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【UFC310】極上のスクランブル合戦!エフロエフがステーリングに競り勝ち、デビューから無傷の19連勝

<フェザー級/5分3R>
モフサル・エフロエフ(ロシア)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
アルジャメイン・ステーリング(米国)

ステーリングが前後のステップから前に出ていく。サウスポーに構えて左ミドルと右フック、オーソドックスに戻すと右カーフと右のロングフックを見せる。エフロエフも右カーフを蹴るが、ステーリングはスイッチしながら左ミドルを蹴る。ステーリングはダブルレッグで組みつくとエフロエフの体を左右に振ってバックへ。

エフロエフは右手と右ヒザをついて完全にグラウンドには持ち込ませず、ケージまで移動する。ステーリングは左足をフックして後方に崩し、両足をフックする。エフロエフも上体を起こしてコントロールさせないようにするが、ステーリングも足を外してバックキープ。エフロエフが立ち上がると、ステーリングは持ち上げてテイクダウンしてバックへ。

ここでエフロエフはステーリングの腕を一本持って、ステーリングを前に落として逆にバックにつく。エフロエフは左足を入れつつ、ステーリングが立ち上がると後ろから殴る。エフロエフは後方に倒してスクランブルの攻防から上を取る。ステーリングが脇を差して体を起こすとステーリングがパンチを入れ、ステーリングは下からエフロエフの体を左右に振って、シングルレッグからスターリングを担ぐようにして後方に倒す。

2R、エフロエフが右ミドル。ステーリングがダブルレッグを合わせてテイクダウンして、エフロエフをケージに押し込む。エフロエフは小手を巻いて投げを狙いつつ、ステーリングの頭をがぶる。ステーリングが脇を差して起きようとすると、エフロエフは差し返して寝かせてステーリングを寝かせる。サイドを取ったエフロエフはバックへ移行して、後ろから鉄槌を入れる。

バックキープされるステーリングだが一気に反転して正対、エフロエフが組みつくとパイルドライバーのように持ち上げる。エフロエフがステーリングをケージまで押し込むと、ここは両者離れて試合がスタンドに戻る。エフロエフが右ストレート、ステーリングも左を返す。エフロエフがバックスピンキック、ステーリングの蹴り足をとって右を打ち込んで、そのままテイクダウンしてハーフガードでトップキープする。

エフロエフはステーリングの動きに合わせてバックへ。足を一本入れるが、それを外したステーリングが前転して、片足を取ってシングルレッグの形に持ち込む。ここからステーリングは前に出て、ダブルレッグでケージまで落ち込む。エフロエフはがぶってボディを殴る。

3R、ステーリングが構えをスイッチしながら蹴りを見せる。エフロエフも前に出ながら右フックと右ストレート、スピニングバックフィストを見せるが、空振りさせたステーリングがダブルレッグでテイクダウンする。エフロエフをケージに押し込み、ボディロックから左足を足でフックして寝かせようとする。

エフロエフは左腕を小手に巻いて立ち上がるが、スターリングはそのまま持ち上げて落とす。エフロエフが立ち上がると、ステーリングはエフロエフをケージに押し込んでバックにつく。エフロエフが正対するとステーリングを四つ組みでケージに押し込んでバックへ。ステーリングが前に崩してグラウンドに持ち込むと、エフロエフは前転してスクランブルに持ち込んでステーリングを寝かせる。

ステーリングがケージまで移動すると、エフロエフはステーリングの両足を挟むように正座して殴る。ステーリングは背中を見せて立ち上がりエルボーを見せるが、それを空振りさせたエフロエフがテイクダウンしてバックへ。足をフックしてトップキープしつつパンチを入れる。最後はエフロエフが殴る展開で試合終了となった。判定はジャッジ3名とも29-28でエフロエフが判定勝利。ステーリングとの極上のスクランブル合戦に競り勝ち、デビューから無傷の19連勝となった。

試合後、エフロエフは「いつも、同じことを尋ねられるけど、いつだってタイトル挑戦の準備はできている。今日はベストなパフォーマンスじゃなかった。でも今回、元世界チャンピオンの得意な部分、レスリングで柔術マッチに勝った。もっと打撃で戦いたいかったけど、すぐに組んできてこられてレスリングで勝ったんだ」と語った。


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【UFC310】ゴリンボ戦へ、元祖K-1 MMA=ヴィセンチ・ルケ「積極性を失うことは、自分を見失うこと」

【写真】UFCにあってもフィジカルモンスター=ゴリンボを相手に、どのような接近戦打撃MMAをルケは見せるころができるのか (C)Zuffa/ UFC

明日7日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのTモバイルアリーナで開催されるUFC 310「Pantoja vs Asakura」。同大会でヴィセンチ・ルケが、テンバ・ゴリンボと戦う。
Text Manabu Takashima

魔裟斗に憧れK-1の距離でMMAを戦ってきたオクタゴンの激闘王ルケは、コロナ期の4連勝からその後は1勝3敗と調子を落としている。パンデミック期間中、名前のあるファイターは戦いを控え、上昇志向の強いファイターは次々と試合を受けた。

そんな時期に名を挙げたものの体は疲弊し、調子を落とした。ルケもその1人かどうかは分からないが、彼は負けが込む間に自身の戦い方を見つめ直してきたという。ニック・ディアス戦が流れることすら想定内、溢れんばかりの戦闘意欲を持ちながら落ち着いた様子のルケ。彼は再びタイトルに向けてウイニングトラックを駆けることができるのか──。


──ヴィセンチ、テンバ・ゴリンボ戦を週末に控えた今の調子を教えてください(※取材は4日に行われた)。

「100パーセントの状態で試合に挑めるよう、仕上げることができた。肉体的にも精神的にも、完璧な状態でバトルに向き合える。キルクリフFCという世界一の練習環境があるので、問題なく調整できている」

──ゴリンボは同門の佐藤天選手に勝っていますね。チームとしてリベンジを果たしたいところではないでしょうか。

「その件があるから、この試合は普段以上に高いモチベーションで臨むことができている。タカシ・サトーは僕にとって最高の友人だ。タカシは1週間後に韓国で試合があるから、今回はずっと一緒に練習してきた。リベンジを果たして、タカシに続いてほしい。

タカシは素晴らしい柔道テクニックの持ち主で、ゴリンボのテイクダウンについて凄く効果的なアドバイスをしてくれたんだ」

──ところでヴィセンチは8月にニック・ディアスと対戦予定でしたが今大会に延期され、さらに負傷欠場でゴリンボと戦うことになりました。どちらがタフな相手云々は問わずして、ただ注目度という点では圧倒的にニック・ディアス戦がゴリンボ戦を上回るのは事実です。このビッグファイトが流れて、気落ちすることはなかったですか。

「8月にディアスとの試合がなくなった時は、本当に落ち込んだよ。それから12月にリスケされたけど、ディアスとの試合を想定して練習をしつつ、今回も試合が組まれないもあると思ってやってきた。誰も何が起こるか分からない。だからディアス戦がまたなくなっても、気持ちをキープすることができていた。もう、これ以上オクタゴンに上がれない時間を過ごしたくなかった。対戦相手がゴリンボになっても、これまで培ってきたモノを全てぶつける。

これが8月の時だったら、代役と戦うことはできなかったかもしれない。あの時の精神状態では。でも、今回は全く問題ない。全力でゴリンボに向き合い、最高のバトルを繰り広げたい。今回のファイトキャンプではサウスポーだけでなく、色々なタイプのファイターとスパーリングを繰り返してきた。その頃から、何があっても大丈夫なように準備をしていたんだ。誰とでも戦えるように」

──ところで2020年と2021年の好調ぶりと比較すると、この2年は厳しい時間を過ごしてきたかと思います。

「確かに過去4試合で3つも黒星をついてしまっている。それも絶好調だった2020年と2021年のファイトとキャンプの繰り返しという日々の跳ね返りだ。ちょっと心身ともに疲れてしまっていた時に、プライベートでも問題があって……。

でも、なかなか勝てない日々こそ僕が進化できるチャンスだった。自分のミスに直視して、トレーニングを続けて成長できた。この3つの敗北の分、僕は強くタフになっている。今のヴィセンチ・ルケがどういうファイターか、土曜日の夜に明らかになるよ」

──この間、ヴィセンチの得意だったキックボクシングのような距離の打撃戦が近年のMMAでは増え、この距離で戦う術を身に着けたファイターが多くなっているように感じます。

「僕はMMAでも、K-1の距離でアグレッシブに戦うスタイルを貫いてきた。でもUFCで20試合以上も戦っていると、少しずつ対戦相手が僕の戦いを研究し、対策を練るようになってきたことは感じていた。だからこそ、この間に自分の打撃戦を見直してきたんだ。技術の幅を広げ、より多様性のある戦いができるように。でも、このトライはすぐにオクタゴンの中で成果が分かるモノじゃない。年単位で堅実な変化があるかどうか。それが今回の試合で見られるのか。新しいウェポンを持ってオクタゴンに上がり、微調整を加えたファイトをするつもりだよ」

──激闘王が、自制をしてアグレッシブ一本槍ではないファイトを心掛けるようになる?

「時には距離を取って戦う必要は、あるだろう。ただ、積極的に戦うことが僕のファイトの軸にある。それは変わらない。積極性を失うことは、自分を見失うこと。そうなると戦えない。ヴィセンチ・ルケとして、僕は自分の戦いを全うするつもりだよ」

──では改めてゴリンボの印象を聞かせてください。

「彼は打撃もできるし、グラップリングも強い。スタミナもあるウェルラウンディットな対戦相手だ。人並外れたフィジカルの持ち主で、そのパワーで勝利を手にして来た。打撃にしても、組み技にしてもパワフルで粗い。それがここまでは、功を奏してきたといえる。

ああいう戦い方をされると、リズムが狂ってしまうことが多々あるんだ。ただ、彼はまだ僕と同じレベルの厳しい戦いを経験したことがない。この試合で、ゴリンボはソレを知ることになるだろう。キルクリフFCには様々なタイプのファイターが練習している。だから自分のリズムで戦えない時のアジャストの仕方、想定外の事態に陥った時の対処方法を身に着けている。土曜日の試合はゴリンボにとってビッグファイトになるだろうし、全力で向かってくることは間違いない。でも、僕はその全てに対応できるだろう」

──再起へ、どのような試合をしたいと思っていますか。

「前回の試合で、僕はもう下り坂を転がり始めたと思う人がたくさんいたようだ。でも、僕のピークはこれからだよ。33歳を迎えてフィジカル、メンタル、テクニックと全てにおいて成長している。来年、ウェルター級をドミネイトするだけの力があることをゴリンボとの試合で証明する。大きくジャンプをする前には、一度屈むことが必要だろう?  前回のまでの試合が、それだったんだ」

──押忍。ではヴィセンチの復活を期待する日本のファンに一言お願いします。

「日本の皆の応援に、いつも感謝している。僕のママは実は黒帯の空手家なんだ。子供のころから、ずっと日本の武道の規律を教わってきた。僕の夢は日本で戦うこと。いつの日か、実現させたい。そのためにUFC310で皆が楽しめ、納得いく試合をして勝利を手にすることを約束するよ」。

■視聴方法(予定)
12月8日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前12時~PPV
午前7時 30分~U-NEXT


■UFC310対戦カード

<UFC世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者] アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)
[挑戦者] 朝倉海(日本)

<ウェルター級/5分5R>
シャクハト・ラクモノフ(カザフスタン)
イアン・ギャリー(アイルランド)

<ヘビー級/5分3R>
シリル・ガンヌ(フランス)
アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル(米国)
クロン・グレイシー(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ネイト・ランドヴェール(米国)
チェ・ドゥホ(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・スミス(米国)
ドミニク・レイエス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
テンバ・ゴリンボ(ジンバブエ)

<フェザー級/5分3R>
モフサル・エフロエフ(ロシア)
アルジャメイン・ステーリング(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン(ジャマイカ)
ブライアン・バトル(米国)

<195ポンド契約/5分3R>
クリス・ワイドマン(米国)
エリク・アンダース(米国)

<フライ級/5分3R>
コディ・ダーデン(米国)
ジョシュア・ヴァン(ミャンマー)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・キエーサ(米国)
マックス・グリフィン(米国)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グイダ(米国)
チェイス・フーパー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)
ウーカシュ・プジェスキ(ポーランド)

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【UFC310】UFC8勝=全て判定勝ちのエフロエフと対戦。アルジョ・ステーリング「ああいう相手だから」

【写真】グラップリングの話になると、目が輝いていた (C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイルアリーナにて、UFC 310「Pantoja vs Asakura」でアルジャメイン・ステーリングがモフサル・エフロエフと対戦する。
Text Manabu Takashima

元バンタム級世界王者と18勝0敗の新鋭が、プレリミで戦うという贅沢なマッチアップ。アルジャメインは頻繁にプログラップリングの試合に出場するようになっているが、そこでの経験がMMAに如何に活きるのか。

平良達郎のオタツロックへの興味、グラップリングへの造詣の深さが伝わってくるアルジョは、判定でしっかりと勝つ相手だからこそサブミットしたいと言い切った。


──モフサル・エフロエフとの試合が迫ってきました。今の気持ちを教えてください。

「いい感じできているよ。今は減量に集中している。まだ週の初めだけど、もう数ポンドだけだから上手くいっている。土曜日は俺かエフロエフ、より優れたファイターか分かる。楽しみだよ」

──フェザー級2戦目ですが、バンタム級の時と比べて減量は楽になっていますか。

「そりゃあイージーになっているよ。いや、それでもイージーじゃないな(笑)。バンタム級の時と比べると、楽だ。もともとやせ型で贅肉がないから、水分を落とさないといけない。そのためにウォーターローディングが必要だ」

──ところでエフロエフ戦は10月に決まっていましたが、アルジョの負傷で延期となりました。

「もうバッチリだよ。UFC PIのサポートは完璧だ。100パーセントの状態に戻るよう支えてくれた。だからこそ、今週に戦うことができるわけだし。どんなふうに戦えるのか、期待でいっぱいだ」

──昨年8月にベルトを失ってから、グラップリングの試合に定期的に出場していますね。

「MMAを始めた当初はグラップリングのトーナメントにも出ていた。あの頃の楽しさが蘇ってくるんだよ。MMAとは違うスポーツで、違う方法論が存在している。それにグラップリングでも自分の成長を確かめることができるし、実戦だからチャレンジしがいがある。もちろん、今はファイマネーも入って来る。痛みもないのに(笑)。オクタゴンで試合がない時は、楽しみながらグラップリングの試合に出ているよ」

──MMAファイターとの試合も少なくないですが、グラップリングの試合に出ることはMMAファイターとしての成長につながるのでしょうか。

「そうだと言いたいね。BJJでは効果的でも、パンチのあるMMAではできない動きは当然ある。同時にBJJの要素があるグラップリングだから、MMAに通じるピンチからの脱出方法なんかもある。そんな動きがあることを認識できるようにもなるし、MMAなんだから柔術やグラップリングの動きでも効果的であるなら取り入れるべきで。そのためにはグラップリングの試合に出ることは、MMAでの成長にも通じているはずだ」

──7月のKarate Combatのジェイジェイ・ウィルソンとの試合は、そういうリラックスしたなかで延長のポイント戦でテイクダウンでリードを許しながら、最後の数秒でバックマウントを奪って逆転勝ち。真剣勝負でしか味わえないであろう醍醐味が感じられたグラップリング戦でした。

「本戦ドローで、延長のポイント制マッチになった。しかもポイントをリードされていたけど、最後の最後にスイッチからパスガード、そしてマウントで逆転できた」

──MMAであればハーフガードでステイしていたかもしれないですが、パスからサイドでなく直接マウントという動きでした。

「あのパスはMMAでも使える、凄く良いパスだった。レスリングのプレッシャーがあるから、パスも可能になる。結果、柔術がMMAに使える。それに足関節に関しても、仕掛ける方でなくて防ぐという意味では、自分の動きにも満足できた。相手がどのようなポジションを取っているのか。そこを見極めて、トップの自分が如何にプレッシャーをかけるか。この感覚を身に着けることにも役立つよ」

──MMAで50/50で膠着することはないかと思いますが、そこから外掛けにジェイジェイはスイッチし、さらにヒザ十字のエントリー。アルジョはコレを完全に防ぎました。

「色々なエントリーがあり、そのなかで足を抜く。そしてガードを越していく。そういう感覚を掴めることは、絶対的にMMAに生きてくるだろう」

──何より三角絞めの仕掛けの早さは、驚かされました。

「ハハハハ。俺も入ったと思ったよ。でも、ジェイジェイは見事にエスケープしたね。実はMMAでも2度、三角絞めは仕掛けたことがあるんだ。ヘナン・ベラォン戦で仕掛けて失敗。コディ・ステーマン戦ではトライアングルから、リバース・ボウロックを狙ったんだけど、頭を抜かれた」

──アルジョのグラップリングへの造詣の深さが、本当に分かります。そういえば平良達郎選手がアレックス・ペレスからオタツロックで負傷TKO勝ちをした時も、すぐさま反応していましたね。

「あの組み方で、ヒザを壊すぐらいプレッシャーをかける仕掛けを見たことが無かった。腕をとって体を捻り、思い切りヒザに体重を掛けてグラウンドに持ち込み、壊した。これまで自分が使っていたヘンゾ・グレイシーのような仕掛けとは違っていた。あれだけ上半身を固めていると、そりゃあヒザは壊れるよ」

──それだけの見識があれば、自らのレパートリーに加えているのではないでしょうか。

「可能ならね。だからトライしてみる価値はある。足をクロスさせて、腕を取って体を捻る。その機会が訪れたら、やってみようかと思う」

──そんななか対戦相手のエフロエフの印象を教えてください。

「タフだよ。まだ無敗で素晴らしいレスラーだ。打撃もしっかりしている。スタミナも十分にあるしね。俺としてはグラップリングの部分で、彼がどれだけ力があるのか試合中に理解する必要がある。そのためにもスマート、そしてスピーディーに戦わないといけない。そしてレンジと距離をコントロールできれば、勝てるはずだ」

──エフロエフがUFCで挙げた8勝は全て判定勝ちです。その辺りが攻略することの難しさに繋がっているかと思うのですが。

「そうだね。フィニッシュがないけど、その分しっかりと勝利を重ねている。勝ち方を知っているし、そこから外れることがない。まぁ、俺との勝負はできるならエキサイティングなモノにしたいね。いつものように仕掛けを多くて、普段通り動き続けてペースを崩したい。

ああいう相手だからこそ、ファンにサブミッションで勝つ試合を見せたいと思っている」

──ぜひとも3度目の正直で三角絞めを。

「良いねぇ。でも凄く体が柔軟だから、難しいだろう。極めるならチョーク、ギロチン、アナコンダ、ダース、ニンジャだな」

──押忍。楽しみにしています。では、最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「俺はミヅキ・イノウエ、ナオキ・イノウエ、ウルカ・ササキと練習をしてきた。そしてウルカのコーナーに就くために日本に行ったこともある。最高だった。土曜日の夜には、カイ・アサクラが日本人で初めてUFCチャンピオンになるかもしれない。皆、凄くエキサイトしているだろう。この週末、日本人UFCチャンピオンが誕生し、皆が盛り上がることを願っているよ。ダイジョーブ!!」

■視聴方法(予定)
12月8日(日・日本時間)
午後8時00分~UFC FIGHT PASS
午前12時~PPV
午後7時 30分~U-NEXT


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MMA o RIZIN Road to UFC UFC YouTube その他 アレックス・ペレス アンソニー・スミス クレイ・グイダ ジョシュア・ヴァン タティアナ・スアレス タリソン・テイシェイラ チェイス・フーパー ドミニク・レイエス ニック・ディアス ブランドン・モレノ マックス・グリフィン マネル・ケイプ モフサル・エフロエフ ランディ・ブラウン 中村倫也 佐々木憂流迦 堀口恭司 平良達郎 朝倉海 木下憂朔 風間敏臣 魅津希 鶴屋怜

UFC 310:朝倉海 アルティメットメディアデー Presented by U-NEXT

概要欄
UFC® 310:ムハマッド vs. ラフモノフ
日本時間:2024年12月8日(日)
会場:T-Mobileアリーナ(アメリカ・ネバダ州ラスベガス)
配信:U-NEXT / UFC Fight Pass

世界最高峰の総合格闘技(MMA)団体であるUFC®(Ultimate Fighting Championship)が日本時間12月8日(日)に開催を予定しているUFC® 310のセミメインイベントにて、UFCフライ級王者アレシャンドレ・パントージャが、UFCデビューを飾る朝倉海を相手に3度目の防衛戦に挑みます。

2023年7月に開催したUFC 290で、当時のUFCフライ級王者ブランドン・モレノを下してUFCフライ級王座を獲得したアレシャンドレ・パントージャ(28勝5敗、ブラジル/アハイアウ・ド・カボ)は、以降の1年間でブランドン・ロイバルとスティーブ・エルセグを退けて王座防衛に成功しました。パントージャはサブミッションで10勝、ノックアウトで8勝、第1ラウンドフィニッシュ10回を記録しており、モレノ(3戦)、アレックス・ペレス、マネル・ケイプ、佐々木憂流迦、カイ・カラ・フランスら強豪に勝利しています。

UFCデビュー戦がタイトルマッチという歴史的な一戦に挑む朝倉海(あさくら・かい、21勝4敗、愛知県)は、現在、日本で最も有名なMMAアスリートであり、10年以上のMMA経験を持つ実績あるノックアウトアーティストと称されています。朝倉のベーススタイルは打撃とグラップリングを包括する日本の空手、禅道会。UFC参戦までに2連勝を収めており、日本のRIZIN FFでは過去12試合中9試合でメインイベントまたはセミメインイベントを務めています。最近では2023年12月にフアン・アーチュレッタを破ってRIZIN FFバンタム級王座を獲得した経歴を誇ります。また、これまでに朝倉はマネル・ケイプ、堀口恭司、佐々木憂流迦らを下してきました。

朝倉の参戦により、UFCロースターに名を連ねる日本人選手はフライ級ランキング5位の平良達郎、女子ストロー級の魅津希、ウェルター級の木下憂朔、ROAD TO UFCシーズン1バンタム級ファイナリストの中村倫也と風間敏臣、ROAD TO UFCシーズン2フライ級優勝者である鶴屋怜の7名となります。

対戦カード一覧(予定)
【メインイベント】
ウェルター級タイトルマッチ
ベラル・ムハメド vs. シャフカト・ラフモノフ

【セミメインイベント】
フライ級タイトルマッチ
アレシャンドレ・パントージャ vs. 朝倉海

【その他カード:順不同】
ヘビー級:シリル・ガーン vs. アレクサンドル・ボルコフ
ウェルター級:ビセンテ・ルーケ vs. ニック・ディアス
フェザー級:モフサル・エフロエフ vs. アルジャメイン・スターリング
ウェルター級:ランディ・ブラウン vs. ブライアン・バトル
ヘビー級:タリソン・テイシェイラ vs. ルーカス・ブジェスキー
女子ストロー級:タティアナ・スアレス vs. ビルナ・ジャンジロバ
フライ級:コーディ・ダーデン vs. ジョシュア・ヴァン
ライト級:クレイ・グイダ vs. チェイス・フーパー
ウェルター級:マイケル・キエーザ vs. マックス・グリフィン
ライトヘビー級:アンソニー・スミス vs. ドミニク・レイエス

※対戦カードおよび試合順、試合数は事前の予告なしに変更となる場合がございます。

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JAM MMA o UFC   アマンダ・ヌネス アーノルド・アレン カルヴィン・ケイター ソルト マイラ・ブエノ・シウバ モフサル・エフロエフ ラケル・ペニントン

10.5『UFC 307』でラケル・ペニントン vs. ジュリアナ・ペーニャの女子バンタム級タイトルマッチ/モフサル・エフロエフ vs. アルジャメイン・スターリング



 10月5日にユタ州ソルトレイクシティのデルタ・センターで開催される『UFC 307』でラケル・ペニントン vs. ジュリアナ・ペーニャの女子バンタム級タイトルマッチが行われることをSportsnetのアーロン・ブロンズテーター記者が確認したとのこと。

 ペニントンは1月の『UFC 297: Strickland vs. du Plessis』で行われた女子バンタム級王座決定戦でマイラ・ブエノ・シウバに判定勝ちし新チャンピオンになって以来の試合で6連勝中。今回が初防衛戦。

 ペーニャは2022年7月の『UFC 277: Pena vs. Nunes 2』でアマンダ・ヌネスに判定負けし王座陥落して以来2年3ヶ月ぶりの試合。現在UFC女子バンタム級ランキング1位。


 同じく『UFC 307』でモフサル・エフロエフ vs. アルジャメイン・スターリングのフェザー級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。

 エフロエフは1月の『UFC 297: Strickland vs. du Plessis』でアーノルド・アレンに判定勝ちして以来の試合でプロデビュー以来18連勝中(UFC8連勝中)。現在UFCフェザー級ランキング5位。

 スターリングは4月の『UFC 300: Pereira vs. Hill』でカルヴィン・ケイターに判定勝ちして以来の試合。現在UFCフェザー級ランキング8位。続きを読む・・・
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45 AB F1 MMA o UFC UFC Fight Night   アーノルド・アレン ギガ・チカゼ モフサル・エフロエフ

7.27『UFC 304』でアーノルド・アレンとギガ・チカゼが対戦/『UFC 304』のメインカードが出揃う

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 UFCが7月27日にイングランド・マンチェスターのコープ・ライブで開催する『UFC 304』でアーノルド・アレン vs. ギガ・チカゼのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 アレンは1月の『UFC 297: Strickland vs. du Plessis』でモフサル・エフロエフに判定負けして以来の試合で2連敗中。現在UFCフェザー級ランキング6位。

 チカゼは8月の『UFC Fight Night 225: Holloway vs. The Korean Zombie』でアレックス・カセレスに判定勝ちして以来の試合。現在UFCフェザー級ランキング9位。


 『UFC 304: Edwards vs Muhammad 2』のメインカードが5試合が発表されています。続きを読む・・・
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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC297 アーノルド・アレン ブログ モフサル・エフロエフ

【UFC297】判定勝利だからこそ分かる圧倒的な強さ。エフロエフがアレン撃破でMMA戦績18戦18勝に。

<フェザー級/5分3R>
モフサル・エフロエフ(ロシア)
Def.3-0:29-28,29-28,29-28
アーノルド・アレン(英国)

サウスポーに構えるアレン。エフロエフは右の前蹴り・ミドルを蹴る。アレンは左ストレートを伸ばし、ジャブ・右フックでエフロエフに距離を詰めさせない。エフロエフは右ボディストレートからシングルレッグに入り、そのままアレンをケージに押し込む。ここはアレンが離れた。

エフロエフは右ストレートを細かく当てて、右フックを強振。アレンも右ジャブ・左ストレートを当てて譲らない。エフロエフが右ストレートからシングルレッグへ。アレンの脇をくぐるようにバックにつく。アレンは何度も前転して逃げようとするが、エフエロエフはしつこくバックコントロール。アレンを前方に崩してグラウンドに持ち込もうとするが、ここはアレンも必死に立ち上がる。

2R、エフロエフはジャブと右ミドル。アレンもジャブと左ボディストレートを返し、エフロエフの右ハイキックをブロックして、すぐに左ハイキックを蹴り返す。エフロエフは右ストレートからシングルレッグに入ってテイクダウンし、ハーフガードで上になる。アレンは背中を見せて立ち上がり、後方のエフロエフにヒジを入れる。

ケージを背にして正対するアレン。エフロエフはアレンをケージに押し込んだままパンチを入れる。アレンはニンジャチョークを狙いつつ離れる。エフロエフは右ミドル、右の飛びヒザ蹴り。アレンは左ストレートをボディと顔面を打ち分ける。エフロエフも右ストレートを返し、左ジャブをカウンターで突き刺すとアレンが腰から崩れる。さらにエフロエフは右フックで追撃し、アレンを攻め込んだ。

3R、アレンは左フック・左ストレートでプレッシャーをかける。エフロエフは右の前蹴りとインロー。アレンは左ストレートから前に出て返しの右フックを当てる。エフロエフはバックステップで距離を取り、右ストレートからシングルレッグに入る。

これを切ったアレンだが、エフロエフが手をついた状態で顔面へのヒザ蹴りを放ってしまい、試合が一時中断となる。このヒザ蹴りでエフロエフは頭部をカットするが試合は再開される。

エフロエフは右ハイ・右ミドル、右スレートからシングルレッグで立て続けに組むが、アレンもテイクダウンを許さない。スタンドではエフロエフが右ミドル、アレンは左ボディストレート。エフロエフがシングルレッグに入ると、アレンが再びニンジャチョークへ。

エフロエフは自ら下になるように回転して脱出し、スクランブルになってもアレンを逃がさずスタンドでバックにつく。アレンが正対すると、エフロエフはケージに押し込む。最後はアレンが離れて打撃を見せるが、エフロエフは落ち着いて距離をとった。判定は3-0(29-28×3)でエフロエフが勝利。これでMMA戦績を18戦18勝とした。


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【UFC】速報中!UFC 297: Strickland vs. Du Plessis

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さてさて今日は堀口恭司プロデュースの格闘技イベント

【フェザー級】
×アーノルド・アレン
(判定0-3)
○モフサル・エフロエフ
1R、ジャブとボディを小まめに出して手数を稼ぐアレン。対するエフロエフは素早いタックルを仕掛けると2度目のトライでバックに周る。アレンは何度もローリングして脱出を図るが、エフロエフはその全てに対応してバックをキープ。圧倒的なレスリング力を見せてラウンドを終えた。
2R、タックル対策で腕を下げるアレン。警戒し過ぎてなかなか手数が出ない。逆にエフロエフはタックルで組み付きつつ、スタンドでもパンチを当てて飛び膝を見せる。さらに終了間際にはカウンターのパンチをヒットしてアレンをグラつかせたところでラウンド終了。
3R、後がないアレンは果敢にパンチを出していく。ボディを的確にヒットさせローも交えたコンビネーションでコンパクトにヒット。エフロエフがタックル。アレンはガブると中腰のエフロエフに対して膝蹴りを連打。しかしエフロエフの手がマットについているため反則となり試合は中断。エフロエフは頭部から出血。再開するとエフロエフはしつこくタックル。だがアレンは全て切ってスタンドの展開。打撃を当てつつエフロエフがタックルに来ると起死回生のニンジャチョーク!決まったかに見えたがエフロエフは回転して脱出し試合終了。判定はエフロエフだがアレンも見せ場を作った。すごく面白い試合!


【ミドル級】
○クリス・カーティス
(判定2-1)
×マルク・アンドレ・バリオー
1R、スタンドでの長いお見合いが続く立ち上がり。お互いに警戒して手数が出ない。中盤に入ってプレッシャーを掛けるのはカーティス。バリオーにケージを背負わせて細かいパンチを出していく。逆にバリオーは手数が少ない。会場からはブーイングが出始めてラウンドを終えた。
2R、バリオーが前に出て手数を出し始める。カーティスもカウンターで打ち返す。しかし積極性と手数ではバリオーが上手。お互いに決定的な場面がないままラウンド終了。
3R、オクタゴンの中央で至近距離打ち合う両者。互いにビッグヒットはないが至近距離でのフック、アッパー、肘などそれぞれ打ち合う。この展開になるとバリオーが上手か。泥臭く手数を稼ぐ。終盤にはカーティスがカウンターのアッパーでバリオーをグラつかせるが打たれ強い。最後は至近距離でお互いにパンチを打ち込んで試合終了。微妙な判定はスプリットでカーティスに軍配。


【ウェルター級】
○ニール・マグニー
(3R TKO)
×マイク・マロット
1R、終始スタンドの展開。左足を前に出すマグニーに対してマロットは的確にカーフキックを蓄積。何発も鋭角にヒットすると終盤には嫌がったマグニーが構えをスイッチする。マグニーはマロットの蹴りに合わせて組み付く場面はあったがマロットは冷静に脱出して大きな見せ場がないままラウンド終了。
2R、マロットはカーフキックではなくインローを蓄積。さらに前に出てきたマグニーをテイクダウン。ここは深追いせっずにスタンドも戻るとさらに外掛けから再びテイクダウン。すると肩固めを狙いつつマウントを奪取。パウンドを当てていくがマグニーは終了のブザーに救われた。
3R、開始直後に組み付いたマロットが簡単にテイクダウン。マウントからギロチンを狙うがマグニーは脱出してスタンドへ。しかし再び組み付いたマロットがまたしてもテイクダウン。しばらく膠着したが残り2分を切ってマグニーが立ち上がる。マロットがそれに合わせてギロチンを狙うがマグニーは気にせずテイクダウン。そのままマウントを取るとパウンドを乱射。嫌がるマロットのバックに周ると完全に身体を伸ばしてパウンド!残り10秒が迫ったところでレフェリーが試合を止めた!ベテランマグニーが大逆転勝ち!鳥肌立った!


【女子バンタム級王者決定戦】
○ラケル・ペニントン
(判定3-0)
×マイラ・ブエノ・シウバ
1R、シウバがカーフキックでリズムを作る。逆に組んでくるペニントンに対してニンジャチョークで切り返したり、首相撲からの膝蹴りで対抗。さらに逆にテイクダウンするとスルスルとバックに周ってチョークを狙う。立ち上がるペニントンの背中に張り付いてグラウンドに引きずり込むとバックをキープしてラウンドを終えた。
2R、序盤から組み付いてケージに押し込むのシウバ。テイクダウンを狙うがペニントンも堪えて差し合いが続く。一度は身体が離れるがシウバはしつこく組み付く。なんとか離れたペニントンはパンチの連打で前進。明らかにシウバは嫌がって後退。それでも組み付くと、またもスタンドでバックに周ってチョークを仕掛ける。あわやの場面だったがペニントンは耐え切ってラウンド終了。
3R、距離を詰めて組み付くのはペニントン。ケージ際で長い差し合いが続く。シウバは強引にニンジャチョークを狙うが不発。またしても長い差し合い。タックルでテイクダウンに来たシウバを潰したペニントンが上を取ってパウンド。だがシウバも下から腕十字を狙う動きを見せたところでラウンドを終えた。
4R、開始直後にパンチを当てたペニントン。しかし距離を詰めるシウバに捕まって差し合い。シウバはバックに周るとそのままグラウンドに引きずり込む。チョークを仕掛けるがペニントンは腕を外してスイープに成功。上をキープするがシウバは下から十字を狙う素振りを見せる。しかしペニントンは冷静に対処してパウンドを落としてラウンドを終えた。
5R、打撃の交差から組み付いたのはペニントン。ケージに押し込んで差し合い。上になったのはペニントン。肩固めを狙いつつマウントを奪取。肩固めは続けて絞め上げる。これは外れるが上からパウンドで削り続けて試合終了。このラウンドはペニントンが取ったか。微妙な判定はペニントンに軍配!新王者誕生です。


【ミドル級タイトルマッチ】
×ショーン・ストリックランド
(判定1-2)
○ドリカス・デュ・プレシ
1R、序盤は静かなスタンドの展開。ストリックランドはジャブを中心に手数を稼ぐ。中盤に入るとデュ・プレシがタックルでテイクダウン。しかしストリックラウンドもすぐに立ち上がってスタンドに戻る。終了間際にストリックランドがパンチをヒットさせてラウンドを終えた。
2R、やはりスタンドで手数を稼ぐのはストリックランド。長いリーチから左のジャブを着実にヒットさせる。デュ・プレシはプレスを掛けるがいなされる印象。しかし中盤に入るとデュ・プレシのパンチが伸び始める。さらに胴タックルでテイクダウン。だがストリックランドはすぐに立ち上がってスタンドの展開のままラウンド終了。
3R、パンチを振るって前進するとデュ・プレシだがストリックランドは素早く反応してかわず。デュ・プレシは手数を出すもののほとんど当たらない。逆にストリックランドは全く手数を出さない。様子を見ているのか。大きな展開がないままラウンドを終えた。
4R、やはりパンチを振るって前進するデュ・プレシ。当たっていないように見えているが、ストリックランドは目の周りと頭部から出血。さらにデュ・プレシは前進するとタックルでテイクダウン。しかしストリックランドはすぐに立ち上がる。スタンドに戻ると打撃の交差から再びデュ・プレシがタックルでテイクダウン。立ち上がるストリックランドの背中に張り付いてコントロール。残り1分で自ら離れてスタンドに戻りラウンドを終えた。
5R、ストリックランドは左のジャブを多用して手数を稼ぐ。パンチの交差から右フックも交えるがクリーンヒットしない。逆にデュ・プレシはパンチを振るいながら中盤に入って胴タックル。しかしストリックランドはこれを切ってスタンドの状態が続く。残り1分で激しい打ち合い。ストリックランドが左右のフックを振り回すがクリーンヒットなく試合終了。これまた微妙な判定はスプリットでデュ・プレシに軍配!新王者誕生!!
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『UFC 297: Strickland vs. du Plessis』前日計量動画/2選手が計量ミス

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MAIN CARD (Pay-per-view, 10 p.m. ET)

・Champ Sean Strickland (184.75) vs. Dricus Du Plessis (184) – for middleweight title
・Raquel Pennington (134.8) vs. Mayra Bueno Silva (135) – for vacant women’s bantamweight title
・Neil Magny (170.75) vs. Mike Malott (170.5)
・Marc-Andre Barriault (184.5) vs. Chris Curtis (185.25)
・Arnold Allen (145.5) vs. Movsar Evloev (145.75)

PRELIMINARY CARD (ESPN, 8 p.m. ET)

・Garrett Armfield (135.25) vs. Brad Katona (136)
・Charles Jourdain (145.5) vs. Sean Woodson (145.5)
・Serhiy Sidey (135) vs. Ramon Taveras (139.75)*
・Gillian Robertson (115.75) vs. Polyana Viana (115.75)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 6:30 p.m. ET)

・Yohan Lainesse (170.75) vs. Sam Patterson (169.5)
・Priscila Cachoeira (133.5) vs. Jasmine Jasudavicius (133) – moved to bantamweight after initial flyweight contract weight
・Jimmy Flick (126) vs. Malcolm Gordon (127.5)**

 『UFC 297: Strickland vs. du Plessis』前日計量結果。メインカードは全員パス。前座ではセルヒー・シディと対戦するラモン・タヴェラスが139.75ポンドと3.75ポンドオーバー、ジミー・フリックと対戦するマルコム・ゴードンが127.5ポンドと1.5ポンドオーバー。タヴェラスは出場給の30%、ゴードンは20%を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ショーン・ストリックランド vs. ドリカス・デュ・プレシはストリックランド支持3人、デュ・プレシ支持8人。

・ラケル・ペニントン vs. マイラ・ブエノ・シウバはペニントン支持1人、シウバ支持10人。

・ニール・マグニー vs. マイク・マロットはマグニー支持1人、マロット支持10人。

・クリス・カーティス vs. マーク・アンドレ・バリオーはカーティス支持9人、バリオー支持2人。

・アーノルド・アレン vs. モフサル・エフロエフはアレン支持5人、エフロエフ支持6人。続きを読む・・・
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UFC on ESPN+86:セミファイナル・ブライス・ミッチェル vs. ダン・イゲ

フェザー級。ミッチェル10位、イゲ12位。

グラップラー兼ラッパーのミッチェル。キャリア15勝で一本勝ちが9回ある一方、一度もKO勝ちがない。グラウンドで常に動き続けて攻め続けるスタイルで、UFCでは6勝のうち5勝が判定勝ちだが、グラウンドで常に攻め続けた上での判定で、唯一一本勝ちした試合はUFC2度目のツイスターによるタップアウト勝利。打撃は以前はウィークポイントだったが、徐々に向上しており、エジソン・バルボーザからはダウンも奪っている。前戦は昨年12月、イリア・トプリアとの無敗対決で、タックルを切られ打撃で打ち負けるという全局面で劣勢な展開となり、最後は肩固めでタップアウト負け。公式戦初黒星を喫した。5月にモフサル・エフロエフ戦が組まれていたが負傷欠場し、10ヶ月ぶりの復帰戦となる。28歳。

イゲもミッチェルと同様にレスリング・柔術のバックグラウンドがあるが、UFCでは打撃で勝負することも多いトータルファイター。UFC9勝5敗。ランキング下位だが、ここまでランカーとの対戦で勝利したことがない。一時3連敗していたが、ノーランカーのデイモン・ジャクソンに秒殺KO勝ち。前戦はこれもノーランカーのネイト・ランドワーにタックルを切ってパンチを入れてダウンを奪い判定勝ち。32歳。

ミッチェルの左ミドルにイゲの右ストレートが交錯。左フックからシングルレッグに入ったミッチェル。尻もちまでついたイゲだが、引き剥がしてパンチを打ち込んで立ち上がった。スタンドに戻るがミッチェルが再びシングルレッグへ。ケージまで押し込むとダブルレッグに切り替えてテイクダウン。しかしイゲは押さえ込まれる前に立ち上がると引きはがす。イゲの左フックをかいくぐってタックルに入ったミッチェルは脇をくぐりスタンドバックを取る。そのまま足を絡めてテイクダウンするとマウントに。残り40秒。残り20秒で体を起こしてパウンドを入れるミッチェル。ホーン。

1Rミッチェル。

2R。イゲが飛び込むと左右のパンチをヒットさせるが、打ち終わりにミッチェルがタックルへ。ダブルレッグでテイクダウンを狙うが、イゲはケージでこらえる。離れると距離を詰めてくるイゲにミドルを入れたミッチェル。直前のイゲのパンチで右目が腫れて塞がっているミッチェルにドクターチェックが入るが、すぐに再開。タックルに入ったミッチェルだが、イゲが受け止めて四つから投げ上を取る。ミッチェルが下からラバーガードを仕掛けるとイゲは離れて立ち上がりスタンドへ。距離を詰めたイゲの左フックがヒットするが、被弾しながら胴タックルに入ったミッチェルがテイクダウン成功。背中を向けたイゲからハーフバックを取りチョークを狙っていく。残り45秒でバックマウントに切り替える。反転して正対したイゲにマウントから肩固めに捕らえた。入っておらず解除したミッチェルがパンチを入れたところでホーン。

2Rもミッチェル。しかし右目が塞がってしまっている。

3R。ミドルからタックルに入ったミッチェル。テイクダウンするとすぐに立ち上がったイゲに、スタンディングのハーフバックからグラウンドに引き込もうとする。イゲが反転しかけたが、足を四の字に組んでしっかりとバックをキープするミッチェル。バックマウントからマウントに移行。再び背中を向けたイゲが立ち上がることに成功するが、クラッチを放さずスタンドバックを奪ったミッチェルがリフトしてテイクダウン。イゲがシングルレッグで上を狙うとミッチェルはキムラを狙っていく。キムラが外れ残り10秒で両足をまたいでマウントの体勢になったイゲ。しかしそこから攻撃をする時間がなくタイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でミッチェル勝利。

ミッチェルがテイクダウンからグラウンドでもポジションを許さずに勝利。