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【Bellator295】スタッツ✖ミックス展望 Part.02。バックテイクとギロチン、カギを握る2つの攻防

【写真】(C)BELLATOR

22日(土・現地時間)、ハワイ州ホノルルのニール・S・ブレイズデル・アリーナにて、Bellator 2daysの後半戦=Bellator295「Stots vs Mix」が開催され、メインでバンタム級ワールドGP決勝戦にして暫定バンタム級選手権試合=暫定王者ラフェオン・スタッツ✖挑戦者パッチー・ミックスがマッチアップされている。
Text by Isamu Horiuchi

スタッツ✖ミックス、考察。後編はミックスが自分を貫くファイトを心掛けるのに対し、スタッツはミックス対策を練るという両陣営の違いを予想される2つの局面から紐解いていきたい。

バックテイクとギロチン、攻めるミックスと守るスタッツ。その前段階があるとして、鍵となる攻防へ両者はどのように取り組んでいるのか。

<ラフェオン・スタッツ✖パトリック・ミックス考察Part.01はコチラから>


ちなみにミックスは、筆者に自分の戦い方を説明する際「(誰が相手でも)細かいゲームプランは考えずに、ただ舞台に上がって相手を追いかけて捕まえるんだ。“let the chips fall”しながら、ね」と語ってくれた。

辞書には「結果がどうなろうとも」「人がなんと言おうと」等と載っているこの表現だが、もう少し深く調べると「木こりは木を切り倒すことに専念すればよく、その際に舞い落ちる小さなかけら(chips)は気にすべきではない」という教えが由来となっているようだ。

多少の打撃をもらうこと等は気にせず、自分の決めた戦い方を貫き──前に出て、相手を捕まえて極めにいく。堀口戦でもマゴメドフ戦でも功を奏したこの戦法を貫くつもりのミックスと、ミックスという相手への特別な対策を準備するスタッツという対照も面白い。

仮に試合が寝技に持ち込まれたならば、主にバックコントロールからの極めを狙うミックスに対し、エスケープを図るスタッツという攻防となる可能性が高い。ミックスは「サバテーロ戦を見る限り、奴は寝技の攻防でいくつもミスを犯していた。僕ならフィニッシュできると思う場面が20回はあった」と語る。

事実、ミックスはバックテイクで堀口恭司を下している(C)BELLATOR

具体的にスタッツの寝技の弱点について尋ねると「簡単にバックを許すし、自分が背中を付けた時に亀の如く何もできない」と答えてくれた。

実際スタッツは、サバテーロ戦で何度も背中を見せて立ち上がる場面を見せていた。同時にそこから前転を多用してのスクランブルを駆使し、完全コントロールは一度も許さずに試合を終えている。

だが寝技師ミックスは、この種のエスケープを試みる相手を抑え込む練習を普段から何万回と繰り返していることだろう。実際ミックスは、1階級下のフライ級とはいえMMA屈指のスクランブラーであるティム・エリオットとグラップリング戦を戦った際、エリオットの前転に完全対応して上をキープしてサイドポジションを取り、フィニッシュにつなげている。

バックコントロールに絶対の自信を持つミックスに対して、前述のようにライアン・ホールら一流柔術家の門を叩いてミックス対策をするスタッツの「アメイジング・ゲームプラン」とはどのようなものなのだろうか。

ミックスは「奴がサバテーロ戦からわずか数ヶ月で弱点を補強できるとは思えない」と語るが、スタッツはどのようにこの予想を超えるつもりなのか。

両者のグラウンド戦でもう一つ鍵となるのが、ミックス得意のギロチンチョークをめぐる攻防であることは間違いない。

2019年大晦日の元谷友貴戦において、トランジションの最中に瞬時にギロチンに入り仕留めたのは日本のファンにも印象深いところだ。堀口戦やマゴメドフ戦では下から体勢をひっくり返す強力なスイープとしてこの技を使ったミックスは、前述のエリオットとのグラップリング戦では、上から仕掛けてマウントの体勢から絞め上げて極めている。

下、上、スクランブルと文字通りどんな体勢でも極めることのできる、まさに必殺技だ。そんなミックスでも、ラスベガスで一緒に練習するUFCライト級王者イスラム・マカチェフ、バンタム級で無敗を誇るウマル・ヌルマゴメドフといった超弩級のダゲスタン・レスラーたちの圧倒的な押さえ込みの前にはギロチンを極められないと語る。

一昨年の夏、やはりダゲスタン出身のマゴメド・マゴメドフと大スクランブル戦を制して「アメリカン・レスリングは常にダゲスタンに勝るぜ!」と大見栄を切ったスタッツが、寝技でミックスの必殺技を封じるほどのトップからの圧力を発揮できるかどうかもこの試合の着目点だ。

ちなみに両者は、GP1回戦前にミックスが所属するエクストリーム・クートゥアの同じマットで顔を合わせることもあったとのこと。

この時のエピソードとしてスタッツは「あいつが俺のことを睨みつけているように思えたんで、こっちから話しかけたことがあったんだよ。『なあ、俺についてなんか気に入らないことがあんのかい? だったら今この場で解決しようじゃないか』ってね。そうしたらパッチーは『いやいや兄弟、俺は睨んでなんかいないぜ』って感じだった。後から考えると、パッチーは普段からそういう目つきをしているだけなんだろうね(笑)」と語っている。

すでに対戦の可能性があったことで一緒に練習をすることは控えたが、お互いにリスペクトの念を持っているようだ。それだけに準決勝のスタッツ✖サバテーロのような事前の派手なトラッシュトーク合戦こそ見られないが、強豪揃いのGPを勝ち上がってきた両者による──サークルケージ内バンタム級最高峰の戦いであることに変わりはない。

ちなみに両者と対戦経験のあるアルチュレタは、ミックスに勝利しスタッツにはKOされたにもかかわらず「パッチーが極めるよ、間違いない」と予想している。

この試合の勝者はGP優勝のベルト、暫定王者のベルトとともに賞金100万ドルを手にする。さらに6月に予定されている正規王者セルジオ・ペティスとフェザー級から階級を下げて3階級制覇を狙うパトリシオ・ピットブルとのタイトルマッチの勝者とのバンタム級王座統一戦が待っているだろう。

壮大なストーリーラインを制して、真のベラトールバンタム級王者となった者には、現在RIZINにおいて朝倉海、元谷友貴、アルチュレタ、井上直樹の四選手の間で争われているバンタム級王座に就いた者との王者同士のスーパーファイトの道が見えてくる。

実際ミックスは「次の二試合でGPベルト、暫定ベルト、正規ベルトの3本を取った後、日本でRIZIN王者と戦う」ことを今後の目標と語ってくれた。日本のファンにも大注目の、バンタム級GP決勝戦だ。

■視聴方法(予定)
4月23日(日)
午前8時30分~ U-NEXT

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【RIZIN LANDMARK05】倉本一真 inアリゾナ─01─「ヘンリー・セフードのファイトキャンプが始まった」

【写真】倉本は凄まじい勢いで、色々なモノを吸収しているように感じる(C)SHOJIRO KAMEIKE

29日(土・祝)、東京都渋谷区の代々木第一体育館で開催されるRIZIN LANDMARK05で、倉本一真が太田忍と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

レスリング時代に対戦経験のある両者の激突が発表されたのは、3月3日に行われた記者会見だった。しかし倉本は会見を欠席、そのとき彼は米国アリゾナ州フェニックスのファイト・レディーで、元UFC世界フライ&バンタム級王者のヘンリー・セフードと練習していたのだ。なぜ彼は米国に渡っていたのか。その理由と現地の練習について訊いた。


――現在、米国アリゾナ州のファイト・レディーで練習されているそうですね。

「はい。以前からヘンリー・セフードがいるファイト・レディーで練習したいと思っていたんですよ。もともとヤマニハ選手に負けた(2021年6月、アラン・ヤマニハに判定負け)あとに、マネージャーから『米国で練習してみるのも良いですよ』と言われていて」

――なぜファイト・レディーに興味を持ったのでしょうか。

「やっぱり組みのファイターが、組みを生かしつつ打撃をやって結果を残している。そういうファイターが育っているジムで練習したいと思ったんです。それでファイト・レディー側も受け入れてくれることになったんですけど、当初は去年の末に来るつもりでいたものの、ジムの受け入れ態勢の確認とかもあって。

僕は元谷選手に負けた直後に行きたい気持ちが強くなっていたけど、コーチやヘンリー・セフードのスケジュールとか、そういったことを確認して、ようやく2月15日に日本を発つことが決まりました。ちょうどその頃に次の試合も決まったという流れです」

――2月15日に日本を発ったということは、2カ月ファイト・レディーで練習しているわけですね。

「そうです。4月13日にこちらを出発するので、ちょうど2カ月ですね。もともと『米国で練習するなら3カ月』と言われていました。1カ月でこちらの環境に慣れて、2カ月でさらに練習にも慣れていき、3カ月でもっと良くなっていく。そういう感じで話をしていたんですが、出発日も伸びて、僕の試合が決まったこともあって――それでも丸2カ月はいることができると思って、アリゾナに来ました。ただ、すぐ2カ月経ってしまいましたね。時間が経つのは早いです」

――ファイト・レディーでは、どのような練習を行っているのでしょうか。

「最初の1カ月はヘッドコーチのエリック・アルバラシンさんが、マンツーマンで指導してくれました。ちょうど僕がファイト・レディーに来る頃に、セフードの次の試合(5月6日、アルジャメイン・ステーリングとのUFC世界バンタム級タイトルマッチ)が決まって、ここにセフードのファイトキャンプのメンバーが集まっていたんですね。それで僕もファイトキャンプに参加させてもらい、すごく勉強になっています」

――セフードのファイトキャンプも始まるとは、絶好のタイミングですね。では1日の練習スケジュールを教えてください。

「ジムは朝10時から練習開始で、セフードのファイトキャンプとファイト・レディーの練習は完全に分かれているんですよ。僕はオモニファイトキャンプのほうに参加して、朝10時からの練習は12時から12時30分ぐらいに終わります。そこから各自のトレーニングに入り、また午後6時30分ぐらいからファイトキャンプのメンバーと練習が再開されます。MMAのスパーリングはファイトキャンプというよりジム全体で、火曜日と金曜日に行われていますね。MMAの練習はセフードのお兄さん(アンヘル・セフード)が、レスリング中心のMMAを教えてくれたり。他にも打撃のコーチやグラップリングのコーチが、入れ替わりながら練習を見てくれるという感じです」

――そこにデメトリウス・ジョンソンをはじめ、多くのトップファイターが集まっていたのですよね。

「DJがいたのは何日かだけだったと思うんですけど、すごいですよね。試合前の大事な時期はDJもファイト・レディーに来ているらしいです。他にもデイヴィソン・フィゲイレド、ジャン・ウェイリ、ジョン・ジョーンズが来ていて。パウロ・コスタやブルーノ・シウバはファイト・レディー所属で、他にもUFCファイターやベラトールの選手がたくさん練習しています。でもそのメンバーでジムに常駐しているのはセフードぐらいで、他はファイトキャンプや何かある時に来るという感じです」

――常駐はしていなくても、それだけのファイターが練習に訪れるということは、皆が求める練習環境がファイト・レディーにあるということですね。

「そうだと思います。ヘッドコーチのエリックをはじめ、打撃コーチのエディ・チャーさん、グラップリング中心のコーチでサンティノ・デフランコさん、そしてセフードのお兄さんが主なコーチで、他にも選手兼コーチという人たちもいます。そうしたコーチ陣が的確な意見をくれるし、コーチ同士で意見を言い合うことができる良い雰囲気なんですよ」

――トップファイターたちが集まる中で、いわゆるガチスパーは行われるのですか。

「こっちは結構ガチでやりますね。火曜日と金曜日は大きめのMMAグローブとシンガード、ヘッドギアは着けてガチスパーをやります。他の大きなジムについて訊いたら、大きいボクシンググローブを着けてスパーするところが多いらしくて。でもボクシンググローブだと、たとえ8オンスでもスタイルが変わってしまうじゃないですか。まず組むことができないですからね。でもファイト・レディーではMMAグローブを着けてガチスパーをやるので、良かったです。さすがにセフードとはスパーしていないですけど……。彼はもうファイトキャンプに入っていて、完全にアルジャメインを研究したメニューをやっていました」

――そのなかで、「コイツは強い」という選手はいましたか。

「いやぁ、みんな強いですよ。何回もスパーしているのは、モンゴルのバットゲレル・ダナーですね。身長も高いし、前に出て来るストライカーで強い。僕も勉強になっています」

――ではファイト・レディーでの練習を通じて、一番得たものは何なのでしょうか。

「次の試合にも関わってくるので、細かいことは言えないんですが……いろいろと変わってきました。教わったことを全部できるようになったかといったら、それは難しいですけど。2カ月の練習だけで全部できるようになったら、僕もUFCチャンピオンになれると思いますし。アハハハ。でも次の試合で、変わった自分を見せることはできると思います」

<この項、続く>

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キレッキレの朝倉未来、ミット音がヤバすぎた【RIZIN切り抜き】【ライジン切り抜き】

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【PFL2023#02】東よう子と対戦、キルクリフFC唯一の女子選手マリーナ・モフナトキナが話していたこと

【写真】何か一つのことを究めた人は確かな自信と、独特の落ち着きを持っている(C)MMAPLANET

7日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルで開催されるPFL2023#02で、東よう子と対戦するマリーナ・モフナトキナと対戦する。

世界大会で68キロ級を6度も制した不世出の女子サンビストは、さらになるコンバットスポーツ界での成功を目指し、MMAに転じた。今回、PFL参戦2年目を女子フェザー級という新しい階級で迎えるモフナトキナ。MMAPLANETでは昨年8月に彼女のインタビューを行っていたが、紹介するタイミングを逸していた。

女子禁制のキルクリフFCでの練習参加が許された唯一の女子MMAファイター、マリーナ・モフナトキナとはどのような選手なのか。当然、東戦に関しては言及されていないが、彼女の人となりとその実力のほどを想像できるよう、ここでインタビューを掲載したい。

東よう子、キャリア最大のタフファイトが待ち受けていることは間違いない。


──マリーナ、6度のサンボ世界王者からMMAに転向した理由を教えていただけますか。

「サンボではもう何もかもやり切って、何か成し遂げることがなくなってしまったの。でもアスリートとして、高いレベルでコンペティションに出場し続けたかった。そしてサンボで成功を収めた選手の次への挑戦ということを考えるとエメリヤーエンコ・ヒョードル、ハビブ・ヌルマゴメドフのような先人がMMAで成功を収めていることが、凄く刺激的だったわ。

私はサンボで最も成功を収めた女性として、MMAにチャンレジをすることを決めたの。ヒョードルやヌルマゴメドフのように成功を収めることが、私のゴールね」

──とはいえ、その両者を含めサンボからMMAに転じたファイターはスポーツサンボではなくコンバットサンボで成功を収めています。彼らは打撃の経験があるだけでなく非常にMMAに近い競技で実績を残している点は、スポーツサンボの頂点にあったマリーナとは相違点があると思われますが。

「全くもって、あなたの言っていることは正しいわ。私は26歳になって初めてボクシンググローブをはめて、打撃の練習を開始した。ゼロからのスタート、それもまた私に最高のやる気を与えてくれたの。

私はサンボで成功したけど、MMA界はサンボとは比較にならないぐらい巨大よ。サンボの世界王者になった時より、ケージの中で戦うと皆が私のことを認識してくれるようになったわ。そういう世界で成功を収めたい。それも私のモチベーションであることは絶対ね」

──そんなマリーナはキルクリフFC唯一の女性ファイターです。ヘンリー・フーフトは選手同士が男女の仲、いえ男女の仲につきもののトラブルを嫌がり、女子を受け入れていませんでした。そんなキルクリフでマリーナはハードトレーニングを積んでいます。

「アハハハハハ」

──ここから車で15分ほどのATTでは原則ドームは男の選手のみ、女子は近くのホテルに部屋を借りるというルールがありますが、多くの女子ファイターが所属しています。なぜキルクリフだったのでしょうか。

「2020年、Bellatorで戦うために初めて米国で練習しようと思ってフロリダにやってきたの。でも、COVID19の影響でどのジムも閉められていて。ATTは既にATTのメンバーになっていてワクチンを接種した選手だけが練習することが可能だった。外国人で新参者の私はトレーニングに参加することはできなかったの。

参加率の下がる水曜午前のレスリングにも参加

あの時、マネージャーから『ロイック・ラジャポフはサンフォードMMA(現キルクリフFC)で練習しているから一緒に行けば良い』と言われ、ロイックと一緒にジムを訪れた。

でもヘンリーには『このジムはまだ女子選手を受け入れる体制が整っていないんだ。男子ばかりで良い練習にはならないよ』と言われて。

それでもヘンリーは試しに練習する機会を与えてくれたの。その次の試合で私は勝つことができ、試合後にジムのコーチ達が私の処遇についてミーティングして……。『MMAは本当に厳しい練習が必要だ。集中力が途切れる要素は省きたい。でも、マリーナはそんな連中と変わらない。本当に必死に練習していた。男女の違いの前にマリーナは一流のアスリートだよ』って言われ、そのままジムで練習をする許可がもらえたの」

──おお、素晴らしい話です。

「私がストロー級やフライ級でなくて、運よく私と同じサイズの選手がたくさんいることも練習できる要因だったと思う。男子選手と練習を続けることは本当にハードだけど、これ以上良い練習は存在しないわ」

──そうはいっても、女子のトレーニングパートナーは欲しくないですか。

「実はATTを離脱したアマンダ・ヌネスと私のフィジカルストレングス・コーチは同じで、彼から『できれば一緒に練習しないか? きっと互いのためになるから』と言ってもらっていて」

──おおっ!!

漢の選手にヒザ十字を極めていた

「でも、私はUFCで戦うことも視野に入れているから、すぐにYesとは言えなくて。

きっと私の去就が定まれば彼女と練習することもあるだろうけど……。男子と女子は体の作りが違うし、女子の練習相手は欲しいとは思っている。もし、彼女と練習できるようになればチャンピオンの精神性なんかに触れる機会ができるわけだから、一緒にトレーニングすることになれば大歓迎ね。

それでも今はキルクリフで十分な練習ができているから。ここいることは間違いないって断言できるわ。男の選手に殴られて、鼻血を流していると怖いモノになしなるから(笑)」

※今回の試合前の調整はロシアで行っていたモフナトキナは、大会後にキルクリフFCに再合流を果たす。そして、今キルクリフには所属ではないがヴィセンチ・ルケのトレーニングパートナーとして──あのヴィヴィアニ・アロージョの姿の見られるそうだ。

──なるほどぉ。PFLは女子ライト級を実施する唯一のメジャープロモーションですが、フェザー級であればBellatorもUFCも試合を組んでいますね。つまりマリーナは今後、フェザー級で戦うことも考えているわけですね。

「もちろん、フェザー級はライト級よりポピュラーで有名な選手も多く、戦える舞台も多いわ。私自身、ライト級よりフェザー級で戦ってきたけどPFLで100万ドルが懸かった試合が組まれるから、今はライト級で戦っているの。私よりずっと大きなケイラ・ハリソンとも戦えて、私の力は示せたと思っている。私はケイラに初めてフィニッシュされなかった選手になったし。

それでも本来はフェザー級だし、Bellatorがベルトに挑戦できる機会を与えてくれるならベラトールで戦うわ。もちろん、UFCで戦えるならそうする。私はケイラと違って、フェザー級で戦うことための減量も特に問題はないから。

同時にマネージャーからPFLも来年はフェザー級のシーズンを組むという話がレイ・セフォーからあったと聞かされているし。PFLは私のMMAファイターとしてのキャリアのなかで、最高の条件を提示してくれたプロモーションだし、PFLがフェザー級を創るなら喜んでPFLで戦い続けたいと思っている」

■視聴方法(予定)
4月8日(土・日本時間)
午前7時30分~DAZN

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【PFL2023#02】日本人初PFLと契約、東よう子─01─「華奈、夏南子ちゃんや魅津希ちゃんに追いつきたい」

【写真】Pancraseのシャツ。この辺りが東よう子という選手の信頼感に通じます(C)SHOJIRO KAMEIKE

7日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルで開催されるPFL2023#02で、DEEP JEWELSフェザー級王者の東よう子がマリーナ・モフナキナと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

KINGレイナとの2連戦を制してベルトを巻いた東のPFL出場が、今年2月末に発表された。女子フェザー級リーグ戦に出場し、1年をかけて優勝賞金100万ドルを目指すこととなる。初戦の相手は元サンボ世界王者で、すでにPFL出場経験もあるモフナキナだ。東はこのビッグチャンスを掴み取ることができるか。渡米直前の東に意気込みを訊いた。


――明日、ラスベガスに向けて出発されるそうですね(※取材は4月1日に行われた)。

「はい! サンフランシスコ経由でラスベガスに入ります」

――PFLに関するお話の前に、少し昨年の試合についてお聞きします。昨年5月、KINGレイナ選手とのDEEP JEWELSフェザー級王座決定戦を制し、その腰にベルトを巻くことができました。

「ずっと『海外で試合をしたい』と思っていたので、ベルトに対するこだわりはなかったんですよ。でも、ありがたいことにタイトルマッチを組んでいただいて、ベルトを獲ったら周りの人たちの反応が良かったです。今まで応援してくれた人たちに一つ、形になるものが報告できました。それと、ちょっと私のことを知ってくれた人も多くて」

――「ちょっと知ってくれた」というのは、どういうことですか。

「私はRIZINに出ているわけでもないし、知名度は低いじゃないですか。それこそ私のことを知っていても、『KINGレイナと対戦した東よう子』みたいな(苦笑)。たぶん初戦(2021年6月、ノンタイトル戦で東が判定勝ち)の時は、『東が勝った』ではなく『KINGが負けた』という感じでしたよね。でも再戦で勝ったことで『東が勝ってベルトを巻いた』と、私のことを知ってくれた人も多かったと思うんですよ。……分かります?」

――もちろん分かります。勝ったことで人生が変わる。東選手の場合はベルトを獲得してPFLとの契約に至るなど、MMAを戦う醍醐味でもありますね。

「確かに知名度も大切だと思います。でも、実力のほうが認められるような世界になってほしいです。強さを求めて戦っているファイターも多いから、今は海外を目指す選手が増えているのでしょうし。知名度が優先されると、キャラづくりが上手い人のほうが有利になってしまいますからね」

――キャラと言えるかどうか分かりませんが、東選手も「ママさんファイター」として知られているのではないですか。今回の渡米は、お子さんは同行されるのでしょうか。

「いえ、今回は友達が預かってくれることになりました。連れて行こうかと思っていたんですけど、小学校の始業式に出ないといけないので」

――ちょうど学校が始まるシーズンですからね。以前のインタビューで、現在はベラトールを主戦場としている渡辺華奈選手との交流についてお聞きしました。「華奈を見て、もっと私も頑張らないといけないと思います」と仰っていた結果、東選手はPFLとの契約に至っています。このことについて渡辺選手とはお話をされたのでしょうか。

「華奈とは今、パラエストラTBで何回か練習することがあって。華奈も22日に試合があるので(Bellator295、イリマレイ・マクファーレン戦)、お互いに頑張ろうねって話をしました。華奈もそうですし、Me,Weでも村田夏南子ちゃんや魅津希ちゃんっていう海外の試合を経験している人から意見をもらえるのが、すごく大きいです。早く私も彼女たちに追いつきたい、肩を並べたいと思っています。特にPFLと契約した日本人の女子選手は私が初めてなので、頑張っていかないといけないですね」

――今年の2月末、そのPFLとの契約が発表されました。まずPFL出場が決まった時の気持ちから教えてください。

「プロデビューした頃からずっと『海外で試合をしたい』と言っていて、ようやく夢が叶いました。ただ、ベルトを獲った時もPFLとの契約が決まった時もホッとしたと同時に、また頑張らないといけないって気合いが入りましたね。今年に入ってからPFLとの話が急に進んで、2月末に正式に決まったんです。私は2月25日が誕生日で、最高の誕生日プレゼントでした」

――昨年11月、ダイヤモンドローズ戦のあとに英語で海外挑戦をアピールしていましたが、あれは試合前から考えていたのですか。

「誰かに『海外で試合をしたいなら、英語でアピールするのも一つの手だね』って言われたんですよ。それで調子に乗っちゃいました。試合前からカンペを用意していて(笑)」

――アハハハ。KING戦は左ジャブを中心とした試合運びであったのに対し、ダイヤモンドローズ戦はテイクダウンとトップコントロールを軸としていました。その試合内容も海外進出を想定したものだったのでしょうか。

「いえ、最初は打撃で行こうと考えていました。相手が柔術をやっている選手で、もっと寝技で勝負してくるかと思っていて。でも意外と打撃のほうが強かったんですよ(苦笑)。私が左ジャブを突いた時、相手もジャブを返してきて。そのあと連打を受けてしまったから即、私も組みついてグラウンドに持ち込みました(笑)」

――なるほど、そうだったのですね。あの試合では、これまで苦手だったというダブルレッグやニータップによるテイクダウンを見せていました。

「柔道って立ちで組みつく競技だから、足を触りに行って倒す経験がなかったんですよ。でもここ最近は、まずKING戦でダブルレッグでもテイクダウンを奪いました。ダイヤモンドローズ戦でも、ダブルレッグで入ってからケージレスリングの展開を見せることもできました。今はもうテイクダウンの攻防が楽しいです。さらに足を触りに行けば顔面へのパンチも当たるし、パンチが当たればテイクダウンも取りやすくなりますからね。今回のPFLに向けて、テイクダウンの面はさらに練習してきました」

<この項、続く>

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【Bellator293】計量終了 コルガン✖モンタルヴォ。ギブソンJr✖トコフ。ポストGPは始まっている

【写真】コルガン✖モンタルヴォ。6勝0敗と5勝0敗のフレッシュ対決が、メインカードで組まれた(C)MMAPLANET

3月31日(金・現地時間)、カリフォルニア州テメキュラのペチャンガ・リゾートカジノで開催されるBellator293「Golm vs James」の計量が30日(木・同)に行われている。

メインでマルセロ・ゴルム✖ダニエル・ジェイムスのヘビー級戦、コメインで女子フェザー級=キャット・ジンガーノ✖リア・マコートが組まれている今大会は、ビッグショーの谷間のカード的で、どこかペチャンガ・リゾートカジノという会場も相まって、トーナメントフォーマット時代を思い出させる。


メイン出場のゴルムはUFCから転身し、サークルケージで2連勝中。対するジェイムスはLFA→ACAで結果を残し、Bellatorでも2連勝中のたたき上げファイターだ。

ジンガーノもUFCからベラトールに転じて3連勝中、対するマコートはプロ3戦目からベラトールで戦い6勝1敗と戦績を積み上げてきた。

メインカードでいえばライトヘビー級のサリバン・コーリーもベラトールで5勝0敗、対するルーク・トレイナーも3勝1敗とプレリミから結果を残してきた選手が、メインに登用されている。

そんななか、フェザー級ランカーでサークルケージの生え抜き、他のプロモーションで戦った経験のないルーカス・ブレナンとマコートと同様に3戦目からベラトールで戦い5連勝中、通算7勝0敗のランス・ギブソンという二世ファイターは、プレリミでそれぞれジョシュ・サンディエゴ、ウラジミール・トコフと戦う。

ギブソンJrとしては、ヒョードル軍団のトコフと戦う一戦なので、初のメインカード進出を期待していておかしくなかっただろう。ある意味、そんなギブソンやブレナンをプレリミに追いやったのが、ジャスティン・モンタルヴォとアーチー・コルガンといえる。

コルガンはワイオミング大レスリングクラブのエースで、プロデビューは2年前の2021年3月、それもLFAという舞台だった。そのLFAで2連勝後、ベン・シモンズのバギーチョークをスラムし、パウンドアウトしベラトール・デビューを飾った。

EAGLE FCで1戦挟み、ベラトールに戻るとコルガンは2試合連続フィニッシュ勝利で──プロアマ通してMMAでは9連勝中(※アマは3連勝)で、大きな注目を集めている。

対するモンタルヴォはプロMMA戦績は5勝0敗、しかも全試合KO勝ちというMMAボクサーだ。ボディでKOできるパンチ力の持ち主は、ただスタンド戦に特化したストライカーでなく、レスリングや寝技の攻防を凌ぎ切る防御力を持つ。さらにはパウンドも強力で、自分の強さを出せるだけの組み技力を持つ。

コルガンがKOパンチを持つレスラーであることを考えると、モンガルヴォは真逆にある戦い方をする。この両者、昨年7月に戦う予定だったが、モンタルヴォの欠場でカードが流れていた。フェイスオフでは互いに相手を挑発、嘲笑しあった末に熱くなったモンタルヴォが一戦を越えそうな空気を醸し出す場面も見られた。

この両者の対決、プレリミで戦うギブソンJr✖トコフは、これからを含めて見比べていくのも、ポストGP後のベラトール・ライト級戦線の楽しみといえるだろう。

■視聴方法(予定)
4月1日(土)
午前7時30分~ U-NEXT

■Bellator293計量結果

<ヘビー級/5分3R>
マルセロ・ゴルム: 257.6ポンド(116.84キロ)
ダニエル・ジェイムス: 265.4ポンド(120.38キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
キャット・ジンガーノ: 145.2ポンド(65.86キロ)
リア・マコート: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジョン・ソルター: 185.8ポンド(84.27キロ)
アーロン・ジェフリー: 185.2ポンド(84.0キロ)

<ライト級/5分3R>
アーチー・コルガン: 155.4ポンド(70.48キロ)
ジャスティン・モンタルヴォ: 154.4ポンド(70.03キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サリバン・コーリー: 205.8ポンド(93.34キロ)
ルーク・トレイナー: 205.2ポンド(93.07キロ)

<ライト級/5分3R>
アダム・ピコロッティ: 156ポンド(70.76キロ)
マンデル・ナーロ(カナダ)

<女子フェザー級/5分3R>
パム・ソーレンソン: 145.2ポンド(65.86キロ)
サラ・コリンズ: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョーイ・デイヴィス: 169.2ポンド(76.74キロ)
ジェフ・クレイトン: 169.2ポンド(76.74キロ)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン: 145.4ポンド(65.95キロ)
ジョシュ・サンディエゴ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
ランス・ギブソンJr: 156ポンド(70.76キロ)
ウラジミール・トコフ: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ヘビー級/5分3R>
クリスチャン・エドワーズ: 237.8ポンド(107.86キロ)
ラキム・クリーブランド: 240.4ポンド(109.04キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・ハメル: 155.6ポンド(70.57キロ)
ニック・ブラウン: 155.6ポンド(70.57キロ)

<120ポンド契約/5分3R>
ランディ・フィールド: 120ポンド(54.43キロ)
アシュリー・カミンス: 119.2ポンド(54.06キロ)

<バンタム級/5分3R>
ブライス・メレディス: 135.6ポンド(61.5キロ)
ブランドン・カリーリョ: 135.4ポンド(61.41キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
マリア・ヘンダーソン: 115.4ポンド(52.34キロ)
マッケンジー・スティラー: 115.4ポンド(52.34キロ)

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4.22『UFC Fight Night 222』でモハメド・ウスマンとジュニア・タファが対戦

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2.12『UFC 284』ワルド・コルテス・アコスタと対戦予定だったジュニア・タファが負傷欠場(2023年01月27日)

 こちらの続報。


 UFCが4月22日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 222: Pavlovich vs. Blaydes』でモハメド・ウスマン vs. ジュニア・タファのヘビー級マッチが行われることをEuroSportのマルセロ・ドルフ記者が確認したとのこと。

 ウスマンは昨年8月の『UFC on ESPN 40: Santos vs. Hill』で行われたUFCデビュー戦でザック・パウガに2R KO勝ちして以来の試合。

 タファは昨年12月の『RIZIN.40』でスダリオ剛に1R TKO勝ちして以来の試合で今回がUFCデビュー戦。2月の『UFC 284: Makhachev vs. Volkanovski』でワルド・コルテス・アコスタと対戦予定でしたが負傷欠場していました。続きを読む・・・
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4月からU-NEXTがUFCの配信を開始/ナンバーシリーズ・Fight Nightシリーズ全大会のライブ配信だけでなくTUFやROAD TO UFC等も配信

Fire TV Stick - Alexa対応音声認識リモコン(第3世代)付属 | ストリーミングメディアプレーヤー


 世界最高峰の総合格闘技(MMA)団体であるUFC〓(Ultimate Fighting Championship)は本日、日本最大のストリーミングサービスおよびデジタルコンテンツプラットフォームである『U-NEXT』と複数年にわたる配信パートナーシップを締結したことをお知らせいたします。このパートナーシップにより、U-NEXTはUFCが主催するすべてのライブイベントならびにサポートプログラムを日本で配信することとなります。

「ひとりひとりに、最高の時間を配信する。」をミッションに掲げるU-NEXTは、日本における動画配信サービスのパイオニアとして2007年からサービスを提供しており、映画、テレビ番組、アニメ、音楽など、他社にはない豊富なコンテンツのラインアップでシェアを拡大し続ける中、目下、急成長を遂げているスポーツ事業の要としてUFCが加わります。

 UFCの日本の新たな“ホーム”として、U-NEXTがUFCの露出を大幅に拡大するとともに、デジタルプラットフォームの利用率が高い新世代のファンを開拓することに期待を寄せています。日本時間4月9日(日)に開催する『UFC 287:ペレイラ vs. アデサニヤ 2』を皮切りに、PPVイベント(年間12回)およびUFCファイトナイト(年間30回)のすべてをライブ配信するほか、『UFC Countdown(UFCカウントダウン)』、『UFC Connected(UFCコネクテッド)』、『ROAD TO UFC シーズン2(5月27日開幕)』、『The Ultimate Fighter(ジ・アルティメット・ファイター)』などのオリジナル番組も、順次、配信することになっております。UFCイベントのライブ配信では、総合格闘技界のパイオニアである宇野薫、水垣偉弥ら、UFCの舞台で戦ってきた面々が解説を務める予定です。

 これはありがたい。


 日本では衛星放送の「WOWOW」が2002年からナンバーシリーズを放送していたが(休止期間あり)、日本時間3月19日のUFC 286の放送をもってUFCの放送を終了していた。
 UFC独自の定額制動画配信サービス「UFCファイトパス」はスタンダードプランが1,214円/月で、UFCナンバーシリーズのメインカードのペイ・パー・ビューも含めたプレミアムプランが2,799円/月で契約でき、年間契約だと26,899円(2,241円/月)と割安になる。UFCファイトパスではLFA、FURY FC等の海外の大会も多数配信されている。
 U-NEXTは月額2,189円で、UFCだけでなくベラトール、GLORYも放送され、不定期や追加料金が発生するパターンでRIZIN等の日本の大会も放送されている。これらのUFC以外の大会や、他の映画・ドラマ等のコンテンツも見るならU-NEXTがお得となる。

 私はUFC Fight Passのスタンダードプランの年間契約に加入しており、ナンバーシリーズのメインカードはWOWOWで視聴していました。4月からはプレミアムプランにアップグレードするしかないかと思ってましたが、まさかUFC Fight Passを退会しても構わないことになるとは!続きを読む・・・
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【ベラトール】堀口恭司 元UFCレイ・ボーグと対戦!

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4月22日にハワイ州ホノルルで開催されるBellator 295: Stots vs.Mixで堀口恭司(アメリカントップチーム)×レイ・ボーグ(ジャクソンズMMA)のフライ級の一戦が行われる事が発表されました。堀口は昨年行われたバンタム級ワールドGP準々決勝でパッチー・ミックスに判定負けを喫して以来のベラトール復帰戦を迎えます。

ベラトールで敗戦後、RIZINで金太郎、扇久保博正に連勝中の堀口。適正階級であるフライ級に戻して復調ムードですが、言ってはなんですが、金太郎も扇久保も勝って当然の相手。堀口の真価が問われるのはまさに今回の試合でしょう。

ボーグは1年ぶりのMMAでフライ級での試合は5年半ぶりと不確定要素はありつつも、UFCにレギュラー参戦して7勝を挙げた実力は間違いなく水準以上。かと言って上位クラスでもないという一番美味しくない相手。逆に言うと堀口の国際的な今の実力が丸裸にぬる相手です。

ボーグを圧倒するのか、苦しんだ末に競り勝つのか。もしくはよもやの敗戦があるのか。いつも以上に心拍数が上がって心臓に悪い試合が決まりました。