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【UFC274】前蹴りでファーガソンをKO。チャンドラーがオリヴェイラ、ゲイジー、マクレガーとの対戦要求

<ライト級/5分3R>
マイケル・チャンドラー(米国)
Def.2R0分17秒by KO
トニー・ファーガソン(米国)

サウスポーに構えたファーガソンが左に回る。ジャブを突いて前に出ようとするチャンドラーをファーガソンが左で迎え撃つ態勢で構える。蹴りを交え、左フックからローを蹴ったチャンドラーが、右から左を被弾して倒れる。すぐに立ち上がったチャンドラーとの距離を詰めたファーガソンに対し、パンチを打ち返すチャンドラーが左を当て、右ボディから左フックを打つ。ファーガソンは左を打ち返し、踏み込んできたところに左を伸ばす。それでも右を振るって前に出たチャンドラーは、一気にダブルレッグを決めた。

下からエルボーを入れたファーガソンが、チャンドラーを流血に追い込む。腰を上げて手を伸ばすチャンドラーは、蹴り上げにもすぐに飛び込んでトップを維持しオモプラッタ狙いを潰してパンチを打ち込む。ファーガソンも左目尻をカットし、スクランブルもヒップスローにも持ち込めない状態でパンチを傷口に受けて時間となった。

2R、右に回るファーガソンを追いかけたチャンドラーの右前蹴りが、アゴを捕らえる。この一発でまさかのKO勝ちをとなったチャンドラーは、バック宙を繰り返しケージに駆けあがり喜びを爆発させた。

「ベストフロントキックKO? そんなことないよ、他にもあったよ。大して練習したわけじゃないけど、決まったね。手が長くて、長い距離を取られたからアッパーカットのようにフェイクショットを見せたんだ。初めてダブルビジョンになったから、コミッションに言わないでくれとコーナーに伝えたんだ」となすと、一気にテンションが上がり「メインインベントに戻る準備はできている。チャールズ(シャーウス・オリヴェイラ)、お前と。ジャスティン・ゲイジー、お前とも再戦する。5R、ライト級王座を賭けて」と話しさらにはコナー・マクレガー戦をアピールした。


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ACA MMA News o ONE UFC YouTube   オヴァンス・サンプレー ジャスティン・ゲイジー ドナルド・セラーニ マイケル・チャンドラー マウリシオ・ショーグン

『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』前日計量動画/チャールズ・オリヴェイラは「こういうこともある」と開き直り発言

『UFC 274』チャールズ・オリヴェイラが計量ミスでライト級王座剥奪、ジャスティン・ゲイジーが勝った場合のみ王座戴冠の変速タイトルマッチに(2022年05月07日)

UFCが『UFC 274』チャールズ・オリヴェイラ体重超過について声明を発表/ジャスティン・ゲイジーは早くも10ポンドの体重戻し(2022年05月07日)

 こちらの続報。

UFC 274 weigh-in results: Charles Oliveira misses weight, will vacate lightweight title(MMAJunkie)
MAIN CARD (Pay-per-view, 10 p.m. ET)

・Charles Oliveira (155.5)* vs. Justin Gaethje (155)
・Rose Namajunas (115) vs. Carla Esparza (115)
・Michael Chandler (156) vs. Tony Ferguson (155.5)
・Mauricio Rua (205.5) vs. Ovince Saint Preux (205)
・Donald Cerrone (155.5) vs. Joe Lauzon (155.5)

PRELIMINARY CARD (ESPN/ESPN+, 8 p.m. ET)

・Andre Fialho (170.5) vs. Cameron VanCamp (170)
・Randy Brown (170.5) vs. Khaos Williams (170)
・Macy Chiasson (145.5) vs. Norma Dumont (146.5)**
・Brandon Royval (125.5) vs. Matt Schnell (125.5)
・Blagoy Ivanov (253.5) vs. Marcos Rogerio de Lima (258.5)

EARLY PRELIMINARY CARD (ESPN+, 5:30 p.m. ET)

・Danny Roberts (170.5) vs. Francisco Trinaldo (170.5)
・Tracy Cortez (125.5) vs. Melissa Gatto (125)
・Kleydson Rodrigues (125.5) vs. CJ Vergara (126)
・Ariane Carnelossi (115.5) vs. Loopy Godinez (115)
・Fernie Garcia (135.5) vs. Journey Newson (135.5)

 『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』前日計量結果。チャールズ・オリヴェイラの件は既報ですが、他にもノルマ・ドゥモンが146.5ポンドと0.5ポンドオーバー。出場給の30%を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。チャールズ・オリヴェイラは「こういうこともある。神を説明することはできない。チャンピオンには名前があり、それはチャールズ・オリヴェイラだ。明日は世界に衝撃を与える!」とコメント。ある意味すでに衝撃を与えてますが…。


UFC 274 predictions: Oliveira or Gaethje, Namajunas or Esparza in title fights?(MMAJunkie)

 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・チャールズ・オリヴェイラ vs. ジャスティン・ゲイジーはオリヴェイラ支持6人、ゲイジー支持5人。

・ローズ・ナマユナス vs. カーラ・エスパーザはナマユナス支持8人、エスパーザ支持3人。

・マイケル・チャンドラー vs. トニー・ファーガソンはチャンドラー支持10人、ファーガソン支持1人。

・マウリシオ・ショーグン vs. オヴァンス・サンプレーは11人全員サンプレー支持。

・ドナルド・セラーニ vs. ジョー・ローゾンはセラーニ支持6人、ローゾン支持5人。続きを読む・・・
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【UFC274】OSP戦へ、マウリシオ・ショーグン「前に進むこと。最高の形でキャリアを終えられるよう」

【写真】通訳を務めてくれたマネージャー兼コーチのドゥドゥ・アロンソと(C)MMAPLANET

7日(土・現地時間)、アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターでUFC274「Oliveira vs Gaethje」が開催される。

シャーウス・オリヴェイラの持つUFC世界ライト級王座にジャスティン・ゲイジーが挑戦する一戦をメインに、コメインにUFC世界女子ストロー級選手権試合=王者ローズ・ナマジュナス×挑戦者カーラ・エスパルザと2つの世界戦が組まれたPPV大会。

ダブルクラウン以外にマイケル・チャンドラー×トニー・ファーガソンと並び、PPVメインカードでマウリシオ・ショーグンがオヴァンス・サンプレーと対戦する。

2020年11月のポール・クレイグ戦以来、1年半ぶりの実戦となるショーグン。40歳となった元PRIDEファイターに戦い続けるモチベーションが何なのかを尋ねた。


――18カ月ぶりの試合でOSPと土曜日に戦います。今の気持ちを教えてください。

「ヒジのケガがあって長い間、試合を戦うことができなかった。でも、ようやくケージに戻ってくることができる。凄く調子は良いし、ワクワクしているよ」

――トレーニングキャンプは首尾よく終了しましたか。

「ヘッドコーチのエドゥアルドの下で、ハードなトレーニングをして準備は整っている。とにかくケガもなく、キャンプを終えることができて絶好調なんだ。今回、キャンプをクリチーバで行ったんだ」

――ハイ。ショーグンといえばクリチーバだろうというのが、我々の印象ですが……。

「あまり知られていないけど、僕はクリチーバを離れて8年になるんだ。今回の試合に向けて、家族からも長期間離れクリチーバでトレーニングを行った。いくつかの武器を取り戻そうと思ってね」

――つまりクリチーバで練習するということは、原点に戻るということなのでしょうか。

「その通りだよ。それがクリチーバで練習する目的なんだ」

――人間、誰しも年を重ねると成熟するという良い面がある一方で、恐れを知らぬ勢いを忘れてしまいますしね。冷静さは欠かせないですが、あの勢いをまた手にしたいとファイターも思うモノなのでしょうか。

「まさにその通りなんだ。クリチーバでは良い練習ができたよ。現在の練習パートナーだけでなく、以前一緒に練習していたメンバーと汗を流すことで、あの頃の関係を取り戻した。友情を再確認でき、今回のキャンプが可能になったんだ。かつての友との練習で素晴らしいキャンプになったよ。だからこそ、今回の試合に心躍らせているんだ」

――シュートボクセ時代、もう17年も昔になりますが23歳の若きショーグンがPRIDE GPファイナルを前に、決勝で同門対決になりかねないヴァンダレイ・シウバと同じ空間で練習をしている。その異様が緊張感が思い出されるのですが、当時と同じような緊張感をもって今回の試合に臨んでいるということでしょうか。

「う~ん、あの時とは気持ちは違うかな。GPファイナル前は自分の力を世界に示し、名前を確立させることでより高いファイトマネーを得られるようにという気持ちが強かった。今はより経験を積み、試合に向けて考え方も変わっている。ただし、試合前の緊張感っていうのは変わらないよ。そこに関しては、キャリアを通して変化することはない。そことの戦いが、僕らファイターにはついて回るよ」

――ではOSPの印象を教えてください。

「背が高く、体が強い大きな選手だよ。運動神経も良く、ファイターとしてリスペクトしている。でも僕の方がスピードで勝っている。そこで勝負をする」

――マウリシオは最後のPRIDE世代の生き残り、現役で戦うファイターです。あの時代と変わらずMMAを戦い続けているのですが。モチベーションをどう保っているのですか。

「世界のトップレベルで最後まで戦っているPRIDEファイターだと自分でも思っているし、それが誇りだ。簡単なことじゃないからね。過去数試合、最大のモチベーションは勝利を手にして、前に進むこと。最高の形でキャリアを終えられるようにね。

今回の試合も最高の形で勝利を手にして、僕が今も大いなる可能性を持っていることを世界に示したい。試合で今言ったことを証明するために、ハードなトレーニングを積んできた」

――日本のMMAファンも世代交代しているのですが、5年前に日本大会でOSP戦が決まっていたマウリシオが負傷欠場し、PRIDE世代のファンはとても残念がっていました。

「今の日本のファンの寛大な心を忘れることはないよ。日本という国を。そこに住む皆のことを心から愛し、尊敬している。僕の人生のなかで日本は特別な場所だ。日本ことを忘れることはないよ」

――叶わぬ夢かもしれないですが、マウリシオのサッカーボールキックとストンピングが、また見てみたいです。

「僕もいつの日か使いたいと今でも思っているよ(笑)。実現させたいね」

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MMA o UFC   マイケル・チャンドラー

5.7『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でマイケル・チャンドラーとトニー・ファーガソンが対戦


 UFCが5月7日にアリゾナ州フェニックスで開催する『UFC 274: Oliveira vs. Gaethje』でマイケル・チャンドラー vs. トニー・ファーガソンのライト級マッチを行うことをMMAJunkieが確認したとのこと。

 チャンドラーは昨年11月の『UFC 268: Usman vs. Covington 2』でジャスティン・ゲイジ-に判定負けして以来の試合で2連敗中。その前は昨年5月の『UFC 262: Oliveira vs. Chandler』でチャールズ・オリヴェイラとライト級王座決定戦を行い2R TKO負けしています。現在ライト級ランキング5位。

 ファーガソンは昨年5月の『UFC 262: Oliveira vs. Chandler』でベニール・ダリウシュに判定負けして以来の試合で3連敗中。3連敗する前は12連勝していました。現在ライト級ランキング7位。続きを読む・・・
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MMA UFC   イリー・プロハースカ ジャスティン・ゲイジー ダスティン・ポイエー マイケル・チャンドラー

5.7『UFC 274』でチャールズ・オリヴェイラ vs. ジャスティン・ゲイジーのライト級タイトルマッチ

5.7『UFC 274』でグローヴァー・テイシェイラ vs. イリー・プロハースカのライトヘビー級タイトルマッチ(2022年01月23日)

 こちらの続報。



 UFCが5月7日に開催する『UFC 274』(会場未定)でチャールズ・オリヴェイラ vs. ジャスティン・ゲイジーのライト級タイトルマッチを行うことをESPNのブレット・オカモト記者がデイナ・ホワイトから確認したとのこと。同大会ではすでにグローヴァー・テイシェイラ vs. イリー・プロハースカのライトヘビー級タイトルマッチが確認されているので2大タイトルマッチになります。

 オリヴェイラは12月の『UFC 269: Oliveira vs. Poirier』でダスティン・ポイエーに3Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合で10連勝中。今回が2度目の防衛戦。

 ゲイジーは11月の『UFC 268: Usman vs. Covington 2』でマイケル・チャンドラーに判定勝ちして以来の試合。現在ライト級ランキング1位。続きを読む・・・
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ABEMA K-1 MMA RYO Special UFC UFN197 キック ジョン・チャンソン スティーブン・トンプソン ソン・ヤードン フリオ・アルセ ボクシング マイケル・チャンドラー 大沢ケンジ 海外

【Special】月刊、大沢ケンジのこの一番:11月:ソン・ヤードン✖フリオ・アルセ「日本人だってデキる」

【写真】ソン・ヤードンはフリオ・アルセ戦でのKO勝ちで、オクタゴン戦績を7勝1敗1分とした (C)Zuffa/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る──装いも新たになった当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。そんな新たにMMAPLNAETが迎えた3人の論客──二人目は、J-MMA界の水先案内人、和術慧舟會HEART代表・大沢ケンジ氏だ。

選手の育成、MMA中継の解説ばかりか、MCも務める大沢氏が選んだ2021年11月の一番。11月13日に行われたUFN197 よりソン・ヤードン✖フリオ・アルセ戦について語らおう。


──大沢さんが選ぶ11月の一番、どの試合になるでしょうか。

「UFCのソン・ヤードン✖フリオ・アルセの試合ですね」

──その理由は?

「日本人は体が弱い、日本人は打ち合いができない。凄くこういう意見が多いです。そこ、僕は本当に思っていなくて。やれることはやれる。この試合を見た人で、ソン・ヤードンは特別でしたか?

特別じゃなくても、ソン・ヤードンはできているじゃないですか。じゃあ、打ち合えない日本人選手と何が違うのか。それは怖がっていないということに尽きると思います。勝負できている。日本の多くの選手が、足を使う選手が多いです。ソン・ヤードンも使っています。距離を外します。でも、必要以上に下がらないし、下がっていても打ち終わりで殴っていく。大げさに避けていない。アルセが出ると、打ち返しています。

足の使い方も良いのですが、アレができるのはメンタル的な部分が強いからだと思います。技術よりメンタルです。

メンタルが強いと距離を取っても戦えるし、打ち合いもできます。怖がって距離を取るわけじゃない。精神的に削られないから距離を取っているわけではなくて。でも、日本の多くの選手が戦術の一つではなくて、精神的に楽な方を選んだ結果、距離を取っています」

──スティーブン・トンプソンが下がり、回るのとは違うということですね。

「トンプソンは呼びこんで、殴るために足を使っていますからね。そこで付きまとうのが、ダメージの話なんです。ボクシングの世界戦だと30分以上、ほぼ殴り合っています。パンチもそれだけ被弾しています。

ボクサーがパンチを受けて、立っていてもスゲェってあんまり言われないと思うんです。MMAグローブよりも大きなグローブの方がダメージ蓄積するっていうのに、ボクサーの試合を見て『休んだ方が良い』とか、あんまり言わないじゃないですか。

練習でも週に3、4日スパーリングをしています。でもMMAでそれをやると『危ない』と言われる。過敏なんですよ。MMAグローブが倒れるのは硬くて、痛いからビックリして倒れているんです。

僕は想定している痛さとか、威力に対しては、人間は結構我慢できると思っています。ウチの中田がRYO選手や田村(一聖)君と戦った時にフラッシュダウンをしていますけど、それって一発目なんです。

これはFCでも見られますけど、倒れるのって一発目。最初は怖いから、貰ってビックリする。でも覚悟ができ始めて、二発目、三発目を貰っても我慢できる。だからUFCとかって、そういうダウンって少なくなっています。ボクサーのように殴り合う試合が増えてきて。それって打撃が上手くなってきたのと、貰うことに覚悟できるようになっているからだと思います。

ソン・ヤードンもそうだし、ジョン・チャンソンが特別だと思っていないです。彼らは別に打たれ強いわけじゃない。特別なのは覚悟なんです。

アジア人として、体が特別強いわけではなくて、覚悟が特別なんです。変にコンプレックスを持っているけど、日本人のボクサーは勝負できています。これだけ世界チャンピオンもいて。

だから日本人は殴り合いが弱いわけじゃない。キックボクシングでも、海外の選手をやっつけている。立ち技が弱いだけじゃないのに、グローブが変わった途端に打撃ができなくなるわけがないじゃないですか。

堀口君も『皆、できないと思っているだけ』って言っていますけど、本当にそうです。中田は日本人でも殴り合えると信じてやっていて、それでやってきています」

──自分は一つの考え方があって。ボクシングもキックも殴り合いに強い選手しか勝てない。でも、MMAは組みで勝てるから殴り合いで勝てる自信がなくても、他の局面で勝てば良いじゃないですか。打撃に対してビビりでも勝てる。それがMMAだと思っています。

「今はもう、UFCの傾向を見ていても打撃で勝負できる気持ちを持っていないとダメだなって……僕は感じています。グラウンドでも良いです──勝つには。ただし、立ち技でパンチを怖がっているとダメです」

──打撃を嫌がってテイクダウンに行くと、それこそ今のUFCでは倒せない場合が多いです。

「その通りで。ロシアのヤツらなんて、あんまり打撃が上手くないから、結果は組みになるっていうことが多いけど、打撃に対してそこまでの恐怖心を抱いていない。そんなに上手くないけど、踏み込んで打ち合っている」

──彼らの試合を見ていると、パンチもレスリングですよね。

「あぁ、なるほど。そうですね。組みが強いから、下手でもパンチが強い。それができるのも1発や2発なら我慢できるという精神構造があるからですよね。でも、日本の多くの選手は1発も貰いたくないと思っています。

つまりは怖がっているということで。距離の外し方も大げさで、一発もらうとテイクダウンへ行く。ストライカーと言っている人間も組みに行く」

──それは日本人だけでなく、世界中の選手がそうではないですか。いわばクリンチ替わりです。貰っているなら、殴られないようにする手段としてテイクダウンもある。あのマイケル・チャンドラーですら、そうです。

「アハハハハ。もうレベルが違うじゃないですか、それって。チャントラーはガンガンやりあったなかで、スタミナが切れて……効かされたから組んでいます。

打ち合って劣勢だから組みに行く。最初からじゃないってことなんです。最初に2発ぐらい貰って、それをするなよって。弱気なところが見えるので。

ソン・ヤードンには、それがない。さっきも言ったけど、ジョン・チャンソンも細い選手です。なら日本人選手だってできる。勝負をしに行けば、そんなに差はないと思っています。確かに技術力は必要でも、日本人選手ができないことをやっているわけじゃない」

──とにかくソン・ヤードンができるなら、日本人選手もできるということを大沢さんは強調したいと。

「だってアルセ戦で見せたのは体の強さでもなく、組み技の強さでもない。倒したのは打撃で、それもスタンダードなキックボクシング。K-1の日本人選手ができる技術は、MMAの選手だってできます。でも、その技術があっても試合でできないのは気持ちのせいなんです。ソン・ヤードン✖アルセは日本人選手に足りないことが、『分かったじゃん!』という試合でした」

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MMA News UFC YouTube   ジャスティン・ゲイジー ボビー・グリーン マイケル・チャンドラー

『UFC 268』でボビー・グリーンに敗れたアル・アイアキンタが引退を発表「意識があったのに諦めたのは今回が初めてだった」

‘This sh-t’s not worth it’ - Al Iaquinta announces retirement from MMA(BloodyElbow)



 『UFC 268: Usman vs. Covington 2』でボビー・グリーンに1R TKO負けしたアル・アイアキンタが以下のコメント。

「まだ戦うかって? もう終わりだと思ってるよ。俺はそのつもりだ。これが最後だ。もちろん勝って終わりたかったが、もうこんなクソッタレに価値を見い出せなくなった。ジャスティン・ゲイジー vs. マイケル・チャンドラーを見ただろう。バチバチの殴り合いをしていたが、ああいうのに価値を見い出せなくなった」

「ボビー・グリーン戦は初めて自ら諦めた試合だった。彼は俺をノックアウトしたわけじゃない。意識が飛んだわけでもない。自分が何をしているのかも分かっていた。とにかく止めたかった。それだけのことだ」

「ハードに殴られたことは分かっていた。多分、俺にとって良い日じゃなかったと思う。試合の準備、スタミナ、レスリングに自信が無かった。彼らはハードなトレーニングをしている。1日に2回とか3回、本当にハードなトレーニングをしている。俺の体はもうそれに耐えられなかった。キャリアの中で試合で諦めたのは初めてのことだった」


Al Iaquinta(Sherdog)

 アル・アイアキンタは現在34歳でMMA戦績14勝7敗1引き分け(UFC戦績9勝6敗)。最近5試合の戦績は1勝4敗でした。続きを読む・・・
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Column MMA ONE UFC   イスラム・マカチェフ ダスティン・ポイエー ダン・フッカー マイケル・チャンドラー

『UFC 267』でイスラム・マカチェフに敗れたダン・フッカーがフェザー級復帰を示唆


 ダン・フッカーがインスタグラムで146ポンドに落とした動画をアップ。フェザー級復帰を示唆しています。

Dan Hooker(Sherdog)

 ダン・フッカーはMMA戦績21勝11敗(UFC戦績11勝7敗)。2014年6月のUFCデビューをきっかけにフェザー級に転向しましたが、UFC戦績3勝3敗となり2017年6月『UFC Fight Night 110: Lewis vs. Hunt』のロス・ピアソン戦からライト級で試合をしてきました。

 しかし最近4試合の戦績は1勝3敗ということでフェザー級復帰を決断したようです。もっとも敗れた相手がダスティン・ポイエー、マイケル・チャンドラー、イスラム・マカチェフでは仕方がない気がしますが。続きを読む・・・
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MMA ONE UFC   マイケル・チャンドラー

『UFC 268』ジャスティン・ゲイジ- vs. マイケル・チャンドラーを見たファイター・関係者の反応

KATO Nゲージ スターターセット E235系 山手線 10-030 鉄道模型 入門セット


Twitter reacts to Justin Gaethje's epic victory over Michael Chandler in UFC 268 war(MMAJunkie)

 『UFC 268: Usman vs. Covington 2』ジャスティン・ゲイジ- vs. マイケル・チャンドラーを見たファイター・関係者のツイッターでの反応。続きを読む・・・
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Report UFC UFC268 ジャスティン・ゲイジー ブログ マイケル・チャンドラー

【UFC268】MSGの決闘はジャスティン・ゲイジーが、マイケル・チャンドラーに打ち勝つ

<ライト級/5分3R>
ジャスティン・ゲイジー(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
マイケル・チャンドラー(米国)

まずカーフを蹴ったゲイジー、足を下げてかわしたチャンドラーがワンツーを振るっていく。チャンドラーの左フックに右を合わせたゲイジーへの声援が、チャンドラーを上回る。さらに左ジャブに右を合わせるゲイジーは、ローを蹴る。チャンドラーのローが効き、パンチの応酬でチャンドラーの右がヒットとする。ゲイジーのローからワンツー、チャンドラーのロー、ジャブと真正面でのファイトが続く。

チャンドラーが右をヒットさせ、ゲイジーはローを返し左に左フックを合わせる。直後に右を打ちこんだチャンドラーが、続いて右を当てる。ゲイジーも左を返すが、チャンドラーが跳びヒザから右を当ててケージにゲイジーを追い込む。足を止めての打ち合いで、チャンドラーが右目の上をカットしている。クリンチの攻防でアッパーを入れたゲイジーが左を入れ、チャンドラーが右アッパーから右ストレートを入れる。

ゲイジーも右アッパー、右フックを返し、その一発、一発にMSGのファンが大きく反応する。残り30秒、チャンドラーのダブルレッグを切ったゲイジーが右アッパーから左オーバーハンド、そして右ローを蹴る。パンチ力よりもタフさ、スタミナ勝負となった5分が終わった。

2R、「ノーガードのようなバカなことをするな。スピードで勝っているんだから」という指示を得たゲイジーが右カーフ、初回よりガードが高くなっている。そこに左ジャブを伸ばすチャンドラーは、ローとジャブを続ける。ゲイジーもロー、右フックを返す。左フック、右アッパー、そして右を当てたゲイジーが間合を取り直し、前に出てきたチャンドラーに左を当てると、続く右アッパーでダウンを奪う。パウンドの追撃で勝負あったかと思われたが、チャンドラーがシングルで飛び込む。切ったゲイジーががぶって殴り、チャンドラーが相当な量の流血に見舞われている。

がぶられた状態で笑顔を見せたチャンドラーは、バックを許らず。ここでゲイジーが立ち上がり、試合がスタンドに戻る。右ボディを入れたチャンドラーだが、左ジャブを貰って頭が揺れる。さらに左フックで姿勢を乱し、チャンドラーはダブルを切られる。ゲイジーはここで右アッパーを入れる。チャンドラーは飛び込んでワンツーを返し、ローにシングルレッグを合わせていく。スプロールしたゲイジーが右フックをヒット、チャンドラーはボディを返すも左フックは空振りに。パンチがテレフォン気味になってきたチャンドラーに対し、ゲイジーも疲れを見せるなかで前蹴りをボディに入れる。

ここでチャンドラーがワンツー、左手をスラップ気味に叩くと指がゲイジーの目をこする。ゲイジーが険しい表情でチャンドラーとレフェリーに抗議しながら試合を続け、直ぐに時間となった。

最終回、ゲイジーが左ロー、続いてジャブを伸ばし、ローでチャンドラーの体が一回転する。ステップを踏むチャンドラーだが、パンチがない。そして前後運動になると、右を伸ばし、これがゲイジーの顔面を捕らえる。細かいワンツーを振るうチャンドラーが、右フックを被弾してもボディを連続で殴りつける。直後に左、右をゲイジーを打ち込むが、チャンドラーが「来い、来い」と挑発する。

とダブルレッグからスラムで叩きつけたチャンドラーだが、体が前方に流れ逆にバックに回られてしまう。ゲイジーがケージにチャンドラーを押し込むが、レスリングは続けず左を振るって離れる。チャンドラーはボディを纏め、前蹴りからワンツーを当て逆にアッパーを振るっていく。ゲイジーは思い切り右フックを打ち込み、体が揺れたチャンドラーがノーガードで前に出るが右を打たれる。

さらに右から左を続けるゲイジーに対し、チャンドラーも左を返す。残り1分、足を使って観客にアピールするなど、何か隙をつこうとしているようなチャンドラーは、もう真っ向勝負はできないか。後ろ回し蹴り、跳び回転蹴りとチャンドラー派手な動きを見せ、ゲイジーも距離を詰めることなくタイムアップに。両者、オクタゴン中央で健闘を称え合った。

結果3-0の判定勝ちを得たゲイジーは「彼はウォリアーだ。この戦いを続けたきたのだから、闘技場ではこういう試合にある。12月のタイトル戦の勝者に挑戦したい。オリヴェイラが勝ったらブラジル、ポイエーが勝ったらルイジアナで戦いたい」と話した。


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