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【DWCS S08 Ep01】昨年敗北のロピス、初回のダウンを跳ね返し腹攻めでサジニアニを逆転TKO―涙を見せる

<ライトヘビー級/5分3R>
ブルーノ・ロピス(ブラジル)
Def.2R4分14秒by TKO
ミハイル・サジニアニ(ジョージア)

昨年9月、大方の予想を裏切る形で黒星を喫したロピスが2度目の出場。間合いを測る両者、サジニアニがいきなりのダブルレッグもロピスが苦も無く切る。ロピスは右カーフを蹴り、サジニアニが左から右のオーバーハンドで前に出る。ジリジリと前に出たロピスがリードフックから右カーフ。スイッチを見せ、オーソに戻してカーフを続ける。サジニアニもカーフを返し、ロピスのステップインに右ロングを合わせようとした。

拳のヒットはないままラウンド中盤を過ぎると、サジニアニのローにロピスが右をヒットさせる。しかし、サジニアニがまっすぐ下がるロピスに対し、右オーバーハンドを当ててダウンを奪う。すぐに立ち上がったロピスは、シングルレッグをケージに押し込まれるが体を入れ替える。後方に崩された直後にスタンドに戻ったロピスだが、粗いパンチから組みつくサジニアニの圧を受けて初回を終えた。

2R、ロピスはカーフを続け、跳びヒザへ。サジニアニはキャッチしてテイクダウン狙いも、ロピスが離れる。スイッチして左ミドルを蹴ったロピスは、オーソに戻しスピニングバックフィストをヒットさせる。ここからワンツー、ローにサジニアニもフックで応える。エルボーを打たれ頭が当たったと間を外そうとしたサジニアニだが、レフェリーは流す。これで明らかに質量が落ちたサジニアニにパンチを入れ、テイクダウンを切るロピス。初回同様に真っすぐ下がるロピスだが、この状態のサジニアニのパンチでは倒れることはないだろう。

サジニアニに組みにいくが、ロピスはエルボーを打ち込む。離れてテンカオを決めたロピスは、頭を下げるようになったサジニアニの腹にもう一度ヒザを突き刺す。動きが止まったサジニアニは左ボディに、顔をしかめて身を屈める。ロピスは左右のフックでワキ腹とガードの上から顔面を連打し、まずはコンテンダーシリーズにリベンジを果たした。

ロピスは「やり切った。去年の敗北で多くのことを学び、フィニッシュ勝利に結びついた。彼は初回は危険なのは分かっていた。そこを耐えて、制圧する作戦だった。彼の動きが落ちるのは分かっていたから、ヒザは予定の通り。作戦を実践してフィニッシュした」と安堵の表情を浮かべると、家族に感謝の言葉を送り涙を見せた。


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