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【LFA191】元ミドル級王者フェルナンドが、打撃の圧&組みで押し込みオリヴェイラから判定勝ち

<ミドル級/5分3R>
ルーカス・フェルナンド(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ペドロ・オリヴェイラ(ブラジル)

昨年コンテンダーシリーズに敗れ、再起を狙ったLFAでミドル級王座を失うという失意の時を送ったフェルナンド。5月に1年2カ月振りの勝利を得た元王者は、8勝2敗(4KO、1Sub)でLFA初勝利を目指すオリヴェイラと対戦する。

サウスポーのオリヴェイラに右ミドルを蹴ったフェルナンド。オリヴェイラの蹴りにパンチを合わせ、ハイからワンツーを伸ばす。ワンツー&右ハイのコンビで姿勢を乱したフェルナンドに対し、オリヴェイラがローを蹴る。ストレート&インローのフェルナンドが跳びヒザをかわすが、左を被弾しそうになる。オリヴェイラはシングルレッグからボディロックでリフトし、テイクダウンを決める。

ハーフからシングルのフェルナンド。がぶったオリヴェイラはバックを伺う。正対して立ち上がったフェルナンドは体を入れ替える。オリヴェイラは大内刈りでテイクダウンを決めたが、フェルナンドがスイープでトップを取りマウントへ。ブリッジのオリヴェイラはすかされバックを取られる――が、前方にフェルナンドを落として時間となった。

2R、フェルナンドのステップインに組んだオリヴェイラが、ケージに押し込む。ポジションを入れ替えたフェルナンドが離れて、右を入れる。右ストレートからヒザ蹴りを受けたオリヴェイラがクリンチへ。ここも体を入れ替えたフェルナンドが間を取り直し、右ストレート&ヒザを入れる。今度は自ら組んだフェルナンドだったが、ならばとオリヴェイラは左腕を差して回る。

離れたフェルナンドは右ストレート&ヒザというコンビから、組んでヒジを狙う。間を外したオリヴェイラだが、同じコンビネーションを真っすぐ下がって受け続ける。最後の30秒も同じ攻撃を見せたフェルナンドは、左のカウンターを食らいボディロックからリフト&スラムで下になったところでラウンド終了となった。

最終回、インローから右ハイを狙ったフェルナンド。ワンツーで前出ると、オリヴェイラが右に回ってかわす。サイドキックを見せたオリヴェイラだが、変わらず真っすぐ下がって組まれる。打撃の展開に戻っても、同じ流れからケージ際で体を入れ替えるという攻防が見られる。オリヴェイラはダブルレッグを仕掛けて切られると、逆に小外掛けでテイクダウンを奪われる。

このテイクダウンが勝敗の分かれ目となるか。下のオリヴェイラの動きは少ない。残り1分で立ち上がろうとしたオリヴェイラは背中を預けた状態から、正対してクリンチへ。回ったフェルナンドが離れ、右を伸ばす。最後の打ち合い――という展開にもならず、オリヴェイラは最後にテイクダウンを切られてタイムアップに。

判定勝ちを収めたフェルナンドだが、この試合がコンテンダーシリーズへの査定マッチとすれば内容的には厳しいものだった。


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