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【DWCS S08 Ep10】ドミニク・メソッド?! テコンドー&レッスルのマルチネスが、ヘルナンデスに競り勝つ

<女子ストロー級/5分3R>
フリエタ・マルチネス(アルゼンチン)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
レスリー・ヘルナンデス(米国)

サイドキックやミドル、テコンドーの蹴り技を繰り出すマルチネス。右ストレートを伸ばしたヘルナンデスが、右カーフを蹴る。マルチネスの蹴り足をキャッチし、捌いてパンチを入れたヘルナンデスが続いてパンチで前に出る。ダブルレッグを合わせたマルチネスは、テイクダウンからスクランブルでバックへ。すぐにヘルナンデスが胸を合わせると、マルチネスは距離を取り直す。

カーフで尻もちをつかされたマルチネスは、すぐに起き上ると走って飛び蹴り。動きの多いなかで、マルチネスが右を当てる。マルチネスは蹴りの踏み込みから組みつくと、ボディロックテイクダウンを狙う。ヘルナンデスはヒザを腹に突き刺し許さない。ヘルナンデスは左ボディショットを入れ、マルチネスもハイから右オーバーハンド、ティットラtyギ&トリョチャギというコンビを見せておいて、一気にダブルレッグでテイクダウンを決める。ヘルナンデスの手をついての蹴りに距離を詰めたマルチネスが、パンチを落として初回が終わった。

2R、右ハイ~右サイドキックとMMAでは、あまり見られない蹴りの連係を駆使したマルチネスが、ここでもダブルレッグへ。ヘルナンデスは切ってロングの右を入れるが、距離を詰めたマルチネスが連打から上段後ろ回し蹴り。蹴りを見せてからのテイクダウンという流れて、ついにバックに回ったマルチネスが両足をフック。ヘルナンデスが胸を合わせた直後に、マルチネスがスイープ狙いからスクランブル──試合はスタンドに戻った。

シングルレッグから背中に回り、ジャンプしてバックグラブとしたマルチネスは、着地して正対するとダブルレッグへ。ヘルナンデスが切って、ヒザ蹴り。ケージ際でのクリンチ合戦から離れたマルチネスが、跳び二段ヒザ蹴りを放つ。マルチネスは動きが多い分、疲れも見えるようになりサイドキックに右を合わされる。それでもフットワークで間合いを維持したマルチネスの左ハイが、ヘルナンデスの顔面をかすめた。

最終回、テイクダウン狙いを切ったヘルナンデスが、右ストレートをヒット。続いてワンツーから左フックを振るう。構えを変えて、足を使うマルチネスは組みから蹴り、ヒザとここまでの逆のパターンで攻める。結果、組んでバックに回りグラウンドに持ち込んだマルチネスがバックグラブ。胸を合わされそうになり立ち上がるも、ヘルナンデスががヒールへ。外、内とヒールを続けるヘルナンデスはロールして防御のマルチネスに足関を続ける。

やがて足を抜いたマルチネスはスクランブルで、ヘルナンデスのバックへ。ここもテイクダウンから徹底してバックを取り続ける。残り75秒で胸を合わせたヘルナンデスがエルボーを打って離れる。ヘルナンデスはマルチネスのスピニングバックキックにバックを取るが、逆にワキを潜られ背中を取られる。直ぐに正対した離れた両者、最後までアグレッシブに攻撃を続けタイムアップを迎えた。

テコンドー流の蹴りとテイクダウンのコンビから、徹底したテイクダウン&バックコントロールに転じたマルチネスがスプリット判定勝ちを決め、バック宙。PIメキシコシティで指導を受けるドミニク・クルーズのアイデンティティが感じられる興味深いMMAを見せたマルチネス──UFCでそのファイトを見てみたいものだ。


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【DWCS S08 Ep10】コンテンダーシリーズ最終週。ピッチニーニが2度目の正直目指し、グールレ戦へ

【写真】ある意味、よりタフな相手と戦うこととなったピッチニーニ (C)Zuffa/UFC

15日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで今年のコンテンダーシリーズ最終戦が行われる。8月13日のシーズン開幕から9週で39人の契約が実現し最後の5試合を迎えることとなった。
Text Manabu Takashima

米国、ブラジル、キューバ、アルゼンチン、カナダ、そして豪州から計10選手、計66勝8敗1分とファイター達のラストバトルにはFURY FCフライ級王者ルイス・グールレ、修斗ブラジル・フェザー王者=アントニオ・モンテイロという北・南米のトップフィーダーショーの王者が参戦。

サムライファイトハウス王者!!!!

そしてアルゼンチン&ウルグアイのSamurai Fight House女子ストロー級王者フリエタ・マルチネス。

ブラジルのStandout Fighting Tournamentウェルター級王者エラルド・ソウザというローカル王者が出場する。


そんななかFury FC王者グーロォと対戦するニック・ピッチニーニは第3週以来、2度目──そしてラストチャンスに賭ける。オクラホマ州立大時代にD1レスリングでオールアメリカン3度なっているピッチニーニは、アルファメール所属のダック・ダフィーにカーフを効かされながら、組み勝負となりスプリット判定勝ちを収めた

ピッチニーニは10日前のショートノーティス出場でアップセットを起こし、契約できる材料は揃ったと思われた。しかし、ダナ・ホワイトは「ニックが勝ったと思った。両者が合意するなら第10週に再戦を組みたい」と非情な判断を伝える。この日はボグダン・グラッドにスプリット判定で敗れたマイケル・アズウェルがサインを果たしており、本当に神様の気まぐれ、匙加減に翻弄されたピッチニーニだ。

ダナの宣言通り、ダフィーとの再戦が組まれたが、ダフィーが欠場となりピッチニーニはグールレと戦うことに。キャリア9勝0敗のグールレもレスリングベースのファイターだ。そのレスリングだけならピッチニーニの方が、上をいくだろう。ただし、テイクダウンの圧にパンチを加え、テイクダウン後のパウンドの強さなどMMAファイターとしてはグールレの方が武器が多いのも事実。

組み勝負で勝利を手にしながら、契約に至らなかったピッチニーニがグールレを相手にどのようなファイトを挑むのか。コンテンダーシリーズという戦いの舞台を考えるとスタイルチェンジを考慮する必要があるピッチニーニは、アジャストしたファイトか、自分の強さを全面に押し出すファイトか、どちらを選択するのか興味深い。

■視聴方法(予定)
10月16日(水・日本時間)
午前9時~UFC FIGHT PASS

■ DWCS S08 Ep10対戦カード

<ミドル級/5分3R>
ニック・クレイン(米国)
エラルド・ソウザ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
ニック・ピッチニーニ(米国)
ルイス・グールレ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ヤディエル・デルヴァリエ(キューバ)
アントニオ・モンテイロ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
レスリー・ヘルナンデス(米国)
フリエタ・マルチネス(アルゼンチン)

<ウェルター級/5分3R>
ムアメド・アドゥ(カナダ)
ジョナサン・ミカレフ(豪州)

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【LFA188】ワンダーボーイとマチダカラテの威を借りた、スウィーニー×ナシメントのバンタム級頂上決戦

【写真】LFA史上、2度目のバンタム級王座防衛戦に挑むスウィーニー (C) LFA

12日(金・現地時間)、アリゾナ州チャンドラーのヒラリバー・リゾーツ&カジノ・ワイルドホースパスでLFA188「Sweeney vs Do Nascimento」が開催される。
Text by Manabu Takashima

今大会のメインは王者ジョン・スウィーニーに挑戦者ハファエル・ド・ナシメントが挑むLFAバンタム級選手権試合だ。2017年1月に設けられた同王座だが、正規と暫定と合わせスウィーニーは10人目のチャンピオンながら、防衛戦を行うのは第2代王者のリッキー・シモン以来2人目となる。


文字通りLFAバンタム級王座はメジャーへのチケットとなっており、初代王者のレアンドロ・イーゴを始めリチャード・パレンシア、ジェレル・ホッジの3選手がBellatorとサイン。

この他、先に記したシモンに続きマイルス・ジョンズ、ケイシー・ケニー、ズヴァイアド・ラジシュビリ、ダニエル・アルゲータ、ムイン・ガフロフと6人のチャンピオンがUFCへステップアップを果たしている。

キャリア13勝3敗のチャンピオンはワンダーボーイ・スティーブン・トンプソン門下で、チャレンジャーのド・ナシメントは9勝2敗でマチダカラテの所属──だからといって、空手家対決というわけではない。

スウィーニーは回転系の蹴りを時折り見せ、その片鱗はうかがえるかもしれないが、4つのKO勝ちはスイッチスタンスから放たれるリーチの長さが武器のパンチによるものだ。サイドキックを見せることもほぼなく、パンチで圧を掛けるのがスウィーニーのスタイルといえる。

一方、ド・ナシメントもマチダ門下に加わったのはLAに移り住んだ2年前で、ややワイドスタンスな下半身はシンゾー・マチダによってアップデートされたものかもしれないが、上半身の動きはほぼボクシングといっても過言でない。

なによりド・ナシモントの強味はグラップリングで、テイクダウンからバックを奪取してRNCでふぃんっしゅというのが、彼にとって最上の勝利のパターンといえる。同様にスウィーニーも3つの一本勝ちと、総合力の高さを誇る。

いわばワンダーボーイとマチダカラテの威を借りたトータルファイター対決といえるバンタム級選手権試合。打に比重が置かれるのが王者スウィーニーで、グラップリング勝負を賭けると思われるのが挑戦者ド・ナシメント──いずれによ、勝てばUFCを見えてくるLFAバンタム級戦線こそ、上久保周哉がロックオンした戦場、その頂上決戦は超チェックが必要だ。

■視聴方法(予定)
7月13日(土・日本時間)
午前11時~UFC Fight Pass

■ LFA188メイン対戦カード

<LFAバンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ジョン・スウィーニー(米国)
[挑戦者]ハファエル・ド・ナシメント(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ケイシー・タナー(米国)
チアゴ・ベーロ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ホセ・デルガド(米国)
ルカス・ファリア(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
レスリー・ヘルナンデス(米国)
ジャッジ・ジョホン(フランス)

<ライト級/5分3R>
セドリック・カタンバ(コンゴ民主共和国)
スタンリー・ドアシンヴィル(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アリク・ロレンツ(米国)
トーマス・パウウェル(リベリア)

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