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45 MMA MMAPLANET o PFL UFC UFC308 カルロス・レアル キック リナット・ファクレトディノフ

【UFC308】オクタゴン初戦のレアルが右カーフ効かせTD防ぐも、ファクレトディノフの判定勝ちに

<ウェルター級/5分3R>
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
カルロス・レアル(ブラジル)

UFC308はPFL2023シーズン準優勝のレアルと、11年負けなしというファクレトディノフの一戦からスタート。ファクレトディノフが左ジャブ、左ローを放つ。レアルはファクレトディノフの左ジャブに右ストレートを被せていく。ファクレトディノフの右カーフにも右を合わせたが、ニータップで組まれてしまう。ファクレトディノフはボディロックで組み、右ヒザ、顔面へと突き上げる。右オーバーフックで耐えるレアルが、左腕も差し入れた。ファクレトディノフはレアルの左手首を切った。レアルが離れるとケージ中央で打ち合いを展開する。

ファクレトディノフのシングルレッグをスプロールしたレアルのパンチが顔面を捉える。ファクレトディノフはなおも組みつき、再びボディロックでケージに押し込んでいく。左腕を差し上げ、左ヒザを突き上げるレアル。ファクレトディノフが離れると右カーフを当てる。これが効いたか、ファクレトディノフはサウスポーにスイッチする場面も。レアルもサウスポーにスイッチし、距離が近くなると首相撲からヒザを見舞うが、足を滑らせてしまった。すぐに立ち上がったレアルのパンチがファクレトディノフの顔面を捉える。ファクレトディノフも打ち返しながらニータップ、左ハイと散らす。残り10秒でダブルレッグをスプロールされたファクレトディノフは左を出し合って初回を終えた。

2R、ファクレトディノフが右を振るってからレベルチェンジを見せる。それをかわしたレアルの右カーフキックが当たる。ファクレトディノフは左ジャブで捌きつつニータップで入るも、これはレアルに切られる。レアルは首相撲から足払いでこかした。右カーフと右ストレートで攻め立てるレアル。ファクレトディノフの左ハイをかわし、左ジャブを突く。ファクレトディノフの左ジャブも当たるが、レアルが右カーフで下がらせる。ファクレトディノフのニータップを一度はかわしたレアルだが、シングルレッグでケージに押し込まれた。

ファクレトディノフの右手首を押さえ、右オーバーフックから離れるレアル。カーフのダメージが大きいか、ファクレトディノフはサウスポーに。右ヒジはかわされ、レアルのパンチを受けてしまう。組んで来るファクレトディノフを右ヒザで迎え撃ったレアルだが、ファクレトディノフの左ジャブで顔面が跳ね上がる。レアルは右前蹴りから左を振るう。さらに右カーフでファクレトディノフをグラつかせた。残り15秒でファクレトディノフがダブルレッグから足をすくい上げ、レアルに尻もちを着かせた。

最終回、レアルが右カーフ、右アッパーを当てた。ファクレトディノフのシングルレッグはスプロールし、ガブってから打ち合いに戻す。ファクレトディノフの右ストレートもレアルの顔面にヒット。しかし組みつけないファクレトディノフ。1分が過ぎるとファクレトディノフの動きが落ちた。それでもレアルをケージに押し込んでいく。シングルレッグで抱えたファクレトディノフだが、レアルがアームドラッグで切り返して離れる。再び打ち合いが展開されるなか、レアルの右を食らったファクレトディノフが組みつくも押しきれない。

振り払われたファクレトディノフのスピードが落ちている。ファクレトディノフの右をかわしたレアルがシングルレッグからバックに回った。ファクレトディノフが下がってから立ち上がる。レアルは右カーフを打ち続け、さらに右ストレートを伸ばす。幾度となく組んでいくファクレトディノフだが、倒すことはできず。互いにスタミナを消費しているが、レアルのワンツーが当たる。ファクレトディノフのダブルレッグをスプロールしたレアルは、相手のパンチを受けるも耐えて試合終了のホーンを聞いた。

裁定は右カーフを効かせ、テイクダウンを防ぎ続けたレアルかと思われたが、ユナニマスでファクレトディノフが勝利を収めた。


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【UFC308 】展望 語学堪能=強さの秘密、王者イリャ・トプリア×拳で語る挑戦者マックス・ホロウェイ

【写真】ホロウェイはテクニックに裏付けされた喧嘩ができる男。王者トプリアはタフな終盤戦に持ち来れ込んだ時、喧嘩ができる気持ちの持ち主なのか(C)Zuffa/UFC

26日(土・現地時間)、アラブ首長国連邦アブダビのエティハド・アリーナにてUFC 308「Topuria vs. Holloway」 が行われる。ロバート・ウィティカーとカムザット・チマエフによるミドル級戦をコメインとする今大会のメインは、無敗の新王者イリャ・トプリアにBMF王者マックス・ホロウェイが挑戦するフェザー級タイトルマッチだ。
Text by Isamu Horiuchi

トプリアは2020年10月に、8戦全勝の戦績をもってUFCデビュー。当時は強力なテイクダウンから肩固め、RNC、ギロチン、ダースといった見事な首技の連携を駆使するハイレベルグラップラーのイメージが強かったが、やがて立ちで距離を詰めてからの強烈かつ正確無比な拳のコンビネーションでKOを量産するようになった。

昨年6月にはランキング5位のジョシュ・エメットと戦い、幾度となくダウンを奪って5R判定で圧勝、今年の2月に絶対王者アレックス・ヴォルカノフスキーに挑戦する機会を得た。2Rに王者の右ジャブをかわしたトプリアは、瞬時に距離を詰めて右ボディから左フック。次の右ストレートは外れたものの、すぐに角度を調整しての右フックが炸裂。パウンドフォーパウンドランキングのトップに君臨し続けていた世界最高峰のMMAストライカーを圧巻のコンビネーションで葬り去り、15戦全勝の戦績で(15歳の頃から住んでいる)スペイン初のUFC王座に輝いた。

対して生粋のハワイアンのホロウェイは、2016年12月にアンソニー・ペティスを倒してフェザー級王座を獲得。4度の防衛を重ねるが、2019年12月にヴォルカノフスキーに5R判定で敗れて王座転落した。

その後ヴォルカノフスキーに2度挑戦するもいずれも5R判定負けを喫し、王座復帰は遠のいたかに見えた。しかし昨年アーノルド・アレンとコリアンゾンビことジョン・チャンソンに完勝して健在を示すと、4月のUFC 300にて一階級上のBMF(Baddest Motherfucker=最高にヤバい奴)王者ジャスティン・ゲイジーに挑んだ。


ホロウェイは1R終盤にバックスピンキックでゲイジーの鼻を破壊すると、その後は打撃戦で終始主導権を握る。そして最終ラウンド残り10秒の時点でオクタゴン中央で床を指差し、俺と打ち合えと咆哮。それに応じたゲイジーが振り回す拳よりも高い回転力でパンチの連打を繰り出し、最後は右フックをスマッシュヒット。残り1秒でゲイジーが前のめりに失神するUFC史上最高のKOシーンをもってBMF王者に輝いた。

間違いなく自分が勝っている試合で、最後の10秒にて階級上の超弩級の強打者と足を止めて殴り合いを挑む──常人にはまったく考えられない、これ以上BMFに相応しい行動は存在しないほどの超BMFぶりを見せつけて会場を熱狂の渦に叩き込んだホロウェイは、その場で「エル・マタドールよ!」とトプリアのニックネームをコールアウトすると「お前はこのブルから逃げている! 145パウンドのベルトを賭けて俺と戦え!」と対戦表明した。

それに応じたトプリアは「ああ、ホロウェイと防衛戦をやろうじゃないか。ただし奴がBMFベルトも掛けた場合のみだ」と発言。しかしその案はUFCから却下されたのか、今回トプリアのフェザー級王座のみが掛かったタイトル戦が実現の運びとなった。

さて今回の試合に先立ち、UFCの企画にてトプリアの住むスペインとホロウェイの住むハワイを二画面で繋いでの同時インタビューが行われている。その際トプリアは、フェザー級ベルトだけでなくBMFベルト(のレプリカ)まで入手して部屋に飾って登場し「マックスは今回このベルトを掛けなかったけど、今回勝てば事実上俺がBMFさ」と不敵に微笑みながら挑発してみせた。

ホロウェイが「お前はそれわざわざ買ったんだろ、俺のファンだからだよな」と聞くと、トプリアは「ああ、正直ファンだったよ。あんたは俺ら新世代にとってのグレイト・イグザンプル(偉大なる模範)だった」とリスペクトを示す。が、その後は薄笑いを浮かべながら

「でも今は俺の時代さ。試合が終わったら、あんたが俺のファンになるだろうよ。そもそもあんたはキャリアで7敗。俺は無敗。戦ったらどうなるかは分かるだろ?」

「あんたが75分間も使ってできなかったこと(=打倒ヴォルカノフスキー)を、俺はたった7分間でやってのけたんだぜ」

「ところで俺は最近老人ホームをオープンしたんだよ。ヴォルクがすでに入居した。あんたにも一部屋用意してあるぜ。試合後すぐに放り込んでやるよ。あ、心配しなくてもいい、料金は一切無料だから」と知的にして絶妙に無礼な挑発を繰り返し、トラッシュトークに興味を示さないホロウェイを苛立たせたのだった。

さらにトプリアはホロウェイのBMF戦に触れて「ありゃすごく退屈だった。エキサイティングだったのは最後の10秒だけだ。戦略もテクニックもまるでない酒場の喧嘩だね。最後の10秒もそうだ。ゼロ・テクニックだ。俺みたいな技術とパワーを持った選手を倒すことはできないな。嘘だと思うなら、あれを俺らの試合の最初の10秒でやってみるってのはどうだい?」と不敵な提案をする。

そこでホロウェイが「そりゃお前にとってはなんとも都合のいい話だな。お前は試合ですぐに疲れちまう(get tired)んだから」と反応すると、トプリアは微笑みを崩さず「ああ、俺は確かにget tiredするよ。相手をKOすることにget tired(=うんざり)しているんだ。だから今回はあんたをサブミットすることにするかな」と言い返した。

第一言語ではない英語でのやりとりにおいて、この見事な切り返しは特筆に値する。実際トプリアはホロウェイに「何を言っているんだ、ちゃんと話せ」と言われた時にも余裕の表情で「おいおい、俺はあんたの言語で話してやっているんだぜ。じゃあスペイン語がジョージア(グルジア)語かロシア語かドイツ語で話そうか」と言うと、おもむろに(おそらくホロウェイには理解できないだろう)流暢なスペイン語を披露し、言語マウントを取ったのだった。

放映後、この両者のディベート対決(?)の勝敗を判定するメディアがいくつかあったが、ほぼ満場一致でトプリアに軍配を挙げていた。もっともホロウェイ自身が相手を言い負かすことに興味を示しておらず、勝敗を付けること自体に無理はある──とは言え、トプリアは母語でない英語を用いて、英語ネイティブのホロウェイを翻弄してみせた。

ジョージア系の両親のもとドイツに生まれジョージア、スペインと移住を繰り返す中で身に付けた多言語能力と知性は「俺は打撃、レスリング、グラップリングと全てにおいてネクストレベルにあるし、パワー、テクニック、ファイトIQとあらゆる面で卓越している」と豪語する新王者の強さの一端なのかもしれない。

閑話休題。

この試合に誰もが期待するのは、卓越した二人のMMAボクサーである両者による最高レベルの打撃戦だ。両者の戦績だけを見ると、本人が挑発的に語っていたように──ホロウェイが3回戦って倒せなかったヴォルカノフスキーをトプリアは2RでKOしており、新王者有利という見方が成り立つ。しかし両者と戦った張本人のヴォルカノフスキーが、この三段論法を否定してホロウェイ有利を予想している。

曰く「イリアには相性が悪い試合だと思うよ。マックスは5Rずっとペースが落ちないから、イリアが勝つには序盤でKOする必要がある。もちろんその力はあるよ。でもマックスはとにかく打たれ強いから、難しいんじゃないかな。テイクダウンディフェンスや立つ力も抜群だから、寝技でマックスをフィニッシュするのも困難だ。

そして、試合が長引くとイリアにはスタミナの問題が生じてくる。序盤はイリアがマックスの打撃をしっかりガードして有利に進めるだろう。でも相手がいつまでも倒れない、テイクダウンできない、自分の呼吸が上がってくる、となると話が変わってくるのさ。中盤以降はマックス有利になるだろうね。僕が思うに、一番可能性が高いのはマックスの判定勝利だ。あるいは4、5ラウンドにマックスが大量のパンチを当ててTKOするかもしれないね」

この前王者の鋭い予想にさらに注目点を付け加えるなら、それはスタンド戦における両者の距離とケージ上の位置取りだ。180センチの長身を誇り、自分のパンチが当たる絶妙の間合いを保つことに長けているホロウェイ。対する王者トプリアは身長173センチ。頭を振りながら間合いを詰め、懐に入り込んでのパンチコンビネーションを決め技とする。果たして自分の得意な距離を作るのはどちらか。

また、ホロウェイは(前回のBMF戦でゲイジーに大ダメージを与えた)バックキック、トプリアは強烈な右カーフを持っている。パンチの間合いの取り合いにおいて、これらの足技を両者がどう用いるかも興味深い。

そしてトプリアの拳が最も威力を発揮するのは──前戦でヴォルカノフスキーを倒した時のように──相手をケージ際に追い詰め、下がるスペースを無くした時であることに留意したい。アーノルド・アレン戦でスイッチや横への動きを巧みに使ってみせたホロウェイを、新王者がいかなるステップで金網を背負わせるのかは、この試合の重要ポイントとなる。

上述のように、トプリアは開始10秒間、ケージ中央での足を止めての殴り合いを提案している。対するホロウェイは「(BMF戦での)あの瞬間は理由があったから成立したんだ。エキサイティングな戦いで俺が勝っていたから、ジャスティンにチャンスを与えた。もともと彼が階級下の僕に戦うチャンスをくれたのだからね」と、理由もなく闇雲に打ち合うことには興味を示さない。

それでも世界最高のMMAボクサー二人によるこの試合が、開始直後からまったく目を離せないものであることに変わりはない。

■視聴方法(予定)
10月26日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
10月27日 午前3時~PPV
午後10時 30分~U-NEXT

■ UFC308対戦カード

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者] イリャ・トプリア(スペイン)
[挑戦者] マックス・ホロウェイ(米国)

<ミドル級/5分5R>
ロバート・ウィティカー(豪州)
カムザット・チマエフ(スウェーデン)

<ライトヘビー級/5分3R>
マゴメド・アンカラエフ(ロシア)
アレクサンドル・ラキッチ(オーストリア)

<フェザー級/5分3R>
レローン・マーフィー(英国)
ダン・イゲ(米国)

<ミドル級/5分3R>
シャラブジン・マゴメドフ(ロシア)
アルメン・ペトロシアン(アルメニア)

<ライトヘビー級/5分3R>
イボ・アスラン(トルコ)
ハファエル・セルケイラ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジェフ・ニール(米国)
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ミクティベク・オロルバイ(キルギス)
マテウス・レンベツキ(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)
クリス・バーネット(米国)

<バンタム級/5分3R>
ファイト・バシャラット(アフガニスタン)
ヴィクトー・ウゴ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ブルーノ・シウバ(ブラジル)
イズミール・ヌルディエフ(オーストリア)

<ウェルター級/5分3R>
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)
カルロス・レアル(ブラジル)

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AB F1 o UFC   ニコラス・ダルビー ホアキン・バックリー リナット・ファクレトディノフ

10.26『UFC 308』でリナット・ファクレトディノフとヌルスルトン・ルジボエフが対戦



 UFCが10月26日にアラブ首長国連邦アブダビで開催する『UFC 308』でリナット・ファクレトディノフ vs. ヌルスルトン・ルジボエフのウェルター級マッチが行われるとのこと。

 ファクレトディノフは6月の『UFC on ABC 6: Whittaker vs. Aliskerov』でニコラス・ダルビーに判定勝ちして以来の試合で1つの引き分けを挟んで21連勝中(UFC戦績4勝0敗1引き分け)。

 ルジボエフは5月の『UFC on ESPN 56: Lewis vs. Nascimento』でホアキン・バックリーに判定負けして以来の試合。その前までは10連勝していました(UFC戦績2勝1敗)。続きを読む・・・
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45 AB MMA News o UFC   イ・チャンホ シャオ・ロン ジャレッド・ゴードン ニコラス・ダルビー リナット・ファクレトディノフ

『UFC on ABC 6: Whittaker vs. Aliskerov』スプリットデシジョンだった試合のジャッジの採点/主要サイトの採点



Nasrat Haqparast defeats Jared Gordon(MMA Decisions)

 ナスラット・ハクパラスト vs. ジャレッド・ゴードンのジャッジの採点。Mark CollettとSal D'Amatoが1,3Rハクパラスト、2Rゴードンで29-28ハクパラスト。Clemens Wernerが1Rハクパラスト、2,3Rゴードンで28-29ゴードン勝利でした。

 主要サイトの採点は29-28ハクパラスト支持2人、28-29ゴードン支持14人でした。


Rinat Fakhretdinov defeats Nicolas Dalby(MMA Decisions)

 リナット・ファクレトディノフ vs. ニコラス・ダルビーのジャッジの採点。Ben CartlidgeとDavid Lethabyが1,3Rファクレトディノフ、2Rダルビーで29-28ファクレトディノフ勝利。Anders Ohlssonが1Rファクレトディノフ、2,3Rダルビーで28-29ダルビー勝利でした。

 主要サイトの採点は30-27ファクレトディノフ支持2人、29-28ファクレトディノフ支持4人、28-29ダルビー支持7人でした。


Chang-Ho Lee defeats Xiao Long(MMA Decisions)

 イ・チャンホ vs. シャオ・ロンのジャッジの採点。Anders Ohlssonが1,3Rロン、2Rイで28-29ロン勝利。Vito PaolilloとClemens Wernerが1,3Rイ、2Rロンで29-29イ勝利でした。

 主要サイトの採点は29-28イ勝利7人、28-29ロン勝利4人でした。続きを読む・・・
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45 AB MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC06 ニコラス・ダルビー リナット・ファクレトディノフ

【UFC ABC06】打も組み、一進一退の攻防。ファクレトディノフがダルビーからスプリット判定勝ち

<ウェルター級/5分3R>
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ニコラス・ダルビー(デンマーク)

ダルビーのローに左ジャブを合わせるファクレトディノフ。ダルビーはハイを繰り出し、シングルレッグからクリンチでケージにファクレトディノフを押し込む。ポジションを入れ替えが何度なく見られ、ダルビーが押し込む時間が長い。中央で打撃の間合いに戻ると、ダルビーが蹴りを多用して手数で上回る。

ファクレトディノフは左右のロングフックからダブルレッグ、そしてシングルレッグで足を持ち上げケージにダルビーを押し込む。残り90秒、体を入れ替えたダルビーが小外を仕掛ける。耐えて離れたファクレトディノフが右ストレートで当てると、ダルビーがヒザを崩す。立ち上がったダルビーにパンチの追い打ちからダブルレッグを選択したファクレトディノフは、倒しきれず間合いを取り戻す。ヒジを入れ、飛び込んで二段ヒザを決めたファクレトディノフが初回を取った。

2R、ダルビーがカーフ、右を受けても果敢にパンチを見せ、右ハイを繰り出す。ファクレトディノフは打撃の圧を掛けダブルレッグで大きくスラムから、テイクダウンを決める。ケージを背負って立ち上がったダルビーは胸を合わせ押し込み返す。離れて打撃の間合いという空気を出しながら、ダブルレッグを仕替えたダルビーが、クリンチ後に右、そして左を当てる。勢いが出てきたダルビーは左の蹴りから、近距離でパンチを打ちたいところだが、ここのスタンドで押し込むことを選択する。

離れてテンポよく打撃を繰り出すファクレトディノフが、テイクダウンを決めて片足を束ねる。最後はダルビーが立ちあがったが、直ぐにラウンド終了となった。

3R、パンチから組んだファクレトディノフがバックを取る。小手投げのダルビーだが、これは切られファクレトディノフが逆にテイクダウンを狙い、ケージに押し込み続ける。残り2分で離れたファクレトディノフだったが、すぐに試合はクリンチに。間合いを取り直したダルビーが、左ハイを決める。ここからも打撃戦でなく、クリンチ合戦となると最後の10秒でダルビーがアッパーを入れ、ファクレトディノフは大振りのフックを続け時間となった。

結果、スプリットでファクレトディノフが辛くもダルビーに競り勝った。


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EFC32 other MMA Report UAEW15 エリック・スパイスリー ブログ リナット・ファクレトディノフ

【UAEW15&EFC32】ヌルマゴメドフ軍ミドル級王者ファクレトディノフが57秒で元UFCのスパイスリーをKO

<ミドル級/5分3R>
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)
Def.1R0分57秒by KO
エリック・スパイスリー(カナダ)

19勝2敗、EFCミドル級王者ファクレトディノフがUFCベテランのスパイスリーと対戦。ローの交換から左フックを当てたファクレトディノフは、スパイスリーのローに再び左フックを合わせる。さらに右フックを入れたファクレトディノフは、続いて右オーバーハンドをテンプルに打ち込む。

真っすぐ後方に倒れたスパイリーは失神、ファクレトディノフがケージに駆け上がり、視察に訪れたダナ・ホワイトにUFC行きをアピールした。


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EFC32 other MMA Preview UAEW15 シャミール・ザフロフ セイジド・イザガクマエフ ブルーノ・マシャード ブログ ミキャエル・ルブ ムイン・ガフロフ リナット・ファクレトディノフ

【UAEW15&EFC32】砂漠に安住の地を見つけたライト級王者マシャード、極め系ルブを相手に初防衛戦

【写真】ブルーノ・マシャードはAbu Dhabi WarriorsからUAE Warriorsライト級王者に。大会名に続き、タイトル名も変更された (C)MMAPLANET

15日(金・現地時間)、アラブ首長国連邦のアブダビ首長国は柔術アリーナで開催されるUAE Warriors15&Eagle FC32。カビブ・ヌルマゴメドフがオーナーとなったEFCとの合同興行で、シャミール・ザフロフを始めナット・ファクレトディノフ、セイジド・イザガクマエフらロシア勢が大挙出場する今大会のメインはABWライト級選手権試合=王者ブルーノ・マシャード✖ミキャエル・ルブ戦だ。

マシャードは昨年7月にABWライト級王座を獲得し、その後タイトルの名称がUAEWライト級王座に変わった。そんなベルトの初防衛戦をミキャエル・ルブを相手に行う。


ブラジリアン柔術家のマシャードは、現在はアブダビにあるコブラ・フィットネスの所属で、UAEで新しい人生を掴めたことでADCC創始者のシェイク・タハヌーン・ビン・ザイード殿下に心酔しており、入場時にはアラビア人のごとく頭にクーフィーカを巻いて入場する。

戦績は14勝9敗とレコードは綺麗ではないが、アブダビに移り住んでからは負け知らずで通算5連勝中、この間のムエタイの成長が好調な要因であることは間違いない。伸びるワンツーと鉈のような蹴り技、加えてテンカオと首相撲&ヒザ蹴りの圧力に負けた相手が組んでくると、しっかりと柔術で仕留める。

カウンターのグラップリングが強いだけでなく、マシャードは自ら組みの展開に持ち込み、テイクダウンからパウンドで相手を失神に追い込んだ勝利もある。

対するルブは昨年までMMAが認められなかったフランスで、パウンド禁止の100%Fightでキャリア序盤を過ごし、英国やポーランドのローカルショーから欧州大会限定ではあったが、UFCにもステップアップを果たした。

1勝2敗でUFCをリリースされると、ロシアのM-1ではタイトルコンテンダーとなり(※16日のBRAVE CF出場のロマン・ボガトフにTKO負け)、パンデミック後も昨年10月にMMAが解禁されたフランスはパリ郊外のヴィトリーシュルセーヌで開かれたMMA GPのメインに出場。

(C)MMAGP

ポルトガル人ファイターのジョアォ・ボンフィムを腹固めで腕を極めタップを奪っている。

さすがはパウンド無しMMAの経験者といえるフィニッシュの持ち主ルブだが、打撃ではスピードがなくマシャードの遅れを取っている。その打撃戦で消耗することなくルブが組み技の展開に持ち込めば、柔術✖極めっこという興味深い展開が待っているメインのライト級選手権試合だ。

■UAE15/EFC32対戦カード

<UAEWライト級選手権試合/5分5R>
[王者]ブルーノ・マシャード(ブラジル)
[挑戦者]ミキャエル・ルブ(フランス)

<73キロ契約/5分3R>
シャミール・ザフロフ(ロシア)
ヘナート・ゴミス(ブラジル)

<64キロ契約/5分3R>
エリアス・ブグズダム(フランス)
ジェシー・アーネット(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
セイジド・イザガクマエフ(ロシア)
カールストン・ハリス(ガイアナ)

<フェザー級/5分3R>
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)
ワルテル・サモラ(コスタリカ)

<バンタム級/5分3R>
スルタン・ジョルドシュベク(カザフスタン)
ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)
エリック・スパイスリー(米国)

<ライト級/5分3R>
アブドゥラクマン・ジティノワソフ(ロシア)
ウィリアム・スタークス(米国)

<バンタム級/5分3R>
マルトン・メスルミアン(アルメニア)
ダニエル・ヴェガ(メキシコ)

<バンタム級/5分3R>
アイリヨホン・ハミドフ(ウズベキスタン)
ルイ・ジョーダン(カナダ)

<63キロ契約/5分3R>
シャミル・マゴメドフ(ロシア)
ジャイソン・マルガロ(フィリピン)

<ミドル級/5分3R>
エリシャ・パクニス(ノルウェー)
モハメド・オシイリ(レバノン)

<ウェルター級/5分3R>
シェクバン・アルハソフ(ロシア)
バシレ・スプロヴィッチ(モルドバ)

<バンタム級/5分3R>
ラムザン・ヤカエフ(ロシア)
レアンドロ・ゴミス(ポルトガル)

<ミドル級/5分3R>
イマムシャフィ・アリエフ(ロシア)
ピム・クスター(オランダ)

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EFC32 other MMA Preview UAEW15 エリック・スパイスリー シャミール・ザフロフ セイジド・イザガクマエフ ブログ ムイン・ガフロフ リナット・ファクレトディノフ

【UAEW15&EFC32】UAEウォリアーズとイーグルFCが合体。ヌルマゴメドフ軍団が、砂漠に大挙集結!!

【写真】ザフロフを始めヌルマゴメドフ軍団の民族大移動の一歩となるか(C)MMAPLANET

15日(金・現地時間)、アラブ首長国連邦のアブダビ首長国は柔術アリーナでUAE Warriors15 が開催される。翌16日(土・同)には同会場から32キロほど西にあるヤス島UFC Fight IslandでUFC on ABCが行われるなど、2021年のMMAはUAEから始まるといった印象だ。

そんなUAEW15は、カビブ・ヌルマゴメドフの父で昨年7月に新型コロナウィルス感染が原因で逝去したアブドオゥルマナプ・ヌルマゴメドフ追悼大会でもある。

同時にMMAを引退したヌルマゴメドフが買収したEagle Fighting Championship(※旧名はGorilla FC)との共同開催となっている。もともとロシアやブラジルと結びつきの強いUAEの格闘技界だが、ヌルマゴメドフのロシア人ファイターの育成というプランもあってか、全15試合中ロシア人選手の出場は8選手、中央アジアや黒海&カスピ海周辺諸国の選手は5選手でイベントの大半を占める。

イベント名もUAEW15単独ではなくUAEW15/EFC32となった。そんな同大会、セミでUAEW初出場となるシャミール・ザフロフは、ヌルマゴメドフの盟友といって良い存在だ。


(C)ROAD FC

日本のMMA界ではRoad FC100万ドル争奪ライト級GPで準優勝となったことで知られるザフロフは、ヌルマゴメドフのトレーニング・パートナーで韓国の試合ではセコンドに就くこともあった。

同トーナメント決勝でマンスール・ベルナウイに敗れたものの、その8カ月後にザハロフはロードの象徴といえるクォン・アソルを完封し、そのテイクダウン&コントロールの強さを見せつけている。

ゴリラFCでの1試合を経て、ヌルマゴメドフの手引きのより中東で戦うこととなったザフロフの対戦相手ヘナート・ゴミスもまた同プロモーション初登場のブラジリアンだ。それだけに勝利はデフォルトで恐らくはUFC関係者も目にする今回の試合は、パフォーマンスが重要になってくるだろう。

EFCとの合体でアラビア色よりも、ムスリム色が強いといっても過言でなくなった砂漠のフィーダーショーにはONEを離れたムイン・ガフロフも参戦する。昨年11月大会出場予定が、今大会にスライドされたタジキスタン人ファイターは、修斗ブラジルやコンバッテ・アメリカスでキャリアを重ねてきたコスタリカ人ワルテル・サモラと相対する。

ジョン・リネケルには競り負けたものの、ONEバンタム級の上位にあったガフロフの中東入りはMMA界の時世、趨勢を表しているのだろうか。

また一昨年来、自らの負傷、対戦相手の欠場、コロナで大会延期、そして計量失敗とUFCで4度連続で試合が流れた結果、フリーエージェントとなったエリック・スパイスリーとキャリア19勝2敗のリナット・ファクレトディノフとの対戦も決まっている。

ファクレトディノフはゴリラFCミドル級王者で、同じく今大会でカールストン・ハリスと戦うセイジド・イザガクマエフもゴリラFC暫定ウェルター級チャンピオンだ。ヌルマゴメドフ軍団が中東経由で世界を目指す場と化したUAEW/EFC、ザフロフ、ファクレトディノフ、イザガクマエフにとって一大デモンストレーションの場となるであろうか。

なお今大会は新型コロナウィルスのワクチンを投与したファンに限って、会場での観戦が認められている有観客大会として開催される。

■UAEW15/EFC32対戦カード

<UAEWライト級選手権試合/5分5R>
[王者]ブルーノ・アゼレド(ブラジル)
[挑戦者]ミキャエル・ルブ(フランス)

<73キロ契約/5分3R>
シャミール・ザフロフ(ロシア)
ヘナート・ゴミス(ブラジル)

<64キロ契約/5分3R>
エリアス・ブグズダム(フランス)
ジェシー・アーネット(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
セイジド・イザガクマエフ(ロシア)
カールストン・ハリス(ガイアナ)

<フェザー級/5分3R>
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)
ワルテル・サモラ(コスタリカ)

<バンタム級/5分3R>
スルタン・ジョルドシュベク(カザフスタン)
ヴィニシウス・ジ・オリヴェイラ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)
エリック・スパイシー(米国)

<ライト級/5分3R>
アブドゥラクマン・ジティノワソフ(ロシア)
ウィリアム・スタークス(米国)

<バンタム級/5分3R>
マルトン・メスルミアン(アルメニア)
ダニエル・ヴェガ(メキシコ)

<バンタム級/5分3R>
アイリヨホン・ハミドフ(ウズベキスタン)
ルイ・ジョーダン(カナダ)

<63キロ契約/5分3R>
シャミル・マゴメドフ(ロシア)
ジャイソン・マルガロ(フィリピン)

<ミドル級/5分3R>
エリシャ・パクニス(ノルウェー)
モハメド・オシイリ(レバノン)

<ウェルター級/5分3R>
シェクバン・アルハソフ(ロシア)
バシレ・スプロヴィッチ(モルドバ)

<バンタム級/5分3R>
ラムザン・ヤカエフ(ロシア)
レアンドロ・ゴミス(ポルトガル)

<ミドル級/5分3R>
イマムシャフィ・アリエフ(ロシア)
ピム・クスター(オランダ)

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