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ABEMA MMA o ONE   ガントゥルム・バヤンドォーレン キック クレベル・ソウザ ジャレッド・ブルックス チャンネル ブラジリアン柔術 マイキー・ムスメシ ルンピニー 今成正和 青木真也

10.7『ONE Fight Night 15』で青木真也とマイキー・ムスメシが「無差別級サブミッショングラップリング」で対戦

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 2023年10月7日(土)タイ・ルンピニースタジアムで開催される『ONE Fight Night 15』にて、ONEフライ級サブミッショングラップリング世界王者のマイキー・ムスメシ(米国)と、元ONEライト級世界王者の青木真也(日本)が、「無差別級サブミッショングラップリング」で対戦することが17日、ONEから発表された。

 青木と対戦するマイキー・ムスメシは、25歳にしてブラジリアン柔術の世界王座に5度就くなど、軽量級グラップリングの強豪。ONEには2022年4月の今成正和戦から参戦し、グラップリングルールで5連勝。

 10月のクレベル・ソウザ戦で判定勝ちしフライ級王座を獲得すると、1月にガントゥルム・バヤンドォーレンのヒザを破壊する判定勝ち。5月にオサマ・マルワーイをリアネイキドチョークで極めて2度目の王座防衛に成功すると、8月5日には、ONEストロー級世界王者のジャレッド・ブルックスの挑戦も1R 腕十字を極めて退け、3度目の防衛に成功している。27歳。

 フライ級とライト級なので体重差はかなりあります。日本では、ABEMA格闘チャンネルで10月7日(土)午前9時より生中継されます。続きを読む・・・
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Column MMA MMAPLANET o ONE ONE FN13   ウマウ・ケニ・ログログ エンフオルギル・バートルフー ジョン・リネケル タイ・ルオトロ ブログ マイキー・ムスメシ

【ONE FN13】試合結果 MMAは3試合、エンフオルギルとログログがボーナス獲得!!

【写真】平均月収6万~8万円ともいわれるモンゴルで、ボーナス5万ドルは本当に人生が変わる(C)ONE

5日(日・現地時間)にタイはバンコクのルンピニースタジアムでたONE FN13「Allazov vs Grigorian」開催された。

メインのONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合=チンギス・アラゾフ×マラット・グリゴリアンを始め10試合中、立ち技マッチが5試合でグラップリングが2試合、MMAも3試合というイベントは柔術世界王者マーカス・ブシェシャ・アルメイダを破ったセネガル相撲王者オマル・ログログ・ケニ、ジャンロ・マーク・サンジャオを下したエンフオルギル・バートルフーが、5万ドルを獲得。

サブミッショングラップリングではマイキー・ムスメシとタイ・ルトロの両者もボーナスを得ているが、キム・ジェウンに大逆転勝ちを収めたジョン・リネケルはボーナス獲得を哀願マイクの効果もなく、計量失敗で5万ドルを手にすることはなかった。

10試合のコンパクト興行、MMAサイドから見るとなかなかタイトル戦線のストーリー創りは難しいというのが、現状のONE MMAに関する偽らざる印象だ。

■ONE FN13
<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
○チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)5R
判定
×マラット・グリゴリアン(アルメニア)
<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
○マイキー・ムスメシ(米国)7分30秒
腕ひしぎ腕固め
詳細はコチラ
×ジャレッド・ブルックス(米国)
<キック・フェザー級/3分3R>
○タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)3R0分29秒
TKO
×ダビット・キリア(ジョージア)
<151ポンド契約/5分3R>
○ジョン・リネケル(ブラジル)R4分59秒
TKO
詳細はコチラ
×キム・ジェウン(韓国)
<118ポンド契約/3分3R>
○スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)3R
判定
×ララ・フェルナンデス(スペイン)
<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
○オマル・ログログ・ケニ(セネガル)3R
判定
詳細はコチラ
×マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
<ムエタイ135.25ポンド契約/3分3R>
○エリアス・マムーディ(アルジェリア)1R1分38秒
KO
×エドガル・タバレス(メキシコ)
<サブミッショングラップリング180ポンド契約/10分1R>
○タイ・ルオトロ(米国)2分37秒
RNC
詳細はコチラ
×ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)
<ムエタイ174ポンド契約/3分3R>
○ムエタイ174ポンド契約/3分3R3R
判定
×ナウゼット・トルヒーリョ(スペイン)
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
○エンフオルギル・バートルフー(モンゴル)2R2分53秒
キムラ
詳細はコチラ
×ジャンロ・マーク・サンジャオ(フィリピン)
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MIKE MMA MMAPLANET o ONE ONE FN13 ジャレッド・ブルックス ブログ マイキー・ムスメシ

【ONE FN13】マイキー・ムスメシ、耐えるジャレッド・ブルックスのヒジを極めて快勝

【写真】ここからワキに抱えてタップを奪った(C)ONE

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
Def.7分30秒byアームバー
ジャレッド・ブルックス(米国)

ハグをした両者。距離を取るブルックスに対し、しっかりと引き込んでガードの中に入れたマイキーが、ハイガード、ラバーを伺う。ブルックスはワキを開けずに、胸をつけていく。ラバーから頭を抜いたブルックスの左足を取り、マイキーロック。抜かれてもガードから腕を狙う。完全に相手のフィールドで、ブルックスもエスケープということで、戦いを成立させている。

ガードの中でスプロールして足を取らせないブルックスは、掴まれてもヒザを抜いて逃れる。側転パスガードにヒザ十字、内ヒールのマイキーが上を取るとバックへ。ボディトライアングルに捕らえられたブルックスは、懸命にリストコントロールし絞めを防ごうとする。しっかりと足を組むマイキーは、ここでブレイクが掛かり怪訝な表情を浮かべる。

対して、「イエーイ」と叫んだブルックスは、シングルを仕掛けるもすぐにガードの中に入れられる。ハイガード、三角狙いのマイキーが腕を取る。背中が伸びたブルックスは、腕を必死に引き寄せる。ここで左腕を伸ばしにいったマイキーに対し、ブルックスが腰を上げるが、最後はワキに抱えられヒジを極められると――耐えきれずにタップ。直後に2人揃って、笑顔を浮かべた。

「ルンピニーで戦えて光栄だった。ジャレッドは凄くタフで、クローズドカードの中での対処も良くて。MMAチャンピオンが柔術を戦った。尊敬しているよ。狙っていた技もあったけど出来なかった。取りかけたけど、ちょっとグリップできていなくで。アレは僕のミス。最後はワキを締めて極めた。アレはガードからの腕の極め方だよ。僕は毎月、ONEで戦いたい。ここで成長していきたいんだ」と話した。


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【ONE FN13】ラカイの新エースと対戦、遅れてきた草原のルーキー=エンフオルギル「少し緊張しています」

【写真】34歳のオルギル、既に非常に多くのことを経験してきたように見える(C)ONE

5日(日・現地時間)にタイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE FN13「Allazov vs Grigorian」のオープニングマッチでエンフオルギル・バートルフーが、ジャンロ・マーク・サンジャオと戦う。
Text by Manabu Takashima

大量離脱後にチームラカイのエースとしての自覚が芽生えたジャンロと、ジャダンバ・ナラントンガラグ門下のオルギルことエンフオルギル──一回り以上違う、ジャンロとの戦いの前に話を訊くと、やはりそこはモンゴル勢、非常に朴訥とした返答のオンパレードだった。


──土曜日の朝、ジャンロ・マーク・サンジャオとの試合が控えていますが、今、どのような気持ちですか。

「少し緊張はしていますが、もの凄く緊張しているわけではないです」

──オルギルは昨年のRoad to ONE Mongoliaで優勝してONEと契約、ONE FFで2連勝してから本戦デビューとなりました。同じルンピニーでの試合ですが、何か気持ちで違いはありますか。

「FFで2度戦った時は、それほど緊張はしなかったです。今回はONEの大きな大会になるので、皆の期待も大きいです。相手が期待の若手ということもあり、FFの時より少し緊張しています」

──その期待が大きいというジャンロは6勝0敗、全て1Rでフィニッシュしています。彼の実力をどのように評価していますか。

「全ての試合で1Rで勝っている強い相手です。自分にそのような経験がないので、自分にはない何か良いモノを持っているのでしょう。ただし、そういう強い選手と戦うので負けないようにしっかりと準備はしてきたつもりです」

──ではオルギルは、自身のどこがジャンロに勝っていると言えますか。

「そこは実際に肌を合わせたわけではないので、相手の実力がどのようなものが分からないのというのが正直なところです。試合が実際に始まって、初めて分かるモノかと思うので、今の段階では自分のどこが彼より優れているのかは答を持ち合わせていないです」

──ONE FF初戦の相手アドニス・セビジェーノはジャンロと同じチームラカイの選手でした。ラカイではオルギルのことを研究するのも2度目度のはずです。

「アドニスには判定勝ちをしましたが、もうジャンロは自分のことを理解しています。同時にジャンロはアドニスよりも自分の方が強いと思っているだろうし、苦も無く勝てると自信を持っているはずです。私としては負けているところはないと思っているので、頑張ります」

──4月と5月の試合の合間はタイで練習していましたが、今回は?

「今回に関してはモンゴルで準備をしてきました。ナラントンガラグ先生の下、チームメイト……若い選手たちと練習してきました。今、モンゴルは凄く良い季節ですし、しっかりと練習できたと思います」

──シャンダスMMA所属選手には日本のグラジで活躍するダギースレンがいて、ニャムジャルガルがRoad to UFCのワンマッチながら2大会連続で試合をします。彼らとオルギルと海外で戦う選手もいて、ジムには勢いがあるのではないでしょうか。

「チームの雰囲気は凄く良いです。今、海外で試合をしている選手だけでなく、将来は外国で戦いたくて練習をしている若い選手もいます。互いがパートナーとして力を出し、ナラントンガラグ先生も経験に基づいた指導をしてくれるので、チーム全体で強くなっています」

──FFより重要になる一戦かと思います。どのような試合を皆に見せたいですか。

「きっと激しい試合になると覚悟しています。ナラントンガラグ先生の指示をしっかりと訊いて、自分の持っているモノ全てを出して戦います」

──ニャムジャルガル、テムーレン、ダギースレンの活躍でモンゴル人ファイターに注目ししている日本のファンに一言お願いします。

「モンゴルの選手に興味を持ってくれて、感謝しています。良い試合をしたいと思うので、期待してください」

■放送予定
8月5日(土・日本時間)
午前9時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN13対戦カード

<ONEキックボクシング世界フェザー級選手権試合/3分5R>
[王者] チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン
[挑戦者] マラット・グリゴリアン(アルメニア)

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
[王者] マイキー・ムスメシ(米国)
[挑戦者]ジャレッド・ブルックス(米国)

<キック・フェザー級/3分3R>
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)
ダビット・キリア(ジョージア)

<135.5ポンド契約/5分3R>
ジョン・リネケル(ブラジル)
キム・ジェウン(韓国)

<118ポンド契約/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
ララ・フェルナンデス(スペイン)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
オマル・ログログ・ケニ(セネガル)

<サブミッショングラップリング180ポンド契約/10分1R>
タイ・ルオトロ(米国)
ザイード・フセイン・アサラネリエフ(トルコ)

<ムエタイ174ポンド契約/3分3R>
ルンラーウィー・シッソンピーノン(タイ)
ナウゼット・トルヒーリョ()

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ジャンロ・マーク・サンジャオ(フィリピン)
エンフオルギル・バートルフー(モンゴル)

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【ONE FN13】ジャレッド・ブルックスの挑戦を受けるマイキー・ムスメシ「すぐにムエタイを始める」

【写真】マイキーのMMAを見たくないという意見もあるかもしれないが、この殺気のなさでMMAグローブをはめた試合を見てみたい。まずはミックスファイトか?!(C)ONE

5日(日・現地時間)にタイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE FN13「Allazov vs Grigorian」のコメインでマイキー・ムスメシがONEサブミッショングラップリング世界フライ級王座の防衛戦をジャレッド・ブルックスを相手に行う。

ONE世界ストロー級王者の挑戦をタフな試合、極めるのは困難だとマイキーは言う。ただし、ポジションで圧倒できると言葉を続けると同時に、将来的には柔術×柔術のサブミッショングラップリングの試合が重要になってくるが、現時点は異種組み技マッチの必要性をマイキーは説く。グラップリングが、観賞用スポーツとしての地位を確立するために。


──マイキー、まさかONE世界ストロー級王者ジャレッド・ブルックスの挑戦を受けることになるとは思いもしなかったです。

「7月、そして8月とONEが僕の試合を組もうとしたけど、誰も対戦を受けない状態が続いた。そんな時にジャレッド・ブルックスが、僕を指名してきたんだよ。それも挑発しているとか、そういうことではなくて凄くリスペクトしてくれた言葉で。ONEという同じ舞台で戦うMMAのチャンピオンが、グラップリングの世界王者に対して戦おうと言ってくれた。もちろん、その対戦を受けるよね。

僕は毎月のように戦いたい。ある月はMMAファイターと、また次の月は柔術家といった具合でね。サブミッショングラップリングの試合だから、違うフィールドの相手と戦える。凄く楽しい。チャトリにも『いつだって戦う。こんなに楽しいことはない』と伝えていたんだ」

──ところでジャレッドは、マイキーのお姉さんのタミと練習をしていたという風に言っていたのですか。

「彼は僕の姉がATTに在籍した時のメインパートナーだったんだ。僕はまだ高校生で、姉はカレッジに通っていた時で。彼女は毎朝ATTでジャレッドと練習していた。でも、僕はしたことはなくて、タミには『僕に勝たせようと思って、連れてきたの?』って冗談を言っていたんだ。僕はシンガポールにいたから、米国で2人が練習していたかもしれないってね(笑)」

──ハハハハ。ではタミからアドバイスは?

「ないよ(笑)。『ジャレッドは本当にタフなレスラーで、凄く良い動きをするわ』だって。そんなのアドバイスになっていないよね。でも、僕らは本当に尊敬しあっている。それにジャレッドがタフな相手だと分かっているしね。フィニッシュするのは大変な試合になる。彼が僕を極めることができるとは全く思わないけど、凄まじいスクランブル戦になるんじゃないかな。彼のようなタフな相手をフィニッシュできるか、自分を試す試合になる。極めるのは本当に難しそうだから。この試合でフィニッシュできないと、僕の負けだ。そういうつもりで戦うよ。

タフでファンが喜ぶ試合をしたい。ただ、いつもエキサイティングな試合ができるか不安で。凄いプレッシャーを感じているんだ」

──確かにサンビストと戦うと、マイキーはすぐにサブミッションを極めることができます。例えタップを相手がしなくても。そして、もっとディフェンス能力の高い選手との試合が見たくなります。ただ相手がトップ柔術家になると、彼らはまず極められないようアタックよりも防御することにプライオリティをおき、攻め合うという展開にならないです。

「最高の柔術家が戦うと、何も起こらないで終わる。そんな風に柔術を知らない人は思うこともあるだろう。だから今、もっとエキサイティングになる柔術×MMAという試合が必要なんだ。将来的にはきっと柔術×柔術という試合が最も重要視されることになるはず。ただし、今は違う。こういうマッチアップがグラップリングを発展させるために、今は重要なんだ」

──グラップリングは進化が著しく、新足関時代からスクランブル。そして今やパス&トップゲームと試合展開が変わってきています。そして前回のオサマ・アルマルワイ戦では足関狙い、ダブルガードから立ち上がり、パスをしかけつつダース。そこからスクランブルでバック奪取し、最後はRNCで仕留めました。現代グラップリングの全ての要素が詰まった試合でした。

「僕は常に、有効なテクニックを使いたいと思っている。そして、可能な限り最高の技を駆使したい。あの試合ではキャッチを8回は奪っていた。でも、僕はフィニッシュしたかった。だから攻め方を変えて、美しい柔術を披露したいと思ったんだ。その前の試合でモンゴルのガントゥルム・バヤンドォーレンと戦ったときは、レッグロックに固執し過ぎてしまったからね。ヒザは壊したけど、フィニッシュはできなかった。オサマとの試合では、同じシナリオのまま試合を終らせたくなかったんだ。あんな風に途中で攻め方を変えることができたのは、凄く良かったと思っている。前回の試合があったから、ジャレッドとの試合も自信を持って戦える」

──マイキーのイメージは、ガード柔術家だったので新鮮でした。

「本当はガードよりトップの方が得意で、練習ではトップゲームばかりなんだよ。試合は勝つためにガードゲームを選択しているけどね」

──軽量級のトップファイターは、股関節が柔軟でなかなかガードを割らすことなく、下からの仕掛けも豊富です。

「だから楽しいんだよ。僕は23年間、柔術をやって来てプレーガードもプレートップも大好きだから、これからは過去に見せてきたのとは違う柔術を皆に見せたいと考えている。テイクダウンだってできるし、今はベストマーシャルアーチストになる過程にあるんだ。

すぐにムエタイのトレーニングを始める。今年の下四半期にはタイに移り住むからね。僕は本当のマーシャルアーチストになるために、数多くのマーシャルアーツのトレーニングに取り組んで成長したいんだ。リアル・マーシャルアーチスト、本当にマーシャルアーツを愛しているから、色々な練習がしたい」

──ムエタイを練習するということは、将来的にMMAを戦うことも?

「可能性はあるよね。ムエタイの練習をして、どう思うのか。ムエタイが僕の新たな可能性を見出すことになるのか。ただ、MMAを戦うならONEでもフライ級でなくてストロー級で戦うことになるだろう。毎日食べて、減量無しでフライ級だから。1階級下げるのは問題ない。その時に、どんな風に感じるのか。MMAの最軽量の世界チャンピオンと戦うのはイカしているよ。立ってどれぐらい戦えるのか──7年振りにムエタイの練習を再開して確認したい。なんとなくムエタイの経験はあったけど、凄く楽しかった。だから、これからも本当に楽しみでチャレンジングだと感じている。それに僕の柔術がどれだけMMAに通じるかを試したい──その機会があればね」

──それは楽しみですが、その前にブルックスとのフライ級王座防衛戦も心の底から楽しみです。

「僕のサブミッション能力は過去最高になっていることを、皆に見て欲しい。ジャレッド・ブルックスのようなタフな人間をフィニッシュして見せる。柔術家を極めるのより難しいだろうけど……勝つ戦いはできるんだ。でも、フィニッシュをすることは極めて困難だと思う。それが柔術家とMMAファイターの違いだよ。MMAピープルをフィニッシュ……サブミットすることは本当に難しい。ただポジションでドミネイトは必ずできる。

ジェレッドは脚が短くて、足が小さい。そういう選手をレッグロックで仕留めることは簡単じゃないんだ。あの体形はジャレッドに優位に働く。皆、そのことを知らないんだけどね」

──まさにブルックスが、インタビューで足関節は極まらないと話していた内容とズバリ、そのままです。

「でもね、さっきも言ったようにフィニッシュできなければ僕の負けだ。ジャッジの判断で勝つこともあるだろうけど、気持ちとして──それでは僕にとって勝利じゃない。

ジャレッドもきっと戦いを挑んでくるから。絶対にエキサイティングな試合になる。逃げることなく、攻め合ってサブミッショングラップリングのプラットホームを構築するよ」

■放送予定
8月5日(土・日本時間)
午前9時00分~ABEMA格闘チャンネル

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【ONE FN13】マイキー・ムスメシに挑戦、ジャレッド・ブルックス「次はロッタンからベルトを奪う」

【写真】モンキーゴッドがマイキーとどのようなグラップリングを見せるのか。攻防が生まれるのか楽しみ (C)MMAPLANET

5日(日・現地時間)にタイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE FN13「Allazov vs Grigorian」のコメインでジャレッド・ブルックスが、マイキー・ムスメシの持つONEサブミッショングラップリング世界フライ級王座に挑戦する。

ブルックスといえばMMAの世界ストロー級王座に君臨しており、競技間を越えたチャンプチャンプ対決となる。過去にONEではミドル級王者のライニア・デリダーが、ノンタイトルでタイ・ルオトロと対戦し3-0で判定負けを喫しているが──ブルックスに勝機はあるのか。

MMAファイターでなく、マーシャルアーチストとしてあらゆる競技で戦えると豪語したブルックスの野望と自分への信頼感とは。


──まさかグラップリングマッチに出場するジャレッドをインタビューすることになるとは、マイキー・ムスメシ戦が発表になるまで思ってもいませんでした。

「半年間ずっとMMAの練習をしてきて、3週間前に急転直下という感じでサブミッショングラップリングの練習に切り替えた(※取材は7月25日に行われた)。でも、ずっとMMAのトレーニングをしてきたから体の調子は最高の状態を保っている。世界最高のグラップラーと戦うことに対して、体もそうだし、僕の柔術、マーシャルアーツに関しても超自信を持っているよ」

──つまり3週間前にオファーがあったわけですね。

「たった3週間前のオファーでもマイキーのような相手と戦えることは、素晴らしい機会だよ。それに歴代最高のグラップラーにとっても、僕はタフな相手になると信じている。何よりサブミッショングラップリングの世界王者と僕が戦うことは、ONEにとっても良いことだと思う。そういう貴重な試合を僕も望んできたからね」

──パウンドがあれば別でしょうが、パウンドなしでどのように戦うのか。サブミッショングラップリングでマイキーとやり合える自信の根拠はどこなのですか。

「どんなゲームにも勝機はある。だから、このチャンスに跳びついた。皆、僕はマイキーに敵わないと思っているだろう。だからこそ、自分が何者であるかを証明する絶好のチャンスだ。僕は誰も恐れない。どのマーシャルアーツの流儀で戦おうが何も怖いものはない」

──ところでグラップリングの試合にでたことは?

「柔術はあるけど、ノーギはない。でも、ずっとノーギの世界チャンピオンと練習してきた。それも体格でずっと僕より大きな相手と。もちろん、マイキー・ムスメシと同じだとは思っていないよ。でも、今回の試合ではこれまでMMAで見せてきたジャレッド・ブルックスとは違い──そんな僕の一面を見せたいと思っている」

──マイキーは柔術家として万能ファイターです。そして、彼のレッグロックはMMAファイター対して非常に危険かと思われます。MMAが本職のジャレッドにとって、リスキー過ぎませんか。

「いかなるファイトにもリスクは付きまとうよ。MMA──コンバットスポーツは骨を折り、失神し、命を落とすかもしれない戦いだ。それに足関節に関しては、僕は凄く足が小さいから、ニーラインを攻めることは簡単じゃないよ。

実はさ、ATTでタミ・ムスメシと練習していた時期があるんだ」

──えっ、そうなのですか!!

「そうマイキーのお姉さんとね。だから何だって話なんだけど、彼女とロールしていた。とにかく……だよ。この半年間、僕は試合がしたくてしょうがなかった。ずっと準備をしてきたんだ。一方でマイキーはマイキーで、彼のヒザ十字、ストレートフットロック、ヒールフックを怖がる連中ばかりで試合が成立しなかった。

僕はマイキーとの試合よりも、自分の人生の方を気にかけている。自分が如何に生きるのか。そのなかでマイキーの技が危険だから戦わないという気持ちよりも、この素晴らしいグラップラーと戦える機会を逃してならないという気持ちの方がずっと強い。ライアン・ゴードン、マルセリーニョ・ガウッシアと戦えと言われて、ノーと返答できるか? それならグラウンドワークなんて練習しなければ良いんだよ。

ジョシュア・パシオと戦ってから、試合をする機会がなかった。僕の階級の選手が、挑戦表明をしても。僕は毎月だって戦いたい。ストロー級の誰とだって戦う。試合をしないと、成長なんてできない。そして、僕と戦いたいとアピールしてきたストロー級……フライ級の選手だってそうだ。ヤツらはマイキーとの試合を断ったんだ。それで僕に挑戦したいなんて──。アイツらが僕と戦いたいといった口を塞いでやりたいよ。

だいたいデメトリウス・ジョンソンだって、マイキーとの試合を受けなかった。アドリアン・モライシュも、だ。僕は3週間前のオファーで、マイキー・ムスメシと顔を合わせる。皆に戦いを見てもらう。これは試合ではない、戦いだよ。マイキーが過去に経験していないサブミッショングラップリングマッチをやるつもりだ」

──それはどういう戦いになるのでしょうか。

「僕はマイキーより体力があって、スピードも全然上だ。そんな試合を彼は、過去に体験したことがない。だから、これまでONEで戦ってきたサブミッショングラップリングとは別種の戦いになるはずだ。マイキーは本当に素晴らしい技術を持っているけど、スローだ。Kガードからバックスイッチ、50/50──彼は80/20って呼んでいるよね。常にヒザに標準を定め、素晴らしい動きを見せてきた。でもね、僕のヒザが彼のベルトラインの外側にある場合では、そんな技術も無力だ。

それこそが僕が彼を仕留める第一歩となる。ただし、僕がこの試合でやるべきことはフィニッシュすることじゃない。まずは僕が歴史上最高のグラップラーとやりあえることを証明することだ。もちろん、やり合っていると極めるチャンスも生まれる。マイキーとのサブミッショングラップリング戦は、僕がマーシャルアーチストとしてどのような戦いにおいても優れていることを証明する戦いになる。

現時点では僕がアンダードッグだよ。なら戦って、証明するしかない。この試合で僕は勝てるかどうか分からない。でも、ジャレド・ブルックスがMMA以外のベルトを狙う姿勢を持っている意思表明と受け手ってほしい。マイキーのベルトに取り、次はロッタンからベルトを奪う」

──……。

「何を言っているだって思っただろう? いや、皆そうなんだ。でも、僕がイカれたヤツじゃないことをマイキーとの試合で分からせる。僕はMMAの世界チャンピオンで、サブミッショングラップリングでも、ムエタイでも世界チャンピオンになれる技量を持っている。

結果としてマイキーには勝てないかもしれないよ。それでもタイトル戦という真剣勝負に挑むことで、僕のグラップリング技術は格段に成長した。短期間でも、練習するだけなのとは比較にならないほど磨かれた。MMAファイターとして、非常に有益な時間を過ごせたよ。次にMMAを戦う時、この経験を経たジャレッド・ブルックスの姿を皆に披露できるだろう。

レスリング・ブルックスでなく、柔術ブルックスをね。もちろん、これからもパウンドしまくる。ただ、ずっと柔術もやってきた。今でもMMAで僕の柔術を見せて勝つことだって可能だ。これまでの試合では……MMAとして勝つために柔術でなくパウンドを選択してきただけで。だから皆はマイキーとの試合で僕をアンダードッグと予想した。でも、マイキーは怖くもなんともない、8歳からずっとやってきた僕のマーシャルアーツを見せる」

──ジャレッド、その言葉を聞くだけで楽しみになってきます。では最後に日本のファンに一言お願いします。

「日本で戦った経験がなければ僕はUFCファイターにも、ONEファイターにもなれなかった。僕はいつも……いつまでも日本の皆への感謝の気持ちを忘れない。アリガトウゴザイマス」

■放送予定
8月5日(土・日本時間)
午前9時00分~ABEMA格闘チャンネル

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MMA MMAPLANET o ONE ONE FN10 オサマ・アルマルワイ マイキー・ムスメシ

【ONE FN10】オサマの足を狙い続けたマイキー、残り3分でパスに切り替えてRNCでフィニッシュ

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
マイキー・ムスメシ(米国)
Def.8分03秒 by RNC
オサマ・アルマルワイ(イエメン)

いきなり距離を詰めたマイキーが、手四つから引き込み、オサマの左足を抱える。立ち上がるオサマに対し、マイキーは左足を離さない。マイキーは狙いを右足に切り替え、ストレート・フットロックで絞め上げる。さらにオサマの左足も抑えながらヒールフックに切り替えたが、これも極めることができなかった。

足を狙い続けるマイキー。オサマの右足にヒールフックとストレートフットロックを織り交ぜて攻める。オサマも足のクラッチが緩んだ瞬間にバックを狙うも、マイキーがすぐに元の体勢に戻す。ストレートフットロック、ヒールフック、さらにマイキーロックで攻め立てるが、オサマも凌ぎ続ける。

マイキーがセットアップするとレフェリーのシャオリンがキャッチをコールする。その瞬間、オサマがフックされている足を解いた。さらにマイキーがヒールで絞ると、オサマが苦痛の表情を浮かべた。しかし足を抜いたオサマが立ち上がる。マイキーはマットに背中を着けたまま。オサマがガードの中に入ってくると、マイキーは再び足を狙う。

残り3分でトップを奪ったマイキーがパスを狙いながら、ハーフガードのオサマにダースチョークを狙う。オサマが背中を見せたところでバックに回ったマイキーは、オサマの右腕を抑えた四の字ロックからRNCでタップを奪った。2度目の王座防衛に成功したマイキーには、5万ドルのボーナスも与えられた。


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【ONE FN10】MMA王者デリダー組み技戦、タイ・ルオトロ─02─「コンバット柔術ルール? 悪くない」

【写真】ナチュラルでも、こうなれる (C)ONE

既にイベントが開始されているONE FN10「Johnson vs Moraes 3」でONE世界ミドル級王者ライニア・デリターと対戦するタイ・ルオトロ・インタビュー後編。

若年層にも蔓延しつつあるステロイド使用に警鐘を鳴らしたタイ&ケイドのルオトロ兄弟がアグレッシブなグラップリングに関して熱弁を振るった。

<タイ・ルオトロ・インタビューPart.01はコチラから>


──と同時に参加型のグラップリングや柔術ですら、勝利を手にするために禁止薬物に手を染めるなか、タイやケイドたちはグラップリングがプロスポーツとしてよりメジャーになり、競技生活によって得るモノを増やそうと努力をしている。そして、そのような世界が実現するとより禁止薬物を使用する選手が増えることも容易に想像できます。

「だから、僕らのようなナチュラルな選手がジューサーを破ることで、子供達の手本になりたい。僕らが子供のとき、いつだって好きな選手はディアス兄弟だった。彼らは爆発力がもっともある選手じゃなかった。でも、ストロイドを打っている選手を相手に最高のパフォーマンスを見せていたから」

ケイド 今の柔術界はジュベニウでもステロイドを使用しているティーンがいる。僕らはステロイドを使わず、自分の力でもやれることを彼らに見せたいと思っている。

──ところで柔術家同士の対戦は両者が防御力に優れ、重厚な攻防になる一方で取られないことを第一に考える選手が多い。そのためにONEでは柔術家とMMAファイターやサンビストとの対戦を増やしているようにも見受けられます。柔術家同士の対戦が、一般受けするようなエキサイティングな試合になることは難しいでしょうか。

セレモニアル・フェイスオフでシングルレッグを仕掛けて、大笑いしたタイ。楽しんでいる

「柔術は退屈な試合にいくらでもある。

それは今言ったように守り重視だからだ。対してMMAファイターはより攻めてくる。今回の試合でもライニアは絶対に攻めてくるだろう。だから僕は彼をコールアウトしたんだ。観客の皆にとって、良い試合ができる相手だから。彼の攻めのプレッシャーのなかで、僕はベストを尽くして戦う」

──ケイド、6月にはトミー・ランガカーを相手にライト級王座の防衛戦が控えています。ランガカーもサンビストやMMAファイターと戦う時はアグレッシブに攻めるかと思います。その一方で、ケイドを相手になるとそのリスクを背負ってくるのか。

ケイド 僕らはいつだってフィニッシュして、エキサイティングな試合をしたいと心掛けている。だから、そこがいつも問題になってくるんだ。トミーは柔軟で強いガードファイターだ。マテウス・ガブリエル戦と似てくることも十分にある。でも、僕が一本勝ちを狙うことは間違いないよ。

──高い防御力を生かして攻める。それが一番の理想かと思いますが、前回のタミー・ムスメシとビア・バシリオ戦ではレフェリーが一瞬のスクートにブレイクを掛けるシーンが続きました。あれはあれでレフェリーが試合に介入し過ぎで、見ていて気持ちの良いモノではなかったです。

「座っている選手を立たせるのは、悪いことじゃないと思っている。僕らはアルティメット・スク―ティング・チャンピオンシップを戦っているわけじゃないから(笑)」

──アハハハ。

ケイド そうでしょ?(笑)。座って、何も起こらないモノを見たがる人はいない。

「確かにガードワークからは素晴らしい技が繰り出される。そこからアタックする場合はね。そういう美しい動きが見られるのは楽しいよ。でも、何をしないのならレフェリーが立たせることは問題ないと思う。なぜ、皆がガードを取るか。それはパスガードが難しいから。安全に戦いたいんだ」

ケイド だからガードって呼ばれているんだよ。

「多くの選手がガードを駆使し、時間とにらめっこという退屈極まりない試合をしようとする。テイクダウンでなく、座った選手を立たせるのは悪くない。ただし、そこに至るまでにレフェリーももう少し展開を見ても良いんじゃないかと思う」

──ハーフを取って足に触れているのに、ブレイクを命じたこともありました。そうやって立たされ続けるということは注意が入っているのと同じで。でも勝ったのはタミーだった。これはもう見ている人が戸惑うばかりです。なぜ、評価された動きをしているのにブレイクが入るのかと。

「それはそうだね。ガードから攻撃も柔術の醍醐味だから」

ケイド 攻めようとガードを一方が取り、また上の選手も攻めようとすることで攻防が生まれる。そうでない展開なら、ブレイクを命じるべきだよね。攻める気がないなら、立たせれば良い。

──ADCCでは逆にスクートした選手から、上の選手が3歩以上離れるとペナルティが与えられています。

「そうペナルティだ。MMAだと下になった選手が、ただ柔軟性を生かして防御に徹するなら──上の選手はパンチを落とせるよね。柔術はそれが許されない。だからさ、コンバット柔術のように下の選手が何もしないなら、掌底をバンバン入れてやれば良いんだよ(笑)。そうすれば、上の選手はもっと攻めやすくなる。僕らはエキサイティングな試合がしたいから、防御に徹せられるとイライラすることは確かだからね」

──ルオトロ兄弟はコンバット柔術の実現をチャトリに提言しますか(笑)。

「それは悪いアイデアじゃないよ(笑)」

ケイド ライニア・デリダーとコンバット柔術で戦えば良いんだよ(笑)。

──タイ、ケイド、いつもありがとうございます。最後に日本のファンに一言お願いします。

「モシモシ。アリガト。いつも、応援ありがとう」

ケイド アリガト。サヨナラ!!

■放送予定
5月6日(土・日本時間)
午前8時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN10対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] デメトリウス・ジョンソン(米国)
[挑戦者] アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)

<ONEムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者] エドガル・タバレス(メキシコ)

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
[王者] マイキー・ムスメシ(米国)
[挑戦者] オサマ・アルマルワイ(イエメン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
アリス・アンダーソン(米国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ロベルト・ソルディッチ(クロアチア)
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)

<<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
セイジ・ノースカット(米国)
アフメド・ムジタバ(パキスタン)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
ファン・ロン(中国)

<サブミッショングラップリング・ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/10分1R>
ライニア・デリダー(オランダ)
タイ・ルオトロ(米国)

<ムエタイ131ポンド契約/3分3R>
ジャッキー・ブンタン(米国)
ディアンドラ・マーティン(豪州)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)
リース・マクラーレン(豪州)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ローウェン・タイナネス(米国)
オク・レユン(韓国)

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【ONE FN10】米国デビュー、アジアの顔スタンプ・フェアテックス「しっかり踊って、打撃も見せる」

【写真】アジアン・グッドシェイプなスタンプに対し、アンダーソンのバキバキさがアメリカン (C)MMAPLANET

5日(金・現地時間)、コロラド州ブルームフィールドの1stバンク・センターで開催されるONE FN10「Johnson vs Moraes 3」でスタンプ・フェアテックスが、アリス・アンダーソンと対戦する。

アジア在住アジア人MMAファイターとして、今大会唯一のメインカード出場となるスタンプ。いわば米国路線で、アジアの顔として活躍するスタンプは米国デビューに向け、相当にダンスに力を入れていることが伺えた。


今回はいつにも増して「マイペンライ」さが目立っていたスタンプ

──アリス・アンダーソンと今週土曜日に対戦します。今の気持ちを教えてください(※取材は1日に行われた)。

「ONE初の米国大会で戦うこと、米国で初めて試合をすることが凄く嬉しいわ」

──アジアの時間帯から、時差の大きな米国での試合に向けてコンディションの方はいかがですか。

「標高の高いデンバーに慣れるために、4月9日にやってきて。試合まで1カ月をデンバーで過ごしてきたけど、最初の1週間は時差ボケが大変だった。一晩中眠ることができなかったり。それに息もすぐに切れて、練習に慣れるのが大変だった。そこも2週目から徐々に大丈夫になってきて、今では普段と変わりなく練習できるようになったわ」

──試合前、最後の調整をデンバーで行ってきたということですが、どのジムで練習してきたのでしょうか。

「イーストン・ハイ・アルティトゥードMMAで練習させてもらって。UFCファイターも多くいて、私に必要な技術なんかを指導してもらった。スパーの相手が、私に何が必要かも指導してくれた。レスリングに関してテイクダウンはできないけど、私も懸命にやれば倒されなくなったし。レスリングに対応できるという自信がついた」

──食事の方はどうですか。体重を落とすには、米国は糖質が多い食事が溢れていますが。

「スーパーマーケットで買い物をして、自炊していたから問題なかったわ。この1カ月はトレーニングとスーパー、ダンスの練習、そして料理の連続で1日が終わった感じだった(笑)」

──アハハハ。ところで前回の試合はミックスファイトで戦う予定から、スーパーガールとキックボクシング戦に急遽変わりました。2年5カ月振りの立ち技のみの試合を戦ってみて、どのような想いでいましたか。

「私はアトム級で、彼女はストロー級だから違いはあったけど、練習でずっとムエタイを続けているから問題はなかった。ただ急にルールも相手も変って、少しナーバスにはなっていたけど。ムエタイのトレーナーもいないなかで勝てたので、私にとっては凄く意味のある試合になったわ」

──ところでタイではローマ・ルックンブンミー、ジヒン・ラズワンと一緒の写真をSNSにアップしていましたね。両者とタイを出るまでは練習していたということでしょうか。

「今回の試合のため、2人はフェアテックスに来て私をサポートしてくれた。ローマは10日間、ジヒンとは1カ月一緒に練習をし、練習以外の時間でも彼女たちのトレーナーも交えて色々と話すことができて凄く良かった」

──UFCのローマとONEのスタンプの合体は、タイMMA界のドリームタッグです。

「ローマは経験豊かだし、学ぶべき点も多かった。指導者が違うから別のテクニックを持っていて。私の方が少し小さいけど、本当に良い練習ができたわ」

──米国で戦うことでもアドバイスがありましたか。

「米国で戦うことに関してアドバイスはしてもらっていないけど、戦い方についてはフットワークをもっと使った方が良い、動きを止めないでというアドバイスをしてもらった。あっ、それと米国は税金が高いから大変だって教えてくれた(笑)」

──アハハハハ。ではアリス・アンダーソンの印象を教えてください。

「身長が高くて、リーチも長い。グラウンドでも戦えて腕十字が得意ね」

──スタンプは、どこにアドバンテージがあると考えていますか。

「ダンスよ。私の方がずっと上手く踊れるから(笑)」

──……(苦笑)。

「それは冗談で。背が高く、リーチも長い彼女と戦うには打撃に代わる攻撃も考えているわ。スタンプ・フェアテックスとは何者なのか。米国のファンに覚えてもらえるよう、しっかりとダンスを踊って(笑)、打撃のスキルを見てもらう。米国だけでなく、タイのファンも絶対にガッカリさせたくないので。ダンスの練習もしっかりとやってきたから」」

■放送予定
5月6日(土・日本時間)
午前8時00分~ABEMA格闘チャンネル

■ONE FN10対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] デメトリウス・ジョンソン(米国)
[挑戦者] アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)

<ONEムエタイ世界フライ級選手権試合/3分5R>
[王者]ロッタン・シットムアンノン(タイ)
[挑戦者] エドガル・タバレス(メキシコ)

<ONEサブミッショングラップリング世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/12分1R>
[王者] マイキー・ムスメシ(米国)
[挑戦者] オサマ・アルマルワイ(イエメン)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
アリス・アンダーソン(米国)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ロベルト・ソルディッチ(クロアチア)
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)

<<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
セイジ・ノースカット(米国)
アフメド・ムジタバ(パキスタン)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
ファン・ロン(中国)

<サブミッショングラップリング・ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/10分1R>
ライニア・デリダー(オランダ)
タイ・ルオトロ(米国)

<ムエタイ131ポンド契約/3分3R>
ジャッキー・ブンタン(米国)
ディアンドラ・マーティン(豪州)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)
リース・マクラーレン(豪州)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ローウェン・タイナネス(米国)
オク・レユン(韓国)

The post 【ONE FN10】米国デビュー、アジアの顔スタンプ・フェアテックス「しっかり踊って、打撃も見せる」 first appeared on MMAPLANET.
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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE FN10   アドリアーノ・モライシュ カイラット・アクメトフ ジェヘ・ユースタキオ チャンネル デメトリウス・ジョンソン マイキー・ムスメシ

【ONE FN10】DJに挑戦、アドリアーノ・モライシュ「3種の世界戦。フライ級がショーを乗っとる!!」

【写真】既にセレモニアル計量&フェイスオフも済ませている。イベント開始まで8時間半だ (C)MMAPLANET

5日(金・現地時間)、コロラド州ブルームフィールドの1stバンク・センターで開催されるONE FN10「Johnson vs Moraes 3」のメインでONE世界フライ級王者デメトリウス・ジョンソンにアドリアーノ・モライシュが挑戦する。

カイラット・アクメトフ、ジェヘ・ユースタキオとのライバル関係から、世界を代表するDJとのトリロジーと自らの戦いを昇華させてきたミキーニョこと、モライシュはこの試合の先にも大いなる野望を持ち、最高にハングリーな状態でメインの舞台に立つ。


──DJと3度目、そして決着戦を米国で戦います。今の気持ちを教えてください(※取材は5月1日に行われた)。

「とにかく、この試合を戦えることを光栄に思っている。これまでのトリロジーを経験してきたけど、今回の試合は最高の一戦になる。最高の気分だよ。だいたいDJとケージをシェアできるなんて、以前は思いもしなかった。だから、3度のダンスを存分に楽しみたいと思っている」

──長旅の必要も時差ボケもないなかでファイトウィークを迎えて、どのような気持ちですか。

「正直、そこに関してはそれほど思うところはないんだ。僕はプロだ。どこだろうと、決まったところで戦うから。MMAアスリートなら、どこで誰とでも戦えるようになっていないといけない。同時に米国で戦うことは夢だった。ONEで戦うようになって10年、フロリダに移り住んで7年が過ぎ、この機会を得ることができた。心身ともに準備はできている。

時差ボケがないのは、助かる。とはいえ、ONEにとって初めての米国大会はコロラド州デンバーで行われる。ここの高度は特別だから、現地入りを早めて調整する必要があった。4月17日にデンバーにやってきて、試合まで3週間を過ごす。最初の1週間は、やっぱり息苦しいこともあった。でも今は問題ない。ホームにいるようなものだ。それにしてもデンバーの天候は本当にクレイジーだよ。晴れていたと思ったら、雪が降ったりする。その現実を受け入れることで、よりシェイプできるんだ」

──今回が3度のDJ戦ですが、初戦でTKO負けを喫したDJがモチベーションもパフォーマンスも落ちることなく、2度目の対戦に臨んだことは驚きでした。DJほど実績のあるベテラン選手は、初戦の負けで気持ちが続かなくなることも十分にあると思っていたので。

「DJは本当に良い試合をしたよ。最初に右を当てて行けると思ったけど、初戦のミスから色々と学んでしっかりと創り上げていた。そして、今回は僕が前回のミスから多く学んで試合に臨む。最近、僕は少し落ち着いてしまっていたようだ。ファイターは上へ上へという気持ちでいないといけない。もう誰も僕を止めることも、負かすこともできないよ。このスポーツを長くやっていると、そうならないこともある。でも、僕は戦って家族と生きていかなければならない。もっと上を目指すことを前回の敗北が、思い出させてくれた。フィジカルもメンタルも、全てを創りなおしてきたよ」

──3度目の対戦となると、相手の手の内が分かりミスを犯さないことを優先するファイトにならないでしょうか。

「この試合で、DJの首を刈ることを心の底から楽しみにしている。ケージの外では、DJほど尊敬できる選手はいない。でも、戦っている間は別だ。僕のビジネス、そして僕がベストだと証明する試合だからね」

──ムエタイ世界戦、サブミッショングラップリングの世界戦と同様にMMAの世界戦が組まれています。このイベントに対して、米国のファンはどのような反応を見せるでしょうか。

「その話はショーが終ってからする方が良いよ(笑)。それぞれが違う過程を経て、辿りついた3つの世界戦をファンに見てもらえる。僕はMMAのフライ級王座に挑み、ロッタンはムエタイのフライ級王座を防衛する。マイキー・ムスメシはグラップリングのフライ級王座の防衛戦だ。

フライ級が一つのビッグショーを乗っとる……僕らの夜になるよ。ムエタイ、MMA、グラップリングのファンが1つの大会を見るんだ。このイベント後、世界は変化を見せるだろう。それこそがマーシャルアーツの殿堂、ONEチャンピオンシップだと皆が思うようになるだろう」

──3つの競技の世界フライ級選手権試合が組まれる。そこは着目できていなかったです。確かに、その通りですね。今も重量級重視の米国コンバットスポーツ界にあって、画期的だと言えます。

「ホント、フライ級がショーを乗っとるんだよ(笑)。僕らはそれぞれが違った取り組みをして戦っているけど、見ている先は同じなんだ。きっと、僕らはONE特有のミックスファイトルールで手を合わせる時が来る。

僕はムスメシとグラップリングで戦えるし、ロッタンとムエタイを戦うことができる。スーパーファイトでグラップリング、ムエタイ、MMAのどれが一番強いか決めようじゃないか」

──おおっ!! そこまでミキーニョは考えているのですね。

「Amazon Prime Videoでライブ配信が始まり、ファンの考え方も変わったと思う。他の大会と見比べて、違う競技の最高レベルの試合を楽しめるだろう。米国のヒーローがたくさん集まっているし、絶対に成功するよ。大会後、どれぐらいの人が大会を視聴しているのか──それを知るのが凄く楽しみなんだ」

──この話を訊いていると、ミキーニョからハングリーさを感じます。それだけベルトを欲しているということですね。

「過去最高にハングリーだよ。10年間、ONEで戦っていたけど、今もハングリーだ。ベルトだけじゃない。ONEの世界王者に返り咲き、僕がここでどのような物語を皆に見せることができるのか。それが凄く楽しみなんだ。人生って目標が必要だし、ベルトは凄く分かりやすいターゲットになる。5月6日、ケージのなかにある栄光を総取りするよ」

──押忍。では、最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「ヘイ!! 日本の皆、今回も僕は最強の日本の友人──キヨジ・ホリグシ(※ママ)に助けてもらって、この試合の準備をしてきた。キヨジのおかげで、僕は日本が大好きになった。キヨジのファンが、僕のこともフォローしてくれるしね。皆に楽しんでもらえる戦いをして、ベルトを取り戻す。そして世界王者として、また日本に行きたい。そうなるようベストを尽くすよ。アリガトウゴザイマスッ!!」

■放送予定
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