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【Bellator258】メインの世界を含め5試合組まれたバンタム級戦。要・要注目はパッチー・ミックスの再起戦

【写真】RIZINでは元谷友貴をギロチンで斬って落としているミックス。極めの拘りこそ、彼の人間性でもある。非常に楽しみな再起をかけたモラレス戦だ (C)BELLATOR

7日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのFight sphereことモヒガンサン・アリーナで Bellator258「Archuleta vs Pettis」が開催される。

ライトヘビー級ワールドGP準々決勝でアンソニー・ジョンソンと対戦予定だったヨエル・ロメロがメディカルを通らず欠場、急遽ブラジルのジョゼ・アウグストがGPを戦うこととなった。

結果的にBellator世界バンタム級選手権試合=王者フアン・アルチュレタ✖挑戦者セルジオ・ペティスがメインに昇格した同大会では、プレリミでそのバンタム級の注目カードが複数見られる。


キャリア20勝3敗、前回の試合でエリック・ペレスを破ったカナダのジョシュ・ヒルと、15勝1敗で唯一の敗北がUFCバンタム級戦線で台風の目となっているマラブ・デヴァリシビリ戦というラフェオン・スタッツがプレリミメインで戦う。

そしてUFCからCombate Americas経由でBellator参戦もヒル戦を含め2連敗中のペレスが、巻き返しを賭けてブレイン・シャットを迎え撃つ。さらにフェザー級ワールドGPに続き、現王者アルチュレタに敗れ、昨年10月にブランドン・ガーツにスプリットで辛勝と、状況気流を掴みたいヘンリー・コラレスはジョニー・キャンベルとの1戦が控えている。

勝てばさらに上が狙えるスタッツ✖ヒル、あとがない状態のペレスとコラレス、そんなプレリミで実施されるバンタム級にあって、パッチー・ミックスの再起戦は見逃すことはできない。

キャリア13連勝、10試合で一本勝ちという極め技師のミックスは昨年9月にアルチュレタとの王座決定戦に敗れて以来、8カ月振りのファイトとなる。

タイトル挑戦時はジャクソン・ウィンクMMA所属だったが、ジムは閉鎖されており限られたメンバーと最低限の準備しかできなかった。そして序盤の猛攻で極め切れなかったミックスは、3R以降に失速し判定負け──ベルトを巻くことができなかった。

その後、彼はエクストリーム・クートゥアーに移籍し今回の試合に臨むことに。フィニッシャーのミックスが、同じレスリング&柔術の融合スタイルでも、よりグライディング系のジェイク・シールズの指導を受けて、どのように進化したのか非常に見ものだ。

当初はジェイムス・ギャラガーと対戦予定だったが、ギャラガーの負傷欠場で、代役のアルバート・モラレスと戦うことになったミックスは、5日(水・同)に行われたバーチャル・メディアデーで「ギャラガーは俺と戦うことなく、楽をして王座挑戦を実現させようとしているんだろう。肩の負傷で欠場とかいって、インスタでチームメイトと肩を組んでいる写真を挙げて、どういうことなんだ」と辛らつな言葉を吐いていた。

前回のタイトルマッチでの敗戦が悔しくてたまらない様子のミックスは、「ダイレクト・リマッチでないことはフラストレーションがたまるだけだった」とこの間の日々を振り返り、再び一本勝ちロードに戻ることを宣言している。

タイトル戦も含め、今回組まれた5試合でBellatorバンタム級戦線の勢力分布が、如何に変化するのか要注意が必要だ。

■視聴方法(予定)
5月8日(土・日本時間)
午前7時30分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator258対戦カード

<Bellator世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]フアン・アルチュレタ(米国)
[挑戦者]セルジオ・ペティス(米国)

<ライトヘビー級ワールドGP準々決勝/5分5R>
アンソニー・ジョンソン(米国)
ジョゼ・アウグスト(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)
ピーター・ケアリー(アイルランド)

<175ポンド契約/5分3R>
マイケル・ペイジ(英国)
デレック・アンダーソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジョシュ・ヒル(カナダ)
ラフェオン・スタッツ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ロレンツ・ラーキン(米国)
ハファエル・カルバーリョ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
パッチ―・ミックス(米国)
アルバート・モラレス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ローガン・ストーリー(米国)
オマー・フセイン(パレスチナ)

<ミドル級/5分3R>
ジョニー・エブレン(米国)
ダニエル・マドリッド(米国)

<バンタム級/5分3R>
ヘンリー・コラレス(米国)
ジョニー・キャンベル(米国)

<フェザー級/5分3R>
ヴェベウ・アルメイダ(ブラジル)
ジョニー・ソト(米国)

<バンタム級/5分3R>
エリック・ペレス(メキシコ)
ブレイン・シャット(米国)

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BELLATOR Bellator253 Report ブログ ラフェオン・スタッツ

【Bellator253】打撃もテイクダウンも、グラウンドもコントロールしたスタッツが判定勝ちで15勝1敗に

<バンタム級/5分3R>
ラフェオン・スタッツ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
キース・リー(米国)

リーが左ジャブ、サウスポーのスタッツはワンツーで前へ。回ったリーが左ロー、スタッツは引き続きワンツーで距離を詰める。右ミドルハイを蹴ったリーに対し、ブロックしたスタッツが右フックを左フックに合わせる。右フックから左ストレートを見せたスタッツが左ロー、リーがスイッチする。左を当て、ケージ際で連打したスタッツが組みついてクリンチもすぐに離れる。

頭からぶつかっていったリー、レフェリーは試合を続行させる。リーの左ハイを首筋に受けたスタッツは、その蹴り足をキャッチして背中を取る。前進に崩したスタッツはワンフックからRNC狙いへ。リーは胸を合わすことができないが、スタッツは両足フックをせずに時間となった。

2R、リーはサウスポーからオーソに戻し、ワンツーで前に。スタッツが左で迎え撃ち、左ミドルを蹴り込む。リーは軌道の変わる右ハイ、ガードしたスタッツが左ミドルを返す。リーが左フックを当て、スタッツは左ストレート、右フックから左を入れる。さらに左ローを蹴り、リーはスイッチ。左ストレート&右フックをヒットしたスタッツは、間合を取り直して右フックのカウンター、回るリーを追いかけてワンツーからパンチを纏める。リーのミドルを捌いたスタッツが左ハイ、これはかわされたが圧を高めていく。

リーの跳びヒザはその場跳びのようになり、スタッツが組んでシングルへ。エルボーを入れたリーだが、アンクルピックで倒されバックに回れる。スタッツはここもシートベルトにはなるが、ケージを背負って座り両足をフックしないままラウンド終了を迎えた。

最終回、ワンツーから右を当てたスタッツ。続く左にリーが右を合わせる。左ローを効かされたリーはケージに詰まり、フックを振るってからテイクダウンへ。がぶったスタッツは、ギロチンを仕掛けて下になりスイープを狙う。耐えたリーはギロチンが解かれると、スクランブルでバックに。スタッツは胸を合わせて立ち上がり、離れたリーに左ローを蹴っていく。

右足前にスイッチしたリーに対し、スタッツはボディフック。リーはミドルを蹴るが、ドタバタしてしまっている。残り40秒、ダブルレッグからバックに回ったスタッツは、リーの前転にも背中をついたまま、ここも足のフックなしにRNCを狙う。背中をつけて逃れ、スクランブルにリーが持ち込み、最後の5秒は打撃の交換となりタイムアップ。

バックをとってもワンフックもしないスタッツは、判定勝ちで戦績を15勝1敗とした。


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