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トニー・ファーガソンが11年ぶりにウェルター級に復帰、9.10『UFC 279: Chimaev vs. Diaz』でリー・ジンリャンと対戦


 UFCが9月10日にネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催する『UFC 279: Chimaev vs. Diaz』でトニー・ファーガソン vs. リー・ジンリャンのウェルター級マッチを行なうことを発表。

 ファーガソンは5月の『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でマイケル・チャンドラーに2R KO負けして以来の試合で4連敗中。現在UFCライト級ランキング11位。ファーガソンがウェルター級で試合をするのは2011年6月の『TUF 13 Finale』で行われたウェルター級トーナメント決勝戦でラムジー・ニジェムに1R KO勝ちして以来11年3ヶ月ぶり。UFCとの契約を勝ち取って以降は一貫してライト級でした。

 リーは7月の『UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodriguez』でムスリム・サリコフに2R TKO勝ちして以来の試合。現在UFCウェルター級ランキング14位。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC03 キック ムスリム・サリコフ リー・ジンリャン

【UFC ABC03】初回は押されたリー・ジンリャンが、左フック→右ストレートのコンビでサリコフをKO

<ウェルター級/5分3R>
リー・ジンリャン(中国)
Def.2R4分38秒by TKO
ムスリム・サリコフ(ロシア)

散打ベース同士の中ロ対決。様子の見合いから、サリコフがスピニングヒールキックを見せる。左オーバーハンドで前に出るリー・ジンリャンとの距離を取ったサリコフは、右ローを蹴る。左に左を合わせたリー・ジンリャン、サリコフはスピニングバックキックを繰り出す。リー・ジンリャンもローから左リードフックも、サリコフが一気に距離を詰めてテイクダウンを決める。

散打ではリー・ジンリャンを上回ったサリコフは、クローズドガードの中から左右のパンチを落とす。リー・ジンリャンの蹴り上げで、試合はスタンドへ。残り2分、サリコフがスピニングバックキックをボディに決めるなど、攻勢を続ける。スピニングバックフィストは空振りとなったサリコフは、回転系の蹴りから右フック。パンチの攻防になると圧が増すリー・ジンリャンが前に出るもクリーンヒットはないまま、ダブルレッグを仕掛けたところで時間となった。

2R、リー・ジンリャンのローをキャッチしたサリコフが、右を当てて押し倒す。スタンドで待ち受けたサリコフの後ろ回し蹴りが空振りだが、客席が感嘆の声が挙がる。リー・ジンリャンはここで距離を詰め、組みから離れてローを蹴る。疲れが見えるサリコフに対し、リー・ジンリャンは全くそんな気配もない。

サリコフのスピニングバックフィストのタイミングで、リー・ジンリャンが組んでボディロックテイクダウンを決める。スクランブルで立ち上がったサリコフは、肩で息をしている。ボディをまとめたリー・ジンリャンは、スピニングバックキックをガードすると、右に左を合わせる。さらに飛び込み際を左で迎え撃ったリー・ジンリャンが、回転系の蹴りをかわすと、右ストレートを被弾したサリコフが姿勢を乱す。ボディから右を当てたリー・ジンリャンが、ダブルレッグをスプロールしてエルボー。下がったサリコフから右ストレートでダウンを奪うと、パウンドの追撃で勝利を手にした。

「2008年に練習を始めた時から、彼は散打界で知られた存在だった。信じられないよ」とリー・ジンリャンはコメントした。


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MMA Report UFC UFN ESPN+47 UFN189 キック ムスリム・サリコフ

【UFN189】42歳、衰えを知らないトリナルドの勢いを封じたムスリム・サリコフが5連勝を達成

<ウェルター級/5分3R>
ムスリム・サリコフ(ロシア)
Def.3-0:30-27. 30-27. 30-27
フランシスコ・トリナルド(ブラジル)

42歳になったトリナルドが、キング・オブ・カンフーと対戦。サウスポーのトリナルドに対し、サリコフは左に回り左ジャブを伸ばす。右ストレートに、左ストレートを返すトリナルドが左ハイを蹴っていく。スピニングバックキックを見せたサリコフは、トリナルドの左にカウンターを狙う。重い右ボディを受けたトリナルドが、左を伸ばして前に出る。サリコフは離れて右前蹴りをアゴに届かせる。

トリナルドも左オーバーハンドから首相撲、ヒザをボディに突き上げる。離れたトリナルドに右オーバーハンドを当てたサリコフが、右ミドルを入れる。真っ直ぐ飛び込んで左を伸ばしたトリナルドは、左から右で前に出て圧を掛ける。後ろ回し蹴りも見えているトリナルドは、仕上がりは上々か。しかし、飛び込んで蹴りに行った直後に右アッパーを打たれてダウン。ガードで殴られ、足関節を仕掛けたところで時間となり、トリナルドは初回を失った。

2R、ワンツーで前に出るトリナルドに対し、間合を図るサリコフのパンチが大きくなる。近づくと首相撲&ヒザ蹴りのトリナルドは、距離を取り直した直後に右オーバーハンドを被弾しそうに。左リードフックに左を合わせたトリナルドだが、サリコフは距離を詰めるとパンチを纏める。と右フックを効かされたトリナルドは、懸命に前に出て左を伸ばす。サリコフは攻め急がず、タイミングを測って左フックから右を打ち込む。

直後に左を打たれ、後方にバランスを崩したサルコフは首相撲からクリンチでケージに押し込まれる。回して離れたサルコフがワンツー、左ジャブを伸ばす。続いてガードの上から右ハイを蹴ったサリコフに対し、トリナルドはクリンチへ。ここも回って離れたサルコフが左フックをヒットさせる。トリナルドは左ミドルを返すが、右ミドルを蹴られクリンチから右腕を差されて崩される。スタンドで待ち受けたサリコフが、この回も取った。

最終回開始直後に、アイポークを受けたサリコフがしゃがみ込む。右目が塞がったサルコフがドクターチェックを受ける。サリコフは「もう少し時間が欲しい」と英語で話し、目を拭いてくれと要求した。再開後、左を被弾したサルコフが姿勢を乱す。さらに左ハイを蹴ったトリナルドに対し、サリコフが右ミドルを返す。

ここから組んだトリナルドは、離れたサリコフにパンチを纏め、再び組みつく。回って離れたサリコフに対し、徹底的にトリナルドが右側を攻める。しかし、左ミドルをキャッチされ崩され、サリコフはローを蹴って寝技にはいかない。レフェリーがトリナルドを立たせ、時間は残り半分に。後ろ回し蹴りを連続したサリコフは、ボディを打たれても間合いを外して左フックへ。脅威のスタミナを誇るトリナルドは、ワンツーから左フックを振るうも、サリコフが組んでテイクダウンに成功し万事休す。残り30秒をトップで過ごしたサリコフが、フルマークの判定勝ちで5連勝を決めた。


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