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【LFA192】RTU=マーク・クリマコ×DWCS=ヴィクトル・ジアス。バンタム&フェザー級も見逃せない

【写真】Road to UFCからUAEW、そしてLFA。UFCを目指し、流離いつつLFAに戻ってきたクリマコ (C)MMAPLANET

13日(金・現地時間)、カリフォルニア州サンタクルーズのカイザー・パーマネンテ・アリーナでLFA192「Climaco vs Dias」が開催される。
Text by Manabu Takashima

メインでは昨年のRoad to UFCフライ級準決勝で鶴屋怜に判定負けを喫したマーク・クリマコが地元といって良い北カリフォルニアのサンタクルーズで、ヴィクトル・ジアスを迎え撃つ。


ヒザの負傷で万全でなかったとはいえ、クリマコは鶴屋にとってUFCデビュー戦のカーロス・ヘルナンデスと並びフィニッシュできなかった対戦相手だ。加えてヘルナンデスよりも拮抗したファイトになっていた。

そんなクリマコにとって北カリフォルニアで試合は2018年5月のBellatorサンノゼ大会以来、実に6年4カ月振りとなる。Road to UFC後はUAEWで南アフリカのフライ級の新鋭トゥメロ・マニアマラにスプリット判定勝ちして以来の実戦となる。

対するジアスは柔術黒帯でマルロン・モラレスやエジソン・バルボーサと同郷のファイターで、両者を追ってATT所属となっている。クリマコが10勝3敗なのに対し、ジアスは10勝2敗でTitan FCでフライ級王者となり、昨年のコンテンダーシリーズに出場している。しかし、ペルーのケヴィン・ボルハスに判定負けを喫してUFCとの契約はならなかった。

それでも今年の6月にはジャスティン・スコッギンスをRNCで破り、LFAから世界最高峰を目指すことを選んだ。いってみるとRoad to UFCとDWCSで躓いたファイター同士が、ノンタイトルの今後を大きく左右する一戦に挑むことになる。

また本日、松嶋こよみと上久保周哉のLFAとの契約が発表されたが、そうなるとフェザー級とバンタム級はマストウォッチとなる。

コメインで組まれたキルギスのアジス・オソルベク・ウウルとブラジルのフィリッピ・エスティビスのバンタム級戦は前者の計量失敗で138ポンドのキャッチウェイト戦で実施される。

フェザー級ではチーム・アルファメール所属のダウンアンダー=アイザック・トムソンがイズラエル・デルガドと戦う。

プロ3戦目からLFAで戦うトムソンは、まだ22歳ながらユライア・フェイバーがその将来性の太鼓判を押す完成度の高いウェルラウンダーだ。しかし、4月のシャヒーン・サンタナにまさかのスプリット判定負けを喫している。この一戦に敗れ、コンテンダーシリーズ出場を逃したといっても過言でないトムソンの再起戦──対戦相手のデルガドを含め、松嶋の対戦相手になる可能性があるだけに、上記の138ポンド契約戦となったオソルベク・ウウル×エスティビスと共に見逃せない。

オロルベク・ウウル×エスティビス戦以外もミドル級のランデル・ウォレス×ヘナト・ヴァレンチ、女子ストロー級のケンドラ・マッキンタイヤー✖クリスザイダ・アデームスも共に前者が体重をリミットまで落とせず契約体重マッチとなっている。

6試合のメインカード中3試合がキャッチ戦、常にそうではないが体重超過率は高い──それもLFAの現実として知っておく必要があるだろう。

■視聴方法(予定)
9月8日(土・日本時間)
午前11時00分~UFC FIGHT PASS

■ メイン対戦カード

<フライ級/5分3R>
マーク・クリマコ(米国)
ヴィクトル・ジアス(ブラジル)

<138ポンド契約/5分3R>
アジス・オソルベク・ウウル(キルギス)
フィリッピ・エスティヴィス(ブラジル)

<189.6ポンド契約/5分3R>
ランデル・ウォレス(米国)
ヘナト・ヴァレンチ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
アイザック・トムソン(豪州)
イズラエル・デルガド(米国)

<116.8ポンド契約/5分3R>
ケンドラ・マッキンタイヤー(米国)
クリスザイダ・アデームス(米国)

<ミドル級/5分3R>
テオ・ヘイグ(米国)
ディラン・ダイビッツ(米国)

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o UFC キック ヴィクトル・ジアス

UFC295:第2試合・ジョシュア・ヴァン vs. ケビン・ボルハス

フライ級。

ミャンマーのヴァンは10歳の時にミャンマー情勢の悪化に伴いマレーシアに移住、3年後にアメリカに移住した。2年前にプロデビューすると、Fury FCでフライ級王座を獲得。6月にフェリペ・ブネスの代役としてUFCデビュー。UFC1勝5敗のジャルガス・ジュマグロフに2Rケージに詰めて猛ラッシュしたが、3Rややディフェンシブになり、勝ったが判定スプリットでの勝利だった。8勝中、5KO・2一本勝ちで、前回が初めての判定決着。22歳。

ペルーのボルハスは8月のコンテンダーシリーズで勝利しこれがUFCデビュー戦。ペルーのインカFCフライ級王者。もともと8月のコンテンダーシリーズでヴァンとの対戦が組まれていたが、ヴァンが代役UFCデビューを決めたため、ボルハスはTitan FCフライ級王者のヴィクトル・ジアスと対戦。1Rはテイクダウンからパウンドを打ち込まれて落としたが、2R以降打撃を打ち込み判定勝ち。が、テイクダウンされすぎていたし、相手もテイクダウンからの押さえ込みでは勝ってもUFCと契約できないという意識があったので、コントロールに徹しなかったのかもしれないという事情がある。25歳。

カーフを蹴るヴァン。ジャブ。前に出て打撃を入れていく。ジャブから右ボディ。ボルハス下がりながらカーフを返す。ヴァンがジャブのダブルから右ストレート。積極的に手を出しているヴァン。しかしやや間合いが遠くヒットが少ない。ボルハスのパンチがヒットしヴァンダウン!すぐ立ったが、詰めてくるボルハス。またワンツーがヒット。さらにカーフ。ヴァンもジャブを返すがかわされる。ボルハスが遠い間合いからジャブ・カーフを打ち込んでいく。ヴァン間合いに入れない。前蹴りをキャッチしたヴァンがパンチで飛びこんだが、ボルハス組み止めてケージに押し込む。ホーン。

1Rボルハス。

2R。すぐに詰めていくヴァン。ジャブのダブルから右を打ち込むがかわされている。それでもどんどん出ていくヴァン。ボルハス下がりながらジャブ。どんどん追っていくヴァン。ケージに詰められたボルハスが飛び膝を見せる。しかしヴァンどんどん出る。右も当たり始めた。パンチから左ハイ。間合いが詰まっている。左右のボディブロー。ケージを背負ったボルハスに左ボディがヒット。ボルハス疲れが見える。ヴァンバックスピンキック。すぐに詰めてパンチが当たる距離をキープ。左右のボディから右を顔面に入れた。またボディ。左右のれんだから左ハイ。すぐに詰めて休ませないヴァン。ボルハスがジャブを返しヒットするが下がらないヴァン。右ボディから左。残り1分。ボルハスもボディを返したが空振り。また左ボディを入れたヴァン。ボルハスの返しのパンチはほぼ空振り。ホーン。

2Rヴァンが形勢逆転。ダウンを喫してスイッチが入ったか。

3R。また詰めていくヴァン。ボルハス下がりながらカーフ。しかしまた近い間合いに。ヴァンのボディが当たる距離。ここでヴァンがタックル!テイクダウン。ヴァンなんと足関。ヒール。しかし回転して切って立ったボルハス。これはちょっともったいなかったか。しかし立っても出ていくヴァン。またボディ。ボルハスケージを背負う。右がみぞおちにヒット。飛び膝をかわしてパンチを入れるヴァン。左右のボディ。ボルハスがタックル。切ってパンチを入れたヴァン。ボルハス膝を入れて離れるが、すぐに詰めてきたヴァン。左右の連打。ボルハスの右がヒット。ちょっと効いたヴァンが下がる。ボルハス出て膝を出したが、キャッチしたヴァンが組み付くとバックに回った。テイクダウン。ヴァン自ら袈裟固めに。Vクロスアームロック。が、力で返された。上になったボルハスがバックマウント。前に落ちながら腕十字を狙ったが、ヴァン防いで上になる。タイムアップ。

三者29-28でヴァン勝利。

1Rは距離が合わずにパンチを貰いダウンを喫したが、2R以降は距離を詰めて打撃で圧倒。ボディが良かった。テイクダウンすると積極的に極めを狙っていったが、逃げられて不利なポジションを許してしまったのは若さか。

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Column DWCS S07 Ep01 MMA MMAPLANET o UFC   カイオ・マシャード ケヴィン・サフラルスキー ケヴィン・ボルハス セザー・アルメイダ ダナ・ホワイト トム・ノーラン フェルナンド ペイトン・タルボット ボグダン・グラッド レイエス・コーテズJr ヴィクトル・ジアス

【DECS S07 Ep01】試合結果 34歳、アルメイダが契約。抜けていたノーランら5人の勝者全員が契約

【写真】勝利者インタビューの時に、ブラジルの自宅と映像が繋がり御覧の表情を浮かべたアルメイダ。ここに出た時点で、年齢や過去の戦績は関係ない──そんなダナ・ホワイトのお墨付きをもらったわけだが、この傾向は常に続くのか(C)Zffa/UFC

8日(火・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで今年のDana White’s Contender Seriesの第1週が開催された。

昨年はダナ・ホワイトの激怒で始まったコンテンダーシリーズだったが、今年は5試合中フィニッシュ決着は1試合ながら、5人の勝者全員が契約となりご機嫌の開幕となった。

なかで34歳、キャリア4勝のセザー・アルメイダが前例を打ち破るような契約を決めたのが印象深い。また、試合内容が低調だったカイオ・マシャードのサインも意外だった。

DWCS S07 Ep01
<ミドル級/5分3R>
○セザー・アルメイダ(ブラジル)3R
判定
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×ルーカス・フェルナンド(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
○トム・ノーラン(豪州)1R1分23秒
KO
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×ボグダン・グラッド(オーストリア)
<ヘビー級/5分3R>
○カイオ・マシャード(ブラジル)3R
判定
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×ケヴィン・サフラルスキー(ポーランド)
<バンタム級/5分3R>
○ペイトン・タルボット(米国)3R
判定
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×レイエス・コーテズJr(米国)
<フライ級/5分3R>
○ケヴィン・ボルハス(ペルー)3R
判定
詳細はコチラ
×ヴィクトル・ジアス(ブラジル)
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【DWCS S07Ep01】2023年コンテンダーシリーズ開幕。ペルーのボルハスがTDのジアスに殴り勝つ

<フライ級/5分3R>
ケヴィン・ボルハス(ペルー)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ヴィクトル・ジアス(ブラジル)

インカFCフライ級王者ボルハス、ATT所属のジアスはTitan FCのフライ級チャンピオンだ。右カーフを続けて蹴るジアスに対し、ボルハスが右ストレートや左ボディフックを決める。さらに右フックを入れたボルハスが右ロー、ジアスは右オーバーハンドを空振りする。ジアスのダブルレッグにアッパーを合わせようとしたボルハスだが、尻餅をつかされウィザーでバックを取られないよう耐えつつ、立ち上がる機会を伺う。ジアスはボディロック&手を払いつつ、左のパンチを打っていく。背中を取らせず立ち上がろうとトライするボルハスは逆に小手をきかせて投げるように上へ。

すぐにジアスが立ち上がり、ケージに押し込むもバックに回ることはできなかった。残り80秒、ケージに押し込んでヒザ蹴りからボディロックテイクダウンを決めたジアスが、右足を抜いてハーフで抑える。さらに残った左ヒザを抜いてマウントを狙う。足を抜かれた瞬間に背中を向いたボルハスは、バックマウント&マウントでパンチを被弾し初回を落とした。

2R、ジャブを伸ばし右ストレートのボルハスに対し、ジアスは右カーフを蹴る。ワンツーフックのジアスは左ジャブ、リードフックから右を被弾する。さらに下がりながら左を当て、ジャブから右を入れるボルハスだったが、ジアスが組んでボディロックへ。ウィザーのボルハスは引き込んで上を狙ったジアスのトライを、小手をきかせて潰す。ウィザーを続けるボルハスだが、ジアスはハーフ&右腕を押し込んでリバーサルに成功する。

ボルハスはウィザーにこだわりすぎ、次の手を打てなかった。結果、尻餅状態でケージに押し込まれた時間が続く。と、逆に右を差し上げた上を取ったボルハスが立ち上がってボクシング勝負へ。ジアスも契約に向けて、コントロールでなく打撃戦に呼応する。が、そこは完全にボルハスの庭で劣勢になったジアスが組み付くも、切ったボルハスが顔面、腹と殴り、最後は縦回転の浴びせ蹴りまで繰り出した。

最終回、開始直後に右ストレートをボルハスが決める。カーフにもジャブ、右オーバーハンドをヒットさせたボルハスが組みを捌いてフットワークを駆使しつつ、左ボディショットからヒザを狙う。それでもジアスは1分10秒を経過した時に、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。とはいえ、ここはコンテンダーシリーズ――ここで必要なのはフィニッシュに通じる攻撃だ。

ボルハスも逆に向け、スクランブルに持ち込む必要がある。小手をきかせて立ち上がったボルハスはケージに押し込まれた状態が続き、残り2分10秒でボディロックテイクダウンを許す。最後の100秒を切るときにレフェリーがブレイクを命じて、試合をスタンドに戻す。ここでジアスに必要なのはテイクダウンでなく、KOを狙う姿勢だがボディを殴られて組みに行ってしまう。

倒されたボルハスは、足を抜いて立ち上がると左ボディを2発入れ、アッパーから左、右のフックを続ける。ボディを何度も打ち抜き、パンチを振るい続けたボルハスを見て、ダナ・ホワイトは立ち上がって拍手を送った。

結果――ジャッジは3者揃ってボルハスを支持する。これはユニファイドでなく、コンテンダーシリーズの性格がスコアリングに反映されているか。倒されても立って殴り続けたボルハスが、判定勝ちに。「父、母、マスターなしにここにいることはできなかった。この勝利はマスターに捧げたい。ペルーを代表して戦うことは光栄だし、どれだけテイクダウンされても立ち上がって戦い続けた」と勝者はインタビューで話した。


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