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【DWCS S08 Ep03】プリャエフ、3-0勝利で合格&グラッドは敗者ともに。5人がINもピッチニーニは再戦指令!

<ミドル級/5分3R>
アンドレイ・プリャエフ(ロシア)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
リアム・アンダーソン(米国)

開始直後から圧を掛けて、パンチを見せて組みついたアンダーソン。右を差してケージにプリャエフを押し込む。シングル、ダブルとテイクダウンを狙うアンダーソンだが防ぐプリャエフが鉄槌を打っていく。アンダーソンはボディロックに取るが、後方へ崩しを防がれる。残り2分半で離れたプリャエフが左カーフを蹴る。シングルのフェイクを見せたアンダーソンだが、プリャエフは左を入れ、前蹴り、右ジャブを繰り出す。スイッチしたアンダーソンに対し、プリャエフはインローからボディ、左ストレートを当てる。

さらに左ハイから左ストレートを入れたプリャエフは、打撃で攻勢に。アンダーソンもオーソに戻して右を当て、ダブルレッグで押し込んだところで時間になった。

2R、初回同様に開始直後に前に出るアンダーソンが右ミドルを決める。ここから組んでケージ際のクリンチから、シングルレッグへ。ヒザをつかされたが、すぐに立ったプリャエフはケージを背負った状態が続く。この時間が続くと契約へのアピールタイムが目減りするプリャエフが首相撲から肩パンチを入れて離れると、左ストレートをヒットさせる。

さらに右ストレート&左フックを振るうプリャエフに対し、疲れたアンダーソンは右ハイを狙って後方に崩れる。パウンドを落として、すぐにスタンド戦を選択したプリャエフがアンダーソンのクリンチにエルボーを打っていく。離れて左の三日月、ローを蹴ったプリャエフは自らボディロックへ。アンダーソンはこの機会を逃さず、テイクダウンを決めるとダースを狙う。リスト取って防いだプリャエフだが、背中をつかされてしまう。鉄槌とパンチを連打したアンダーソンは、マウントを取ると左右のパンチを落とし、スコアは分からない状態となった。

最終回、まず左ミドルを入れたプリャエフが、アンダーソンに組ませずパンチを振るう。それでも組んだアンダーソンはアッパーとヒジの応手のなかで間合いを取り直す。と、左を決めたプリャエフが2発、3発と左を打ち込む。ケージ中央のスナップダウンからがぶっていったアンダーソンだが、プリャエフがダブルレッグでテイクダウンを決める。ガードの中からエルボーを落とすプリャエフに対し、アンダーソンはハイガードから腰を切ろうとする。

腰を抱えて左のパンチを2発落としたプリャエフは左エルボーを振り下ろす。アンダーソンは左腕を差してレッスルアップを狙うも、ヒジを受けて背中をみせてしまう。頭部にカットが確認できるアンダーソンからバックを取ったプリャエフは、前方に落とされそうになって足を抱える。結果、下になったプリャエフはバックを許して、両足をフックされる。残り試合時間は40秒、プリャエフはマウント狙いを利してリバーサルを決めると左のパンチを落とし、スクランブルでバックに回ってタイムアップを迎えた。

結果はプリャエフがフルマークでラウンドを揃えるという結果に。「今日は最高の力を見せることができなかった。もっと、デキる。サインをして、それを証明したい。ミドルキックは作戦とはいえない。でも、入ると思ったから使った。契約が欲しい。ベストファイトとダナが思うなら、ボーナスも」と話したプリャエフ。他の4試合より組みの展開が多かったが、両者とも死力を尽くして戦ったことには変わりない──が、ショーン・シェルビーの熱のない拍手が気になるところだ……。

ダナ・ホワイトは「第1試合の判断は難しい。なぜなら、あのジャッジの裁定には納得できないからだ。ニックが勝ったと思っていない。ダメージが多かったのはニックだ。ニック、君の才能は疑いようがない。もし、両者が合意するなら第10週で再戦を組みたい。それがフェアだと思う」と何と、ニック・ピッチニーニの契約は見送られることに。

対して「君はコンテンダーシリーズで求められていることをやり切った」とマルコム・ウェルメーカーは大歓迎でUFCに迎え入れられる。続いてマルコ・トゥーリオも「コンテンダーシリーズでスピニングバックキックでのKOは初めてだ」と契約が告げられた。

激闘パート2の勝者ボグダン・グラッドは「コンテンダーシリーズ史上、最高の試合だった。両者にボーナスを贈りたい。2人には明るい未来が待っている。君は当然だが、マイケルもUFCだ。2人ともおめでとう」という言葉に大きく手を叩いた。

「アンドレイはまだいないよな。でも、私の言っていることは分からないだろうから、問題ない。彼のファイトIQは高い。少しの動きが本当に素晴らしくて、最高だ。彼も明るい未来が待っているだろう」とプリャエフの契約も決まった。


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45 DWCS DWCS S08 DWCS S08 Ep03 MMA MMAPLANET o UFC ダナ・ホワイト ボグダン・グラッド マイケル・アズウェル

【DWCS S08 Ep03】人生を賭けた15分。CS史上初、アズウェルに競り勝ったグラッドにダナがボーナス公言!!

<フェザー級/5分3R>
ボグダン・グラッド(オーストリア)
Def.2-1;30-27.29-28.28-29
マイケル・アズウェル(米国)

昨年のコンテンダーシリーズで敗れ、リベンジとなるグラッドが左ハイを見せる。アズウェルもワンツーを放ち、序盤からアグレッシブな展開に。それでも両者とも力が入り過ぎりおり、どこまでこの展開が続けることができるのか。それとも一撃フィニッシュとなるか。グラッドはローからボディ、ミドルにアッパーととにかく手数が多い。アズウェルもカウンターで右を当てるなど、落ち着きを見せるが勢いに圧された状態だ。と、グラッドは左フックに逆に左を合わされ動きが落ちる。

アズウェルはジャブを伸ばしてサークリングを駆使するようになるが、グラッドは前に出続けワンツーを振るう。ボディを決めたアズウェルは、ジャブを差しスピニングバックフィストをかわす。と、グラッドはダブルレッグでテイクダウンへ。しりもちをついて立ち上がったアズウェルの頭を抱えたグラッドだが、ギロチンはセットできず間合いを取り直す。スピニングバックフィストの空振りから。左ミドルというコンビを見せたグラッドが最後に左フックをヒットさせた。

2R、アズウェルのジャブにフックを合わせたグラッド。アズウェルも右フックからローを蹴って、ワンツーを入れる。グラッドは足が止まる瞬間も出てきたが、右オーバーハンドを決める。さらにガードの上から力強い左ハイを見せるなど、グラッドは勢いを持続しようと懸命に攻撃を続ける。それでも口が開き気味のグラッドに対し、アズウェルはボディを抉っていく。

攻撃が大きくなってきたグラッドに対し、アズウェルはボディから顔面を狙う。さらにワンツーからスリーを決めたアズウェルはグラッドのダブルレッグをケージを利して切りエルボーを落とすが、尻もちをつかされる。すぐに立ち上がったアズウェルにエルボーを狙って離れたグラッドが、右をヒットし腹にヒザを入れる。さらに右ストレートを決めたグラッドは、無尽蔵のスタミナと精神力を見せる5分となった。

最終回、「契約は目の前だ」とセコンドにプッシュされたアズウェルがハイをかわしてボディを殴る。グラッドもすかさずコンビネーションを接近戦で見せる。アズウェルも対応し、激しい乱打戦のなかでグラッドがマウスピースを吐き出し、試合が一旦止まる。再開後も、グラッドはパンチを被弾しながらも、「うんうん」と頷き、前に出る。そこに右を当てるアズウェルも、左目尻をカットしており──まさに激闘に。グラッドはダブルレッグ、崩して足を束ねていくがアズウェルはすぐに立ち上がる。

離れて右オーバーハンドをヒットさせたグラッドに対し、アズウェルも細かいパンチを纏めジャブを2発入れる。ローに右を合わせ、ボディから顔面を打ち抜くアズウェルはテイクダウン狙いを切ると、クリンチからボディを連打する。両者、大きく肩で息をしながら打ち合いを続けるなかで、精度と手数で上回るのはアズウェルだ。それでもグラッドも右ハイをチップさせ、テイクダウン狙いでアズウェルの姿勢を崩す。そのまま殴りに出たグラッドに対し、アズウェルもすぐに応戦したところでタイムアップに。

まさに人生を賭けた15分を追え、この日2度目のダナ・ホワイトによるスタンディングオベーションが見られた死闘は、スプリットに割れ──グラッドに凱歌が挙がった。バックステージに戻るグラッドに対し、ダナはコンテンダーシリーズ8年の歴史で初めて5000ドルのボーナスを中継中に伝える。この1戦で1万5000戦ドルを手にすることになったグラッドは「マイケルと一緒に契約が欲しい。ハードな日々が、このボーナスにつながった。UFCでもっと活躍したい、激闘になることは分かっていた。だから、タッチグローブをしなかったんだ」と勝利者インタビューで語った。


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【DWCS S08 Ep03】D1全米✖3度のピッキニーニ×アルファメール所属ダフィー。出直しトゥーリオは??

【写真】打撃の使い方もミソとなる柔術&レスリングのダフィーとD1×3度のオールアメリカンレスラー=ピッキニーニのフライ級戦(C)Zuffa UFC

27日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスでDana White’s Contender Series第3週が開催される。
Text by Manabu Takashima

2週連続で4人選手がUFCとの契約があったシーズン8だが、反面ダナ・ホワイトは出戻り組に「経験を積めといったのに、この間1試合しか試合をしていない」とケージに上がるまでの動向にも触れて不合格とした非情さも見せている。当日のパフォーマンスの出来不出来でなく、過去1年の試合数を問われてしまうのであればオファーしたこと自体に問題があるのではないかと突っ込みたくなってしまうが、これはもうダナが今週からの出場選手に発破をかけた言葉と受け取って間違いないだろう。


そんな第3週もMMAPLANET的には第1試合、そしてフライ級のマッチアップに注目したい。ペルヴィアン・シュートボクセ戦士ホセ・オチョア、UFCを僅か1戦でリリースされ仕切り直しの機会が与えられたミッチ・ラポーゾら2人の欠場を受けて出場が決まったニック・ピッキニーニはキャリア6勝0敗で内3勝はFury FCで挙げた勝ち星だ。

6つの勝利の内訳は5つの一本勝ちと1試合の判定勝ちというフィニシャーは、オクラホマ州立大時代にD1レスリングで3度のオールアメリカンを獲得している。そのフィニッシュはRNCと肩固めに限定されており、ダブルレッグからテイクダウンして削っていくスタイルだ。対して、ダフィーはレスリングと柔術の融合体MMAという特色があり、チーム・アルファメール所属らしく激しい動きの試合が信条だ。躍動感あるアグレッシブなファイトを展開するという部分では、ピッキニーニよりもダフィーはUFC首脳好みのファイターといえる。

ダフィーのレコードは7勝0敗でTKO勝ちが2つ、一本勝ち4つで動きのなかでポジションを奪取し、フィニッシュを狙う。右を見せてのダブルレッグは遠い距離でも、近距離でも抜群のタイミングを誇っており、パンチにつられるとD1オールアメリカンでも倒される可能性がある。

スクランブルのなかでバックを制するや、ダフィーはレスリング的にはなく柔術的なポジションを展開するファイターともえいる。仕掛けと動きの多さで、ピッキニーニの好守に通じる軸の強さを攻略できるか。打撃を使えるという部分でパワフルなのはピッキニーニだが、被弾して腰が落ちた時もある。打と組みの連動はダフィーが上だと予想できるが、果たして。

第2試合のバンタム級に出場するアダム・ブラムハルドは英国のCaged Steelなるプロモーションのバンタム級チャンピオンでベースはムエタイ、首相撲を上手くMMAに生かしている。対してパワーウェルラウンダーのマルコム・ウェルメーカーはConflict MMAのバンタム級王者で、キャリア7勝のうち5つのフィッシュ勝利を手にしている──ものの、チャンスを掴むまでは相当に慎重な部分がある。コンテンダーシリーズという舞台を意識しすぎると、自身のリズムを見失う様なファイトになるやもしれない。

より積極的に動くことが求められているのが、第3試合のミドル級戦でフランスのマチュー・デュクロと戦うマルコ・トゥーリオだ。トゥーリオは去年のDWCSで判定勝ちを収め、戦績を10勝1敗としたが、積極性が欠けるとサインに至らなかった。

その後はLFAブラジル大会で右ストレートから、パウンドアウトで勝利している闘莉王。丁度1年前に契約がお預けとなったトゥーリオのファイトスタイルに、どれだけの変化が見られるか。積極性とフィニッシュを要求するダナの言葉が、マジックワードのごとくファイティング・スタイルに変化をもたらすのか。人の根底にあるモノは変わらないのか。非常に興味深い。

■視聴方法(予定)
8月28日(水・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS

■ DWCS S08Ep03対戦カード

<ミドル級/5分3R>
アンドレイ・プリャエフ(ロシア)
リアム・アンダーソン(米国)

<フェザー級/5分3R>
マイケル・アズウェル(米国)
ボグダン・グラッド(オーストリア)

<ミドル級/5分3R>
マルコ・トゥーリオ(ブラジル)
マチュー・デュクロ(フランス)

<バンタム級/5分3R>
マルコム・ウェルメーカー(米国)
アダム・ブラムハルド(米国)

<フライ級/5分3R>
ジャック・ダフィー(米国)
ニック・ピッキニーニ(米国)

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