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『UFC on ESPN 63: Covington vs. Buckley』パフォーマンスボーナス

UFC帝国戦記 1993-2023 [ マイケル・トムセン ]



 UFCが『UFC on ESPN 63: Covington vs. Buckley』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・カブ・スワンソン vs. ビリー・クアランティーロ

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・マイケル・ジョンソン、ダスティン・ジャコビー


 4選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・
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【UFC ESPN63】オクタゴン3戦目、元K-1戦士ヌットソン「打撃を避ける相手に対して、私の打撃を見せる」

【写真】最後の一言、涙ものです(C)MMAPLANET

14日(土・現地時間)、2024年のUFC最終戦=UFC on ESPN63「Covington vs Backley」がフロリダ州タンパのアマリー・アリーナで行われヨセフィン・ヌットソンがピエラ・ロドリゲスと対戦する。
text by Manabu Takashima

K-1女子フライ級GP準優勝。ワールドクラスの立ち技ファイターから、MMAに転向。UFCでも2連勝中のヌットソンは、その頭抜けた打撃力があるがゆえに、UFCで秀でた打撃能力を見せることができていない。

それがMMA。そして彼女は、そこを十分に理解するファイトIQの持ち主だ。そんなヌットソンが、MMAファイターとしての成長を誓ってオクタゴンに足を踏み入れる。その意気込みを日本のファンを思う優しさを持った言葉とともにお伝えしたい。


――オクタゴン3戦目が控えているヨセフィンです。

「もう準備はできているわ。前回の試合から、あらゆる面で成長しているからそこを見て欲しいと思っている」

――6月のジュリア・ポラストリ戦はクラシカルなストライカー×グラップラーの対戦となり、トップからのパンチとヒジで流血。判定勝ちを収めましたが、簡単な試合ではなかったです。

「私自身、あの試合の動きには満足できていない。もっとディフェンスできたはずだし、それも分からずに戦っていた感じだったわ。彼女はテイクダウンが強い相手だったけど、もっとスプロールしてスタンドで戦えたはず。あの日の私は、私ではなかった。

3月から6月に試合が延期され、対戦相手も変わった。私は背中に問題を抱えていて、気持ちも後ろ向きだたった。体も気持ちも万全じゃないという状況で、気持ちだけでもしっかりと創らないといけなかった。だからこそ、今週末の試合ではもっとデキる自分でいたい。しっかりとテイクダウン・ディフェンスも見せないとね」

――納得のいく内容でないのに、勝てた。それは本当に大切なことだと思います。

「そうね。納得できないけど、勝利を持ち帰るという最低限の成果はあったし。でもMMAほど何が起こるか予測できないファイトはない。全てにおいて対応できなければ、良い試合はできない。私と戦う相手は、ほぼほぼ打撃は防御に徹して組む機会を伺っている。そういう相手と、ファンが喜ぶ試合をするのは簡単じゃないけど、そこを目指して戦っていたい。繰り返しになるけど、前回の試合は最低限の成果を上げることができた。そういうファイトだったわ」

――スタンドでやりあう時と、グラウンドで凌ぐ時。スタミナの消費の仕方も違ってくるのではないでしょうか。

「それこそ、もっとも気をつけている部分ね。組み技で力を使い過ぎないでいられれば、私のゲームはもっと上達する。打撃は当然として、組み技でも自分のレンジで戦う時は、引き出しも多い。そのレンジ自体、MMAでもボクシングよりもキックの方が良い距離だと感じる時もある。でもね、技術や戦略を突き詰めていけばいくほど、最後は自分の気持ち次第。そう感じているわ」

――キックの距離という話がありましたが、MMAの距離は背が高く、リーチの長い選手が創りやすいイメージがあります。真正面に立って、拳が届く距離に常にいるのではないので。

「私のボクシングの距離は、相手もテイクダウンに入りやすい。それは理解しているわ。そして、私の相手はグラウンドで戦うことを一番に考えて戦っている。前回の試合も、もちろんそうだった。反対に私は常に立って戦い続けることが大切で。だから毎試合、ディスタンスコントロールには細心の注意を払っている。ファンもずっと私が背中をマットにつけているより、立って戦うほうがエンジョイできるわけだし。

テイクダウンをされて背中をつけても、十分に戦える。そこを恐れることはないわ。でも、それはマイ・ワールドではない。私の方から寝技で戦うことはないのだから」

――次の試合も、ロドリゲスはテイクダウンを狙ってくると踏んでいますか。

「イエス。彼女はボクシングもできるけど、打撃は私の方がずっと速い。それは彼女も分かっているはず。振り回すようなパンチを見せて近づき、テイクダウンを狙ってくる。彼女の打撃はテイクダウンにいくためのフェイク。私とスタンディングバトルを楽しむつもりはないはずよ。

その粗い打撃を私が意識しすぎて、やり合おうとするのを待っている。そこでテイクダウンを狙うために。あまり固定観念を持って戦いたくないけど、彼女が接近戦で打撃を続けることはないはずよ」

――ロドリゲスはコンテンダーシリーズ以前の方が、スタンドに関わらずグラウンドでもアグレッシブでした。UFCでは足を広げて、重心を低くして構えています。最初から相手の攻撃を見る態勢にあるように見えます。

「あの構えだと蹴りは使えないし、パンチも力は入らない。時折り、思い切り前に出てきて攻撃を纏めポイントを得るファイトになっている。グラウンドでも、抑えてコントロール中心で。とにかく危ない局面にならないよう、少し有利という戦いを心がけている。私がすべきことは、そんな戦いだと勝てないと思わせることね。

あのラッシュが、私と戦うならテイクダウンをするため。私とやりあうつもりはない。以前のようにスタンドでアグレッシブになると、私のチャンスは広がる。そういうところに追い込みたいけど、それで今の彼女がリスクをおかして攻めに転じるのか。まぁ、私がやることは変わらないわ。テイクダウン狙いを切って、スタンドゲームを続けること。

そのために自分の力がだしやすい距離を掴むこと。自分のサイズに合った間合いをね。それができれば、対戦相手云々でなく自分の戦いをして勝つことができるから」

――これからトップ10、トップ5を目指すうえで、今回の試合で何を見せないといけないと思っていますか。

「勝つだけでない。皆の記憶に残る試合をする。でも、実はファンやプロモーターよりもチームの目の方がプレッシャーになっているの(笑)。チームの皆は私の力が分かっている。でも私が力を出し切れていないことに、ストレスを感じているみたいで。チームの期待に応えないといけない。そのプレッシャーは何に対してよりも強いわ。

だからこそ、皆のサポートでハードトレーニングをして身に着けた力を出し切りたい。私のゲームを徹底する。そうすれば相手の流れになった時も、力は出せる。そうなると、皆は私のフル・ポテンシャルを見ることになる。

誰も私と打ち合わない。それでも、私の力を見せる。真っ向勝負をせずにテイクダウンを狙い、打撃を避ける相手に対して、私の打撃を見せる。それがMMAファイターとして、成長した証明になるから。どの局面でも、私が試合をコントロールする。フロアもウォールも使って、私のMMAを戦うわ」

――ヨセフィン、力強い言葉です。ポテンシャルをフルに発揮できる試合になること楽しみにしています。

「ありがとう。あと、一つ質問があるんだけど?」

――ハイ。K-1の行方ですか(笑)。

「違う、違う。来年、日本でUFCがあるって聞くんだけど。実際にはどうなのかなって」

――それは……期待は高まっていますし、根拠のある話も伝わってきます。それでも正式発表があるまで、何とも言えないのが実情かと。

「そうなのね……日本でUFCがあるなら、絶対に戦いたい。K-1とUFCの両方で、日本で戦ったファイターになりたくて」

――そうなると女子では初めてのケースですね。

「それに……例え私の試合が組まれなくても、日本のファンはUFCが戻ってくることを凄く楽しみにしているだろうし。その場で戦えたら最高だけど――。凄く出たいけど、出られなくても良いから、日本のファンが待ちわびているUFC日本大会が実現してほしい」

■視聴方法(予定)
8月25日(日・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS
午前8時45分~U-NEXT

■UFC ESPN63対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
コルビー・コヴィントン(米国)
ジョアキン・バックリー(米国)

<フェザー級/5分3R>
カブ・スワンソン(米国)
ビリー・クゥアンティロ(米国)

<フライ級/5分3R>
マネル・ケイプ(米国)
ブルーノ・シウバ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー(米国)
ヴィトー・ペトリーノ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R
ダニエル・マルコス(ペルー)
エイドリアン・ヤネツ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ナバホ・ステーリング(ニュージーランド)
トゥコ・トコス(英国)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
オットマン・アザイタル(ドイツ)

<ライト級/5分3R>
ドラッカー・クローズ(米国)
ヨエル・ロドリゲス(スペイン)

<フェザー級/5分3R>
ショーン・ウッドソン(米国)
フェルナンド・パディーリャ(メキシコ)

<フェザー級/5分3R>
マイルス・ジョンス(米国)
フィリッピ・リマ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
アマンダ・マーヴェリック(米国)
ジェイミーリン・ホース(カナダ)

<バンタム級/5分3R>
デイビー・グラント(英国)
ラモン・タヴァレス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ピエラ・ロドリゲス(コロンビア)
ヨセフィン・ヌットソン(スウェーデン)

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MMA o UFC マイケル・ジョンソン

UFC on ESPN56:第9試合・ディエゴ・フェレイラ vs. マテウシュ・レベツキ

ライト級。

フェレイラは2016年から2020年まで6連勝し、ランキングにも入っていたが、コロナ後にベニール・ダリウシュ、グレゴール・ギレスピーとのランカー対決で敗れ、当時ノーランカーのマテウス・ガムロットにも敗れて3連敗でランキングから陥落。前戦は元ランカーのベテランマイケル・ジョンソンから2Rにパンチでダウンを奪ってKO勝ちし、連敗を止めた。MMAプロデビュー前はノーギで世界2位となったグラップラーだったが、ジョンソン戦では打撃でも引かずに打ち合っていった。39歳。

ポーランドのレベツキはUFCデビューから3連勝中。重い打撃が武器で、初戦は判定勝ち、2戦目はローを効かせてからのパンチでKO勝ち。前戦は直前出場のルーズベルト・ロバーツに腕十字で一本勝ち。身長170cmでライト級では最小だが、その分がっしりとした体型でフィジカルが強い。当初は先月末に試合が組まれていたが、相手のヨエル・アルバレスが欠場して試合が流れ、2週間スライドしてのフェレイラ戦が決まった。柔術黒帯で、MMAプロデビュー当初までグラップリングの試合にも出場していた。31歳。

 

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BELLATOR F1 o UFC キック ギガ・チカゼ ジュリアン・エロサ ボクシング マイケル・ジョンソン

UFC on ESPN56:第8試合・アレックス・カサレス vs. ショーン・ウッドソン

フェザー級

カサレスは2010年のTUF12からUFCに参戦した大ベテラン。TUF12では落ちこぼれ扱いだったが、今生き残っているのは準優勝したマイケル・ジョンソンとカサレスの2人だけ。TUF出演時のUFCは最軽量級がライト級で、TUFにもライト級で出場していた。TUF後に階級を落とすと、フェザーとバンタムで16勝12敗1NC。後のBellatorバンタム級王者セルジオ・ペティスにも、10年前にチョークで一本勝ちして初黒星をつけている。一時はランキングにも入っていたが、前戦でキック世界王者ギガ・チカゼに判定負けしてランク外に。それでもフェザー級ランキング目前で生き残っている。35歳。

セントルイス出身・在住のウッドソンは前座~中堅戦線で5勝1敗1分け。フェザー級で189cmの長身、リーチも198cmと長い。唯一敗れた相手はジュリアン・エロサで、試合3日前に緊急代役出場することになったエロサに対し、2Rまでウッドソンが打撃で押す展開から、試合終了間際にダースチョークに捕まって逆転一本負けした。そこから4勝0敗1分けと持ち直してきている。直前までランカーだったカサレスに勝てば、ランカーとの対戦が組まれるはず。バックボーンはボクシング。31歳。

カーフを蹴るウッドソン。飛び込んで左。カサレスも打ち返すとプレッシャーを掛けてきた。踏み込んで左をヒット。飛び込んだウッドソンに左右のパンチを入れるが、ウッドソンは右ハイをヒットさせる。両者打撃戦で引かないまま残り1分。バックスピンキックを出したカサレスだがローブロー。再開。詰めるカサレスに距離を取りながらパンチを入れていくウッドソン。ホーン。

1R打撃のヒット数でウッドソン。

2R。プレスしてきたカサレスだが、ウッドソン右ミドルからパンチをヒット。ぐらついたカサレス。ケージに詰めてパンチを打ち込むがしのいだカサレス。また詰めてきたカサレスが左をヒット。ケージに詰めての左がヒット。下がるウッドソン。またケージを背負う。詰めるカサレスが連打を入れる展開。ウッドソンも入ってくるところにパンチを合わせていく。残り1分。ここまでヒット数はほぼ五分。パンチから組んだカサレス。離れ際に左を入れる。ケージに詰めてワンツーを入れたカサレス。左ミドルを出したがウッドソン右を合わせた。ホーン。

2Rは微妙。

3R。またパンチでプレスしてケージを背負わせるカサレス。蹴り合いに。ケージを背負ったウッドソンにパンチの連打を打ち込む。体を入れ替えて離れたウッドソン。カサレス手数を増やしてきた。休まずパンチを打ち込む。右ボディから左フック。左ミドル。圧を強めるカサレス。ウッドソンも距離を取りながら手を出していく。右ハイはブロックしたカサレスだが、その後の右ストレートを被弾。一瞬カサレスの動きが止まりアピールするウッドソン。タイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0でウッドソン勝利。

内容は僅差だったと思うが、ウッドソン勝って1分けを挟んで5連勝。

ウッドソンはランカーのブライス・ミッチェルに対戦をアピール。

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45 MMA MMAPLANET o UFN UFN236 キック ダリウス・フラワーズ マイケル・ジョンソン

【UFN236】ボディストレートからテイクダウン。ジョンソンがフラワーズをフルマークで下す

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ダリウス・フラワーズ(米国)

半身で構わるフラワーズがサイドキックを繰り出す。サウスポーのジョンソンは右ジャブをボディに伸ばし、続くローがフラワーズの下腹部を捉えた。フラワーズのシングルレッグをスプロールしたジョンソンは、サイドキックを捌きつつ右ボディストレートを突き刺していく。フラワーズは大きな右を空振り。ジョンソンがワンツーを繰り出す。

左ボディストレートから左ヒザを抱えたジョンソンだが、これはフラワーズが足を抜いた。関節蹴りで距離を取るフラワーズに対し、ジョンソンが左ストレートを伸ばすと、フラワーズも右のカウンターを合わせる。ジョンソンがワンツーを見せるとのけ反ってかわすフラワーズ。残り10秒、ジョンソンがニータップで飛び込み、背中を着けさせて初回を終えた。

2r、ジョンソンがサークリングしながら、ボディに左右ストレートを伸ばす。右ジャブから左ボディストレートへ。ジョンソンはフラワーズの左ジャブの打ち終わりを狙う。フラワーズの右をもらったジョンソンは、左ヒザを触り抱えに行くも、右アッパーを受けてしまう。ジョンソンが頭を下げると右アッパーを連打したフラワーズだったが、プレスをかけられると下がって組みついた。しかしジョンソンがフラワーズをケージに押し込んでいく。

ここでローブローがあったか、レフェリーが両者を分けてジョンソンに注意を与えた。再開後、ジョンソンがシングルレッグでグラウンドに持ち込む。前腕を押し付けられると、フラワーズがあからさまに嫌がる表情を見せる。立ち上がってケージ中央に戻ったフラワーズだったが、再び同じ形でテイクダウンを奪われた。ジョンソンはケージ際でノースサウスへ移行し、絞め上げながらラウンド終了のホーンを聴いた。

最終回、フラワーズがガードを固めてケージ中央へ。プレスをかけてくるジョンソンに右を浴びせる。頭を下げたジョンソンに右カウンターを狙ったが、反対にジョンソンの右を浴びてフラワーズがダウンした。ハーフガードのフラワーズの左腕を抑え、左腕を枕にして押さえ込むジョンソン。ヒップスローを防がれたフラワーズはケージ中央まで下がるも、その動きに合わせてジョンソンがパスしてサイドへ。

ガードに戻したフラワーズが下から三角絞めを仕掛け、腕を伸ばしにいったが、ジョンソンが防いだ。ジョンソンを蹴り離して立ち上がるフラワーズ。ジョンソンはシングルレッグで背中を着かせると、フラワーズも下から十字を狙うが極めることはできなかった。

判定は文句なくフルマークでジョンソンの勝利に。


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MMA o UFC マイケル・ジョンソン

UFC on ESPN+84:第9試合・ブノワ・サン・デニ vs. ティアゴ・モイゼス

ライト級。

地元フランスのデニ。UFCデビュー戦こそウェルター級でエリゼウ・ザレスキに打撃でボコボコにされKO寸前まで追い込まれて判定負けしたが、ライト級に落とした次戦からは3連勝中。前戦は優秀なボンフィム弟の兄ガブリエル相手にバックに回ってのチョークで一本勝ち。11勝中2KO・9一本勝ちの全フィニッシュ。バックボーンは柔道。MMAプロデビュー前にはフランス特殊部隊に所属していたことがある。27歳。

6勝4敗の中堅モイゼス。6勝のうち半分が一本勝ちのグラップラーで、現在2試合連続チョークで一本勝ち中。マイケル・ジョンソンには引き込んでのストレートフットロックでタップを奪っている。一時ランキングに入っていたこともあるが、ランク外の相手への勝利でのランクインで、ランカー相手には勝てていない中堅ファイター。28歳。

デニがランキングに入れるかどうかが問われる試合。

サン・デニがローで攻めるが、ミドルの打ち合いでサン・デニの蹴りがローブローに。再開。ローの蹴り合い。モイゼスハイ。が、またローブロー。再開。間合いを詰めたサン・デニ。パンチの連打。下がって距離を取るモイゼスにミドル。左を入れたサン・デニ。ケージまで下がったモイゼスにタックル。スタンドバックに。膝。離れたモイゼス。サン・デニが左をヒット。ケージに詰めてパンチ連打を入れるサン・デニだが、頭の位置が動いておらずモイゼスの右を被弾。しかしタックルへ。スタンドバックっからテイクダウン。パウンド。モイゼス前転して足関を狙うが。立って足を抜こうとするサン・デニ。放したモイゼス。すかさず上になり押さえ込むサン・デニ。インサイドからパウンド。モイゼスクローズドガード。パウンド。肘。モイゼスカットしている。モイゼス前転して膝十字!けっこう深い!しかし足を引き抜いて立ったサン・デニ。肘で出る。ケージに詰めて肘。しかしまたヘッドムーブがなくモイゼスの右もヒット。ホーン。

1Rサン・デニ。

2R。左を打ち込むサン・デニ。ヒットしモイゼス後退。ケージまで下がったところでタックル。ダブルレッグからスタンドバックに。ボディに膝を入れるサン・デニ。モイゼス膝を着いて亀に。パウンドを打たれ立った。スタンドバックから肘を入れて離れたサン・デニ。観客の大声援をバックに打撃を打ち込んでいくサン・デニ。モイゼスもミドルを返す。モイゼスタックル。タイミング良く入りテイクダウン。サン・デニフックガード。スイープで浮かせて立った。ケージを背負うモイゼスに肘。モイゼスも肘を打ち返すが、サン・デニタックルに入るとテイクダウン。亀のモイゼスからハーフバック。サン・デニパウンド。亀で耐えているだけのモイゼス。パウンド連打。モイゼス耐えるだけになってきた。レフェリーが動かないと止めるぞと宣告するが、打たれるままとなりレフェリーストップ!

ランキング目前のモイゼスに完勝。これでランキング入りか、次はランカーとの対戦だろう。ただ、近距離での足を止めての打ち合いは、頭の位置が変わらないので相手のパンチを貰いそうで怖い(実際、モイゼスのいいパンチを何度かもらっていた)。

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MMA o UFC アルマン・ツァルキャン マイケル・ジョンソン

UFC on ESPN+82:第7試合・マルク・ディアケイジー vs. ヨエル・アルバレス

ライト級。

今後生まれイギリス国籍のディアケイジー。無敗でUFCと契約し、UFCデビューから3連勝した時は将来を期待されたが、その後は3連敗→2連勝→2連敗→2連勝→負けと勝ち負けを繰り返し、ここまで7勝6敗と、中堅クラスに落ち着いている。MMAを始める前はサッカーをしており、そちらでも将来を期待されるほど、高い身体能力を持つ。前戦はかつてのトップランカーのマイケル・ジョンソン相手に2R・3Rに打撃を打ち込まれ判定負けし、連勝が2でストップした。30歳。

アルバレスはスペイン国籍UFCファイターの第一人者。UFCデビュー戦でダミア・イスマグロフに判定で敗れた後、4連続フィニッシュ勝利(ただし、最後の2試合は連続で計量失敗)。昨年2月に当時ランキング13位のアルマン・ツァルキャンとの対戦が組まれたが、テイクダウンされパウンド・肘をもらう展開で、2RにTKO負け。身長191cmの長身で、キャリア19勝すべてがフィニッシュしての勝利。うち16が一本勝ちで、ほぼ絞め技での勝利となっている。30歳。

 

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o UFC キック マイケル・ジョンソン 西川大和

UFC284:第5試合・ジェイミー・ムラーキー vs. フランシスコ・プラド

ライト級。

地元のムラーキーはUFC3勝3敗。メインに出場するヴォルカノフスキーとは、お互いローカル時代に対戦経験がある(1RKO負け)。ヴォルカノフスキーと同じく、バックボーンはラグビー。15勝中10KOで、柔術も黒帯を所持。前戦は元トップランカーだが最近落ち込み気味のマイケル・ジョンソン相手に1Rにダウンを奪われたが取り返し、終盤盛り返されたがスプリット判定勝ち。

アルゼンチンのプラドはUFCデビュー戦。ナスラット・ハクパラストの代役として契約が決まった。まだ20歳で11戦全勝全フィニッシュ(5KO・6一本勝ち)の未知数の実力者で、アルゼンチン版西川大和のようなファイター。地元アルゼンチンのサムライ・ファイト・ハウスでライト級王者となっている。相手の戦績は悪くないものの、主にアルゼンチン国内の選手ばかりで、UFCレベルで戦えるかは未知数。バックボーンはテコンドー。

打撃で出るプラド。ワンツーを入れた。バックスピンキック。ムラーキータックル。テイクダウン。ハーフ。下からキムラを狙うプラドだがムラーキーがパウンド。放したプラド。ガードに。ムラーキーインサイドから肘。パウンド。ガードから三角・十字を狙っているプラドだが、ムラーキー足をサバいてパスに。パスされた瞬間に立ったプラドだがスタンドバックを取られている。またテイクダウンしたムラーキー。ハーフ。肘。プラドまた下からキムラを狙うが防いでいるムラーキー。ホーン。

1Rムラーキー。

2R。打撃戦でムラーキーのアッパーがヒット。さらにジャブ。プラドの蹴りはかわされる展開が続く。プラドタックルに。シングルレッグ。が、切って離れるムラーキー。ワンツー。右ボディ。打撃戦でムラーキーがリードしている。ジャンピング前蹴り。プラドちょっと何も出来ない。スタンドで下がり気味。またボディを入れるムラーキー。ホーン。

2Rムラーキー。

3Rもスタンドでムラーキーが打撃を当てていく展開。プラドも手を出すがヒットしていない。シングルレッグに。しかし片足でこらえて切ったムラーキー。ワンツーを出したプラドだがその後が続かない。ムラーキーのジャブをかわして左を当てたプラド。ムラーキーダブルレッグで飛び込んでテイクダウン。サイド。また下からキムラ。そのままスイープして上に。なおもキムラを極めに行くが、ムラーキー外して立った。スタンド。プラドがパンチで出るがタイムアップ。

三者ともフルマークでムラーキー勝利。

20歳のプラド、キャリア全勝全フィニッシュだったが、UFCの洗礼を浴びる。最後のキムラだけがチャンスだった。初戦を見ただけだが、早々にレベルアップしていかないと厳しいか。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN42   アマンダ・ヒーバス アンジェラ・ヒル エミリー・ダコーテ エリク・アンダース カイル・ダウカウス クレイ・グイダ ケヴィン・ホランド シンシア・カルヴィーロ ジャック・ヘルマンソン ジョナサン・ピアース スティーブン・トンプソン タイ・ツイバサ ダレン・エルキンス ナタン・レヴィ ニコ・プライス ハファエル・ドスアンジョス パンクラス フィリップ・ロウ ブライアン・バルベレナ ヘナロ・ヴァルデス マイケル・ジョンソン マット・シュネル マテウス・ニコラウ ラファエル・フィジエフ

【UFC ESPN42】バルベレナと対戦、ハファエル・ドスアンジョス「ウェルター級は体を虐めることがない」

【写真】相当に渋さが増してきたドスアンジョス。2008年6月にパンクラスに来日。その5カ月から、14年に渡りオクタゴンで戦い続けてきた (C)MMAPLANET

3日(土・現地時間)、フロリダ州オーランドのアムウェイ・センターで開催されるUFC on ESPN42「Thompson vs Holland」で、ハファエル・ドスアンジョスがブライアン・バルベレナと対戦する。

元UFC世界ライト級王者のドスアンジョスは、近年ではライト級とウェルター級を行き来してキャリアを重ねてきた。黒星が続くこともあった38歳のベテランが、再度ウェルター級で戦う。ドスアンジョスはライト級とウェルター級の両階級で世界のトップと戦い続けてきたキャリアの終盤を迎え、試合までのプロセスをエンジョイすることの大切さを話してくれた。


――バルベレナ戦まで4日、今の調子はどうでしょうか。

「ウェルター級で再び戦うことになって、凄く良い感じだよ。ライト級で戦っていた時のように減量で体を虐めることがないからね。素晴らしいコーチ、最高の練習仲間と一緒にキャンプでやるべきことを完遂できた。やはり減量は体を痛めつける。そこまで体重を落とす必要がないから、ウェルター級だとキャンプの時の体調も良いままだし」

――ダイエット・コンペティションかと思うほど、試合前に体を虐めぬいている選手がいることは絶対ですね。

「そうなんだ。それでは戦うこと以外にストレスを感じてしまう。結果、キャンプをエンジョイできない。僕のように長く戦っていると、試合までの日々を楽しく過ごせるかどうかは凄く大きな意味を持つようになってくる。2つの階級で世界のトップと戦い続けてきたから、僕は自分が何をすべきか分かっている。

前回はライト級で戦って負けてしまった(※7月にラファエル・フィジエフに5RKO負け)けど、何がベストか。それはウェルター級で戦い、試合までのプロセスを楽しむこと。それが今の僕には必要なことで。そうやって過ごした今回のキャンプ自体がハッピーで、家族もフロリダにやってきた。もう、あとは戦うだけだよ」

――ウェルター級で戦うと、対戦相手がより大きいということはないですか。

「確かにウェルター級で戦うと、普通は対戦相手が少し大きい。でも大した問題じゃない。 僕は自分のサイズを知っている。それでも十分に力強く戦うことができるし、キャンプ中も体が一切ストレスを感じていないからフレッシュなんだ」

――かつてはKINGS MMAに所属していたように米国で練習していれば、飛行機での長旅もなく開催地に行けることが多いです。それでもハファエルは1年前からブラジルに戻り、今ではノヴァウニオンで練習をしています。

「米国には10年も住んでいた。去年、ケガをして手術をブラジルで行った時に戻ろうと決めたんだ。練習に関しては何も問題ないし、家族も自分のファミリーと近い距離での生活ができる。だから家族の皆も、この決断を喜んでいたよ。練習も家族との生活も最高だよ」

――そんななか対戦するバルベレナの印象を教えてください。

「パンチが重いタフファイター、喧嘩屋だね。でも、自信はあるよ。MMAを戦うということにおいて、打撃と組み、寝技をよりミックスできているのは僕の方だからね。46戦目、ファンに喜んでもらえる試合をしたい。自分がどれだけできるかを示したうえで、ファンに楽しんでもらいたいと思っているよ」

――38歳、UFCでライト級世界王者にもなったハファエルが、ここまで戦うことにモチベーションをキープできるのはなぜでしょうか。

「今も高いレベルで競いあっているかだよ。僕より試合数の多い選手はいるけど、試合の数よりも誰と戦ってきたのかが重要なんだ。ライト級時代、ベルトを巻く位置でファンに良い試合を期待され、応えることができた。ウェルター級に階級を上げても、同じように世界のトップと戦ってきた。そして、ファンの期待に応えることができたと思っている。UFCでずっとトップ選手と戦い続けることができたからこそ、これからも皆に良い試合を見てもらいたいと思っている」

――SUGでドラルド・セラーニと対戦したように、グラップリング戦にも出場したこともあります。

「あれはちょうど試合がない時期に、5分間のグラップリングとしては高額のオファーだったから出たんだ(笑)。ケガもなかったし、戦える状態にあった。なら断る理由はないからね」

――柔術黒帯のハファエルの格闘技への愛が、そうさせたのかと思っていました(笑)。

「いやあくまでもビジネス。良いビジネスだから、カウボーイと試合をしたんだよ(笑)」

――なるほど(笑)。ズバリ言っていただきスッキリしました。そして、今日は試合前の忙しい時にインタビューを受けてもらってありがとうございました。

「こちらこそ、アリガトゴサイマシタ。土曜日は日本のファンに喜んでもらえる試合をする。そしてまた日本に行きたい。今後は家族と一緒にね」

■視聴方法(予定)
12月4日(日・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
スティーブン・トンプソン(米国)
ケヴィン・ホランド(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
ブライアン・バルベレナ(米国)

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコラウ(ブラジル)
マット・シュネル(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タイ・ツイバサ(豪州)
セルゲイ・パブロヴィッチ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
ジャック・ヘルマンソン(スウェーデン)
ロマン・デリツ(ジョージア)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダース(米国)
カイル・ダウカウス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ニコ・プライス(米国)
フィリップ・ロウ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
アンジェラ・ヒル(米国)
エミリー・ダコーテ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ニナ・ヌネス(米国)
シンシア・カルヴィーロ(米国)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グイダ(米国)
スコット・ホルツマン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
マーク・ディアキーシー(英国)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
ジョナサン・ピアース(米国)

<女子フライ級/5分3R>
トレイシー・コーテズ(米国)
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ナタン・レヴィ(イスラエル)
ヘナロ・ヴァルデス(英国)

<フェザー級/5分3R>
フランシス・マーシャル(米国)
マルセロ・ロホ(アルゼンチン)

<女子ストロー級/5分3R>
ジャスミン・ハウレギ(メキシコ)
イステラ・ヌネス(ブラジル)

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【UFC ESPN42】ノヴァの注目株、マテウス・ニコラウ「ジャパニーズネクタイを教えてくれたのは……」

【写真】Shooto BRからTUF BR→UFC、3勝1敗でフリーとなりBRAVE CF経由でUFCと再契約。その後は3連勝中のニコラウに初インタビューを試みた (C)MMAPLANET

3日(土・現地時間)、フロリダ州オーランドのアムウェイ・センターでUFC on ESPN42「Thompson vs Holland」が開催される。

スティーブン・トンプソン✖ケヴィン・ホランドがヘッドライナーの同大会のメインカードに、フライ級のマテウス・ニコラウ✖マット・シュネル戦が組まれている。名門ノヴァウニオン所属のニコラウは、オクタゴンで通算6勝1敗という戦績を残している。

そんなニコラウは日本的にはワールド──国際的にはジャパニーズネクタイを技のレパートリーに加えている。なぜジャパニーズネクタイなのか。その答えにノヴァウニオンの強さが表れていた。


――今週末、マット・シュネルと対戦します。今の調子はいかがですか。

「バッチリだよ。ファイトキャンプも先週末に終えて、フロリダにやってきた。僕らの言葉でいえばシャベ・ジ・オーロ(chave de ouro)、英語だとゴールデン・キー……黄金の鍵で、ドアを開けることができる──まぁ絶好調だってことだよ(笑)」

──今回の試合の準備は、どこで行ってきたのですか。

「基本的にリオデジャネイロのノヴァウニオンでキャンプを行い、時々サンパウロに行ってアレックス・カルドゥーゾとボクシングの練習をしてきた」

──ジャクソン・ウィンクMMAの所属だった時期があったかと思うのですが、もう米国では練習していないのですか。

「この試合は100パーセント、ブラジルだけで準備してきた。ジャクソン・ウィンクには2016年かな1年ほど練習していた時期がある。それからサンパウロのデミアン・マイアの下で1年トレーニングして、5年前にノヴァウニオンに戻ってきたんだ。僕はもともと18歳の時からノヴァウニオンで練習してきたんだよ」

──ブラジル人ファイターも米国のジムで練習をすることが多いですが、マテウスはなぜ1年で米国から戻ったのでしょうか。

「米国のジムでトレーニングをするのはビジネスとして、試合の機会を手にしやすくなるからだよ。UFCは米国の会社で、イベントのほとんどが米国で開催されている。だからブラジルにいるよりも、チャンスは多い。

でも、僕はUFCと契約しているから自分にとってベストの場所で練習する。それがブラジルであり、またノヴァウニオンに戻った理由だよ」

──ノヴァウニオンで練習をしていれば、北米で練習をする必要もないと。

「練習設備と練習仲間、どちらも強くなるためには欠かせない。でも、どちらが重要かといえば僕はトレーナー、コーチ、練習パートナーの方が設備より大切だ。デデ(アンドレ・ペデネイラス)は米国に負けない規模で、最高のトレーニングセンターを建てている。設備も整っている。それでいてノヴァウニオンは、どこにも負けないトレーニングパートナーがいてくれる。特に軽量級はスバ抜けているよ。どんなスタイルの相手と戦うことになっても、ノヴァウニオンのなかで特定の選手を選んで対策練習ができるからね」

──技術的な質問を1つさせてください。マテウスは過去に2度、ジャパニーズネクタイで一本勝ちをしています。MMAの決まり手として、ハーフガードで相手を固定するのでなく、スプロールするようにダースチョークを仕掛ける選手が圧倒的と多いと思うのですが、マテウスはなぜジャパニーズネクタイを選択しているのでしょうか。

「僕のリーチはそれほど長くないというのが、理由の1つだよ。ダースよりジャパニーズネクタイの方がセットしやすいんだ。もちろん対戦相手の反応を見て、ダースチョークにに移行することもある。ハーフガードに対して、どういう風に動いて来るのか。それ次第だね。ジャパニーズネクタイはレオナルド・サントスから習ったんだ。さっきトレーニングパートナーの方が設備より大切だと言ったのは、そういうことなんだよ。

あの時、僕は練習は休みでノヴァウニオンで他の選手の練習を見学していたんだ。そうしたらレオ・サントスが、ジャパニーズネクタイを教え始めた。彼は僕に合っているからジャパニーズネクタイを教えてくれたわけではなくて、他の選手に指導しているのを僕がたまたま見て、次のトレーニングセッションからトライするようになった。あの技術を知っている練習仲間がいて、それを他のパートナーに教えていたから僕はジャパニーズネクタイをフィニッシュホールドに加えることができたんだ」

──なるほどぉ。ではマット・シュネル戦、どのような戦いをしたいと思っていますか。

「全ての領域で、自分の力を発揮して勝利を掴む。どんな状態でも相手がミスをしたら、そこをつく。マット・シュネルがスタンドでミスをすれば、そこにつけこむ。グラウンドでミスをすれば、寝技でつけこむ。そしてファンの皆には、僕が世界のトップ……もっともっと高く飛ぶことができることを示したい」

──では最後に日本のファンに一言お願いします。

「ノヴァウニオンの選手たちは、日本のMMAの歴史の一部になっている。デデ、ヴィトー・シャオリン、レオナルド・サントス、マルロン・サンドロ、ドゥドゥ・ダンタス、ジョズエ・フォーミガ、皆、日本で戦ってきた。 

日本の素晴らしいファンの前で戦うことは、僕にとって夢の1つなんだ。日本の豊かな文化に触れたい。ノヴァウニオンのレガシーを継承し、ノヴァウニオンの皆のように日本のMMAの歴史の一部に僕もなりたいと思っている」

■視聴方法(予定)
12月4日(日・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS

■ UFC ESPN42対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
スティーブン・トンプソン(米国)
ケヴィン・ホランド(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
ブライアン・バルベレナ(米国)

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコラウ(ブラジル)
マット・シュネル(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タイ・ツイバサ(豪州)
セルゲイ・パブロヴィッチ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
ジャック・ヘルマンソン(スウェーデン)
ロマン・デリツ(ジョージア)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダース(米国)
カイル・ダウカウス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ニコ・プライス(米国)
フィリップ・ロウ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
アンジェラ・ヒル(米国)
エミリー・ダコーテ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ニナ・ヌネス(米国)
シンシア・カルヴィーロ(米国)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グイダ(米国)
スコット・ホルツマン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
マーク・ディアキーシー(英国)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
ジョナサン・ピアース(米国)

<女子フライ級/5分3R>
トレイシー・コーテズ(米国)
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ナタン・レヴィ(イスラエル)
ヘナロ・ヴァルデス(英国)

<フェザー級/5分3R>
フランシス・マーシャル(米国)
マルセロ・ロホ(アルゼンチン)

<女子ストロー級/5分3R>
ジャスミン・ハウレギ(メキシコ)
イステラ・ヌネス(ブラジル)

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