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【UFC272】コヴィントンがグラウンド&バックコントロールでマスヴィダルを封じ込める。次はポイエー??

<ウェルター級/5分5R>
コルビー・コヴィントン(米国)
Def.3-0:50-44.50-45.49-46.
ホルヘ・マスヴィダル(米国)

開始早々、飛び蹴りを見せたマスヴィダル。そのままガードを上げてコヴィントンと向かい合う。距離を取るのはコヴィントン、スイッチしながらパンチを狙っていく。マスヴィダルはパンチとロー、コヴィントンは頭を下げてパンチを振りながら距離を詰めた。マスヴィダルはアイポークがあったと主張するが、コヴィントンはそのまま組み付き、ケージ際でマスヴィダルに尻もちを着かせた。起き上がるマスヴィダルのバックに回るコヴィントン。相手を崩し、グラウンドに持ち込んでサイドバックに回りながら、さらにバックマウントへ。

RNCを狙うコヴィントンだが、マスヴィダルもこれをしのぐ。左右のパンチで削りながら腕を相手の首に回していくコヴィントン。マスヴィダルは防戦に回る。コヴィントンはマスヴィダルの腕を殺し、背中を着かせた。そして残り50秒でマウントに移行したコヴィントンに対し、マスヴィダルはヒジを受けながら立ち上がった。スタンドに戻るとローをれんだするマスヴィダル。コヴィントンはマスヴィダルの前蹴りを捌いた。

2R開始前、コヴィントンにアイポークに関する口頭注意が与えられる。ラウンド開始後、コヴィントンは左ハイをミス。しかしマスヴィダルはグラウンドに行かない。スタンドでパンチを振るうコヴィントンに対し、ローでけん制するマスヴィダル。さらに右ミドルを当てる。コヴィントンはパンチを振るう際に頭が下がってしまう。右フックを振るいながら組み付いたコヴィントン、マスヴィダルはケージに押し込まれながら右ヒジを相手の頭部に突き刺した。相手をケージに押し込みヒザを打ち込むコヴィントン、左ヒザがマスヴィダルの下腹部をとらえ、マスヴィダルのアピールによって試合は一時中断に。

再開後、すぐに距離を詰めたコヴィントン。マスヴィダルは細かいパンチで対応し、相手が組み付いてきてもケージ際で体勢を入れ替えた。ケージ中央ではニータップをフリに右ストレートを当てたマスヴィダル。コヴィントンを右ローですくい、尻もちを着いた相手のトップに回りに行くが、スクランブルに持ち込んだコヴィントンがマスヴィダルのバックに回る。両者は離れたあと打撃戦へ。さらに組み付いたコヴィントンは相手をケージに押し込むも、マスヴィダルは離れて右ローを連打する。動きの鈍ったマスヴィダルの顔面を、コヴィントンのパンチが捉えさらにマスヴィダルをケージに押し込んでいった。

3R、マスヴィダルの右ハイをブロックしたコヴィントンは、お返しの左ハイからシングルへ。これをカットしたマスヴィダルは、左ジャブを放ちながら離れる。コヴィントンはパンチを振るいながらマスヴィダルをケージに押し込み、グラウンドに持ち込んだ。相手に背中を着かせたコヴィントンは、上からパンチとヒジを落とす。左ヒジの連打を食らうマスヴィダル。さらに相手の頭を抱えて、パンチを打ち込んでいくコヴィントン。足を一本越え、マスヴィダルが起き上がろうとした瞬間にパスガードした。

しかし動く相手に対して、ハーフガードの中に戻ったコヴィントンは、パンチを落としつつバックへ。右腕をマスヴィダルのアゴに回し、締め上げるが極まらない。今度は左腕で絞め上げたコヴィントン、マスヴィダルは反転してスクランブルに持ち込むが、ここはコヴィントンが制した。マスヴィダルは立ち上がり、打撃戦を挑むもコヴィントンが距離を取ってラウンドを終了を待った。

4R、互いにガードを上げてパンチを放つ。マスヴィダルはローに切り替えたが、コヴィントンの左ハイに対して下がる。コヴィントンはダブルレッグを切られながらも、パンチを顔面に当てて再びテイクダウンを仕掛けた。ケージ際でシングルに切り替えたコヴィントン、マスヴィダルは足を抜いたが、またもコヴィントンに押し込まれてしまう。倒せないとみるやコヴィントンは離れてパンチの連打へ、左アッパーを当ててからシングルレッグを狙った。倒せなかったコヴィントンは、離れてパンチ勝負へ。連打でマスヴィダルをケージ際に追い込む。

パンチで追い込んでからテイクダウンを狙うパターンとなったコヴィントンだが、倒しきることはできない。ここでマスヴィダルが乱打戦の中で右フックを当てる。腰を落としたコヴィントン、マスヴィダルはチャンスに攻め込んでいくも、追撃することはできず。復活したコヴィントンが再び前に出て、マスヴィダルをケージに押し込んだ。ケージ中央に戻ると、見合う両者。互いに疲れたか、軽く打撃を出し合ってラウンドを終えた。

最終回、コヴィントンが距離を詰める。左フックからマスヴィダルをケージに押し込み、相手の右足を取ってグラウンドに持ち込んだ。ハーフガードのマスヴィダルのバックに回り、右腕を相手のアゴに回すコヴィントン。足のフックは解けたが、右腕はマスヴィダルの首を狙い続ける。体を起こしたマスヴィダルのバックに回ったコヴィントンは、マスヴィダルのヒジを受けながらもテイクダウンを狙う。コヴィントンのバックコントロールを受けるマスヴィダル。コヴィントンはパンチで削りながらバックマウントを狙うも、マスヴィダルが立ち上がる。

これを引き倒したコヴィントンは、バックをキープしながらパンチを上下に打ち込む。マスヴィダルもシングルを仕掛けるも、スイッチしたコヴィントンが再びバックへ。パンチで削り、右腕をアゴに回して搾り上げながら、最後はトップからパンチを連打して試合終了のホーンを聞いた。

試合終了後も言い合う両者。大差の判定で勝利したコヴィントンは、次の相手としてダスティン・ポイエーの名前を挙げた。


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【UFC】速報中!UFC 272: Covington vs. Masvidal

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さてさてバタバタした毎日が続いていますが今日はUFC 272。コルビー・コビントン×ホルヘ・マスヴィダルは見ないわけにはいかないでしょう。ダークヒーロー同士の対戦は薬莢の香りが漂う危険な雰囲気満載。KO決着必至か、負けたくない気持ちが先行して判定決着になるか興味津々。今日はWOWOWオンデマンドで観戦しつつ、この試合を中心に電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【フェザー級】
×エドソン・バルボーザ
(判定0-3)
◯ブライス・ミッチェル
1R、じわじわと間合いを詰めるミッチェル。しかしバルボーザもローを的確に放って組ませない。しかし打撃の攻防からミッチェルの右フックがヒット。これでバルボーザは尻餅をつく。ミッチェルはすかさず組みつくとリフトするようにテイクダウンに成功。インサイドから肘を当てて攻め立てる。その後はポジションを固めて時間が経過。終了間際にバルボーザが蹴り上げてスタンドに脱出したがこのラウンドはミッチェルが取った。
2R、打撃の交差からミッチェルがタックルでテイクダウンに成功。ポジションを固めていやらしく肘を入れる。立ちあがろうとしたバルボーザのバックに回って再びグラウンドに引きずり込んでラウンドを終えた。バルボーザは完全に光を消されている。
3R、開始直後にミッチェルが両足タックルでテイクダウン。上を固めていたがバルボーザが下から三角絞め!しかしミッチェルは軽めのバスターで脱出。ミッチェルはパスしてハーフからマウントに移行。決められないものの完全にコントロールして試合終了。判定はもちろんミッチェル。予想以上の完勝劇。


【キャッチウェイト(160パウンド)】
◯ハファエル・ドス・アンジョス
(判定3-0)
×ヘナート・モイカノ
1R、パンチの交差からアンジョスがタックルでテイクダウン。一度は立ち上がられるもまたもタックルで倒してグラウンドに持ち込む。しかしモイカノの足を効かせてディフェンス。アンジョスはそのまま上を固めてコツコツと削ってラウンド終了。
2R、一転してスタンドの攻防。アンジョスの左ジャブが的確にヒット。しかしモイカノも右フックを強振。嫌がったアンジョスがタックル。1度は切られたが2度目のトライでしぶとく倒した。その後はポジションを固めてラウンドを終えた。
3R、序盤はモイカノの左右のパンチが相次いでヒット。打ち返されても顔を出して打ってこいとアピールする余裕も。しかしアンジョスはミドルで突き放すと左ハイをヒット。グラついてよろめくモイカノ。アンジョスはそのまま倒してパウンドで仕留めにかかる。モイカノは身体を密着させてディフェンス。なんとか持ち堪えてラウンドを終えた。
4R、ダメージから回復したモイカノはパンチを振るって前に出る。打ち気になったところにアンジョスは胴タックルでテイクダウンに成功。ポジションを固めてハーフからパウンドと肘で削る。モイカノは顔面をカットして流血した状態でラウンド終了。レフェリーとドクターが協議して試合続行。
5R、スタンドのお見合いからアンジョスが胴タックルでテイクダウン。だがモイカノはすぐに立ち上がる。するとアッパーを軸にヒットさせアンジョスのタックルも切ってスタンドの時間が続く。残り1分でモイカノはパンチを振るって怒涛の猛攻。着実に打ち込んだがアンジョスは最後まで凌いで試合終了。判定はアンジョスに軍配。ピンチヒッターのモイカノも見せ場を作った。


【ウェルター級】
◯コルビー・コビントン
(判定3-0)
×ホルヘ・マスヴィダル
1R、パンチの交差からサミングをアピールするマスヴィダル。しかしレフェリーは止めず。コビントンはタックルで組みつく。堪えるマスヴィダルだが、コビントンは崩してスタンドでバックに回る。そのまま潰してグラウンドに移行。マスヴィダルの首を狙いつつポジションをキープ。マスヴィダルはラスト1分でスタンドに戻るがタイムアップ。
2R、開始直後からコビントンはハイを繰り出すなど積極的に手数を出す。マスヴィダルもロー、前蹴り、ミドルで応戦。打撃の攻防からバランスを崩したコビントンに対して上になったマスヴィダルだったが、コビントンは下からタックルを仕掛けて脱出。スタンドに戻るとコビントンの右フックが的確にヒットしてヒヤリとする場面も。
3R、開始直後から前に前に出るコビントン。パンチを当ててからタックルに行く作戦。序盤は凌いでいたマスヴィダルだが、中盤にはついにテイクダウンを許す。上をキープしたコビントンはインサイドからパウンド。じわじわとポジションを移行してバックに奪取。強引にチョーク、フェイスロックを狙うがマスヴィダルはなんとか脱出してラウンドを終えた。
4R、やはりパンチを振るって間合いを詰めるコビントン。何度かタックルに行くがマスヴィダルはケージを背にして堪える。残り2分でコビントンが左右のパンチでラッシュ。危ない場面だったがマスヴィダルは堪える。すると逆に右フックがヒット。コビントンは膝を付いてグラつく。だがうまく後退して距離を取って回復してラウンド終了。
5R、開始直後に間合いを詰めてタックルに行くコビントン。マスヴィダルは切ってバックに回るがコビントンはそのままグラウンドに移行してスイープ。スムーズにバックに回る。マスヴィダルは完全にコントロールされ始めた。コビントンは強引にバックチョークからマウントをキープして試合終了。判定はコビントンに軍配。マスヴィダルの持ち味を消し去った。
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F1 MMA MMAPLANET o UFC UFC272   アレックス・オリヴェイラ イェン・シャオナン ウマル・ヌルマゴメドフ エジソン・バルボーサ グレッグ・ハーディー ジェイミー・マラーキー セルゲイ・スピヴァク タジル・ウランベコフ ティム・エリオット ブライアン・ケレハー ヘナト・モイカノ ホルヘ・マスヴィダル マリナ・ホドリゲス マリヤ・アガポワ ルドヴィット・クライン

【UFC272】計量終了 コビントン×マスヴィダル──止まらない罵り合い。どうなるロシア勢……

【写真】予定調和が、激しくなっているだけで何も面白くないやりとりだ(C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC 272「Covington vs Masvidal」が開催され、4日(金・同)に本計量、セレモニアル計量が行われた。

メインで戦うコルビー・コビトンとホルヘ・マスヴィダルは、セレモニアル計量のフェイスオフでダナ・ホワイトを間にののしり合いを続ける。

そしてジョー・ローガンに旧友でビター・ライバル(遺恨の相手)と戦うことになったと尋ねられたマスヴィダルは「ビター・ライバルじゃないビッチだ。アメリカントップチームとは別に僕に人生、このスポーツを関わってくれた父のために、そして自分のためにビッチの化けの皮を剥がす。チ〇ポでケ〇の穴の臭いをかいでいろ。神に感謝し、ここに来てくれた──こんなヤツのために拍手を送ってくれる皆に感謝している。コルビー、俺の願いを聞いてくれ、PPVを売ってほしんだ。俺の方を見ろよ、ビッチ。できないだろう、ビッチ。ただPPVを売れ、お前はそれで十分なビッチだ」等、訳せないような言葉を続けた。

続いて元ルームメートで元チームメートと戦う、この試合の意味を問われたコビントンは「ウォー、ウォー、ウォー、ジョー・ローガン。僕らは将来のことを話していたけど、今のことを話そうや。ジョー・ローガン、皆が君を愛している。君がUFCに戻って来てくれて嬉しい。恋しかったよ。今日は最後の晩餐だ。明日は電気椅子を用意する。アイツのケツを吹き飛ばす」と話し、最後は米軍への称賛の言葉を送り、「ゴッド・ブレス・アメリカ、明日の夜に会おう」と大声で締めた。


両者のやりとりなど、特にMMAに必要ないと感じるファンにとって注目はウマル・ヌルマゴメドフ、タジル・ウランベコフの2人だ。キャリア13勝0敗のウマル、13勝1敗のウランベコフ──バンタム級とフライ級の要注目株でブライアン・ケレハー、ティム・エリオットを下せばランキングもそうだが、存在感が違ってくる。とはいえ個人の力の及ばないところで、彼らのキャリアに暗雲が立ち込めている。

ロシア軍のウクライナ侵攻により、パラリンピックではロシアとベラルーシの選手団の参加が拒否され、サッカーでもFIFAとUEFAは代表をはじめロシアの全チームの国際大会への参加禁止を決定した。UEFAチャンピオンズリーグの決勝もサンクトペテルブルクのガスプロム・アレナから、パリのスタッド・ドゥ・フランスに変更されている。

一方で自動車レース界では世界モータースポーツ評議会が、ロシアとベラルーシ籍のドライバーに関して、国家の代表としての出場や、国旗の掲揚などを国威高揚に通じる一切の行為を禁じるなど誓約書にサインをしたうえで出場を認めている。ただしF1ではロシアGPを2025年まで中止とし、ハースF1のロシア人ドライバー=ニキータ・マゼピンが父親の経営する会社のスポンサーごと契約を破棄されるなど──政治とスポーツは別という大義も完全に崩れ、ロシア人アスリートは困難な状況にある。

そんななかUFCやMMA界では、ロシア人ファイターを締め出すという話は出ておらず(3月19日の英国大会は水面下でカード変更という動きもあるようだが)、今回のセレモニアル計量でもウマル・ヌルマゴメドフとタジル・ウランベコフというダゲスタン系ロシア勢へのブーイングや、ウクライナ国旗を身にまとったマリナ・モロズへの特別な声援は(BGMが爆音量で流れてはいたが)確認できなかった。

そんな両者だけでなくMMAには欠かせないロシア人ファイター達が、母国の他国侵攻の影響を──出場機会を得ることができたとしても、受けないわけはないだろう。今後のMMA帝国のファイターの活躍の場はどうなっていくのか──という意見すら憚れる空気が我々の世界を覆っているが、果たして。

■視聴方法(予定)
3月6日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
コルビー・コヴィントン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ホルヘ・マスヴィダル: 170.5ポンド(77.34キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス: 160ポンド(72.57キロ)
ヘナト・モイカノ: 160ポンド(72.57キロ)

<フェザー級/5分3R>
エジソン・バルボーサ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ブライス・ミッチェル: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド: 170ポンド(77.11キロ)
アレックス・オリヴェイラ: 170ポンド(77.11キロ)

<ヘビー級/5分3R>
セルゲイ・スピヴァク: 243.5ポンド(110.44キロ)
グレッグ・ハーディー: 266ポンド(120.65キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイリン・ターナー: 156ポンド(70.76キロ)
ジェイミー・マラーキー: 155.5ポンド(70.53キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・ホドリゲス: 116ポンド(52.62キロ)
イェン・シャオナン: 116ポンド(52.62キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・ネグメレアフヌ: 205.5ポンド(93.21キロ)
ケネディ・ンゼチェクウ: 206ポンド(93.44キロ)

<女子フライ級/5分3R>
マリナ・モロズ: 125.5ポンド(56.92キロ)
マリヤ・アガポワ: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ: 146ポンド(66.22キロ)
ブライアン・ケレハー: 145ポンド(65.77キロ)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット: 126ポンド(57.15キロ)
タジル・ウランベコフ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
ルドヴィット・クライン: 156ポンド(70.76キロ)
ディヴォンテ・スミス: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー: 205.5ポンド(93.21キロ)
ミハウ・オレキシェイジュク: 206ポンド(93.44キロ)

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【UFC272】コルビー・コビントンとホルヘ・マスヴィダルが共に計量パス

547478

154: 実況厳禁@名無しの格闘家 2022/02/22(火) 23:53:06.04 ID:cocwnhqq0
ホルヘマスヴィダルとコルビーコヴィントン
なんでこんな仲悪くなったの?
 2022年3月5日(日本時間6日)、米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで『UFC 272: Covington vs. Masvidal』が開催される。  

メインイベントは、ウェルター級1位のコルビー・コヴィントン(米国)と、同級6位のホルヘ・マスヴィダル(米国)による、かつてのアメリカン・トップチーム(ATT)盟友同士による因縁の一戦。(全文は以下リンク先参照)

https://news.yahoo.co.jp/articles/01d16957150f5b3f2a1099e27d9dd0381bb51b84?page=1


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【UFC272】メインは元親友、今や犬猿の仲。コルビー・コビントン×ホルヘ・マスビダル

【写真】打と一体化したテイクダウンで仕掛け続けることができれば、コビントン有利か(C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC 272「Covington vs Masvidal」が開催される。

今大会ではアレックス・ヴォルカノフスキー✖マックス・ホロウェイ、3度目の世界フェザー級選手権試合が組まれていたが、挑戦者ホロウェイの負傷欠場でコリアンゾンビことジョン・チャンソンが代替チャレンジャーとなり、4月9日のUFC273に延期に。

またアルジャメイン・ステーリング×ピョートル・ヤンの世界バンタム級選手権試合IIの王座統一戦も、現王者のステーリングの負傷で、フェザー級世界戦と同様にUFC273にスライドされている。

結果、コルビー・コビントン×ホルヘ・マスヴィダルのノンタイトル戦がメインで組まれることとなった。UFCのPPV大会で世界戦が組まれないのは昨年7月のUFC264以来となる。


とはいえUFC264は最初からダスティン・ポイエーとコナー・マクレガーの3度目の対戦がメインに据えられており、今回のように昇格ヘッドライナーではない。ただし、そこは人勢の宝庫UFC、コヴィントンとマスヴィダルは過去の実績、キャラクターからも世界戦以上に注目を集める顔合わせといえる。

煽り映像にも見られるように、この2人は長年ATTのチームメイトであり練習パートナーであった。それだけでなく互いにセコンドに付き合うほど仲だった。「凄く近しい存在だった」とマスヴィダルが言えば、コビントンも「親友だった」と明言している。

「打撃が上手かったアイツは、俺と練習することでレスリングが強化され、ウェルラウンディットファイターになったんだ」とコビントンが煽り映像のなかで話しているように、過去に何度も仲睦まじい様子がUFCの中継内でも確認されていた。

しかしコビントンによれば「俺たちが親友だったのも、俺がヤツが望むトップになるまで」だった。コビントンは所属ジムもMMAマスターズに移し、「俺はケージに友人を創りに来ているんじゃない。金を稼ぎにきているんだ」と言い切るや、対戦が決まれば近親憎悪のようにトラッシュトークを続けている。

そんなコビントンとマスヴィダル、両者揃って現UFC世界ウェルター級王者カマル・ウスマンに2度敗れており、知名度はあってもタイトルへのストーリーラインにギリギリに踏み留まっている状態にある。

今回の試合で遅れを取ると、その時点でベルトへの挑戦は行列の最後に回されることは避けようがない。そんな大一番、打撃でいえば蹴り、ヒザを交えたトータルストライキングでマスヴィダルが上をいく。ただし、テイクダウン能力とスクランブルではコビントンが上回り、テイクダウンで完結するパンチの圧力は、マスヴィダルを上をいく。

テイクダウンの一部と可したパンチは当たればKOパワーがあるだけでなく、外れてもパンチと組みの両方をマスヴィダルに意識させる効果が十分にある。マスヴィダルとしては、テイクダウンを警戒し過ぎるとパンチを被弾するので、それほそ倒されて立つときにバックを許さないことを念頭に置き、組みの防御で疲弊しないことが大前提。5Rを戦い切る戦略がマスヴィダルには必要になってくる。

今やテイクダウンは姿勢を乱して立つ準備をしておけば、簡単に抑えられることはない。ただし、下に居続ける続けることは判定を考えると法度。そうなるとスクランブルゲームとなり、攻めていることでペースを守り、体力と気持ちが長持ちするのはコビントンという見方もできる──が、果たして。

■視聴方法(予定)
3月6日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWプライム

■対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
コルビー・コヴィントン(米国)
ホルヘ・マスヴィダル(米国)

<160ポンド契約/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
ヘナト・モイカノ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
エジソン・バルボーサ(ブラジル)
ブライス・ミッチェル(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ケヴィン・ホランド(米国)
アレックス・オリヴェイラ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
セルゲイ・スピヴァク(モルドバ)
グレッグ・ハーディー(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイリン・ターナー(米国)
ジェイミー・マラーキー(豪州)

<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・ホドリゲス(ブラジル)
ヤン・シャオナン(中国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニック・ネグメレアフヌ(ルーマニア)
ケネディ・ンゼチェクウ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
マリナ・モロズ(ウクライナ)
マリヤ・アガポヴァ(カザフスタン)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
ブライアン・ケレハー(米国)

<フライ級/5分3R>
ティム・エリオット(米国)
タジル・ウランベコフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ルドヴィット・クライン(スロバキア)
ディヴォンテ・スミス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー(米国)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

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Report UFC UFC261 カマル・ウスマン ブログ ホルヘ・マスヴィダル

【UFC261】右ストレートを打ち抜き、マスヴィダルを失神に追い込んだカマル・ウスマンがKO王座防衛

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
カマル・ウスマン(米国)
Def.2R1分02秒by KO
ホルヘ・マスヴィダル(米国)

笑顔でケージにもたれるマスヴィダル、しゃがんでまっすぐ視線を送るウスマン。マスヴィダルが右、そして左ローを蹴る。続いて右ローから前蹴りを見せたマスヴィダルに対し、ウスマンがボディストレートを伸ばし、一瞬サウスポーで構える。オーソに戻し右を当てたウスマンは、テイクダウンのフェイクを入れて間合を図る。左ジャブ、右オーバーハンドを繰り出すチャンピオンに対し、マスヴィダルが踏み込んでヒザを狙う。

離れたマスヴィダルの飛び込んでの前蹴りのタイミングでテイクダウンを決めたウスマンが、ガードの中からパンチを落とす。マスヴィダルのクローズドが開くと、ウスマンが右エルボーを落とす。下からヒジを打ち、ケージを使って立ち上がろうとするマスヴィダルをウスマンが後方から殴る。

マスヴィダルが胸を合わせて離れる左ミドルも、右ストレートから左ジャブを被弾する。マスヴィダルは右ローを2発入れ、跳びヒザもクリーンヒットはしなかった。

2R、マスヴィダルが左、続いて右ローを蹴る。右オーバーハンドに、右を合わせていったウスマンは、左ジャブからの右ストレートを左フックをを打ってきたマスヴィダルに合わせる。倒れこんだマスヴィダルに鉄槌を連打したウスマンが、失神に追い込み王座防衛を決めた。

「ホルヘに礼を言いたい。凄くナーバスになったけど、ホルヘのおかげで成長できた。可能性は無限大だ。コーチから基本に忠実にと言われていたし、ヘンリーからはシンプルにとアドバイスを貰っていた。僕は今、この惑星のP4Pだ」とウスマンは話した。マスヴィダルは「25分間、レスリング勝負に来ると思っていた」と語った。


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News UFC UFC261 カマル・ウスマン ジェシカ・アンドレジ ジャン・ウェイリ ブログ ホルヘ・マスヴィダル ローズ・ナマジュナス ヴァレンチーナ・シェフチェンコ

【UFC261】計量終了 約14カ月振りの有観客イベントはウスマン✖マスヴィダルなど3つの世界戦

【写真】今回が5度目の王座防衛戦となるシェフチェンコ。全く穴が見えないチャンピオンに対し、アンドレジが無類のパワーを発揮するか (C)ZUFFA/UFC

23日(金・現地時間)、24日(土・同)にロリダ州ジャクソンビルのヴィアスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催されるUFC261「Usman vs Masvidal 2」の計量が行われた。

UFCにとって昨年3月7日のUFC248=ラスベガス・Tモバイルアリーナ大会以来の有観客イベントは、パンデミック真っただ中の昨年5月にUFCの活動再開に協力したフロリダ州ジャクソンビルが開催地となった。


チケットが瞬く間にソールドアウトになった同大会は3階級の世界戦が組まれるヒストリックイベントとなる。

メインは昨年7月の再戦=世界ウェルター級王者カマル・ウスマンにホルヘ・マスヴィダルが挑む。ウスマンは2月に友人対決となったジルベルト・ドリーニョに勝利してから、僅か2カ月のインターバルで、ウスマンに完敗を喫して以来の試合がダイレクトリマッチとなるマスヴィダルを迎え撃つ。

昨年の試合は、スクランブル発進のマスヴィダルがただケージに足を踏み入れたことに価値があるような状況で、勝負は一方的にウスマンがコントロールしている。そこから誰にも勝っていない挑戦者というのも首をかしげざるを得ない、ベストの状態のマスヴィダルを期待したい。

その他の世界戦は共にアジア国籍の女子世界王者──キルギスのフライ級王者ヴァレンチーナ・シェフチェンコと中国人のストロー級王者ジャン・ウェイリがそれぞれジェシカ・アンドレジ、ローズ・マナジュナスの挑戦を受ける。

今やUFCのP4Pといっても過言ないシェフチェンコは5度目の防衛戦で、ウェイリは2度目のタイトルディフェンディング・ファイトとなる。

また今大会では上海のUFC PIのUFCアカデミー出身の3人の中国人ファイター=ロン・チュウ、アオリーチーラン、リャン・ナがUFC初陣を戦う。

■視聴方法(予定)
4月25日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOWライブ

■UFC261計量結果

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]カマル・ウスマン: 169.5ポンド(76.88キロ)
[挑戦者]ホルヘ・マスヴィダル: 170ポンド(77.11キロ)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジャン・ウェイリ: 114.5ポンド(51.94キロ)
[挑戦者]ローズ・ナマジュナス: 114.5ポンド(51.94キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]ジェシカ・アンドレジ: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ワイドマン: 186ポンド(84.37キロ)
ユライア・ホール: 185ポンド(83.91キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・スミス: 206ポンド(93.44キロ)
ジミー・クルート: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン: 171ポンド(77.56キロ)
アレックス・オリヴェイラ: 171ポンド(77.56キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドゥワイト・グラント: 170ポンド(77.11キロ)
ステファン・セクリッチ: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブランダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
カール・ロバーソン: 185ポンド(83.91キロ)

<フェザー級/5分3R>
トリスタン・コネリー: 146ポンド(66.22キロ)
パット・サバティニ: 146ポンド(66.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー: 136ポンド(61.69キロ)
ケヴィン・ナティヴィダッド: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ライト級/5分3R>
ロン・チュウ: 156ポンド(70.76キロ)
ロドリゴ・ヴァルガス: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェフ・モリーナ: 126ポンド(57.15キロ)
アオリーチーラン: 126ポンド(57.15キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
アリアニ・アルネロッシ: 115ポンド(52.16キロ)
リャン・ナ: 116ポンド(52.62キロ)

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Report UFC UFC251 カマル・ウスマン ブログ ホルヘ・マスヴィダル

【UFC251】勝ちにいかない挑戦者。手堅く戦うチャンピオン。これもコロナの時代の世界戦か……

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
カマル・ウスマン(ナイジェリア)
Def.3-0:50-45.50-45.49-46
ホルヘ・マスヴィダル(米国)

右ロー、右前蹴り、左ミドル、左ローとアグレッシブに動くマスヴィダル。ウスマンはローをキャッチしてテイクダウンに成功する。クローズを取り下からエルボーを放つマスヴィダルに、ウスマンがパンチを落とす。上体を起こし、足を捌こうとウスマンをここでも下から殴るマスヴィダル。ウスマンは立ちあがり、起き上ってきたマスヴィダルをがぶる。マスヴィダルは離れると左ミドルを繰り出すが、既に息が荒くなっている。シングルからケージにマスヴィダルを押し込んだウスマンがテイクダウンへ。

右のパンチを顔面に入れたウスマンに対し、マスヴィダルはヒザとヒジを打っていく。エルボーを逆に受けて離れたマスヴィダルが、左ロー、左ジャブを伸ばす。さらに左フックを当てたマスヴィダルは、左ジャブに右、さらに左フックを返す。ウスマンの踏み込みに右フックを合わせようとしたマスヴィダルは、ケージを背負って前蹴り、右を見せて組まれるとそのままケージを背負ってラウンド終了を迎えた。

2R、マスヴィダルがスタミナ切れを起こすのは織り込み済みだが、初回を見る限りウスマンも決して動きは良くない。2R序盤も素早い右ロー、続いて右ミドルを蹴ったマスヴィダルは、シングルレッグから足を抜いて逃げる。右を見せて組みついたウスマン、マスヴィダルはウィザーで懸命に耐える。足の指、甲を踏むチャンピオンは細かいヒザ、ボディブローを繰り出す。

マスヴィダルも差し返しつつエルボーを入れるが、ウスマンは離れることを許さずケージに押し込み、右をヒットして離れる。すぐに組み直したウスマンは肩パンチ、眉間を切ったマスヴィダルに流血が見られる。押し込まれボディを殴られるマスヴィダルは、肩パンチ、足の甲へのスタンプと細かい攻撃を受け続ける。残り40秒で離れたウスマンはマスヴィダルの蹴りからパンチに頭を振って、左を伸ばすが届かない。最後に右ボディを入れたウスマンだが、両者揃って動きは非常に重かった。

3R、マスヴィダルが右ロー、ウスマンは距離を詰めてエルボー、必死に捌こうとするマスヴィダルをケージに押し込む。ヒザを見せるマスヴィダル、ヒジを入れたウスマンは離れて右を振るう。遠い距離でのパンチは、マスヴィダルが蹴りで対抗する。と、組んでクリンチのウスマン。ボディを狙ったパンチを急所とされてブレイクを命じられる。

休んで息を整えるマスヴィダル。とてもUFCの世界戦とは思えない、厳しい内容だ。再開後、マスヴィダルの右にダブルレッグを合わせたウスマンがテイクダウンに成功する。ウスマンはマスヴィダルを立ち上がらせて、右を差しあげてテイクダウンを再び決める。一瞬ロールしたマスヴィダルは、バックを取られることを嫌がりガードへ。手首を掴むマスヴィダルに対し、ウスマンはヒジを入れて攻撃を締めた。

4R、右ボディ、右ミドルを入れたウスマンが、シングルレッグでドライブしてケージへ。王者がワキ腹を殴り、マスヴィダルがヒザを返す。離れたウスマンがダブルレッグを決め、ギロチンを防いで立ちバックへ。マスヴィダルが胸を合わせると、ウスマンは肩パンチ、スタンプを繰り出す。さらにダブルレッグ、左右のフック、再度ダブルレッグと攻めるウスマンだが、マスヴィダルが力を入れて細かいパンチを見せながら離れる。スピニングバックフィストは空振りとなったマスヴィダル、自らケージを背にした位置を選択して蹴りを繰り出す。ウスマンは右、続いて左フックを当てて組みへ。そのままウスマンはタイムアップまで1分以上、押し込み続けた。

コロナ禍のUFCでは、世界戦も3Rで良いのではないかと思いたくなる一戦は、最終回へ。互いにジャブを伸ばし、ウスマンが左フック、右を振ってダブルレッグへ。ケージ中央側に頭を向けてテイクダウンに成功するが、マスヴィダルはケージに近づいていく。立たせずエルボーを落とすチャンピオン、マスヴィダルはハーフニーシールドも、反転してきたウスマンの足を抱えつつ──足首を取ることはなく、足を抜かれる。ロールから立ち上がろうとしたマスヴィダルをがぶるウスマン。立ちあがったマスヴィダルはヒザを放って離れた。

マスヴィダルは左フック、左ミドル、跳びヒザから右ストレートを繰り出す。ウスマンも右を伸ばし、ミドルキックにも右を伸ばしてタイムアップに。調整不足のなか、諦めない姿勢を見せたが、倒されても倒そうと気持ちはチャレンジャーから見えず。ウスマンも大事を取ったファイトに終始し、この状況での体調管理とコンディション創りが、UFCのトップファイターでもいかに難しいかが伝わってくる世界戦だった。

結果、フルマークの判定勝ちを収めたウスマンが2度目の王座防衛に成功した。


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【UFC251】計量終了 終始笑顔のアマンダ・ヒーバス。マスヴィダルもミステリアス・スマイル!?

【写真】マスクをせずに計量に臨んだマスヴィダル、この笑顔が意味するところは (C)Zuffa/UFC

10日(金・現地時間)、11日(土・同)にUAEはアブダビのヤス島=ファイトアイランドで開催されるUFC251「Usman vs Masvidal」の計量及びフェイスオフが行われた。

3階級の世界戦に出場する選手は全員が問題なくパス。ジョゼ・アルドとバンタム級王座決定戦を戦うピョートル・ヤンはスケールに乗る前に服と一緒にマスクを外し、つけるように指示を受ける。

一方でマック・ホロウェイの挑戦を受ける世界フェザー級王者アレックス・ヴォルカノフスキーと、メインで世界ウェルター級王者カマル・ウスマンに挑戦するホルヘ・マスヴィダルはマスク無しで体重を測った。

そのマスヴィダルは下着を脱いで計量に臨み、指を組み腕を合わせるや満面の笑みを浮かべる。フェイスオフではマスクをつけたマスヴィダルだが、離れるとすぐに外し──ウスマンに何やら呟くようなシーンも見られた。


メインカード出場選手では会見などで、いつも明るさ満点のアマンダ・ヒーバスが大きなマスク着用でも体重計の上で思い切り笑顔を見せていることが分かった。そのヒーバス、ペイジ・ヴァンザントと相対すると鋭い目つきになるものの直後に背筋をピンと伸ばして、周囲にお辞儀するなど、どこまでも好人物ぶりを披露している。

なお女子バンタム級でカロル・ホサと対戦予定だったするヴァネッサ・メーロが 141ポンドと6ポンドのオーバー──30パーセントのファイトマネーのカットで、キャッチウェイト戦へ。またフライ級でジャルガス・ジャマグロフと戦うパウリアン・パイヴァは拝むような仕草をスケールの上で見せたが、3ポンド・オーバーで掌を合わせ周囲に詫び20パーセントの減給となり契約体重戦に臨むこととなった。

■UFC251計量結果

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]カマル・ウスマン: 170ポンド(77.11キロ)
[挑戦者]ホルヘ・マスヴィダル: 170ポンド(77.11キロ)

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ヴォルカノフスキー: 145ポンド(65.77キロ)
[挑戦者]マックス・ホロウェイ: 145ポンド(65.77キロ)

<UFC世界バンタム級王座決定戦/5分5R>
ピョートル・ヤン: 135ポンド(61.24キロ)
ジョゼ・アルド: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・アンドレジ: 115ポンド(52.16キロ)
ローズ・ナマジュナス: 116ポンド(52.62キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ペイジ・ヴァンザント: 126ポンド(57.15キロ)
アマンダ・ヒーバス: 126ポンド(57.15キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴォルカン・オデズミア: 205.5ポンド(93.21キロ)
イリー・プロハースカ: 205ポンド(92.99キロ)

<ウェルター級/5分3R>
エリゼウ・カポエイラ: 171ポンド(77.56キロ)
ムスリム・サリコフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
マクワン・アミルカーニ: 146ポンド(66.22キロ)
ダニー・ヘンリー: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
レオナルド・サントス: 156ポンド(70.76キロ)
ロマン・ボガトフ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ: 252ポンド(114.3キロ))
マクシム・グリシン: 223ポンド(101.15キロ)

<フライ級/5分3R>
パウリアン・パイヴァ: 129ポンド(58.51キロ)
ジャルガス・ジャマグロフ: 126ポンド(57.15キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ヴァネッサ・メーロ: 141ポンド(63.95キロ) 136ポンド(61.69キロ)
カロル・ホサ: 141ポンド136ポンド(61.69キロ)

<バンタム級/5分3R>
マーチン・デイ: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 136ポンド(61.69キロ)

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Preview UFC UFC251 カマル・ウスマン ブログ ホルヘ・マスヴィダル

【UFC251】ホルヘ・マスヴィダル「メンタルとスキルは上」✖カマル・ウスマン「王者に相手は関係ない」

【写真】バーチャルメディアデーでの両者。非常に落ち着いて見えた (C)Zuffa/UFC

いよいよ計量とファイトを控えるばかりとなったUFC251「Usman vs Masvidal」。11日(土・現地時間)にUAEはアブダビのヤス島=ファイトアイランドで開催される同大会の出場選手は、全員がMMAの歴史に名を残すといっても過言でない。

そんなUFC251のメインは本来の挑戦者ジルベウト・ドリーニョ・バーンズが新型コロナウィルスの検査で陽性となり欠場し、ご存知のようにホルヘ・マスヴィダルが6日前にオファーを了承──UFC世界ウェルター級王者カマル・ウスマンに挑戦することとなった。


昨年7月にベン・アスクレンを5秒でKO、4カ月後にはネイト・ディアスを破りBMFのベルトを巻いたマスヴィダル。ベルトを頂点としたUFCウェルター級のヒエラルキーに収まらないポジションにあるファイターとなった。

アスクレンを跳びヒザで破り、ネイトには打撃と組みで勝つ。ウスマンがレスリングにガッツリと打撃と叩きこんだのとはまた一味違うマスヴィダルのスタイルだ。MMAのエレメントの一つ一つが個として極度に完成度が高まる前──いわばMMAの打撃、MMAのレスリングという言い方がなされていた時代を感じさせる、高レベルのウェルラウンダーといえよう。

ウスマンは得意分野で相手を遮断することができ、マスヴィダルはどの局面でも真っ向から応じることができる。そんな両者のマッチアップは、ウスマン✖ドゥリーニョに負けず劣らずケージのなかだけでも非常に興味深い戦いだ──本来であれば。

しかし6日間のショートノーティス出場では、当然のように準備は十分ではない。何よりもパンデミックでジムが閉鎖され、社会が膠着していた時期を試合という目的がない状況でマスヴィダルは過ごしてきた。

対してウスマンは世界王座を防衛するためにトレーニングをしてきた。この差はパンデミック以前のショートノーティス出場とはまるで違う。このことは5月から再開されたUFCの試合を見ていれば、誰もが分かることだろう。

そんなかマスヴィダルはバーチャルメディアデーで「ファイトアイランド大会のメインを戦うこと? ただの試合だ。それよりも朝の8時から試合をすることの方が特別だろう。隔離政策期間も泳いだり、ウェイトをしたりコンディションは整えてきた。調整の仕方がいつもと違っているだけだ。そりゃあ、このやり方では100パーセントとはいえないだろう。でもマインドやスキルは100パーセントだ。カマル・ウスマンより上だよ」と話している。

そのウスマンは「向うは6日前に試合が決まったかもしれないけど、こっちはそれまで全く別のファイターと戦うつもりだった。ノーと言わなかった理由? ファイトはファイトだ。特にチャンピオンは、相手は関係なく戦う」と断言している。

一発のあるマスヴィダル故、どのような不利な状況を跳ね返すことはあるだろう。と同時に、その勝機に大きく関係している名セコンドのマイク・ブラウンもコロナ陽性で欠くこととなった。ブラウン不在に関してマスヴィダルは「マイク・ブラウンの声は、身の内に聞こえてくる」と力強くバーチャル会見で口にしていた……。