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MMA News o UFC   グレッグ・ハーディー ジェイミー・マラーキー セルゲイ・スピヴァク セルゲイ・モロゾフ タイラ・サントス チョン・ダウン デヴォンテ・スミス ブライアン・ケレハー マイラ・ブエノ・シウバ

3.5『UFC 272: Covington vs. Masvidal』の対戦カードを紹介

 3月5日にネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催する『UFC 272: Covington vs. Masvidal』で当サイトでは未紹介だった対戦カードを紹介していきます。


Hardy vs. Spivac verplaatst naar UFC 272 in Las Vegas(EuroSports)

 『UFC 270: Ngannou vs. Gane』で予定されていたセルゲイ・スピヴァク vs. グレッグ・ハーディーのヘビー級マッチが改めて組まれています。延期の理由はハーディーが指を負傷したため。


MULLARKEY TO TAKE ON JALIN TURNER IN MARCH(NBN News)

 ジェイリン・ターナー vs. ジェイミー・マラーキーのライト級マッチが行われるとのこと。

 ターナーは昨年9月の『UFC 266: Volkanovski vs. Ortega』でウロス・メディッチに1Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合で3連勝中。マラーキーは昨年10月の『UFC Fight Night 193: Santos vs. Walker』でデヴォンテ・スミスに2R TKO勝ちして以来の試合で2連勝中。


Kennedy Nzechukwu Steps In To Face Nick Negumereanu At UFC 272(Knockdown News)

 ニコラエ・ネグメレアヌ vs. ケネディ・エンゼチュクウのライトヘビー級マッチが行われるとのこと。

 ネグメレアヌは昨年10月の『UFC Fight Night 196: Costa vs. Vettori』でアイク・ヴィラヌエヴァに1R KO勝ちして以来の試合で2連勝中。エンゼチュクウは昨年11月の『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でチョン・ダウンに1R KO負けして以来の試合。


Maryna Moroz vs. Mariya Agapova grudge match booked for UFC 272(MMAFighting)

 マリーナ・モロズ vs. マリヤ・アガポヴァの女子フライ級マッチが行われるとのこと。

 モロズは2020年3月の『UFC Fight Night 170: Lee vs. Oliveira』でマイラ・ブエノ・シウバに判定勝ちして以来2年ぶりの試合で2連勝中。それまでモンタナ・デ・ラ・ロサ戦、タイラ・サントス戦、マノン・フィオロ戦、ルアナ・カロリーナ戦が組まれましたが、いずれもビザ問題等の理由で欠場しています。アガポヴァは昨年10月の『UFC Fight Night 194: Dern vs. Rodriguez』でサビーナ・マゾに3Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合。

 モロズとアガポヴァはアメリカン・トップチームの元チームメイトですが、アガポヴァは離脱しています。この時モロズがアガポヴァのATT離脱の原因は薬物乱用とチームメイトへの脅迫だと告発したことからアガポヴァが反論しており、両者の間には遺恨があります。


Brian Kelleher vs. Umar Nurmagomedov added to UFC 272 in March(MMAJunkie)

 ブライアン・ケレハー vs. ウマル・ヌルマゴメドフのフェザー級マッチが行われるとのこと。

 ケレハーは1月の『UFC on ESPN 32: Kattar vs. Chikadze』でケビン・クルームに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。ヌルマゴメドフは昨年1月の『UFC on ESPN 20: Chiesa vs. Magny』で行われたUFCデビュー戦でセルゲイ・モロゾフに2Rリアネイキッドチョークで勝利して以来1年2ヶ月ぶりの試合で13勝0敗。続きを読む・・・
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MMA UFN195 キック マイラ・ブエノ・シウバ マノン・フィオフォ

【UFN195】マノン・フィオフォが、フィニッシュできずもシウバを相手にパーフェクトなポイントMMA

<女子フライ級/5分3R>
マノン・フィオフォ(フランス)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
マイラ・ブエノ・シウバ(ブラジル)

右ジャブから右ローを蹴るフィオフォが、ローをチェックする。シウバは右ミドル、フィオフォはサイドキックからワンツーを入れる。左に回りボディにサイドキックのフィオフォは左から右のワンツーをサウスポー・スタンツで放つ。右サイドキックからワンツーで、空間を支配するフィオフォに対し、シウバはスイッチもサイドキックで腹を蹴られ、ワンツーに前に出ることができない。

腹から顔面にパンチを纏めるフィオフォは右ボディフック、シウバが左ローを返す。ついには右サイドキックを顔面に入れ、シウバを押し倒したフィオフォは立ち上がってきても腹にサイドキック、そして右フックを打ち込む。シウバはオーソに戻し、右前蹴り。フィオフォはワンツーから右サイドキック、シウバも右ミドルから前に出るようになり、スイッチして左ローを蹴る。前足を削っていくシウバに対し、フィオフォは左フックから組んでダブルレッグでテイクダウンを決める。左のパウンドを連打し、ヒザ十字を潰したフィオフォが初回を完全に支配した。

2R、直ぐにワンツーで前に出たフィオフォが、左をヒットさせる。右ミドルが効いたか、直ぐに組んでいったフィオフォは切られ、ヒザをボディに受ける。そのままクリンチでケージにシウバを押し込んだフィオフォが時間をかける。1分以上が同体で、レフェリーがブレイクを命じる。再開後パンチを纏めるフィオフォ、シウバも右ミドルを蹴っていく。サイドキックのフェイクからワンツーを入れたフィオフォは、クリンチからのヒザにいやそうな顔を見せる。そのシウバはワンツーを被弾しても、効いていないとばかりに顎を突き出す。

フィオフォは変わらずサイドキックとワンツーのコンビも繰り出すが、シウバはダメージがないのか余裕が出てくる。それでも打たれているのはシウバで、右ミドルにも左ミドルを蹴られる。最後の左右のフックで前に出たシウバは、左ハイをかわしたところで時間に。精神的にはシウバかもしれないが、ポイントはフィオフォとなる5分だった。

最終回、変わらずワンツーを繰り出し、サイドキックからダブルのフェイクのフィオフォ。シウバは踏み込んで右の蹴りを繰り出す。左のサイドキックからワンツーのコンビでシウバを下がらせたフィオフォが、ダブルレッグでテイクダウンを決める。ハーフからパンチを落とし、右の連打でシウバが鼻血を見せる。パスを決めたフィオフォは、サイドバックで左を連続で打ちつけ、シウバはたまらず引き込む。

試合がスタンドに戻ると、シウバは動きが落ち、フィオフォが飛びヒザを狙う。残り2分を切り、手数は完全にフィオフォで巧妙にクリンチで時間を使う。ブレイクが掛った時には、試合タイムは50秒に。シウバは跳びヒザを狙うが、フィオフォはダブルレッグ。切れてワンツー、サイドキックを繰り返す。必死に前に出るシウバにクリーンヒットはなく、フィオフォが見事にポイントアウトし、フルマークの判定勝ちを手にした。

「フィニッシュできなかったことは少し残念、シウバの打撃はレベルが高かったので勝てて嬉しい」と勝者は話した。


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『UFC Fight Night 195: Ladd vs. Dumont』前日計量動画/ジュリアン・マルケス vs. ジョーダン・ライトが中止に

UFC Fight Night 195 weigh-in results: Julian Marquez doesn't make it to scale, ruled out(MMAJunkie)
MAIN CARD (ESPN+, 7 p.m. ET)

・Aspen Ladd (145) vs. Norma Dumont (145.5)
・Andrei Arlovski (245) vs. Carlos Felipe (259)
・Erick Gonzalez (155) vs. Jim Miller (155)
・Manon Fiorot (125.5) vs. Mayra Bueno Silva (126)
・*Julian Marquez () vs. Jordan Wright (184.5)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 4 p.m. ET)

・Andrew Sanchez (185) vs. Bruno Silva (185)
・Ramazan Emeev (171) vs. Danny Roberts (170.5)
・Luana Carolina (125.5) vs. Loopy Godinez (121.5)
・Ludovit Klein (145.5) vs. Nate Landwehr (145.5)
・Danaa Batgerel (135) vs. Brandon Davis (136)
・Ariane Carnelossi (115.5) vs. Istela Nunes (114.5)


 『UFC Fight Night 195: Ladd vs. Dumont』前日計量結果。ジュリアン・マルケス vs. ジョーダン・ライトがマルケスの体調不良により中止になっています。新型コロナウイルスではないそうです。これによりネイト・ランドウェル vs. ルドヴィット・クラインがメインカードに昇格するとのこと。開始時刻も日本時間10月17日午前5時から5時30分になると思われます。






 前日計量&フェイスオフ動画。


UFC Fight Night 195 predictions: Is anyone picking against Aspen Ladd at featherweight?(MMAJunkie)

 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・アスペン・ラッド vs. ノルマ・ドゥモンはラッド支持12人、ドゥモン支持1人。

・アンドレイ・アルロフスキー vs. カルロス・フェリペはアルロフスキー支持7人、フェリペ支持6人。

・ジム・ミラー vs. エリック・ゴンザレスはミラー支持12人、ゴンザレス支持1人。

・マノン・フィオロ vs. マイラ・ブエノ・シウバは13人全員フィオロ支持。続きを読む・・・
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MMA News ONE UFC   マイラ・ブエノ・シウバ

ジム・ミラー vs. エリック・ゴンザレス他『UFC Fight Night 195: Ladd vs. Dumont』の対戦カードを紹介

 10月16日にラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 195: Ladd vs. Dumont』ではアスペン・ラッド vs. ノルマ・ドゥモン、アンドレイ・アルロフスキー vs. カルロス・フェリペ、ジュリアン・マルケス vs. ジョーダン・ライト等が行われますが、ここでは紹介していなかったカードをいくつか紹介します。

Jim Miller vs. Erick Gonzalez in the works for UFC Fight Night 195 on Oct. 16(MMAJunkie)

Erick Gonzalez(Sherdog)

 『UFC Fight Night 195: Ladd vs. Dumont』でジム・ミラー vs. エリック・ゴンザレスのライト級マッチが行われるとのこと。

 ミラーは『UFC on ABC 2: Vettori vs. Holland』でジョー・ソレッキに判定負けして以来の試合で現在2連敗中。これでUFC 38戦目。『UFC Fight Night 192: Smith vs. Spann』でニコラス・モッタと対戦予定でしたが新型コロナウイルスの陽性反応が出たことから欠場していました。ゴンザレスは現在29歳のアメリカ人で戦績14勝5敗。今回がUFCデビュー戦。


UFC 266 loses Manon Fiorot vs. Mayra Bueno Silva due to positive COVID-19 tests(MMAJunkie)

 『UFC Fight Night 195: Ladd vs. Dumont』でマノン・フィオロ vs. マイラ・ブエノ・シウバの女子フライ級マッチが行われるとのこと。フィオロは『UFC Fight Night 189: Rozenstruik vs. Sakai』でタバサ・リッチに2R TKO勝ちして以来の試合で現在7連勝中(UFC 2勝0敗)。シウバは『UFC Fight Night: Rozenstruik vs. Gane』で行われたモンタナ・デ・ラ・ロサ戦がドローになって以来の試合の試合。両者は『UFC 266: Volkanovski vs. Ortega』で対戦予定でしたがフィオロのセコンドから新型コロナウイルスの陽性反応が出たことから今大会に延期されています。


The Ultimate Fighter winnaar Andrew Sanchez treft Bruno Silva op 16 oktober(MMA DNA)

 『UFC Fight Night 195: Ladd vs. Dumont』でアンドリュー・サンチェス vs. ブルーノ・シウバのミドル級マッチが行われるとのこと。サンチェスは『UFC 257: Poirier vs. McGregor 2』でマフムド・ムラドフに3R TKO負けして以来の試合。シウバは『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』で行われたUFCデビュー戦でウェリントン・ターマンに1R KO勝ちして以来の試合で現在5連勝中。


Danny Roberts vs. Ramazan Emeev toegevoegd aan UFC evenement op 16 oktober(MMA DNA)

 『UFC Fight Night 195: Ladd vs. Dumont』でダニー・ロバーツ vs. ラマザン・エミーフのウェルター級マッチが行われるとのこと。

 ロバーツは2019年11月の『UFC Fight Night 163: Zabit vs. Kattar』でゼリム・イマダエフに2R KO負けして以来実に1年11ヶ月ぶりの試合。昨年3月の『UFC Fight Night: Woodley vs. Edwards』でニコラス・ダルビーと対戦予定でしたがコロナ禍で大会中止、『UFC on ESPN 14: Whittaker vs. Till』で改めてダルビー戦が組まれましたが負傷欠場、『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』でティム・ミーンズ戦が組まれましたが、こちらも中止となっていました。

 エミーフは『UFC on ABC 1: Holloway vs. Kattar』でダビッド・ザワダに判定勝ちして以来の試合で現在2連勝中。『UFC Fight Night 190: Gane vs. Volkov』でワルリー・アウベスと対戦予定でしたが欠場していました。


 『UFC Fight Night 195: Ladd vs. Dumont』でルアナ・カロリーナと対戦予定だったシジャラー・ユーバンクスが新型コロナウイルスの陽性反応が出たことから欠場、代わりにルピタ・ゴディネスがカロリーナと対戦するとのこと。

 カロリーナは『UFC on ESPN 23: Reyes vs. Prochazka』でポリアナ・ボテーリョに判定勝ちして以来の試合。ゴディネスは『UFC Fight Night 194: Dern vs. Rodriguez』でシルヴァーナ・ゴメス・フアレスに1Rアームバーで勝利したばかりで2週連続出場となります。続きを読む・・・
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MMA UFC UFN195   キック ボクシング マイラ・ブエノ・シウバ マノン・フィオフォ マリヤ・アガポワ ミーシャ・テイト

【UFN195】フランスの松濤館空手王者からMMAへ。マノン・フィオフォ「全て空手時代に培われてきた」

【写真】試合中の厳しい表情とは全く違う、穏やかな笑みをたたえるフィオフォだった (C)MMAPLANET

16日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFN195:UFN on ESPN+53「Ladd vs Dumont」が開催される。

ホーリー・ホルム、ミーシャ・テイトという女子MMA界のレジェンドが相次いで欠場となった今大会のメインカードで、MMAが禁じられていた国──フランスから、南アフリカのEFC Worldwide、さらに中東のUAE Warriorsでフライ級王者となり、オクタゴン3戦目を向けるマノン・フィオフォが、マイラ・ブエノ・シウバと対戦する。

フランスの松濤館空手王者になること3度、五輪も目指せた逸材が歩んできた道なき道、その軌跡を振り替えてもらった。


──マノンのインタビューは6月、そして9月と予定されていたのですが、対戦相手の変更と欠場で2度とも流れてしまい、ようやく実現できて嬉しいです。

「私も話を聞いてもらえるファイトウィークを送ることができて嬉しいわ。今週末は問題なく試合が行われそうだから(笑)。過去2度のファイトウィークに本当に色んな事が起こって大変だったわ。今はファイトに集中できて、最高のシェイプで土曜日を迎えられそうよ。ホント、早く試合が始まって欲しいって感じね」

──昨年の秋までフランス政府はMMAの開催を認めてこなかったです。そのような状況でなぜMMAを志すようになったのですか。

「私は5歳の時から空手をやっていて、3度フランス王者になっているの。それからキックボクシング、ムエタイを練習するようになり、実戦を15回ほどこなした時に友人からMMAの練習をしてみないかって誘われて。練習してみると、このスポーツのことが心の底から好きになったの。

寝技の経験はなかったから、立ち技とは全く体の使い方が違って本当に大変だった。でも、それが面白くて。それとレスリングに関しては問題なかったわ。父が20年ほどレスリングの経験があって、大会で何度も勝っている人だったから。

もちろん、直ぐに修得できるモノではなかったけど、時間を掛けて一つ一つステップアップしてきたから、今ではどの局面でも問題なく戦うことができるわ。レスリングもグラップリングも、ストラキングと同じだけの力があると思っている」

──お父さんがレスラーだったのに、空手を始めたのですね。

「空手道場が家の近くにあったから。理由はホント、それだけだと思う(笑)」

──空手はフランスでは凄く人気がありますね。ところでどの流派の空手を習い、3度の国内王者に輝いているのでしょうか。

「松濤館空手よ。組手部門でチャンピオンになったの」

──ポイント空手の経験はMMAに生きていますか。

「ウイ!! 絶対的にね。フランスの松濤館空手で最も重要視されるのは、タイミング。今、MMAを戦っているけど、私のステップ、ステップからのコンビネーション……距離、角度、タイミングは全て空手時代に培われてきたモノよ」

──マノンはMMAという選択をしましたが、空手は東京五輪でついに正式種目入りしました。

「空手のことは大好きだし、あのまま続けていると私は東京五輪に出ること、チャンピオンになることも可能だったと思う。でも、空手とMMAを同時に続けることは無理よ。MMAの練習だけで1日に2度やっているから、その状態で五輪を目指していたら病気になっていたでしょうね(笑)。今はMMAで世界のトップになることを目標に戦っていて、他のことをする余裕はないけど……将来はどうなるかしらね(笑)」

──ところで松濤館空手の女子王者がMMAに転向することに関して、周囲の反応はどのようなモノだったのでしょうか。

「フランスは空手、合気道、柔道の歴史が長くて、MMAはまだ正式に認められて1年も経っていない。だから私がケージで戦うことに理解を示してくれない人達がいることは確かね。特にグラウンドで相手を殴って、チョークで首を絞めることに対して、良い印象を持たれてないわ。でも3、4年後には皆が理解しているはずよ。この素晴らしいスポーツの良さを分かってもらうのも、一朝一夕にはいかないってことね」

──そんなマノンはUFCと契約する前は南アフリカ、そしてミドルイーストでキャリアを積んできました。フランスではMMAが認められていないとしても英国をはじめ、欧州ではMMAが開催されている国も多いのになぜ、南アやUAEで戦ってきたのでしょうか。

「南アフリカで戦うようになるまで、私はIMMAFで世界チャンピオンになったの。でも、フランス国内ではパウンドのない大会、パンクラスで試合は組まれなかったし、英国のプロモーションもアマMMAで優勝しただけの私にチャンスは与えてくれなかったわ。そんな時、マネージャーが南アフリカのEFC WorldwideのリアリティTVショー(The Fighters Season 02)の話を見つけてきてくれて。IMMAF世界王者という肩書を認めてくれて、ショーに参加できて優勝できたの。

EFCでは2戦目でフライ級王者になり、キャリアを重ねようと思った時にCOVID19で国境が封鎖され、大会も行われなくなってしまって。そしてUAE Warriorsと契約して、3戦目でフライ級のベルトを巻き、UFCから声が掛ったの」

──何もレールの敷かれていないところを、歩んできたのですね。

「私はMMAを愛しているし、私が頑張ることでフランスの若い子たちに良い影響を与えることができるだろうし。そうなれば、本当に嬉しいわ」

──そのためにも土曜日の夜は、どのような試合をしたいですか。

「試合中、全ての時間をドミネイトして勝ちたい。それがKOなら最高ね。ブエノ・シウバのスタイルを考えると、手の合う相手だと思う。彼女はUFCで5試合も戦っているし、尊敬すべき対戦相手ね。彼女をKOできれば、私もトップ10と戦いとアピールできる。そういう相手と戦えてハッピーよ。

試合の序盤は空手のスタンスで、空手を使って戦うわ。そして彼女の動きが理解できれば、距離をつめて首相撲、ヒザ、エルボーと接近戦でも追い込んでいく。遠い距離でも、近い距離でも全く問題なく戦えるから」

──マノン、今日はありがとうございました。

「日本のファンにも必ずKO勝ちを届けるわ。メルシー・ボーク―」

■視聴方法(予定)
10月17日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN195対戦カード

<女子フェザー級/5分5R>
ノルマ・ドゥモント(ブラジル)
アスペン・ラッド(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)
カルロス・フィリッピ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
マノン・フィオフォ(フランス)
マイラ・ブエノ・シウバ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
マリヤ・アガポワ(カザフスタン)
サビーナ・マゾ(コロンビア)

<ミドル級/5分3R>
ジュリアン・マルケス(米国)
ジョーダン・ライト(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ダニー・ロバーツ(米国)
ラマザン・エミエフ(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)
ルアナ・カロリーナ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ルドヴィット・クライン(スロバキア)
ネイト・ランドヴェール(米国)

<バンタム級/5分3R>
ブランドン・デイヴィス(米国)
バットゲレル・ダナー(モンゴル)

<女子ストロー級/5分3R>
アリアニ・カルネロッシ(ブラジル)
イステラ・ヌネス(ブラジル)

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Report UFC UFN ESPN+44 UFN186 ブログ マイラ・ブエノ・シウバ モンタナ・デラロサ

【UFN186】金網掴みの反則減点も、ヒザ&ヒジでデラロサをボコったシウバ──マジョリティドローに

<女子フライ級/5分3R>
マイラ・ブエノ・シウバ(ブラジル)
Draw.1-0:28-27.28-28.28-28
モンタナ・デラロサ(米国)

シウバの右カーフに対し、デラロサがワンツーを入れる。シウバは首相撲&ヒザ蹴り、離れたデラロサを再び首相撲で捕えると、シングルレッグにギロチンを仕掛ける。そのままテイクダウンを決めたデラロサは、スクランブルでバックに回る。シウバはキムラクラッチも、胸を合わせる選択をする。シウバはシングルにパワーギロチン、頭を抜いたデラロサがダブルレッグに移行する。

シウバはここでケージを掴んだ行為で、減点1Pの宣告を受ける。スタンドで再開となり、首相撲からヒジ&ヒザを見せたシウバだが、デラロサは離れてワンツーの右を打ち込む。ここからシングルレッグに出たデラロサは、エルボーを被弾して離れるとヒザを突き上げられる。再びシングルをヒジ打ちで切り抜けたシウバだったが、デラロサは一旦離れて即ダブルレッグでケージに押し込んでいく。スピニングバックエルボーをかわし、デラロサが押し込み返し初回が終わった。

2R、サウススポーで左ストレート、オーソに戻しジャブを伸ばしたデラロサ。蹴りをキャッチしたシウバが左ハイを入れる。さらにヒザ蹴りを突き上げたシウバは、デラロサのダブルレッグからのボディロックテイクダウンを切り返し、トップを奪取する。蹴り上げにも鋭いパウンドを落としたシウバは、ニースライスパスを狙う。

デラロサは足を戻すも、勢いのある腹へのパンチを2発受ける。立ち上がってスタンドを選択したシウバは疲れた感のあるデラロサにボディショット、ハイキックを繰り出す。テイクダウンの踏み込みが弱くなったデラロサは、首相撲から腹にヒザ、顔面にエルボーを被弾する。必死にシングルから、ダブルに捕えたが魂のテイクダウンに成功する。

と、一気に弱気の表情を浮かべたシウバは、殴られマウントを許す。クォーターマウントでパンチを入れるデラロサが上体を起こしてエルボーを落とし、肩固めへ。エビで逃れたシウバだが、マウントから殴られた状態でラウンド終了を迎えた。

最終回、一旦頭を取ったシウバは、デラロサが離れたところでハイキックを2発放つ。ヒザ、ミドルとスタンドの圧力は抜群のシウバに対し、デラロサはここもシングルレッグへケージに。シウバはヒジを顔面に入れ、ニンジャチョークへ。頭を抜いたデラロサはテイクダウンに成功するも、すぐに立ち上がったシウバがパンチ、ヒザを当てる。

流血のデラロサは、ここもケージへ押し込み両ワキを差す。スペースを作り、ヒザを入れたシウバ。距離を潰して押し込むデラロサ。体力、精神的に厳しい戦いで、減点のあるシウバは打撃で圧倒する必要がある5分の大半をケージに押し込まれてしまう。金網にもたれて左右のヒジを入れたシウバだが、最後の45秒で離れたデラロサが蹴りヲキャッチしてテイクダウンを決める。

クローズドを取ってエルボーを入れるシウバだが、流血&左目の周囲を大きく腫らしたデラロサが忍耐のファイトでタイムアップへ。減点があったシウバだが、ヒザとエルボーでドローに持ち込むこととなった。


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Report UFC UFN ESPN+36 UFN178 ブログ マイラ・ブエノ・シウバ

【UFN178】三角絞めだけに集中し過ぎた? 三角から腕十字に移行したブエノ・シウバが一本勝ち

<女子フライ級/5分3R>
マイラ・ブエノ・シウバ(ブラジル)
Def.1R2分29秒by 腕十字
マラ・ボレラ(イタリア)

前蹴りから左ジャブ、そして右アッパーを狙ったシウバ。ボレラはジャブから組みついてケージに押し込むと、ボディロックテイクダウンに成功する。クローズドのシウバは鉄槌を被弾するが、足をすくってハイガードから三角クラッチへ。胸を張って座っているボレラは、しっかりとポスチャーを取っていたが右足で顔を刈りにいったシウバが左腕を伸ばしてタップを奪った。