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UFC on ESPN+73:第7試合・チャールズ・ジョンソン vs. ジャルガス・ジュマグロフ

フライ級。

LFAでのフライ級王座決定戦では日本の堀内佑馬に僅差判定勝ちしたジョンソン。今年7月にUFCデビューしたが、相手はトッププロスペクトの30連勝男・ムハマド・モカエフで、終始コントロールされ続けての完敗。手足が長いストライカーで、タイガームエタイ所属。

カザフスタンのジュマグロフはここまで1勝4敗。マネル・ケイプには1RKO負け。前戦はUFCデビューから2連勝中のジェフ・モリーナとの対戦で、タックルからスタンドバック奪う展開で警戒したモリーナの手数が減ったこともあり、完勝かと思われたが、まさかの判定負け。メディアのジャッジもほぼジュマグロフを支持する内容で、2022年の誤審・オブ・ザ・イヤーものの内容だったが、ジュマグロフには無事6度目のチャンスが与えられることになった。ローカル時代には現ランカーのタギル・ウランベコフにも勝利している。

打撃戦でジョンソンの手が目に入りタイムストップ。が、リプレイで見ると指ではなく手のひら。指で突くのは反則だが、手のひらなら合法では?ジョンソンも手のひらだろとアピール。ともかく、ドクターチェックを終えて続行。打撃で出るジュマグロフ。ケージに詰めてボディブロー。ミドルを入れたジョンソンだが、キャッチして倒したジュマグロフ。グラウンドには行かず立たせるとまたパンチを打ち込む。右がヒット。詰めてパンチ連打を入れるジュマグロフ。またボディ。ワンツーを入れたジュマグロフ。出て行くが、ジョンソンのローがローブロー。今度はちゃんと入っている。タイムストップ。再開。出ていくジュマグロフ。右をヒット。左ボディから右。右を打ち込むとそのあまmタックルに入ったジュマグロフ。ダブルレッグ。こらえるジョンソンからスタンドバック。ジョンソンオーバーフックして払腰で投げ離れる。激しい打撃戦。ジュマグロフのジャブがヒット。ジョンソンはバックスピンキック。右ハイ。ジュマグロフまた左ボディから右フック。ホーン。

1R手数でジュマグロフ。

2R。出てきたジョンソン。ジュマグロフ下がりながらも手を出す。手数ではジュマグロフ。ジョンソンやや狙いすぎか。またアイポークをアピールしたジュマグロフだが、レフェリー続けさせる。ジュマグロフがケージに詰めてパンチを入れる。そのままタックルへ。押し込んで膝を入れると今度はジュマグロフの膝がローブローに。完全に急所にヒットしている。荒れた試合になってきた。再開。手を出すのはジュマグロフ。ジョンソンは前手で距離を測るが攻撃が出ていない。ローをキャッチして倒したジュマグロフ。ジョンソン背中を見せて立った。正対。逆にボディロックするとケージに押し込み膝を入れていく。投げを狙ったジュマグロフ。そこから入れ替えて押し込むと両者ダーティボクシングでパンチの入れ合い。ホーン。

2Rもジュマグロフ。

3R。開始直後のジョンソンの前蹴りがまたローブロー。再開。インローを蹴るジュマグロフ。右足を痛めた?気にしているジョンソン。右足をダンダン踏みつけているジョンソン。大丈夫だと言い聞かせているのかもしれないが、明らかに動きがおかしい。それでも出ていくジョンソン。パンチを入れた。ケージに詰めたジョンソン。足は回復したのか?パンチを打ち込んでいく。ジュマグロフワンツー。ジョンソン詰めていくとパンチを入れる。ジュマグロフのパンチは空振り。ジョンソンがケージに詰めて打撃を入れる。ジュマグロフタックルに。受け止めて逆にケージに詰めたジョンソン。パンチを入れて離れる。残りわずかで、終わってないのにハグを要求するジョンソン。タイムアップ。最後は諦めたのか?

29-28ジョンソン、29-28ジュマグロフ、29-28ジョンソン。スプリットでジョンソン勝利。

ジュマグロフは嘘やろという表情。手数では3Rともジュマグロフだったが…。ただ1R序盤のアイポークアピールは合法な攻撃だったので、試合を止めたレフェリーの判断は待ち上がっていた。

ジョンソンは3Rにインローで足を痛めたところからスイッチが入り攻めて行ったが、内容的には負けに等しい。

スコアカード。1R三者ジュマグロフ、3R三者ジョンソンで、2Rが割れた。

mmadecisions.com

メディアのジャッジは9割ジュマグロフ。2試合続けて勝利を盗まれた格好に。公式戦績は1勝5敗となったが、次のチャンスはあるのだろうか。

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BELLATOR F1 GLORY MMA o ONE RIZIN RIZIN40 UFC キック パク・シウ パンクラス ホジェリオ・ボントリン ボクシング マネル・ケイプ 伊澤星花 元谷友貴 田中路教

RIZIN.40:武田光司とBellatorライト級10位ガジ・ラバダノフが対戦。井上直樹 vs. 瀧澤謙太、スダリオ剛 vs. ジュニア・タファ、元谷友貴 vs. ホジェリオ・ボントリンも追加。

すでに確定していた女子スーパーアトム級GP決勝・伊澤 vs. パク・シウも正式発表。

武田は残っていたRIZIN vs. Bellator5 vs. 5対抗戦の最後の1枠として、現ライト級10位のガジ・ラバダノフと対戦。ラバダノフは昨年7月にBellatorデビューし、ここまで3連勝。Bellatorのランキングは1,2勝するだけでも入れるが、ラバダノフの場合は十分ランカーの実力がある地味強。ヌルマゴ軍団で、テイクダウンしてからの押さえ込みが武器。ただ、前戦では3Rにやや失速していた。武田とならレスリング対決になる。

井上 vs. 瀧澤は7月に予定されていたが、井上の怪我により中止に。代替カードは組まれず、両者ともに昨年大晦日バンタム級GP準決勝戦以来、365日ぶりの試合となる。

スダリオの相手はUFCヘビー級で2勝3敗のジャスティン・タファの弟ジュニア・タファ。キックでGloryなどに出場していたが、今年7月にMMAデビュー。さらに翌月も試合をして、ここまで2勝0敗。その後はボクシングの試合にも出場している。MMAキャリアとしてはスダリオよりも浅い。

元谷の相手は元UFCフライ級のホジェリオ・ボントリン。今月のTRIGGERで試合をして判定勝利だったが4連勝とし、朝倉海戦を目標に上げていた。希望したカードではない(怪我で欠場中の朝倉海が出場するかも不明)ではなかったが、元UFCランカーとの対戦に抜擢。

ボントリンは2016年にパンクラスに参戦し、フライ級契約で春日井寒天たけしとの対戦が組まれたが、大幅体重オーバー。腕十字でタップを奪ったが、体重オーバー規定によりノーコンテストに。翌年はGRANDSLAMでUFCからリリースされた田中路教とバンタム級で対戦。3Rチョークで一本負けしている。

その後、コンテンダーシリーズブラジルを経てフライ級でUFCと契約。デビューから2連勝してランキング入りしたが、そこから4戦で0勝3敗1NC2計量失敗(1試合はバンタム級での計量失敗)。さらに、今年6月のシンガポール大会ではマネル・ケイプ戦が組まれていたが、減量中の体重オーバーにより欠場となり、そのままリリースされている。

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o RIZIN UFC YouTube   セルジオ・ペティス ブランドン・モレノ マネル・ケイプ 堀口恭司 金太郎

【RIZIN】堀口恭司 フライ級再転向を視野!?


微妙がカードが並ぶ超RIZINに対して後半に開催されるRIZIN.38。こちらは一転して本格的なRIZINナンバーシリーズというべき対戦カードが並びました。楽しみなのはやはり久しぶりに日本に帰還する堀口恭司の試合。RIZINで結果を出していない金太郎をぶつけるマッチメイクには違和感がありますが、見たくないはずがありません。

総合力、実績では堀口が圧倒的に上なのは理解しているものの、どうにもこうにも最近の打たれ弱さが気になります。セルジオ・ペティスの裏拳、朝倉海のカウンター。不意打ちで致命的なダメージをもらっており、一発のある金太郎とのマッチアップは心臓に悪い。勝てばスターダムが約束されている金太郎はモチベーションも高く、血気盛んにKOを狙ってくるでしょう。それに対して堀口はテイクダウンに行くのか打ち合うのか。想像しただけで手に汗をかいてきました。

そんな堀口。個別インタビューで「食べても食べても太らないんですよ」とフライ級に階級を戻す事も視野に入れている事を吐露したそうです。確かにバンタム級では一回り小さいのは明確。フライ級の方が本来の動きを取り戻す可能性はあるでしょう。しかしべラトールにはフライ級がない現実。どう対応するのか。

完全な私見ですが、UFC再上陸という芽はないんですかね。。。堀口がFAでUFCと契約を解除した当時と比べると、現在のUFCフライ級戦線は充実。王者のデイブソン・フィゲイレードにブランドン・モレノ、そしてかつて激戦を繰り広げたマネル・ケイプまでいます。ここで結果を残すのはぶっちゃけ厳しいと思いますが、フライ級の堀口恭司inUFC、ちょっと見てみたい。
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MMA o RIZIN YouTube チャンネル ボクシング マネル・ケイプ

朝倉未来の言うことを聞かなかった朝倉海の末路/マネルケイプ戦

「RIZIN.20」マネル・ケイプ戦で朝倉未来の「寝技に持っていけ」という指示に従わずボクシング勝負を挑みケイプにTKOされてしまった朝倉海。

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#朝倉未来 #朝倉海 #マネルケイプ #RIZINバンタム級王座決定戦 #RIZIN20 #RIZIN #格闘技 #MMA #総合格闘技 #shorts

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o UFC マネル・ケイプ

UFC on ESPN41:第3試合・オデー・オズボーン vs. タイソン・ナム

フライ級。

UFC3勝2敗のオズボーン。マネル・ケイプ戦では計量オーバーしたケイプに飛び膝で1RKO負けしたが、次の試合も計量オーバーしたCJ・ベルガラに判定勝ち。さらに6月にはザルーク・アダーシェフに1R秒殺KO勝ちして連勝。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞している。2ヶ月インターバルでの連戦となる。バックボーンはレスリング。本業は教師。

1年半ぶりの試合となるナム。UFCフライ級最年長の38歳で、UFC戦績2勝3敗。2勝はいずれもKO勝ちのストライカー。

詰めるオズボーン。ナムが出てくるところにパンチを合わせていく。ナムが出て右を打ち込む。オズボーンの飛び膝をかわしたナムの右がヒット!オズボーンもんどり打ってダウン!パウンドを打ち込むと右がまたヒット!意識が飛んでおりレフェリーストップ!

ナムは過去の2勝はバンタム級で、フライ級では3連敗していたが初勝利。やはり打撃が重い。

連勝中のオズボーンだったがKO負け。序盤は調子がよく見えていたが、不用意に出した飛び膝にカウンターを合わされてしまった。

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o ONE UFC マネル・ケイプ マルコム・ゴードン 平良達郎

UFC on ESPN+70:10月15日に平良達郎のUFC2戦目。相手はUFC1勝1敗のCJ・ベルガラ戦。

5月のUFCデビュー戦は判定勝ちだった平良。試合後、陣営含め「フルタイム戦えた経験を詰めて良かった」と、判定勝ちをプラスに捕らえていたが、「倒して勝つ」という宣言から、今回はフィニッシュが必要な相手と考えているか。

ベルガラは31歳で10勝3敗1分け。コンテンダーシリーズではボディへの膝蹴りで秒殺KO勝ち。UFCデビュー戦は、マネル・ケイプにKO負けしているオデー・オズボーン戦で、接戦だったが判定負け。2戦目はUFCデビュー戦のクレイドソン・ホドリゲス相手にまたも接戦となり、スプリット判定勝ちでUFC初勝利。KO勝ちの多いストライカー。

平良と同い年で同じく無敗のムハマド・モカエフは初戦がUFC1勝1敗の相手、2戦目がUFCデビュー戦の相手と、平良と対戦相手のレベルはほぼ同じ(なお、平良の試合の翌週にはモカエフの3戦目が予定されており、相手はUFC2勝2敗のマルコム・ゴードン)。UFCとしてもいきなりランカークラスと当てるのではなく、じっくり育てる方針に見える。

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MMA o RIZIN YouTube   チャンネル マネル・ケイプ 堀口恭司

キスをしてしまった格闘家【RIZIN切り抜き】【マネル・ケイプ vs 堀口恭司】

Full Fight | マネル・ケイプ vs. 堀口恭司 / Manel Kape vs. Kyoji Horiguchi – 12/31/2017

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#堀口恭司 #RIZIN #rizin #mma #総合格闘技 #shorts

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MMA o UFC ブランドン・ロイヴァル マネル・ケイプ ルイス・スモルカ

UFC on ABC3:第9試合・マット・シュネル vs. スムダルジ

フライ級。シュネル8位、スムダルジ12位。

5月に試合をしたばかりのシュネルが早くも再登場。UFCフライ級では4勝3敗1NC。勝った試合には、4年前の井上直樹への判定勝ちも含まれている。空手がバックボーンだが、MMAでは15勝中過半数の8試合で一本勝ち(KO勝ちは2回)。前戦では当時6位のブランドン・ロイヴァルと対戦し、いきなりパンチでダウンを奪ってからパウンド→ギロチンで仕留めにいったものの、外され立ち際に逆にギロチンに捕らえられ一本負け。わすか2分14秒の試合だったが、濃密な攻防でファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

チベット民族のスムダルジはまだ26歳。UFCデビュー戦はルイス・スモルカに完敗したが、そこから3連勝中。エンボ・ファイトクラブで散打を始め、MMAに転向。現在はエンボからの同門・ソン・ヤドンと同じくチーム・アルファメールを拠点にしている。前戦はザルーク・アダーシェフに距離を取ってジャブを打ち込み、出てくるところにカウンターを入れるというやや消極的な展開での判定勝ち。4月にマネル・ケイプ戦が組まれていたが、直前でケイプがドラッグテストにかかり、試合中止となっている。

間合いを詰めるシュネル。距離を取るスムダルジ。左を入れたシュネル。スムダルジも左を入れた。下がりながらインロー、ハイ。スムダルジの蹴りに合わせてタックル。テイクダウン。そのまま体をまたいでマウントに。背中を向けたスムダルジからバックマウント。スムダルジ反転。三角を狙うシュネル。防いで上になったスムダルジ。インサイドからパウンド。また三角を狙うと立ち上がって外したスムダルジ。パウンドを落としながらパスを狙う。シュネルまた三角。クラッチした。スムダルジは首を抜いたが今度はオモプラッタに。スムダルジ持ち上げてスラムしたが外れず。前転して下になり外した。今度はシュネルがインサイドから肘、パウンド。立ち上がってパウンド。ホーン。

1Rシュネル。

2R。右を入れたスムダルジだが、ローがローブローに。タイムストップ。再開。左右のパンチを打ち込むスムダルジ。左がヒットしぐらついたシュネルだが出ていく。シュネルタックルに入るが切ったスムダルジ。詰めていくシュネル。シュネルのパンチもヒット。また左を当てたスムダルジ。さらに左。シュネルダウン気味に倒れた。パウンドを入れるスムダルジだが、シュネルシングルレッグへ。足を抜いて離れたスムダルジ。スムダルジの右ひじ。効いた!さらに右ひじ。完全に効いてるシュネル。出ていくが左をもらい動きが止める。スムダルジ連打。が、シュネルのパンチが入った。右が入って効いたスムダルジ。シュネルタックル。テイクダウン。マウント!パウンド・肘のラッシュ。パウンドのラッシュ。KO寸前だがスムダルジブリッジで返した。シュネル得意の三角に。密着して耐えているスムダルジ。タイトに絞めてスムダルジ落ちた!

会場はスタンディングオーベーション。

敗れたスムダルジだが、2RはKO寸前まで追い込み、十分に見せ場を作った。打ち負けながらもパンチで打ち返し、逆転を呼び込んだシュネルも見事。

シュネルは11月のニューヨーク・MSG大会で7位のマテウス・ニコラウと戦いたいとアピール。

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MMA o UFC   ジャック・ショア ホジェリオ・ボントリン マネル・ケイプ マリア・オリヴェイラ

UFCがホジェリオ・ボントリン、グロリア・デ・パウラ、ティムール・ヴァリエフをリリース

ナンダヨー! 6.12『UFC 275』ホジェリオ・ボントリン vs. マネル・ケイプが直前で中止(2022年06月10日)

 こちらの続報。


Rogerio Bontorin(Sherdog)

Gloria de Paula(Sherdog)

Timur Valiev(Sherdog)

 UFCがホジェリオ・ボントリン、グロリア・デ・パウラ、ティムール・ヴァリエフをリリースしたことをMMAFightingが確認したとのこと。

 ホジェリオ・ボントリンは現在30歳のブラジル人でMMA戦績16勝4敗2無効試合(UFC戦績2勝3敗1無効試合)。6月12日の『UFC 275: Teixeira vs. Prochazka』でマネル・ケイプと対戦予定でしたが減量中の体調不良により直前で中止となっています。バンタム級で再起を図る予定とのことですが、どこで復帰戦をするかは不明。

 グロリア・デ・パウラは現在27歳のブラジル人でMMA戦績6勝5敗(UFC戦績1勝3敗)。6月18日の『UFC on ESPN 37: Kattar vs. Emmett』でマリア・オリヴェイラに判定負けしたばかりです。

 ティムール・ヴァリエフは現在32歳のロシア人でMMA戦績18勝3敗1無効試合(UFC戦績2勝1敗1無効試合)。3月19日の『UFC Fight Night 204: Volkov vs. Aspinall』でジャック・ショアに判定負けしましたが、これがUFC初黒星だったことから不可解なリリースです。続きを読む・・・
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BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL UAEW UFC UFC275 アンドレ・フィアーリョ イリー・プロハースカ カン・ギョンホ グローバー・テイシェイラ ジェイク・マシューズ ジャック・デラ・マダレナ ジャン・ウェイリ タイラ・サントス チェ・スンウ バットゲレル・ダナー ペドロ・カルバーリョ マァフゥシャトゥ マネル・ケイプ ミシェウ・ペレイラ ラモーナ・パスカル ヴァレンチーナ・シェフチェンコ 佐藤天

【UFC275】3カ月連続で試合出場、アンドレ・フィアーリョ「実戦ほど成長させてくれる機会はない」

【写真】優しい笑みと、Bellator以降の10勝で8つのKO勝ちを生んでいる拳。フィアーリョこそポルトガルの二面性を顕著に表している人物かもしれない(C)MMAPLANET

12日(日・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC 275「Teixeira vs Prochazka」でジェイク・マシューズと戦うアンドレ・フィアーリョ――は、今もグローバルステージは数少ないポルトガル人ファイターだ。

UFCに到達するまでBellatorやPFLでの挫折を経験している。最終的にはミドルイースト経由でUFCとの契約を勝ち取った。そして今年1月のオクタゴン初陣でミシェウ・ペレイラに判定負けを喫したものの4月と5月に連勝、今回のマシューズ戦は3カ月連続でのファイトとなる。

世界最高峰の場で1カ月に1試合のペースで戦うフィアーリョに初インタビューを敢行した。


――4月から3カ月連続、今年に入って既に4試合目となります。

「普段からヘルシーに過ごせるように、心がけているんだ。ジムで練習し、体が動ける状態を保っている。今ではスマートに練習できるようになったので、この間隔でも問題なく戦うことができるよ。

砂糖の入ったモノは口にしない。ソーダも飲まない。だから15ポンド程度落とすだけで済むし、試合の体重に落とすこともイージーなんだ」

――とはいえ試合前は緊張するでしょうし、試合後には心身ともにリラックスする時間も必要かと思います。

「自分にそういう休息は必要ないと思っている。戦いたい意欲が凄くて。そのモチベーションがあるほうが、自分を律することができる。何より実戦ほど自分を成長させてくれる絶好の機会はないからね。だから、ケガがない限り試合には出られるだけ出たいと思っているんだ」

――この間隔で戦うことに周囲の反応は?

「コーチは休息をとって、そんなに試合を受けるなと言っているよ。でも、自分ことは自分が一番分かっている。ケガもなく戦える状態にあるなら、僕は戦う」

――それは決してトップファイターになるために、急いでいるということではないのですね。

「ノー、そんなことはないよ。一歩ずつステップしている。そういう感情があったのは、他の大会に出ているときに僕に勝った相手にリベンジをしたいと思っていた時だけだよ。UFCに行くためにリベンジしたかった。でも、今はさっきも言ったようにステップ・バイ・ステップ、着実に経験を積んでいこうと思っている」

――ポルトガルという今もMMAファイターが決して多くない国出身のアンドレですが、サンフォードMMAに所属してどれぐらいになるのでしょうか。

「もう4年かな……フロリダに住むようになって。その前は2年間、ベイエリアに拠点を置いてAKAで練習していたんだ」

――アンドレとBellatorで戦うペドロ・カルバーリョが、ポルトガルを代表するファイターという認識でいるのですが、国内のMMAシーンは現在、どのような状況なのでしょうか。

「マネル・ケイプもアンゴラとポルトガルのダブルパスポートを持っていて、ポルトガルのMMAをリードしている1人だよ。ポルトガル北部でずっとキャリアを築いてきたからね。ポルトガルのMMAは成長はしているけど、広まっているとは言えない。その過程にあるよ。ブラジルから多くの選手がポルトガルにやってきて、MMAの指導をするようになった。ただし、選手たちの経済状況はさほど良くなくて、そういう投資もまだ十分じゃない。

もともとジムや選手のレベルがそれほど高くなかったから、僕はポルトガルを離れた。だからこそポルトガルのMMAの発展に寄与したい。僕のような苦労をすることなく、若い選手たちがMMAをやっていける道ができるようサポートして、ポルトガルのMMAの成長の助けになりたいんだ。若い選手を支えられるようなりたいと思っている」

――それにしても、私はポルトガルとMMA、ファイトスポーツが結びつかないです。今もポルトガルほど素朴で、親切な人が多い国はないと思っているので。

「ポルトガルの国民性って、2つの顔があるんだよ(笑)。多くの人がしっかりと教育を受けていて、謙虚で親切だ。それはその通りだよ。でもファイトも愛している。夜の街、渋滞中の道路なんかじゃ、どこでもストリートファイトが見られるよ(笑)。僕はそういうポルトガル人らしさが好きなんだ」

――なるほどぉ。ところでアンドレはBellator、PFLで戦っていた時期があり、UFCと戦う前はUAE Warriorsで3試合を経験しています。中東で戦ったのは、なぜでしょうか。

「マネージャーから『UFCファイターと契約したいなら、俺のいうことを聞いてくれ。絶対にUFCに届かせるから』と言われたんだ。『分かった。どうしたら良い?』と尋ねると、『UAE Warriorsで試合をしよう』というのが、彼の答えだった。

そして1試合戦い、勝って戻ってきた。彼はもう1試合だ、と。また勝った。そうしたら『もう1度だ』と言われ、3度目も勝った。本音を言えば、アブダビではコロナ・プロトコルで色々な制約があり苦痛だった。そうじゃないと試合ができないというのは分かっていたけど、バブルが創られてホテルから出ることもできない。本当に息が詰まりそうだったから、あれ以上戦いたいとは思っていなかったよ。

でも、UFCに行くためだというマネージャーの言葉を信じた。結果4試合目を戦おうとしていた時にUFCからコールがあったんだ。UAEWで戦って良かったと思っている。UFCと比較すると小さなイベントだよ。でも大会の質も高いし、出場選手も強かった。UFC Fight Passで配信もされている。それにファイトマネーも良かったし、キャッシュで支払われるんだ。僕の力を示すためには、本当に良い大会だったよ」

――チームメイトの佐藤天選手から、アンドレもUFCファイターになるために強い意思を持ち続けていたと聞いたことがあります。

「I LOVE SATO(笑)。その意思を強くもって、自分の進みたい道を進み、手を伸ばすと届くチャンスは全て掴んできたつもりだよ」

――素晴らしいです。では改めて対戦相手、ジェイク・マシューズの印象を教えてください。

「ウェルター級の中で、特に力強い選手だと思う。7、8年もUFCに在籍していて経験豊かなファイターで、凄くウェルラウンドだ。でも僕のスピードは、彼とは明白に違う。僕の方が速く動ける。

彼はUFCで名を残しているけど、何も心配することはない。それよりも、自分自身が力を発揮できるかどうかの方が大切になってくる」

――ランキング外の相手ですが、ランク入りするためには恰好の相手かもしれないです。

「ランキングのことは気にしないよ。トップ15、トップ10が目標じゃない。僕の目標はチャンピオンになることだ。だから全ての対戦相手を眠らせる。世界のトップと戦うために、自分がどう戦うかに集中している。ジェイクは素晴らしいファイターで、それこそ自分を試すという点でも最高の相手だよ。彼を相手に自分の力を試したい。けれども、注意するのは彼ではなく、自分がどう戦うかだよ。

ジェイク・マシューズとの試合で、僕は誰でも倒せる力を持っていることを証明する。この惑星で最高のウェルター級ファイターの1人だと、ね」

■視聴方法(予定)
6月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC275計量結果

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]グローバー・テイシェイラ: 205ポンド(92.99キロ)
[挑戦者] イリー・プロハースカ: 205ポンド(92.99キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]タイラ・サントス: 125ポンド(56.7キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヨアナ・イェンジェチック: 116ポンド(52.62キロ)
ジャン・ウェイリ: 116ポンド(52.62キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
アンドレ・フィアーリョ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ラマザン・エミエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・スンウ: 146ポンド(66.22キロ)
ジョシュア・クリバオ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155.5ポンド(70.53キロ)
スティーブ・ガルシア: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイコブ・マルクーン: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
カン・ギョンホ: 136ポンド(61.69キロ)
バットゲレル・ダナー: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シルヴァナ・ゴメス・フアレス: 116ポンド(52.62キロ)
リャン・ナ: 116ポンド(52.62キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ホセリン・エドワルツ: 145ポンド(65.77キロ)
ラモーナ・パスカル: 145ポ

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