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【ZFN03】河名マストと対戦、ユ・ジュサン「試合映像をチェックするたびに安心してしまって」

【写真】こんなに丁寧かつ、穏やかでいて辛辣。K-MMA界の慇懃無礼男だ(C)MMAPLANET

明日14日(土・現地時間)、韓国はコヤンのキンテックス7Aホールで開催されるZFN02で河名マストと対戦するのは、第1回大会でヘッドライナーを務めたユ・ジュサンだ。
text by Manabu Takashima

キャリア7勝0敗、負け知らずだが世界レベルで戦う力を持っているのかは不明だ。それでも河名に対して「楽勝できる」と歯牙にもかけない様子で断言した。

さらにLookin’ for a Fightだからといって特別なことをしないで、いつもように戦う姿勢を貫くユ・ジュサン。その言葉も全く気負いがなく、落ち着いた表情で口にしていた。心の底から自信があるのか。それとも根拠なき自信なのか。HEATフェザー級王座決定戦=倉本拓也戦前のインタビューの時とデジャブのような落ち着きよう。その倉本戦は、言葉の通りとなった。果たして、河名マストに対して同じことができるのか。明日、ハッキリする。


――パブリック計量と会見の終了直後にインタビューを受けていただいてありがとうございます。

「自分の方こそ、インタビューをしていただいて感謝しています」

――計量と会見がドッキングし、明日には対戦する選手と言葉を交換する。選手によってはとてもナーバスになるシチュエーションかと思うのですが、凄くリラックスしていましたね。

「前回大会は普通に計量だけでした。まぁ、これをやるのは嫌な相手の時はあると思います。でも、マスト選手なら問題ないです」

――というのは?

「自分の相手にはならないからです(笑)。楽勝できる相手だからプレッシャーもないので」

――凄い自信ですね。

「マスト選手の武器は、グレコローマンレスリングです。でも、それだけです。ワンツールで。試合映像をチェックするたびに安心してしまって。このままでは油断をしてしまうので、試合を視るのもやめました」

――……。実は2年前の12月30日のAngel’s FCを取材していて、ユ・ジュサン選手は清水俊一選手とフェザー級王座決定戦で戦った時、試合後に立てないほど足にダメージがありました。聞くと試合前に負傷していたということで。でも試合中に足関節を仕掛けられてもまるで痛みを顔に出していなかったです。相当に気合の入った選手だと感じました。

「痛みを顔に出さない。それは上手くできていたと思います(笑)。実はZFNの第1回大会のヘイナウド・エクソン戦前も練習中にカーフキックを蹴られ、骨にがひびが入っていました。まぁ殴り合って、手術しないといけなくなったら手術をすれば良いという気持ちで戦いました。

でも明日の試合は、我慢強さでない自分の強さをお見せしたいと思っています」

――リモートですが、Lookin’ for a Fightということで自ずと求められていることは分かります。そのなかで、ダナ・ホワイトのお眼鏡にかなうためにライバルになりそうな選手は誰だと考えていますか。

「正直、そういうことは気にしていないです。なるようになるだけで。なれば、良いなぐらいの感覚です(笑)。だから明日の試合もこれまで通り、自分ができることを全て出して勝つだけです。

自分はもともと勝ち続けて、直接UFCと契約したいと考えていました。でもRoad to UFCが出来てしまって、そういうステップアップは難しくなりました。ついていなかったです。

だからLookin’ for a Fightで戦う機会が巡ってきたのは、ラッキーといえばラッキーです。でも別に明日の試合で、何かが変わるとかは期待していないです。このまま勝ち続けていれば、いずれはUFCと契約できるので。明日の試合も、そんな未来に近づくための一歩になれば良いです。

インパクトを残すためにわざわざ危険を冒す必要は、まだないです。このタイミングじゃない。安定した強さを見せる自信はあるので、よろしくお願いします」

――ユ・ジュサン選手の言葉を聞いていると、UFCと契約することでなく、UFCと契約したあとを見据えているように思えます。

「その通りです(笑)。自信はあります」

■視聴方法(予定)
12月14日(土・日本時間)
午後6時30分~UFC Fight Pass

■ メインカード計量結果

<81キロ契約/5分3R>
キム・ハンスル:81.1キロ
ファン・インス:81.5キロ

<フェザー級/5分3R>
パク・チャンス:66.5キロ
ユン・チャンミン:66.0キロ

<フェザー級/5分3R>
ユ・ジュサン:66.25キロ
河名マスト:66.05キロ

<ウェルター級/5分3R>
ジャン・ユンソン:77.2キロ
佐藤天:70.3キロ

<ライト級/5分3R>
ドロブショク・ナホトフ:70.65キロ
マテウス・カミーロ:70.3キロ

<71.5キロ契約/5分3R>
ナンディンエルデン・キム・インソォン:70.0キロ
ホン・ジュンヨン:71.7キロ

<フェザー級/5分3R>
ジャン・イクファン:66.2キロ
チェ・ソンヒョク:65.7キロ

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45 MMA MMAPLANET o ZFN01 ブログ ヘイナウド・エクソン ユ・ジュサン

【ZFN01】右を効かせたユ・ジュサン、テイクダウンで巻き返すエクソンを振り切りフルマーク判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
ユ・ジュサン(韓国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ヘイナウド・エクソン(ブラジル)

ガードを高く上げたエクソンが前に出る。左右パンチを振るうが、ケージ際に追い込まれたところで、右ローを放った際にバランスを崩して尻もちを着いた。すぐにトップに回ったユ・ジュサンだが、立ち上がってエクソンの足を捌く。再びガードの中に入ったユ・ジュサンはパウンドを浴びせる。フルガードで固めるエクソンは下からユ・ジュサンの両手首を掴む。するとユ・ジュサンは手を切ってヒジを落としていく。

腰を上げてストレートを突き刺すユ・ジュサンに対し、エクソンは半身になってハーフから亀に。バックマウントを奪ったユ・ジュサン右腕を首に回し、左腕に切り替えてパームトゥパームから腕を組んでRNCを狙うも、ここは極まらず。右目に腫れが見えるユ・ジュサンが、バックから削り続けて初回を終えた。

2R、エクソンがワンツーから組みつき、バックに回った。リフトしてグラウンドに持ち込むエクソンだが、前に振り落とされてしまう。ボトムになったエクソンがユ・ジュサンの左腕を取ってキムラを狙う。腕を抜いたユ・ジュサンがサイドで抑え込む。右腕を差し上げるエクソンに対し、ユ・ジュサンはマウント奪取を狙ったが、エクソンはハーフに。ユ・ジュサンが左腕を枕にしてパスを仕掛ける。ケージ際で亀になりながら立ち上がるエクソン。ユ・ジュサンがバックコントロールからヒザで削るも、立ち上がったエクソンが正対して離れた。

スタンドではユ・ジュサンの右が幾度もエクソンの顔面を捉える。エクソンは離れて右スピニングバックキックを見せた。下がるエクソンはレフェリーにぶつかってしまう。ワンツーから右ミドルで攻め立てるユ・ジュサンに、エクソンが組みついた。ボディロックでドライブしたエクソンは、右腕を差し上げて押し込み続けるも離れた。ユ・ジュサンの右クロスがエクソンを襲う。下がるエクソンが挑発すると、互いにホロウェイ・スタイルで打ち合いを要求するが、互いに乗らなかった。

最終回、エクソンの右ローにユ・ジュサンが右ストレートを合わせる。さらにユ・ジュサンが右カーフキックから距離を取る。一気に距離を詰めたユ・ジュサンの右ストレートがクリーンヒット。グラついたエクソンが、ユ・ジュサンの右ローに合わせてテイクダウンを狙う。これを防いだユ・ジュサンがスタンドを選ぶと、すぐさまレフェリーもブレイクをかける。再開後、エクソンがシングルレッグで飛び込み、ユ・ジュサンに背中を着かせた。

バックに回ったエクソンは左足を差し入れてユ・ジュサンを潰す。ユ・ジュサンはスクランブルに持ち込み、バックを狙ったエクソンを前に振り落とした。パウンドの連打を浴びせるユ・ジュサン。エクソンのガードに入ったあとは慣れて、レフェリーもエクソンにスタンドを要求する。この展開でエクソンには明らかに疲労が見える。前に出たエクソンに左フックのカウンターを浴びせたユ・ジュサンだが、再びエクソンがシングルレッグでドライブしてくると、尻もちを着かされてしまう。最後はケージに背中を預けてパンチを打ち込み続けた。

裁定はフルマークでユ・ジュサンの判定勝ち。勝者は試合内容に納得がいかないか、肩を落としてキ・ウォンビンのインタビューに答えた。


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45 AB GFC K-MMA MMA MMAPLANET o Road to UFC UFC YouTube ZFN01 その他 キム・サンウク キム・ハンスル グ・ジユン ジョン・チャンソン チェ・ソンヒョク パク・ジェヒョン ヘイナウド・エクソン ユ・ジュサン 佐々木信治 修斗 倉岡寿美津

【ZFN01】コリアン・ゾンビ=ジョン・チャンソンがUFCへの登竜門イベント開催。注目はユ・ジュサン

【写真】メインに出場のユ・ジュサン。ゾンビ・ネイションからUFCへステップアップできるか(C)MMAPLANET

本日29日(土・現地時間)、韓国はソウル・ソンブク区にある高麗大学校(コリョ・テハッキョ)ファジョン体育館(チェユックァン)でZFN(Zombie-Fight Nation)01が開催される。
Text by Manabu Takashima

コメインで佐々木信治がキム・サンウクと対戦する大会は、その大会名が示す通りコリアンゾンビことジョン・チャンソンがプロモートしている。昨年8月の現役引退前から、キム・ドンヒョンに続けとTV界に進出していたコリアンゾンビが、UFCへの登竜門として旗揚げするZENはプロファイト6試合の前に、自らは行ったリアリティTVショー「ゾンビ・トリップ」から選抜された選手が戦うアマMMA大会=Z-ROYALも第1部として実施される。


ZEN01は全6試合で、韓国勢同士の対戦は1試合のみ。その他は韓日対決が3試合(うち1試合は韓国から高校生の時に来日し、ラグビー選手として活躍。今では日本国籍を取得し、修斗で3連勝中のグ・ジユンの試合も含まれる)、韓国×ブラジルが2試合となっている。

メインでヘイナウド・エクソンを迎え撃つユ・ジュサンは昨年8月に日本でHEATフェザー級王者となった6勝0敗の新鋭だ。佐々木と戦うキム・サンウクは去年のRoad to UFCに出場しベスト4だった。

ファブシリオ・アゼベドと戦うキム・ハンスルはDouble GFCとAFCのウェルター級王座を統一し、3年連続でRoad to UFCワンマッチ出場も、昨年と去年は結果を残せなかった。

UFCの登竜門は、UFCを狙うファイターの再生とステップアップの場であり、国際戦の経験を積ませる場としてK-MMA界の中枢になりうるのか。注目の旗揚げ戦だ。

■視聴方法(予定)
6月29日(土・日本時間)
午後7時~UFC Fight Pass

■ メイン対戦カード

<フェザー級/5分3R>
ユ・ジュサン(韓国)
ヘイナウド・エクソン(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
キム・サンウク(韓国)
佐々木信治(日本)

<ウェルター級/5分3R>
キム・ハンスル(韓国)
ファブリシオ・アゼベド(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
パク・ジェヒョン(韓国)
グ・ジユン(日本)

<ウェルター級/5分3R>
ジャン・ユンソン(韓国)
倉岡寿美津(日本)

<フェザー級/5分3R>
パク・ジン(韓国)
チェ・ソンヒョク(韓国)

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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#05 バッバ・ジェンキンス ヘイナウド・エクソン

【PFL2022#05】計算通りのTD&コントール・ゲームでジェンキンスがエクソン下し3P加算、プレーオフへ

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ヘイナウド・エクソン(ブラジル)

飛びこんでワンツーフックを振るったエクソンが右ミドルを蹴る。ジェンキンスは右ローからシングルレッグでケージに押し込み、ダブルレッグに切り替える。肩を押し、頭を抱えてきたエクソンを豪快にスラムで叩きつけたジェンキンスは頭を抜いて、バックに回る。背中に乗った状態から、立たれて着地したジェンキンスはキムラの仕掛けも背中にしっかりとついて潰すと、勢いのあるパンチを後方から打ち込む。

立ち上がったエクソンはキムラを諦めて、正対。ジェンキンスがシングルをリリースし、左を振るって距離を取り直す。エクソンの跳びヒザの着地に左を合わせたジェンキンスは、ジャンプして何かを狙ったエクソンに左ミドルを蹴り込む。前に出て左右のフックを打ったエクソンに対し、ジェンキンスも右を返して初回をリードした。

2R、ここも左右の荒いフックを連打するエクソンだが、ジェンキンスが組んで前方にテイクダウン。スクランブルでバックに回るも、前方に落とされる。打撃の間合いになると、ジェンキンスが左を振るって組みに行くが、エクソンが体を入れ替えて離れる。ジェンキンスは左を伸ばして追いかけ、ワンツーから左ロー、続いて左ミドルを見せた直後に組んでケージに押し込む。肩口にエクソンを抱え上げ、豪快にスラムしたジェンキンスがハーフ&肩固めへ。腕がルーズで殴りに切り替えたジェンキンスが鉄槌を顔面に打っていく。

残り90秒を切り、ジェンキンスのハーフでのトップが続き、エクソンがキムラアームロックへ。腕を抜いたジェンキンスが枕で圧を掛け最後は上体を起こしてパウンドを打ち下ろした。

最終回、エクソンのステップインに左をカウンターで当てたジェンキンスが、左の蹴りを使う。エクソンは後ろ回し蹴りも、動きを読まれているか。荒いワンツーの前進では距離を詰めることができない。と、ジェンキンスの左ローが急所に入り試合が中断される。再開後、エクソンが果敢にシングルからレッグリフトもジェンキンスは足を抜き、またもダブルから抱えてスラムへ。

ガードの中に収まったジェンキンス、ここままケージ際に押し込み時間の経過を待つ。エクソンももう勝利を諦めたかのように動かなくなり、抱き着くのみ。最後の10秒もエクソンはガードを開かず時間となった。結果、計算通り(?!)の3P加算で計6P、ジェンキンスのプレーオフ進出が決っまった。


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MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#05   アレハンドロ・フローレス アンソニー・ペティス アンテ・デリア クリス・ウェード サバ・ボラギ シェイモン・モラエス スティービー・レイ デニス・ゴルソフ ハウシュ・マンフィオ バッバ・ジェンキンス ブルーノ・カッペローザ ブレンダン・ラウネーン ヘイナウド・エクソン ボストン・サルモン ランス・パーマー 工藤諒司

【PFL2022#05】計量終了 逆転トップ4へ、工藤が計量パス。進出済ペティスは、フィニッシュ必至のレイと

【写真】公式計量結果は145.4ポンド、モック計量では145.5は発表された工藤。正式結果とモック計量が読み上げられた体重が一致しない選手が数多く見られた……どういうこと?  ちなみに左が本計量で、右がセレモニアル計量時の工藤だ(C)PFL

23日(木・現地時間)、24日(金・同)にジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催されるPFL2021#05の計量が行われた。

ヘビー級とフェザー級のレギュラーシーズン最終戦=2戦目は行われる今大会、当確マークが1人も出ていないフェザー級ではボストン・サルモンとサバ・ボラギが欠場し、ヘイナウド・エクソンとアゴ・フスキッチがライトチャンスをそれぞれバッバ・ジェンキンス、ブレンダン・ラウネーンと戦う。

クリス・ウェードはカイル・バチニアックと、アレハンドロ・フローレスは工藤諒司とのマッチアップ。さらシェイモン・モラエスはランス・パーマーと、全て3Pを持つ選手と0Pのファイターの顔合わせとなっている。


勝ち点を持っている組だが、フィニッシュ負けすると逆転され、判定勝ちの合計6Pでは他の4選手がフィニッシュ勝利すれば脱落という──究極のフィニッシュ必須対戦となっているフェザー級だ。

セレモニアル計量では、逆転トップ4入りを狙う工藤は一礼をして、ステージに登場。計量台の上でガッツポーズを取った。続いてカウボーイハットを被って現れたフローレスと、フェイスオフでは握手をガッチリと計3度かわし、それぞれ左右に分かれた。

フェザー級の選手にインタビューはなく、コメインでスティーブー・レイと対戦するアンソニー・ペティスが、モック計量とフェイスオフ後にインタビューを受けた。

既にペティスは6Pでプレーオフ進出を決めており、この試合でレイが3R2分30秒秒以内にフィニッシュ勝利すれば、現在4位の前年王者ハウシュ・マンフィオを弾き出して、4位でプレーオフ出場となる。

そのレイは「僕はいつだってフィニッシュを狙っているし、ここを勝ち抜ける。12分半以来に勝たないといけないけど、さっきも言ったようにどの試合もフィニッシュをしようと戦ってきた。そうやって勝てるよ」とインタビュー話した。

■視聴方法(予定)
6 月25 日(土・日本時間)
午前6時30分~DAZN

■PFL2022#05計量結果

<ヘビー級/5分3R>
ブルーノ・カッペローザ: 237.2ポンド(107.59キロ)
マテウス・シェッフェウ: 254ポンド(115.21キロ)

<ライト級/5分5R>
アンソニー・ペティス: 155.4ポンド(70.48キロ)
スティービー・レイ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ヒーナン・フェヘイラ: 261.2 ポンド(118.47キロ)
クリジソン・アブレウ: 258ポンド(117.02キロ)

<フェザー級/5分3R>
クリス・ウェード: 145.6ポンド(66.04キロ)
カイル・バチニアック: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アンテ・デリア: 246.8ポンド(111.94キロ)
シェルトン・グレイブス: 265.6ポンド(120.47キロ)

<フェザー級/5分3R>
バッバ・ジェンキンス: 145.8ポンド(66.13キロ)
ヘイナウド・エクソン: 145.2ポンド(65.86キロ)

<ヘビー級/5分3R>
デニス・ゴルソフ: 244.2ポンド(110.76キロ)
モーリス・グリーン: 241.4ポンド(109.49キロ)

<フェザー級/5分3R>
ランス・パーマー: 145.8ポンド(66.13キロ)
シェイモン・モラエス: 145.6ポンド(66.04キロ)

<ヘビー級/5分3R>
サム・ケイ: 240ポンド(108.86キロ
ジュアン・アダムス: 266ポンド(120.65キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス: 145.8ポンド(66.13キロ)
工藤諒司: 145.4ポンド(65.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブレンダン・ラウネーン: 145.8ポンド(66.13キロ)
アゴ・フスキッチ: 145.4ポンド(65.95キロ)

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MMA MMAPLANET o PFL UFC キック ヘイナウド・エクソン ボストン・サルモン ボラヒアン・ザーカー

【PFL2022#04】ヘイナウド・エクソン、判定勝ちも落選。PFLと契約はボストン・サルモンに

<フェザー級/5分3R>
ヘイナウド・エクソン(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
マイク・バーネット(米国)

ジャンプをして跳び込み、ラフなフックを振るうエクソン。勢いのある左右のフックは空振りも、エクソンは前に出てこられないバーネットにスピニングバックキックを放つ。右ローを蹴り、組んでバーネットを小外で倒したエクソンは、スクランブルでギロチンを仕掛けるが、ケージを背負い窮屈な姿勢だ。首を解いて離れたエクソンは、遠い距離から右フックを決める。さらにステップインに跳びヒザを合わせるが、エクソンは自らのローで姿勢を乱す。即立ち上がったエクソンがクリンチ、小外で揺さぶり、ザをボディに突き刺す。最後に首を抱えて払い腰も、腹ばいに落ちたエクソンがバーネットと同体で立ち上がり時間に。

2R、慎重な間合いの取り合いから、エクソンが飛び込んでワンツー。バーネットは手数が少なく、近い距離での打撃に応えてもフックを空振りし姿勢を乱す。やたらとスリップしけるバーネットに対し、エクソンはヒザ蹴りを2発入れ、組まれてもギロチンへ。バーネットはこのままボディロックテイクダウンへ。エクソンは下になってもギロチンを続ける。クローズドで懇親の力を込めたエクソンが、足を組みなおすもバーネットが頭を抜くことに成功する。

手首を掴まれ、パンチを打てないバーネットに対し、エクソンが三角絞めを狙うような動きを見せる。しかし、そのままガードを取り続けたエクソンは下のままでラウンド終了を迎えた。

最終回、バーネットが左フックで前に出る――が、リズムが悪い。エクソンはスピニングバックキック、ステップインには左を合わせる。エクソンの跳びヒザに、ステップバックしたバーネットが足を滑らせて尻餅をつく。起き上がるところに飛び込んだエクソンがアナコンダチョーク。足を入れて離れたバーネットがスタンドで離れる。ローを蹴ってもスリップダウンするバーネット。この足元では打撃も組みも、思い通り戦えないはずだ。

とはいえエクソンは足を滑らすことなく戦い、スピニングバックフィストを狙う。さらにスピニングバックキックと回転系の攻撃を続けるエクソンは、インパクトを残したいところか。ジャブで足を滑らせるバーネット、エクソンもここで足元が揃い不自然な姿勢に。最後に跳びヒザを狙ったエクソンが、3-0の判定勝ちを収めた。

3試合が判定、1試合が負傷TKO。ここまで3週と比較すると、査定試合として厳しい戦いが続いたフェザー級――まずボストン・サルモン、続いてボラヒアン・ザーカーが呼ばれ、エクソンはエドウィン・バーカーJrとともに落選となった。

ランディ・クートゥアー&ヴィトー・ベウフォート、四半世紀昔にUFCヘビー級王座を賭けて戦った2人と他1名のセレブパネリストはサルモン、ファン投票もサルモンを支持。コンテンダーシリーズからUFCに進んだ過去を持つサルモンは、「アイム・バック」と笑顔を見せた。


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LFA MMA MMAPLANET o PFL PFL CS2022#04 UAEW UFC YouTube   イ・ドギョム エドウィン・クーパーJr ヘイナウド・エクソン ボストン・サルモン

【PFL CS2022#04】計量終了 韓国のイ・ドギョム、果敢なチャレンジも痛すぎる計量失敗

【写真】北米進出へ、この計量失敗は痛すぎるイ・ドギョム (C)PFL

11日(金・現地時間)、フロリダ州オーランドのユニバーサル・スタジオで開催されるPFL Challenger Series2022第4週=フェザー級の計量が10日(木・同)に行われた。

PFLとの本契約を賭けて8選手が、4試合でその一枠(時には二枠?)を賭けて戦うPFL CSシリーズも後半戦に入った。


今回、アジアから元UAEWフェザー級王者のイ・ドギョムが参戦。コンテンダーシリーズからUFCへ進むも2敗でリリース、LFAで再起したボストン・サルモンというPFL本戦に進むのに絶好の機会を得ていた――が、なんとイ・ドギョムは148.6ポンドと計量を失敗してしまう。

それでも明日は試合の機会を得ることができたが、よほどのことがないと契約は難しいと思われる大失態だ。それでもファン投票という、細かい競技性よりもエキサイトメントを求める合否のスケールが存在するので、ここはもうフィニッシュ必須のゴーフォーブロック・ファイトで行くしかない。UAEWで見せたヒザ蹴りKO級のインパクトを残して初めて、契約の遡上に上ることができる――本当に痛い、計量失敗だ。

他に注目はメインのブラジル人で南アフリカ=EFCのフェザー級王者ヘイナウド・エクソンだ。

対戦相手のマイク・バーネットは戦績こそ11勝3敗だが、Legacy FCやLFAで勝ちきれてないクレイ・ハーヴィンソンに敗れており、エクソンとしても勝ち方、インパクトな重要な査定試合となる。

■視聴方法(予定)
3月12日(土・日本時間)
午前11時00分~PFL MMA YouTube Channel

■ PFL CS2022#04対戦カード計量結果

<フェザー級/5分3R>
ヘイナウド・エクソン: 145.8ポンド(66.13キロ)
マイク・バーネット: 145.8ポンド(66.13キロ)

<フェザー級/5分3R>
エドウィン・クーパーJr: 145.8ポンド(66.13キロ)
トロイ・ラムソン: 145.8ポンド(66.13キロ)

<フェザー級/5分3R>
イ・ドギョム: 148.6ポンド(67.4キロ)
ボストン・サルモン: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
スコッティ・ストックマン: 145.8ポンド(66.13キロ)
ボラヒアン・ザーカー: 145.4ポンド(65.95キロ)

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【PFL CS04】8試合、7カ国のファイターが集まり─タイからブラジルに戻ったブルーノ・ミランダが参戦

【写真】調整させ上手くいけば、巨強のブルーノ・ミランダ(C)MMAPLANET

1日(火・現地時間)、3月18日(水・同)にフロリダ州オーランドのユニバーサルスタジオで開催されるPFL Challenger Series05=ライト級に出場する8選手が発表されている。

ライトヘビー級、ウェルター級、女子ライト級、フェザー級に続き、5階級目となるライト級ロースターにはブルーノ・ミランダの名前が見られる。


ミランダはプーケットのタイガームエタイを拠点にMMAでは韓国のRoad FC、マカオのバトルフィールドFC、ムエタイはプーケットで、キックは中国のクンルン・ファイト、武林風、WBKで戦うなどアジアで活躍してきたストライカーだ。

ONEバンタム級の注目株ファブリシオ・アンドラジと同様にコロナ禍でトレーニングに支障がきたしたミランダは、タイを離れ母国ブラジルのリオに拠点を置いている。

アンドラジがノヴァウニオンに所属したのに対し、ミランダはブラジル・ボクシング界の名匠クラウジオ・コヘーリョが率いたボクシングジム=アカデミア・ノブレアルチ……カンタガーロという巨大フェベイラにあるジム等でトレーニングをしている模様だ。

ミランダがアジア以外で試合をするのは、実に2013年8月以来で8年7カ月ぶりになる。また米国でのファイトは初めてで、キャリア9勝4敗のカーソン・フレイと戦うことが決まった。パワフルな打撃で対戦相手の頭を下げさせ、ギロチンという鉄板パターンを持ちながら、減量下手&スタミナに問題を抱えていたミランダが、100万ドル獲得に最初の関門を越えることができるか──注目だ。

PFL CS05はミランダの対戦相手フレイ以外で、米国人ファイターの出場はデニス・ヒューズのみ。米国を拠点に戦っている外国勢も含め6選手が非アメリカンだ。

ボスニアヘルツェゴヴィナのダミール・フェルハトベゴビッチがイスラエル・アデサニャやダニエル・フッカーの同門ニュージーランドのBJ・ブランドと、カナダのミカエル・デュフォーはコロラドのエベレーション・ファイトチーム所属=エストニア生まれのアルメニア人アルート・ポゴシアンと、イスラエルのヤネル・アシュムズは前述したヒューズと戦う。

また2日(水・同)にはPFL CF03=女子ライト級とPFL CF04=フェザー級のカードも明らかとされ、前者では最注目だったフランスの五輪レスラー=シンシア・ベスカンの名前が何事もなく消えており、代役としてブラジルのエヴェリン・マルチンスがジャッキー・カタラインとのマッチアップがアナウンスされている。

なおフェザー級ではEFCフェザー級王者ヘイナウド・エクソンはマイク・バーネット、韓国のイ・ドギョムはジョシュ・ブライデンとの対戦が決まった。

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【PFL CS04】フェザー級選考マッチに韓国から前UAEW王者イ・ドギョム、EFC王者エクソンが参戦

【写真】コロナ前から中東経由で北米を目指していたイ・ドギョム。K-MMAのハングリーさを象徴しているファイターだ (C)UAEW

1月27日(木・現地時間)、3月11日(水・同)にフロリダ州オーランドのユニバーサルスタジオで開催されるPFL Challenger Series04=フェザー級の陣容が明らかとなっている。

既にライトヘビー級、ウェルター級、女子ライト級の3階級で4試合=8選手のロースターが発表され、LFA2冠のジョシュア・シルヴェイラ、BRAVE CFスーパーウェルター級王者のジャラ・フセイン・アルシラウィ、鉄板ボディロックパス=ルーカス・ハルク・バルボーサら興味深い選手名が確認できる。


今回、発表になったフェザー級では韓国からイ・ドギョムの出場が決まった。アジア広域でいえば上記にあるようにアラブ社会の中近東ヨルダンからウェルター級に参戦するアルシラウィに続き2人目、漢字文化圏=儒教文化圏といえる東アジアから初選出となった。

イ・ドギョムはAngel’s FCから北米、いやUFCを目指しUAE WARRIORSに参戦しフェザー級王座を獲得したがZuffaからのコールはなく、昨年10月にUFCベテランのアリ・アルカイシに敗れベルトを手放している。結果、オクタゴンからデカゴンにターゲットを変更し夢の100万ドル獲得に向けPFCのトライアウトといえるチャレンジャーシリーズに臨むこととなった。

この他、南アフリカのEFC Worldwideのブラジル人フェザー級王者ヘイナウド・エクソンに出場も注目だ。またジャクソン・ウィンクMMA所属で名門アイオワ大出身のレスラー=エドウィン・クーパーJr、豪州からキャリア8勝2敗のアーロン・ブラッキーら世界各地からファイターが選考されており、対戦カードの発表が楽しみだ。

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