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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN245 カイラー・フィリップス ロブ・フォント

【UFN245】ロブ・フォント。初回にTDを許し圧倒されるも、パンチの圧で逆転勝利

<バンタム級/5分3R>
ロブ・フォント(米国)
Def.3-0 :29-28.29-28.29-28
カイラー・フィリップス(米国)

フィリップスのカーフをカットしたフォントが、ワンツーで前に出る。ジャブを伸ばすフィリップスが、シングルレッグでテイクダウン。ギロチンで抱えたフォントだが、パスをされておりすぐに頭を抜かれる。足を戻したフォントに対し、パスを決めたフィリップスが枕で圧を掛ける。ニーインは許さないフォントだが、レッグドラッグ気味に自由を奪われ腰を切ることができない。やがてニーインからマウント狙いのフィリップスが、足を戻されてもエルボー&パンチを落としパスガード。

勢いのあるヒジを打ち、ダメージを与えるトップコントロールを続けるフィリップスはクォーターマウントに。足を戻して、スクランブルに持ち込んだフォントが右アッパーを決める。フォントはヒザを受けながら組みつくとが、フィリップスがキムラクラッチに。間合いを取ったフォントがパンチで前に出るが、初回はフィリップスが取った。

2R、左右に回るフィリップスに対し、フォントが右を当てる。フィリップスはシングルレッグでテイクダウンを決める。フォントが立ち上がり、ワンツーを放つ。やや疲れた感のあるフィリップスは懸命に足を使うが、フォントがワンツーから組みつく。離れて圧を高めるフォントが、右ストレートをヒット。続いて左ボディを入れたフォントが、ワンツーから組んでバックにまわる。

フィリップスのキムラを逃れたフォントは、ヒザ蹴りに右をヒットさせる。フォントは連打でフィリップスを追いかけ、パンチをまとめる。さらに右オーバーハンドを決めたフォントが、スピニングバックフィストを狙う。ワンツーを被弾したフィリップスは。左に回るが詰められる。右腕を差して、左で殴るフォントにフィリップスが足払いを決めたことろで時間に。

最終回、すぐにシングルレッグを決めたフィリップスが、ニーシールドから立ったフォントのバックに。正対したフォントは離れてパンチで圧を掛ける。ジャブからコンビネーションで距離を詰めたフォントは、ここで組んでリリースするという選択を続ける。両者揃って手数が減ってきたなかフィリップスが右カーフを蹴る。さらにシングルに出たフィリップは、自ら離れて打撃の間合いに。

右ジャブのダブルから左を決めたフォントが、組んでバックへ。フィリップスも正対して離れる。両者揃って疲れ、パンチを打つと軸が乱れる死闘に。それでも右を放ったシングルに出たフォント。切ったフィリップスも歳まで前に出続け時間に。結果、フォントが逆転判定勝ちを決めた。


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45 AB BELLATOR o UFC ウマル・ヌルマゴメドフ キック ピョートル・ヤン ロブ・フォント

UFC on ABC7:メインイベント・コーリー・サンドヘイゲン vs. ウマル・ヌルマゴメドフ

バンタム級

サンドヘイゲンは2021年10月にピョートル・ヤンとの暫定王座決定戦で判定負けしてから3連勝中。1年前にヌルマゴ戦が組まれていたが、ヌルマゴが肩の負傷のために欠場し、サンドヘイゲンは代役のロブ・フォントと対戦。タックルからのテイクダウンという、元キック王者と思えない攻めで判定50-45×3で完勝。しかし試合中に筋断裂したため、その後欠場し、ほぼ1年ぶりの試合となる。32歳。

ウマルはハビブのいとこで、Bellatorライト級王者ウスマンの2歳上の兄。29戦全勝で引退したハビブ、18戦無敗(17勝0敗1NC)の弟と同じく、キャリア17戦全勝。組みの強さだけでなく打撃も強い。初の上位ランカーとの対戦となるサンドヘイゲン戦を欠場した後、今年3月の復帰戦では、他のランカーとの試合が避けられているのか、UFC初参戦のカザフスタン人ベクザト・アルマカーンとの対戦となり、テイクダウンからドミネイトしての完勝。キャリア17戦全勝で、今回が初メインとなる28歳。

ウマルシングルレッグ。倒すとバックに回った。そのまま背中に乗るが、足のフックを解除したサンドヘイゲン。離れる。打撃でプレッシャーをかけるサンドヘイゲン。カーフキック。またシングルレッグに入るウマル。片足でこらえるサンドヘイゲン。振って倒そうとするウマルだが切ったサンドヘイゲン。打撃でプレスするサンドヘイゲン。ミドルを蹴る。ジャブ。カーフキック。ケージを背負うウマル。またカーフ。ミドル。スイッチキック。ウマル今度はダブルレッグでテイクダウン。サンドヘイゲンスクランブルで逃れようとしたが、ついていくウマル。しかし上半身を起こして鉄槌を入れたサンドヘイゲン。ホーン。

1Rはサンドヘイゲン。

2R。ウマルシングルレッグ。ヒザをついてこらえるサンドヘイゲンだが、ウマルドライブしてバックに回った。スタンドバックから片足をフックするが、サンドヘイゲン解除して正対し離れる。パンチで出るサンドヘイゲン。前蹴り。カーフキック。蹴られた足を引いてスイッチしたウマル。ミドルを蹴るサンドヘイゲン。打撃で出るサンドヘイゲン。右ハイ。インロー。ジャブを返すウマルだがそこにまたカーフキック。サンドヘイゲンのローをキャッチしたウマルがバックに回ると後方に引き込んだ。チョークを狙うが足のフックを解除して立ったサンドヘイゲン。スタンドバックから正対。ウマルすぐに大外刈りで倒したが離れたところで立ったサンドヘイゲン。ホーン。

2Rサンドヘイゲン。ウマルちょっと手詰まりになってきた。

3R。ジャブで出るサンドヘイゲン。ウマルがミドルを入れるとサンドヘイゲンも返す。蹴り合い。ウマルのハイの打ち終わりにカーフキックを入れるサンドヘイゲン。蹴られた足をつかもうとするウマル。サンドヘイゲンのローに合わせて組み付いてドライブしてバックに回ったウマル。しかしスタンドバックでクラッチを切り離れた。左ボディを入れたウマル。逆にウマルがスタンドで詰める。サンドヘイゲンの蹴りに合わせてまたバックに回った。前転するサンドヘイゲンのバックに。ホーンj。

3Rは打撃のヒットの差でウマルか。

4R。詰めるサンドヘイゲンだが、ウマルが下がりながらパンチを入れていく。ジャブの刺し合い。サンドヘイゲンのジャブにワンツーを返す。手数を増やしてきたウマル。距離がつまりパンチの撃ち合いになるが、最後にパンチを打ち込んだのはウマル。サンドヘイゲンの前蹴りは空振り。残り40秒でウマルこのラウンド初めてのタックル。バックに回った。ローリングするサンドヘイゲンについていくウマル。上になるとがぶった。ホーン。

4Rもウマルか。

5R。ライブオッズは大差でウマルに。カーフを蹴るサンドヘイゲン。サンドヘイゲンが意表をつくタックルを見せた。ウマルワンツー。サンドヘイゲンまたシングルレッグ。切られる。そこまでテイクダウンに固執していないか。パンチの3連打を入れたウマル。サンドヘイゲンの蹴りに合わせてまた組み付いたウマル。上になったウマル。サンドヘイゲン三角を狙ったが、ガードの中に入ったウマル。サンドヘイゲン、初めてマットに背中を付けた。下からヒジを入れるサンドヘイゲン。ウマルバックに回る。ローリングして上を取ろうとするサンドヘイゲンだが、どんな体制になっても上を取るのはウマル。残り1分。ハーフで押さえ込んだウマル。ヒジ・パウンド。サンドヘイゲンガードに戻すが、密着されて下から仕掛けられない。タイムアップ。

50-45、49-46×2の3-0でウマル・ヌルマゴメドフがランキング2位サンドヘイゲンを下す。

序盤はサンドヘイゲンがタックルを切って打撃で優勢だったが、途中からサンドヘイゲンの土俵の打撃でも上回るようになり、組みでもサンドヘイゲンが次第に逃れられなくなってじわじわとウマル優勢に。5Rはついにテイクダウンから固めての勝利。

試合後のインタビューでは9月のノーチェUFCでのオマリー vs. ドバリシビリの勝者への挑戦をアピール。

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AB o UFC キック ドミニク・クルーズ ハニ・ヤヒーラ ピョートル・ヤン ボクシング マリオ・バウティスタ ロブ・フォント

UFC on ESPN58:セミファイナル・ダグラス・シウバ・ジ・アンドラージ vs. マイルズ・ジョーンズ

バンタム級

当初セミで組まれていたミドル級のイクラム・アリスケロフが、来週のサウジアラビア大会のメインに出場予定だったハムザト・チマエフ欠場により代役としてロバート・ウィテカーと対戦することになり、試合が消滅。代わってセミに昇格したのはUFC7勝5敗のシウバと5勝2敗1NCのジョーンズの対戦。

ジョーンズはレスリングベースのストライカー。2敗の相手はジョン・カスタネーダと現ランキング12位のマリオ・バウティスタ。昨年9月の試合は判定勝ちも、試合後に意図せず摂取した禁止薬物が検出されノーコンテストに。3月の前戦は、欠場選手の代役として、1週間前にスクランブル出場し、昨年のTUF準優勝のコーディ・ギブソンに判定勝ちした。30歳。

アンドラージは2014年にUFCデビューして、今年で10年になるベテランファイター。バンタム級で負けた相手はサイード・ヌルマゴメドフ、ピョートル・ヤン、ロブ・フォントの3人で、いずれもランカーまたはランキング目前の選手。アンドラージもランキング目前までは行っているが、あと少しで届いていない。ボクシングがバックボーンのストライカー。バンタム級ではハニ・ヤヒーラとドミニク・クルーズに続く3番目の年長ファイターで、来週39歳になる。

両者オーソドックス。右オーバーハンドを入れたジョーンズ。両者ともに警戒している。前蹴りを見せたアンドラージ。左で飛び込んだジョーンズ。カーフを蹴ったジョーンズ。右アッパーで飛び込んだアンドラージ。ジョーンズも左フックを一発返す。またカーフを入れたジョーンズ。足が流れたアンドラージ。右ボディ。ワンツーを入れたジョーンズ。アンドラージの飛び込みにフックを合わせたジョーンズ。アンドラージバックスピンキック。関節蹴り。飛び込んだジョーンズにアンドラージが組み付いたが、膝を入れて離れたジョーンズ。ホーン。

1Rジョーンズ。

2R。ジャブを突いたジョーンズ。またカーフ。飛び込んできたアンドラージに右フックを合わせた。またアンドラージが飛び込んだが、パンチをかいくぐって右をヒット。さらにアッパー。アンドラージも飛び込んでパンチを出すがブロックされる。ジョーンズの打撃のヒットが増えてきた。アンドラージは有効打がない。飛び膝。ブロックしたジョーンズがケージを背負ったところに飛び膝を見せた。またバックスピンキック。前蹴り。ちょっとずつ手数が増えているアンドラージ。しかしまたジョーンズのカーフで足が流れる。飛び込むアンドラージに右フックを引っ掛けると、ジャブのダブルから右フックを打ち込んだ。また右フック。一瞬手をついたアンドラージ。さらに左フックもヒット。またバックスピンキックを見せたがかすめたのみ。飛び膝もかわされる。ジョーンズのバックヒジは不発。ホーン。

2Rもジョーンズ。

3R。フィニッシュが必要なアンドラージ。ジョーンズは攻めるようで攻めないフェイント。アンドラージが手を出せなくなる。ケージ際まで詰まったところで、アンドラージが飛び込むが、そこにフックを引っ掛けられ効いた。アンドラージがここでタックル。シングルレッグ。しかしアンドラージ切った。左オーバーハンドを振ったアンドラージだがジョーンズかわして逆にフックをヒット。ジョーンズ飛び込んでアッパー。アンドラージが飛び込んでパンチがヒットし、ジョーンズがマウスピースを吐き出す。はめ直して再開。残り1分。ジョーンズサークリング。アンドラージのバックスピンキックが側頭部にヒット。ちょっとぐらついたが、出てきたジョーンズに組み付いて凌ぐ。最後にパンチを打ち込んだジョーンズに対し、アンドラージは打ってこいとアピール。行かなければならないのは自分だが…。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でジョーンズ勝利。

両手を広げて納得行かないアピールを見せるアンドラージだが、判定は極めて妥当。なぜ最後に攻めなかったのか。

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o UFC UFC301 キック ジョゼ・アルド ボクシング ロブ・フォント

UFC on ESPN+99:第9試合・エイドリアン・ヤネス vs. ヴィニシウス・サルヴァドール

バンタム級

ヤネスはUFCデビューから5連勝(うち4KO)・5連続ボーナス獲得でランキング入り。初のランカーとの対戦が上位ランカーのロブ・フォント戦で、オッズではヤネスがフェイバリットだったが、ヤネス得意の打撃戦で真っ向から打ち合ったものの、フォントにダウンを奪われ1RKO負け。昨年10月の前戦は先日のUFC301でジョゼ・アルドと対戦したジョナサン・マルチネスとの対戦で、1Rに早くもインローで足を破壊され、2Rにもインローでのダウンを繰り返し、2試合連続でのKO負け。ランキングからも外れている。30歳。

サルヴァドールUFCフライ級で2連敗し、前回は体重オーバーしていたこともあり、今回からバンタム級に上げる。前戦は平良に腕十字で一本負けしているC.J.ベルガラとの対戦で、1Rずつ取り合った3R目に、パンチを打たれて効いてないアピールをしていたものの、ヒット数で上回れて普通に判定負け。ボクシング・柔術がバックボーン。フライ級では長めのリーチからの独特のリズムのジャブが武器だが、ヤネスとは身長は同じでリーチは1cm長いのみと、バンタム級ではあまりアドバンテージがない。30歳。

前戦までランカーだったヤネスに、下の階級で0勝2敗の選手という、ミスマッチとも言える組み合わせ。

オーソドックスのヤネスにサルヴァドールはサウスポー。下の階級から上げてきたサルヴァドールだが、身長・リーチでは上回っている。左ミドル。パンチを入れたヤネスだが、サルヴァドールはノーガードで上体の動きでかわす。カーフキック。ヤネスの右フックがヒットしサルヴァドールダウン!すかさず距離を詰めたヤネスがパウンド!足で阻もうとするサルヴァドールだが、ヤネスが顔面にパウンド連打を打ち込む。連打が入ってレフェリーストップ!

ヤネス復活の1RKO勝ち。事前の評価通りの勝利ではあるが、勝機と見た時の畳み掛けが見事。

階級を上げたサルヴァドール、動きは良かったように見えたが、一発で沈んだ。

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AB o UFC アレッサンドロ・コスタ ウィリアム・ゴミス エイドリアン・ヤネス カイオ・ボハーリョ キック ジェレミー・スティーブンス ジャック・ショア ジョゼ・アルド ペドロ・ムニョス ボクシング ポール・クレイグ マウリシオ・ルフィ マット・シュネル マルロン・ヴェラ ロブ・フォント

UFC301:オッズ/予想と展望

アレクサンドル・パントーハ 1.52
ティーブ・エルセグ 2.60
ジョナサン・マルチネス 1.62
ジョゼ・アルド 2.36
アンソニー・スミス 4.90
ビトー・ペトリーノ 1.19
ミシェウペレイラ 1.18
イーホル・ポティエリア 5.10
ポール・クレイグ 5.10
カイオ・ボハーリョ 1.18
ジャック・ショア 2.40
ジョアンダーソン・ブリート 1.60
カロリーナ・コバルケビッチ 4.30
ヤスミン・ルシンド 1.24
エルブス・ブレナー 3.15
ムイクティベク・オロルバイ 1.38
ジェアン・シウバ 1.80
ウィリアム・ゴミス 2.05
ジョアキム・シウバ 2.50
ドラッカー・クロース 1.56
マウリシオ・ルフィ 1.52
ジェイミー・ムラーキー 2.60
ディオネ・バルボサ 1.46
エルネスタ・カレツケイテ 2.80
イスマエル・ボンフィム 1.19
ヴィンス・ピシェル 4.90
アレッサンドロ・コスタ 1.70
ケビン・ボルハス 2.20

ブラジル大会のナンバーシリーズ。しかし先月の記念大会で駒を使い切ったせいで、苦しんだ跡が見えるメインとセミのカードに。

メインのタイトルマッチが地元の王者パントーハの防衛戦というのは決まっていたが、挑戦者候補が怪我などで次々にいなくなり、3月に判定勝ちしたランキング7位のモカエフまでが挑戦者枠に入っていたが、どうせ下位ランカーにするならありえないくらいの飛び級にした方が話題になると考えたのか、発表された挑戦者はランキング10位・UFCデビューから11ヶ月のエルセグ。

エルセグは去年の2月には地元オーストラリアのイベントで、日本の平井相手に防衛戦を行っていた。1Rチョークで勝利すると、試合後のバックステージでUFCとの契約が決まる。UFCデビュー戦はマット・シュネルの欠場で回ってきたランキング10位のドボジャーク戦で、僅差ならが判定勝ちしていきなりランクイン。2戦目はランカーと対戦予定が相手が欠場し、ノーランカーの代役との対戦で、またも接戦となり三者29-28の僅差判定勝ち。3月の前戦では、ベテランでランキング9位のマット・シュネルに初のフィニッシュ勝利となるKO勝ち。とはいえ、試合後のマイクでは「トップ5と戦いたい」という主張で、今回のような特殊な事情がなければ、王座挑戦が回ってくることはなかっただろう。

オッズは大差でパントーハ…と思いきや、そこまでの差ではない。それでもタイトル挑戦したモレノ戦、初防衛のロイバル戦よりは評価が高いが。

絞め技での勝利が多いグラップラーと思っていたが、前戦のシュネル戦ではKOパンチを持っているところも見せたエルセグ。が、それは相手のシュネルが打たれ弱くなっているという理由もあったし、1戦目・2戦目の内容を見ると、ランキング相応の実力で、底が見えないという印象ではない。順当にパントーハが防衛か。

パントーハ一本勝ち。

セミでは引退したジョゼ・アルドが復帰。もともと体力的に限界を感じての引退ではなかった。バンタム級でマルロン・ヴェラ、ペドロ・ムニョス、ロブ・フォントに3連勝し、ドバリシビリに判定負けした時点での引退表明。勝てばタイトル再挑戦もある試合だったが、負けたことで実績を積み直すよりも、新たな舞台であるボクシングへ挑戦を行うことを選択しての引退だった。

ボクシングではここまでエキシビションで1勝、プロ公式戦では1勝1分けで、同じ元UFCジェレミー・スティーブンスには引き分けているが、本人が希望するフロイド・メイウェザーなどのビッグネームとの対戦は実現していない。

引退が早かったとはいえ、もう37歳。あくまで地元大会で、目玉カードなく困っていたUFCが出したオファーを受けただけの限定復帰なのか、本格的に復帰するのか。相手はランキング12位でUFC屈指のローキッカー・ジョナサン・マルチネス。現在6連勝中で、ここ3戦はローキックを武器に勝利。特に前戦はエイドリアン・ヤネスからインローで戦闘不能に追い込んでKO勝ちしている。ボクシングに専念していたアルドにとっては危険な相手。

マルチネス判定勝ちと予想。

第1試合開始は5日朝7時から。速報します。

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45 AB GLORY MMA o UFC UFC290 イリー・プロハースカ キック ケイラ・ハリソン ショーン・オマリー ジェイコブ・マルクーン ジム・ミラー ボクシング ボビー・グリーン マックス・ホロウェイ ロブ・フォント

UFC300:オッズ/予想と展望

アレックス・ペレイラ 1.77
ジャマール・ヒル 2.10

ペレイラの初防衛戦。Glory王者ペレイラはUFC4戦目で当時の絶対王者アデサニヤを破りミドル級王者となったがダイレクトリマッチでKO負け。減量が厳しいことからライトヘビー級に階級を上げ、初戦でヤン・ブラホビッチのテイクダウンに苦戦したがスプリット判定勝ち。昨年11月に、負傷で王座返上していたプロハースカと王座決定戦で対戦し、グラウンドへの肘連打でKO勝ちして最短でのUFC2階級制覇を達成した。

ヒルはプロハースカが返上した王座を元王者テイシェイラを破って獲得したものの、UFC290のファイトウィークイベントのバスケットボールの試合で転倒しアキレス腱を断裂。長期欠場となりタイトルを返上した。今回が負傷以来9ヶ月、前回の試合からは1年3ヶ月ぶりの復帰戦。

両者ともストライカーだが、打撃勝負になればペレイラか。あるいはMMAを開始とともに柔術を始め、現在は茶帯ヒルの組技が見られるかもしれないが。

ペレイラKO勝ち。

ジャン・ウェイリー 1.20
ヤン・シャオナン 4.80

UFC初の中国人同士のタイトルマッチ。ストライカーから組みの強さもあるトータルファイターに変貌しているウェイリーに対し、打たれても引かない体の頑丈さが武器のシャオナンは、テイクダウンされるとリカバリーできずに押さえ込まれがちで、グラウンドに穴がある。

ウェイリー判定勝ち。

ジャスティン・ゲイジー 1.57
マックス・ホロウェイ 2.45

BMFタイトルマッチ。前戦でポイエーと対戦したゲイジーは、打撃でポイエーが優勢な展開から、2Rに右ストレートからの右ハイでKO勝ち。

ホロウェイはフェザー級ではヴォルカノフスキー以外には10年間無敗だったが、ヴォルカノフスキーに3連敗中で、タイトル挑戦の機運が高まらない中でポイエーとの暫定王座決定戦以来、ジャスト5年ぶりにライト級に挑むが、このタイミングでヴォルカノフスキーが王座から陥落し、フェザー級王座への挑戦の可能性も高まってきた。しかしこの試合に勝てばライト級でもトップランカーとなり、王者マカチェフに挑戦する話が出てきてもおかしくない。

ゲイジーKO勝ち。

チャールズ・オリベイラ 2.85
アルマン・ツァルキヤン 1.44

元王者オリベイラは昨年10月のアブダビ大会でマカチェフとのリマッチが組まれていたが、直前に目の上をカットし欠場。マカチェフが代役の挑戦者ヴォルカノフスキーに完勝したことで、オリベイラにそのまま次期挑戦権が残るかと思われたが、ブランクもあり強豪ツァルキヤンとの対戦に。

ツァルキヤンはUFCデビュー戦でいきなりマカチェフ戦だったが、マカチェフからテイクダウンを奪うなど、最も苦しめたといっていい内容で健闘。前戦ではベニール・ダリウシュを1RでKOし、ランキングも4位まで上昇した。

ゲイジー vs. ホロウェイの勝者とどちらが次期ライト級挑戦者になるか、試合内容でも争うことになる一戦。

ツァルキヤンKO勝ち。

ボー・ニッカル 1.05
コーディ・ブランデージ 12.00

全米レスリング王者ニッカルはここまでキャリア5戦すべてが1Rフィニッシュ勝利で、もっとも長かった試合でも2分54秒。対するブランデージは、今回の出場者の中で圧倒的に(唯一と言ってもいい)実績のない選手。おそらくニッカルとの対戦をランカークラスの選手が拒否しまくって回ってきたのだろうが、それは仕方ないとしてもメインカードとは。UFCで3連敗の後、ジェイコブ・マルクーンにもバックを取られて肘を打ち込まれ完敗の流れから、マルクーンの肘が後頭部に入り反則勝ちを拾うと、前回は腕十字を掛けてきた相手をスラムで叩きつけKO勝ち。ニッカル相手に勝つ要素はまったくないと思われるが、奇跡を起こせるか。

ニッカルKO勝ち。

イリー・プロハースカ 2.05
アレクサンダル・ラキッチ 1.80

プロハースカはテイシェイラからタイトルを獲得後、肩の大怪我で王座を返上。復帰戦がペレイラとの王座決定戦だったが、2Rにケージに詰めたところでペレイラのショートのパンチで効かされ、タックルに行ったところを肘連打で潰されてKO負けしUFC初黒星。

ラキッチはランキングを3位まで上げ、2022年5月に当時の1位ヤン・ブラホビッチと対戦。優位に試合を進めていたが、3Rにバックステップした際に膝前十字靭帯を断裂(ライトヘビー級怪我人多くない?)し、長期欠場。今回が約2年ぶりの復帰戦となるが、オッズは意外にもラキッチフェイバリット。

プロハースカ判定勝ち。

カルヴィン・ケーター 2.45
アルジャメイン・スターリン1.57

バンタム級王者スターリングのフェザー級復帰初戦。フェザー級で戦うのは13年ぶりだが、もともとバンタム級では減量がかなりきつく、フェザー級転向を常に考えている状態だった。初戦の相手は180cmの長身ケーターで、身長・リーチは前回敗れたショーン・オマリーと同じストライカー。ケーターも前戦で飛び膝から着地した際に膝を負傷して長期欠場しており、1年半ぶりの試合となる。

スターリング判定勝ち。

ホリー・ホルム 4.30
ケイラ・ハリソン 1.24

ボクシングとキックの世界王者だったホルムだが、最近はすっかりグラップリング主体に。しかし相手が柔道2タイムオリンピック金メダリストのハリソンでは分が悪い。原点に戻ってタックルを凌いでの打撃で勝負し、生涯最大の勝利だった柔道銅メダリストロンダ戦の再現なるか。

ハリソンは柔道時代は78kg級。MMAでも主戦場は約70kgのライト級で、フェザーに落としたことも1度しかない。果たしてバンタムまで落とせてちゃんと動けるのか。

ハリソン一本勝ち。

ソディック・ユサフ 2.20
ディエゴ・ロペス 1.70

ロペスはノーランカーだがUFCデビュー戦で無敗のモフサル・エフエロフ相手に互角に近い勝負をして、そこから2連続1Rフィニッシュ勝利し、今回がランカー初挑戦。期待の新星として記念大会に大抜擢された。

相手のユサフは前回初めてメインに登場し、エドソン・バルボーザから序盤にパンチでダウンを奪いKO寸前まで追い込んだが、攻め疲れして以降は盛り返され判定負け。オッズではロペスがフェイバリットになっている。

ジェイリン・ターナー 1.42
ヘナート・モイカ2.95

ライト級10位ターナー vs. 13位モイカノ。ふたりともそこそこハイアベレージだが、化け物揃いのこの階級だと10位~15位あたりから上がっていけない。元王者でも期待の新鋭でもない、ある種今大会唯一の普通の試合。

ジェシカ・アンドラージ 1.74
マリナ・ロドリゲス 2.14

女子ストロー級4位アンドラジ vs. 6位ホドリゲスで、セミのタイトルマッチのバックアップ要員とも思える試合。2人とも2連敗を前回の試合で勝って止めていて、すぐにタイトルに挑戦できるポジションではないが。

ボビー・グリーン 1.54
ジム・ミラー 2.54

2009年のUFC100、2016年のUFC200に続いての記念大会出場となるミラー。当然ただ1人の記録だが、UFC200からの連続出場もミラーのみ。今大会最年少27歳のツァルキヤンがUFC400に出られたとしても、15年後のUFC500に出るのは難しそうなので、当分この記録に並ぶ選手は出てこない。直近6戦5勝1敗で、2017年のポイエー戦以来7年ぶりのランカーとの対戦となる。

デイブソン・フィゲイレード 1.33
コーディ・ガーブラント 3.45

第1試合がフライ級元王者 vs. バンタム級元王者の対戦。前回バンタム転向初戦でランカーのロブ・フォントに判定勝ちしたフィゲイレードに、昨年12月の前戦でノーランカーに勝って7年ぶりの連勝としたガーブラントの対戦。しかしガーブラントが連勝した試合も内容では苦戦しており、全盛期の力が戻っているかは疑問。オッズにもそれが現れている。

第1試合開始は14日朝7時から。速報します。

 

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN52 デイヴィソン・フェゲイレド ロブ・フォント

【UFC ESPN52】バンタム級の方が強い!?元フライ級王者フェゲイレドがフォントに圧勝

<バンタム級/5分3R>
デイヴィソン・フェゲイレド(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ロブ・フォント(米国)

ガードを高く上げるフォントがプレッシャーをかけてワンツー、ジャブで前に出る。フェゲイレドがジャブに合わせてニータップでテイクダウンすると、フォントはフェゲイレドの身体を足で浮かせてすぐに立つ。

試合がスタンドに戻るとフェゲイレドはフォントのジャブに右フックをかぶせ、ワンツーにダブルレッグを合わせてテイクダウン。ここもフォントはフェゲイレドの身体を蹴り離して立つ。

フォントがジャブを打つと、フェゲイレドはインロー。フォントはフェゲイレドの右を空振りさせてバックにつくと、フェゲイレドは正対する。距離が離れるとフェゲイレドが右ストレート、フォントは右アッパーを返す。

ジャブの差し合いになると、フェゲイレドがジャブを効かせて、右ストレートと右ボディ。フォントのジャブの終わりに組みつくと、ここはフォントも脇を差させない。距離が離れると再びフェゲイレドがジャブをタイミングよく当てて、フォントをぐらつかせる。

2R、フェゲイレドは飛び込んで右。両差しで組みつき、テイクダウンを狙う。ここでフェゲイレドのヒザ蹴りがローブローとなってしまう。ブレイク後、フェゲイレドは距離を取りつつ、プレッシャーをかけるフォントに右アッパー。ダブルレッグに入って離れ際の右を当てる。

さらにフェゲイレドは飛び込むような右ストレート、右カーフとワンツー。フォントもジャブから前進するが、フェゲイレドがシングルレッグでテイクダウンし、立ち際にヒザ蹴り。

フォントがジャブと右ローで前に出ると、フェゲイレドはバックステップで距離を外し、フォントの右ストレートもスリッピングアウェイでかわす。最後はフェゲイレドがワンツーをヒットさせた。

3R、ここはフォントがすぐに組みつく。フェゲイレドはケージに押し込んでヒジを入れる。一度は距離が離れると、フォントはすぐに組みに行く。ケージに押し込まれるフェゲイレドだがテイクダウンは許さない。

試合がスタンドに戻るとフェゲイレドが左フックを効かせて右ストレート、フォントに組ませずにヒザ蹴り、左フックを打ち込む。フォントもアッパーと右フックを当て、細かくジャブを突くと、フェゲイレドは『来い、来い』とジェスチャーで挑発する。

フェゲイレドはシングルレッグでテイクダウン。瞬く間にサイド→マウントポジションを取ってヒジ打ちを落とす。そのままトップキープするフェゲイレドはガードに戻されても殴ってパスガードし、ニーオンザベリーからパンチを落とす。最後はフォントの立ち際にパンチをまとめたところで試合が終わった。

元フライ級王者のフェゲイレドがバンタム級転向初戦でフォントに圧勝。フライ級時代よりもパフォーマンスの良さを感じさせる強さを見せつけた。


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UFC on ESPN+88:第9試合・ジョナサン・マルチネス vs. エイドリアン・ヤネス

バンタム級マルチネス13位、ヤネス14位。

UFC9勝3敗のマルチネス。現在5連勝でランキング入り。アメリカ生まれ・アメリカ育ちのアメリカ人だが、父はメキシコ人、母はブラジル人。カブ・スワンソンやサイード・ヌルマゴメドフにはローキックを効かせて勝利している。第2試合に出場した同じバンタム級ランカーのグティエレスとは、同じFactory Xに所属している。前回の試合後には、レジェンドのドミニク・クルーズや元フライ級王者デイブソン・フィゲイレードと対戦したいとアピールしていたが、結局下位ランカーのヤネスとの対戦に。29歳。

ヤネスは2020年10月のUFCデビュー戦から5連勝(4KO)していた。ボクシングがバックボーンで、殺傷能力が高いパンチが武器。一方、ディフェンスは甘く、被弾して鼻血を出しつつ打ち合いに応じて打ち勝ってきた。しかし今年4月の前戦で初めて上位ランカーのロブ・フォントと対戦すると、いつも通り打たれつつ打ち合う展開から、先にフォントのパンチに効かされてしまい1RKO負け。連勝と連続ボーナスが5で止まった。29歳。

オッズは拮抗しておりほぼ五分。

マルチネスインロー。飛び込んだヤネスがワンツー。またマルチネスインロー。ちょっと嫌がったヤネス。さらにインロー。ヤネス詰めてワンツー。マルチネスはひたすらインロー。ヤネスハイからワンツー。またインロー。完全に効いた!左足をつけない状態のヤネス。パンチで飛び込んで逆転を狙うヤネスだが、ブロックしたマルチネス。またインロー。玉砕覚悟でパンチで出るヤネス。インローでダウン!ノコrい1分。立たせたマルチネス。さらにインロー。ヤネス左右のパンチで出る。がステップで距離を取るマルチネス。ホーン。

1Rマルチネス。どうにか1Rを凌いだヤネスだが絶体絶命。

2R。マルチネスのローがローブローになるが、すぐ再開。ヤネス詰めてパンチを出していく。しかし左足が踏み込めていない。マルチネス首相撲。ヤネスボディロックからテイクダウンを狙うが、こらえて引き剥がしたマルチネス。またインロー。ひたすらインロー。またダウン。ヤネス続けるとアピールするが、スタンドに戻るとなおもインロー。もう完全に片足のヤネス。パンチで出るが、今度はマルチネスがワンツー。ケージまで下がったヤネス。マルチネス冷静にインロー。さらに右をヒット。大振りの右を出したヤネスだが空振り。そしてインローでまたダウン。レフェリー止めた。

マルチネス、強烈なインローで勝利。これで6連勝。次はトップ10ランカーとの対戦か。

ヤネスは正直2Rは逆転の目もなかったし、根性で続けたものの、無駄にダメージを蓄積させただけに思えた。

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【UFC ESPN50】試合結果 Music Cityで4年ぶりのUFC。メインでサンドハーゲンがフォントを完封

【写真】カーラ・エスパルザ、アレクサ・グラッソに続き、アンドラーデに勝利。世界挑戦が待たれるスアレスだ (C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)テネシー州ナッシュビルのブリヂストン・アリーナでUFC on ESPN50「Sandhagen vs Font」が開催された。翌日は北米を代表するオープンホイール・レース=Indy CarのMusic City Grand Prixが開かれ、強さと速さを荒そうウィークエンドのDay01=UFC ESPNは2019年3月以来、実に4年5カ月ぶりの世界最高峰の来訪だった。

メインのバンタム級戦はコリー・サンドハーゲンが、ロブ・フォントをTD&コントロールで完封。サラリとパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトが5選手に行われる印象的なフィニッシュが見られたイベントとなった。

デビュー戦でボーナス獲得となったアス・アルマバエフ、そしてジェイク・ハードリーを破ったコディ・ダーデンとフライ級で気になるファイターが台頭している。

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=タチィアナ・スアレス、ダスティン・ジャコビー、ジエゴ・ロピスカールストン・ハリスアス・アルマバエフ

UFC ESPN50
<140ポンド契約/5分5R>
○コリー・サンドハーゲン(米国)5R
判定
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×ロブ・フォント(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
○タティアナ・スアレス(米国)2R1分31秒
ギロチンチョーク
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×ジェシカ・アンドラーデ(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ダスティン・ジャコビー(米国)1R1分33秒
TKO
×ケネディ・ンゼチェクウ(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ジエゴ・ロピス(ブラジル)1R1分38秒
腕ひしぎ腕固め
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×ギャビン・タッカー(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
○タナー・ボーザー(カナダ)3R
判定
×アレクサ・キャマー(米国)
<ライト級/5分3R>
○ルドヴィット・クライン(スロバキア)3R
判定
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×イグナシオ・バハモンテス(チリ)
<バンタム級/5分3R>
○カイラー・フィリップス(米国)3R
判定
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×ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
○カールストン・ハリス(ガイアナ)3R1分50秒
アナコンダチョーク
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×ジェレマイア・ウェルス(米国)
<フェザー級>
○ビリー・クゥアンティロ(米国)3R
判定
×デイモン・ジャクソン(米国)
<フライ級/5分3R>
○コディ・ダーデン(米国)3R
判定
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×ジェイク・ハードリー(英国)
<146.5ポンド契約/5分3R>
○ショーン・ウッドソン(米国)3R
判定
×デニス・ブズーキア(米国)
<フライ級/5分3R>
○アス・アルマバエフ(カザフスタン)2R3分11秒
RNC
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×オーデ・オズボーン(米国)
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【UFC ESPN50】完全に打撃を封印したサンドハーゲン。フォントをTD&抑え込んでフルマークの判定勝ち

<キャッチウェイト/5分5R>
コリー・サンドハーゲン(米国)
Def3-0:50-45.50-45.50-45.
ロブ・フォント(米国)

ともにサウスポー。サンドハーゲンが右ジャブを伸ばす。フォントはオーソドックスにスイッチして右を伸ばしたが、その直後にサンドハーゲンがダブルレッグで飛び込んだ。フォントに尻もちを着かせたサンドハーゲンがクリーンテイクダウンを奪おうとするも、フォントが右腕でサンドハーゲンの首を抱えた。フォントのギロチンをディフェンスするサンドハーゲンに対し、フォントは左腕を取ってキムラを狙うも、ここはサンドハーゲンがスタンドに戻った。

パンチの交錯からサンドハーゲンが前蹴りでフォントを止め、さらにダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪う。しかしフォントもスクランブルへ。サンドハーゲンの左足にシングルレッグで組みついたが、これをスプロールしたサンドハーゲンがトップをキープする。ハーフガードのフォントはニーシールドで守るも、サンドハーゲンがガッチリと抑え込んでいく。

サンドハーゲンがパスを狙ったところで、フォントが蹴り離した。両者はスタンドに戻る。ガードを固めて距離を詰めるフォントは、オーソドックスから右ストレートを伸ばす。サンドハーゲンもスイッチしながらサークリングするが、左ローをキャッチされてグラウンドへ。フォントがバックコントロールのまま初回を終えた。

2R、オーソドックスのフォントがワンツーで攻め立てる。サンドハーゲンはスイッチしながらサークリングし、ダブルレッグでフォントに背中を着かせた。フォントはハーフガードからサンドハーゲンの左足首をコントロールする。これを切ったサンドハーゲンがヒジの連打で削りながらパスを狙っていく。フォントはサンドハーゲンの右足を抱えてクラッチし、サンドハーゲンがマウントを狙ったところでスイープを狙う。

トップをキープするサンドハーゲンに対し、スイープに失敗したフォントが下から右ヒジを浴びせる。さらに下からスイープを狙い続けるも返すことはできず。この展開に場内からブーイングが飛ぶ。フォントはハーフガードからサンドハーゲンの右腕を狙うが取ることはできず。サンドハーゲンが右腕を差し上げながら左ヒジを落としていった。

3R、サークリングするサンドハーゲンにフォントが右フックを被せる。ワンツーからテイクダウンを狙うサンドハーゲンに対し、フォントは右アッパーを突き上げた。右跳びヒザでフォントを下がらせてからテイクダウンを奪ったサンドハーゲンに対し、フォントはハーフガードで守る。左ヒジを落とすサンドハーゲン、フォントは右腕をくぐろうとしたが防がれた。さらにフックガードからスイープを仕掛けるも、サンドハーゲンがトップを保つ。

しっかりと胸を合わせて抑え込むサンドハーゲンは、フォントのキムラをディフェンスしてパウンドを落とし続ける。フォントは蹴り離して立ち上がった。サンドハーゲンは跳びヒザでフォントをケージに追い込み、ラウンド終了間際はサークリングで流した。

4R、フォントはオーソドックスタンスで距離を詰める。しかしサンドハーゲンがニータップでクリーンテイクダウンに成功した。ハーフガードのフォントに対してパスを狙うサンドハーゲンだが、打撃は少なくトップキープを優先する。立ち上がろうとしたフォントをボディロックで押さえ込んだサンドハーゲンが、左のパウンドとヒジで削る。ケージを背に上半身を起こしたフォントが右腕でサンドハーゲンの首を抱えるも、ギロチンは極まらず。頭を抜いたサンドハーゲンがトップからコントロールし続けた。

最終回、フォントが一気に前へ出た。ジャブ&サークリングでかわすサンドハーゲン。ここでフォントがダブルレッグからドライブする。シングルレッグに切り替えたフォントがハイクロッチで抱えると、体勢を入れ替えたサンドハーゲンが足をすくい上げてフォントを倒した。ハーフガードのフォントがケージに背中を着けた。サンドハーゲンはフォントの首を抱えて背中を着かせる。

そしてダースチョークで絞め上げるサンドハーゲンは、反転するフォントをノースサウスで押さえ込み、再びダースチョークへ。ここを凌いだフォントが、下からサンドハーゲンの右腕を抑えて三角を狙う。すぐにディフェンスしたサンドハーゲンは、右腕を差し上げてフォントを完全に抑え込む。残り30秒でフォントが両足を伸ばして三角を狙ったものの、最後のチャンスを生かせず試合を終えた。

裁定は文句なくフルマークでサンドヘーゲンの勝利。試合中にブーイングを浴びせていた観客に謝罪を述べて声援に変えた。


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