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【ONE FF68】プラジャンチャイが3R以降はディベラを完封。判定勝利でキック&ムエタイの2冠達成

<ONEキックボクシング世界ストロー級王座決定戦/3分5R>
プラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ)
Def.3-0
ジョナサン・ディベラ(カナダ)

サウスポーのディベラがインローと左ミドル。プラジャンチャイはサウスポーにもスイッチしつつ、右ストレートを返す。プラジャンチャイは完全にサウスポーに構え、ディベラはジャブを突いて左ストレート・左アッパーにつなげる。プラジャンチャイも左ストレートを返すが、ディベラは下がらずパンチでプレッシャーをかけ、左ボディストレート・フックを打ち込む。

2R、ここもプラジャンチャイはサウスポーに構える。ディベラは左ローを蹴って、ジャブから左ストレートにつなげる。プラジャンチャイも右ミドルを当てる。ジャブの差し合いとなり、ディベラは左ストレートで前進。プラジャンチャイは右ミドルを蹴る。

ディベラは鋭いワンツーからパンチをまとめると、プラジャンチャイも右を返して譲らない。再びディベラがワンツーで出ていくと、プラジャンチャイは右のヒザ蹴りを合わせる。ディベラは距離を取って左ミドルを蹴る。

3R、互いに右ミドルを蹴り合い、ディベラはワンツーで飛び込む。プラジャンチャイは右ミドルと左ローを蹴る。ディベラはジャブを当てて左ミドルと左ロー、プラジャンチャイは左右のミドル。ディベラは左ストレートで飛び込んで左ボディ、プラジャンチャイも左フックを返す。

お互いに左ローを蹴り合い、ディベラは離れた間合いからワンツーと左ボディ。プラジャンチャイが右ミドルを蹴るとディベラの動きが止まる。プラジャンチャイは構えをスイッチしながら右ミドル。ディベラは変わらずワンツーで前に出ていくが、クリーンヒットはない。

4R、プラジャンチャイはオーソドックスに構えて右のヒザ蹴りで突進。これを何度も突き刺して、ディベラにパンチを打たせない。ディベラはインローを蹴って左ストレート、前に出てくるプラジャンチャイに右フックを狙う。

プラジャンチャイは距離を取りながら右ミドルを蹴って、ディベラが前に出てくると右のヒザ蹴りを突き刺す。ディベラの左ストレートとプラジャンチャイの右のヒザ蹴りが交錯。両者は手を挙げて、自分の優勢をアピールする。

5R、プラジャンチャイはオーソドックスに構えて右ミドル。ディベラも左ミドルとインローを蹴り、ジャブを突いてワンツー。プラジャンチャイは右ミドルと右ストレートをタイミングよく当て、右のヒザ蹴りも突き刺してディベラを前に出させない。

ディベラがパンチの打ち合いに持ち込もうとするが、ディベラが右ストレートを当て、右のヒザ蹴りを突き刺す。試合終了になると両者とも手を挙げて、自分の勝利をアピールした。判定ではプラジャンチャイが勝利。試合が進むにつれて自分のペースに持ち込んだプラジャンチャイがムエタイ&キックの2冠を達成した。


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【ONE FF68】豪華版FF、プラジャンチャイとディベラが仕切り直しのキック王座戦&スーパーレックも参戦

【写真】プラジャンチャイとディベラの一戦はキックルールがどう勝敗に左右するかに注目したい(C)ONE

28日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE Friday Fights 68。今大会ではONEキックボクシング世界ストロー級王座決定戦=プラジャンチャイ・PK・センチャイ×ジョナサン・ディベラ、ONEキックボクシング世界フライ級王者スーパーレック・キアトモー9のムエタイ戦が組まれている。
Text by Takumi Nakamura

基本的にワンマッチを中心に試合が組まれるONE Friday Fightsシリーズだが、今大会では4月のONE Friday Fights 58「Superbon vs Grigorian II」に続いて、タイトルマッチが1試合、現役王者のワンマッチが1試合と豪華なラインナップとなった。


今大会で組まれたタイトルマッチ=プラジャンチャイ×ディベラのONEキックボクシング世界ストロー級王座決定戦は、当初ONE Friday Fights 58で行われるはずだった一戦。この時は王者ディベラにプラジャンチャイが挑む図式だったが、ディベラがハイドレーションテストの検体未提出で計量が行われず。試合そのものが中止となり、ディベラは王座剥奪という形に終わった。今回は空位になった王座をかけて、仕切り直しの両者の対戦となった。

プラジャンチャイはムエタイで輝かしい実績を残し、現在はONEムエタイ世界ストロー級王座を保持。ムエタイ・キックの2冠を目指してのディベラ戦となるが、ONEでのキックルールは2023年9月のアクラム・ハミディ戦に続いて2度目となる。ハミディ戦では2Rに左フックでダウンを奪って判定勝利したものの、途中でハミディに右ロー・カーフを効かされ、思わぬ苦戦を強いられている。一方のディベラは2022年10月にジョン・ペイメンに判定勝利してONEキックボクシング世界ストロー級王座に就くと、2023年10月の初防衛戦ではダニエル・ウィリアムスを判定で下して王座防衛に成功している。

ディべラはサウスポーから繰り出す左ストレートと左ロー・ミドルを軸に攻撃を組み立てる、キックルールに特化したサウスポースタイルと言える。キックルールでの試合を比較すると、ヒジ&首相撲なしにおけるパンチと蹴りのコンビネーションや出入りスピードはディベラの方が上だ。プラジャンチャイとしては序盤にディベラと打ち合う、もしくはディベラの入りにカウンターを合わせるか。それともディベラのスピードが落ちる後半に勝負をかけるか、ディベラの穴を突く形で勝機を手繰り寄せたい。いずれにせよ1~3Rまでの攻防が勝敗に影響する5R戦=王座決定戦になるだろう。

また今年1月のONE日本大会で武尊と激闘を演じたスーパーレックが、約5カ月ぶりにリングに立つ。日本のファンにとっては武尊戦の印象が強いスーパーレックだが、直近ではムエタイルールで試合を続けており、9月にアメリカで行われるONE168: Denverでは、ジョナサン・ハガティー が保持するムエタイ・バンタム級王座への挑戦も決定している。今回はハガティー戦に向けた前哨戦として、ONE FFで7連勝中のゴントーラニー・ソー・ソンマイを迎え撃つ。キックルール=武尊戦とは異なるムエタイルールでのスーパーレックの強さに注目したい一戦だ。

また日本からはキックルールでシュートボクシングの坂口魁斗(魁斗)とMMAルールで若林耕平が参戦。ムエタイルールで上野優翔(優翔)×橋本亮汰(テレカ∞)の日本人対決も行われる。

■放送予定
6月28日(金・日本時間)
午前9時30分~U-NEXT

■ONE FF68

<ONEキックボクシング世界ストロー級王座決定戦/3分5R>
プラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ)
ジョナサン・ディベラ(イタリア)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
スーパーレック・キアトモー9(タイ)
ゴントーラニー・ソー・ソンマイ(タイ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
スーブラック・トー・プラン49(タイ)
カムラン・ナバティ(ロシア)

<キックボクシング・バンタム級/3分3R>
ペッタノン・ペットファーガス (タイ)
アラヴァディ・ラマザノフ(ロシア)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
シャドウ・シンハ・マウイン(タイ)
ジミー・ビエノ(フランス)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
パコーン・PK・センチャイ(タイ)
ラフィ・ボーヒック(フランス)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
シブムン・シッチェブンタン (タイ)
タイソン・ハリソン(豪州)

<ムエタイ・140ポンド契約/3分3R>
ヨードレックペット・オー・アトチャリア (タイ)
コムアウット・FAグループ (タイ)

<ムエタイ・132ポンド契約/3分3R>
ポンペット・PK・センチャイ (タイ)
スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ)

<キックボクシング・132ポンド契約/3分3R>
ラン・シャンタン(中国)
坂口魁斗(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/3分3R>
サンラン・ガーシー(中国)
若林耕平(日本)

<ムエタイ・143ポンド契約/3分3R>
上野優翔(日本)
橋本亮汰(日本)

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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship ONE FF58 キック コンペット・フェアテックス ゴンチャイ・チャナイドンムラン ゴントーラニー・ソー・ソンマイ ジョナサン・ディベラ スーパーボン・シンハ・マウイン セクサン・オー・クワンムアン ノンオー・ハマ プラジャンチャイ・PK・センチャイ ボクシング マラット・グレゴリアン ルンピニー

【ONE FF58】ディベラがハイドレーションテスト未提出でプラジャンチャイ戦は中止

【写真】注目の世界戦は思わぬ形で中止に。ディベラが保持していた王座は空位となった(C)ONE

5日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE Friday Fights 58「Superbon vs Grigorian II」。今大会で行われる予定だったONEキックボクシング世界ストロー級選手権試合=王者ジョナサン・ディベラ×挑戦者プラジャンチャイ・PK・センチャイが中止となった。
Text by Takumi Nakamura


ONEキックボクシング世界フェザー級暫定王座決定戦のスーパーボン・シンハ・マウイン×マラット・グレゴリアンと共に今大会で組まれていたキックボクシングルールの世界戦が大会直前にキャンセルという事態に。

ONE Championshipの日本語版公式Xは「ジョナサン・ディベラがハイドレーションテストの検体を提出できず、計量が許可されなかったため、プラジャンチャイとのONEストロー級キックボクシング世界王座戦は中止となりました」と中止の理由を説明し、ディベラが保持していた王座は空位となる。

■放送予定
4月5日(金・日本時間)
午後9時15分~U-NEXT

<ONEキックボクシング世界フェザー級暫定王座決定戦/3分5R>
スーパーボン・シンハ・マウイン(タイ)
マラット・グレゴリアン(アルメニア)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ノンオー・ハマ(タイ)
クラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(タイ)

<ムエタイ・142ポンド契約/3分3R>
セクサン・オー・クワンムアン (タイ)
麻火佑太郎 (日本)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ムアンタイ・PK・センチャイ(タイ)
ナックロップ・フェアテックス(タイ)

<ムエタイ・134ポンド契約/3分3R>
ジャオスイヤイソー・ソー・デチャパン(タイ)
ゴントーラニー・ソー・ソンマイ(タイ)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
シャドウ・シンハ・マウイン(タイ)
エリック・ヘアー(スウェーデン)

<ムエタイ・126ポンド契約/3分3R>
コンペット・フェアテックス(タイ)
ゴンチャイ・チャナイドンムラン(タイ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ジェイク・ピーコック(カナダ)
新城絋平(日本)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
アリーフ・ソー・デチャパン(タイ)
ジャン・ペイメン(中国)

<ムエタイ・122ポンド契約/3分3R>
石井寿来(日本
片島聡志(日本)

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45 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF58 キック ジョセフ・ラシリ ジョナサン・ディベラ プラジャンチャイ・PK・センチャイ ボクシング ルンピニー

【ONE FF58】ムエタイ世界王者のキック世界王座挑戦。プラジャンチャイ「2つの拳を使うから同じ」

【写真】ZOOMインタビュー中に音声をオフしたり、映像も途切れたり、その場を離れたたり、奥さんかガールフレンドか女性の声がずっと聞こえてきたりしていたプラジャンチャイですが、質問の受け答えは非常に的確で。天才なんだなぁと思えました(C)MMAPLANET

5日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニー・スタジアムで開催されるONE Friday Fights 58「Superbon vs Grigorian II」にて、ストロー級ムエタイ世界王者のプラジャンチャイ・PK・センチャイがジョナサン・ディベラが保持するキックボクシングルールの世界王座に挑戦する。
Text by Takumi Nakamura

プラジャンチャイはムエタイで輝かしい実績を残し、2021年からONEに参戦。2023年6月にサムエー・ガイヤーンハーダオにKO勝利して暫定ストロー級ムエタイ世界王座を手にすると、12月には過去に敗れているジョセフ・ラシリに1RKOでリベンジを果たし、王座統一にも成功した。

ONEでは初のキックルールとなるプラジャンチャイだが「自分は100戦以上ムエタイの試合をやってきて、彼(ディベラ)にないものをたくさん持っている」と自信たっぷり。またプラジャンチャイにもギャンブルから変わりつつあるムエタイについても訊いた。


――昨年12月のONE Friday Fights 46では、ストロー級ムエタイ世界王座の統一戦として正規王者のジョセフ・ラシリと対戦し、ヒジ打ちでKO勝利を収めました。ラシリとは2022年5月にも対戦しており、カットによるTKO負けを喫しています。リベンジ出来た要因は何だったと思いますか。――プラジャンチャイ選手はONEでMMAグローブ着用のムエタイルールの試合を戦うようになりました。ボクシンググローブ着用の通常のムエタイルールとは違は何かありますか。

「グローブは違うけど2つの拳を使って戦うんだから大きな違いはないよ。初めてMMAグローブの試合をやったときは戸惑ったけど、すぐにアジャストできたし、特に困ることなく戦えるようになった」

――具体的にどのような練習をしてアジャストできたのでしょうか。

「う~ん………慣れれば大丈夫(笑)。練習で使うグローブは変えるけど、基本的にやることは同じだから」

――では特にMMAグローブ用の対策はしないのですか。

「そうだね。基本的なことは変わらないよ。強いて言うなら、MMAグローブの時はより速く動く、スピードは意識するけど、そのくらいかな」

――それこそ今回対戦するジョナサン・ディベラは非常にスピードがある選手です。彼に対してはどんな試合をイメージしていますか。

「確かに彼の動きは速くてスピードがある。でも自分の戦い方は彼にはない安定感があるし、自分の方がタフだ。自分は100戦以上ムエタイの試合をやってきて、彼にないものをたくさん持っている。それに彼の動きが速いと言っても、自分が彼より遅いとは思っていないよ」

――これまでMMAPLANETでONEのタイ人選手に聞いてきたことをプラジャンチャイ選手にも質問させてください。ルンピニー・スタジアムでONEが毎週大会を開催していて、ムエタイ=賭け・ギャンブルという状況が変わりつつあると思います。プラジャンチャイ選手はこれについてどう感じていますか。

「ONEがムエタイの試合を組むことで、確実にムエタイは良い方向に進んでいる。人々がムエタイをギャンブルではなくスポーツ・娯楽として見るようになり、ムエタイを見る層そのものも変わった。ムエタイはギャンブラーが金を賭けるものではなく、誰もが見て楽しむものになったんだ。戦っているファイターたちも、ギャンブルのことを気にすることなく、自分のスキルを100パーセント見せて勝つために戦うことができる。これはすごくいいことだと思うよ」

――ONEのムエタイルールでは選手たちがKOを目指して激しい試合を繰り広げています。プラジャンチャイ選手はそうしたアグレッシブな試合の方が好きなのですか。

「今までのムエタイはギャンブルを成立させなければいけないから、どちらかが一方的に勝つことは好まれなかった。1Rはお互いに様子を見て、どんな技を出すのかをチェックする。そのうえで2R以降はどういう攻防をするかを考え、どちらかが一方的にならないように競っているような試合をする。

そうやってギャンブラーの掛け金を増やさないと自分たちの手元に入るお金が少なくなるんだ。どちらかが相手を打ち負かすのではなくて、ある意味2人で協力しながら稼ぐ額を増やすのがギャンブルのあるムエタイだ」

――ギャンブルである以上、純粋に勝つために戦うだけではいけないと。

「ムエタイはファイトマネーそのものが高くないし、自分たちは家族を養うためにも稼がないといけないからね。でもONEでは一方的に相手を打ち負かすことが評価されて、KOボーナスやファイトボーナスを手に入れることができる。自分たちが持っているスキルをフルに使い、1Rから勝ちにいっても問題ない。自分はそういう試合が好きだし、見ている人たちにも楽しんでもらえると思う」

――まさにONEがムエタイを変えたわけですね。

「そうだね。ただしそれはONEのムエタイがギャンブルではないからであって、またムエタイがギャンブルに戻るのであれば、選手たちも以前と同じような試合をするだろうね」

――ONEがムエタイの試合を組むことで、選手もタイだけでなく世界中でスターになる可能性があります。プラジャンチャイ選手も世界規模の選手になりたいと思いますか。

「もちろん!ONEで試合をして世界中の人に自分を知ってもらえるチャンスがあることは最高だよ」

――日本には多くのプラジャンチャイ選手のファンがいます。そのファンに向けてメッセージをいただけますか。

「日本のみなさん、そして世界中のみなさんに4月5日の試合を見て欲しいと思う。結果がどうなるかは分からないけど、100パーセント全力の試合をするよ!」

■放送予定
4月5日(金・日本時間)
午後9時15分~U-NEXT

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MMA MMAPLANET o ONE ONE FF46 ジョセフ・ラシリ プラジャンチャイ・PK・センチャイ

【ONE FF46】さすがの一撃! プラジャンチャイが右で目隠し→左ヒジでラシリをKOし、ベルトを奪取

【写真】パンチとヒジの攻防が増えるONEムエタイだからこそ、ヒジの技術がよりクローズアップされるだろう(C)ONE

<ONEムエタイ世界ストロー級タイトルマッチ/3分5R>
プラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ)
Def.1R1分28秒 by KO
ジョセフ・ラシリ(イタリア)

サウスポーのプラジャンチャイの顔面に、ラシリが右ヒジを当てた。

プラジャンチャイの左ロー、左ミドルを受けつつ、右ストレートと前蹴りで詰めていくラシリ。ロープに詰められたプラジャンチャイが、右手でラシリの顔を抑えながら左ヒジ一閃!

完全に見えていなかったラシリは、この一撃を受けてダウンし、立ち上がることができなかった。このKO勝ちでプラジャンチャイはベルトとともにボーナスも獲得した。


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AB ABEMA GLORY K-1 MMA MMAPLANET o ONE ONE FF46 アニッサ・メクセン キック シッティチャイ・シッソンピーノン ジョセフ・ラシリ スリヤンレック・ポー・イェンイン スーパーボン・シンハ・マウイン スーブラック・トー・プラン49 セクサン・オー・クワンムアン タワンチャイ・PK・センチャイ チャンネル ブラック プラジャンチャイ・PK・センチャイ ペッディージャー・ルクジャオポーロントン ボクシング ムアンタイ・ PK・センチャイ ルンピニー 小笠原瑛作

【ONE FF46】2023年最終興行は3大王座戦を含む過去最高レベルの豪華ラインナップ!小笠原瑛作も参戦

【写真】ONE Friday Fightsが大きな盛り上がりを見せた2023年。それを締めくくるにふさわしいビッグイベントだ (C)ONE

22日(金・現地時間)タイはバンコクのルンピニースタジアムで開催されるONE Friday Fights 46が開催される。
text by Takumi Nakamura

日本の小笠原瑛作が出場する2023年最後のONEの公式戦=ONE Friday Fights は過去最高、Fight Nightシリーズやナンバーシリーズで行われてもおかしくない豪華ラインナップとなった。

大会の後半3試合には3大王座戦=タワンチャイ・PK・センチャイ×スーパーボン・シンハ・マウイン(ムエタイ世界フェザー級)、ジョセフ・ラシリ×プラジャンチャイ・PK・センチャイ(ムエタイ世界ストロー級)、ペッディージャー・ルクジャオポーロントン×アニッサ・メクセン(キックボクシング女子世界アトム級)が並ぶ。


(C)ONE

タワンチャイ×スーパーボンは10月のONE Fight Night 15で予定されていたが、スーパーボンがふくらはぎの負傷により欠場。今大会にスライドして行われることになった。

スーパーボンはチンギス・アラゾフにこそ敗れているものの、シッティチャイ・シッソンピーノン、ジョルジオ・ペトロシアン、マラット・グレゴリアンには勝利している。タワンチャイもONEではシッティチャイに敗れたのみだが、戦ってきた相手のレベルで言えばスーパーボンの方が上という見方も出来る。

またフィジカルやスピード&アジリティのトレーニングも練習メニューに取り入れる新世代のムエタイ戦士=タワンチャイと「立ち技で倒すべき相手はあと2人。タワンチャイとアラゾフ」というスーパーボンによる、ムエタイの世代を超えた戦いでもある。ONEムエタイではパンチとヒジで打ち合う試合が増えているが、タワンチャイとスーパーボンはどちらも蹴りを得意にしており、激しいだけではない、ハイレベルな技術戦、特に蹴りの攻防に注目してもらいたい一戦だ。

(C)ONE

ラシリ×プラジャンチャイは昨年5月以来のリマッチだ。この時は王者プラジャンチャイにラシリが挑む形で、ラシリが3R終了時にプラジャンチャイを戦意喪失に追い込むTKO勝利で番狂わせを起こし、王座戴冠を成し遂げた。

ラシリは昨年11月に一階級上の王者ロッタン・ジットムアンノンに挑むも判定で敗れて、二階級制覇はならず。怪我による長期欠場のため、今年6月にプラジャンチャイとサムエー・ガイヤンハーダオによる暫定王座決定戦が組まれて、プラジャンチャイが勝利。ラシリの復帰戦に合わせて両者のタイトル戦が組まれた経緯がある。

前回の対戦ではラシリがリーチを活かしたジャブ&インローとステップワークを駆使してプラジャンチャイを翻弄。最終的にはラシリがパンチとヒザ蹴りでプラジャンチャイの眉間を切り裂き、左ボディを的確に打ち込んで戦意喪失に追い込んでいる。プラジャンチャイとしてはラシリとの距離をどう詰められるかがリベンジのポイントになるだろう。

(C)ONE

そしてペッディージャーとメクセンはキックボクシング女子世界アトム級暫定王座決定戦をかけて対戦する。

メクセンはGLORYをはじめキック・ムエタイで数々の実績を残して、2021年9月からONEに参戦。なかなかタイトル戦の機会を得ることができなかったが、ようやく今回のチャンスが巡ってきた。

一方のペッティージャーは今年3月からONEに参戦し、7カ月間で4試合を戦って全勝=すべてKO・TKOという驚異的なレコードを残している。

ペッティージャーは自分から距離を詰めて近距離の打ち合いで勝つ、まさにここ最近のONEムエタイを象徴するような戦い方を好む。このスタイルが百戦錬磨のメクセンにどこまで通用するかに注目したい。

王座戦以外にもノンオー・ハマ、セクサン・オー・クワンムアン、ムアンタイ・PK・センチャイとトップ選手が続々と登場。さらに第1試合ではK-1参戦歴のあるスリヤンレック・ポー・イェンインとヨーキッサダー・ソー・ソンマイが対戦し、ジャオスイヤイソー・ソー.デッチャパンも出場するなど、日本に馴染みのファイターも多い大会となっている。

■放送予定
12月22日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル(前半6試合)
午後9時30分~ PPV ONE official site (Englsih Page)

<ONEムエタイ世界フェザー級タイトルマッチ/3分5R>
タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)
スーパーボン・シンハ・マウイン(タイ)

<ONEムエタイ世界ストロー級タイトルマッチ/3分5R>
ジョセフ・ラシリ(イタリア)
プラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ)

<ONEキックボクシング女子世界アトム級暫定王座決定戦/3分5R>
ペッディージャー・ルクジャオポーロントン(タイ)
アニッサ・メクセン(フランス)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ノンオー・ハマ(タイ)
ニコ・カリロ(スコットランド)

<ムエタイ140ポンド契約/3分3R>
セクサン・オー・クワンムアン(タイ)
リバー・ダス(英国)

<ムエタイ136ポンド契約/3分3R>
ムアンタイ・ PK・センチャイ(タイ)
ナビル・アナン(タイ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
クラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(タイ)
ファリヤ・アミニプール(イタリア)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
ジャオスイヤイソー・ソー・デチャパン(タイ)
ペットスクンビット・ボイ・バンナー(タイ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
スーブラック・トー・プラン49(タイ)
クレイグ・コークレイ(アイルランド)

<ムエタイ132ポンド契約/3分3R>
小笠原 瑛作(日本)
チョーファー・トー・センティアンノーイ(タイ)

<ムエタイ132ポンド契約/3分3R>
スリヤンレック・ポー・イェンイン(タイ)
ヨーキッサダー・ソー・ソンマイ(タイ)

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