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F1 MMA o ONE UFC   アレックス・ヴォルカノフスキー イクラム・アリスケロフ イスラム・マカチェフ カムザット・チマエフ クリス・カーティス ケビン・ホランド ティム・エリオット パウロ・コスタ フィル・ホーズ ムハマド・モカエフ

10.21『UFC 294』でイスラム・マカチェフ vs. チャールズ・オリヴェイラ2、パウロ・コスタ vs. カムザット・チマエフ、ナッソーディン・イマヴォフ vs. イクラム・アリスケロフ

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 UFCが10月21日にアラブ首長国連邦アブダビのエティハド・アリーナで開催する『UFC 294』でイスラム・マカチェフ vs. チャールズ・オリヴェイラのライト級タイトルマッチ、パウロ・コスタ vs. カムザット・チマエフのミドル級マッチ、ナッソーディン・イマヴォフ vs. イクラム・アリスケロフのミドル級マッチを行うことを発表。

 マカチェフは2月の『UFC 284: Makhachev vs. Volkanovski』でアレックス・ヴォルカノフスキーに判定勝ちして以来の試合で今回が2度目の防衛戦。オリヴェイラは6月の『UFC 289: Nunes vs. Aldana』でベニール・ダリウシュに1R TKO勝ちして以来の試合。現在UFCライト級ランキング1位。両者は昨年10月の『UFC 280: Oliveira vs. Makhachev』で行われたライト級王座決定戦で対戦しており、この時はマカチェフが2R肩固めで勝利しています。

 コスタは昨年8月の『UFC 278: Usman vs. Edwards 2』でルーク・ロックホールドに判定勝ちして以来1年2ヶ月ぶりの試合。現在UFCミドル級ランキング7位。チマエフは昨年9月の『UFC 279: Diaz vs. Ferguson』でケビン・ホランドに1Rダースチョークで勝利して以来の試合でMMAデビュー以来12連勝中。現在UFCウェルター級ランキング4位。

 イマヴォフは6月の『UFC 289: Nunes vs. Aldana』で行われたクリス・カーティス戦が2R偶発的なバッティングでノーコンテストになって以来の試合。現在UFCミドル級ランキング13位。アリスケロフは5月の『UFC 288: Sterling vs. Cejudo』で行われたUFCデビュー戦でフィル・ホーズに1R KO勝ちして以来の試合で6連勝中。


 また、同大会ではティム・エリオット vs. ムハマド・モカエフのフライ級マッチも確認されています。

 エリオットは6月の『UFC on ESPN 46: Kara-France vs. Albazi』でビクター・アルタミラノに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。現在UFCフライ級ランキング10位。モカエフは3月の『UFC 286: Edwards vs. Usman 3』でジャフェル・フィリョに3Rネッククランクで勝利して以来の試合でMMAデビュー以来1つの無効試合を挟んで10連勝中(UFC戦績4勝0敗)。現在UFCフライ級ランキング11位。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC286 ムハマド・モカエフ

【UFC286】ヒザ十字で完全に左足が反ったモカエフ。クロスフェイスでフィリョから一本勝ちも──代償は

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ(英国)
Def.3R4分32秒by RNC
ジェフェウ・フィリョ(ブラジル)

試合開始直前にライトが落ちるアクシデントに見舞われた一戦。約40秒後にライトが再点灯され、試合が始まる。ワンツーで前に出るモカエフが左ローを蹴る。フィリョはスイッチし右ハイをガードし、オーソに戻して右ローを空振りする。続くローの蹴り合いから、スイッチしたフィリョが左ハイを空振りして尻もちをつく。すぐに立ち上がったフィリョは左ミドルを蹴られ、続くテイクダウン狙いにギロチンを仕掛ける。

左に回り、ギロチンを無効化させたモカエフが殴ってバックに回る。ワンフックで殴り、引き込んだフィリョにパウンドを落としたモカエフが、再度バックを取る。モカエフは四の字フックで捕らえ、後方から殴りつつトップを選択する。フィリョはバタフライガードを取り、クローズドに戻した。抱えられた頭を抜き、強烈な左のパウンドを連打したモカエフは、腰をコントロールして起き上ると足を捌いてローを蹴る。残り20秒、鉄槌で飛び込んだモカエフをフィリョがガードの中に入れて初回が終わった。

2R、左ミドルを決めたモカエフが間合いを取り、フィリョが右カーフを蹴る。互いにやや遠目の距離でフィリョは蹴り、モカエフはステップインという流れで無接触の時間が続き、フィリョが左を届かせる。モカエフのオーバーハンドは遠く、フィリョが左フックから右カーフを蹴っていく。ローにワンツーを合わせようとしたモカエフは、スピニングバックフィストを空振りする。スイッチしたモカエフは、すぐにオーソに戻るが手は出さない。フィリョもカーフを空振りし、左ミドルを狙う。

左フックにダブルレッグのモカエフが、ケージにフィリョを押し込む。ウィザーから押し返して離れたフィリョは続くハイクロッチでバックを許しそうになり、頭を抱えて背中をマットにつかされる。ガードのなかでワキ腹を殴るモカエフは足を抜き切れず時間を迎え、フィリョが両手を挙げて観客を煽るが、ファンは無反応だった。

最終回、ハグをした両者。モカエフが早々にシングルレッグからバックに回る。自ら背中をつけてボディトライアングルに捕えたモカエフがRNCを狙うが、強引すぎて防いだフィリョが胸を合わせる。ここでパウンドを空振りという痛恨のミスを犯したフィリョは、スタンドに戻った直後にテイクダウンからバックを許す。スクランブルでも背中を制されたフィリョがヒザ十字へ。左足が伸びたモカエフが腕を掴んで防ごうとするが、完全に左足は逆側を向いている。

それでも足を抜き、バックを取ったモカエフだがヒザは大丈夫か。ともかくバックコントロールのモカエフが後方から殴り、スタンドに戻ったフィリョに足をフックしつつRNCへ。ここも前回の仕掛けと同様に背中を取り切っておらず、フィリョが体を捻ってエスケープ。それでも腰をコントロールしたモカエフが、背中をつかせるとスクランブルで真後ろ取る。両足をフックしアゴの上からフェースロックでタップを奪ったモカエフは、左足を引きずりながらケージによじ登った。

「ヒザ十字の仕掛けで、彼はガスアウトした。肩のケガをしていたけど、英国、世界のファンの前で戦いたかった。フィニッシュが必要だった。これが12試合目……12カ月で4試合、オクタゴンで戦った」と話したモカエフだが、ヒザの負傷は心配だ。この一本勝ちの代償をどれだけ支払わないといけなくなるのか。


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BELLATOR Brave CF Cage Warriors IMMAF MMA MMAPLANET o UFC UFC286   オマル・モラレス カマル・ウスマン クリス・ダンカン グンナー・ネルソン ケイシー・オニール サム・パターソン ジェイク・ハードリー ジェイ・ハーバート ジェニファー・マイア ジャスティン・ゲイジー ジャック・ショア ジュリアナ・ミラー ジョアン・ウッド ドゥスコ・トドロビッチ ブライアン・バルベレナ マクワン・アミルカーニ マルコム・ゴードン マーヴィン・ヴェットーリ ムハマド・モカエフ ヤナル・エシュモズ ラファエル・フィジエフ ルドヴィット・クライン レオン・エドワーズ レローン・マーフィー ロイベルテ・エチェベリア

【UFC286】計量終了 エドワーズがファンと共に「HSD」チャント。モカエフ&ハードリーも見逃せない

【写真】セレモニアル計量時にモカエフはフィリョよりもしっかりとリカバリーできているようだった(C)Zuffa/UFC

18日(土・現地時間)に英国ロンドンのO2アリーナで開催されるUFC 286「Edwards vs Usman」の計量が17日(金・同)に行われている。

メインは昨年8月と立場を変えたUFC世界ウェルター級選手権試合=王者レオン・エドワーズ✖カマル・ウスマン戦、コメインでライト級のジャスティン・ゲイジー✖ラファエル・フィジエフが組まれている。

全15試合のPPV大会で米国勢の出場は僅かに4選手、コメインとオープニングマッチのヴェロニカ・マセド✖ジュリアナ・ミラー以外は全て英国もしくは欧州勢が出場している。


フィニッシュしかないという状況で右を見せて反応させ、左ハイでKOというアップセットを起こしたエドワーズとの再戦に向け、ステージに登壇したウスマンは地鳴りのようなブーイングを受ける。

反対にこの日、一番のサポートを受けたエドワーズは、フェイスオフで興奮気味に言葉をウスマンとぶつけ合う。「今も話してきたけど、明日の夜オクタゴンで話そう」とウスマン。エドワーズは「ヘッドショット・デッド」と観客を煽り、「明日の夜には、またヘッドショットを決めて王座防衛できることにワクワクしている」とコメントした。

上記にあるように欧州勢が目立つイベントのなかで、11人に及ぶジョンブル魂(?)の持ち主たち。ここではフライ級の2選手に注目したい。オクタゴン3連勝、プロMMA戦績は8勝0敗──アマからの通算戦績は30連勝というモカエフは、IMMAFからBRAVE CFでプロデビューし、6戦目にUFCデビューを果たしたダゲスタンから移住ファイターだ。

対戦相手のジェフェフ・フィリョは昨年のコンテンダーシリーズでロイベルテ・エチェベリアと対戦し、左フックでダウンを奪いパウンドアウトしている。レスリング的というよりもMMAとしてテイクダウン&スクランブルを身につけ、KOパンチもあるフィリョを相手に、英国レスリング界で活躍しバーレーンのKHK MMAのエルダル・エルダノフにケージレスリングを学んだモカエフが、組み勝てるのか。

順調すぎるキャリアアップで、ピンチや土壇場での粘りに課題があるとモカエフは見られていたが、前回のマルコム・ゴードン戦で腕十字による逆転勝ちをし、勝負強さも見せている。とはいっても、このままトップ10&トップ5と進むには経験値を挙げる必要があると思われるモカエフだが、果たして──。

もう1人のフライ級英国ファイター=ジェイク・ハードリーは、モカエフに逆転負けを喫したゴードンとの対戦だ。EFC WorldwideとCage Warriorsでフライ級のベルトを巻いたハードリー、話題性ではモカエフに遅れをとるが、経験値の高さと実力的には上と見られていた。

ハードリー自身がモカエフと比較してくれるなという空気を醸し出していたが、UFCでは2戦目で敗北を喫し立場は逆転した。それでも──計算できる部分でモカエフより安定した力があるという見方は成り立つハードリーだけに、母国でのゴードン戦は逆転ではないフィニッシュ勝利が求められる。

またライト級ではクリス・ダンカンとサム・パターソンはという2人のコンテンダーシリーズ出身英国人選手がオクタゴン・デビューを飾る試合も注目したい。

ダンカンはBellator欧州大会で3連勝しながらオクタゴンを目指し、コンテンダーシリーズへ。2021年には敗北を喫したが、諦めずに昨年も参戦し契約を勝ち取っている。

一方のパターソンはBRAVE CFで6勝1敗のレコードを残し、タイトル戦線で浮上しながら、砂漠からコンテンダーシリーズというオアシスも求めた。

ダンカンは9勝1敗、パターソンは10勝1敗1分。それぞれがオマル・モラレス、そしてヤナル・エシュモズを相手に10勝目と11勝目を狙う試合は──英国の今&これからを知るうえで、フライ級の2試合とともに見逃せない。

■視聴方法(予定)
3月19日(日・日本時間)
午前2時~UFC FIGHT PASS
午前6時~PPV
午前6時~WOWOWライブ

■UFC286 計量結果

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]レオン・エドワーズ: 170ポンド(77.11キロ)
[挑戦者]カマル・ウスマン: 170ポンド(77.11キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ゲイジー: 156ポンド(70.76キロ)
ラファエル・フィジエフ: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
グンナー・ネルソン: 170ポンド(77.11キロ)
ブライアン・バルベレナ: 171ポンド(77.56キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
ケイシー・オニール(英国)

<ミドル級/5分3R>
マーヴィン・ヴェットーリ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ロマン・デリツ: 186ポンド(84.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジャック・ショアー: 146ポンド(66.22キロ)
マクワン・アミルカーニ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
クリス・ダンカン: 156ポンド(70.76キロ)
オマル・モラレス: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級/5分3R>
サム・パターソン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ヤナル・エシュモズ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ: 126ポンド(57.15キロ)
ジェフェウ・フィリョ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
レローン・マーフィー: 145.5ポンド(66.0キロ)
ガブリエル・サントス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ミドル級/5分3R>
クリスチャン・リロイ・ダンカン: 185.5ポンド(84.14キロ)
ドゥスコ・トドロビッチ: 186ポンド(84.37キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー: 126ポンド(57.15キロ)
マルコム・ゴードン: 129.5ポンド(58.74キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド: 126ポンド(57.15キロ)
ルアナ・カロリーナ: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイ・ハーバート: 156ポンド(70.76キロ)
ルドヴィット・クライン: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴェロニカ・マセド: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジュリアナ・ミラー: 125.5ポンド(56.92キロ)

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Brave CF BRAVE CF67 IMMAF MMA MMAPLANET o UFC エルダル・エルダロフ ジニス・マーヒャル ムハマド・モカエフ

【BRAE CF67】バーレーンMMA界の重鎮エルダロフが、2階級上のクラスでマーヒャルをヒザ十字葬

【写真】実戦時としてはオーバーウェイトは明らかなエルダノフだが、一瞬の隙を見逃さなかった(C)BRAVE CF

12日(月・現地時間)、世界的見てもMMAでは稀な月曜開催となったBRAVE CF67がバーレーンのマナーマ郊外ハリファ・スポーツシティ・アリーナで行われた。

メインではKHK及びIMMAFバーレーン代表のヘッドコーチを務め、IMMAFからBRAVE CFを経てUFCファイターとなったムハマド・モカエフのコーナーに就くBRAVE CFスーパーライト級王者エルダル・エルダロフが登場、何とスーパーウェルター級でベラルーシのジニス・マーヒャルと対戦した。

13勝1敗、キャリア唯一の敗北はカビブ・ヌルマゴメドフに喫したバーレーン在住のロシア人王者が、1年11カ月振りの実戦で2階級も重い階級で8勝0敗のマーヒャルを相手にどのような戦いを見せることができたのか。


<ウェルター級/5分3R>
エルダル・エルダロフ(バーレーン)
Def.1R4分53秒 by ヒザ十字
ジニス・マーヒャル(ベラルーシ)

左ジャブを伸ばして前に出るエルダロフに対し、ステップバックして距離をとるマーヒャルが右ローを蹴る。さらに左インローを蹴ったマーヒャルは、振りの大きなエルダロフのフックをかわしてカウンターを狙う。マーヒャルはジャブを伸ばし、ステップインに再び左から右を伸ばす。エルダロフは初動が大きく、マーヒャルはその打撃はしっかりと見えている。ミドルをかわして、右ローを蹴ったマーヒャルは構えを変えて左ボディショットから右ローと対角線コンビを見せる。

ローを2発蹴られたエルダロフは、3発目と4発目をカットし、右ミドルはブロックしていく。エルダロフは左フックを当てたが、続いてインローを蹴られる。ならばと左ミドルを決めたエルダロフは、組みの機会を伺っているか。と、マーヒャルが右ハイから前へ。エルダロフのギアが上がりワンツーからスリー&フォー、ローとコンビを繰り出す。左ローを効かせたエルダロフは、ここでシングルレッグへ。そのままケージ中央まで下がり、ダブルレッグにスイッチしてテイクダウンを決める。

ハーフで前腕パンチを入れるエルダロフは、エルボーからパンチ、抱えたマーヒャルの左足にヒザ十字へ。残り15秒での仕掛けにマーヒャルは反応できず、エルボーを太腿に入れた直後にタップした。

BRAVE CF、6年の歴史で初のヒザ十字の一本勝ちを決めたスーパーライト級王者は「素晴らしい気持ちだ。本当に多くの人がサポートしてくれて、自分の方にずっしりと責任を感じている。チーム、家族、シェイク・ハリドに感謝している。シェイクこそ自分の成功の全ての要因だ」と話した。

BRAVE CFにおいてスペシャル感のあるエルダロフは、スーパーライト級のベルトを防衛する気持ちはあるのか。あるいは、階級を上げて別のベルトを目指すのか。現役ファイターとしてコンディションは決して万全には見えないエルダロフだけに、現役生活にそれほどフォーカスしていないことも十分あり得る。それでも2023年はよりアクティブな姿を見てみたいが、果たして──。

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ABEMA DEEP DEEP111 MMA MMAPLANET o UFC UFC280   ムハマド・モカエフ 伊藤裕樹 宇田悠斗 安谷屋智弘 本田良介 村元友太郎 松場貴志

【DEEP111】 DEEP111 Gallery フライ級GP出場4選手の計量台の上とケージの中。もう一つの戦いの軌跡

【写真】左が計量。右がファイト時。約1日と5時間から6時間後だ。欧米系ファイター程リカバリーはないかと思われるが、福田を代表にほぼ共通して目の周囲やアゴのラインは大きな違いが確認できる(C)MMAPLANET

11日(日)、東京港区ニューピアホールで開催されたDEEP111。同大会の実施されたフライ級GP準々決勝に出場した8選手の前日計量とファイト当日の肉体のフォルムの見比べてみたい。

ビョン・ジェヨン、松場貴志は写真以上にリカバリーの多さが感じられたが──以前、UFC280 の本計量とセレモニアル計量時の比較と比べると、同じフライ級のムハマド・モカエフと比べると再増量の幅は小さいか。ドライアウト&大リカバリーを経て、それでも体の厚みが違い彼らが試合前にもう一つの戦いをクリアしていることは明らかだ。


安谷屋智弘

本田良介

松場貴志

宇田悠斗

村元友太郎

伊藤裕樹

ビョン・ジェウン

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MMA MMAPLANET o UFC UFC280 キック マルコム・ゴードン ムハマド・モカエフ

【UFC280】注目ルーキー、モカエフがゴードンに苦戦も試合終了間際に腕十字でフィニッシュ

【写真】高い人気を誇る22歳のフライ級ファイター、ムハマド。モカエフ(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ(ロシア)
Def.3R4分26秒 by 腕十字
マルコム・ゴードン(カナダ)

左ジャブを突いたゴードンに、左ミドルを叩きこんだモカエフ。ゴードンはテイクダウンを狙うも、これをスプロールしたモカエフがパンチと左ハイでゴードンを攻め立てる。モカエフの蹴り足を掴んだゴードンが相手をこかして組みついたが、すぐにモカエフが切り返し、ケージ際でテイクダウンを奪った。

ゴードンがスクランブルに持ち込むも、ケージを背にしながらガブったモカエフが、再びグラウンドに持ち込む。フルガードの態勢で頭をケージに押し付けられるゴードン。モカエフが腰を上げるとゴードンはハーフガードへ。さらにケージへ背中を着けて起き上がろうとするゴードンだったが、モカエフがすぐに背中を着かせる。

下から右腕でモカエフの首を抱えるゴードン。対するモカエフも右腕で相手の首を抱える状態に。これはモカエフが頭を抜き、そのままゴードンを抑え込み続ける。ゴードンのハーフガードからの潜りを潰したモカエフが、トップをキープしてラウンド終了のホーンを聞いた。

2R、共に左ハイからスタート。モカエフはサウスポーにスイッチし、ノーガードでサークリングしながら相手を挑発する。オーソドックスに戻したモカエフは、右のバックスピンキックを見せる。さらにサウスポーから右のサイドキック。ゴードンがパンチを繰り出しながらケージに追い詰めていくも、反対にモカエフがダブルレッグでテイクダウンを奪った。

ゴードンは背中を着いてフルガードで固める。トップからプレッシャーをかけてパスしたモカエフ、ゴードンは起き上がるもバックを奪われた。逃げる相手をボディロックで捉えたモカエフが、またもトップへ。ハーフガードで潜ってくるゴードンを、右オーバーフックで抑え込むモカエフ。ゴードンはスクランブルに持ち込もうと試みるも、モカエフがガブってダースチョークから再び抑え込んだ。

ここでゴードンがリバーサルに成功したが、モカエフが素早く下から三角絞めへ。体を押し付けて足のロックをほどくゴードン。相手の足を捌いてバックに回り、RNCで絞めあげたところで2Rが終了した。

最終回、開始早々ゴードンが前に出たが、モカエフがカウンターでテイクダウンに成功する。ボディロックからバックを狙いにいくも、なんとゴードンが逆にバックを奪い、そのまま投げてグラウンドへ。バックから足を一本絡めるゴードン。モカエフは回転してスクランブルに持ち込んだが、ゴードンが潰してトップに戻った。

再びスクランブルへ、モカエフはダブルレッグでゴードンをケージに押し込み、そのまま背中を着かせた。足を畳むモカエフ、上半身を起こすゴードン。しかしモカエフが背中を着き、フルガードで固める。モカエフの右手首を掴んだゴードンだが、展開を帰ることはできず。モカエフがバックに回り、ゴードンの右腕を取って腕十字でタップを奪った。


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MMA MMAPLANET o TJ・ディラショー UFC UFC280   アルジャメイン・ステーリング イスラム・マカチェフ シャーウス・オリヴェイラ ショーン・オマリー ショーン・ブレイディ ピョートル・ヤン マノン・フィオホ ムハマド・モカエフ

【UFC280】 Abu Dhabi Gallery 本計量とセレモニアル計量 変わる人、あまり変わらない人

【写真】左が本計量。右がセレモニアル計量時。イスラム・マカチェフは明らかに目の周囲が違っています(C)MMAPLANET

本日22日(土・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC 280「Oliveira vs Makhachev」のオフィシャル計量とセレモニアル計量が21日(金・同)に行われた。

ここでは数名のファイターをピックアップしたリカバリー前と8時間程度のリカバリーでどのような違いがあるのかを――見比べてみたい。


アルジャメイン・ステーリング

シャーウス・オリヴェイラ

ピョートル・ヤン

ショーン・オマリー

TJ・ディラショー

ショーン・ブレイディ

ムハマド・モカエフ

マノン・フィオホ

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AJ・ドブソン Brave CF IMMAF LFA MMA MMAPLANET o TJ・ディラショー UFC UFC280   アルジャメイン・ステーリング アルメン・ペトロシアン イスラム・マカチェフ カイオ・ボハーリョ ケイトリン・チューケイギアン シャーウス・オリヴェイラ ショーン・オマリー ショーン・ブレイディ ダナ・ホワイト ニキータ・クリロフ ピョートル・ヤン ベラル・モハメッド マテウス・ガムロ マノン・フィオホ マルコム・ゴードン ムハマド・モカエフ 平良達郎

【UFC280】セレモニアル計量終了 プレリミ出場ダゲスタン系英国人モカエフもメイン級の声援集める

【写真】将来的に平良との対戦が実現することも十分にありうるモカエフ――凄まじい僧帽筋だ(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC 280「Oliveira vs Makhachev」のセレモニアル計量が21日(金・同)に同所で行われた。

昨日の会見以上にファンが集まったセレモニアル計量は、輪をかけてアラブ&ダゲスタンのイスラム連合の声援が大きくなっていた。


なかでもプレリミ2試合目のフライ級マッチでマルコム・ゴードンと戦うムハマド・モカエフ:への声援はPPVカード出場選手に見劣りしないものだった。

ダゲスタンで生まれ、幼少期を過ごしたモカエフは家族ともに英国に移住。英国籍も取得しているが、コーカサスの戦闘民族の血は確実に流れており、イギリスで始めたレスリングですぐに頭角を表し、パリ五輪候補ともいわれている。

IMMAFにユース時代から出場し、2度世界王者に輝くとアマMMA22連勝でバーレーンのKHKジム所属ファイターとなり、BRAVE CFでプロデビューを飾った。5連勝で今年の3月にUFCデビューを飾り、2戦目にはLFAフライ級王者だったチャールス・・ジョンソンを破っている。

そのモカエフ、大声援にすっかり気を良くしたのか、フェイスオフではゴードンに拳をつきつけ、ダナ・ホワイトが急ぎ割って入る場面も。

平良達郎のライバルになることは間違いないモカエフ、まだ喧嘩的な強さをオクタゴンの中で見せていたが、ゴードンを相手にしても淡々、堅実な試合展開に持ち込むことができるか――注目だ。

コメインのUFC世界バンタム級選手権試合は王者アルジャメイン・ステーリング、挑戦者TJ・ディラショーの両者にブーイングが送られるという珍しい状況に。

フェイスオフで激しく言葉を交わした両者、まずディラショーが「俺はケージの中で勝負にしにきた。あのマ〇ーフ〇ッカーを眠らせるよ」と話すと、さらに大きなブーイングを浴びたステーリングは「アブダビ、皆、来てくれてありがとう。凄いカードが揃ったグレートなショーだ。明日は〇ザー〇ァッカーを倒す」とコメントした。

メインのUFC世界ライト級王座決定戦に出場するイスラム・マカチェフを大チャントで迎えた会場のファン。そのマカチェフとシャーウス・オリヴェイラはフェイスオフでは鼻が触れるまで超接近していた。

まずマイクを握ったマカチェフは「アブダビ、思い切り応援してほしい。インシャラーラー(アラーの意思があれば)」と短いマイクに、対してオリヴェイラは「ライト級のライオンは、まだ吠え続けている」とポルトガル語でまくしたてると、訳を待たずにステージを下りた。

■視聴方法(予定)
10月22日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
午前3時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWプライム

■UFC280計量結果

<UFC世界ライト級王座決定戦/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ: 154.5ポンド(70.08キロ)
イスラム・マカチェフ: 154.5ポンド(70.08キロ)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アルジャメイン・ステーリング: 135ポンド(61.24キロ)
[挑戦者]TJ・ディラショー: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン: 136ポンド(61.69キロ)
ショーン・オマリー: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
べニール・ダリューシュ: 156ポンド(70.76キロ)
マテウス・ガムロ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 127.5ポンド(57.83キロ)
マノン・フィオホ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分5R>
ベラル・モハメッド: 170ポンド(77.11キロ)
ショーン・ブレイディ: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル/5分3R>
マフムド・ムラドフ: 185ポンド(83.91キロ)
カイオ・ボハーリョ: 186ポンド(84.37キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア: 206ポンド(93.44キロ)
ニキータ・クリロフ: 206ポンド(93.44キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アブバカル・ヌルマゴメドフ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ガジシ・オマルガジシエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
アルメン・ペトロシアン: 186ポンド(84.37キロ)
AJ・ドブソン: 185ポンド(83.91キロ)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ: 126ポンド(57.15キロ)
マルコム・ゴードン: 126ポンド(57.15キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
リナ・ランズバーグ: 135ポンド(61.24キロ)
カロル・ホザ: 135ポンド(61.24キロ)

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AJ・ドブソン MMA MMAPLANET o TJ・ディラショー UFC UFC280   その他 アルジャメイン・ステーリング アルメン・ペトロシアン イスラム・マカチェフ カイオ・ボハーリョ ケイトリン・チューケイギアン シャーウス・オリヴェイラ ショーン・オマリー ショーン・ブレイディ ズベア・トホゴフ ニキータ・クリロフ ピョートル・ヤン ベラル・モハメッド マテウス・ガムロ マノン・フィオホ マルコム・ゴードン ムハマド・モカエフ ルーカス・アルメイダ

【UFC280】オフィシャル計量終了 ステーリングが雄叫び。TJ・ディラショーは水抜きの影響大??

【写真】エネルギーが漲っているような本計量だったアルジャメイン・ステーリング(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC 280「Oliveira vs Makhachev」のオフィシャル計量が21日(金・同)午前9時より、クラウンプラザホテル内ミーティングルームで行われた。

まず計量開始前に減量に問題があったとしてフェザー級のズベア・トホゴフ×ルーカス・アルメイダの中止が発表され、タイトルマッチ2試合を含む、12試合24選手が計量台へ。

女子フライ級でマノン・フィオホに戦うケイトリン・チューケイギアンがリミット125(+1)ポンドに対し、127.5ポンドで計量失敗となった。


その他のファイターは全員クリアーしており、メインで世界ライト級王座を賭けて戦う両者がいの一番に登壇し共に154.5でパスした。

昨日の会見時に比べると、イスラム・マカチェフはシャーウス・オリヴェイラよりも目のくぼみが目立ち、水抜きの影響がより強く感じられた。

一方、最も減量の影響が見られたのは、アルジャメイン・ステーリングの持つ世界バンタム級王座にチャレンジするTJ・ディラショーだった。

歩く姿も力なく、リミット丁度でパスしてもガッツポーズもない。うつむき加減でシャツを拾って、そのままステージを下りた。対してチャンピオンは、同じ135ポンドでパスの声を聞くと同時に大きく叫び声を挙げている。

もう一人シャウトしたのは、べニール・ダリューシュと対戦するマテウス・ガムロだった。やや時間を置き、ラスツーでステージに力を現したガムロは156ポンドのコールを受ける。

まず両手を高々と掲げたガムロはその手を振り下ろしつつ、ここからが本当の戦いの始まりと告げるような、雄叫びを見せたのだった。

■視聴方法(予定)
10月22日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
午前3時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWプライム

■UFC280計量結果

<UFC世界ライト級王座決定戦/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ: 154.5ポンド(70.08キロ)
イスラム・マカチェフ: 154.5ポンド(70.08キロ)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アルジャメイン・ステーリング: 135ポンド(61.24キロ)
[挑戦者]TJ・ディラショー: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン: 136ポンド(61.69キロ)
ショーン・オマリー: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
べニール・ダリューシュ: 156ポンド(70.76キロ)
マテウス・ガムロ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 127.5ポンド(57.83キロ)
マノン・フィオホ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分5R>
ベラル・モハメッド: 170ポンド(77.11キロ)
ショーン・ブレイディ: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル/5分3R>
マフムド・ムラドフ: 185ポンド(83.91キロ)
カイオ・ボハーリョ: 186ポンド(84.37キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア: 206ポンド(93.44キロ)
ニキータ・クリロフ: 206ポンド(93.44キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アブバカル・ヌルマゴメドフ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ガジシ・オマルガジシエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
アルメン・ペトロシアン: 186ポンド(84.37キロ)
AJ・ドブソン: 185ポンド(83.91キロ)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ: 126ポンド(57.15キロ)
マルコム・ゴードン: 126ポンド(57.15キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
リナ・ランズバーグ: 135ポンド(61.24キロ)
カロル・ホザ: 135ポンド(61.24キロ)

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【UFC280】マカチェフ人気一色。二番人気はヌルマゴメドフ!! オリヴェイラ&ステーリングは大ヒール

【写真】ファイトウィーク、公開イベントはこの会見から(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)、UAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるUFC 280「Oliveira vs Makhachev」の記者会見が20日(木・同)に同所で行われた。

Showdown weekとして、さまざまなUFC関連の催しが会場の外で実施されており、お祭り的な雰囲気だったアリーナ周辺。会見はロシア人ファンとローカル:ファンが一体化し、マカチェフ・サポート一色という空気で大いに盛り上がった。


メインカード出場10選手、プレリミからはベラル・モハメッドとショーン・ブレイディが出席し、1人ずつ登壇する形で会見はスタート。

まずパレスチナ系米国人のモハメッドが、米国大会では考えられない高いファンの支持を集めており、ブレイディには大きなブーイングが送られる。

質疑応答中もシャーウス・オリヴェイラやアルジャメイン・ステーリングにブーイングを送るファンに呼応し、何度両手を広げて煽るモハメッドの姿が確認されている。

べニール・ダリューシュと対戦するマテウス・ガムロはテンション高めでステージ上でTシャツを脱いで、ファンに投げ込む。

一投目はメディアシートにしか届かないと、わざわざ取り戻して、Tシャツを丸めて結い、二投目で目的を果たした。

ピョートル・ヤンも高い人気を誇る一方で、会場には欧州や米国、ブラジル人サポーターの姿もあり、対戦相手ショーン・オマリーにはブーイングだけでなく、かなりの声援が集まっていた。

グラサン、レザーのオマリーは「全ての局面で上回っている」とコメントした際、ヤンの表情は弱冠強張ったように見えた。

ヤンの天敵ステーリングは絶えることのないブーイングと野次のなかで、対戦相手のTJ・ディラショーのコメントに対し「聞こえない。男らしく堂々と話せ」とイチャモンをつける。

TJは「テストは口でするもんじゃない。『テスト、テスト、テスト1、2』って上手くいったか?」という返答をし、ファンの大声援を受けていた。

さらにライバルのヤンの隣に座っている状況には「今、この男のことは気にしてない。TJのことを考えている」と発言したステーリング、ここで会場はまたも大ブーイングに包まれることとなった。

オリヴェイラへの質問はブーイングでかき消され、マカチェフへの大声援で質問者が間を置く必要がある館内。体重超過でベルトを失ったオリヴェイラは「誰がチャンピオンか皆に聞けばよい」と立ち上がって手を広げると、ブーイングの雨に晒された。

そのオリヴェイラがメディアデーで「マカチェフがタイトルに挑戦できるのは、ヌルマゴメドフの力だ」と言ったことに尋ねられると、マカチェフが「マイケル・チャンドラーに勝ってタイトルを獲ったけど、その前に誰と戦ってきた。教えてくれ」と答えるだけで、ファンは拍手喝采だった。

さらにオリヴェイラがアブダビがマカチェフのホーム状態であること関しては「いつも彼を僕のホームに招待しているけど、一度も来なかった。ここで戦いたかったんだろう」と言えば、マカチェフは「俺はブラジルで行くとダナに伝えている。何度もブラジルで戦うと言ってきた。この男は英語を話さないから、誰も何を話しているのか分からない」と粗い口調になる。

ここからは両者はマイクを掴み、身を乗り出して顔を合わせると、食い気味にトラッシュトークを続けた。

会見中から最前列に座るヌルマゴメドフ・チャントが起こるなど高い人気を維持する元世界王者は、会見終了後からフェイスオフまでの間、ファンの注目を一身に集め、その様子を携帯で撮影するや、マカチェフに負けない大声援がわき起こった。

フェイスオフでは意外にも胸を押して一触即発状態になったのはピョートル・ヤンで、対応が遅れたオマリーはやり返すことはなかった。

ステーリングとオリヴェイラがブーイングの矢面に立っていたフェイスオフが終了すると、ファンは会場外のアトラクションへ一目散。

昼は35度以上のアブダビも、日が落ちると28度ぐらいで海風もあり、やや涼しく感じられる。そんななか、ファンはベルトを手に写真撮影、Esportsブースでもしっかりと列を作るなど、会見中とは様子でファイトウィークを満喫、砂漠の決戦に向けエティハド・アリーナは夜の帳が下りても、さらに熱が帯びていた。

■視聴方法(予定)
10月22日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
午前3時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWプライム

■対戦カード

<UFC世界ライト級王座決定戦/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
イスラム・マカチェフ(ロシア)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]アルジャメイン・ステーリング(米国)
[挑戦者]TJ・ディラショー(米国)

<バンタム級/5分3R>
ピョートル・ヤン(ロシア)
ショーン・オマリー(米国)

<ライト級/5分3R>
べニール・ダリューシュ(米国)
マテウス・ガムロ(ポーランド)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン(米国)
マノン・フィオホ(フランス)

<ウェルター級/5分5R>
ベラル・モハメッド(米国)
ショーン・ブレイディ(米国)

<ミドル/5分3R>
マフムド・ムラドフ(ウズベキスタン)
カイオ・ボハーリョ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オズデミア(スイス)
ニキータ・クリロフ(ウクライナ)

<フェザー級/5分3R>
ズベア・トホゴフ(ロシア)
ルーカス・アルメイダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
アブバカル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ガジシ・オマルガジシエフ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
アルメン・ペトロシアン(アルメニア)
AJ・ドブソン(米国)

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ(英国)
マルコム・ゴードン(カナダ)

<女子バンタム級/5分3R>
リナ・ランズバーグ(スウェーデン)
カロル・ホザ(ブラジル)

The post 【UFC280】マカチェフ人気一色。二番人気はヌルマゴメドフ!! オリヴェイラ&ステーリングは大ヒール first appeared on MMAPLANET.