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榊原信行CEOが堀口恭司と朝倉海のUFC挑戦について言及

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榊原信行CEO「ONEとは興行戦争にならないですよ。タダ券配ってるんだから」(2024年02月01日)

 こちらの続報。


 『RIZIN LANDMARK 9 in KOBE』の追加対戦カード発表記者会見後の囲み取材で榊原信行CEOが以下のコメント。

 囲み取材で榊原CEOは、堀口と朝倉のUFC挑戦について意見を求められると「2人はUFCで戦ってみたいと公に言っていますからね」と認めつつ、「でも本人が戦いたいから、分かった契約するよというほど、UFCの軒先は低くないです」と簡単には事が進まないことを明かした。

 その上で榊原CEOは「今回、渡米中(2月2日出国)にダナ・ホワイトに会って、直接話をしたいなと思っています」と交渉をするという。

 しかし、榊原CEOは「難しいのは、タイトルホルダーとしてRIZINを主戦場に戦ってもらいたいですが、ベラトールのように1回2回の契約を売ったり買ったりすることができる関係にないのが現状です。行くとなるとベルトを返上して、いち競技者としてUFCのレギュレーションに従ってやるしかなくなります」とすべてを捨ててリセットする必要が出てくると説明。

 また「そこまでやっても、UFCがとってくれない可能性もあります。僕らは一方的に契約を縛る気持ちはないですが、いきなりUFCのタイトル挑戦とはいかないと思いますし、ランカーを一人ずつ倒して結果を出していかなければいけなくなります。それでもアスリートとして挑戦したいということであれば構いませんが、そこは2人と話し合って進めていきたいと思います」と榊原CEOは最後まで話し合うつもりのようだ。

 二人ともそんなことは百も承知でしょう。快く送り出して欲しいものです。続きを読む・・・
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【朗報】堀口恭司、UFC行きの意向を榊原CEOに伝える

970: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/01/10(水) 21:34:14.38 ID:A+mrdDuir
しかも堀口のUFC行きの意向は、すでにRIZINの榊原信行CEOにも伝えているという。ただ、現在の契約先であるベラトールは、PFLに買収される話が具体化しているところ。もしそうなった場合、PFLにはフライ級という階級が存在しないため、自然とリリースの対象になるのでは、と堀口はみている。それもあってのUFC再挑戦なのだ。

「そこ(リリース)も自分のマネジャーと確認しているんですけど、まだ連絡がないんですよ。だからそこらへんももうあやふやになっているので、そこが分かり次第、UFCに行く手続きをしたいと思っていますね」

https://news.yahoo.co.jp/articles/1de09974930fbb1d1017ecd3f07775dc8134b312

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【Special】J-MMA2023─2024、渡辺華奈─02─「ベラトールのタイトルマッチをやらせてほしいです」

【写真】アーティガ戦、会見を終えた時の渡辺。青タンを作って、拳を握って笑顔。これぞ格闘家 (C)MMAPLANET

J-MMA 2023-2024、第六弾・渡辺華奈インタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

PFLがベラトールを買収したことで、渡辺の次戦は不透明なままだ。しかし彼女の中で、やるべきことは決まっている。渡辺が2024年に目指すもの、そして戦う舞台とは。

<渡辺華奈インタビューPart.01はコチラから>


――結果にこだわる。MMAがスポーツであるかぎり必要なことだと思います。

「良い試合だったけど負けたとか、戦績には記載されないじゃないですか。勝ちと負けしか載らないので、結果にこだわるしかないですよね」

――なるほど。アーティガ戦は勝ったけれども「やってきたことを出せなかった」というのは、レスリング以外に何をやってきたのでしょうか。

「極めたかったです。しっかりバックコントロールしながらRNCを極めたりとか。あとは倒してからパウンドで削ることですね。テイクダウンするだけでは判定で勝てないことが分かったので、パウンドでダメージを与えていきたいと考えていました。でもアーティガ戦は、その前にうまくテイクダウンできず、いろいろとプランが狂った面があって」

――一方で、打撃の面では渡辺選手のパンチが当たるものの、相手の打撃ももらってしまう試合が多かったです。そのなかで、頭を振りながら距離を詰めていく場面も増えました。

「ここ数年は、特に打撃とレスリングの強化に力を入れていました。試合前のインタビューで『どこを強化してきましたか?』と訊かれると、毎回『打撃とレスリングです』と答えていたぐらいで(笑)。

リズ・カモーシェに負けた時(2021年6月)、まずテイクダウンの種類を増やし、打撃を強化しないといけないって思いました。そこから打撃のジムに通い始めたり、鈴木隼人コーチにレスリングを教わるようになったんですよ。

それまでは打撃に対して苦手意識というものがなくて。でも自分がKO負けして、周りから言われて『自分は打撃ができないんだ……』と思ったんです(苦笑)」

――渡辺選手の組みのレベルがあれば、そこまで打撃を出さずとも勝てる試合が続いていたかもしれません。しかし相手がカモーシェとなると……あの試合は「渡辺選手が初めて本物の打撃と向かい合った」という印象でした。そこで渡辺選手が米国での戦いを諦めるか。あるいは、しっかりと向かい合うかの岐路に立たされたように思います。

「自分は諦めが悪い人間なので、そこで『もうダメだ』とは1ミリも思わなかったです。どうしたら自分が強くなるか――それしか考えていなくて。だから帰りの飛行機の中でも、ずっと上田さんと『どうすれば良いのか』という話をしていました。

もちろん打撃の練習にも一生懸命取り組みます。でも自分は若くないし、これから打撃を強化しても、何十年も打撃を練習している人に追いつけない可能性もある。すると、まずは自分が打撃をもらわずに組むという練習をすることも必要だなと思ったんです」

――そのためにディフェンスからオフェンスに繋げる方法を考えたということですね。渡辺選手のストイックな姿勢は、バックステージでの映像にも表れていました。2018年の大晦日に杉山しずか選手を下したあと、控室に向かうなかで落ち込んでいる杉山選手と遭遇した時、渡辺選手は何も声をかけずに通り過ぎて。

「あぁ、ありましたね。あのシーンは結構ネット上で炎上していましたけど(苦笑)」

――いずれまた戦う可能性のある選手と、そこで慣れ合う必要はない。それが格闘技の厳しさだとも思います。

「試合が終わった瞬間に、その試合は過去のものになるんですよ。だから……そういうのは、どうでも良いかなって思います。去年の大晦日でいうと、堀口恭司さんが神龍誠君に『一緒にATTで練習しようよ!』と言ったじゃないですか。それで誠君が『やり返したいので絶対に行きません』と答えていたのは『良いなぁ』って思いました」

――もちろん試合が終わればノーサイドです。しかし近年の傾向として、試合前に貶し合って戦い終えると互いを褒め合うという展開の連続に違和感を覚えることもあります。

「それ、格闘技に詳しくない母も言っていました(笑)」

――渡辺選手のストイックな姿勢は、お母さん譲りということですね(笑)。2024年は打撃とレスリング以外で、新たに取り組みたいことはありますか。

「そこまで何かやりたいっていうことはないです。強くなるためには積み上げが大切じゃないですか。『これをやりたい。取り入れよう』って試合前に少し取り組んでも、そういう技術は試合で出ない。それよりは自分が積み上げてきた柔道にプラス、首相撲やヒジ打ちには取り組んでいきたいですね。柔道と首相撲は相性が良いと思うので。

あとは、もっと柔道を生かしたいと考えています。今まで積み上げてきたものを、もっともっと積み上げていく。まだまだ完成していないですから」

――今後もしベラトールの大会が開催されず、PFLからもオファーがない状況が続いた場合、日本で戦う可能性はあるのでしょうか。

「私は米国で戦いたいです。日本はまだ女子フライ級の層は薄いですし、強い選手は米国の大会にいる。私は上を見ながら、どんどんチャレンジしていきたいですね」

――では2024年初戦は、いつ頃に行いたいという希望はありますか。

「春ぐらいですかね。私は減量に時間をかけるタイプで、できれば2カ月ぐらいは調整期間が欲しいです。3月か4月ぐらいには試合をしたいなぁと思っています」

――この取材は1月4日に行っています。2カ月の調整期間を経て3月か4月に試合したいということは、今すぐオファーが欲しいということですね。

「そういうことです(笑)。私はベラトールのタイトルマッチをやらせてほしいですね。チャンピオンのリズも、ずっと私の名前を出してくれていて。私自身もリベンジしたいし、前回の試合からやってきたことの答え合わせもしたいです。ベラトールとPFLの王者対決のほうが優先されるでしょうけど……」

――PFLからオファーが来る可能性もあります。PFLの優勝賞金100万ドルに興味はありませんか。

「アハハハ、もちろん興味はありますよ。でも私は、お金よりも名誉が欲しいです。リズにリベンジしたいし、ベラトールのベルトが欲しい。もしベラトールの大会がなくなり、PFLからオファーが来たら――たとえPFLよりファイトマネーが安くなっても、私はUFCで戦いたいです」


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【Special】J-MMA2023─2024、渡辺華奈─01─「私はこれからも結果にこだわってMMAをやっていく」

【写真】7月のRIZINとの共催=日本大会以来、女子フライ級タイトルコンテンダーである渡辺の試合は組まれていない (C)BELLATOR

2023年が終わり、新たな1年が始まるなかMMAPLANETでは2023年に気になった選手をピックアップ──過ぎ去った1年を振り返り、始まったばかりの1年について話してもらった。
Text by Shojiro Kameike

J-MMA2023-2024、第六弾はBellatorと契約中の渡辺華奈に話を訊いた。MMAPLANETによっては、単独で渡辺にインタビューするのは初となる。渡辺の2023年戦績は、ベラトールで1勝1敗。そんななかでPFLがベラトールを買収し、いまだベラトールと契約している選手の今後は不透明なままだ。ここでは渡辺の現状を訊くとともに、2023年の戦いで得たものについて語ってもらった。

■2023年渡辺華奈戦績

4月22日 Bellator295
●1-2 イリマレイ・マクファーレン(米国)

7月30日 Bellator x RIZIN02
○3-0 ヴェタ・アーティアガ(米国)


――渡辺選手の2024年といえば、現在ベラトールとの契約はどのような状態にあるのでしょうか。

「正直、選手としては何も分からないんです。私の場合は、まだベラトールとの契約は残っています。その契約は破棄されることはなく続いているものだと思っているんですよね。ももともとベラトールがPFLに買収されるというお話も、私たち選手も皆さんと同じくSNSやインターネット上で知ったぐらいで。

まだベラトールというブランドが完全になくなるわけではないと思うんです。それでも次の大会がいつ開催されるか分からない状態です。何も情報が下りてこない。マネージメント側も手は尽くしてくれていると思うんですけど――」

――PFLのベラトール買収が発表されたあと、11月にPFL各階級トーナメント決勝戦が開催されました。各階級のベラトール王者が登場し、PFL×ベラトールの王者対決を煽り続けるイベントを、王者以外のベラトール契約選手としてはどう見ていたのですか。

「中継は視ていなかったのですが、あとでチェックしてみると『やっぱり対抗戦をやるために買収したのかな』という感じですよね。その場合、対抗戦が一通り終わったらベラトールのブランドはどうなってしまうのか。選手としては、不安はあります」

――渡辺選手の試合も昨年7月のヴェタ・アーティガ戦以降は組まれていません。それもPFLのベラトール買収劇の影響があったのでしょうか。

「そこまでは分からないですね。7月以降、ベラトールは4大会ぐらいしか開催していなくて、試合数の影響はあったかもしれません。試合数に限りがあるので、そこはタイトルマッチや米国在住選手のほうが優先されるでしょうし」

――買収の噂が流れ始めた時から、渡辺選手の中で不安は生まれましたか。

「自分は結構、楽観的な人間なんですよ。状況に応じて自分の最善を尽くすしかないので。もちろん不安はあります。でも、そこまで自分が不安を感じていても仕方ないのかなって(笑)。試合があるか無いかに関わらず、毎日練習はしていますし。とにかく連絡を待ちながら、自分がブレずにその日常を送っていくことが大事であって」

――はい。その通りだと思います。

「最近はSNSで話題になってどう――と言われることも多いです。でもMMAは結果が全てじゃないですか。強くなければ格闘家ではない。この試合がない期間も、自分が強くなるチャンスだと考えていました。まだまだ苦手な分野は、たくさんありますからね。練習と強くなる過程を楽しむ。そう考えて、楽観的にベラトールからの連絡を待っています(笑)」

――なるほど。改めて2023年を振り返ると、まず4月のマクファーレン戦について、率直な感想をお聞かせください。

「試合が終わった時は、2Rと3Rは取ったかなと思いました。『でも明確な差はない、どうなんだろう』って、ドキドキしながら判定結果が出るのを待っていて。まずスプリットということが発表され、私としては『ヤバいな……』と思ったんです。1人目のジャッジが私で、2人目のジャッジが相手——この流れはヤバいと(苦笑)」

――2Rと3Rは渡辺選手が組みで上回り、それを覆せるほどの打撃はもらっていないという印象でした。

「あのあたりから、MMAの判定も変わっていったように思いますよね」

――当時すでにベラトールでは打撃優位の傾向があり、特にハワイ大会は打ち合いが望まれているような印象を持っていました。そして結果論はありますが……あの頃から組んでいるよりも、コツコツと打撃を当てているほうにポイントが流れるようになっています。

「まず会場の雰囲気は凄かったですよ。

初めてあんなブーイングを受けました(笑)。もちろん試合は試合だし――と思ってはいましたけど。

判定基準については、どんどんグラップラーが不利になっているような気はしますよね。どれだけテイクダウンして、コントロールしていても一発良いパンチをもらったら、相手にポイントがついてしまうじゃないですか。そう考えると『もう一本取らないと勝てないんじゃないか』って。

やっぱりスタンドで打撃戦をやるほうが、お客さんの印象は良いと思います。だから判定も、どんどん打撃優位になっているのか……。私はMMAの中でもテイクダウンするのが一番難しいと思うんですよ」

――というと?

「柔道やレスリングがベースの選手にとっては、もうテイクダウンの技術は身についていますよね。でも何もやったことのない人がMMAを始めて、一番習得するのが難しいのはテイクダウンだと思います。そこを評価してくれないと――なんだか切ないです(苦笑)」

――マクファーレン戦の話に戻すと、あの敗北でベルトは遠のいたと思いましたか。

「ベルトから遠のいたし、またベルトに向かって戦っていくとしても、その先にベラトールという大会があるのかどうか。いろいろ複雑でしたよね」

――マクファーレン戦の判定は、渡辺選手に対して厳しいものではあったと思います。対して試合内容は、7月のアーティガ戦のほうが厳しいものではなかったですか。

「厳しい試合でしたね。試合前のインタビューでは『勝ちます!』みたいな感じで言っていましたが、イージーな相手でないことは分かっていて。特に相性は良くないだろうと思っていたんです。さらに久々の日本での試合ということもあって、いつもより緊張していました。

試合内容は、私がレスリングのテイクダウンにこだわりすぎました。もっと柔道を生かして、四つ組みとかで攻めていけば良かったですね。相手の打撃も当たっていたし、そこで距離感を考えながら、もっといろんなテイクダウンを組み合わせて行けば……。あくまで後から考えたら、ですけど(苦笑)。あの試合は焦っていたわけではないけど、攻め方がワンパターンになりすぎていましたよね」

――マクファーレン戦は、あの内容で判定負けを喫しました。このアーティガ戦も……とは思いませんでしたか。

「今回もマズイ展開だとは思っていました。嫌な流れだなって。まだセコンドから『取っている』と言われていたので、落ち着いてはいたんですよ。でも試合が終わったあとに『これは、いろいろ言われるよなぁ』と考えながら控室に戻りました」

――「いろいろ言う声」とは、判定結果に対するファンの意見ですよね。実際ネット上では、「いろいろ言う」声もありました。渡辺選手としては、そのような声をどう受け止めているのでしょうか。

「私も人間だから、嫌だなぁって思いますよ(苦笑)。ただ、選手としては微妙なんですよね。マクファーレン戦は負けたけど、選手として自分の力を出すことはできました。アーティガ戦は勝ったけど、自分がやってきたことを出すことができなかった。久々に日本で試合をして、しょっぱい試合をしてしまって。負けたことより悔しい気持ちがあったんです」

――……。

「そう考えて落ち込んでいる時に、上田(貴央FITHERS FLOW代表)さんから言われたんです。マクファーレン戦後、みんなが『あの試合は勝っていたよ』と言ってくれたけど、私は『結果が全てだから。私が負けたのだから、次は頑張る』と答えていて。するとアーティガ戦のあとに上田さんが『いつも結果が全てと自分で言っているのに、この結果を自分で受け入れていないのは違うんじゃないか』と言ってくれたんです。

そうなんですよ。自分が一番、結果にこだわってきた。確かに内容は良くなかったかもしれないけど、勝つことができたわけじゃないですか。私はこれからも結果にこだわってMMAをやっていく――改めてそう思えました」

<この項、続く>


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【RIZIN45】クレベル・コイケ戦前の斎藤裕─01─RIZIN LIFEを振り返る「プレッシャーというより、責任感」

【写真】斎藤裕は、ジェネラルの認知度が上がっても斎藤裕だった (C)MMAPLANET

31日(日)にさいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN45で、斎藤裕がクレベル・コイケと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

斎藤のインタビューがMMAPLANETに掲載されるのは、3年9カ月振りとなる。2020年から修斗世界フェザー級王者としてRIZINに出場し、斎藤を取り巻く環境は大きく変わった。朝倉未来を下し、さらにRIZINのベルトを巻きメインイベンターとなったことで、ただのイチ選手ではなくなった――と本人は語る。そんな斎藤がRIZIN出場以降から現在まで、抱えてきた想いを語ってくれた。


――MMAPLANETにとって斎藤裕選手の単独インタビューは2020年3月29日に行われる予定であった、修斗世界フェザー級王座防衛戦(※コロナ禍のため試合は実現せず)以来となります。

「お久しぶりです! MMAPLANETさんには修斗の頃から取材していただいて。その後はRIZINがリングだったので――」

――まずは経緯説明から、ありがとうございます(笑)。斎藤選手は主戦場をRIZINに移し、格闘技キャリアも大きく変化したのではないでしょうか。

「結構変わりましたね。良くも悪くも目立つようになってしまい、生活はしづらくなっています。生活圏でも面が割れているようなものなので、下町だとお店に行ったら僕だとバレてしまうとか(苦笑)」

――街で「あぁ、斎藤裕がいるぅ~」と声をかけられたり(笑)。

「アハハハ。僕は耳が沸いているので、変装していてもバレるんですよ。もうプライベートはない感じですね」

――街中で声をかけられた時は、握手やサインを求められると対応するのですか。

「僕は対応しますよ(笑)。失礼な人に対しては『ちょっとどうかな……』と思うことはありますが、常識のある人には対応します」

――一番驚いたのは、RIZINに主戦場を移してからYouTubeをはじめSNSでの発信を頻繁に行うようになったことです。

「あぁ、そうですね。そういう形で発信していかないといけない立場になって――あんまりSNSでの発信というのは得意ではないけど、なんとか続けています」

――斎藤選手の場合はSNSで有名になって試合の機会を得ているのではなく、試合をして有名になることによりSNSで発信しなくてはいけない立場になったという印象があります。

「その違いはあるかもしれないですね」

――RIZINをはじめ、国内のMMAを盛り上げていかなければいけないという意識が以前よりも高まったのでしょうか。

「RIZINで摩嶋選手に勝ち、2戦目でベルトを賭けて朝倉未来選手と対戦することになりました。あの状況まで行ったことにより、自分は世間と戦わなくてはいけなくなって――その状況は受け入れるしかないと思いました。朝倉選手に勝ってチャンピオンとして試合をしていかないといけないし、世に向けて発信することは仕事としてもやっていかなければいけない、と考えるようにはなりましたね」

――一方で、練習環境や技術的な変化はありますか。

「練習に関しては、いろんなところに行って自分に必要なことをやるようにしています。より明確に、よりギュッと詰めて練習する。自分が必要なことだけをやるので無駄がない。それだけ合理的になってきたとは思います。次のクレベル選手もそうですが、本当にやり甲斐のある選手と対戦させてもらっていて、どんどん自分に足りないものを身につけていかなければいけない。試合ごとに技術の上積みはやっているつもりです」

――まだ修斗がケージで公式戦を開催する前でも、斎藤選手はリングで戦いながらもケージが見える稀有なファイターでした。距離の取り方、組み手、テイクダウンそしてグラウンドのコントロールは、まさにケージのそれだったと思います。RIZINに出場し、ケージからリングで戦うようになり、技術的に変化させてきたものはありますか。

「大きいところでいうとRIZINはユニファイドルールではなく、採点基準としては打撃が優先されますよね。RIZINのファンの方々は、組み技や寝技の攻防よりも打撃のような派手な攻防を好むことは、自分でも理解していて。リングで戦うことも含めて――自分が求めているものとは少し違うかもしれないけれども、RIZINやお客さんが求めているものに応えられるようにしているのは確かです。ただ、今年に入って久しぶりにケージで戦い、『ケージで戦うのも悪くないなぁ』と思いました(笑)」

――アハハハ。斎藤選手がケージで戦うのは2019年9月の高谷裕之戦以来、3年7カ月振りでした。

「機会があれば、どんどんケージでも戦いたいと思うぐらいでしたよ」

――久しぶりにケージで試合を行い、リングとの違いは感じましたか。

「LANDMARKの平本戦は、修斗時代と同じ試合をしようと考えていました。特に大きな違いはないかもしれないです。ユニファイドであろうと、そうでなかろうと、対応できる選手は何でも対応できると思っています。ベラトール勢もA・Jマッキーとかパトリシオは、RIZINルールに対応していたじゃないですか」

――確かに。斎藤選手の場合はRIZINルールで勝つ、あるいはファンに受け入れられるためのシフトチェンジは、早々に実現できていたのでしょうか。

「摩嶋戦の勝ち方のイメージが強いのか、自分の中でも初参戦で『サッカーボールキックや四点ヒザがあるルールでも対応できるんだなぁ』と思いました。摩嶋選手ほどの強い相手で、新しいルールでも自分の動きや技が出せるタイプなんだなと、改めて気づきましたね」

――摩嶋戦であの勝ち方をして、朝倉未来とケラモフを連覇し、いきなりピークが来ました。その時に取り巻く環境は変わったのですか。

「そうですね。僕としては住む場所は変わっていないし、もともと生活にお金が掛からないタイプなので、自分の中では特に変わっているとは意識していなかったです。でも周りの目は違っていて、特に朝倉選手に勝った時は周りの世界がひっくり返ったような感じでした。僕としても少し戸惑いはありましたよね。『そこまで騒がなくても……』という(苦笑)」

――RIZINでは3連勝から3連敗を喫しています。特に2021年10月の牛久絢太郎戦から、朝倉未来選手との再戦、牛久選手との再戦まで半年間で3試合というのは、スパンが短いように思っていました。

「牛久選手との初戦の時は、本来なら朝倉選手に勝ったクレベル選手と対戦するのが当然の流れではありました。しかしクレベル戦は実現されず――でも10月、11月、そして大晦日と興行は決まっていく。特に10月は自分の防衛戦のメインの興行で。立場上、自分がやらなければいけない。自分はもう『ただのイチ選手ではない』という自覚はありました。あの頃から少し流れが変わってきたかな、とは思います」

――ご自身の中でプレッシャーや重圧のようなものはありましたか。チャンピオンとして興行に穴は空けられないという。

「それはプレッシャーというより、『責任感』という言葉が正しいかもしれないですね。あれだけの規模の興行でメインイベントを務める立場上、責任感を持って臨むしかない」

――正直なところ、牛久選手にKO負けを喫した2カ月後に朝倉未来選手との再戦というのは、本来なら組まれるはずのないマッチアップだと思います。

「あぁ、う~ん……」

――それでも朝倉選手との再戦に臨んだのは、先ほど仰った「責任感」によるものだったのですか。

「あの時のことで言うと、僕は牛久選手にカットして負けたんですね。なかなか練習にも戻れないし、じゃあ次戦は……と不透明な状態になりました。さらに、あの時はコロナ禍のために12月から海外から選手が入れなくなってしまった。すると日本国内の選手だけで試合を組むしかない。あの時はまだフジテレビが生中継していましたし」

――……。

「そんなことは、選手である僕が考えなくてもいいとは思います。でもRIZINを存続させていくためには興行を成立させないといけない。そんななかで僕もRIZINサイドと話し合いを持ち、いろいろ話をしていくなかで『これも自分の役割なのかな』と思ったんです。これまで多くの先輩方が、それでも試合をしてきてバトンを繋いできてくれたわけじゃないですか。そう思うと、今は自分がその役割を担うべきなんだなと思いました」

<この項、続く>


■視聴方法(予定)
12月31日(日)
午後1時00分~ABEMA
午後1時30分~U-NEXT、RIZIN100CLUB
午後2時00分~スカパー!、RIZIN LIVE

■ RIZIN45対戦カード

<RIZINフライ級王座決定戦/5分3R>
堀口恭司(日本)
神龍誠(日本)

<RIZINバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]フアン・アーチュレッタ(米国)
[挑戦者]朝倉海(日本)

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ(ブラジル)
斎藤裕(日本)

<フェザー級/5分3R>
平本蓮(日本)
YA-MAN(日本)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
伊澤星花(日本)
山本美憂(日本)

<ヘビー級/5分3R>
スダリオ剛(日本)
上田幹雄(日本)

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴(日本)
ヴィンス・モラレス(米国)

<フライ級/5分3R>
扇久保博正(日本)
ジョン・ドッドソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
太田忍(日本)
芦澤竜誠(日本)

<65キロ契約/5分2R>
皇治(日本)
三浦孝太(日本)

<ウェルター級/5分3R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
安西信昌(日本)

<フライ級/5分3R>
新井丈(日本)
ヒロヤ(日本)

<特別ルール・ライト級/5分2R>
安保瑠輝也(日本)
久保優太(日本)

<フェザー級/5分3R>
弥益ドミネーター聡志(日本)
新居すぐる(日本)

<キックボクシング・フライ級/3分3R>
篠塚辰樹(日本)
冨澤大智(日本)

<54キロ契約/5分3R>
那須川龍心(日本)
シン・ジョンミン(韓国)

<バンタム級/5分3R>
YUSHI(日本)
平本丈(日本)

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ISAO MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase340 YouTube   イーブ・ランジュ パンクラス パン・ジェヒョク ベラトール 日沖発 河村泰博 海外 透暉鷹

【Pancrase340】12・24を読む ベルトを賭けたバンタム級転向初戦、透暉鷹─01─「練習の質も上がった」

【写真】取材は12月16日に行われた。試合1週間前、初のバンタム級に向けてコンディションは良さそうだ(C) SHOJIRO KAMEIKE

24日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE340で、元フェザー級暫定KOPの透暉鷹が空位のバンタム級王座を賭けて河村泰博と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

パンクラスに年間MVPの制度があれば、間違いなく2022年は透暉鷹の年だった。3試合連続フィニッシュで暫定フェザー級KOPとなり、初の国際戦となった年末のパン・ジェヒョクは大苦戦となったものの判定勝ちを収めている。4戦全勝で迎える2023年は――なんと今回の試合が初戦となった。かねてよりバンタム級転向の話は出ていたものの、なぜ試合間隔が1年も空いたのか。そして階級変更の経緯と、バンタム級で目指すものを訊いた。


――MMAPLANETでは1年振りのインタビューとなります。

「どうも、ご無沙汰しています!」

――次はバンタム級転向第1戦となります。すでに減量に入っているかと思いますが、1年前にフェザー級での試合を控えていた時と顔つきが変わらないような……。

(C)1年前の透暉鷹

「今回は長い時間をかけて落としているので、減量も順調ですね」

――そもそもバンタム級に転向しようと思った理由から教えてください。

「やっぱりフレームを考えた場合、フェザー級だと海外の選手と比べて僕は小さいじゃないですか。海外の試合を目指すならバンタム級でやっていかないといけない、と思っていました。stArt JAPANで練習させていただいている日沖発さんからも『フレームを考えたらバンタム級じゃないか』とは言われていて。ただ、同時に『適正階級は人それぞれだから、まずは1回やってみてから考えたほうが良い』という話をしていました」

――そのように考え始めたのは、いつ頃でしょうか。

「しっかり考え始めたのは手術してからですね。いろいろと考え直す時間ができて、そこから食事の内容を見直したり――」

――え!? 手術というのは……。

「去年12月のパン・ジェヒョク戦が終わったあと、関節ネズミ(関節内遊離体)の除去手術をしたんです。実は以前から両ヒジに関節ネズミがあり、練習はできるけど、ふとした時にヒジが曲がったりとか――特に試合前は痛みが出ていました。お医者さんとも相談した結果、『両ヒジの関節ネズミが悪化しているので手術したほうが良い』と言われて。まず関節ネズミをしっかり治してから、海外の試合に向けて練習しようと決めたんですよ」

――そうだったのですね。手術をしたのは今年に入ってからですか。

「今年の2月に片方のヒジを手術して、もう一方は3月ですね。一度に両ヒジを手術してしまうと生活に支障をきたしてしまうので、3週間ぐらい空けて片ヒジずつ手術しました」

――3月に手術を終え、練習を再開するまでには時間が掛かりましたか。

「スパーリングを再開したのは、7月か8月ぐらいだったと思います。それまでは走ったり、何かできることをやっているという状態でしたね」

――それだけ練習の間隔が空いてしまうと筋量も落ちてしまったのではないでしょうか。

「筋肉も体力も落ちました。体を動かしていないから太ってしまいましたし。でも5月から管理栄養士さんと相談しながら、いろいろ食事の内容を変えながら身体をつくっていくと、体重も落ちていったんですよ。すると体が軽いほうが、練習の質も上がってきて」

――その時点ではバンタム級に落とすことを念頭に体重を落としていたわけですね。

「はい。通常体重もフェザー級で試合をしている時より3~4キロは落としました。もともとフェザー級の時は通常が74キロぐらいで。そこから3~4キロというのも、ちょうどフェザー級とバンタム級の差ぐらいですね」

――なるほど。ではフェザー級暫定王座の防衛戦、あるいは正規王者であったISAO選手との統一戦も、バンタム級転向により視野からは外れたということですか。

「今年に入ってから、まず海外で試合をしたかったんですよ。でもバンタム級初戦が海外となったら、減量やリカバリーも大変になってくるので。だから日本で――できればパンクラスで、バンタム級の試合を経験したいと思いました。でもISAO選手とのフェザー級王座統一戦はやりたかったです。ISAO選手に勝ってこそ、パンクラスのベルトを巻く価値があると思っていたので」

――ISAO選手がベラトールと契約し、ベルトを返上したために統一戦は実現しませんでした。そのISAO選手がベラトール再挑戦の1試合目で、イーブ・ランジュに敗れたことについて何か思うところはありますか。

「どうなんでしょうね……。僕がバンタム級転向を決めたあとの試合でしたし、統一戦でISAO選手と戦いたかった時とは、視ている感覚も違いました。だから対戦したい相手とかではなく一人の選手として視た場合でも、特に気にはしていないです。ISAO選手が負けたから世界との差が――なんて考えはなく、そもそも自分自身と世界の間に差があるので」

――他の誰がどう、ではなくご自身のことを客観的に考えることができているのですね。

「やっぱり世界のトップと戦うには、まだ実力が足りないです。そこは冷静に見ています。まだまだ経験が足りないし、やらないといけないことも多いので。でもそれは、自分の中に伸びしろがあるんだと思っています」

――現時点で、世界で戦うために何を伸ばさなければいけないと思いますか。

「一番はストライキングです。ずっと打撃の向上については取り組んできていて、次の試合も打撃がカギになってくると思います。特に打撃からテイクダウンするまでの距離感やタイミングといったところですね」

――距離感の面では、1年前のパン・ジェヒョク戦は相手の距離感に惑わされた末の判定勝利でした。

「やりにくい相手でしたね。相性という面では、すごく相性の悪い相手でした。試合をして『強いなぁ』と感じていましたし、そのあとグラジエイターのチャンピオンになっても驚きはしなかったです。自分も試合ではスタンドでペースを掴めず、手数を出せない。かといってパン・ジェヒョク選手は腰が重いので、なかなかテイクダウンもできない。でも海外に行けば、そういう選手はたくさんいる。だから、そんな時に自分がどうすれば良いのかっていう練習もやっています」

<この項、続く>

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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#10 サディボウ・シ ジェイソン・ジャクソン ベラトール マゴメド・マゴメドケリモフ

【PFL2023#10】シの距離感に苦戦も、マゴメドケリモフがギロチンで仕留めてウェルター級優勝

【写真】シはボディを効かされて焦ったか。マゴメドケリモフがカウンターのギロチンを極めた(C) PFL

<ウェルター級決勝/5分5R>
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)
Def.3R1分17秒 by ギロチン
サディボウ・シ(スウェーデン)

サウスポーのシに対し、マゴメドケリモフがサークリングしながらシの蹴り足をキャッチした。すぐに足を抜いて下がるシを追いかけ、マゴメドケリモフがパンチを浴びせていく。差し合いからケージ中央に戻ったシとマゴメドケリモフが、ヒザを付き合うが動きはない。するとマゴメドケリモフがボディロックからシをグラウンドに引きずりこんだ。

強烈なパウンドを浴びせるマゴメドケリモフ、シは立ち上がりマゴメドケリモフをケージに押し込む。ここから再び差し合いでケージ中央へ。マゴメドケリモフが払い腰からダブルレッグに切り替えて尻もちを着かせるも、シが立ち上がり打撃戦に戻る。シは左右の蹴りを見せて中に入れさせない。残り30秒でマゴメドケリモフが飛び込み、右ストレートでシのアゴを跳ね上げた。すぐにシが組みつき、差し合いで初回を終えた。

2R、シが距離を詰めていくとマゴメドケリモフがサークリングする。マゴメドケリモフが左関節蹴りでシに尻もちを着かせたが、シは立ち上がって差し合いへ。支え釣り込み足でシの体勢を崩したマゴメドケリモフだが、テイクダウンを奪うまでには至らない。再びマゴメドケリモフがシの足を払うと、シが離れた。シの蹴り足をキャッチしたマゴメドケリモフだが、バックを狙うもシが切り返してケージに押し込んでいく。両者が離れると、シが蹴りをチラシながら距離を取り続けた。

3R、シが距離を保ちつつ左ハイを当てる。マゴメドケリモフのパンチを受けて尻もちを着くも、すぐに立ち上がって逆方向に逃げるという身体能力の強さを見せる。しかしマゴメドケリモフの右ボディストレートを効かされたシは、マゴメドケリモフの右足にシングルレッグで組みついたがカウンターでギロチンに捕えられる。マゴメドケリモフが左腕で絞り上げると、シがタップした。

(C)PFL

2023年シーズンのウェルター級を制したマゴメドケリモフは100万ドルを獲得し、ケージインしたベラトール同級王者ジェイソン・ジャクソンとのフェイスオフを行った。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#10 ガブリエル・ブラガ パトリシオ・フレイレ ヘスス・ピネド ベラトール

【PFL2023#10】パトリシオ・フレイレが観戦するなか、ピネドがブラガをKOして2023年フェザー級王者に

【写真】ピネドが上下の打ち分けから、最後は連打でフィニッシュ(C) PFL

<フェザー級決勝/5分5R>
ヘスス・ピネド(ペルー)
Def.3R0分58秒 by TKO
ガブリエル・ブラガ(ブラジル)

サウスポーのピネドに対し、ブラガが右インロー、左アウトローを蹴る。左ミドルから左ストレートを伸ばしたピネドは、前足を蹴られて関節蹴りを繰り出す。ピネドは左に回って左ストレート、左ミドルハイも右足を蹴られ続ける。ブラガはスイッチし、すぐにオーソに戻し右のカウンターを放つ。右ハイから右ジャブ、ボディにパンチを入れるピネドに対し、ブラガも右ストレートを打ち返す。ピネドは左ミドルを決めてワンツー、さらに右リードフックで前に出る。

ブラガはカーフを続けるが、パンチの距離では戦えていない。逆に蹴りとパンチのコンビを続けるピネドが左右のフックで前に出ると、ブラガもフックで打つ。最後の10秒でブラガの蹴り足を掴んだピネドが、左のフックを連打し初回が終わった。

会場で観戦するパトリシオ・フレイレが映し出されて2Rがスタート。サークリングするピネドをブラガがスイッチしながら追う。ブラガはサウスポーから左カーフを蹴るが、ピネドが押し返してパンチを振るう。ピネドの左ボディが突き刺さり、ブラガの右ガードが下がった。下がりながらもピネドの左がブラガの顔面を捉える。打っては離れるピネドに対し、ブラガの顔面が血で赤く染まっていく。距離が詰まると、ピネドが左ヒザから左右フックをまとめる。残り30秒でピネドが右ヒザで飛び込んだ。最後も互いのパンチが交錯するも、当てたのはピネドだった。

3R、ピネドが自らケージを背負いサークリングする。ガードを広げて近づくブラガに対し、ワンツーからケージ中央へ。ブラガの右ジャブに対し、ピネドのアッパー気味の左がブラガのアゴを貫いた。グラついたブラガに、ピネドが飛びヒザからパンチの連打を浴びせる。ケージに詰まりパンチを受けたブラガが防戦一方になると、レフェリーが試合をストップした。

(C)PFL

ピネドが2023年シーズンのフェザー級を制し、優勝賞金100万ドルを獲得。ピネドのインタビュー後、パトリシオがケージインしてピネドとフェイスオフへ。PFLとベラトールの王者対決は2024年に予定されている。


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F1 o RIZIN パッチー・ミックス ベラトール 朝倉海

【Bellator】バンタム級王者パッチー・ミックス「俺も日本への航空券を買ってあっちのベルトを獲ってこようかな?」

63: 実況厳禁@名無しの格闘家 2023/11/18(土) 18:22:29.70 ID:j0WQYIl30
秒でベルト取られる


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BELLATOR Bellator301 MMA MMAPLANET o ウスマン・ヌルマゴメドフ キック パトリッキー・フレイレ ベラトール

【Bellator301】シャブリがパトリッキーを血まみれにしてフルマーク判定勝ちも――GP決勝はどうなる?

<ライト級ワールドGP準決勝/5分5R>
アレクサンデル・シャブリ(ロシア)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45.
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)

開始早々ケージ中央でガードを固めて見合いながら、互いに距離を詰めていく。シャブリの細かいパンチをガードしたパトリッキーだが、右ローは相打ちに。手数は少なくブーイングも飛ぶが、緊張感が漂う。パトリッキーの左右フックをブロックしたシャブリが下がるも、伸ばした左手の指がアイポークになったとして試合が中断される。再開後、シャブリがケージ中央へ。回るパトリッキーに左インローを当てると、パトリッキーが一瞬オーソからサウスポーにスイッチした。ここでパトリッキーの左目から流血が見られる。アイポークの影響か――。

シャブリがローと前蹴りを散らす。手数が少ないパトリッキーだが、シャブリの右ローにワンツーを合わせた。それでもシャブリが距離を詰めてくると、パトリッキーがサークリングする。シャブリの右前蹴りがパトリッキーのボディに突き刺さり、さらに右カーフキックをクリーンヒットさせた。パトリッキーは左フックを空振り。サウスポーに構えるパトリッキーに、シャブリが左ミドルを浴びせた。

2R、近い距離でスタートしたが、シャブリがプレスをかけるとパトリッキーが下がる。パトリッキーのローにシャブリ右ストレートを合わせる。左ボディストレート、右三日月蹴り、さらに右スピニングバックキックを見せたシャブリに対し、パトリッキーも右スピニングバックキックを返した。シャブリが右を当て、バックステップでパトリッキーのワンツーをかわす。圧力とディフェンスで優位に進めるシャブリが、またもパトリッキーの右ローに右ストレートを合わせた。

パトリッキーは距離を詰めるも払われてしまう。左フックの相打ちもブロックしているシャブリが、パトリッキーにケージを背負わせ続ける。パトリッキーが前に出るとワンツーで前進を防ぐシャブリ。パトリッキーが完全にケージを背負うと、右ミドルハイを繰り出す。互いに右バックスピニングフィストを繰り出したあと、パトリッキーの右ローに右ストレートを合わせてダウンを奪ったシャブリが、そのままパトリッキーにケージを背負わせて2Rを終えた。

3R、パトリッキーが左ジャブを上下に散らす。しかしシャブリがバックステップでかわした。シャブリはパトリッキーの右ローに右ストレートを合わせ続ける。パトリッキーのガードをの間を、シャブリの右ストレートが貫く。シャブリが右を伸ばすとパトリッキーも下がってしまう。シャブリは左ボディストレートを突き刺した。ケージに詰められたパトリッキーの顔面を、シャブリの左フックが捕らえる。しかしパトリッキーも左フックを返すと、シャブリの顔面にヒット。ややバランスを崩したシャブリが下がる。パトリッキーも追いかけるが、シャブリを捕まえることができない。

シャブリがケージ中央に戻り、ワンツーを当てる。パトリッキーのワンツーはブロックされ、さらに右スピニングバックフィストに右ストレートを合わされてしまう。パトリッキーは左耳からも大流血が見られる。右三日月蹴りを突き続けるシャブリが、最後はパトリッキーの蹴り足を掴むと、パトリッキーが足を抜いて下がった。

4Rもパトリッキーの右ローにシャブリが右ストレートを合わせていく。シャブリの右三日月蹴りの打ち終わりに、パトリッキーが左右フックを入れていくも、今度はその打ち終わりにシャブリが右ストレートを当てた。さらにシャブリの左ジャブが連続でヒットする。ここでサウスポーにスイッチしたシャブリだが、手は出さない。オーソドックスに戻し、右ストレートと右の三日月蹴りで押していく。

疲れが見られるパトリッキーに対し、シャブリが右ストレートから連打、さらに右ヒザと攻め立てる。下がるパトリッキーが防戦一方に。シャブリの連打がパトリッキーの顔面を捉える。パトリッキーの流血も激しくなってきた。しかしパトリッキーも左右フックを振るいながら前に出ていく。シャブリは下がってディフェンスし、右ストレートから返しの左フックでパトリッキーのアゴを跳ね上げた。

最終回、シャブリの左ジャブがクリーンヒットする。パトリッキーが一気に距離を詰めると、またも右ストレートを合わせた。シャブリは流しに入ったか。サークリングしながらワンツーを伸ばしていく。両者のパンチの交錯は、シャブリの左ボディがヒット。シャブリはパトリッキーのパンチをブロックしている。パトリッキーの左目付近が腫れ上がり、顔面が大量の血で染まる。シャブリは右ストレートからの返しの左フックが当たるようになっている。ガードを下げたシャブリがパトリッキーの顔面に左ジャブを突き刺す。残り10秒でシャブリが右スピニングバックキックをパトリッキーの顔面に当てた。

裁定は文句なくシャブリのフルマーク判定勝ち。ライト級ワールドGPは今年10月に世界王者ウスマン・ヌルマゴメドフがブレント・プリムスに判定勝ちを収めて決勝に進出していた。しかしその後ウスマンがドラッグテストで引っかかり、試合結果がノーコンテストに変更され、ウスマンには6カ月の出場停止という処分が下された。ベラトールの今後の興行スケジュールとともに、ライト級ワールドGPの行方が気になるところだ。


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