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【The Shooto OKINAWA07】計量終了。沖縄大会で連続メイン、当真佳直「5R戦えるスタミナがある」

【写真】2大会連続メインの当真は計量を一発でクリア。マッチョ・ザ・バタフライの再計量結果については、追ってお伝えします(C)SHOJIRO KAMEIKE

6日(日)、沖縄市のミュージックタウン音市場で開催される『SHOOTO OKINAWA07』の計量が行われた。メインに出場するマッチョ・ザ・バタフライは600グラムオーバーで再計量へ。その他の選手は全員一発クリアとなっている。

Text by Shojiro Kameike


今大会では当真佳直が、4月に続きメインを務める。前回は田上こゆるの打撃を、徹底したテイクダウンとグラウンドコントロールで封じ込め、判定勝ちし世界ランキング入りを果たした。地元・沖縄で大金星を得た当真は田上戦について、こう振り返る。

「最初にメインを任された時(2020年11月、木内SKINNY ZOMBIE崇雅戦)は負けてしまったのに、またチャンスをもらえて絶対に勝たないといけない。それでメチャクチャ練習して、結果にもつながったので嬉しかったです。正直、5R戦えるぐらいのスタミナがついた自信があります。前回の試合も、あと2Rやれと言われれば、やれていました。前回の試合が自分の殻を破ってくれたと思います。自分は3Rの経験は浅いですが、今回も3Rでいいのかな? 5R決着がつくまでやってやる、という気持ちになっています」

対するマッチョ・ザ・バタフライも昨年12月に田上を判定で下しており、同じ相手との対戦経験があることで比較もしやすいだろう。「相手はベテランで、強い相手です。自分が負けた木内選手と同じベテランで、寝技が強い相手なので油断はできません。でも、ここで勝って次の試合は東京でやりたいです」と意気込みを語った。

一方のマッチョ・ザ・バタフライは、計量1回目で600グラムオーバー。このレポートを執筆している時点では、17時に予定されている再計量に向けて体重を落としているところだ。当真がTD&コントロールを狙っても、自分の距離を保ちながら不規則なパンチを当て、自身の得意な形でグラウンドに持ち込める能力を持つマッチョだ。まずは再計量クリアと、コンディションの回復を待ちたい。

セミは宮城友一と鎌田悠介のフライ級戦だ。沖縄のベテランファイター、宮城は現在、修斗とRIZINで2連敗を喫している。「やっぱり沖縄での試合は気合いが入ります」という宮城は、「相手は打撃が強いし、もちろん寝技もできると思います。しかし自分もしっかり準備をしてきたので大丈夫です。ここで勝ってさらに上へ行きたいです」と意気込みを語った。

■視聴方法
11月6日(日)
午後2時30分~ ツイキャス

■SHOOTO OKINAWA07計量結果

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(600グラムオーバー → 再計量)
当真佳直(52.10キロ)

<フライ級/5分3R>
宮城友一(56.50キロ)
鎌田悠介(56.36キロ)

<フェザー級/5分3R>
結城大樹(65.76キロ)
工藤圭一郎(65.68キロ)

<スペシャルエキシビジョンマッチ/3分1R>
黒部三奈(日本)
小生由紀(日本)

<2022年度新人王決定T準決勝 バンタム級/5分2R>
南風原吉良斗(61.18キロ)
藤谷敦史(60.86キロ)

<ストロー級/5分2R>
畠山隆称(51.96キロ)
大城正也(52.14キロ)

<バンタム級/5分2R>
波平コング(60.70キロ)
テンガイ(61.08キロ)

<ストロー級/5分2R>
わっしょい内田(52.08キロ)
梅木勇徳(52.16キロ)

<ストロー級/5分2R>
Pinky(51.70キロ)
大田ノヒロ(52.08キロ)

<トライアウトマッチ公式戦フェザー級/3分2R>
松浦真実也(65.72キロ)
山本敦章(65.72キロ)

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MMA MMAPLANET o ONE Torao マッチョ・ザ・バタフライ 修斗 安芸柊斗 山北渓人 木村旬志 猿丸ジュンジ 田上こゆる 藤川智史 高岡宏気 齋藤奨司

【FORCE16】安芸柊斗が丸山幹太と。高岡宏気は地元で再度の地固め。藤川×南風=FORCE×沖縄対決

【写真】中央で試合が組まれないときに、地元大会があるのは絶対的にアドバンテージだ(C)MMAPLANET

8日(月)にTORAO NATION STATEより9月11日(日)に香川県高松市の高松シンボルタワー展示場で開催されるプロ修斗公式戦FORCE16 の追加カードが発表されている。

7月29日にイベント開催とカードの第一弾発表があった同大会、これで全容がほぼ明らかとなった。


リングからケージに完全移行を果たしたFORCEが4月に続き、今年2度目の開催となり、カード第2弾では4月大会のメインでマッチョ・ザ・バタフライにKO勝ちしている安芸柊斗が、フライ級で丸山幹太と対戦することが分かった。

修斗、グラジエイターで0勝4敗の丸山とRoad to ONEで現ストロー級KOP=山北渓人に敗れてから、修斗公式戦で田上こゆる、前述したマッチョ・ザ・バタフライという関西勢を破り、通算戦績を7勝3敗1分とした安芸との対戦。数字だけ見れば既にミスマッチとも捉えることができるが、猿丸ジュンジへ挑戦が叶わなかった安芸にとっては、その鬱憤を晴らすべき2大会連続のFORCE出場だ。

また既報のカードでは7試合中、5カードに四国勢の名前が見られ、残りの2試合は沖縄勢の畠山隆称と波平コングが、それぞれ岡山の木村旬志&広島の近藤洋平と戦うなど、闘裸男&FORCEと沖縄勢の交流が継続していることが分かる試合が組まれている。

その修斗地方大会を支えるべき両者の激突といっても過言でないのが、愛媛の藤川智史と南風吉良斗のバンタム級戦となる。さらに地元も地元の高松FORCEジム所属の高岡宏気は、7月のサステイン興行にスクランブル出場し齋藤奨司に敗れたが、FORCEで再び地固めのニシダ☆ショー戦となった。

修斗が競技を名乗るのであれば闘裸男、FORCE、沖縄修斗の勝者が首都圏や大阪での大会に食い込んでいくのか競技の摂理。ここから修斗内ステップアップを果たすのは誰になるのか――も込みで楽しみたい。

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F1 MMA MMAPLANET o Shooto The Shooto OKINAWA06 キック ボクシング マッチョ・ザ・バタフライ 修斗 安芸柊斗 当真佳直 田上こゆる

【The Shooto OKINAWA06】沖縄で当真佳直戦、田上こゆる─01─「ガムシャラさがなくなってきて……」

【写真】20歳になった田上。2連敗、これ以上負けられない(C)SHOJIRO KAMEIKE

17日(日)、沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるThe Shooto Ookinawa06のメインで、修斗世界フライ級7位の田上こゆるが敵地に乗り込み、当真佳直と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

プロデビューから連勝街道を突き進んでいた田上だったが、昨年は7月の安芸柊斗戦、そして12月のマッチョ・ザ・バタフライ戦と2連敗を喫している。関係者から注目を浴び、スターダムを駆け上がっていくと思われた矢先の敗北――この2連敗を、本人はどのように捉えているのか訊くと、田上はその胸の内と、今後に向けた光明について語ってくれた。


――試合直前にインタビューを受けていただき、ありがとうございます(※取材は4月11日に行われた)。今は追い込みが終わった段階ですか。

「追い込みは先週終わって、あとは体重を落としながらコンディションを調整していくっていう感じですね。それでもスパーリングはやっていますし、試合の感覚に近い形で体は動かしています。今回は土曜日に沖縄へ移動するので、木曜日か金曜日まで体を動かしていると思います」

――今回は敵地での試合なので、長距離の移動が加わりますね。

「はい。大阪での試合が続いていたので、今回は遠征という感じです」

――対戦相手の地元である沖縄の試合……敵地での戦いとなった点については、どう考えていますか。

「そんなに気にはしていないですね。キックボクシングをやっていた頃から数えると、もう50回以上は日本全国で試合しているので。相手の地元で試合をするからどう、っていうことはないです」

――なるほど。ただ、遠征となると日常のスケジュールも変わってきますよね。今は格闘技以外のお仕事はされているのでしょうか。

「現場の仕事をしています。3年前にバイトのような形ですけど、父の仕事の現場に行かせてもらうようになって。2年前から正社員になりました。今年に入ってからは、平日にお休みをもらって練習させてもらうとか、仕事を減らして格闘技のために使う時間を増やすようにさせてもらっています」

――今年に入って……昨年末、判定負けを喫したマッチョ・ザ・バタフライ戦の結果と内容については、どのように受け止めていますか。

「絶対に勝たなアカン試合やったと思うんで、悔しいです。負けてしまったことはショックでした。

試合が終わって思ったんは、もっと前に出て倒しにいかなアカンかった。でも自分が寝技を警戒しすぎて、前に行かれへんかったところがありました。打撃では圧されている感じがなくて、そのまま進めていたんですけど、最終ラウンドにバックを取られたのが印象悪かったかなって思います」

――以前の田上選手には、もっと打撃の手数と回転の速さがあったと思います。しかし昨年7月の安芸柊斗戦から2試合、その手数と回転が見られないように感じたのですが……。

「今は試合の中で考えすぎていて。あとは無敗で来ていたこともあって、そのプレッシャーを感じるようにもなっていました。昔はそういう考えもなくて、ガムシャラにやっていたんですよ。そのガムシャラさがなくなってきているんかな、と思うところはあります」

――やはり無敗で世界ランキングも上がっていくなかで、自分の中に何か守る気持ちがあったのでしょうか。

「負けたらアカン、という気持ちが強くなりました。ガムシャラに前へ出て、寝技に持ち込まれて負けたらアカン……そう思うようになって、昔より守るスタイルになってしまっていたかなと思います」

――ここまで勝ち上がってきたなかで、寝技が全くできないわけはないと思います。しかし、なぜそこまで「寝技に持ち込まれたくない」という意識が強くなってしまうのでしょうか。

「もちろん寝技の練習もやっています。寝技になった時のディフェンスは、こうしようと考えて練習していて。試合前も、寝技でいこうと考えていたりもするんです。でも試合になったら、守りに入ってしまう感じで」

――……。

「この間の試合については、自分がランカーで相手はランカーじゃない。だから負けられない、気持ちが強かったです。さらにマッチョ選手は寝技が上手い選手だったので、余計に打撃で戦おうという意識が強くなってしまい、試合が始まっても打撃ばっかりになったのかなと思います」

――そのなかでマッチョ戦では、セコンドの中蔵隆志BLOWS代表からカーフキックの指示が飛び、田上選手も指示通り右カーフキックを当てていました。

「カーフキックは効いている感じがありました。2R後半からは相手がパンチを打ってきても、前足の踏ん張りが利いてへんなと思って。3Rはそれがハッキリと分かっていたので、ダメージはメッチャあるなと。パンチも1R目ほどは力がないのも感じていました」

――田上選手の中では今、カーフキックを武器にしようと練習しているのでしょうか。

「いえ、練習ではあまりカーフキックは蹴らないんです(笑)。マッチョ戦でカーフを効かせることができて……あとはもっとローを散らしたかったんです。でも相手のパンチに合わせて踏み込んでローを蹴るのは少し怖くて。カーフやとローよりは距離を保ちやすいので、あの試合では結構カーフを蹴ることができましたね」

<この項、続く>

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MMA Shooto Shooto2021#08 ブログ マッチョ・ザ・バタフライ 田上こゆる

【Shooto2021#08】右カーフを打ち続ける田上からTD&バックを奪ったバタフライがスプリットで勝利

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
田上こゆる(日本)

サークリングするのは田上。ガードを高く上げて前に出るバタフライに対し、左ロー、左ミドルを放つ。田上選手の右カーフをかわしたバタフライ。田上はケージを背負いながら左ローを当てる。両者はローを出し合いうなか、バタフライの左フックに対して田上がインから右フックを当てる。ケージ中央でフェイントをかける両者。バタフライがプレッシャーをかけて、田上はケージを背負う。しかし田上がバタフライのパンチに合わせて、右カーフを当てる。

再びケージを背負いながらサークリングし、右カーフを繰り出す田上だが、残り1分30秒でバタフライがダブルレッグで田上に尻もちを着かせた。ケージを背にして上半身を起こしている田上に対し、両足を畳んで抑え込むバタフライ。残り30秒で田上は立ち上がるも、バタフライが田上をケージに押し込み続ける。残り10秒で田上がケージから離れた。

2R、ムエタイ式のスタンスでバタフライと向き合う田上。サークリングしながら右カーフを狙う。バタフライも相手にケージを背負わせて右カーフを繰り出していく。田上の左ローで、一瞬バタフライの動きが止まる。田上は続いて左ミドルハイ、さらに右カーフで攻める。バタフライが左ジャブで距離を測り、さらに右スイングを繰り出すが、田上は相手の打ち終わりに右カーフを当てた。

足を使いながら、田上が左右のローを当てる。バタフライの蹴り足をキャッチして、こかした田上。バタフライは立ち上がってテイクダウンを狙うも、倒すことはできない。田上は足を使いながらロー。さらに右足を前に出して相手に組み付き、そのまま押し倒すような形でグラウンドに持ち込んだ。しかしバタフライがギロチンを狙うと立ち上がる田上。最後は打ち合いから、田上が左フックを当てた。

最終回、ここでも田上は浅井を使いながら右カーフを繰り出す。バタフライのプレスに対して押し返し、左右のローを当てていく。バタフライが田上にケージを背負わせて左ジャブ。しかし距離が近くなっても組み付けず、田上に引き離されてしまう。バタフライのパンチが大振りになるなか、田上の右アッパーがヒットしたか、マットに手を着いたバタフライ。田上は出てくる相手に、右ストレートから左アッパーを突き上げる。

バタフライは田上をグラウンドに引き込もうとしたが失敗。しかし足を使う田上をケージ際に追い込んでから、ダブルレッグで尻もちを着かせた。ケージに背中を着けながら、立ち上がる田上。バタフライはボディロックで再びグラウンドに持ち込み、バックを狙う。田上も立ち上がるが、バタフライはそのまま後ろに倒してRNCへ。逃れようとする田上をオタツロックで固めるが、最後は田上が反転してトップを奪い、試合終了のホーンを聞いた。

テイクダウンとグラウンド&バックコントロールを評価したか、ジャッジ2者が29-28をつけたバタフライの勝利となった。


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MMA Shooto Shooto2021#08   キック キャプテン☆アフリカ ボクシング マックス・ザ・ボディ マッチョ・ザ・バタフライ 修斗 山本健斗デリカット 平川智也 田上こゆる

【Shooto2021#08】キャプテン☆アフリカに挑戦、マックス・ザ・ボディ「水抜きもキャンプもしない」

【写真】禅かいは下にされポジションを失う展開から盛り返し、打撃で王者を破っているマックス・ザ・ボディ (C)MMAPLANET

19日(日)、プロ修斗2022年の締めの大会=Shooto2021#08が大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開催される。

メインでは環太平洋ライト級王者キャプテン☆アフリカに、マックス・ザ・ボディが挑戦する。マックス・ザ・ボディは7月の同所での大会で、ノンタイトル&72キロ契約ファイトで王者から判定勝ちを収めている。

その試合で得た自信は絶対、それゆえにリラックスして戦えるというマックス・ザ・ボディ。カメルーン人ファイターの彼は、思考や日本人のソレと一線を画していることがよくうかがえるインタビューの受け答えだった。この道理、きっとマックス・ザ・ボディのMMAにも通じるに違いない。何かが違うメンタル、ファイトが見られるか。要注目だ。


──3日後に修斗環太平洋王座に挑戦します。今の調子はいかがですか。

「良い感じできているよ。体重を落としているところだけど、あまり試合のことは考えないようにしている。たたベストを尽くそうと思う。前回の試合は、相手のことを大きく見過ぎていた。

でも実際に戦うと僕のような打撃もパワーもないし、ただ組んでこようとするだけで。スタミナを切らしたら、勝てるなって確信したんだ。もっと体が強いと思っていたけど、そんなことはなかった。だから、今は精神的にも凄くリラックスできている。今回はもっと打撃を使おうと思っている。彼はグラップリングが強い。僕とは比較にならないからね」

──チャンピオンは、それでも組んで倒して、一本を狙ってくるかと予想されます。

「ちゃんと距離を取って戦うよ。彼は僕をテイクダウンできない。テイクダウンしたとしても、すぐに立ち上がるよ。ずっとコントロールなんてできやしない。そうやって前と同じように戦うと、また疲れるだけだ。彼は減量のし過ぎだ。あんなに減量していたら、長い時間は戦えない」

──マックスは、マックス・ザ・ザ・ボディの名にあるようにギリギリに仕上げてくるといことはないのですか。

「僕の体重は問題ないよ。リラックスして、食事をしながら調整している。彼のような減量はしない。ライト級で戦う選手は普段から80キロオーバーとかで重すぎるんだ。僕は普段から77キロあたりをキープしている。水抜きもしないし」

──そうなのですか!!

「これまでに水抜きをしたのは1度だけ。2018年にアウトサダーで戦った時だけだよ。水抜きなんてしたら、絶対に体力が落ちる。水抜きはしない。そういう体格じゃないんだ」

──ではファイトキャンプも最後まで行えますね。

「ノー、ノー、ノー。僕はファイトキャンプなんてしないよ。1週間から2週間、食事を工夫するだけで、他もいつも通りの練習をしているだけさ。水抜きもしないし、キャンプもしない。普通に練習して、食事量を減らすだけだよ。練習は全てBRAVEジムで行っている」

──三郷ですか。

「月曜日は草加、火曜日も草加。水曜日は北千住、木曜日はムエタイのジムにいっていたけど、コロナになって他のジムにいくのは控えるようにしていて、草加でキックの練習をしている。金曜日は三郷でウェイトをやっている。ウェイトは週に1度だけで、それほどやらない。ウェイトのあとはレスリングの練習だ。土曜日はキックボクサーの友人とキックのスパーリングをして、日曜日は三郷で柔術の練習だよ」

──1週間、休みなしですか!!

「そうだね。日曜日は柔術か、フィットネスをやっている。フィットネスは友人のパトリックと越谷の小さなジムでやっているんだ。フィットネス以外にキックボクシングをすることもある。パトリックは空手をやっていたからね。そして家に戻って休むんだ。それが僕の1週間。ただ、疲れたら休むよ」

──試合に向けて対策を練ったり、作戦を講じることはないですか。

「宮田(和幸)さんと会えればね。三郷か、北千住か、どこでも宮田さんと会えば練習して話す。でも、宮田さんは忙しいから、どこにいるか分からない(笑)。彼はたくさんジムを持っているから、どこに行けば会えるか分からないんだ。でも会えば、練習する」

──アハハハハ。ただBRAVEジムはレスリングの強い選手が多いですし、キャプテン☆アフリカ選手と戦う際もテイクダウン防御には自信が持てるのではないですか。

「ノー。テイクダウン・ディフェンスに自信なんてないっ!! 自身があるのは打撃だよ。自分の体が強いことは知っている。宮田さんが授けてくれたツールで戦う。試合間隔を開けずに戦いたいから、いつもソレを宮田さんに伝えているんだ。誰とでも戦うって。半年とか、4カ月とか空けたくない。2カ月に1度戦いたい。もし自信を得ることができるとすれば、それは実戦をこなすことだよ」

──それでもBRAVEで練習していると、自然とレスリングへの対応は上達しませんか。

「上達はするよ。でも、自信なんてないっ!! レスリングに自信なんて持てないよ(笑)」

──土曜日はキャリアで一番大切な試合ですが、環太平洋王座の意味とは?

「世界タイトルに挑戦するために必要なベルトだ。そのためにベストを尽くす。ハードな練習をして来た。グラップリング、レスリング、ストライキング、感じるままに戦えるオールラウンド・ファイターになりたい。どの局面でも戦えるようにね」

──日曜日、ファンにどのような試合を見せたいですか。

「パンチだ。ただ、喋って戦うわけじゃない。拳に全てが懸かっている。僕の拳はその役割を果たしてくれるよ。ファンに見せたい試合? 勝つところだよ」

■視聴方法(予定)
12月19日(日)
第1部:午後1時30~ Twit Casting LIVE
             
■対戦カード

<修斗環太平洋ライト級選手権試合/5分3R>
[王者] キャプテン☆アフリカ(日本)
[挑戦者] マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分2R>
山本健斗デリカット(日本)
浜松ヤマト(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)

<バンタム級/5分2R>
平川智也(日本)
青柳洸志(日本)

<ライト級/5分2R>
飯田健夫(日本)
後藤陽駆(日本)

<女子ストロー級/5分2R>
Fukky(日本)
須恵樹季(日本)

<2022年新人王Tフェザー級1回戦/5分2R>
神武羅☆ヒカル(日本)
紀州(日本)

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【Shooto2021#08】2021年修斗最終戦のメインはキャプテン☆アフリカ✖マックス・ザ・ボディII

【写真】いかなる状況でも、アフリカは組み負けていると勝機はない (C)MMAPLANET

21日(日)、Sustainより12月19日(日)に大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開催されるShooto2021#08の対戦カードが発表されている。

メインは修斗環太平洋ライト級選手権試合=王者キャプテン☆アフリカ✖挑戦者マックス・ザ・ボディに日本✖カメルーンのアフリカン対決だ。


修斗の2021年最終戦のメインは環太平洋ライト級タイトルマッチ、そしてチャンピオンのリベンジ戦に決まった。

7月にノンタイトル戦で顔を合わせた両者。この時は2Rにマックス・ザ・ボディが右ストレートでアフリカからダウンを奪い、ジャッジ3者が29-28をつける判定勝ちを手にしている。

王者アフリカとしてはダウンを喫したこと以上に、3Rにトップを譲りラウンドを落としたこと。そして初回に投げから腕関節という得意の流れで極め切ることができなかった点が如何に改善できているか。ここが勝負となる王座防衛戦だ。

この他、ZSTを中心に活躍してきた浜松ヤマトが、修斗公式戦初出場で山本健斗デリカットと対戦する一戦。

アフリカ同様に7月に地元・大阪大会で安芸柊斗に判定負けを喫し、プロデビュー以来の連勝が5でストップした田上こゆるが、5カ月振りの再起戦をマッチョ・ザ・バタフライと行うことも決まっている。

マッチョ・ザ・バタフライも同様に前回の大阪大会で旭那拳に敗れており、両者揃ってホームで連敗は許されないマッチアップだ。

また一時は激戦区バンタム級のトップランナーだった平川智也が、悪夢の3連敗から2年5カ月を経て復帰する。対戦相手の青柳洸志は先に挙げた──7月大会で苦杯を喫した関西シューターとは違って判定勝ち収めており、メルパルクで連勝を目指す。

また大阪では恒例となっている全日本新空手道連盟提供のキック戦2試合が女子ストロー級Fukky✖須恵樹季、フェザー級2022年新人王決定T=神武羅☆ヒカル✖紀州という滋賀✖和歌山対決とともに明らかとなっている。

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MMA Shooto2021#04 マッチョ・ザ・バタフライ 旭那拳

【Shooto2021#04】下がりながらパンチをヒット。旭那拳がマッチョ・ザ・バタフライを僅差の判定で退ける

<ストロー級/5分3R>
旭那拳(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28.
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)

バタフライがプレッシャーをかけながら左ジャブ。旭那もガードを高く上げて距離を保つ。旭那が距離を詰めると、バックステップで下がるバタフライ。旭那の左ジャブをヘッドスリップでかわす。旭那が押すと尻もちをついたバタフライ。すぐに立ち上がって前に出る。旭那はケージを背負いながらも、左フックを振って回る。バタフライはプレッシャーをかけて、再び旭那にケージを背負わせる。

手数の少ない旭那。バタフライの右ストレートに対し、旭那の左フックが顔面を捉え、バタフライが尻もちをついた。立ち上がったバタフライに、下がりながらパンチを当てる旭那。バタフライは距離を詰めて、右を狙う構え。バタフライの左の打ち終わりに、旭那が左ジャブを当てる。さらに下がりながらも左ジャブを当てる旭那。ケージを背負わせて右を狙うバタフライ。

一瞬テイクダウンを狙うそぶりを見せたバタフライだが、組みには行かない。旭那はスイッチしながらケージを背にしながら回る。旭那が前に出て左ローを見せ始めた

2R、ともにガードを高く構えるなか、バタフライが距離を詰める。するとパンチで前に出た旭那。バタフライがダブルレッグを仕掛けると、旭那はこれを切って離れる。再び距離を取って左を突く旭那。バタフライも左フックを当てる。旭那はサウスポーにスイッチして左ロー。バタフライは右ストレートを狙う。旭那にケージを背負わせたバタフライが右の前蹴り。

旭那はパンチを出しながら、深追いはしない。バタフライが左フック。下がった旭那に追撃の左フックを当ててダウンを奪う。すぐさまバックを狙うバタフライ。旭那が立ち上がるも、バタフライはスタンドでバックを奪い、グラウンドに持ち込めないとみるや、スタンドのままバックマウントを狙う。旭那はここで離れて、サウスポーから左右のパンチ。バタフライもローで距離を探る。

サウスポースタンスから左ストレートを放った旭那。そのパンチがバタフライの顔をかすめる。さらに旭那の左がヒットした。

最終R、いきなり距離を詰めたバタフライ。旭那はサウスポースタンス。足を使う旭那に対し、バタフライも手数は少ない。1分が過ぎたところで、バタフライがテイクダウンを狙って組み付くも、旭那がスプロール。スタンドに戻って距離を取る。バタフライは右ミドルハイから右ロー。旭那はスイッチしながら右を繰り出すも、バタフライはスウェーでかわす。

時おり距離を詰めてパンチを振るう旭那。バタフライは左ロー、さらに左ジャブを当てる。旭那はバタフライの打ち終わりに右を合わせていく。残り2分で距離を詰めてパンチを当てる旭那だが、バタフライがバックステップから前に出ると、旭那は下がる。残り1分30秒、バタフライの左フックがヒット。旭那は左右のストレートから左ロー。

残り30秒で、組みに行った旭那。しかしすぐに離れて、再び距離を取った。終了間際に打ち合って試合を終えた。

判定はジャッジ3者とも1ポイント差で旭那の勝利を支持した。


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