R>
貴賢神(日本)
荒東“怪獣キラー”英貴(日本)

<フェザー級/5分3R>
ビクター・コレスニック(ロシア)
高木凌(日本)

<ライト級/5分3R>
渡慶次幸平(日本)
井上雄策(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
日比野“エビ中”純也(日本)

<68キロ契約/5分3R>
銀・グラップリングシュートボクサーズジム(日本)
太田将吾(日本)

<キック57キロ契約/3分3R>
竹野元稀(日本)
内藤凌太(日本)

<バンタム級/5分3R>
切嶋龍輝(日本)
MASANARI(日本)

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ARAMI DEEP DEEP JEWELS MMA MMAPLANET o ONE RIZIN RIZIN LANDMARK06 RIZIN44 SARAMI キック 万智 伊藤裕樹 修斗 前田吉朗 宇田悠斗 安谷屋智弘 山本アーセン 平良達郎 征矢貴 扇久保博正 本田良介 杉山廣平 渡辺彩華 福田龍彌

【RIZIN44 & RIZIN LANDMARK06】9月24日に福田龍彌×山本アーセン、10月1日に渡辺彩華×万智など追加対戦カードを一挙発表

【写真】修斗・DEEPでベルトを巻いた福田(左)とフライ級2戦目のアーセン(右)が激突(C)MMAPLANET

26日(土)、RIZN FF事務局より9月24日(日)にさいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN44、10月1日(日)に愛知県名古屋市中区のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)のRIZIN LANDMARK 6 in NAGOYAの追加対戦カードが発表された。

今回のリリースではRIZIN44の2カード、RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYAの12カード(キック1カード含む)が一挙にアナウンスされた。RIZIN44では、5月のRIZIN42で一度組まれていた征矢貴×ラマザン・テミロフが仕切り直しで行われ、新規カードとして福田龍彌×山本アーセンが決まった。


今回が2度目のRIZIN参戦となる福田は2020年7月に前田吉朗を下して修斗世界フライ級暫定王者となり、翌2021年1月の正規王者・扇久保博正の王座返上を受けて、第7代王者に昇格した。同年7月の初防衛戦で平良達郎に敗れて王座陥落となると、戦いの場をDEEPに求める。

DEEPでは2022年9月からスタートしたDEEPフライ級グランプリに参戦し、杉山廣平、安谷屋智弘、宇田悠斗、本田良介を下して優勝。本田との決勝にはDEEPフライ級暫定王座もかけられており、修斗に続いてDEEPでの王座獲得も果たした。

対するアーセンは5月のRIZIN42で約2年9カ月ぶりに復帰。フライ級に階級を落とした再出発の一戦で、伊藤裕樹から判定勝利を収めている。福田はサウスポーで腰を落とした構えから打撃の圧力をかけるスタイルで、離れた間合いからの左ストレート・近距離での右フックはフライ級ながら一発で試合を終わらせる威力を持つ。

伊藤戦ではレスリング力を活かして組の攻防で削り勝ったアーセンだが、打撃のプレッシャー&強打を誇る福田相手にそれをできるかがポイントになりそうだ。

RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYAでは渡辺彩華×万智の一戦に注目したい。

渡辺はプロ3戦目で黒部美奈をKO、4戦目でSARAMIを下して修斗世界女子スーパーアトム級王座を獲得。

柔道ベースながらシャープなパンチを得意にし、黒部戦ではカウンターの右アッパーで黒部をマットに沈め、SARAMI戦ではスイッチを織り交ぜながらの左ハイキックを決めるなど、打撃でも非凡なセンスを感じさせる注目の女子ファイターだ。

一方の万智はDEEP JEWELSで戦うプロ3戦3勝・20歳の新鋭。昨年末に北米で戦う話もあったが、最終的にRIZINからのオファーを選択して、今回の試合を迎えた。

本来なら渡辺=スーパーアトム級、万智=ストロー級と階級は違うが、過去にMMAPLANETのインタビューで、練習をともにする先輩=黒部&SARAMIに勝った渡辺との対戦を望んでいた。今後の女子MMAの将来を担っていく選手同士の一戦。MMAとしてのクオリティの高さにも注目したいカードだ。

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DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS42 HIME MMA MMAPLANET NØRI o アム・ザ・ロケット キック キム・ジヨン パク・シウ パンクラス 万智 古林礼名 山崎桃子 村上彩 桐生祐子 竹林愛留 藤野恵実 青野ひかる 須田萌里 魅津希 齋藤百湖

【DEEP JEWELS42】10周年記念大会でアム×村上のミクロ級タイトル戦。齋藤百湖の初陣は何と、NØRI

【写真】ほぼほぼ適正体重より重い状態で戦って来た両者が、どのようなパフォーマンスを見せつけるか (C)MMAPLANET

12日(水)にDEEPより、9月10日(日)に東京都港区のニューピアホールでDEEP JEWELS42「10th Anniversary」が開催されオープニングのアマMMAを含め12試合の対戦カードが発表された。

2013年8月31日に新宿FACEで旗揚げ戦が行われ(※メインに藤野恵実、セミのキックにキム・ジヨン、グラップリングに魅津希、パウンド無し試合も組まれた)、確実に日本の女子MMA界の成長を後押ししてきたDEEP JEWELSが活動開始から10年の区切りとなる大会を開催する。


3回戦で発表されたのは、DEEP JEWELSミクロ級タイトル戦=王者アム・ザ・ロケット×村上彩。そしてパク・シウ✖HIMEの49キロ契約マッチの2試合だ。

同じく49キロ契約では2回戦ながら須田萌里×エイト・ロータスという注目カードが組まれている。

また全日本学生柔道選手権63キロ級で3位の実績を持ち、EXFIGHT所属でアマMMAで万智に勝利している齋藤百湖がプロデビューに挑む。対戦相手は何とパンクラスでタイトル戦を経験したばかりのでNØRI──実績崩壊マッチも実現する。

この他、青野ひかる×桐生祐子、山崎桃子×古林礼名、竹林愛留✖ 彩綺なども決定した10周年記念大会。特別仕様でなく、普段着の装いで記念大会が実現することが、DEEP JEWELSが10年に渡り積み上げて来た実績の証といえるだろう。

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DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS41 MMA MMAPLANET o キム・ユジョン 万智

【DEEP JEWELS41】初の国際戦に挑んだ万智、キム・ユジョンをハンマーロックで仕留める

【写真】TDから万智の一方的な展開に(C)MATSUNAO KOKUBO

<ストロー級/5分3R>
万智(日本)
Def.1R2分24秒 by ハンマーロック
キム・ユジョン(韓国)

待ちの左にワンツーを見せるキム・ユジョン。下がりながら万智は一気にテイクダウンを決める。ハーフ&枕の万智は下から鉄槌を受けるとヒジを打ちつける。二重絡みで足を抜かせないキム・ユジョンは、スクランブルに持ち込む態勢にはない。万智はハンマーロックを極めに掛かる。

粘るキム・ユジョンに対し、万智は組んで腕を解いて、そのまま手首を引き寄せるように極めタップを奪った。「初の国際戦だったのですが、一本で極められて良かったです。今日が10代最後の試合だったのですが、成人式までにベルトが欲しいです」と意気揚々と語った。


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DEEP DEEP JEWELS DEEP Tokyo Impact o RIZIN   アム・ザ・ロケット キック キム・ユジョン ケイト・ロータス 万智 伊澤星花 古瀬美月 須田萌里

【DEEP JEWELS】速報中!DEEP JEWELS 41

230528deepjewels-order
さてさてお昼のDEEP TOKYO IMPACT 2023 4th ROUNDに引き続き、ニューピアホールではDEEP JEWELS 41が開催されます。RIZINとDEEP JEWELSの2本のベルトを持つ伊澤星花がメインに登場。アム・ザ・ロケットを迎え撃ちます。さらに須田萌里、万智という次世代のスター候補も出場する注目の大会。今回はU-NEXTで観戦しつつ、電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 アマチュアSPルール 55kg契約】
×角田光優(禅道会中信支部)
(判定0-3)
○横瀬友愛(BELVA)
1R、開始直後に片足タックルから足を掛けてテイクダウンした横瀬。サイドからマウントに移行しつつ、上から三角絞めを狙うが、角田は立ち上がってスタンドに脱出。パンチを振るって前に出てラウンドを終えた。
2R、一転したスタンドの攻防。角田がミドルを多用し、バックハンドブローなど積極的の手数を出す。しかし村瀬もパンチを打ち返して対抗。さらに片足タックルで組んで押し込むが角田の腰は重い。しばらく膠着するが横瀬は強引に倒すとバックに周って首を狙う。しかしここでタイムアップ。判定は主導権を握った横瀬に軍配。


【第2試合 アマチュアSPルール 50.5kg契約】
×吉川桃加(トライフォース赤坂)
(判定0-3)
○須田美咲(リバーサルジム立川ALPHA)
1R、前に出る吉川。ケージ際に追い込むが須田はハイキック。それでも吉川は組み付くが須田が首投げでテイクダウン。上野ポジションをキープしてラウンドを終えた。
2R、開始直後の組んでくる吉川。須田は首相撲から膝蹴りを連打。吉川は嫌がって組み付いてしばらく差し合いが続く。離れ際に吉川のパンチの連打。これがヒット。嫌がる須田はタックルに来るが吉川はこれを切ってスタンドの攻防が続く。終了間際には差し合いから須田がまたも首投げでテイクダウンを奪って試合終了。判定は須田に軍配。


【第3試合 フライ級】
×MANA(blooM)
(判定0-3)
○奥富夕夏(リバーサルジム新宿Me,We)
1R、MANAの打撃をかいくぐって奥富がタックルでテイクダウン。しかしMANAはすぐに立ち上がる。間合いを潰して組み付く奥富。ケージ際で長い差し合いが続く。MANAが足を掛けて投げを放つが二転三転して上になるのは奥富。しかしMANAは立ち上がると再び足掛けてテイクダウンに成功。だが奥富もすぐに立ち上がって差し合いが続く重厚な展開でラウンドを終えた。
2R、差し合いから互いに小手投げを狙う展開。奥富が倒すと上からMANAの腕を殺してパウンド連打。あわやの場面だったがMANAはスタンドに脱出。しかし奥富はすぐに組み付いて不完全ながらバックに周る。側頭部にパウンドを連打。さらに奥富は下になりながら腕十字。だがMANAはバスターで脱出。だが奥富はすぐに組み付いて上をキープ。最後はMANAの下からの三角を潰して奥富がパウンド連打で試合終了。判定は奥富に軍配。


【第4試合 アトム級】
○古瀬美月(K-PLACE)
(判定3-0)
×上瀬あかり(毛利道場)
1R、開始直後から果敢にパンチを出していく古瀬。左ストレートが切れる。しかし上瀬はタックルでテイクダウン。だが古瀬はすぐに立ち上がって逆に投げでテイクダウンに。上を固めてからパウンド。長いリーチから怒涛の連打。しかし上瀬は下から腕十字!ガッチリ極まったかに見えたが古瀬は身体を反転させて脱出。猪木アリ状態から試合を進めるが、上瀬は下からタックルに行って組み付いてラウンドを終えた。
2R、スタンドの攻防から上瀬はしつこくタックルに行く。しかし古瀬の懐は深くしっかりと切る。スタンドで長い差し合い。投げで古瀬がテイクダウンを奪うが、しばらくして上瀬がスイープして脱出。上になったところで試合終了。判定は古瀬に軍配。


【第5試合 49kg契約】
○ケイト・ロータス(KING GYM KOBE)
(判定3-0)
×彩綺(フリー)
1R、開始早々に組みついたケイトが足を掛けてテイクダウン。すかさずバックに移行。うまくコントロールしてチョークを狙う。彩綺は立ち上がろうとするが、ケイトはそのまま背中に張り付く。彩綺は徐々に正対し始めると、ケイトは背中から降りてすぐさまタックル。簡単にテイクダウンに成功。バックに周ろうとするが彩綺は立ち上がって脱出してラウンドを終えた。ケイトのテイクダウンまでの動きが素早い。
2R、打撃の交差からケイトはタックル。しかし彩綺の腰は重い。ケージを背にして耐える。逆に彩綺が押し倒してテイクダウン。しかしケイトは下から腕を狙うが彩綺は付き合わない。スタンドに戻ると彩綺は前蹴り。ケイトはそれでも前に出て組み付くと首投げでテイクダウン。上からパインドを落とすと彩綺は下から三角十字!これはケイトが捌いて試合終了。判定はケイトに軍配。成長の跡が見える一勝。


【第6試合 ストロー級】
○万智(スポーツジム67’s)
(1R アームロック)
×キム・ユジョン(チーム・ジーニアス)
1R、打撃の交差から万智がタックルでテイクダウンに成功。完全にグラウンドをコントロールすると上からアームロック。ユジョンは身体をよじらせて脱出を狙うが、万智はバックになって捻じり上げるとレフェリーが試合を止めた。万智が国際戦を圧勝。成人式までにベルトがほしいとマイクを握った。
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DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS41 DEEP Tokyo Impact Deep Tokyo Impact2023#04 Grachan K-MMA MMA MMAPLANET o ONE Wardog YouTube アム・ザ・ロケット キム・ウジェ キム・ユジョン クォン・ウォンイル ケイト・ロータス チャンネル パク・ジョンウン ピョン・ジェウン 万智 伊澤星花 古瀬美月 渡慶次幸平 越智晴雄 須田萌里

【DEEP Tokyo Impact2023#04】越智晴雄と対戦。フライ級で充実キム・ウジェ「成長した姿を見せる」

【写真】昨日の計量ではリカバリーが相当できそうなボディを披露していた(C)MMAPLANET

本日28日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT2023#04にキム・ウジェが参戦し、越智晴雄とメインで戦う。

GPを終えたばかりのDEEPフライ級戦線に、韓国から血気盛んに名乗りを挙げたキム・ウジェ。フライ級の層がそれほど厚くないK-MMAから、スクランブル出場のバンタム級でなく本来のフライ級で準備期間もしっかりとあった。そんなDEEP初出場は、自らの力を証明するための──3度目の正直といえる機会を得たことになる。


――日曜日に越智選手と戦うキム・ウジェ選手です(※取材は24日に行われた)。

「ヨロシクオネガイシマス」

──こちらこそ、宜しくお願いします。今の調子を教えてください。

「ONEで戦っているクォン・ウォンイル選手が開いたP-Boyというジムに加わり、自分がキャプテンとしてやっています。準備期間も十分にあり、コンディションはバッチリです」

──プリティボーイはエクストリーム・コンバットから独立をしたのですね。

「ハイ。独立して選手部も創ってやっています。自分はエクストリーム・コンバットとは違うジムで練習していたのですが、館長が警察官になってチームがなくなってしまったんです。クォン・ウォンイル選手とは仲が良かったので、合流しました」

──そんなキム・ウジェ選手ですが、既に日本で戦った経験がありますね。

「大阪でWARDOG、東京はGrachanで試合をしています。ただ2試合とも急なオファーでバンタム級で戦いました。自分の本来の階級はフライ級なのですが」

──なるほど、フライ級のキム・ウジェは違うと。母国・韓国もフライ級の試合は決して多くないですね。

「韓国のフライ級は選手も少なくて、ほとんど知っている選手ばかりなので日本で試合がしたいと思ってきました。今回、DEEPに出られることになって本当に嬉しいです。フライ級とバンタム級で戦うのは全然違います。普段から63キロぐらいしかないので、バンタム級で戦うと力の差を感じていました」

──そうですね。普通に70キロからは落としてくることも考えられますし。DEEPではフライ級GPが終わったばかり、ピョン・ジェウン選手は準々決勝で敗れました。

「韓国ではフライ級の選手の数が少ないので、日本の方が強いと思っています。ただ自分もフライ級としてまだまだ見せるものがあるので、自分の力をDEEPで見せたいです」

──では越智選手の印象を教えてください。

「動画を視て、身長が低くてアグレッシブなファイターです。でも打撃もレスリングもそれほどじゃない。自分の方が強いと思っています」

──そんなキム・ウジェ選手のストロングポイントを教えてください。

「レスリングに自信があります。素早いステップを生かした動き、そこを見せたいです。フライ級ですし、これまでより良い試合ができる。自信はあります」

──では越智選手との試合、どのような戦いを見せたいと思っていますか。

「韓国のフライ級より日本のフライ級が強いと、前から思っていました。ただ自分も練習環境が充実しており、以前より強くなっています。成長した姿を見せることがデキる自信があります。一つのパターンだけでなく、自然に打撃、寝技と総合力で勝てるよう頑張ります」

■視聴方法(予定)
5月28日(日)
午前11時50分~DEEP チャンネル-YouTube

■ DEEP TOKYO IMPACT2023#04対戦カード

<56キロ契約/5分3R>
越智晴雄(日本)
キム・ウジェ(韓国)

<ライト級/5分3R>
LUIZ(日本)
渡慶次幸平(日本)

<ウェルター級/5分2R>
宮崎直人(日本)
小林ゆたか(日本)

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ(日本)
安永吏成(日本)

<68キロ契約/5分2R>
立成洋太(日本)
コマネチ竜太(日本)

<フェザー級/5分2R>
佐藤勇駿(日本)
相本宗耀(日本)

<フライ級/5分2R>
松丸息吹(日本)
加藤瑠偉(日本)

<ライト級/5分2R>
コマネチゆうた(日本)
後藤亮(日本)

<ストロー級/5分2R>
石井涼馬(日本)
大和田光太(日本)

<フライ級/5分2R>
濱口麗地(日本)
カネタケマン(日本

DEEP JEWELS41

■視聴方法(予定)
5月28日(日)
午後5時20分~DEEP チャンネル-YouTube、U-NEXT、サムライTV

■DEEP JEWELS41 対戦カード

<49キロ契約/5分3R>
伊澤星花(日本)
アム・ザ・ロケット(タイ)

<49キロ契約/5分3R>
須田萌里(日本)
パク・ジョンウン(韓国)

<ストロー級/5分3R>
万智(日本)
キム・ユジョン(韓国)

<49キロ契約/5分2R>
ケイト・ロータス(日本)
彩綺(日本)

<アトム級/5分2R>
古瀬美月(日本)
上瀬あかり(日本)

<フライ級/5分2R>
MANA(日本)
奥富夕夏(日本)

<アマ50.5キロ契約/3分2R>
吉川桃加(日本)
須田美咲(日本)

<アマ・ストロー級/3分2R>
Sarah(日本)
横瀬美久(日本)

<アマ・55キロ契約/3分2R>
角田光優(日本)
横瀬友愛(日本)

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DEEP DEEP JEWELS DEEP JEWELS41 K-MMA MMA MMAPLANET o ROAD FC YouTube キム・ユジョン チャンネル 万智 海外

【DEEP JEWELS41】万智と対戦、ミス前進=キム・ユジョン「5分3Rも5分2Rも同じ。早く終わらせます」

【写真】カカオトーク全盛の韓国で、不慣れなZOOMを懸命に操作してくれたキム・ユジョンだった (C)MMAPLANET

28日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS41で、キム・ユジョンが万智と対戦する。

K-MMA界コロナの象徴ともいえる3分✖3R&寝技限定のARCでプロキャリアをスタートさせたキム・ユジョンはとにかく引かないファイターだ。その前進力であらゆる局面を打開し、微妙な判定負けを喫したデビュー戦以降は現在3連勝中だ。

話しても大人しく印象しかなく、どこにあの負けん気が潜んでいるのか。その気持ちを見せるのは、万智を前にしてからなのだろう。


――万智選手との試合が近づいてきたキム・ユジョン選手です(※取材は23日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「いつもより順調に準備ができていて、コンディションも良いです。今、3連勝中なのですが、4連勝できる自信が日に日に強くなっています」

──キャリア5戦目で、日本で戦うことについてどのように思っていますか。

「海外で試合をするのは初めてで、ワクワクしています。このまま連勝がストップしないよう頑張るつもりです。このチャンスを頂いたことに対して、DEEPに感謝の気持ちでいっぱいです」

──ところでキム・ユジョン選手が、MMAを始めようと思ったきっかけは何だったのですか。

「20歳の時、私は学生でもなく何もしていなプー太郎状態でした。そんな時に家の近所にMMAの道場ができて、『ちょっと運動でもしてみよう』と思って通うようになりました。それまで格闘技もスポーツもしたことがなくて、韓国人なら誰でもやるテコンドーを小中学の時に趣味程度でやっていただけですが、ジムで練習していると館長から『選手としてやってみるのは、どうか』と言われて。それ以来、一生懸命にやってきました。

ただ22歳になった時にチームのなかで色々なことがあって、今所属しているチーム・ジーニアスに移籍しました。それからは凄く上手くいっています。ジーニアスの所属になってからはMMAと並行して、散打の大会にも出ています」

──アマチュアからプロに上がった際、すぐにコロナになってしまいました。キャリアを積むのに影響したのではないですか。

「ちょうどデビュー戦が決まった時にコロナが始まって、ずっと延期が続きました。いつデビューできるのか分からない状況になりましたが、なんとかデビュー戦を戦えました。それからも次々と試合をしたかったのですが、試合機会はなかなか巡ってこなかったです。ただ、それは私だけでなく他の選手も同じことなのでしょうがないと思っていました」

──デビュー戦のシン・ユジン戦を見ると、勝っていてもおかしくない試合でスプリット判定負けを喫したにも関わらず、すぐに満面の笑みを浮かべて対戦相手にハグをしていました。あの状況であの笑みを見せたことが印象深かったです。

「デビュー戦の相手は、凄く強かったです。そんな選手を相手にあれだけ戦えたことに満足したのかもしれないです。今でもあの試合の動画では、私が勝っているとコメントをしてくれる人がいます。あの時は負けても、仕切り直して勝ち続ける自信があったので素直に敗北を受け入れて、対戦相手の勝利を祝ってあげたくなったのかもしれないです」

──格闘技経験がないそうですが、テイクダウンをして極めがある。何よりも殴り合いができるように思いました。キム・ユジョン選手自身、どこがストロングポイントだと思っていますか。

「打撃だけでなく、MMAとして総合力で戦えることです。そうなりたくて練習をしていて、今言ってもらえたような戦いができるのは、全ては練習のおかげです。練習は動きに満足いくまで、ずっと続けています。本当に実戦のような激しい練習を続けることで試合の時に自然に動けるのだと思っています」

──では対戦相手の万智選手に関して、どのような印象を持っていますか。

「万智選手の試合映像を2試合ぐらい見ました。私と同じサウスポーで心が強く、前にガンガン出ることができるタイプですね。凄くタフな選手ですけど、それこそが私の望む対戦相手なので、戦えることに凄くワクワクしています」

──ARCで3分✖3R、Road FCでは5分✖2Rを戦ってきましたが、今回は5分✖3Rです。

「5分✖3Rも5分✖2Rと同じです。早く終わらせます」

──コロナ前後でデビューした選手は、韓国も日本もレベルが以前と違うように感じます。MMAとして万智選手との試合、どのように戦いたいと思っていますか。

「日本のファンの人に見て欲しいのは、どんどん前に出るところです。『戦車のようだ』と言われることもありますが、それこそ戦車のようにひたすら前進し、バチバチの皆が喜んでくれる姿を見せたいと思っています」

──では、この試合後にはどのようなキャリアを積んでいきたいと考えていますか。

「相手は誰でも関係なく、全て女子選手と戦いたいです。全員を倒して、チャンピオンになることが目標です」

■視聴方法(予定)
5月28日(日)
午後5時20分~DEEP チャンネル-YouTube、U-NEXT、サムライTV

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