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『UFC 287: Pereira vs. Adesanya 2』前日計量動画


MAIN CARD (Pay-per-view, 10 p.m. ET)

・Champ Alex Pereira (185) vs. Israel Adesanya (184.5) – for middleweight title
・Gilbert Burns (170) vs. Jorge Masvidal (171)
・Rob Font (135) vs. Adrian Yanez (135.5)
・Kevin Holland (170.5) vs. Santiago Ponzinibbio (171)
・Christian Rodriguez (137)* vs. Raul Rosas Jr. (135)

PRELIMINARY CARD (ESPN, 8 p.m. ET)

・Kelvin Gastelum (185) vs. Chris Curtis (186)
・Luana Pinheiro (115.5) vs. Michelle Waterson-Gomez (116)
・Chase Sherman (249.5) vs. Karl Williams (241)
・Gerald Meerschaert (185.5) vs. Joe Pyfer (185.5)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 6 p.m. ET)

・Cynthia Calvillo (116) vs. Loopy Godinez (115.5)
・Ignacio Bahamondes (159.5) vs. Trey Ogden (159.5)
・Steve Garcia (145.5) vs. Shayilan Nuerdanbieke (146)
・Jaqueline Amorim (115.5) vs. Sam Hughes (116)

 『UFC 287: Pereira vs. Adesanya 2』前日計量結果。ラウル・ロサスJr.と対戦するクリスチャン・ロドリゲスが137ポンドと1ポンドオーバー。出場給の20%を譲渡し試合は行われます。その他の選手は全員パスしています。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・アレックス・ペレイラ vs. イスラエル・アデサニヤはペレイラ支持2人、アデサニヤ支持9人。

・ギルバート・バーンズ vs. ホルヘ・マスヴィダルはバーンズ支持9人、マスヴィダル支持2人。

・ロブ・フォント vs. エイドリアン・ヤネスはフォント支持1人、ヤネス支持10人。

・ケビン・ホランド vs. サンチアゴ・ポンジニービオはホランド支持8人、ポンジニービオ支持3人。

・ラウル・ロサスJr. vs. クリスチャン・ロドリゲスは11人全員ロサスJr.支持。続きを読む・・・
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MMA o UFC イグナシオ・バハモンデス エイドリアン・ヤネス キック クリスチャン・ロドリゲス クリス・カーティス ケルヴィン・ガステラム ジョナサン・ピアース ホルヘ・マスヴィダル ロブ・フォント

UFC287:オッズ/予想と展望

アレックス・ペレイラ 2.10
イズラエル・アデサニヤ 1.77
ギルバート・バーンズ 1.21
ホルヘ・マスヴィダル 4.80
ロブ・フォント 2.60
エイドリアン・ヤネス 1.53
ケビン・ホランド 1.41
サンチアゴ・ポンジニッビオ 3.05
ラウル・ロザスJr. 1.44
クリスチャン・ロドリゲス 2.90
クリス・カーティス 2.05
ケルヴィン・ガステラム 1.80
ミシェル・ウォーターソン・ゴメス 2.40
ルアナ・ピニェーロ 1.61
ジェラルド・マーシャート 2.60
ジョー・パイファー 1.53
カール・ウィリアムズ 1.22
チェイス・シャーマン 4.70
シンシア・カルビー3.35
ルーピー・ゴディネス 1.36
イグナシオ・バハモンデス 1.29
トレイ・オグデン 3.85
シャイラン・ヌアダンビク 1.51
ティーブ・ガルシア 2.65
ジャケリン・アモリム 1.42
サム・ヒューズ 3.00

メインは先月に続き、絶対王者が敗れて王座から陥落した試合のダイレクトリマッチ。

前回は王者アデサニヤが1R終盤にパンチでペレイラをぐらつかせ、2Rこそペレイラにテイクダウンされ落としたものの、3R・4Rも打撃でリード。後が無くなった5Rに、ペレイラがパンチを効かせてラッシュで逆転KO勝ち。キックでの2連勝と合わせて、対アデサニヤ3連勝とした。

前回はお互い今まで見せたことがなかったグラウンドの展開にも持ち込んでいたが、そこからの攻めはやはり不慣れに見えた。ただ、アデサニヤは最終的にKO負け、ペレイラは勝ったにせよ4R中3Rを取られている内容で、両者ともに差をつけるためにグラウンドを磨いてくるという可能性はある。

オッズは前回同様アデサニヤがフェイバリットだが、差はわずか。MMAでもKO負けしたことで、アデサニヤに苦手意識が埋め込まれている可能性もある。

判定でアデサニヤ勝利と予想。

セミウェルター級タイトル挑戦経験者対決だが、1年1ヶ月ぶりの試合となるマスヴィダルは現在3連敗中(ウスマン×2、コビントン)。年齢も38歳と若くなく、この試合が正念場。バーンズは元同門ウスマンのタイトルに挑戦した試合は3RKO負けしたが、その後2勝1敗。1敗の相手はチマエフで、1Rにパンチでダウンを喫したものの、そこから盛り返し、最後はどちらが勝ってもおかしくない内容だった。

この所勝てていないマスヴィダルの評価が低く、オッズでは今大会一番のアンダードッグ。

バーンズ一本勝ち。

メインカードでは、最年少UFCデビューを果たしたラウル・ロザスJr.18歳のUFC2戦目も組まれている。初戦はすぐにタックルに入り、バックを奪うと一度も逃さず最後はチョークで一本勝ち。完勝だった一方で、相手がUFC最下層レベルだったため、実力が良くわからなかった。今回の相手ロドリゲスも、25歳でUFCでは十分若い選手だが、UFC戦績は1勝1敗。負けたのは直前の代役で出た階級上のフェザー級での試合。相手も現在5連勝中のジョナサン・ピアースで、その試合では敗れたが、ギロチンや腕十字でチャンスを作る場面もあり、一方的ではなかった。ロザスJr.にとっては真価が問われる試合。

第1試合開始は朝7時より。メインカードは11時から。速報します。

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MMA o ONE Shooto UFC   アンソニー・ペティス ジェレミー・スティーブンス ジョゼ・アルド ホルヘ・マスヴィダル ボクシング

ジョゼ・アルド、プロボクシングデビュー戦は大差判定勝ち/アルド「フロイド・メイウェザー戦の交渉をしている」

MMAを引退したジョゼ・アルドが2月10日にプロボクシングデビュー戦(2023年01月12日)

4.1ホルヘ・マスヴィダル主催ボクシング大会『Gamebred Boxing 4』でアンソニー・ペティス vs. ロイ・ジョーンズJr.、ビクトー・ベウフォート vs. ホナウド・ジャカレイ、ジョゼ・アルド vs. ジェレミー・スティーブンス(2023年02月07日)

 こちらの続報。



 2月10日にブラジル・リオデジャネイロでジョゼ・アルドがエマニュエル・ザンブラノと140ポンド契約でプロボクシングデビュー戦を行い、6ラウンド終了判定3-0(60-54、59-55、60-54)で勝利したとのこと。対戦相手のザンブラノの戦績は0勝3敗で、アルドは4月1日にジェレミー・スティーブンス戦を控えているので勝って当然と言える試合でした。






 ハイライト動画。


 ジョゼ・アルドが今年下半期にフロイド・メイウェザーとエキシビションマッチを行う交渉をしていることを明かし以下のコメント。

「彼の方は合意しているし、俺の方も合意している。今はプロモーターが契約を完了するのを待ってるところだ」

「彼の方はエキシビションのつもりかもしれないが、俺の方はそうじゃない。いつものように顔面にパンチを入れる。彼はそれを知っている」
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MMA o ONE UFC   イスラエル・アデサニャ ホルヘ・マスヴィダル

4.8『UFC 287: Pereira vs. Adesanya 2』はマイアミ・デイド・アリーナで開催/UFCのマイアミ開催は20年ぶり

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 UFCが4月8日に開催する『UFC 287: Pereira vs. Adesanya 2』をフロリダ州マイアミのマイアミ・デイド・アリーナで開催することを発表。UFCがマイアミで開催するのは2003年4月25日の『UFC 42: Sudden Impact』以来20年ぶり。

 同大会はメインイベントにアレックス・ペレイラ vs. イスラエル・アデサニャのミドル級タイトルマッチ、セミファイナルにギルバート・バーンズ vs. ホルヘ・マスヴィダルが予定されており、マスヴィダルは地元凱旋になります。続きを読む・・・
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MMA o UFC YouTube   カマル・ウスマン カムザット・チマエフ ケビン・ホランド コルビー・コヴィントン ネイト・ディアス ホルヘ・マスヴィダル レオン・エドワーズ

2023年3月のUFCロンドン大会でレオン・エドワーズ vs. カマル・ウスマン3、コルビー・コヴィントン vs. カムザット・チマエフが実現か

カムザット・チマエフがミドル級転向を示唆(2022年09月23日)

 こちらの続報。




 デイナ・ホワイトがインタビューで2023年3月に開催予定のUFCロンドン大会でレオン・エドワーズ vs. カマル・ウスマンのウェルター級タイトルマッチ、コルビー・コヴィントン vs. カムザット・チマエフのウェルター級マッチを行うことを示唆しています。

 レオン・エドワーズ vs. カマル・ウスマンは実現すれば8月の『UFC 278: Usman vs. Edwards 2』からのダイレクトリマッチとなります。この時はエドワーズが5R KO勝ちし王座奪取。ウスマンの連勝は19、ウェルター級王座防衛回数は5でストップしています。

 コルビー・コヴィントンはここで復帰すれば3月の『UFC 272: Covington vs. Masvidal』でホルヘ・マスヴィダルに判定勝ちして以来1年ぶりの試合となります。この試合から2週間後にマイアミビーチのレストランの前でマスヴィダルに襲撃されています。

 チマエフは9月の『UFC 279: Diaz vs. Ferguson』でケビン・ホランドに1Rダースチョークで勝利して以来の試合。元々ネイト・ディアスと対戦予定でしたが、前日計量で178.5ポンドと7.5ポンドもオーバーしたことからカードがシャッフルされてしまいました。その後チマエフはツイッターでミドル級転向を示唆していましたが、UFCはウェルター級で戦わせる方針のようです。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC280 アルマン・ツァルキャン イスラム・マカチェフ シャーウス・オリヴェイラ ダスティン・ポイエー ベニール・ダリューシュ ホルヘ・マスヴィダル マテウス・ガムロ

【UFC280】タフファイト至上主義。ダリューシュ戦へ、マテウス・ガムロ「勝ってマカチェフに挑戦する」

【写真】ちょっとした瓶底眼鏡のガムロは、ケージの中の獰猛さとはかけ離れた学者風の表情をしている(C)MMAPLANET

22日(土・現地時間)にUAEはアブダビのエティハド・アリーナでUFC280「Oliveira vs Makhachev」が行われ、マテウス・ガムロがベニール・ダリューシュと戦う。

キャリア21勝1敗、UFCでも4勝1敗のガムロは高い極め力を背景に、ATTで打撃とレスリングを磨きスクランブルゲームで底力を発揮する根性ファイターに成長した。前回、ガムロは格下ながら十分に食われる可能性があったアルマン・ツァルキャンとの激闘を制し、次期挑戦者決定戦といっても過言でないダリューシュ戦に繋げた。

言葉の端々からポジティブなエネルギーが感じられるマテウス・ガムロは、「ダリューシュを破り、イスラム・マカチャフに挑戦する」と断言した。


──ベニール・ダリューシュ戦が迫ってきました。

「精神的にも肉体的にも最高だよ。体重もしっかりと落ちている。全てにおいて完璧にモノゴトが進んでいる。あとは土曜日にベニール・ダリューシュと戦うだけだよ。トレーニングキャンプも最高だった。最初はポーランドの自分のチームであるレッド・ドラゴンでスタートを切り、試合の7週間前にATTに移って準備を進めてきた。

世界のベストジムでダスティン・ポイエー、ホルヘ・マスヴィダル、ジョシュ・シルヴェイラたちと練習してきた。スーパータフなトレーニングと最高の睡眠、最高の食事を摂ってこれ以上ないほどスーパーに仕上がっている」

──アブダビはUFCデビューを戦った思い出の地でありながら、キャリア唯一の敗北を喫した場所であります。その辺りに関して想うところはありますか。

「2年前の話だ。何の関係もない。会場もホテルも別の場所だったし、僕自身が2年前とは別人だからね。アブダビでの僕の物語を書き換えるだけだ」

──ダリューシュ戦に向けて、先ほど挙げられた選手たちが特定の練習パートナーだったのでしょうか。

「そうだね。あとはフランシスコ・トリナルドも凄く助けてくれたよ。それから名だたる柔術家がグラップリングの練習相手を務めてくれた。その全てをマイク・ブラウンがしっかりとチェックして、アドバイスをしてくれた。自分のできることは、全てやり尽くしたよ」

──ところで前回のアルマン・ツァルキャン戦は凄まじい激闘で、5Rのうち3Rを取って判定勝ちを収めました。上のランクの強い選手と戦うことは誰もが望みますが、マテウスの凄いところは自身が上位戦線間近という状況で下から突き上げてくる超強豪と戦ったことです。

「僕がUFCとサインをした時、ゴールは世界のベストファイターと戦うことだったんだ。僕の後ろを追いかけてくる選手たちのなかで、最強の1人と最高の戦いができてハッピーだったよ。アルマンは本当にタフな選手だった。

確かにダリューシュ戦は自分より上のランカーとの戦いだから、それは大歓迎だ。それもアルマンのような選手に勝ったからだと思う。僕が試合に応じるのは、タフになるファイトだけだよ。

アルマンとは5Rをノンストップ、スクランブルが続く最高レベルの試合ができたと思う。あの試合をしたことで、僕のポジションとスキルはレベルアップした。今はもう3カ月前とは違うアニマルだ。ベニール・ダリューシュ戦もよく似た激しいファイトになるだろう。

ただし、今回は3Rだ。常に燃料が満タンの状態で戦うことができる。前回の試合がマラソンなら、ダリューシュ戦は100メートル走だよ。全速力で戦い続ける。初回から全開で攻めることができるはずだ。そしてこの試合に勝てば、僕はタイトル戦線に辿り着くことになる」

──ダリューシュ戦がアルマンとの試合のようになるというのは、試合展開ということでしょうか。それともタフになるという点においてでしょうか。

「技術的にもダリューシュはレスリングと柔術が強いから、アルマンに似ている。とはいえダリューシュはどの局面で戦えるオールラウンダーだよ。パンチ力があって、圧を掛けてくる。そしてノンストップアクション、止まることを知らない。毎試合でテイクダウンを奪っているようにレスリングも強い。それ以上に柔術が強いんだ。どの局面、どの瞬間も気が抜けない。

だからこそ、楽しみなんだよ。彼はまた僕をやる気にさせて、エネルギーを与えてくれた。結果的に僕を強くしてくれる。だからこそ、ヤツをぶっ倒すんだよ」

──フィジカル的にはダリューシュをどのように捉えていますか。

「フィジカルは最も大切な部分だ。今、僕はキャリアのピークにある。31歳、スタミナもパワーも技術も過去最強だから、どんなタフな相手と当てられても大丈夫だよ。ここで勝って、来年はイスラム・マカチェフと戦うよ」

──つまり今大会のメインでマカチェフが、シャーウス・オリヴェイラを下してチャンピオンになると予想しているということですね。

「そうだよ。マカチェフの方がグラウンドコントロール、打撃ともにオリヴェイラの上を行く。レスリングでもそうだ。もちろんオリヴェイラの柔術は、とても危険だよ。彼ほどUFCでフィニッシュ力がある選手もいない。オリヴェイラはバックをとるため、チョークを極めるため、腕を極めるために多くの罠を仕掛けるだろう。そこでマカチェフが対処を間違えると、極められてしまうに違いない。

どうなるだろうね。凄く興味深いよ。でも、僕はマカチェフが勝つと思っている。そしてダリューシュを破った僕が次の挑戦者になるんだ。UFCはタイトル戦と同じ階級の試合をPPVカードで組むと、そこの勝者がチャレンジャーになる傾向がとても強いからね。

そのために僕はスポーツマンらしく正々堂々と戦い、最高級のMMAを皆に見せたい。素早いスクランブル、止まることのないファイト。その結果、僕がベニール・ダリューシュを打ちのめす。ファイトは何が起こるか分からない。僕が一発のパンチでKOすることもある。ただし3Rぶっ通しで、厳しい展開になることは覚悟の上だよ」

■視聴方法(予定)
10月22日(土・日本時間)
午後11時00分~UFC FIGHT PASS
10月23日(日・日本時間)
午前3時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWプライム

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o UFC アイリーン・アルダナ クリス・バーネット コルビー・コビントン ジャイルトン・アルメイダ ジョニー・ウォーカー ネイト・ディアス ホルヘ・マスヴィダル ボクシング

UFC279:ポストファイトボーナス/総評

  • ファイト・オブ・ザ・ナイト:該当なし
  • パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ネイト・ディアス、アイリーン・アルダナ、ジョニー・ウォーカー、ジャイルトン・アルメイダ

計量失敗したチマエフ(試合自体は180ポンドに組み直されたことで、コミッションからの罰金などはなかったが)はボーナスの対象外となり、デビュー以来の連続ボーナス記録は5でストップ。大逆転勝利でイベントの盛り上がりに火をつけたクリス・バーネットも体重オーバーのためボーナスなし。

前代未聞のカードシャッフル。メインのカードが飛んだのだから、イベント自体の中止(あるいは、PPVイベントからファイトナイトに格下げという例も過去にはあった)というのもありえないことではなかったが、UFCとネイトの契約がすぐに切れるという事情もあり、後日への延期はできなかったか。

オッズを見ても、もともと勝負論のなかったチマエフ vs. ネイトより、組み直されたカードの方が釣り合いが取れており(ナンバーシリーズのメインカードとしてふさわしいかは置いておく)、ちょうど良くウェルター級選手の180ポンド契約の試合が組まれていて、試合前に乱闘で因縁まで作られていたこともあり、最初から仕組まれていたという陰謀論まで出ているが、UFCにとってはネイトに勝ち逃げされるだけなのにで、そんな小細工はやる意味がないだろう。

チマエフの大幅体重オーバーはメディカルチームからの勧告で水抜きを中止したからで、計量時の様子を見ても憔悴はしていなかったので、本来ならもうちょっとリミットに近いところまでは落とせたはずだが、UFCとしては今後も同様のことが起きる可能性があるので、怖くてタイトル戦は組めないのでは。ウェルター級でやるにしても、ノンタイトルでしっかりと体重を落とせることを証明することが必要。しかしヒールとしての悪名を得たのも確かなので、ウェルター級の悪キャラであるコルビー・コビントンやホルヘ・マスヴィダルとの対戦は需要がありそう。

UFCとの契約を満了したネイトは最後の試合に勝って価値を落とさずに離脱することに。今後は未定とのことだが、もはや実力を証明するような試合をする必要はないので、ポール兄弟とのボクシングマッチなどのセレブファイト路線に移行するのでは。

ジンリャン相手にアンダードッグだったファーガソンは、ネイトに組み直されたことでフェイバリットになったが、階級を上げてもかつてのキレは戻らず。動きもスローで、ジンリャンらランカーとやっても結果は同じだろう。次はランキング外の、同じくらいのベテラン選手との対戦で進退を問われることになるはず。

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o UFC キック ネイト・ディアス ホルヘ・マスヴィダル

UFC278:メインイベント・カマル・ウスマン vs. レオン・エドワーズ

ウェルター級タイトルマッチ5分5R。

P4P最強のウスマン。現UFC最多15連勝中で、勝てばアンデウソンの16連勝と並びUFC史上最多となる。NCAA・D-2王者のレスラーで、当初はテイクダウンからの押さえ込みを武器としていたが、タイトル獲得前後からは打撃のスキルが上がっており、ホルヘ・マスヴィダル戦ではKO勝ちでKO・オブ・ザ・イヤーを受賞した。組み・打撃の両方で隙がない。元戦極王者のジョルジ・サンチアゴから柔術黒帯を授かっている。

エドワーズもノーコンテストを挟んで9連勝しているが、ここ2戦は2年ぶりの試合となったベラル・ムハマド戦はアイポークでこれからというところでの試合終了、前戦はすでにトップファイターからは外れたネイト・ディアス相手に圧倒していたが、5Rにパンチを効かされピンチに陥った場面もあった。こちらはもともとストライカーだったが、組んで四つの展開も強い。今回がタイトル初挑戦。

前蹴りを放ったエドワーズ。関節蹴り。ウスマンじわじわプレスする。エドワーズロー。ウスマン、まだ手は出してない。距離を測るジャブ。カーフキック。ウスマンジャブからタックルへ。しかし受け止めたエドワーズ。がぶろうとしたエドワーズだがスッポ抜けて下に。ウスマンガードからパウンド。スイープを狙うエドワーズ。バックに回るウスマンだがエドワーズ立って正対しようとする。ウスマンまた投げを狙うがエドワーズ正対に成功。エドワーズ四つから外掛けテイクダウン!マウント!パウンド。四の字バックに移行。残り1分。チョーク。防いでいるウスマン。四の字ロックが固くて外せない残りわずかでパウンドを入れるエドワーズだがウスマンも返す。ホーン。

1Rエドワーズ。UFCで初めてテイクダウンを許したウスマン。

2R。ウスマンまたプレスしてパンチを出していく。ケージを背負わせてパンチを入れる。組んだウスマンだが差し返すエドワーズ。ウスマン離れたがまたパンチで攻める。ケージを背負ったエドワーズ、ブロッキングでこらえるが、ボディ・アッパーを打ち込むウスマン。ケージ際から抜け出したエドワーズだが、ウスマンまた詰める。パンチをいれたが手を出したエドワーズの指が入りタイムストップ。再開。じわじわ詰める。四つに組むエドワーズだが引き剥がしたウスマン。ジャブ。エドワーズ踏み込んで左を入れる。ウスマンはミドル。ウスマンの右がヒット。またプレスされ下がるエドワーズ。ウスマン組んで押し込み。離れた。エドワーズ意表をついたタックル。が、がぶったウスマン。バックに回ろうとしたが防いだエドワーズ。離れた。またケージに詰めたウスマン。ガードを固めるエドワーズに肘!ボディ。タックルへ。テイクダウン。残り30秒。インサイドから肘・パウンドを入れるウスマン。ホーン。

2Rウスマン。

3R。ウスマン今度はタックル。ダブルレッグで倒した。上から肘を落とすが、エドワーズバックを取らせて立つ。スタンドバック。正対したエドワーズ。ウスマンから引き剥がした。またケージを背負わせてパンチ・肘を入れるウスマン。そこからタックル。テイクダウン。ハーフバックに。残り2分。押さえ込んでいるウスマン。立とうとするエドワーズから上を取りパウンドを入れるウスマン。最後に放してパンチを入れた。ホーン。

3Rウスマン。エドワーズ後が無い。1Rのテイクダウン以外はずっとウスマンペース。

4R。近い間合い。ウスマンのジャブ。エドワーズ詰めて組んだ。逆にスタンドバック。が、エドワーズミスから放した。ウスマンがすぐ詰めると逆にタックル。テイクダウン。インサイドから肘を入れていく。エドワーズ背中を向けて立ちスタンドバック。クラッチを解除した瞬間に再度タックル。スイッチを狙ったエドワーズ。またバックについたウスマン。エドワーズが立つ瞬間にケージをつかんでいて注意が入る。同じ体勢で再開。立ったエドワーズクラッチを切った瞬間にまたパンチ・肘を入れていくウスマン。ホーン。

4Rウスマン。

5R。エドワーズ手が出せない。ウスマンプレスしてケージを背負わせてタックル。倒しかけたがこらえる。ケージに押し込むウスマン。テイクダウン狙いをこらえるエドワーズ。膠着とみなしてレフェリーハーブ・ディーンがブレイクをかけると会場拍手。ワンツーを出したエドワーズ。さらに前蹴りを蹴るがローブロー。再開。しかしエドワーズ手が出せない。このままか……と思った刹那、エドワーズの左ハイがビッグヒット!ウスマン仰向けに失神!大逆転KO!

エドワーズ、1Rのテイクダウンからバックマウント以降は見せ場なしと思われたが、最後の最後にハイキックでのKO。左を打ち込みウスマンが頭を右に傾けたところに左ハイが直撃。一発で試合を決めた。

ウスマンはUFC初黒星。UFCでの連勝記録も2位で終わる。

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ラッパーのドレイク、『UFC 278』ジョゼ・アルド vs. メラブ・デヴァリシュビリでアルドの勝利に約24万ドル(約3270万円)賭ける



『UFC 272』ラッパーのドレイクがホルヘ・マスヴィダルの勝利に27万5000ドル(3170万円)賭けて大損していた→コルビー・コヴィントンがコメント(2022年03月07日)

『UFC 276』ラッパーのドレイクがイスラエル・アデサニャの勝利に100万ドル賭ける(2022年07月03日)

『UFC Fight Night 208』ラッパーのドレイクがモリー・マッカンとパディ・ピンブレットの勝利に229万ドル以上賭けて372万ドル以上(5億700万円)払い戻す(2022年07月24日)

 こちらの続報。



 ラッパーのドレイクが『UFC 278: Usman vs. Edwards 2』で行われるジョゼ・アルド vs. メラブ・デヴァリシュビリでアルドの勝利に23万8933ドル83セント(約3270万円)賭けています。

 アルドはアンダードッグでオッズは2.16倍。勝てば51万6097ドル(約7063万円)払い戻されますが…。続きを読む・・・
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【UFC FPI02】タザ、ジェイ・ロッド、NCAA3冠のボー・ニッコルらが躍動のチーム戦はペティス勢が優勝

4人制合計体重750ポンド(340.19キロ)以下──UFCファイトパス・インビテーショナル02、チーム対抗グラップリング・トーナメント。

まずアンソニー・ペティス率いるアンソニー・ペティス・ファイティング・チャンピオンシップ=APFCとジェイムス・クラウスのチームFAC(Fighting Alliance Championship)が準決勝で相対した。

APFCのオリヴィエ・タザと、FACのカイル・ベームのドローで始まったチーム戦は、APFCのダニエル・マナスウがジョー・ソレッキーをストレートレッグロックで一蹴、クラウスもRNCで破ると、アンディ・ヴェレラとは痛み分けでチームを勝利に導いた。

もう一つの準決勝はホルヘ・マスヴィダルのアイコンMMAとユライア・フェイバーのAIコンバットの顔合わせに。3人残しの状態でユライアのチームからはソン・ヤードンが登場、二回り大きなニック・ロッドの実弟ジェイ・ロドリゲスを対戦した。

膠着にコイントスで、上を選んだジェイ・ロッド──本来はバタフライガードのソン・ヤードンがダブルアンダーフックからの再開となるが、レフェリーのミスで両ワキを差された状態からのリスタートnに。パスのプレッシャーから、マウントを奪取したジェイ・ロッドがバックグラブに移行してボディトライアングルでソン・ヤードンを捕らえる。ソン・ヤードンの動きに合わせてマウントに戻ったジェイ・ロッドが、背中に回りRNCでタップを奪った。ここで1人抜きをしたチーム・マスヴィダル=アイコンMMAが、決勝進出を決めた。

決勝戦、PJバーチが先鋒戦でクリストス・パパデロスにRNCを極めたアイコンMMAは、ドローが2試合続き、ジェイ・ロッドがAPFCの大将オリヴィエ・タザと対戦。後の無いタザが意地のストレートフットロックで一本勝ちすると、ペンシルベニア州立大時代にNCAAを184ポンドと197ポンドで3度制し、1年次は174ポンドで準優勝だったボー・ニッコルと体格差が明白な最終決戦に。

ニッコルは2019年のU23フリースタイル92キロ級でも優勝し、アイコンMMAでプロMMAデビューを6月に果たしたばかりで、既に8月9日にコンテンダーシリーズ出場も決まっている。柔術は青帯のニッコルは基本トップからパス狙い、反応を見てがぶってバックを伺う。タザは引き込んで、対応するが体格差は大きい。

シングルレッグをスプロールして離れたニッコルは、シッティングのタザに足を絡めさせず柔術とレスリングの噛み合わない展開が続く。Kガードから足関をエントリーしたタザだが、ニッコルが反応して足を抜く。ついには足関節狙いからトップを取ったタザだったが、場外際でレフェリーはセンター&スタンドでの再開を命じる。

明かに不満げな表情を浮かべたタザ──何と、ニッコルは自ら率先して座り、下からのリスタートに応じる。

漢気を見せたニッコルがシントゥシン、Zハーフガードでパスを耐える。背中をつけた展開に挑んだニッコルは、パスを許さない。それでもタザは残り2分20秒で足を抜いて直接マウントへ。ニッコルがすぐに足を戻し、ハーフを取る。1分20秒を経過し、パスのピンチで背中を見せたニッコルが、タザを前方に落として立ち上がることに成功した。

側転パスに足を絡ませるタザ、すぐに離れたニッコルは頭を押して組ませずタイムアップに。最終戦の時間切れは、勝敗の行方をジャッジに委ねた結果、APFCが優勝し賞金2万ドルを手にした。



FAC

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