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井上直樹とサトシソウザ RIZINのリングで海外強豪選手を迎え撃つ決意【RIZIN.48】

「RIZIN.48」でキム・スーチョルとバンタム級王座をかけて戦う井上直樹が、ホベルト・サトシ・ソウザと共にRIZINでの戦いへの想いを語りました。井上は「アメリカに行くんじゃなくて、こっちに来てほしい」と述べ、海外強豪選手を日本で迎え撃つ姿勢を強調しました。

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#井上直樹 #サトシソウザ #RIZIN48 #格闘技 #バンタム級 #RIZIN_CONFESSIONS #shorts

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【RIZIN47】仮想スーチョル=水垣偉弥が語る井上直樹「酷い目にあったので勝ってもらわないと困る」

18日(水)都内にて、29日(日)さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで行われるRIZIN48に出場する選手たちの合同公開練習が行われた。
Text by Takumi Nakamura


ファン公開形式で行われた今回の公開練習は全14選手が参加。新井丈のミット打ち&木下カラテによる空手の型からスタートし、RIZIN初参戦の秋元強真がJTTのエリーコーチとのミット打ちを披露する。

3組目から6組目までは対戦相手が見ている前での公開練習となり、宇佐美正パトリックのシャドー→矢地祐介ミット打ち、佐藤将光と高橋遼伍によるMMA形式のマススパーリング→牛久絢太郎のミット打ち、太田忍の気配斬り→元谷友貴のミット&打ち込み、浅倉カンナと重田ほのかのMM形式のマススパーリング→伊澤星花とCOROのグラップリングスパーリングと続いた。

そして練習仲間でもある高木凌と井上直樹は揃ってミット打ちを見せた。キム・スーチョルとのバンタム級王座決定戦を控える井上のミットを持ったのはMMAPLANET「今月の一番」シリーズでもおなじみの水垣偉弥。井上曰く、水垣が仮想スーチョルとしてトレーニングパートナーを務めているそうだが、公開練習のミット打ちはあくまで軽めのもの。

公開練習後に水垣にコメントを求めると「今回、仮想スーチョルとして頑張りました。最後の方は色々な攻撃を当てられまくって酷い目にあったので、仕上がりはいいと思います。これで仮想の相手を出来るのはもう最後かもしれないくらい出し切ったので、勝ってもらわないと困ります」と井上の仕上がりの良さを教えてくれた。

そして締めに登場したのはルイス・グスタボとの防衛戦を控えるライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザ。柔術衣を着てマットに表れたサトシは原点回帰ともいえる柔術形式のスパーリングで「久しぶりの試合、タイトルマッチです。絶対にベルトを守ります。日本の名前とRIZINの名前を守ります」と意気込みを語った。

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【RIZIN48】新井×ズールー、元谷×太田、牛久×将光、金太郎×秋元、ダウトベック×木下、矢地×宇佐美が決定

21日(水)都内にて、9月29日にさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN48の追加対戦カードが発表された。
Text by Takumi Nakamura

超RIZIN3で発表されていたライト級選手権試合=ホベルト・サトシ・ソウザ×ルイス・グスタボ、バンタム級王座決定戦=井上直樹×キム・スーチョル、伊澤星花×浅倉カンナ、萩原京平×高木凌に続いて、以下の6カードが追加された。

フライ級:新井丈×エンカジムーロ・ズールー
バンタム級:元谷友貴×太田忍
バンタム級:牛久絢太郎×佐藤将光
バンタム級:金太郎×秋元強真
フェザー級:カルシャガ・ダウトベック×木下カラテ
ライト級:矢地祐介×宇佐美正パトリック


今大会でRIZINに初参戦するのがエンカジムーロ・ズールーと秋元強真だ。南アフリカ出身のズールーは地元EFCでフライ級王座に就いたあと、2016年に同国出身選手として初めてTUF(シーズン24)に出場し、ここではトーナメント一回戦で扇久保博正に一本負けを喫している。現在はEFCでフライ級・バンタム級の2階級でタイトルを保持し、RIZIN初参戦を果たすことになる。

また先日のUFC305でイスラエス・アデサニャに一本勝ちして、王座防衛を果たしたUFCミドル級王者ドリキュス・デュプレッシーとは同門で、今回の試合にもデュプレッシーが帯同するという情報もあり、現役のUFC王者がコーナーマンとしてRIZINのリングに立つというのも興味深い。

もう一つのRIZIN初参戦ファイター=秋元はパラエストラ柏(現THE BLACKBELT JAPAN)所属として2022年6月にGladiatorでプロデビューし、その後はDEEPに参戦。今年3月にJAPAN TOP TEAMに移籍し、その初戦となったABEMA「格闘代理戦争 THEMAX」でアラン“ヒロ”ヤマニハにTKO勝利し、プロ戦績を5戦5勝(3KO・1S)とした注目の18歳だ。各選手のコメントは以下の通り。

エンカジムーロ・ズールー(コメント代読)
「世界中の格闘技ファンのみんな、俺は日本のRIZINで試合をする事になった。対戦相手はとてもタフな相手だが、俺はいつも通りベストを尽くし、観客が喜ぶような試合をするだけさ。遊びに行くわけではない。アライをフィニッシュしに行く。会場で会おうぜ。チャオ」

新井丈
「昨年大晦日のRIZINでたくさんのものを失って9カ月。自分の穴を埋めるべくたくさん準備してきました。テーマはジョー・イズ・バック。また強い新井丈を見せて、観客のみなさんの心を振るわせる試合をするつもりです。チャオ」

カルシャガ・ダウトベック(コメント代読)
「9月29日に再びRIZINに戻る事になった。ボスには超RIZIN3に出場してもらいたいと言われたが良い対戦相手がいないという事で9月になった。RIZINは世界中の中でもビッグな団体だと思う。試合内容も良いし演出も最高だ。スタッフは皆プロフェッショナルだしファンも世界一だ。次の対戦相手は打撃レベルの高い選手だ。空手ベースでKOできる質の高い日本人選手だ。9月29日にはみんなに素晴らしいショーをお見せしたい。RIZIN48で私の試合を見逃さないで欲しい。間違いなく素晴らしい大会になるのでぜひ会場まで見に来てもらいたい。さいたまスーパーアリーナで会おう」

木下カラテ
「押忍。ダウトベック選手、すごく強い選手ですけど、しっかり空手をして倒せるようにやっていきたいです。よろしくお願いします。押忍」

宇佐美正パトリック(コメント代読)
「矢地選手との対戦が決まり、とても興奮しています。自分の力を証明する時が来たと感じています。全力を尽くして、最高のパフォーマンスをお見せします」

矢地祐介
「宇佐美選手とは過去に試合が決まりかえたことがあったんですけど、色々と事情があって流れてしまいました。それがこうやって決まるということは、彼とは縁があるのかなと思います。前回(宇佐美は)徳留一樹選手にいい勝ち方をしていますし、若くて強い、これからの選手だと思います。そういう選手と戦えるのはうれしいことなので、しっかりMMAで上回って決着をつけたいと思います」

牛久絢太郎(コメント代読)
「発表でもありました通り、9月29日に試合が決まりました。佐藤選手は強い選手ですが、僕の全てをぶつけて勝ちます」

佐藤将光
「初めてのナンバーシリーズで、初めてのさいたまで試合をするので、気合い入れてやっていきます。判定が続いているので、しっかり殺しがあるところを試合で見せたいと思います」

元谷友貴(コメント代読)
「太田選手とリマッチということですが、今の太田選手は僕が以前対戦したときよりも強くなっているだろうし、勢いもすごいと思います。僕はこの試合に対して、しっかり仕上げて、前回は判定勝ちだったのですが今回ははっきり決着させたいなと思います。少しでも成長した元谷を見せたいと思います。いい試合しましょう」

太田忍
「まず元谷選手、再戦・リベンジマッチを受けてくれてありがとうございます。リベンジマッチは簡単にできるわけじゃないと思っていましたし、ここまで辿り着いた自信もあります。この試合をクリアすることでタイトルマッチ、ずっと公言してきた2024年内のタイトルが現実的になってくると思うので、しっかりフィニッシュしてタイトルにつなげたいと思います」

秋元強真
「自分は金太郎選手とやりたくて、そういう声も多かったので試合が決まって気合いが入っています。ただ実力的には相手にならないと思っているので期待していてください」

金太郎
「前回の試合が終わってアメリカに戻ってATT所属になって、アメリカでしっかり準備してきました。むちゃくちゃ強くなっているので期待してください。(秋元の)試合したいというのを聞いて、しっかり後悔させてやろうと思います」

また会見には試合が発表されている8選手も出席し、試合に向けた意気込みを語った。

高木凌
「いい感じで練習できています。1分くらいで終わらせます」

萩原京平
「試合前から変な絡み方をされて、リスペクトがないやつだと思って、ムカついています。格の違いを見せて倒そうと思います」

浅倉カンナ
「改めて引退試合を組んでもらえたことをうれしく思います。自分の集大成として、今の自分が持っているすべての力をぶつけたいと思います。記念試合とは思っていないです。後悔ない試合をしたいと思います。

伊澤星花
「カンナちゃんの引退試合なので、カンナちゃんの試合のなかで最高の試合をして、しっかり自分が極めて勝ちたいと思います」

キム・スーチョル
「お久しぶりです。地獄から来たキム・スーチョルです。命を懸けて準備しているので、井上選手も覚悟して準備してきてください」

井上直樹
「タイトルマッチを組んでいただき、ありがとうございます。タイトルマッチなので誇りを持って、気合いでも勝ちに行きます」

ルイス・グスタボ
「今までやってきた練習がどれだけ辛かったかは自分だけが知っている。前回の試合も2Rに激しく戦って骨折もした。素晴らしい試合をしてブラジルにベルトを持って帰りたい」

ホベルト・サトシ・ソウザ
「グスタボがどれだけ相応しいかを知っている。すごくいい試合になると思います。このベルトを絶対に守ります」

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鈴木千裕、『超RIZIN.3』朝倉 vs 平本戦は「先手当てて試合が決まった」パッキャオ vs 安保についてもコメント『RIZIN甲子園 第1回トライアウト』

#鈴木千裕 #RIZIN #格闘技

『RIZIN甲子園 第1回トライアウト』が8日に開催され、榊原信行CEO、鈴木千裕、ホベルト・サトシ・ソウザらも参加した。

RIZIN FF オフィシャルサイト
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(オススメ動画)
🎬ホベルト・サトシ・ソウザ、パリ五輪の柔道に困惑「なんで!?指導!?」 指導の基準やルールに率直な感想を明かす『RIZIN甲子園 第1回トライアウト』

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【RIZIN】RIZINウエハース’24発売決定!

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昨年末、RIZINファンの間で話題沸騰したRIZINウエハース。「どこを探しても売っていない」「どこに売ってるの?」という悲痛な声がSNSで飛び交っていた頃が懐かしい。私もカードコーナーや食玩コーナーを覗くクセがつきましたもん。

そんな、はぐれメタルばりに希少価値の高かったRIZINウエハースの第二弾「RIZINウエハース’24」の発売が発表されました。ウエハースに同封されるRIZINカードのラインナップは次の通りです。

朝倉未来(SR)
芦澤竜誠
安保瑠輝也
伊澤星花(R)
伊藤裕樹
井上直樹
上田幹雄
宇佐美正パトリック
扇久保博正
太田忍
キム・スーチョル
久保優太
くるみ(R)
クレベル・コイケ
皇治
斎藤裕(R)
榊原信行(R)
篠塚辰樹
神龍誠
ジョニー・ケース
鈴木千裕(R)
鈴木博昭
萩原京平(R)
平本蓮(SR)
ヒロヤ
フアン・アーチュレッタ
“ブラックパンサー”ベイノア
ホベルト・サトシ・ソウザ(R)
堀江圭功
摩嶋一整
矢地祐介
YA-MAN
ルイス・グスタボ
RENA
シークレット1
シークレット2

SRの2種、Rの7種は選手のサインをデザインにあしらった光り輝くホロカードだそうです。今回もRIZINのレギュラーメンバーに加えて、くるみに榊原CEOという遊びの要素を残してちょうどいい塩梅。いぶし銀好きな私としては金原正徳、佐藤将光辺りがほしかったのですが、これは次回に期待しますか。
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そしてUFC参戦が確定している朝倉海の名前がないのはもちろん、現役のRIZINフライ級チャンピオン堀口恭司の名前がないのもちょっと寂しい。これも旅立ちの前触れか。。。何はともあれ発売は12月。もうあの無い無い尽くしを味わいたくない方は予約マストでお願いします。
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【RIZIN47】約3年ぶりの復帰戦でパトリックと激突、徳留一樹「サトシ戦のあと、八王子市役所に――」

【写真】仲間とMMAに対する徳留の想いが伝わってきた(C)GOZO

9日(日)に国立代々木競技場第一体育館で開催されるRIZIN47で、徳留一樹がカルシャガ・ダウトベックと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

徳留にとっては2021年3月のホベルト・サトシ・ソウザ戦以来、のMMAを戦うこととなった。ONEとの契約からコロナ禍を経て、国内復帰戦となったサトシ戦からの約3年間について訊くと、驚きの情報が続々と――さらに、かつて練習を共にしたこともある対戦相手パトリックと、MMAに対する想いを語った。


――お久しぶりです。2021年3月のホベルト・サトシ・ソウザ戦以来の試合を控えていますが、この3年間でMMA以外の試合には出場していたりしていたのですか。以前はMMAの試合がない間にクインテッドに出場していたこともありますが……。

「何の試合にも出ていないです。だから格闘技の試合自体、3年ぶりですね。実はサトシ戦のあと、八王子市役所に勤め始めたんですよ」

――えぇっ!? ということは、現在は公務員なのですか。

「はい。公務員だからプロ活動はできないけど(※国家公務員法あるいは地方公務員法で、金銭が発生する他の仕事を兼務することは禁じられている)、『ファイトマネーを貰わなければMMAをやって良い』という契約にしてもらっています。この舞台に戻ってくるまで八王子市役所も含め、いろんな人が動いてくれて。最終的には八王子市をあげて応援してくれることになったので、胸を張ってRIZINに出られるようになりました」

――……いきなり驚きを隠せません。八王子市役所に勤務しているということは、まず公務員試験を受けるところから始まったのですか。

「もちろんです。サトシ戦の前に市役所に入ることは決まっていたんですよ。試合前は『これが最後になるかなぁ』と思っていたけど、『もしかしたらMMAを続けられるかもしれないよ』と言ってくれる人もいて。だから希望は捨てずに――もともと格闘技は大好きだから辞めるつもりはなく、練習を続けていたら、おかげさまで今回の試合に至りました」

――そもそも、なぜ公務員試験を受けようと思ったのですか。

「サトシ戦の前までONEと契約していたじゃないですか。コロナ禍で2年間も全く試合が組まれないなか、自分は練習だけ続けながらスポンサーさんのお金で生活していたんです。そんな生活が嫌で……。

スポンサーさんが僕と契約してくれているのは、僕が試合をして活躍することが前提だと思うんです。スポンサーさんは『それだけじゃないよ。気にしなくていいから』と言ってくださるけど、ただただお金を貰っているだけの自分が嫌になったんですよ」

――……。

「それは何かが違うなと思ったから、他の仕事を探そうかと考えた時に、ウチの母ちゃんから――母ちゃんも八王子市に勤めているんです。その母ちゃんが『市が職員を募集しているみたいだから、受けてみる?』と教えてくれて。『頭も良くないし、受けても合格しないよな……』と思いながら勉強して、地方公務員の試験を受けてみたら合格しちゃいました」

――「合格しちゃった」というのは、徳留選手としても予想外の展開だったと(笑)。

「アハハハ、そうなんですよ。だけど『ここで試験に受かるっていうことは、もう市役所に入る運命の流れなのかな』と。その時は特に試合も決まっていなかったですし。そこで最後に強い相手と試合したいなぁと思っていたら、RIZINでサトシ戦を組んでくれて」

――お母様も徳留選手の現状を心配していたのかもしれないですね。

「えっ、そうなんですかね?」

――この年齢になっても「母は偉大だなぁ」と思うことがあります。離れて暮らしていても、自分が仕事で疲れている時に……一言も伝えていないにも関わらず、そんな時に限って息子の好物を送ってきたり。ご本人に訊いてみないと分かりませんが、徳留選手のお母様もそうだったのではないかと思います。

「あぁ、なるほど。自分もずっと試合がなくて『こんなことじゃダメだなぁ』と思っていたから、そんな気持ちが母ちゃんにも伝わっていたのかもしれないですね」

――話を戻すと徳留選手は、これまで正規社員として勤務した経験はなかったでしょう。

「ないですね。手に職をつけておこうと思って、柔道整復師の資格は取ったんですよ。でも、ほとんど使ってはいなかったです。人と喋るのが得意じゃなくて(苦笑)」

――そこで市役所に勤めるということは、気持ちはもう完全にMMAから離れることになりませんか。あの時点でMMAから離れることに、自分自身の中で納得できたのか……。

「コロナ禍も含めて、そういう流れなんだろうなと思いました。だから流れに身を任せよう――これはもう辞めるしかないと思いました。サトシ戦も『これが最後になるかもしれない』と考えていたから練習でも追い込むことができたし、内容も完敗だったから気持ちもスッキリしたんですよ。『あぁ、やっぱりサトシは強いな』って」

――しかし自分自身も、できることならMMAを続けたかった。それこそ徳留選手の気持ちを汲んだ周囲の方々の協力で、再び戻ってくることができたわけですね。

「今回、自分の職場から何十人も応援に来てくれるんですよ。もともと市役所に入る前から『RIZINに出ていた選手がウチに入ってくるらしい』と騒ぎになっていたらしくて(笑)。いざ仕事が始まってみると市役所の皆さんもそうだし、仲間たちも『辞めるなよ。続けようぜ』と言ってくれました。そういう人たちの想いを背負って、もう一回戦いたい。3年間ずっとウズウズしていた自分の背中を押してくれた人たちのために――。

だからファイトマネーがなくてもいい。この人たちに自分が戦う姿を見てもらいたい、と思って、今回の試合に出ることを決めました。ファイトショーツにバナーは付けるけど、それもスポンサーフィーは一切もらいません。応援してくれている方たちの気持ちに応えるために、自分が付けたいだけなので」

――なるほど。試合がない3年もの間、体を維持する練習はできていたでしょう。一方で、ファイターとして自分を伸ばすための練習はできていたのですか。

「落ちないようには練習していたけど、なかなか「伸ばす」というのは難しいですよね。年齢的なこともあるし、やっぱり試合が決まらないと。でも体力的にはやれる自信があるんですよ。最近はもう規則正しい生活をしていて」

――市役所の職員として朝早く起き、職場に行くという規則正しい生活に。

「そうなんです(笑)。もちろん以前よりは練習時間も限られています。でもそのほうが効率良く――限られた時間の中で、どれだけ以前の自分に戻るかを考えながら練習できています。

今日も心配機能を高めるトレーニングをやってきたんですけど、試合が決まった頃よりもレベルはメチャクチャ上がっていますから。あとは以前お世話になった拓殖大学のレスリング部とか、行けるところには全部行って仕上げてきました。『強くなっているか?』と聞かれたら、それは試合をやってみないと分からないです。だけど以前の自分には戻ってきていると思います」

――体力は戻った。では技術面はいかがですか。

「有給休暇を使ってGENに行ったりとか、今はパラエストラ八王子も強い選手ばかりじゃないですか。20歳前後なのにハンパじゃない強さを持っている子が多くて。まだプロになっていない練習生でも『何だコイツ!?』と思うぐらい強い。鈴木千裕選手ともパラ八で一緒に練習したことがありますしね。本当に良い環境だと思います。

あとはGENに行って岡見勇信さんから『次の試合に向けて1カ月と少し、ちゃんと直していかないとね。ココはもうちょっと、こうしたほうが良いんじゃない?』と言われたことが凄くフィットしたんですよね。また行くようになって良かったです」

――そして今回、パトリック選手を相手に復帰戦を行うこととなりました。パトリック選手は徳留選手がMMAを戦っていない3年の間に上がってきたファイターの1人です。

「パトリックの相手を探していて、それが自分に決まったんじゃないかと思います。僕は誰が相手でもオファーは受けると、自分の中でも決めていました。3年ぶりの復帰戦で、前回は負けていますし――誰が相手でもOKしなきゃいけない立場ですから」

――ではパトリック選手に対して、どのような印象を持っていますか。

「パトリックはEXFIGHT時代にプロデビュー前から、よく岡見さんがGEN練習にも連れて来ていたんですよ。だから当時は何度も手合わせしていて、彼が強いことも分かっています。打撃もフィジカルも強いし、あれから3年も経っているから寝技も強くなっているでしょうしね。しっかりとMMAファイターになっていると思うので、自分が知っている頃より強いイメージを持って練習してきました」

――2022年10月の佐々木信治戦は、終始押されながら最終回に逆転KO勝ちを収めていました。あの試合内容を見るだけでも、気持ちも強い選手なのだろうと思います。

「彼は練習の時から気合いが入っていましたよ。だから試合で劣勢になってもひっくり返す力は持っていると思います。

自分は泥臭くても良いから、しっかり勝ちたいという気持ちが強いです。今後のことは、まだ考えていません。次の試合がキーポイントになると思うので、とにかく勝ちに行きます」

■視聴方法(予定)
6月9日(土)
午後12時30分~ABEMA、U-NEXT、RIZIN100CLUB、スカパー!、RIZIN LIVE

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45 AB ABEMA DEEP FAW2024#03 MMA MMAPLANET o RIZIN Special キック ギレルメ・ナカガワ チャンネル トミー矢野 ホベルト・サトシ・ソウザ ボクシング 中村京一郎 中村悠磨 中谷優我 所英男 朝倉未来 河村泰博 皇治 秋元強真 脇田仁 芦澤竜誠 雄貴 髙谷裕之

【FAW2024#03】中村×トミーの決勝以外にもJTT秋元×ヒロ・ヤマニハ。4月に3試合、脇田仁×クサノも注目

【写真】MMA2試合で勝利した月に、MMAグローブでキックルールに普通挑めるのか? 脇田仁に注目したい(C)MMAPLANET

16日(木)、都内某所で明日17日(金)に会場非公開で開催される格闘代理戦争-THE MAX-決勝大会の計量が行われた。
Text by Manabu Takashima

優勝賞金300万円が懸かった3カ月連続のハードなトーナメントも明日で終幕となる。

決勝に残った中村京一郎とトミー矢野の両者は、準決勝敗退ながらワンマッチ出場となる中谷優我、ギレルメ・ナカガワ、準々決勝で敗れた向坂準之輔らワンマッチ出場選手とともに計量をパスしている。


スペシャルマッチで組まれたヒロ・ヤマニハ×秋元強真の一戦も注目だ。代理戦争的にはホベルト・サトシ・ソウザ推薦のヤマニハと朝倉未来推薦の秋元。MMAマニアにとってはTHE BLACKBEL JAPANの離れてJTT入りをした17歳の新鋭が、キャリア35戦越えのRIZINベテランのヤマニハに挑むという形式になる。

3月にMMAPLANETが行ったインタビューで「朝倉未来選手は、MMAを始めたのがそんなに早くはなかったじゃないですか。だけどあそこまで昇り詰めていて――そんな朝倉選手を見て、自分もいけるんじゃないか」と秋元は話していた。いわば、自身がMMAファイターとしてやっていける根拠となる人間の下で新たなる一歩を踏み出すことになる。

「正直、舐められているといると思うので、明日は必ずKOします」という21歳下の言葉に、過去2戦で河村泰博、所英男を破っているヤマニハは鼻で笑う様な仕草を見せ、「悪夢を与える」と断言した。

4月の準決勝大会の皇治×芦澤竜誠対決の勝者対決=ガブリエル・クサノ×脇田仁は、コメントの際にクサノが脇田の名前を覚えておらず──わざわざ本人に確認を取るという挑発手段に出る。

この行為にも脇田は「何も思わないです。自分は試合をやるだけなんで」と冷静を装う。この脇田、4月は7日にDEEP名古屋大会、19日代理戦争準決勝大会、そして27日にはHEATと1カ月で3試合も戦っている。

特にHEATはスクランブル出場で、名門OISHIジム期待の新鋭=惺也とMMAグローブ着用のキックボクシングという過酷な戦いに挑んでいる。ボディを効かされ最後はミドルで敗れたものの5オンスのグローブで、ジュニア空手を4度制した神童と真っ向から打ち合いを挑む気持ちの強さに、クサノが気後れするようだと勝負の行方は分からなくなる。もちろん、組みの技術力の違いはあるだろうが、MMAはスタンドから始まる──という髙谷裕之理論もMMAの真理だ。3分間の短距離走、注目はやはりファーストコンタクトだ。

なお準決勝で中村に敗れたギレルメ・ナカガワは質疑応答で「柔術家として決勝はどちらが勝つと思いますが」という問いに、たっぷりと無言で時間を費やし──恥ずかし気に「柔術家として、柔術家が勝つと思う」と答えた。

これにはギレルメと激闘を繰り広げた中村は、「俺と違うんかーい」としっかりとズッコケて見せた。

■視聴方法(予定)
5月17日(金)
午後7時~ABEMA格闘チャンネル

■FAW2024#03計量結果

<フェザー級/3分3R>
中村京一郎:65.45キロ
トミー矢野:65.35キロ

<62.5キロ契約/5分3R>
秋元強真:62.4キロ
ヒロ・ヤマニハ:62.35キロ

<ライト級/3分3R>
中谷優我:70.75キロ
中川海:70.6キロ

<フェザー級/3分3R>
佐藤藏ノ介:65.4キロ
ギレルメ・ナカガワ:65.65キロ

<63.5キロ契約/5分3R>
向坂準之輔:63.2キロ
笹崎健司:63.4キロ

<63キロ契約/3分3R>
ガブリエル・クサノ:62.65キロ
脇田仁:62.95キロ

<67キロ契約/3分3R>
雄貴:66.85キロ
中村悠磨:66.7キロ

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【RIZIN】徳留一樹RIZIN復帰!宇佐美正パトリックと激突!

大いに盛り上がったRIZIN.46の直後ですが、もう既に次の話題。6月9日に代々木第一体育館で開催されるRIZIN.47の追加対戦カードが発表されました。
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【RIZINライト級(71.0kg)】
徳留一樹(パラエストラ八王子)
宇佐美正パトリック(Battle-Box)
鈴木千裕を無双状態に仕上げて今をときめく名伯楽となった塩田“GoZo”歩率いるパラエストラ八王子のトップ選手・徳留が3年ぶりに実戦復帰。前回ホベルト・サトシ・ソウザに三角絞めで敗れたのは2021年の話だったんですね。あれから3年の充電期間を経て現在の状態はどうなのか。全盛期の実力はライト級屈指だっただけに仕上がり具合が気になります。対する宇佐美はボクシング高校6冠の実績を持つストライカー。イケイケでヤンチャな成績はいかにもプロ向き。立ち技はめっぽう強いが、寝技になると弱さを露見しており、徳留のテイクダウンを凌ぐ事が出来るか。際の攻防が今から楽しみです。
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【RIZINライト級(71.0kg)】
スパイク・カーライル(米国/Kings MMA Anaheim / Treigning Lab)
キム・ギョンピョ(韓国/Redhorse MMA)
RIZINの常連となったカーライル。武田光司をフロントチョークで下した試合が印象的ですが、現在はホベルト・サトシ・ソウザ、堀江圭功に連敗中。生き残るためにはこれ以上の連敗は避けたい。しかし対戦相手は地味に強いキョンピョ。前戦ではイケイケだった宇佐美をテイクダウンするとバックチョークで一本勝ちしています。そればかりかROAD TO UFCではスプリットの判定負けを喫したものの準決勝に進出。さらに遡ると2017年には現在UFCライト級のトップランカーになったアルマン・ツアルキャンに惜敗するなど、ポテンシャルの高さは折り紙。ここでカーライルに勝てばタイトル戦線に浮上してくるのは間違いないでしょう。
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【RIZINヘビー級(120.0kg)】
上田幹雄(BRAVE)
シェミスラブ・コバルチェク(ポーランド/Koloseum Kuznia Formy Pulawy)
スダリオ剛にKO勝ちした事でヘビー級のトップファイターとしての期待が沸騰中の上田。極真空手出身にして全世界空手道選手権大会で優勝した実績も相まって最強幻想が生まれつつあります。そんな上田に用意された相手はポーランドのMMAイベントKSWの刺客コバルチェック。193cmという恵まれた体格にブラジリアン柔術、レスリング、ボクシング、キックボクシング、テコンドー、ムエタイを習ってきたオールラウンダーのようです。プロMMAでは3勝0敗と底が見えていないだけに、もしかするとRIZINで化ける可能性も十分。上田を慌てさせる事が出来るか。
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45 AB ABEMA FAW2024#02 MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN LANDMARK09 イゴール・タナベ ギレルメ・ナカガワ クレベル・コイケ チャンネル トミー矢野 ホベルト・サトシ・ソウザ 中村京一郎 中村倫也 中谷優我 岡見勇信 斎藤 皇治 芦澤竜誠 青木真也

【FAW2024#02】格闘代理戦争準決勝大会、計量終了。ホラーマンとカビルンルンが、アンパンマンを食う

【写真】明日は一転、実力勝負の無慈悲な世界が待っている(C)MMAPLANET

明日、会場非公開で実施される格闘代理戦争-THE MAX-準決勝大会に先立ち、都内某所で出場4選手とワンマッチで戦う皇治と芦澤竜誠に率いられた4選手の計量が行われた。
Text by Manabu Takashima

まずは準決勝を戦う中谷優我、トミー矢野、ギレルメ・ナカガワ、中村京一郎の4選手が体重計に乗り全選手がクリアした。直後にチーム監督を交え、明日の試合に向けての共同取材に。

同番組のマッコイ斎藤ディレクターの仕切りで会見が始まると、青木真也が案の定というべきイゴール・タナベのRIZIN LANDMARK09での計量失敗を弄る。

「どうなの? 恥ずかしくないの? ここに出てきて」という言葉に、イゴールは「恥ずかしいです」と言葉少なげに対応。このやりとりは「俺だったら出てこれない。大したもんだ。明日ガンバロー、皆で」という青木のセリフで幕引きとなった。

監督→選手という順で意気込みを話すなか、中村京一郎が帯同した中村倫也監督は会見を待たずして、練習に向かってしまうというアクシデントが勃発。

質疑応答も終わろうかと言う時間になり岡見勇信監督が「会場入りの時間が間違っていましたよ」と到着して事なきをえた。

気になったのはギレルメ・ナカガワには、クレベル・コイケ監督に代わりホベルト・サトシ・ソウザが付き添っていたこと。

そのサトシは「試合が決まって旅行に行った」とクレベル不在を説明していた。


準決勝進出選手&監督の共同会見後はワンマッチ2試合=皇治推薦選手と芦澤竜星推薦選手がぶつかるという対立構造のなか4選手揃って計量をクリアした。

ここから皇治と芦澤も加わって会見となったが、その両者が揃ってマッコイ斎藤Dを口撃する。「これマッコイの嘘やん。ホラーマン×カビルンルン対決。代理戦争というよりも、この子たちが俺たちの名前を使ってチョットでも有名になって自分たちの夢を叶えてくれればそれでエェかな──と思いますけど。俺が言いたいのは、マッコイと準決勝の監督たち。お前らは誰や、と。お前らは監督か選手か。2人並んだら分からんから、俺らが呼ばれる。だからアンパンマンを気取っている実力主義のヤツは、ホラーマンとカビルンルンに感謝しろ」と皇治が口火を切る。

すると対立軸にある芦澤も「監督たちが知名度無さすぎるし、盛り上がっていないでしょ。だから普通に出ようかなって感じ。でも、NARIAGRIの選手、どこ行った。1人でしょ。だいたい(マッコイ氏に向かって)お前、焚きつけてこんなのやりやがって。嘘ばっかついてんじゃねぇか、この野郎。やんねぇぞ」と続き、選手たちが抱負を話した。

この後、質疑応答の時間となりMMAPLANETからはガブリエル・クサノに「他のプロモーションでもプロでビューという話で動いていたようですが、ここに出ることを決めたのは?」と質問し、以下のような返答があった。

ガブリエル・クサノ
「やっぱり大舞台であるし、色んな選手のアドバイスとかもらっていて。まだ18歳で若いので、これからも将来があるし、アマチュアで積んで行っている戦績もあるし。で勝てばRIZINに行けるチャンスがあるので、ここで戦うことにしました」

この後、芦澤はクサノが皇治と何も関係がないと指摘し、「なら辞めよう」と皇治が言いだすなど、ワヤクチャな共同取材が続いた。また代理戦争が盛り上がっていないという指摘にマッコイ氏は「全然、一生懸命やっていますし。実力も全然凄い選手達だし、僕はそういう風には思っていません。あとは楽屋でこの2人とは言いあいしたいと思います」と反論している。

■視聴方法(予定)
4月19日(金)
午後7時~ABEMA格闘チャンネル

■FAW2024#02 対戦カード

<フェザー級/3分3R>
ギレルメ・ナカガワ:65.6キロ
中村京一郎:65.65キロ

<フェザー級/3分3R>
中谷優我:65.75キロ
トミー矢野:65.6キロ

<63キロ契約/3分3R>
田畑魂:60.7キロ
ガブリエル・クサノ:62.4キロ

<66キロ契約/3分3R>
脇田仁:63.80キロ
袖裂雄貴:65.75キロ

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45 MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN LANDMARK09 キック ホベルト・サトシ・ソウザ 中村K太郎

【RIZIN LANDMARK09】まさかの打撃オンリー。右ハイ→サッカーボール→連打でサトシがK太郎をKO

【写真】K太郎が打撃戦を挑む可能性は十分に考えられた。しかしサトシが打撃オンリーで戦うとは想定しづらかった(C)RIZIN FF

<ライト級/5分3R>
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
Def.1R1分43秒 by TKO
中村K太郎(日本)

サウスポーのK太郎がジワリジワリと距離を詰める。右ハイを見せたサトシもプレスをかけ直すが、やはりK太郎が前に出てサトシにケージを背負わせる。しかしサトシのワンツーがK太郎のアゴを捉えた。K太郎が距離を詰めると右を浴びせるサトシ。さらに右ハイを決めるとK太郎がダウン。すかさずサトシが連打を浴びせ、サッカーボールキックも当てた。立ち上がったK太郎にサトシがパンチを連打すると、K太郎サイドがストップを要求した。


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