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BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#02 UFC   アマンダ・ヌネス エメリヤーエンコ・ヒョードル ケイラ・ハリソン ヘンリー・フーフト ベラトール ボクシング マリーナ・モフナトキナ ヴィセンチ・ルケ ヴィヴィアニ・アロージョ 東よう子

【PFL2023#02】東よう子と対戦、キルクリフFC唯一の女子選手マリーナ・モフナトキナが話していたこと

【写真】何か一つのことを究めた人は確かな自信と、独特の落ち着きを持っている(C)MMAPLANET

7日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルで開催されるPFL2023#02で、東よう子と対戦するマリーナ・モフナトキナと対戦する。

世界大会で68キロ級を6度も制した不世出の女子サンビストは、さらになるコンバットスポーツ界での成功を目指し、MMAに転じた。今回、PFL参戦2年目を女子フェザー級という新しい階級で迎えるモフナトキナ。MMAPLANETでは昨年8月に彼女のインタビューを行っていたが、紹介するタイミングを逸していた。

女子禁制のキルクリフFCでの練習参加が許された唯一の女子MMAファイター、マリーナ・モフナトキナとはどのような選手なのか。当然、東戦に関しては言及されていないが、彼女の人となりとその実力のほどを想像できるよう、ここでインタビューを掲載したい。

東よう子、キャリア最大のタフファイトが待ち受けていることは間違いない。


──マリーナ、6度のサンボ世界王者からMMAに転向した理由を教えていただけますか。

「サンボではもう何もかもやり切って、何か成し遂げることがなくなってしまったの。でもアスリートとして、高いレベルでコンペティションに出場し続けたかった。そしてサンボで成功を収めた選手の次への挑戦ということを考えるとエメリヤーエンコ・ヒョードル、ハビブ・ヌルマゴメドフのような先人がMMAで成功を収めていることが、凄く刺激的だったわ。

私はサンボで最も成功を収めた女性として、MMAにチャンレジをすることを決めたの。ヒョードルやヌルマゴメドフのように成功を収めることが、私のゴールね」

──とはいえ、その両者を含めサンボからMMAに転じたファイターはスポーツサンボではなくコンバットサンボで成功を収めています。彼らは打撃の経験があるだけでなく非常にMMAに近い競技で実績を残している点は、スポーツサンボの頂点にあったマリーナとは相違点があると思われますが。

「全くもって、あなたの言っていることは正しいわ。私は26歳になって初めてボクシンググローブをはめて、打撃の練習を開始した。ゼロからのスタート、それもまた私に最高のやる気を与えてくれたの。

私はサンボで成功したけど、MMA界はサンボとは比較にならないぐらい巨大よ。サンボの世界王者になった時より、ケージの中で戦うと皆が私のことを認識してくれるようになったわ。そういう世界で成功を収めたい。それも私のモチベーションであることは絶対ね」

──そんなマリーナはキルクリフFC唯一の女性ファイターです。ヘンリー・フーフトは選手同士が男女の仲、いえ男女の仲につきもののトラブルを嫌がり、女子を受け入れていませんでした。そんなキルクリフでマリーナはハードトレーニングを積んでいます。

「アハハハハハ」

──ここから車で15分ほどのATTでは原則ドームは男の選手のみ、女子は近くのホテルに部屋を借りるというルールがありますが、多くの女子ファイターが所属しています。なぜキルクリフだったのでしょうか。

「2020年、Bellatorで戦うために初めて米国で練習しようと思ってフロリダにやってきたの。でも、COVID19の影響でどのジムも閉められていて。ATTは既にATTのメンバーになっていてワクチンを接種した選手だけが練習することが可能だった。外国人で新参者の私はトレーニングに参加することはできなかったの。

参加率の下がる水曜午前のレスリングにも参加

あの時、マネージャーから『ロイック・ラジャポフはサンフォードMMA(現キルクリフFC)で練習しているから一緒に行けば良い』と言われ、ロイックと一緒にジムを訪れた。

でもヘンリーには『このジムはまだ女子選手を受け入れる体制が整っていないんだ。男子ばかりで良い練習にはならないよ』と言われて。

それでもヘンリーは試しに練習する機会を与えてくれたの。その次の試合で私は勝つことができ、試合後にジムのコーチ達が私の処遇についてミーティングして……。『MMAは本当に厳しい練習が必要だ。集中力が途切れる要素は省きたい。でも、マリーナはそんな連中と変わらない。本当に必死に練習していた。男女の違いの前にマリーナは一流のアスリートだよ』って言われ、そのままジムで練習をする許可がもらえたの」

──おお、素晴らしい話です。

「私がストロー級やフライ級でなくて、運よく私と同じサイズの選手がたくさんいることも練習できる要因だったと思う。男子選手と練習を続けることは本当にハードだけど、これ以上良い練習は存在しないわ」

──そうはいっても、女子のトレーニングパートナーは欲しくないですか。

「実はATTを離脱したアマンダ・ヌネスと私のフィジカルストレングス・コーチは同じで、彼から『できれば一緒に練習しないか? きっと互いのためになるから』と言ってもらっていて」

──おおっ!!

漢の選手にヒザ十字を極めていた

「でも、私はUFCで戦うことも視野に入れているから、すぐにYesとは言えなくて。

きっと私の去就が定まれば彼女と練習することもあるだろうけど……。男子と女子は体の作りが違うし、女子の練習相手は欲しいとは思っている。もし、彼女と練習できるようになればチャンピオンの精神性なんかに触れる機会ができるわけだから、一緒にトレーニングすることになれば大歓迎ね。

それでも今はキルクリフで十分な練習ができているから。ここいることは間違いないって断言できるわ。男の選手に殴られて、鼻血を流していると怖いモノになしなるから(笑)」

※今回の試合前の調整はロシアで行っていたモフナトキナは、大会後にキルクリフFCに再合流を果たす。そして、今キルクリフには所属ではないがヴィセンチ・ルケのトレーニングパートナーとして──あのヴィヴィアニ・アロージョの姿の見られるそうだ。

──なるほどぉ。PFLは女子ライト級を実施する唯一のメジャープロモーションですが、フェザー級であればBellatorもUFCも試合を組んでいますね。つまりマリーナは今後、フェザー級で戦うことも考えているわけですね。

「もちろん、フェザー級はライト級よりポピュラーで有名な選手も多く、戦える舞台も多いわ。私自身、ライト級よりフェザー級で戦ってきたけどPFLで100万ドルが懸かった試合が組まれるから、今はライト級で戦っているの。私よりずっと大きなケイラ・ハリソンとも戦えて、私の力は示せたと思っている。私はケイラに初めてフィニッシュされなかった選手になったし。

それでも本来はフェザー級だし、Bellatorがベルトに挑戦できる機会を与えてくれるならベラトールで戦うわ。もちろん、UFCで戦えるならそうする。私はケイラと違って、フェザー級で戦うことための減量も特に問題はないから。

同時にマネージャーからPFLも来年はフェザー級のシーズンを組むという話がレイ・セフォーからあったと聞かされているし。PFLは私のMMAファイターとしてのキャリアのなかで、最高の条件を提示してくれたプロモーションだし、PFLがフェザー級を創るなら喜んでPFLで戦い続けたいと思っている」

■視聴方法(予定)
4月8日(土・日本時間)
午前7時30分~DAZN

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Cage Warriors INVICTA LFA MMA MMAPLANET o PFL UFC UFC ESPN40   アリアネ・リプスキ カマル・ウスマン グンナー・ネルソン コンバット柔術 ザック・パーガ ジェイソン・ウィット ジャマール・ヒル ジュリアナ・ミラー ジョシュ・クィンラン ステファニー・エッガー セルゲイ・スピヴァク チアゴ・マヘタ・サントス テレンス・マッキニー ビア・メスキータ ブライアン・バトル ブローガン・ウォーカー プリシーラ・カショエイラ マイラ・ブエノ・シウバ モハメド・ウスマン レオン・エドワーズ ヴィセンチ・ルケ 佐藤天 河名マスト 田中路教

【UFC ESPN40】計量終了 日本には佐藤天がいる!! TUF30決勝にウスマン実弟、10thのキラーが登場

【写真】ミドル級から転向のバトル、技術やパフォーマンスに費いだたモノはない。それでも勝ち続けている点と体力が気がかり(C)Zuffa/UFC

5日(金・現地時間)、6日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN40「Santos vs Hill」の計量が行われている。

ライトヘビー級のチアゴ・マヘタ・サントス×ジャマール・ヒルがメインの今大会には佐藤天が出場し、ブライアン・バトルと対戦する。

3月のグンナー・ネルソンはショートノーティス出場で判定負けを喫し2連敗となった佐藤にとって、約3年ぶりにフルキャンプを敢行して挑むバトル戦はUFCファイターとして真価が問われる一戦となる。

計量後のフェイスオフで、バトルと対峙した佐藤は目の周囲や頬に減量の影響が見られたが、ミドル級から落としてきたバトルとは遜色のない体躯に感じられた。

佐藤はバトルの目を一点、見続け差し出された右手を両手で握りステージを下りた。LFAで田中路教、河名マストが敗れ登竜門でも厳しい結果となった日本勢にあって、最高峰で佐藤にはその存在感を示してほしい。


今大会ではTUF30の決勝が組まれており、ヘビー級ではザック・パーガ×モハメド・ウスマン、女子フライ級ではジュリアナ・ミラー×ブローガン・ウォーカーが相対する。

パーガはプロデビューをLFAで迎え3連勝を果たすとCage Warriorsへ。

2戦目で元UFCファイターのマルクス・ペレスを下し、チーム・ヌネスの第4ピックだった。

一方、チーム・ペニャのセカンドピックだったウスマンはUFC世界ウェルター級王者カマル・ウスマンの実弟で、昨年はPFLヘビー級に参戦も、初戦でブランドン・セイルスに一本負けを喫し2戦目を負傷欠場していた。

ヘビー級時代とは風貌がまるで違うほど引き締まっているモハメド、兄は翌週にレオン・エドワーズを挑戦者に迎えタイトル防衛戦が控えており、2週連続でウスマン・ブラザースは大勝負を迎えることになる。

女子フライ級決勝出場の両者は揃ってInvicta FCベテランだ。ただしウォーカーはPXCでキャリアをスタートさせ、インヴィクタでは3勝2敗とステッピングボードにすることはできなかった。

10thPlanetサンディエゴ=サンディエゴ・コンバット・アカデミーで腕を磨き、キラーの異名を持つミラーもインヴィクタでは1勝1敗、その後はコンバット柔術やEBIなどで活躍し、あのビア・メスキータをOTながら下している。このファイナルは、いわゆる打=ウォーカー×組み=ミラーというクラシカルMMAマッチとなる。

この他、メインカードでは佐藤のチームメイトであるヴィセンチ・ルケ、プレリミでは勝っても負けても初回決着のテレンス・マッキニーが、共に臨む再起戦も気になるところだ。

そんなUFC ESPN40ではプリシーラ・カショエイラと対戦する美獣アリアナ・リプスキが、3.5ポンド・オーバーで計量失敗。

キャッチウェイト戦を戦うこととなっている。

■視聴方法(予定)
8月7日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN40計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
チアゴ・マヘタ・サントス: 206ポンド(93.44キロ)
ジャマール・ヒル: 205ポンド(92.99キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジェフ・ニール: 171ポンド(77.56キロ)

<TUF30ヘビー級決勝/5分3R>
ザック・パーガ: 239ポンド(108.4キロ)
モハメド・ウスマン: 236.5ポンド(107.27キロ)

<TUF30女子フライ級決勝/5分3R>
ジュリアナ・ミラー: 125ポンド(56.7キロ)
ブローガン・ウォーカー: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アウグスト・サカイ: 260ポンド(117.93キロ)
セルゲイ・スピヴァク: 249.5ポンド(113.17キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アリアネ・リプスキ: 128.5ポンド(58.28キロ)
プリシーラ・カショエイラ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
ミハウ・オレキシェイジュク: 185.5ポンド(84.14キロ)
サム・アルヴィー: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー: 155.5ポンド(70.53キロ)
エリック・ゴンザレス: 155ポンド(70.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天: 171ポンド(77.56キロ)
ブライアン・バトル: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ウィット: 170ポンド(77.11キロ)
ジョシュ・クィンラン: 169ポンド(76.66キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
コリー・マッケナ: 115.5ポンド(52.38キロ)
ミランダ・グレンジャー: 115.5ポンド(52.38キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
マイラ・ブエノ・シウバ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ステファニー・エッガー: 134.5ポンド(61.0キロ)

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN34 コルビー・コヴィントン ベラル・モハメッド ヴィセンチ・ルケ

【UFC ESPN34】左右に回り、隙をついてテイクダウン。盤石のベラル・モハメッドが、ルケに快勝

<ウェルター級/5分5R>
ベラル・モハメッド(米国)
Def.3-0:49-46.49-46.49-47
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)

開始直後から左右構えを変えて、ジャブからローを蹴るルケ。最初のモハメッドの組みを切るが、ジャブを受ける場面も。それでジャブを当て、圧を掛けて左ミドルを蹴っていく。モハメッドも左ミドルを返し、飛び込むようにワンツーを放つ。上下、左右の動きが多いにモハメッドに対し、正面を取ろうとするルケが切れのある右ローを蹴る。さらに左ローも、モハメッドが左ミドルを返す。

正面に回るサイドステップ、ルケの足が揃った刹那、モハメッドがダブルレッグでテイクダウンを決める。足を一本抜いたモハメッドが、枕で抑える。ワキを許さないルケだが、モハメッドがパンチに転じる。スクランブルでバックに回ったモハメッド、ルケが胸を合わせる。逆にケージに押し込んでから離れたルケだが、初回を落とした。

2R、ルケが左を当て、ヒザ蹴りを繰り出す。モハメッドも左を返すと、ルケが右カーフを入れる。盛んにスイッチし、左右に動くモハメッドがワンツーを入れる。ルケは左ミドル、モハメッドがそこにもワンツーを放っていく。左右の動きから、すっと前に出てワンツーのモハメッドは左回りで右カーフを蹴られる。左ミドルをブロックしたルケが、右カーフを続ける。手数が控えめなルケ、これは5Rを考えた選択か。

左右のステップからパンチにうまくつなげるモハメッドだが、カーフに足を取られる──と直後にダブルレッグでテイクダウンに成功。ルケは簡単に倒れ、ボトムからスクランブルへ。バックを譲った形になり、モハメッドがワンフック&シートベルト。ルケも体を振って離れてスタンドに戻ったが、この回もモハメッドのモノとなった。

3R、変わらず左右に回るモハメッドに対し、ルケが右ローを蹴る。続いて中心を取ったルケが左ストレートを打ち込む。さらにモハメッドの前進に左を合わせたルケは、エルボーを放ったモハメッドのダブルレッグをケージを利して耐える。ボディロックテイクダウンで力を使ったモハメッドは、ルケにパンチを纏められる。

動きが落ちたモハメッドは、右カーフで体が寄れるが、ヒザ狙いに一気のステップインでテイクダウンを決める。勿体ないテイクダウンを許したルケは、スクランブルで立ち上がると圧を掛けていく。スピニングバックエルボーをブロックしたルケが、右から左を当てる。モハメッドも左を返すが、左を被弾して回るよりも下がるようになる。攻め急がなかったルケが最後に飛びヒザを見せ──初めてラウンドを取った。

4R、ルケがジャブから左ハイを狙う。モハメッドは右カーフで姿勢を乱し、右を被弾する。さらに左を入れたルケが、右をかわして右ロー、続いて左を入れる。モハメッドは右エルボー。ガードしたルケだったが、続くエルボーと同じタイミングでの踏み込みでダブルレッグを決められる。勝負の行方を大きく左右する可能性のあるテイクダウンを決めたモハメッドのトップが続く。

ルケのZハーフガードもワキを差して、パスを決めたモハメッドはバックに回ると両足をフックに掛かる。前転したルケは、すかされバックを譲るがすぐに立ち上がってモハメッドを前方に振り落とす。打撃の間合いで左をヒットさせたルケに対し、モハメッドも勝負どころ譲らずワンツー、右ジャブを当てる。ジャブの相打ちから前に出るルケが右を当てた直後に、モハメッドが右をヒット。この回で攻勢に出られなかったルケは、痛いラウンドとなった。

最終回になり、動きに切れが戻ったモハメッドが右を当てて、ダブルレッグへ。ルケは切り、エルボーを受けそうになるが離れてジャブを伸ばす。ワンツーから右を当てたルケは、テイクダウンを切る。動きは落ちたモハメッドは、左を被弾。とダブルレッグをスプロールしたルケが、ガブるもギロチンには移行できない。

これでルケは集中力が切れたか、続くダブルレッグでケージまで運ばれテイクダウンを許す。背中を譲りつつ立ち上がろうとしたルケは、攻撃な必要な局面で動きを制限される。ワンフックでRNCをセットしたモハメッドに対し、ルケは胸を合わせつつ立ち上がる。体を振って離れたルケだが、ワンツーを打たれる。残り30秒、足を使って回るモハメッドがワンツーを見せて左ミドル。ルケに距離を詰めさせず、時間を迎えたモハメッドが詰将棋のようなMMAで判定勝ち。

「過去最高にタフなチャレンジだった。準備はできている。誰も僕と戦いたがらないけど……」と話しタイトル挑戦とコルビー・コヴィントン戦を静かにアピールしたモハメッド──この強さと戦法が嫌がれるのは当然という快勝劇だった。


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K-1 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN34   アラテンヘイリ アンドレ・フィアーリョ ウィリアム・ナイト カイオ・ボハーリョ キック クリス・バーネット ジョーダン・ラヴィット スティーブン・トンプソン デミアン・マイア パット・サバティニ ベラル・モハメッド ボクシング マイラ・ブエノ・シウバ マルティン・ブダイ ラファ・ガルシア ヴィセンチ・ルケ

【UFC ESPN34】計量終了 持ち味が対照的なルケ×モハメッド。ヒール&チョークのサバティニに注目

【写真】噛み合うと打撃でルケ。テイクダウンでモハメッド。噛み合わないと……手数でルケ。押し込んでモハメッド(C)Zuffa/UFC

15日(金・現地時間)、16日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN 34「Luque vs Muhammad」の計量が行われた。

ウェルター級5位のヴィセンチ・ルケと同5位のベラル・モハメッドの一戦がメインとなった今大会、14試合=28人の出選手の全員が計量をクリアしている。


K-1の距離で戦え、テイクダウン&スクランブルでダースやアナコンダでフィニッシュ能力のあるルケに対し、ボクシング&エスリングのモハメッドの一戦は2016年11月以来、実に5年5カ月ぶりの再戦で、前回は僅か79秒でルケが勝利している。

その敗北以降のオクタゴン戦績が10勝1敗で、6連勝中のモハメッドは過去2戦でスティーブン・トンプソン、デミアン・マイアというタイトルコンテンダーに勝利している。一方のルケは4連勝中、やや遠めのレンジで戦うモハメッドとの距離を如何に詰めるか。前に出てくるファイターを得意としているルケだが、過去のパンチの距離はモハメッドのテイクダウンでの距離にもなる。

そしてルケは上記にあるように、キックのような重心で戦い、組まれるとフロント系チョークという手段に出る。この組まれたところでの対処が非常に大切になってくるルケ。簡単に倒されるようなことがあると、グライディングで削られて5Rの長丁場を乗り切れなくなる可能性もある。あるいはテイクダウンに入らせないほどの圧力をかけることができるか。その2点に注目のメインだ。

コンバットサンボで世界2位、ダニエル・グレイシーの黒帯パット・サバティニはオクタゴン4連勝を賭けてTJ・ララミーと対戦。ポジションを取ってのバックチョーク、抑え無用のヒールという2つのフィニッシュホールドを持つ。アグレッシブ・サブミッションが炸裂するか、楽しみなサバティニだ。

また日本、韓国、中東で活躍した踊れるヘビー級ファイター=クリス・バーネットがUFC2勝目を目指しコンテンダーシリーズ上がりのスロバキア人選手マルティン・ブダイと対戦する。

ブダイはケージに押し込み、顔面へのヒザ蹴り&エルボーという無慈悲な連携でUFCとのサインを勝ち取ったポーカーフェイスのファイターだ。巨漢ながらスピードのあるバーネットだが、打撃戦は劣性が否めない。何より、バーネットは自重で起こすスタミナ切れに気をつけたい。

■視聴方法(予定)
4月17日(日・日本時間)
午前6時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN34

<ウェルター級/5分5R>
ヴィセンチ・ルケ: 171ポンド(77.56キロ)
ベラル・モハメッド: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ミドル級/5分3R>
カイオ・ボハーリョ186ポンド(84.37キロ)
ガジシ・オマルガジシエフ: 186ポンド(84.37キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アンドレ・フィアーリョ: 171ポンド(77.56キロ)
ミゲール・バエザ: 171ポンド(77.56キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
マイラ・ブエノ・シウバ: 136ポンド(61.69キロ)
ウー・ヤナン: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
パット・サバティニ: 146ポンド(66.22キロ)
TJ・ララミー: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ムニール・ラジズ: 171ポンド(77.56キロ)
アンジェ・ルーザ: 171ポンド(77.56キロ)

<ヘビー級/5分3R>
デヴィン・クラーク: 223ポンド(101.15キロ)
ウィリアム・ナイト: 251ポンド(113.85キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
リナ・ランズバーグ: 135.5ポンド(61.46キロ)
パニー・キアンザド: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
ドラッカー・クローズ: 156ポンド(70.76キロ)
ブランドン・ジェンキンス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ライト級/5分3R>
ラファ・ガルシア: 155ポンド(70.31キロ)
ジェシー・ロンソン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ヘビー級/5分3R>
クリス・バーネット: 263.5ポンド(119.52キロ)
マルティン・ブダイ: 264.5ポンド(1119.97キロ)

<ライト級/5分3R>
トレイ・オグデン: 156ポンド(70.76キロ)
ジョーダン・ラヴィット: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
サム・ヒューズ: 115.5ポンド(52.38キロ)
イステラ・ヌネス: 114ポンド(51.7キロ)

<バンタム級/5分3R>
アラテンヘイリ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ケヴィン・クルーム: 136ポンド(61.69キロ)

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MMA UFC UFC265 ブログ マイケル・キエーサ ヴィセンチ・ルケ

【UFC265】バックマウントを奪われながら逆転、ヴィセンチ・ルケがダースチョークでキエーサに一本勝ち

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(米国)
Def.1R3分25秒 by ダースチョーク
マイケル・キエーサ(米国)

サウスポーのキエーサが距離を取ってサークリング、オーソドックスのルケはスイッチしながら相手を追いかける。ルケはサウスポーにスイッチして、キエーサにケージを背負わせて左どーを当てる。ルケが中に入ろうとすると、左ストレートを合わせるキエーサ。ルケの右がヒットすると、キエーサがグラつく。しかしキエーサがダブルレッグでテイクダウンを奪い、すぐにバックマウントへ。

キエーサがパンチを落としながらRNCを狙う。凌ぐルケだが、キエーサは再度セットアップ。ルケの首に腕を回すも、バックマウントをキープできず下になる。下になったキエーサがルケの左腕を取りに行ったところで、体を起こしたルケが、亀のキエーサの首を抱えてダースチョークへ。しばし耐えたキエーサだったが、逃れることはできずタップした。


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MMA UFC UFC265 ケイシー・ケニー ジョゼ・アルド ソン・ヤードン ブログ ペドロ・ムニョス マネル・ケイプ ラファエル・フィジエフ ヴィセンチ・ルケ

【UFC265】計量終了 アルド✖ムニョス&ソン✖ケニー=バンタム級生き残り合戦。ケイプ……

【写真】アルド、健在ぶりを引き続き見せることができるか──とはいっても、まだ34歳で老け込む年ではない(C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)にテキサス州ヒューストンのトヨタ・センターで開催されるUFC265「Lewis vs Gane」の計量が6日(金・同)に行われている。

メインの暫定ヘビー級王座決定戦はデリック・ルイスとシリル・ガンヌの間で行われ、計量での体重差は約8キロだった。


今大会はコ・メインのジョゼ・アルド✖ペドロ・ムニョスを始め、ソン・ヤードン✖ケイシー・ケニー、マイルズ・ジョンズ✖アンデウソン・ドスサントス、ジョニー・ムニョスJr✖ジェイミー・シモンズとバンタム級が4試合組まれている。

なかでも注目はメインカードで組まれているアルド✖ムニョス、ソン✖ケニーだ。バンタム級転向後マルロン・モラエスと世界戦のピョートル・ヤンに敗れたものの、アルドはマルロン・ヴェラに勝利し健在ぶりを見せている。

対するムニョスもジミー・リベラとの実力者対戦を制して、バンタム級トップ戦線で生き残っている。34歳になったアルド、攻勢時の圧力と威力は健在だが、試合中の波が以前よりもはっきりしてきた。体の動きというよりも、心の勢いを15分、25分という時間中に維持することが難しくなっているかもしれない。

その心身共に動きが落ちた時が、ムニョスの勝機であることは間違いない。とはいえ下降し続けることはなく、再び動けるのがアルドの特徴だ。ムニョスとして勝機を逃さない爆発力、もしくは極め力が必要とされる。

ソンとケニーはそれぞれカイラー・フィリップス、ドミニク・クルーズ戦での敗北からの再起戦となる。

打撃単体ではソン、テイクダウンこみではケニーの打撃もイーブンまで持ち込める。ソンとしてはテイクダウンを切ることで、勝利に近づける戦いだけに、ケニーのレスリングだけでなく柔道技で倒されないことが必須となる。

このほか、ウェルター級のヴィセンチ・ルケ、ライト級のラファエル・フィジエフと並び、気になるのがマネル・ケイプのオクタゴン3戦目だ。しかし、ケイプはフライ級のリミットは4ポンドもオーバーしており、UFC初勝利は手堅いと思われていた一戦に、暗雲立ち込めることとなった。

■視聴方法(予定)
8月8日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOWライブ

■UFC265計量結果

<UFC暫定世界ヘビー級王座決定戦/5分5R>
デリック・ルイス: 264.5ポンド(119.97キロ)
シリル・ガンヌ: 247ポンド(112.03キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョゼ・アルド: 136ポンド(61.69キロ)
ペドロ・ムニョス: 135ポンド(61.24キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ: 170ポンド(77.11キロ)
マイケル・キエーサ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ティーシャ・トーレス: 115ポンド(52.16キロ)
アンジェラ・ヒル: 115ポンド(52.16キロ)

<バンタム級/5分3R>
ソン・ヤードン: 135.5ポンド(61.46キロ)
ケイシー・ケニー: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
ラファエル・フィジエフ: 155.5ポンド(70.53キロ)
ボビー・グリーン: 156ポンド(70.76キロ)

<バンタム級/5分3R>
ダラコ・ロドリゲス: 136ポンド(61.69キロ)
ヴィンス・モラレス: 136ポンド(61.69キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
エド・ハーマン: 205.5ポンド(93.21キロ)
アロンゾ・メニフィールド: 204.5ポンド(92.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
カロリーナ・コバケビッチ: 115ポンド(52.16キロ)
ジェシカ・ペネ: 116ポンド(52.62キロ)

<フライ級/5分3R>
マネル・ケイプ: 129ポンド(58.51キロ)
オード・オズボーン: 125ポンド(56.7キロ)

<バンタム級/5分3R>
マイルズ・ジョンズ: 136ポンド(61.69キロ)
アンデウソン・ドスサントス: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィクトリア・レオナード: 125ポンド(56.7キロ)
メリッサ・ガート: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョニー・ムニョスJr: 135.5ポンド(61.46キロ)
ジェイミー・シモンズ: 136ポンド(61.69キロ)

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Report UFC UFC260 タイロン・ウッドリー ブログ ヴィセンチ・ルケ

【UFC250】ウッドリーにジャブ&レッスル許さず、ヴィセンチ・ルケが殴り勝ってダースで絞めあげる

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
Def.1R3分56秒by ダースチョーク
タイロン・ウッドリー(米国)

直ぐに組んでダブルアンダーフックでルケをケージに押し込んだウッドリー。シングルに移行したところで、ルケが体を入れ替える。ルケは肩パンチ、押し返したウッドリーがボディにヒザを見せる。回って離れたルケだが、ウッドリーが右を入れて組みつく。オクタゴン中央でのクリンチから、ルケがウッドリーをケージに運び、ボディにパンチを連続して入れる。

離れたルケだがウッドリーの右が当てヒジを狙ったルケにヒット。パンチを続けるウッドリーだが、アッパーにルケが右オーバーハンドを合わせて足が泳ぐ。ふらついてケージ際に下がったウッドリーにパンチを続け、組んで来ても突き放すルケ。さらにルケはヒザ蹴り、パンチを続け左フックでヒザをついたウッドリーにダースチョークを仕掛ける。横回転で下になったルケが、タップを奪った。

「彼のパンチは痛かった。でも、どの瞬間もKOを狙っていた。パンチの威力はあったけど、彼が前に出てきたときにカウンターを合わせることができると思った。そしてダースで思い切り絞めあげると、逃げられないと分かっていた。ニック・ディアズは僕の対戦要求に何も返答がなかった。また大きな勝ち星を得ることができたし、僕はいつ誰と戦っても殴ってKOできる。ネイト・ディアスと完全に噛み合うだろう。レッツゴー」とルケは話した。


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News UFC UFC260 ショーン・オマリー スタイプ・ミオシッチ タイロン・ウッドリー トーマス・アルメイダ フランシス・ガヌー ブログ ヴィセンチ・ルケ

【UFC260】計量終了 注目!! ショーン・オマリーの再起戦、ヴィセンチ・ルケはK-1 MMAを貫けるか

【写真】コリー・サンドハーゲン級のインパクトを残すことができるか、ショーン・オマリー(C)Zuffa/UFC

26日(金・現地時間)、27日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC260「Miocic vs N’gannou」の計量が行われた。

今大会はブライアン・オルテガの挑戦を受ける予定だったUFC世界フェザー級王者アレックス・ヴォルカノフスキーが新型コロナウィルスに感染し、世界戦は延期に。

この試合を含めコロナ関係で3試合がなくなり、対戦カードの変更も2試合見られるなどコロナの影響を大きく受けたPPV大会は、メインで世界ヘビー級選手権試合=王者スタイプ・ミオシッチ✖フランシスコ・ガヌーの一戦が組まれている。


計量ではライトヘビー級でアロンゾ・メニフィールドと対戦するファビオ・チェラントと。ウェルター級でアブバカル・ヌルマゴメドフと戦うジャレッド・ゴードンの2名が1ポンドオーバー規定より、0.5ポンドオーバーとなった。

全10試合とPPV大会としてはコンパクトになった今大会、コ・メインでタイロン・ウッドリーとヴィセンチ・ルケという楽しみなカードが組まれている。

元ウェルター級世界王者のウッドリーだが、王座を失ったカマル・ウスマン戦以来3連敗中、昨年9月のコルビー・コビントン戦ではレスリングという自身の庭で後手に回ってしまった。

対してルケはコロナ移行に2連勝中で、そのK-1MMAというべき、拳の届く距離での打撃戦で圧倒的な強さを見せてきた。あのレンジ、そしてコンビネーションをジャブ&テイクダウンのウッドリーに見せることができるか。ルケが通常のスタンスで同じように打撃を使いこなせるようだと、ウスマン戦が見えてくるだろう。

頂点がピョートル・ヤンからアルジャメイン・ステーリングに代わったバンタム級で、昨年5月に足の負傷でマルロン・ヴェラにまさかのプロ初黒星を喫したショーン・オマリーが、再びウィニングトラックに戻って来られるのか。

対するトーマス・アルメイダは、かつては21連勝という驚異的なレコードを持っていたが、フェザー級での試合を含め、22戦目からは1勝4敗──現在は3連敗中でがけっぷちの状態にある。オマリーもアルメイダに引導を渡せないようだと、ロブ・フォントらとのコンテンダー争いで後手に回ってしまう勝負の1戦だ。

■UFC260「Miocic vs N’gannou」視聴方法(予定)
3月7日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOライブ

■UFC260計量結果

<UFC世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]スタイプ・ミオシッチ: 234ポンド(106.14キロ)
[挑戦者]フランシス・ガヌー: 263ポンド(119.29キロ)

<ウェルター級/5分3R>
タイロン・ウッドリー: 171ポンド(77.56キロ)
ヴィセンチ・ルケ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
トーマス・アルメイダ: 136ポンド(61.69キロ)
ショーン・オマリー: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジリアン・ロバートソン: 125.5ポンド(56.92キロ)
ミランダ・マーヴェリック: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイミー・マラーキー: 155.5ポンド(70.53キロ)
カーマ・ワーシー: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド: 205ポンド(92.99キロ)
ファビオ・チェラント: 206.5ポンド(93.66キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン: 171.5ポンド(77.79キロ)
アブバカル・ヌルマゴメドフ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
モデスタス・ブカウスカス: 205.5ポンド(93.21キロ)
ミハウ・オレキシェイジュク: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
ショーン・ヤング: 145.5ポンド(66.0キロ)
オマール・モラエス: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
アブ・アザイター: 185.5ポンド(84.14キロ)
マフクアンドレ・バリユー: 185ポンド(83.91キロ)

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UFC Result UFN ESPN+31 UFN173 ジェニファー・マイア デレック・ブルンゾン ブログ ボビー・グリーン ヴィセンチ・ルケ

【UFN173】試合結果 ブルンゾン快勝、カルダーウッドは気の毒な一敗。ルケの接近戦、揺ぎ無し

【写真】現王者イスラエル・アデサニャに敗れて以降、3連勝としたブルンゾンは、タイトル挑戦へ向けウィンニングトラックに戻ってきた(C)Zuffa/UFC

1日(土・現地時間)、米国に戻ってきたUFCはネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN173:UFN on ESPN+31「Brunson vs Shahbazyan」を開催した。

メインのミドル級ではデレック・ブルンゾンが勢いのある打撃とテイクダウンのコンビネーションでエドマン・シャバジアンを寄せつけず3RでTKO勝ち。

セミでは世界女子フライ級王者ヴァレンチーナ・シェフチェンコへの挑戦が決まっていながらチャンピオンの負傷でタイトル戦が流れたジョアン・カルダーウッドが、ジェニファー・マイアの腕十字で一本負け──気の毒な敗北となった。

ヴィセンチ・ルケはCOVID19問題で対戦が流れていたジェイソン・ブラウンと対戦し、リーチの差をものともせずキックボクシングで優位に立ち、最後は冷静な判断で顔面にヒザを入れTKO勝ちに結びつけた。

ファイト・オブ・ザ・ナイト=ボビー・グリーン✖ランド・バンナータ
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=ジェニファー・マイアヴィセンチ・ルケ

UFN173:UFN on ESPN+31「Brunson vs Shahbazyan」
<ミドル級/5分5R>
○デレック・ブルンゾン(米国)3R0分26秒
TKO
詳細はコチラ
×エドマン・シャバジアン(米国)
<女子フライ級/5分3R>
○ジェニファー・マイア(ブラジル)1R4分29秒
腕十字
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×ジョアン・カルダーウッド(英国)
<ウェルター級/5分3R>
○ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)2R4分56秒
KO
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×ランディ・ブラウン(米国)
<ライト級/5分3R>
○ボビー・グリーン(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ランド・バンナータ(米国)
<バンタム級/5分3R>
○ジョナサン・マルチネス(米国)3R0分57秒
TKO
×フランキー・サエンツ(米国)
<バンタム級/5分3R>
○ネイサン・マネス(米国)3R
判定
×ジョニー・ムニョスJr(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジャマール・エマース(米国)3R
判定
×ヴィンセント・キャチェロ(米国)
<バンタム級/5分3R>
△クリス・グティエレス(米国)3R
Draw
△コディー・ダーデン(米国)

■対戦カード

<ミドル級/5分5R>
デレック・ブルンゾン(米国)
エドマン・シャバジアン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・カルダーウッド(英国)
ジェニファー・マイア(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
ランディ・ブラウン(米国)

<ライト級/5分3R>
ボビー・グリーン(米国)
ランド・バンナータ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
エド・ハーマン(米国)
ジェラルド・マーシャート(米国)

<ミドル級/5分3R>
ケビン・ホランド(米国)
トレヴィン・ジレス(米国)

<バンタム級/5分3R>
フランキー・サエンツ(米国)
ジョナサン・マルチネス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ネイサン・マネス(米国)
ジョニー・ムニョスJr(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジャマール・エマース(米国)
ヴィンセント・キャチェロ(米国)

<バンタム級/5分3R>
クリス・グティエレス(米国)
コディー・ダーデン(米国)

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Report UFC UFN ESPN+31 UFN173 ブログ ランディ・ブラウン ヴィセンチ・ルケ

【UFN173】リーチの差も何のその。ヴィセンチ・ルケ、蹴って、殴り、冷静にブラウンをパウンドアウト

【写真】あの場面でヒザを顔面に入れることができるとは、余裕を持って戦っていた(C)Zuffa/UFC

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
Def.2R4分56秒by KO
ランディ・ブラウン(米国)

ブラウンが左ジャブを伸ばし、ルケが右ローを蹴る。ローを蹴られたタイミングでスピニングバックフィストを狙ったブラウンだが、ルケはしっかりと見ている。リーチの長いブラウンに対し、いつもよりやや遠めの距離のルケが右ローを続ける。ブラウンもローを返すが、ルケは左でも前足を蹴り、右オーバーハンドを当てる。ローを引き続き被弾するブラウンが前に出たところで、ルケは右アッパーでダウンを奪う。

パウンドの追撃からトップを取ったルケに対し、ブラウンは頭を抱えていく。コレを抜いたルケはスタンドに戻り、立ち技勝負を選択する。ブラウンの左フックをブロックして左を返すルケは、左ハイもガードしてロー。ブラウンも勢いよく飛び込んでいくが、ルケがカウンターで待ち受ける。左ミドルを入れたルケの次の手=右で姿勢を乱したブラウンがクリンチへ。残り10秒で離れ、ブラウンは見せ技のような飛びヒザを繰り出した。

2R開始直後のパンチの交換に続くルケのローがブラウンの急所を直撃する。再開後、左フックを当てたルケは右カーフへ。反転したブラウンも負けじと左ジャブを伸ばすが、勢いはルケにある。ついにカーフで倒れたブラウンがガードを取る。ブレイク後、ブラウンはカーフに続き左フックを被弾し、構えを変える。一瞬のクリンチから、左を当てたルケがローに続き左フックを打ち込む。

ブラウンも首相撲からヒザ蹴りと、懸命の反撃へ。ルケの左ミドルをキャッチし、スピニングエルボーを放ったブラウンはパンチの回転数が上がる。さらにヒザを繰り出し、残り1分でボディロックをテイクダウンを決めたブラウン。ルケはスクランブルからスタンドに戻り、右カーフ&左エルボーを入れる。スタンドで頭を抱えたルケは、これをリリースし頭が下がったブラウンの顔面にヒザを蹴り込む。

ブラウンが手をキャンバスにつける前で、ルールで許されたヒザ蹴りを受けたブラウンはヒザをつき、パンチの連打で敗れた。「ダースを狙おうかと思ったけど、頭を下げて手がマットについてないことを確認してヒザを入れたんだ。まだ28歳、もっと成長できる。スティーブン・トンプソンに負けてから、凄くボクシングを練習してきたんだ。頭を振るようにして。良い試合をしたいけど、あまりダメージを受けないよう考えるようになった。エキサイティングな試合はしたいけどね。ニック・ディアズはスーパーファイトしかないけど、ランキングを考えているようなら彼と戦いたい。絶対に良い試合になるから」と勝者は話した。