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o RIZIN UFC ヴィルナ・ジャンジローバ

UFC on ESPN+87:第3試合・バネッサ・デモポロス vs. 村田夏南子

女子ストロー級

柔術バックボーンのデモポロス。UFCストロー級では3連勝の後、元タイトル挑戦者のコバルケビッチにテイクダウンを奪えず打撃の手数で押されての判定負けで連勝ストップ。RIZINででキャリアを積んだ村田に対し、デモポロスはRIZIN女子スーパーアトム級のタイトルに挑戦したこともあるジン・ユ・フレイに判定勝ちしている(ただし、判定内容はかなり微妙)。UFCに参戦するまではストリッパーをしていた。35歳。

2年4ヶ月ぶり復帰戦となる村田。デビュー戦はタックルからのテイクダウンを奪い続けて完勝。2戦目は現ランキング6位のヴィルナ・ジャンジローバ戦で、腕十字で極められかけ、凌いだものの、2Rにその腕でパンチを出したところヒジを脱臼し、続行不能となり2R終了TKO負け。そこから、練習中に男子選手のヒザで負傷してさらに長期欠場となった。30歳。

UFCでは1勝1敗の村田だが、戦績がきれいなことが評価されたのか、オッズはフェイバリット。

 

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LFA MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC UFC ESPN52 UFN エディ・ブラボー ギャレット・アームフィールド コンバット柔術 シュウ・ヒラタ ハナ・ゴールディ ヴィルナ・ジャンジローバ 中村倫也 木下憂朔 村田夏南子 風間敏臣 魅津希

【UFC ESPN52】8/27は風間敏臣、中村倫也&木下憂朔揃い踏み。この秋、魅津希、村田も待望の復帰へ

【写真】RTU決勝でKO負けからの契約。ここが力の魅せどこだ(C)Zuffa/UFC

26日(土・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC on ESPN52「Holloway vs Tha Korean Zombie」で風間敏臣のUFCデビューの確認が、マネージメントするシュウ・ヒラタ氏より確認が取れた。

同大会でギャレット・アームフィールドと風間の対戦が決まったのに前後して、魅津希、村田夏南子の両女子ファイターのオクタゴン復帰も決まっている。


2020年8月以来、実に3年1カ月振りの実戦復帰となる魅津希は、9月23日のラスベガスのファイトナイトでハナ・ゴールディと対戦。一方の村田も同じくベガスで開催される10月7日のUFNでヴァネッサ・デモポウロスと戦うことが決まっている。

魅津希はヒザの負傷、村田は2021年6月のヴィルナ・ジャンジローバ戦で喫した腕のケガの影響で長期離脱を強いられたが、いよいよオクタゴンで戦う姿が見られることになる。

魅津希と戦うゴールディは、ザッツ・フィジカルファイター。巨大な肩回り、豪腕を振るうが上半身と下半身の連動は良くない。ただし、コンバット柔術で見せた掌底のラッシュは圧巻。魅津希としては、パワーはあってもアゴが空き気味の相手にしっかりと打撃を入れていきたい。

一方、村田の相手のデモポウロスは元LFA女子フライ級王者で、コンテンダーシリーズ敗北&王座陥落を経験した後にUFCに辿り着いた苦労人だ。UFCでは3勝2敗、この間もエディ・ブラボー率いる女子グラップリング大会=MedusaでEBIルールやコンバット柔術ルールのトーナメントに出場している柔術家だ。

下からの攻めを得意とするデモポウロスを相手に、村田も悪夢の腕十字の再現とならない準備は、この間積んできたはず。

打撃と柔術に秀でた魅津希は、どの局面でも戦える素養がMMAという戦いでありながらゲームでもある競技にマッチしない部分があった。対して、村田はテイクダウン&グラップリングの完成度の高さに、打撃を落としこむこととでさらに完成度が高くなることが期待されていた。

そんな両者が合体してから1年半、最高峰の頂点を目指す戦いに再び乗り出した。互いの短所を補い、長所を伸ばすことができるベストパートナー。UFCで戦い続ける日本のツートップが、リボーンとなる9月と10月の2試合──見逃すわけにはいかない。

Road to UFCと連日開催、木下憂朔&中村倫也と日本勢が集結する8月最終週のシンガポール、風間の対戦相手はアームフィールドはUFC戦績は0勝1敗で、通算戦績は8勝3敗だ。

蹴りを交えたストライキング、テイクダウンにも対応した接近戦で殴り合えるアームフィールドに、柔術で勝負してきた風間がラスベガスでのトレーニングで開眼したMMAを如何にぶつけるのか。その良さを持ち続けたうえで、新しい一面で力を発揮することが欠かせない試合となる。

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o ONE UFC UFC Fight Night   カロリーナ・コバケビッチ ヴィルナ・ジャンジローバ 村田夏南子

村田夏南子が2年4ヶ月ぶりに復帰、10.7『UFC Fight Night』でヴァネッサ・デモポロスと対戦

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 UFCが10月7日に開催するFight Nightシリーズの大会(会場未定)でヴァネッサ・デモポロス vs. 村田夏南子の女子ストロー級マッチが行われることをイリジウム・スポーツエージェンシーが発表。

 デモポロスは5月の『UFC Fight Night 223: Dern vs. Hill』でカロリーナ・コバケビッチに判定負けして以来の試合。その前までは3連勝していました。

 村田は2021年6月の『UFC on ESPN 25: Korean Zombie vs. Ige』でヴィルナ・ジャンジローバに2R TKO負けして以来2年4ヶ月ぶりの試合。試合中に左肘を脱臼したことによるドクターストップで敗れており、この負傷の影響で復帰が遅れていました。続きを読む・・・
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MMA o ONE UFC UFC Fight Night   ヴィルナ・ジャンジローバ

8.5『UFC Fight Night 226』でジェシカ・アンドラジとタティアナ・スアレスが対戦

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 UFCが8月5日にテネシー州ナッシュビルで開催する『UFC Fight Night 226: Sandhagen vs. Nurmagomedov』でジェシカ・アンドラジ vs. タティアナ・スアレスの女子ストロー級マッチが行われることを発表。当初スアレスはヴィルナ・ジャンジローバと対戦予定でしたが、ジャンジローバの膝に負傷によりアンドラジに変更されています。

 アンドラジは5月の『UFC 288: Sterling vs. Cejudo』でヤン・シャオナンに1R KO負けして以来の試合で2連敗中。現在UFC女子ストロー級ランキング5位。

 スアレスは2月の『UFC Fight Night 220: Muniz vs. Allen』でモンタナ・デ・ラ・ロサに2Rギロチンチョークで勝利して以来の試合でプロデビュー以来9戦全勝(UFC戦績5勝0敗)。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC288 キック マリナ・ホドリゲス ヴィルナ・ジャンジローバ

【UFC288】組まれて、バックを許したくないホドリゲスを完全コントロール。ジャンジローバが判定勝ち

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
マリナ・ホドリゲス(ブラジル)

間合いを測る両者、ジャンジローバがダブルレッグで一気にテイクダウンを決める。両足を束ね、リストを取って背中をつかせにいくジャンジローバが、両ヒザ裏クラッチからボディロック、さらに背中に乗ってワンフックとポジションを進める。上を向いたホドリゲスに対し、ハーフで肩固めを仕掛けるジャンジローバが上体を起こして左のパウンドを連続で落とす。

ホドリゲスが二の腕の内側を押してパンチを封じようとすると、ジャンジローバはキムラ狙いに移行する。さらにニーインベリーからエルボーに転じ、足を戻されると立ち上がる。ジャンジローバの蹴り上げにもパス狙いの圧を高めたジャンジローバが、左エルボーを落とし初回を完全ドミネイトした。

2R、スピニングバックフィストを見せたジャンジローバは、もう一度同じ動きから組んでいく。突き放したホドリゲスは、続くシングルレッグでケージに押し込まれ前方に崩される。ウィザーで耐えるホドリゲスはに対し、引き込んだジャンジローバが足関節を狙う。足を畳んで防いだホドリゲスが、下からパンチを打っていくもジャンジローバは正対してパスの圧力を高める。やがてボディロックまで上り、右腕を差したジャンジローバは、ホドリゲスのケージキックにも逆側に回ってパスを成功させる。

サイドを抑えて右エルボー、ここから腕を狙ったジャンジローバが上四方に回るとノースサウスチョークへ。ホドリゲスの下からのヒザ蹴りに、体を起こしたジャンジローバがエルボーを連打し、この回も完全支配を遂行した。

最終回、しっかりとテイクダウンのタイミングを伺うジャンジローバに対し、ホドリゲスは迂闊に近づくことができない。それでもスピニングバックフィスト後にワンツーで距離を距離を詰めたホドリゲスが、組みを切って飛びヒザを見舞う。ジャンジローバはすかさずシングルレッグでドライブ、テイクダウンを決める。大ブーイングのニュージャージーの観客をよそに、両足を束ねたジャンジローバはホドリゲスの自由を奪っていく。

ジャンジローバはホドリゲスの体を上り、肩固めへ。そのまま抑えられたホドリゲスはハーフで粘るの精いっぱい。残り1分を切り、肩固めを諦めたジャンジローバがエルボー。立ち上がるとホドリゲスがアップキックを連続する。結果、ガードの中におさまったジャンジローバが3-0の判定勝ちした。


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LFA MIKE MMA o UFC   ウィリアム・ナイト オーデ・オズボーン カロリーナ・コバケビッチ ジェシカ・ペネ ブラッド・リデル ルーカス・アルメイダ ヴィルナ・ジャンジローバ

6.4『UFC Fight Night 207: Volkov vs. Rozenstruik』の対戦カードを紹介

 6月4日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 207: Volkov vs. Rozenstruik』のうち当サイトで未紹介だったカードを紹介していきます。


 フェリス・ヘリッグ vs. カロリーナ・コバケビッチの女子ストロー級マッチが大会まで残り1週間で発表されています。

 ヘリッグは2020年8月の『UFC 252: Miocic vs. Cormier 3』でヴィルナ・ジャンジローバに1Rアームバーで敗れて以来1年10ヶ月ぶりの試合で3連敗中。コバケビッチは昨年8月の『UFC 265: Lewis vs. Gane』でジェシカ・ペネに1Rアームバーで敗れて以来の試合で5連敗中。両者は2018年4月の『UFC 223: Khabib vs. Iaquinta』で対戦しておりこの時はコバケビッチが判定勝ちしています。


Campeao do Jungle Fight, Lucas Almeida estreia no UFC diante de Mike Trizano(Combate)

Lucas Almeida(Sherdog)

 マイケル・トリザーノ vs. ルーカス・アルメイダのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 トリザーノは2月の『UFC Fight Night 200: Hermansson vs. Strickland』でハキーム・ドワードに判定負けして以来の試合。アルメイダは現在31歳のブラジル人でMMA戦績13勝1敗。昨年9月の『Dana White's Contender Series 41』でダニエル・ゼルヒューベルに判定負けしたのが唯一の黒星。今回がUFCデビュー戦。


Poliana Botelho vs. Karine Silva, Polyana Viana vs. Tabatha Ricci set for spring UFC events(MMAFighting)

Karine Silva(Sherdog)

 ポリアナ・ボテーリョ vs. カリーニ・シウバの女子フライ級マッチが行われるとのこと。

 ボテーリョは昨年5月の『UFC on ESPN 23: Reyes vs. Prochazka』でルアナ・カロリーナに判定負けして以来の試合で2連敗中。シウバは現在28歳のブラジル人でMMA戦績14勝4敗。昨年10月の『Dana White's Contender Series 45』でヤン・シフイに2Rギロチンチョークで勝利して以来の試合で今回がUFCデビュー戦。


Flyweights Ode Osbourne, Zarrukh Adashev Meet At UFC’s June 4 Fight Night(Cageside Press)

 ザルルフ・アダシェフ vs. オーデ・オズボーンのフライ級マッチが行われるとのこと。

 アダシェフは昨年7月の『UFC on ESPN 28: Hall vs. Strickland』でライアン・ベノワに判定勝ちして以来の試合。オズボーンは『UFC 268: Usman vs. Covington 2』でC.J.ヴァルガラに判定勝ちして以来の試合。


UFC: Negumereanu Out, Askar Mozharov In Against Alonzo Menifield on June 4(Cageside Press)

Askar Mozharov(Sherdog)

 アロンゾ・メニフィールド vs. アスカー・モザロフのライトヘビー級マッチが行われるとのこと。

 メニフィールドは昨年12月の『UFC on ESPN 31: Font vs. Aldo』でウィリアム・ナイトに判定負けして以来の試合。モザロフは現在27歳のウクライナ人でMMA戦績19勝12敗。今回がUFCデビュー戦。


Joe Solecki vs. Alex da Silva booked for June 4 UFC Fight Night event(MMAFighting)

 アレックス・ダ・シウバ vs. ジョー・ソレッキのライト級マッチが行われるとのこと。

 シウバは2020年9月の『UFC 253: Adesanya vs. Costa』でブラッド・リデルに判定負けして以来1年10ヶ月ぶりの試合。ソレッキは昨年10月の『UFC Fight Night 193: Santos vs. Walker』でジャレッド・ゴードンに判定負けして以来の試合。


UFC Vegas 56 | LFA kampioen Argueta maakt debuut tegen Jackson op 4 juni(Eurosport)

Dan Argueta(Sherdog)

 デイモン・ジャクソン vs. ダニエル・アルグエタのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 ジャクソンは3月の『UFC Fight Night 203: Santos vs. Ankalaev』でカムエラ・カークに2R肩固めで勝利して以来の試合で2連勝中。アルグエタは現在28歳のアメリカ人でMMA戦績8勝0敗。今回がUFCデビュー戦。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN36 アンジェラ・ヒル ヴィルナ・ジャンジローバ

【UFC ESPN36】テイクダウンとサブミッションで優位に立ったジャンジローバがヒルに逆転を許さず

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
アンジェラ・ヒル(米国)

低く構えるヒル、ジャンジローバがボディロックで組むがすぐに離れた。ヒルは左フック、相手が出て来るところに左ジャブを合わせる。ケージ中央で組みついたジャンジローバがボディロックで相手をケージに押し込んだ。ヒルが差し込んできた左足を取って潜ったジャンジローバが、右足も抑えてヒールを狙う。ヒルは苦悶の表情を浮かべる。ヒルが上半身を起こすと、ヒザ十字に切り替えたジャンジローバだが、ヒルがトップへ。

スクランブルから立ち上がったジャンジローバをケージに押し込むヒル。ジャンジローバは再び足を狙うが、ここはヒルが左腕を差し込み、ケージに押し込んでいく。しかしジャンジローバもケージ中央まで押し戻した。残り1分で離れたジャンジローバが、ワンツーを打ち込む。ヒルも右ストレートを伸ばし、左ジャブで相手の前進を止めた。そして組みついたヒルがグラウンドに持ち込んで初回を終えた。

2R、互いに左ジャブを突く。ヒルは頭を振りながら距離を詰める。ジャンジローバはステップを使いながらワンツーを打ち込んだ。ヒルが距離を詰めたところで組みついたジャンジローバが、ケージに詰めながらパンチを放った。しかし振りが大きくなっているジャンジローバに組みついたヒルがケージに押し込む。押し返したジャンジローバが離れるも、ヒルの左右フックをもらってしまう。組みついてケージに押し込んだヒルが、首相撲からヒザを突き刺した。

ジャンジローバは離れてパンチを繰り出すが、疲れが見られる。それでもダブルレッグからテイクダウンを奪ったジャンジローバ。ハーフガードのヒルはジャンジローバの左腕を抑える。相手のクラッチを切ったジャンジローバが抑え込みつつパスを狙う。そしてパスから相手の左腕を取ったジャンジローバが腕十字を狙う。鉄槌を落としながらクラッチを切ろうと試みるジャンジローバだったが、ヒルが起き上がり、右ヒザでジャンジローバの顔面を抑え、腕十字を潰していったところで2R終了のホーンが鳴った。

最終回、左ジャブを当てたのはヒルだ。さらに距離を詰めて右を当てる。ヒルの左をもらってバランスを崩したジャンジローバ。シングルレッグで組みつき、ヒルをケージに押し込み、ハイクラッチからテイクダウンを奪った。ヒルは下から左足をかけていくも、ジャンジローバはパスへ。スクランブルに持ち込んだヒルのバックを狙う。立ち上がったヒルに右足を差し込んだジャンジローバが、再びグラウンドに持ち込んだ。

下からエルボーを打ち込むヒル、ジャンジローバはトップをキープする。ハーフガードでケージ際に下がったヒルをコントロールし、半身になった相手からバックマウントを奪ったジャンジローバ。しかしヒルはトップに回り、足を上げて来るジャンジローバを潰していったが、逆転とはならなかった。

裁定はジャッジ3者ともフルマークでジャンジローバへ。勝者は「ランキング10位以内の選手と戦いたい」とアピールした。


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BELLATOR Cage Warriors MMA MMAPLANET o ONE UFC UFC ESPN36 アラン・ナシメント カーロス・キャンデラリオ ケイトリン・チューケイギアン ジェイク・ハードリー デイヴィー・グラント ベラトール マニュエル・トーレス ミッチ・ラポーソ ムハマド・モカエフ ヴィルナ・ジャンジローバ 修斗 平良達郎 海外

【UFC ESPN36】平良と同日デビュー、ジェイク・ハードリー「ダナが間違ってなかったことを証明する」

【写真】戦績8勝0敗、25歳ながら驚くほどUFCデビュー前でも落ち着き払っていた(C)Zuffa/UFC

14日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」で、ジェイク・ハードリーがアラン・ナシメントとUFC初陣を戦う。

奇しくも平良達郎と同日デビューを戦う英国のフライ級ファイターは戦績8勝0敗と平良よりも実戦経験が少ない。それでいて南アフリカのEFCワールドワイドとCage Warriorsでフライ級王者になり、Bellatorも経験──コンテンダーシリーズを経てUFCに辿り着いた。

豪州のHEX FSと修斗でチャンピオンになる間に、ONEで1勝を挙げているようなキャリアの積み方だ。自身のキャリアアップ方法からくる自分への信頼感の強さは半端ない。今後、平良と拳をかわす可能性も十分にあるハードリーに初インタビューを試みた。


──土曜日にアラン・ナシメントと戦うジェイク(※取材は5月11日に行われた)、本来3月の母国ロンドン大会で迎える予定だったUFCデビュー戦がいよいよ実現しますね。

「確かにロンドンでデビューできなかったことは残念だったけど、あの時の体調では減量をやり切ることはできなかった。ベストの状態で戦うためには致し方ないし、その分今回の試合に向けてはしっかりと調整してきたから自信を持って戦うことができるよ。

それにベガスはコンテンダーシリーズの時にやってきて、PIは慣れ親しんだ環境だ。コンテンダーシリーズの時と、同じように調整できているしベガスはまるで第2のホームのようだよ」

──そのコンテンダーシリーズですが、試合は2RでRNCを極めてミッチ・ラポーソを破りましたが、計量失敗でした。北米MMAは日本とは違い、計量に失敗してもファイトマネーの一部を対戦相手に譲渡し、キャッチウェイト戦で実施されれば良いという空気があります。ただし、コンテンダーシリーズは一発勝負のトライアウト大会です。計量失敗はUFCとの契約に向けて、相当にネガティブな印象を与えたかと感じました。

「あの時はとんでもないことをしでかしたと、本当に落ち込んだよ。試合は一方的に勝てた。でも、指摘された通り計量で失敗していたから契約することは諦めていた。でも、パフォーマンスを評価されたのか、ダナ・ホワイトは僕を選んでくれたんだ。

人生の逆転劇のように感じた。夢が実現したんだ。人生の大半をUFCファイターになるために費やしてきたから、本当に嬉しかったよ。あれ以上にハッピーなことは人生で起こっていない」

──ところでジェイクは英国のローカルショーから4戦目に南アフリカのFECワールドワイドに遠征して、現地のトップファイターであるズールを破り同プロモーションのフライ級王座を獲得しています。母国でなく海外のプロモーションをステップアップの場としたのはなぜですか。

「あの時、英国で対戦相手が見つからなかったんだ。国内ナンバーワンのCAGE WARRIORSで戦う機会を伺っていたけど、難しかった。だからアフリカ最大のMMAプロモーションであるEFCにアプローチを掛けたんだ。そうするとフライ級チャンピオンのズールに挑戦できる機会を得た。

向うはEFCのトップでTUFベテラン、こっちはプロ4戦目だ。舐められていたと思う」

──リスキーだとは考えていなかったですか。

「試合機会に全く恵まれていなかったから、戦うしかない。勝てば良いことだから。相手のホームタウンで戦うことは、まぁ判定では不利になることは多いよね。でも、自分の力に自信があった。考えると、今回のベガスでの試合はあれ以来の遠征になるよ。あっ、国外での試合はアイルランドもあったね」

──Bellatorのダブリン大会ですね。あのときは世界で2番目のプロモーションと複数契約を結ぶことはなかったのですね。

「Bellatorにはフライ級王座が認定されていないからね」

──あっ、そうでした。失礼しました。

「だから1試合契約で戦った。でもファイトマネーはそれまでのような200や300ポンドと違い良い条件で試合ができた。そしてブレイン・オドリスコールにRNCで勝ちを収め、バンタム級での契約の話がきたんだ。でも、Cage Warriorsからフライ級でのオファーがあったから、そっちを選んだんだよ」

──結果、2戦目でフライ級王者となりコンテンダーシリーズ出場、ついにUFCデビューです。対戦相手アラン・ナシメントの印象を教えてください。

「スピードがあって、柔術や打撃が良い選手だ。レスリングもできて、どの場所でも戦えるね。強い相手にもスプリットで負けだし、タフな良い対戦相手だよ」

──ウランベコフ戦はスプリットで負けましたが、ナシメントが勝っているようにも見えた接戦でした。アームロックかスイープ、フットロックからリバーサル、腕十字からもフラワースイープを決めるなど関節技とリバーサルのコンビネーションが光っていました。

「その通りだ。でも、ジャッジはガードからのコントロールを評価しなかったね。UFCや米国ではああいう風にガードから攻める選手が本当に少なくなった。10年前ならもっとジャッジが理解を示し、勝っていたかもしれないけど。ただ極め切れなかったし、攻撃に転じるまでの時間は膠着気味のファイトで、試合を動かしていなかった。ならスコアでは勝てないよ。ガードポジションを取り過ぎていた。ただ、あのガードゲームは危険だし、十分に注意を払うよ。

それでも立ち技、レスリングは当然として、グラウンドでも僕にアドバンテージがある。それに彼は僕をテイクダウンすることはできないよ。柔術では良いけど、下になれば僕はエルボーも打てるし、まぁ問題ないだろう。しっかり勝って、ダナ・ホワイトがコンテンダーシリーズで下した判断が間違っていなかったことを証明するよ」

──平良達郎選手の契約で、UFCフライ級戦線が日本のファンから注目されています。ところで同じ英国籍を持つムハマド・モカエフについて、どのような印象を持っていますか。

「気にしていないよ。ちょっとUFCとの契約は早いだろう。あのキッドがデビュー戦で戦ったコディー・ダーデンは僕が思うにUFCフライ級で最弱の選手だ。モカエフは僕のように十分な実績を残さずUFCとサインした。僕はEFCフライ級王者になり、ベラトールで勝ち、Cage Warriorsフライ級王者になりながら、コンテンダーシリーズを戦ってUFCに来たんだ。あのキッドと比較されたくはないよ」

──なるほどぉ。では平良達郎選手のことは認識していますか。

「正直、余り知らない。PIで見たけど、本当に若いね。でも10勝0敗なんだから、良い選手なんだろうね。これからしっかりと見させてもらうよ」

■視聴方法(予定)
5月15日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<ライトヘビー級/5分5R>
ヤン・ブラボヴィッチ: 205.5ポンド(93.21キロ)
アレクサンドル・ラキッチ: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ライアン・スパーン: 205ポンド(92.99キロ)
イオン・クテレバ: 206ポンド(93.44キロ)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 125.5ポンド(56.92キロ)
アマンダ・ヒーバス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ: 155ポンド(70.31キロ)
マニュエル・トーレス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー: 125.5ポンド(56.92キロ)
アラン・ナシメント: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィヴィアニ・アロージョ: 125ポンド(56.7キロ)
アンドレ・リー: 125ポンド(56.7キロ)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン: 155ポンド(70.31キロ)
アラン・パトリッキ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ: 115ポンド(52.16キロ)
アンジェラ・ヒル: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125ポンド(56.7キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
ニック・マキシモフ: 184.5ポンド(83.68キロ)
アンドレ・ペトロスキ: 185ポンド(83.91キロ)

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【UFC ESPN36】計量終了 仕切り直しの平良達郎のオクタゴン初陣。キャンデラリオが再計量で何とかパス

【写真】キャンデラリオの目の周囲は、健常者のソレではないように見えるほど。どこまでリカバリーできるのか(C)Zuffa/UFC

13日(金・現地時間)、14日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」の計量が行われた。

2週間前に試合開始の3時間前に、対戦相手カーロス・キャンデラリオの体調不良でUFCデビュー戦の2週間のスライドが決まった平良達郎は問題なく125ポンドで計量をクリアした。


しかし、対戦相手のキャンデラリオは本計量で127ポンド、下着を脱いでボックスのなかで測り直しても126.5ポンドで、フェイスオフ後に再計量を強いられた。

ステージからスケールが取り払われ、フェイスオフ後に再計量に臨んだキャンデラリオは126ポンドと辛くもクリアし、平良のUFCデビュー戦はキャッチウェイト戦とはならなかった。

とはいえ、2週間前に体調不良で欠場したキャンデラリオは、この減量で相当に疲弊している様子で──願望を込めて平良のオクタゴン初勝利に有利な状態になっているように思われる。

■視聴方法(予定)
5月15日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN36計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
ヤン・ブラボヴィッチ: 205.5ポンド(93.21キロ)
アレクサンドル・ラキッチ: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ライアン・スパーン: 205ポンド(92.99キロ)
イオン・クテレバ: 206ポンド(93.44キロ)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 125.5ポンド(56.92キロ)
アマンダ・ヒーバス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ: 155ポンド(70.31キロ)
マニュエル・トーレス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー: 125.5ポンド(56.92キロ)
アラン・ナシメント: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィヴィアニ・アロージョ: 125ポンド(56.7キロ)
アンドレ・リー: 125ポンド(56.7キロ)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン: 155ポンド(70.31キロ)
アラン・パトリッキ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ: 115ポンド(52.16キロ)
アンジェラ・ヒル: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125ポンド(56.7キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
ニック・マキシモフ: 184.5ポンド(83.68キロ)
アンドレ・ペトロスキ: 185ポンド(83.91キロ)

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MMA o UFC   ジェニファー・マイア ヴィルナ・ジャンジローバ

5.14『UFC Fight Night』でケイトリン・チューケイジアンとアマンダ・ヒバスが対戦


 UFCが5月14日に開催予定のFight Nightシリーズの大会でケイトリン・チューケイジアン vs. アマンダ・ヒバスの女子フライ級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 チューケイジアンは1月の『UFC on ESPN 32: Kattar vs. Chikadze』でジェニファー・マイアに判定勝ちして以来の試合で3連勝中。現在女子フライ級ランキング2位。この試合がUFCとの契約最後の試合でフリーエージェント宣言をしていましたが、この度再契約しています。

 ヒバスは昨年10月の『UFC 267: Blachowicz vs. Teixeira』でヴィルナ・ジャンジローバに判定勝ちして以来の試合。5月7日の『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でミシェル・ウォーターソンと対戦予定でしたが、ウォーターソンの負傷により中止になっています。現在女子ストロー級ランキング9位。『UFC 251: Usman vs. Masvidal』でのペイジ・ヴァンザント戦でフライ級で試合をした経験はありますが、基本的にはこれまでストロー級で戦ってきました。続きを読む・・・