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BELLATOR Bellator261 News ブログ リズ・カモーシェ 渡辺華奈

【Bellator261】6月25日、渡辺華奈が世界王座挑戦へ最後の難関=リズ・カモーシェと対戦

【写真】MMAとして完成度云々は抜き、生物としての強さでカモーシェ戦を突破してほしい (C)BELLATOR

8日(火・現地時間)、25日(金・同)にコネチカット州アンカスビルのFight sphere=モヒガンサン・アリーナで開催されるBellator261で渡辺華奈が、リズ・カモーシェと対戦することが発表された。

4月にアレハンドラ・ララをスプリット判定で下し、北米デビューを果たした渡辺が勝てばタイトル戦という試合に挑むこととなった。


Bellator女子フライ級で既に3位にランクされている渡辺、対するカモーシェは5位ランカーだが、戦績云々ではなく存在感として格上といって良い相手だ。

2013年2月、UFCにとって史上初めてとなる女子マッチでロンダ・ラウジーの持つUFC女子世界バンタム級に挑戦し、RNCで勝機を創ったカモーシェ。1984年生まれ、沖縄のインターナショナルスクールを卒業しているカモーシェは、父と同じ米国海兵隊に入隊し、5年間で3度の中東派兵も経験している。

2009年の除隊後、2010年3月にMMAデビューを果たし、4戦目でStrikeforceと契約、7戦目にマルース・クーネンの持つ世界バンタム級王座に挑戦した。さらには前述したロンダ戦だけでなく、UFC世界女子フライ級王者ヴァレンチーナ・シェフチェンコにもチャレンジするなど、世界の戴冠はなくともトップとして活躍してきた。

シェフチェンコ戦後にBellatorとサインし、ディアナ・ベネット、ヴァネッサ・ポルトに連勝中のカモーシェは、レスリングと打撃が融合したスタイルの持ち主だ。過去に渡辺が戦ってきた対戦相手と比較しても、断トツにMMAとしての完成度は高いといって過言でない。

確かに組みだけの展開でいえば渡辺が上だろう。しかし、その前段階の打撃から組むという流れになると話は違ってくる。特に渡辺は勝利したとはいえ、前回のララ戦で打撃と組みの相手に間があり、パンチを被弾するシーンが見られた。

国内で戦っている間は、それほどパンチ力のある相手がいなかったこともあるが、北米であの間が存在するのは危ない。当然、渡辺陣営もそこの矯正に掛かっているであろうが、今回の試合に関しては殴られても良いから組むことが重要になってくる。

キレーに戦うよりも、組んで抑えて削り勝つ確率が現段階では高いはず。何はともあれ渡辺にはその身体能力と運動神経がある。本場のBellatorデビューから間髪入れずして決まったビッグファイト、ファイトスタイルの修正はこの試合に勝ってからでも良い──そう思えるだけの大切な試合だ。

そんな渡辺はBellator公式リリースで、今回の試合にむけて以下のような意気込みを寄せている。

渡辺華奈
「この大変な時期に再び、試合の機会を与えて頂き感謝しています。リズ・カモーシェ選手は経験豊かで、ずっと戦い続けてきた世界のトップの1人であることは疑いようがありません。彼女のような素晴らしい選手と戦うことは光栄ですし、彼女のことを心の底から尊敬しています。そして、私が世界のベストになることを皆に証明できるチャレンジができ、嬉しいです。この試合でも説得力のある戦いをして、世界王座挑戦を実現させたいです」

■Bellarto260視聴方法(予定)
6月12日(土・日本時間)
午前7時00分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellarto260対戦カード

<Bellator世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]ドゥグラス・リマ(ブラジル)
[挑戦者]ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)

<175ポンド契約/5分3R>
ポール・デイリー(英国)
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)

<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ(米国)
エイデン・リー(英国)

<128ポンド契約/5分3R>
ヴァネッサ・ポルト(ブラジル)
イララ・ジョアニ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ダマルケス・ジャクソン(米国)
マーク・レミンガー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
カイル・クラッチマー(米国)
レヴァン・チョクヒリ(ジョージア)

<フェザー級/5分3R>
タイワン・クラストン(米国)
ジャスティン・ゴンザレス(米国)

<ライト級/5分3R>
ニック・ニューウェル(米国)
ボビー・キング(米国)

<150ポンド契約/5分3R>
ルカス・ブレナン(米国)
マシュー・スキビッキー(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
アマンダ・ベル(米国)
マリーナ・モフナトキナ(ロシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
アレックス・ポリジィ(米国)
グスタボ・トゥルヒーリョ(キューバ)

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BELLATOR Bellator256 Report ブログ リズ・カモーシェ ヴェネッサ・ポルト

【Bellator256】淡々と、着実に動き続けたカモーシェがポルトから3-0の判定勝ち

<女子フライ級/5分3R>
リズ・カモーシェ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ヴェネッサ・ポルト(ブラジル)

回るカモーシェに右ローを蹴ったポルト。カモーシェもサウスポーの構えから右カーフを蹴る。ポルトも右ローを返し、右ミドルを狙う。ローカーフを続けるカモーシェが右ストレートも届かせるように。さらに左インサイドローも蹴るカモーシェに対し、ポルトは右ミドルを繰り出す。ローから左ストレートをセットしていくカモーシェだが、ポルトも右ローを蹴り、組んだところで時間となった。

2R、オーソでも構えるカモーシェは右ローを蹴る。ポルトの右を2発受けてサウスポーに戻したカモーシェが組んで、ケージへ。左腕を差し合い、クラッチを組めないカモーシェがシングルへ。足を制さず絞めを狙ったポルトを大きく抱えてテイクダウンしたカモーシェは、立ち上がってきてもケージに押し込み続ける。残り1分40秒で離れると、ポルトが右を放ち、カモーシェがカウンターを狙う。回るカモーシェと、追いかけるポルト──その距離はほぼ変わることはなかった。

最終回、フットワークを使いステップインのカモーシェが、ポルトの前進はかわす。追いかけたポルトは、カモーシェのダブルレッグをスプロールして離れる。噛み合わない部分で勝負する両者、拳が届く距離になるとカモーシェの方が精度の高い攻撃を繰り出す。
当ててから離れるカモーシェは、スリップしたから尻もちをつく。

距離を詰めたポルトに対し、カモーシェは起き上りながらダブレッグ。ケージに詰めてシングルへ、右腕を差しあげたポルトが耐えると、ダーティボクシングでカモーシェが連打を入れる。互いにエルボーを放って離れると、時間は40秒を切っている。カモーシェが左ミドルから左ハイを見せ、ショートのパンチを纏めると最後はクリンチ&パンチで試合を締め判定勝ちを手にした。


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BELLATOR Bellator246 Report ディアナ・ベネット ブログ リズ・カモーシェ

【Bellator247】見事なスイッチ&バック奪取からRNC。カモーシェがベネット破りベラトール初陣飾る

<131.7ポンド契約/5分3R>
リズ・カモーシェ(米国)
Def.3R3分17秒by RNC
ディアナ・ベネット(米国)

右オーバーハンドを見せ、ストレート&ローを繰り出したカモーシェが組みからバックに回り、一気にテイクダウンへ。ワンフック、トラックポジションもベネットが立ち上がる。ケージに詰めてヒザを入れるカモーシェが自ら離れる。ベネットは左ミドルを蹴るが、カモーシェがより勢いのあるローを返し、右ストレートを当てる。さらに右オーバーハンドを届かせたカモーシェが飛び込んでワンツー、ベネットは左を入れてテイクダウン狙いも逆にケージに押し込まれる。

逆にベネットは体を入れ替えるが、カモーシェはダブルレッグにクレイドルを合わせトップに。ベネットが腕を取りにいきつつ、立ち上がり初回が終わった。

2R、互いに間合をとる慎重ななかでカモーシェが右オーバーハンド、ベネットは前に出てワンツーもカウンターを受ける。それでも前に出るベネットがダブルレッグでカモーシェを肩に担ぎ、スラムしてテイクダウン。ハーフで抑えてアームロックを狙う。腕を抜いてハーフバタフライを取ったカモーシェだが、金網際で動きを制限される。

背中を譲っても立ち上がることができなかったカモーシェは引き込んで、ヒールフックへ。腹の下でカカトを抱えるも、ベネットが上体を起こしてパンチをワキ腹にいれる。そのままヒザを入れ、トップを取り切ったベネットは立ち上がってローを蹴り、ラウンドを取り返した。

最終回、シングルでベネットをケージに押し込んだカモーシェ。キムラでテイクダウンを耐えたベネットだが、クリンチで押し込まれる展開が続く。残り半分で体を入れ家、逆にベネットがダブルを仕掛けるも、カモーシェは見事なスイッチでバックへ回る。時間を少しおいて、背中に飛び乗ったカモーシェはRNCをセットアップし、横回転でグラウンドへ。パームトゥパームで絞め上げタップを奪った。


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BELLATOR Bellator246 News ジョン・フィッチ ネイマン・グレイシー パトリック・ミックス フアン・アルチュレタ ブログ リズ・カモーシェ

【Bellator246】計量終了 メインは堀口恭司の2ndターゲット? 王座決定戦アルチュレタ✖ミックス

【写真】ミックスの極めの強さが、ここでも見られるようだと堀口にとっても怖い相手になりそうなミックスだ (C)BELLATOR

ベラトール、2日連続大会の2日目が12日(土・現地時間)、今やホームと化したコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催され、11日(金・同)に計量が行われた。

ベラトールデビュー戦となるリズ・カモーシェと戦うディアナ・ベネットは6.7ポンドと3キロ以上もオーバー。

同様にデレック・カンポスと対戦するキオーニ・ディッグスも1ポンド・オーバー規約から1ポンド重く、メインカード4試合中2試合がキャッチウェイト戦に変更されることとなった。


そんな今大会のメインは堀口恭司が返上したBellator世界バンタム級王座決定戦=フアン・アルチュレタ✖パトリック・ミックス戦が組まれた。当初は8月にリッキー・バンテハスを破ったセルジオ・ペティスと、この試合の勝者が戦うという話もあったが、今大会で新王者が決まる。アルチュレタは現在休止しているフェザー級ワールドGPに出場も、初戦でパトリシオ・フレイレに敗れた。今年の1月にはそのままフェザー級でヘンリー・コラレスを下し再起を果たすと、4戦ぶりのバンタム級戦が今回の王座決定戦となった。

対するパトリック・ミックスは2016年5月のプロデビューから13連勝中で10試合でフィニッシュ、うち8勝が初回で勝利を手にしている。主にKOTCで挙げた勝利が多いが、現UFCファイターのアンドレ・イーウェル、ベラトールではリッキー・バンデハス、そしてRIZINでの元谷友貴が含まれているのだから、その極め力は本物──というだけでなく、どこまでの能力の高さを持っているのかと幻想すら持てる存在だ。

何より負傷も癒えて今年中の復帰を明言する堀口は、RIZIN後にベラトールで戦うことも視野に入れているという話もあり、明日ベルトを巻くのがアルチュレタとなるのか、ミックスなのか非常に気になるところだ。

またセミではジョン・フィッチとネイマン・グレイシーという──粘っこいMMAが好きなファンには見逃すことができない一戦が組まれた。

フォークスタイルMMA✖グレイシー柔術MMA、どのようなグラップリング戦が見られるのか、非常に楽しみだ。

■視聴方法(予定)
9月12日(土・日本時間)
午前9時45分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前11時00分~DAZN

■Bellator246計量結果

<Bellator世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
フアン・アルチュレタ: 134.6ポンド(61.05キロ)
パトリック・ミックス: 135ポンド(61.24キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョン・フィッチ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ネイマン・グレイシー: 170.8ポンド(77.47キロ)

<女子フライ級/5分3R>
リズ・カモーシェ: 125.5ポンド(56.92キロ)
ディアナ・ベネット: 131.7ポンド(59.73キロ)

<ライト級/5分3R>
デレック・カンポス: 154ポンド(69.85キロ)
キオーニ・ディッグス: 157ポンド(71.21キロ)

<ミドル級/5分3R>
ダニエル・マドリッド: 184.4ポンド(83.64キロ)
パット・ケイシー: 185.6ポンド(84.18キロ)

<ミドル級/5分3R>
タイ・グワーダー: 184.2ポンド(83.55キロ)
ジョージ・トコス: 186ポンド(84.37キロ)

<ヘビー級/5分3R>
デヴィオン・フランクリン: 264.7ポンド(120.06キロ)
ラス・ヒルトン: 245.5ポンド(111.35キロ)