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【DEEP122】長谷川賢が、酒井リョウと対戦決定。「メガトンは最後、ミドル級で強い外国人選手と──」

【写真】長谷川は果たして100キロの体を創ることはできるのか。加えてその肉体の変化は長谷川か酒井、どちらのアドバンテージとなるのか (C)MMAPLANET & MATSUNAO KOKUBO

9月30日(月)、DEEPより11月4日(月・祝)に開催されるDEEP122 IMPACTに8月31日のDEEPサマーフェスティバル=真夏雨の祭典のメインで5年5カ月振りにMMA復帰を果たした長谷川賢が出場し、酒井リョウと対戦するメガトン級戦。JTTで朝倉海のスパーリングパートナーを務めるマンド・グティエレスと後藤丈治のバンタム級戦など追加カードが発表されている。
Text by Manabu Takashima

神龍誠×KENTA、ケイト・ロータス✖月井準南などが明らかとなっていた同大会。DEEPの11月大会はRIZIN大晦日出場へのアピール最終タイミングといえ、MMAPLANETの取材で長谷川も意外にも今回の酒井リョウ戦を戦う真意は大晦日に通じる試合として捉えていた。


雨中のお台場でSAINTを3-0で下した長谷川は、滑りまくるマットがあったためケージレスリングで倒して攻めることしかできなかった一戦を、仮・復帰戦=ローションMMAと定義し、今回の試合に挑む意気込みを以下のように話した。

長谷川賢
「前回の試合は雨というコンディションを差し引いても、自分のパフォーマンスには納得がいっていません。僕は日本のMMA界は力のあるファイターが世界に挑める環境を整えないといけないと思って、いくつかのプロモーションに協力をさせていただいています。

10月も6日のGLADIATOR028、27日のBloom FC03をサポートさせてもらっていますが、これらの大会以外に韓国MMAイベントと国内地方大会の視察を行うことが決まっていました。また、詳細はまだ発表できないのですが近い内に都内で自主興行の開催も考えています。

そのなかで今回の試合のオファーがあり、正直なところ『スケジュール的無理だ。サポートと試合、どっちつかずになる』と思って最初は断っていました。ただ、僕がやろうとしていることは簡単でない。その目標を達成するために、これぐらいのことから逃げていてはしょうがないと考え直しました。

加えて本気で世界を目指す人達の応援をするという立場をとっている自分が、メガトン級でMMAを戦うなど本気度を問われることも理解しています。現実問題としてUFCを目指すことはできない年齢になりましが、本気で僕がMMAを戦うならミドル級。そして国内の大舞台で強い外国人を倒す挑戦をしないと嘘だと思われます。

メガトン級は今回が最後です。だからといってヘビー級の体で戦うつもりもないです。2カ月後に88キロ級契約、もしくはミドル級で国際戦を戦うために100キロまで体重を落とします。それができないならセコンドに就かないで下さいと、岡見さんにもお願いしました。

僕が世界を目指そうと声を掛けさせてもらった選手たちに、僕の本気度を見せるファイトになると思っています。ファイトもイベント協力も1カ月間、本気でやり切ります。応援よろしくお願いします」

(C)Zuffa/UFC

またグディエレスのDEEP出場も狙いはRIZINへのステップアップであることは明白だ。

2年前のコンテンダーシリーズで、当時17歳だったラウル・ロサスJrに判定負けを喫し、UFC行きとはならなかったグティエレス。その後、ミシガン州ベースのローカルプロモーション=WXCで再起に成功しTUF31にチーム・マクレガーの一員として出場も、初戦でコディ・ギブソンの軍門に下った。

TUF後は1勝1敗と北米メージャーシーンから声が掛る状況こそ創れなかったが、日本での飛躍を誓ってDEEPからキャリアの再構築を目指す姿勢は買いだ。

対する後藤はPancrase札幌大会や津軽じょんからMMAことGFGという北のMMAシーンからパンクラス本戦を経て、上京後に修斗、TTFC、Road to ONE、RIZIN、ONE FFとキャリアを積み傘得てきた。そんな強さを追い求め続けてきた後藤にとって、今回がDEEP初出場は北米フィーダーショー・ベテランと、今後に往くべき道が確定するといっても過言でない試金石となる一戦となろう。

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LFA90 other MMA Report ブログ モンド・グティエレス モー・ミラー

【LFA90】見事なバックコントロール。モー・ミラーがマンド・グティエレスとの新鋭対決でRNC勝利

<バンタム級/5分3R>
モー・ミラー(米国)
Def.2R4分26秒by RNC
マンド・グティエレス(米国)

バンタム級の期待のメキシコ系米国人ファイターが、サウスポーの構えから左ローを蹴る。左ミドルで姿勢を乱しながら、腰を落としスッとバランスを取り直したグティエレスだが、続く前進に右フックを受けて姿勢を乱したようにダウンする。パウンドの追い打ちをかけてきたミラーに倒し、グティエレスはゴゴプラッタへ。ミラーはスラム気味を叩きつけ頭を抜く。グティエレスも立ち上がり、がぶってから離れるがミラーがワンツーをヒットさせる。

グティエレスの前進をいなして組んだミラー。背中を譲ったグティエレスが前転から外ヒールへミラーは体を起こして足を抜いてスタンドへ。ジャンプして着地直後に軽く左ミドルを入れたグティエレスだったが、直後にボディロックからテイクダウンを許す。ミラーがハーフから肩固めを狙い、技が解けてもクローズドから立ち上がりパウンド、タイムアップとなった。

2R、左ミドルを蹴るグティエレス。ミラーは左サイドキックを繰り出し、右フックを振るう。組みに行ったグティエレスから、逆にトップを取ったミラーな頭を腹につけてオモプラットもしくはゴゴプラッタを潰して上体を起こす。ここでミラーは右エルボーを落とし、パンチを纏める。クローズドで止まった感のあるグティエレスのワキにパンチを続けたミラーは、背中を見せて立ち上がろうとしたところで両足をフックする。鉄槌を落とし、RNCから肩固めに移行し、トップをキープしたミラーがマウントへ。

残り1分、右エルボーに背中を見せたグティエレスに対し、トラックポジションからRNCを仕掛けたミラーが一本勝ちを手にし、「ゴゴプラッタはタイとだった。柔術も良い練習仲間がいるから凄く自信がある。僕はグランドのビーストだよ。メインの2人の試合を見たことはないけど、勝者と戦う機会を与えて欲しい」と勝利者インタビューで話した。