カテゴリー
45 MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#05 キック パトリッキー・フレイレ ブルーノ・ミランダ ミカエル・デュフォー

【PFL2024#05】1Rのラッシュ以降は動きが落ちたパトリッキー。ボディを効かされミランダに判定負け

<ライト級/5分3R>
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)

開始早々から両者の距離が近い。パトリッキーがワンツーを放つと、ミランダも右を返す。ここから壮絶な打ち合いへ。パトリッキーの左右フックがミランダの顔面を捉えるも、ミランダも左ハイ、右ローを返す。ケージ中央で一旦落ち着いた両者だが、パトリッキーの動きは重い。右カーフを当てたパトリッキーがプレスをかけていく。ミランダは左ミドル、右ローへ。パトリッキーはミランダの右ローに合わせてダブルレッグでテイクダウンを奪う。

パトリッキーが体を起こしたミランダの首を左腕で抱え、ギロチンで絞り上げる。これは極まらずもマウント→バックマウントと移行したパトリッキーは、再び仰向けになったミランダをケージに押し付けパンチを浴びせた。ミランダがケージに背中を着けて立ち上がる。パトリッキーは離れ際に右ヒザを突き上げた。ケージ中央に戻ると、パトリッキーが左右フックを繰り出す。ミランダはボディへの左ジャブ、右ストストレートからさらにボディを狙う。カーフの打ち合いからパトリッキーの右ストレートに、ミランダも右を合わせていく。パトリッキーは右スピニングバックキックをかわしされるも、右カーフを当てていった。

2R、ミランダが左ジャブから左ハイへ。パトリッキーが距離を詰めて左右フックを振るう。ミランダの左ジャブ、左フックもパトリッキーの顔面をかすめる。パトリッキーは右カーフが当たるも、後続打がない。ケージ中央で右跳びヒザを見せたパトリッキーだが、これは当たらず両手をマットに着いてしまう。立ち上がり、プレスをかけていくパトリッキー。ミランダはサークリングから右ローを繰り出す。パトリッキーは蹴りからバランスを崩してしまう。

ミランダの左ジャブに、パトリッキーが右を被せる。ミランダもパトリッキーのローに左右フック、右ストレートを合わせていく。ミランダの左がパトリッキーの顔面を捉える場面も増えてきた。ミランダの左ミドルに左ジャブを合わせたパトリッキーは、尻もちを着いたミランダを追撃することができない。反対に立ち上がったミランダの猛攻を受けてしまう。真っ直ぐ下がるパトリッキーは、ケージを背にしてミランダの連打を食らってグラついたが、ラウンド終了まで耐えた。

最終回、ミランダが左ミドルを繰り出す。パトリッキーの左ローがミランダの下腹部を捉えたか、休憩が与えられた。再開後、ミランダが左ミドルを見せると、打ち終わりにパトリッキーがワンツーを伸ばす。パトリッキーは右スピニングバックフィストを放つも、ミランダの連打を受けてまたもケージまで下がってしまう。互いに蹴りを散らしながら、ミランダが距離を詰めるとパトリッキーが下がった。パトリッキーのパンチを受けたミランダが打ち返すと、やはりパトリッキーが下がる。パンチを食らいながらもパトリッキーがダブルレッグで飛び込み、ミランダに背中を着かせた。

左腕を枕にしてパスしたパトリッキーが、うつ伏せになったミランダのバックに回る。再び仰向けになってハーフガードのミランダを抑え込むパトリッキー。しかし展開がなく、ここでレフェリーがブレイクをかけた。スタンドで再開されると、距離を詰めてくるミランダを、パトリッキーが右アッパーで迎え撃つ。しかしミランダが連打を浴びせ、ボディにパンチが突き刺さるとパトリッキーの動きが落ちる。パトリッキーはシングルレッグで組みつき、ミランダが足を抜いて離れると、パトリッキーが立ち上がれない。このようなシーンが続くなか、ミランダが攻勢で試合を終えた。

裁定はスプリットでミランダへ。しかしパトリッキーはもちろん、ミランダもプレーオフ進出はならず。試合中にはプレーオフが確定して喜ぶミカエル・デュフォーの姿が映し出されていた。ただ、この試合に限ってはプレーオフ進出を巡る動きよりも、パトリッキーの限界が目立つ内容となってしまった。


The post 【PFL2024#05】1Rのラッシュ以降は動きが落ちたパトリッキー。ボディを効かされミランダに判定負け first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#05   アダム・ピコロッティ アレックス・ポリッジ アンソニー・ロメロ アントニオ・カルロス・ジュニオール インパ・カサンガネイ エルヴィン・エスピノーザ カール・アルベクツソン ガジ・ラバダノフ クレイ・コラード サディボウ・シ シモン・ビヨン ジョシュ・シルヴェイラ セルヒオ・コッシオ ソルト ソロモン・レンフロ トム・ブリーズ ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ パトリッキー・フレイレ ブルーノ・ミランダ ブレント・プリマス マス・ブーネル ミカエル・デュフォー ロブ・ウィルキンソン

【PFL2024#05】計量終了 とにかく殴り勝つしかないパトリッキー×ミランダ。非情なLH級1位×2位対決

【写真】これがPFL、100万ドルに向けたの戦いだ(C)PFL

21 日(金・現地時間)にユタ州ソルトレイクシティのハンツマンセンターで開催されるPFL2024#05の計量が、20日(木・同)に行われた。2024年第5戦はライト級とライトヘビー級のレギュラーシーズン最終戦となる。
Text by Manabu Takashima

初戦を終えてライト級の上位4選手=プレイオフ進出圏内はミカエル・デュフォー、クレイ・コラード、そしてエルヴィン・エスピノーザの4名だ。


とはいえデュフォーとコラード、そしてプリマスが5P獲得で、エスピノーザは4P、もう1人勝ち星を手にしているガジ・ラバダノフは3Pで、この両者が今大会で潰し合う。

デュフォーは7位のアダム・ピコロッティと、コラードは10位のマス・ブーネルと戦うわけでは、彼としては何としてもクイックシックスを狙う相手に3Pを手にできれば、プレーオフ進出が見えてくるので、敢えてフィニッシュを狙う必要がないファイト故にさらなるポイントの獲得もなるかもしれない。

ソロモン・レンフロと対戦するピコロッティも同様だが、レンフロが計量失敗で-1Pが確定しており、この時点でプレーオフ進出は他の試合でドローが続くという奇跡が起こらなければ絶望的となっている。

そのなかで注目なのは初戦で2R TKO負けした者同士、パトリッキー・フレイレとブルーノ・ミランダの一戦となる。上位陣の敗北があること前提で、両者揃って必要なのはクイック6だ。そして、それが可能なファイトスタイルの持ち主同士の対戦で、さらにいえば前戦からのインターバルは70日しかない。

特にパトリッキーはダメージの蓄積が心配されるからこそ、ピットブルらしくGo for Brokeファイトを展開するに違いない。しかもライト級全5試合中、後ろから2番目にこのカードは組まれている。つまりそれまでの状況だけでなく、クレイ・コラードが2Rまで敗れる可能性に賭けてパトリッキーとミランダは、KO狙いの殴り合いを展開することになる。

ライトヘビー級は初戦が全て初回決着、つまり上位5選手が6Pで、下位5選手が0Pという優劣なハッキリした状況下にある。

それなのに1位ロブ・ウィルキンソンと2位のジョシュ・シルヴェイラが潰し合うという──非情なまでのカードが切られた。この理不尽さこそ、PFLの妙といえる。

■視聴方法(予定)
6月22日(土)
午前5時45分~U-NEXT

■ PFL2024#05計量結果

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード: 155.8ポンド(70.66キロ)
マス・ブーネル: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
インパ・カサンガネイ: 204.8ポンド(92.89キロ)
ヤコブ・ネドー: 206ポンド(93.44キロ)

<ライト級/5分3R>
パトリッキー・フレイレ: 155ポンド(70.31キロ)
ブルーノ・ミランダ: 154.6ポンド(70.12キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン: 204.8ポンド(92.89キロ)
ジョシュ・シルヴェイラ: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ: 205ポンド(92.99キロ)
シモン・ビヨン: 203.8ポンド(92.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール: 205.6ポンド(93.25キロ)
アレックス・ポリッジ: 203.4ポンド(92.26キロ)

<ライト級/5分3R>
ブレント・プリマス: 155.8ポンド(70.66キロ)
ソロモン・レンフロ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
サディボウ・シ: 205.2ポンド(93.07キロ)
トム・ブリーズ: 206ポンド(93.44キロ)

<ライト級/5分3R>
ガジ・ラバダノフ: 156ポンド(70.76キロ)
エルヴィン・エスピノーザ: 155.8ポンド(70.66キロ))

<ライト級/5分3R>
ミカエル・デュフォー: 156ポンド(70.76キロ)
アダム・ピコロッティ: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ロメロ: 155.8ポンド(70.66キロ)
セルヒオ・コッシオ: 156ポンド(70.76キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンドリュー・サンチェス: 204.8ポンド(92.89キロ)
カール・アルベクツソン: 205.2ポンド(93.07キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブライアン・ザーカー(メキシコ)
ジュリアン・ルイス(米国)

The post 【PFL2024#05】計量終了 とにかく殴り勝つしかないパトリッキー×ミランダ。非情なLH級1位×2位対決 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#02 ブルーノ・ミランダ ブレント・プリマス

【PFL2024#02】FAB 5。ブレント・プリマスが2RにミランダをRNCで仕留め5P獲得

<ライト級/5分3R>
ブレント・プリマス(米国)
Def.1R1分49秒by RNC
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)

プリマスと比較して柔らかい構えのミランダがミドルのフェイクを見せ左ハイ、続いて左ローを蹴る。プリマスは左ミドルをブロックし、ワンツーで距離をつめて組みつく。互いに左腕を差した状態で、ボディロック&小外刈りでテイクダウンを決めたプリマスがスクランブルでバックへ。右足をフックして、右腕を入れつつ自ら後方に倒れ込む。

ボディトライアングルに取ったプリマスが、フェイスロックの要領でRNCを狙う。ミランダは手首を掴んで防ぐが、後方からテンプルにパンチを打たれる。プリマスはワキ腹とテンプルを殴り続け、絞めこそ極め切れなかったが初回をリードした。

2R、ミランダが右カーフを連打する。プリマスも右カーフを返し、パンチの交換からダブルレッグ。一旦尻もちをついて、レッスルアップしトップを獲り切る。ハーフで抑えたプリマスはここでも、背中を見せたミランダのボディトライアングルに捕える。ヒジを押し上げて絞めを耐えていたプリマスだが、プリマスの右腕が喉下に入りRNCグリップ。ミラ段がタップしFAB 5──プリマスが5Pをゲットした。


The post 【PFL2024#02】FAB 5。ブレント・プリマスが2RにミランダをRNCで仕留め5P獲得 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2024#02 YouTube アダム・ピコロッティ アレクサンデル・シャブリー アントニオ・カルロス・ジュニオール インパ・カサンガネイ ウスマン・ヌルマゴメドフ エディ・ブラボー エルヴィン・エスピノーザ ガジ・ラバダノフ クレイ・コラード サディボウ・シ シモン・ビヨン ジェイジェイ・ウィルソン ジョシュ・シルヴェイラ ジョーダン・ヘイダーマン ソロモン・レンフロ ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ パトリッキー・フレイレ ブルーノ・ミランダ ブレント・プリマス マス・ブーネル ロブ・ウィルキンソン

【PFL2024#02】ミランダ戦へ。グレイシー柔術♡ブレント・プリマス「100万ドルTの第2ラウンドだ」

【写真】本計量とセレモニアル。試合の時はさらに大きくなっていることが予想されるプリマスだ (C)PFL

12日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルでPFL2024#02が開催され、ライト級シーズン初戦でブレント・プリマスがブルーノ・ミランダと対戦する。
Text by Manabu Takashima

プリマスはBellatorライト級ワールドGP準決勝で、王者ウスマン・ヌルマゴメドフにフルマークの判定負けも、ウスマンがドラックテストで陽性となり試合結果はノーコンテストに。しかし、再戦の準備は進められず5月に王者はBellator Champion Seriesで、決勝進出を決めていたアレクサンデル・シャブリーと防衛戦を行うこと決まった。ノーコンテストで100万ドルの獲得の機会を失したプリマスは、PFL参戦で100万ドル獲得へ2度目のチャンスを手にした。そんなラバーガードの印象が強いプリマスに初インタビュー。するとラバーガード使いはグレイシー信者だったことが分かった。

なお11日(木・同)に計量が行われ、ライト級シーズンに出場予定だったジェイジェイ・ウィルソンは理由の説明はなく対戦カードから名前がなくなり、補欠戦出場予定だったエルヴィン・エスピノーザが、アダム・ピコロッティと戦うことが決まっている。


──今週末、PFL2024シーズン初戦でブルーノ・ミランダとPFL初陣を戦います。今の気持ちを教えてください(※取材は9日に行われた)。

「Bellatorでキャリアの殆どを戦ってきたから、PFLのファイターと戦うことがとても楽しみなんだ。そしてタイ在住で、パワフルなムエタイの使い手であるブルーノ・ミランダと戦うことができる。大変な試合になるだろうけど、準備はできているよ」

──PFLはシーズンフォーマットとエルボー禁止のルールについては、どのように思っていますか。

「クレイジーだ。僕はずっとエルボーを使い続けてきた。エルボーを使わずグラウンドで戦った覚えがない。エルボー無しで戦うのは、本当にタフなことだよ。シーズン制については全ファイターが2試合は保障されていて、短期間でポイント争いをする。ここは楽しみだ。戦略から何からこれまでとは変わってくるんだけど、新しいことにチャレンジするのはエキサイティングだよ。

Bellatorの時は勝つか、負けるかだけだった。100万ドルを手にするために、初回でフィニッシュを狙いたいところだけど、だからこそスマートに戦う必要がある。焦って戦い、ガスアウトしてはしょうがないからね。PFLでは本当にスマートに戦わないといけない。6週間後に試合があるのだから、ケガをしないようにしないといけないし。だからエルボーが禁止なわけで。もちろん勝利は絶対だけど、6Pや5Pを手にできると有利になる。そこは戦い自体がBellatorの時とは変わって来るよね」

──ブレントはMMAでも柔術を武器に戦っていますか、ベースとなる格闘技は柔術だったのでしょうか。

「僕は13歳で家を飛び出し、とんでもない生活をしていた。毎週のようにストリートファイトをして、問題だらけだった。そんな生活を送っている時に、知り合いからストリートで戦うならケージのなかで戦って金を稼がないかって持ち掛けられたんだ。そして柔術ジムに向かった。まぁ、柔術なんてやっているヤツは皆、ぶちのめせると思っていたんだ。そうしたら自分より年下のガキだったり、体の小さな連中に首を絞められ、腕を極められ散々な目にあった。あっと言う間にボコボコにされたんだ(笑)。

あの時、『俺の方が体はデキているし、運動神経もある。このテクニックがあれば……』って思い、それから柔術漬けの人生に変わった。もうバカなことはやめて、パーティーも行かなくなった。毎日、懸命に練習をすると3週間で青帯を貰えた。柔術に出会っていなければBellator世界ライト級チャンピオンになれなかったに違ない。バカをやり続けて、きっと刑務所に行っていただろう。グレイシー一族から始まった柔術の歴史から、何から何まで柔術に夢中になれて良かった。ヒクソン・グレイシーのドキュメンタリー「チョーク」は何度も見返した(笑)。ヒクソン・グレイシーとグレイシー柔術への想いは膨らみ続けたよ。だから今、僕はここにいることができる」

──柔術でのマスターは、誰だったのでしょうか。

「僕はメガトン・ディアスから、黒帯を巻いてもらった」

──メガトンはいわばヒクソン系といっても良いウマイタの出身です。ただアリゾナにジムを持っていて、ブレントはオレゴン州が拠点ですよね。

「オレゴン州ユージーンにあるメガトン系のジムで6年間柔術を続けて、茶帯になったけど通っていた道場には黒帯がいなかった。メガトンがユージーンでセミナーを開き、もっと彼の指導を受けたくなったんだ。そしてアリゾナに行き、メガトンとトレーニングをして1週間後に黒帯を与えられた。メガトンのようなレジェンドから黒帯を貰えたことを本当に光栄に思っている。

ただ僕がいたジムは完全に柔術の道場だったから、MMAを始めていた僕はムエタイやレスリング、MMAのトレーニングができて、柔術も続けられるスクールに移ることに決めた。ファビアーノ・(ペガレヴィ)シャウナーの下でトレーニングを始め、今では黒帯3段になった」

──あれだけ見事なラバーガードを駆使するので、10thPlanet系の柔術を習っていたのかと思っていました。

「とにかく柔術が好きすぎて、あらゆるインストラクション動画をチェックし、YouTubeも四六時中チェックしている。そしてセミナーを受けまくってきた。セミナーに出ると、必ず一つのテクニックを持ち帰って、応用するようにしている。だからラバーガードはエディ・ブラボーのセミナーに出て修得したんだ。ただ10thPlanetの技術に拘っているわけじゃない。グレイシー・ウマイタ、グレイシー・バッハ系列の道場で学んだ全ての柔術技術を駆使して戦う。

そのうえで股関節が柔軟だから、ラバーガードは僕の柔術ゲームを一歩先に進めてくれた。でも10thPlanetファイターではなくて、僕の柔術はグレイシーだ。いかなる柔術の動きも、僕のゲームに組み込まれている。そしてラバーガードは、相手のパンチを余り受けないでコントロールできるポジションだから、MMAでも多用できるのさ」

──ただ下になると、ジャッジの支持を得られないのが通例です。

「それでもガードは大切だ。僕はトップもボトムもどちらでも戦える。MMAではトップにいる方が良いだろう。同時にガードで相手をコントロールしてスイープもできるし、サブミッションで腕や肩を痛める攻撃も持っている。100パーセント、自分のガードワークに自信を持っている。ブルーノを相手に、それを証明するよ。

ただ僕のムエタイもソー・ナイスだ。ずっとムエタイの練習をして来たし、立ち技でKOして皆を驚かせることだってできる。柔術は僕の血だけど、立ち技で皆に喜んでもらえる試合だってやってみせるよ。

僕はMMAファイターだ。ブルーノを傷めつけてノックアウトできるし、RNCで落とすこともできる。ラバーガードでも駆使するし、信じられないぐらい素早いバック奪取も披露したい。KOだろうが、サブミットだろうがフィニッシュする」

──Bellatorライト級ワールドGPは準決勝で敗れ、その後NCになったもののGP自体が未完に終わりそうです。そのなかでPFLで100万ドルをゲットするセカンドチャンスを手にしました。

「その通りだ。ただウスマンとGPで戦い、フラストレーションが溜まっているままだ。ウスマンともう一度戦って、決着をつけるつもりだった。でも、それが有耶無耶になってヤツはベルトを持ったままで、防衛戦をアレクサンデル・シャブリーを相手に戦う。どういう政治力が働いたのか、どうせ従弟の巨大なパワーがモノをいったんだろう。そんななかPFLでまた100万ドルを賭けて戦うことができる。これは僕にとって100万ドル争奪トーナメントの第2ラウンドなんだよ」

■視聴方法(予定)
4月5日(金・日本時間)
午前7時15分~U-NEXT

■ PFL2024#02計量結果

<ライトヘビー級/5分3R>
インパ・カサンガネイ: 204.8ポンド(92.89キロ)
アレックス・ポリッジ: 204ポンド(92.53キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン: 205.8ポンド(93.34キロ)
トム・ブリーズ: 205.2ポンド(93.07キロ)

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード: 155.6ポンド(70.57キロ)
パトリッキー・フレイレ: 155.2ポンド(70.39キロ)

<ライト級/5分3R>
マス・ブーネル: 156ポンド(70.76キロ)
ミカエル・デュフォー: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サディボウ・シ: 205ポンド(92.99キロ)
ジョシュ・シルヴェイラ: 205.4ポンド(93.16キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール: 205.4ポンド(93.16キロ)
シモン・ビヨン: 205.4ポンド(93.16キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ: 205.8ポンド(93.34キロ)
ヤコブ・ネドー: 206ポンド(93.44キロ))

<ライト級/5分3R>
ブルーノ・ミランダ: 155.4ポンド(70.48キロ)
ブレント・プリマス: 155.8ポンド(70.66キロ)

<ライト級/5分3R>
ガジ・ラバダノフ: 155.8ポンド(70.66キロ)
ソロモン・レンフロ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ライト級/5分3R>
エルヴィン・エスピノーザ: 155.4ポンド(70.48キロ)
アダム・ピコロッティ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルセロ・ヌネス: 241.6ポンド(109.58キロ)
ジョーダン・ヘイダーマン: 246.2ポンド(111.67キロ)

The post 【PFL2024#02】ミランダ戦へ。グレイシー柔術♡ブレント・プリマス「100万ドルTの第2ラウンドだ」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o ONE PFL PFL2024#02 アダム・ピコロッティ アンソニー・ロメロ アントニオ・カルロス・ジュニオール インパ・カサンガネイ エルヴィン・エスピノーザ ガジ・ラバダノフ クレイ・コラード サディボウ・シ シモン・ビヨン ジェイジェイ・ウィルソン ジョシュ・シルヴェイラ ジョーダン・ヘイダーマン ソロモン・レンフロ ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ パトリッキー・フレイレ ブルーノ・ミランダ ブレント・プリマス マス・ブーネル ロブ・ウィルキンソン

【PFL2024#02】永遠のBellator戦士ジェイジェイ・ウィルソン「ポイント獲得? 終わらせるのが僕の戦い」

【写真】試合になると、かなり形相が変わってZONEに入るジェイジェイもインタビュー時は凄くににこやかだ (C)MMAPLANET

12日(金・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのザ・シアター@ヴァージンホテルでPFL2024#02が開催され、ライト級でジェイジェイ・ウィルソンがアダム・ピコロッティと対戦する。
Text by Manabu Takashima

ニュージーランド出身、マオリ・キッドの異名を取るウィルソンは柔術で世界王者になるためにサンディエゴに移り住んだ。その地でフラヴィオ・ベーリンギの黒帯ジョアォ・ファイアに出会い、バーリトゥードに対応したファンダメタル柔術の指導を受けるようになる。さらにジャスティン・フローレスの下でフリー&フォークスタイルレスリング、ノーギ柔道を身に着けMMA戦績は10勝1敗、フィニッシュ率7割を誇るファイターに。

プロMMAデビュー戦がBellatorで、サークルケージ以外で戦うのは今回で2度目のマオリ・キッドは「今も僕はBellatorのファイターだ」と言い切った。


――金曜日、PFL初戦を戦います。今の気持ちを教えてください。

「良い相手だし、僕にとって良いマッチアップだ。少しでも速く倒して、6Pを獲ってプレーオフ進出に近づけるという意味でもね」

──BellatorがPFLに買収されるという話が広まった昨夏、ジェイジェイはどのような気持ちでこの話を聞いていましたか。

「どうだったのかなぁ。とにかく噂の段階では色々なことが耳に入って来て、その時にどう思っていたのかは覚えていない。ただ、PFLに買収された時に自分の契約はどうなるのか。このまま戦い続けることはできるのかと不安になったのは事実だよ。しかも、9月にBellatorで最後の試合を戦ってから、今後に関して正式発表がなかった。幸運にもPFLシーズンで戦うことができるようになり、心の底から嬉しかったよ」

──あの時期、契約が履行されるのか自身の将来に不安を感じるファイターも少なくなかったと思います。ところで1月にBellatorがBellator Champion Seriesとして活動が続くというアナウンスがあった時、ジェイジェイはBellator CSかPFL、どちらで戦いたいと思っていましたか。

「正直をいえばBellator CSで戦っていきたいと思っていた。エルボーの有無は大きかったからね。エルボーは僕のグラップリングで大きな役割を果たしていて、つまりは僕のゲームで重要な要素になっている。エルボーがないと、僕のグラップリングゲームは色々なモノを失う。でも、もう決まったことだ。そのなかで最大の力を発揮するのが、ファイターの仕事で。今でもBellatorでエルボーを使って戦っていたい。でも、100万ドルを獲得できる機会をみすみす逃すことはない。この機会を生かすよ」

──BellatorとPFLでは年間を通して、戦うテンポが違ってきます。その辺りはどのように捉えていますか。

「個人的にはアクティブに活動できるシーズン・フォーマットは大歓迎だ。ファイターにとって一番の敵は試合が決まらず、集中力が欠けてしまうこと。選手全員がそう思っているなんてことはないだろうけど、僕自身は8、9週間ごとに戦っていたい。その方が精神的にも、肉体的にも試合に向けて良い状態を保っていられる。

試合が決まっていなくても練習はするよ。でもコークを飲んで、ハンバーガーを食べる。そしてパーティーに出かけてしまうんだ(笑)。でもPFLのシーズン・フォーマットなら、試合後1週間だけジャンクフードを食べて、また試合に集中できる。ファイトが決まっていると、より規律正しい生活を送ることができるようになるからね」

──どうしてもジャンクフードは欠かせないのですね(笑)。

「ハハハハハ。できれば毎日のように食べていたいよ。でも1週間、我慢する。それを4度繰り返せば、100万ドルを獲得して腹いっぱいになるまでジャンクフードを食べまくるよ(笑)」

──そうやって考えると、フェザー級からライト級への階級アップは自然のことだったのかと。フェザー級で戦い続けていれば、5週間ごとに試合をするのは難しかったかもしれないですね。

「金曜日に試合があって、今は168ポンドだ(※取材は8日に行われた)。これから12ポンド(約5.44)を落とすのは、全くもってイージー。完全に管理できている。フェザー級時代よりも大きくなっているし、145ポンドに落とすのはもう無理だ。適正なクラスで戦えば、より良い試合を見てもらえる。そして、30ポンドや40ポンドも落とファイターは、このフォーマットで戦えないのも事実だろう。そういう選手は年に1度か2度しか、試合ができない。僕からすると、過度な減量はボディに与える心境は深刻だというしかないよ」

──今回の対戦相手であるピコロッティもBellatorからPFLで転じる選手です。MMAは個人競技ですが、PFLファイターと戦いたかったという気持ちはありますか。

「僕の前に立ち塞がる相手を倒す。それが誰かは気にしない。今年のシーズンにはBellatorで戦っていた選手も多く出場している。そのなかで名前を挙げて戦いたい相手は、ガジ・ラバダノフだけだよ。彼へのリベンジは果たしたい。スコアをイーブンに戻したいんだ。彼以外だと、当てられた相手と戦って勝つだけさ。

僕的には今でもBellatorファイターだと思っている。プロデビュー戦自体、Bellatorだった。5、6年も在籍していたんだ。今も僕の心はBellatorにある。戦うプロモーションはPFLになったけど、今もBellatorの選手だ。今年、PFLライト級を制したらBellatorの世界王座を獲りに行く。2024年PFLライト級ウィナーとして、Bellator世界ライト級チャンピオンになるんだ」

──プレーオフ進出にはQuick6の獲得が一番。そしてファンもフィニッシュを望んでいる。そのなかで金曜日の夜にはどのようなファイトを見せたいと思っていますか。

「もちろん初回フィニッシュだ。KOだろうが一本だろうが、1Rで終わらせる。相手の良さを消して、少しでも早く勝負を決める。それが僕の戦い方だ。何もポイント・システムを考慮してのことじゃない。ポイント獲得? 終わらせるのが僕の戦い。常にフィニッシュを目指して戦ってきた。ポイントはその結果、得られるモノ。ポイント獲得ではなく、終わらせること。それが僕のスタイルだから。

これまで削って判定で勝って来た選手は、ポイントを意識することになるだろう。そういう退屈な試合をやってきた者が、慌てて戦略を練るようになっている。でも僕にとっては、フィニッシュすることが戦う目的で。実際に最初の7試合は全て1Rで勝って来た。だからPFLで戦うことで、自分の戦い方を変える必要は一切ない。押忍!!」

■視聴方法(予定)
4月5日(金・日本時間)
午前7時15分~U-NEXT

■ PFL2024#02対戦カード

<ライトヘビー級/5分3R>
インパ・カサンガネイ(米国)
アレックス・ポリッジ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ロブ・ウィルキンソン(豪州)
トム・ブリーズ(英国)

<ライト級/5分3R>
クレイ・コラード(米国)
パトリッキー・フレイレ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マス・ブーネル(デンマーク)
ミカエル・デュフォー(カナダ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サディボウ・シ(スウェーデン)
ジョシュ・シルヴェイラ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ(トルクメニスタン)
ヤコブ・ネドー(スロヴェニア)

<ライトヘビー級/5分3R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール(ブラジル)
シモン・ビヨン(カメルーン)

<ライト級/5分3R>
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)
ブレント・プリマス(米国)

<ライト級/5分3R>
ガジ・ラバダノフ(ロシア)
ソロモン・レンフロ(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)
アダム・ピコロッティ(米国)

<ライト級シーズン補欠戦/5分3R>
エルヴィン・エスピノーザ(ニカラグア)
アンソニー・ロメロ(カナダ)

<ヘビー級/5分3R>
マルセロ・ヌネス(ブラジル)
ジョーダン・ヘイダーマン(米国)

The post 【PFL2024#02】永遠のBellator戦士ジェイジェイ・ウィルソン「ポイント獲得? 終わらせるのが僕の戦い」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
45 AB BELLATOR Brave CF BRAVE CF80 MMA MMAPLANET o ONE PFL PFL vs Bellator UAEW UFC アブドゥラ・アルカタニ アブドゥーラ・サリム オマル・アルダフラウイ グレイゾン・チバウ ハッタン・アルセイフ ブルーノ・ミランダ ムスタファ・ラシッド・ネダ 修斗 海外

【PFL MENA】UFC、ONEも進出。BRAVE CFとUAE Warriorsが引っ張ってきた中東MMAをPFLが変える?

【写真】UFCとは明白に違う世界進出をPFLは続けている(C)PFL

24日(土・現地時間)にサウジアラビアのリヤドで行われたPFL Champions vs Bellator Champions内でPFL MENAのスタートが改めて発表され、出場選手がケージに上がった。
Text by Manabu Takashima

MENAとは聞きなれない言葉だが、Middle East & North Africaの略称で中東&北アフリカ地域を指す。特に明確な地域の特定はないが、PFLにおけるMENAとはアラビック&ムスリム世界という捉え方で間違っていないだろう。

実際に今大会で紹介された映像ではエジプト、UAE、バーレーン、ヨルダンの4カ国が映し出されており、ケージに上がった7名のファイターの国籍はエジプト、サウジアラビア、ヨルダン、クウェートという4カ国だった。


そのケージに登場したファイターとはアフメド・アミール、ムスタファ・ラシッド・ネダ、ムスタファ・ラシッド・ネダ、ジャラ・フセイン・アルシラウイ、アブドゥーラ・サリム、オマル・アルダフラウイ、アブドゥラ・アルカタニ、ハッタン・アルセイフという面。

エジプト勢はアミール、アルダフラウイの2選手で前者は12勝4敗1分というキャリア持ち主で昨年4月にPFLライト級本戦に出場もブルーノ・ミランダに敗れている。そのアミールだがBRAVE CFのライト級王者だったことを考えると、中東勢のなかでも国際舞台で戦う力を持っていることは間違いない。

一方でアルダフラウイは10勝6敗のウェルター級ファイターで、BRAVE CFとUAEWでキャリアを築いてきた。

今も珍しいクウェート人ファイターのサリムは戦績5勝0敗。エジプトのEvolution Championshipから修斗ブラジルを経て、母国のFera Championshipで戦ってきた。

そしてヨルダンからは日本でもコア・ファンなら顔と名前が一致しているであろうアルシラウイが参戦を果たす。戦績19勝6敗、ヨルダンのライオンの異名を持つアルシラウイは、BRAVE CFでウェルター&スーパーウェルター級の二冠王者となり、2022年にPFLチャレンジャーシリーズに挑んだ。

そこで本戦契約を勝ち取ると2022年と2023年シーズンに出場──プレーオフ進出はならなかったが、2022年にはグレイゾン・チバウに勝利している。直近の試合は昨年12月BRAVE CF80で判定勝ちを収めており、アルシラウイのPFL MENA参戦はUFCへのフィーダーショーを自認するUAEWと独立王国路線のBRAVE CFと中東MMA界の勢力分布に変化をもたらす可能性を示している。

そんなPFL MENAのスタートとともに注目を集めるのはサウジアラビア勢だ。実際にこの日もネダ、アルカタニ、アルセイフと最多の3選手が紹介を受けている。

ネダは中東MMAの生き字引といっても良い存在で、レコードは8勝3敗。Desert Force、Phoenix FC、UAEW、BRAVE CFと中東MMAをリードするプロモーションを制覇している古参ファイターだ。このミドル級ファイターは、昨年のPFLプレーオフ大会のワンマッチでも勝利を挙げている。

さらにPFL vs Bellatorのプレリミに出場しデドゥコンダラ・ラオからTKO勝ちをしたフェザー級のアルカタニ。アマチュアながらサウジアラビア女子選手として初めてPFLと契約を果たしたアルセイフと、サウジがPFL MENAの中心となる勢いが感じられた。

PFL MENAにはサウジのプロサッカーチームで、フランス代表のカリム・ベンゼマと契約したことでも注目されたアル・イテハドをスポンサードしていることでも知られているサウジアラビアのスポーツの振興を目的としたSRJスポーツ・インベストメンツが資金を投入している。

PFLとSRJの共同プロジェクトは4階級、32人のMENAファイターが集い、年間4大会が予定されている。UFC、ONEも進出する中東はオイルマネーのみならず観光、金融で抱負な資金を誇る一方で、スポーツにおいては多くは海外選手の投入、帰化、招聘という形で構築されている。そのなかで選手の発掘&育成を掲げるPFL MENA、資金力=選手の強化は既にある程度は立証されており、この巨大プロジェクトの行方には注目せざるを得ない。

The post 【PFL MENA】UFC、ONEも進出。BRAVE CFとUAE Warriorsが引っ張ってきた中東MMAをPFLが変える? first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#09 キック ブルーノ・ミランダ

【PFL2023#09】オバメルシェが左ストレートでダウンを奪い、マウントパンチでTKO勝利。ライト級決勝へ

<ライト級準決勝/5分3R>
オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)
Def.2R4分4分41秒by TKO
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)

かなり体のサイズに差がある両者。サウスポー・長身のオバメルシェが前手を伸ばして左ミドルを蹴る。ミランダも細かく蹴りを散らしてフェイントを入れるが、オバメルシェが左ストレートで前に出る。左ストレートから左ハイキック、左ロングフックと手数を増やすオバメルシェ。ミランダもジャブからパンチをまとめ、オバメルシェの左ミドルをキャッチしようとするが、蹴り足をとれない。

ミランダは距離を取りながら右ミドル。オバメルシェは左ストレートから返しの右フック、左ストレートからダブルレッグで組みつき、ミランダの身体をケージまで押し込む。

2R、お互いミドルを蹴り合う両者。ミランダがオバメルシェの前足にローを集めるが、オバメルシェが左ストレートを伸ばして、これでミランダが尻餅をつく。オバメルシェはそのままインサイドガードでトップキープし、バタフライガードをとるミランダの足を一本超えて、小さくパンチを落とす。

ミランダも足を戻してケージに身体を預けて立ち上がろうとするが、オバメルシェがしっかり背中をつけさせて左右にパスガードを狙いながらマウントへ。一度は戻されたオバメルシェだったが、ケージを使って立ち上がろうとするミランダの両足を自分の両足で挟んでロック。そこからマウントへ移行し、体を起こしてパンチを連打すると、レフェリーが試合をストップ。危なげない試合運びで準決勝を突破した。


The post 【PFL2023#09】オバメルシェが左ストレートでダウンを奪い、マウントパンチでTKO勝利。ライト級決勝へ first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#09   クレイ・コラード サディボウ・シ シェーン・バーゴス ソロモン・レンフロ ビアッジョ・アリ・ウォルシュ ブルーノ・ミランダ マゴメド・マゴメドケリモフ ミシェル・モンタギュー

【PFL2023#09】計量終了 ウェルター級はウマラトフ欠場、レアルが計量失敗。ライト級は問題なし

【写真】マゴメド・マゴメドケリモフ×ソロモン・レンフロ。ウマラトフの欠場で、ダゲスタン人×ダゲスタン人戦は幻に(C)PFL

23 日(水・日本時間)にニューヨーク州ニューヨークシティのマジソン・スクエア・ガーデン内ザ・シアターで開催されるPFL2023#09の計量が行なわれている。
Text by Manabu Takashima

プレーオフ・セミファイナルも今大会で最終戦。ライト級とウェルター級で決勝進出者が決まるが、ウェルター級でランク1 位のマゴメド・マゴメドケリモフと対戦予定だったマゴメド・ウマラトフが欠場――PFLは欠場理由を明らかとしていないが、ランク5位のソロモン・レンフロが代役出場を果たすことなった。


さらにもう一つの準決勝でサディボウ・シと対戦するカーロス・レアルが 172ポンドで計量をパスせず、キャッチウェイト&ペナルティ1Pで準決勝が実施されることとなっている。

ライト級は問題なく1位のクレイ・コラードが4位のシェーン・バーゴス、2位のオリヴィエ・オバメルシェが3位のブルーノ・ミランダと予定通り戦う。

ウマラトフは昨年もビザの取得が間に合わず準決勝を欠場しており、2年連続で幻の優勝候補のまま2023年シーズンを終えることとなった。

■視聴方法(予定)
8月24日(木・日本時間)
午前7時30分~DAZN

■ PFL2023#09計量結果

<ライト級準決勝/5分3R>
クレイ・コラード: 155ポンド(70.31キロ)
シェーン・バーゴス: 156ポンド(70.76キロ)

<ライト級準決勝/5分3R>
オリヴィエ・オバメルシェ: 155.6ポンド(70.57キロ)
ブルーノ・ミランダ: 154ポンド(69.85キロ)

<ウェルター級準決勝/5分3R>
カーロス・レアル: 172ポンド(78.01キロ)
サディボウ・シ: 170.8ポンド(77.47キロ)

<ウェルター級準決勝/5分3R>
マゴメド・マゴメドケリモフ: 170ポンド(77.11キロ)
ソロモン・レンフロ: 170.4ポンド(77.29キロ)

<アマMMAライト級/3分3R>
ビアッジョ・アリ・ウォルシュ: 155.2ポンド(70.39キロ)
エド・デイヴィス: 155.6ポンド(70.57キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレクセイ・パーガンデー: 145.6ポンド(66.04キロ)
ショーン・ステファネリ: 144.8ポンド(65.68キロ)

<ミドル級/5分3R>
ムスタファ・ラーシド・ニーダ: 184.8ポンド(83.82キロ)
コーリー・カピー: 184.8ポンド(83.82キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
アビー・モンテス: 145.6ポンド(66.04キロ)
ミシェル・モンタギュー: 145.4ポンド(65.95キロ)

<フェザー級/5分3R>
アブドゥラ・アルクァフタニ: 145.8ポンド(66.13キロ)
デイヴィッド・ザルナー: 145.8ポンド(66.13キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョン・カルドン: 148.6ポンド(67.4キロ)
ナサニエル・グリマード: 145.8ポンド(66.13キロ)

The post 【PFL2023#09】計量終了 ウェルター級はウマラトフ欠場、レアルが計量失敗。ライト級は問題なし first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MIKE MMA MMAPLANET o ONE PFL PFL2023#06 YouTube   カルロス・レアル クレイ・コラード サディボウ・シ シェーン・バーゴス ソロモン・レンフロ ナタン・シュルチ ブルーノ・ミランダ マゴメド・マゴメドケリモフ 西川大和

『2023 PFL 6』試合結果/ハイライト動画

KAMINOGE 139


PFL 6 Results: Aubin-Mercier vs. Romero(MMAFighting)
Main card

・Olivier Aubin-Mercier def. Anthony Romero via knockout (head kick) at 0:28 of Round 3 | Watch finish

・Sadibou Sy def. Shane Mitchell via knockout (spinning wheel kick) at 1:35 of Round 3 | Watch finish

・Shane Burgos def. Yamato Nishikawa via unanimous decision (30-26, 30-26, 30-26)

・Magomed Magomedkerimov def. David Zawada via TKO (punches) at 3:54 of Round 1

・Magomed Umalatov def. Nayib Lopez via unanimous decision (30-27, 30-27, 29-27)

・Clay Collard def. Stevie Ray via TKO (strikes) at 1:04 of Round 2

Undercard

・Carlos Leal def. Dilano Taylor via KO (punches) at 1:13 of Round 2 | Watch finish

・Natan Schulte def. Raush Manfio via unanimous decision (30-27, 30-27, 29-28)

・Bruno Miranda def. Alexander Martinez via split decision (29-28, 28-29, 29-28)

・Solomon Renfro def. Jarrah Al Silawi via TKO (punches) at 1:44 of Round 2

・Brahyan Zurcher def. Mike Bardsley via TKO (punches) at 4:45 of Round 2

・Abdullah Al-Qahtani def. Lamar Brown via submission (rear-naked choke) at 1:35 of Round 1


【PFL2023#06】レンフロがファブ・ファイブ。アルシラウィをワンツーで沈めて次に繋がるKO勝ち(MMAPLANET)

【PFL2023#06】最終回にTDを許すも、パンチ&右カーフのミランダがスプリットでマルチネスを振り切る(MMAPLANET)

【PFL2023#06】ATTの親友対決。ナタン・シュルチが、マンフィオをコントロールし涙のベスト4決定(MMAPLANET)

【PFL2023#06】レアルの剛腕が爆発。2Rにパンチ連打でテイラーの意識を断ち切り、プレーオフ出場確定(MMAPLANET)

【PFL2023#06】右ストレート、コンビから右フック、レイをパウンドアウトしたコラードがトップ4確定(MMAPLANET)

【PFL2023#06】1Rに倒せずもロペスをコントロールし続けたウマラトフが判定勝ちでベスト4入り(MMAPLANET)

【PFL2023#06】2戦連続クイックシックス!! マゴメドケリモフがザワダを初回KOで#01シードも獲得(MMAPLANET)

【PFL2023#06】西川大和はクローズドから動けず。TD&トップキープのバーゴスが4ポイント差の判定勝ち(MMAPLANET)

【PFL2023#06】奇妙な間を制したサディボウ・シが回転バック踵蹴りで3RKO勝ち。準決でレアルと対戦(MMAPLANET)

【PFL2023#06】カナダ勢対決は昨シーズン王者のオバメルシェが最終回にロメロをKOしてベスト4へ(MMAPLANET)

 6月23日にジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナで開催された『2023 PFL 6』試合結果。今回はライト級とウェルター級が行われ、ライト級はオリヴィエ・オウビン・メルシエ、シェーン・バーゴス、クレイ・コラード、ナタン・シュルチ、ブルーノ・ミランダ、アブドゥラ・アルクァフタニが勝利。ウェルター級はサディボウ・シ、マゴメド・マゴメドケリモフ、マゴメド・ウマラトフ、カルロス・レアル、ソロモン・レンフロが勝利しています。

 西川大和はシェーン・バーゴスに判定負けしプレーオフ進出を逃しています。



 大会ハイライト動画。続きを読む・・・
カテゴリー
MMA MMAPLANET o PFL PFL2023#06 アレックス・マルチネス キック ブルーノ・ミランダ

【PFL2023#06】最終回にTDを許すも、パンチ&右カーフのミランダがスプリットでマルチネスを振り切る

<ライト級/5分3R>
ブルーノ・ミランダ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
アレックス・マルチネス(パラグアイ)

ミランダが左サイドキックでミランダに尻もちを着かせた。立ち上がったミランダが距離を詰める。マルチネスの左サイドキックの打ち終わりに左フックを入れたミランダが、ケージ中央でマルチネスに右カーフキックを当てる。距離を詰めるマルチネスにボディブローを突き刺したミランダに対し、マルチネスが組みついて右腕を差し上げ、ケージに押し込む。しかしミランダも押し返して離れた。

ミランダが右カーフキックを連打。さらに左フックでマルチネスを下がらせる。マルチネスも右カーフキックを返した。カーフの蹴り合いから、マルチネスがワンツー、前蹴り、ハイキックと繰り出す。しかしミランダがカーフで下がらせ、左フックのカウンターでダウンを奪った。背中を着けたマルチネスを追わないミランダ、マルチネスも立ち上がる。ミランダはKOでポイントを稼ぎたいか。

マルチネスの左ミドルをキャッチして足払いを見せるミランダ。マルチネスはサウスポーにスイッチして右サイドキック、左ミドルを当てるが致命傷を与えることはできなかった。

2R、距離を詰めるミランダに対してマルチネスがスイッチを続ける。マルチネスがオーソドックスになったところで、ミランダが右カーフを当てた。さらにサウスポーにスイッチしたマルチネスに右インローを当てる。マルチネスも蹴りを散らすが、ミランダが右フックを振るう。マルチネスが右ハイを放つと、ミランダが一気に距離を詰めた。インローから左フックでマルチネスの動きを阻み、至近距離では左アッパーを突き上げた。

マルチネスの左ストレートは届かずも、右カーフキックが当たる。しかしミランダも右かーふを当てる。ここでマルチネスがダブルレッグで飛び込むも、ミランダが離れた。ワンツーから前に出るマルチネス、距離が近くなるとミランダが連打を浴びせる。マルチネスの右ローで、ミランダがマットに手を着いた。立ち上がったミランダもパンチを振るうが、マルチネスのパンチがヒットするように。

ミランダもパンチを返し、左カーフキックに繋げる。マルチネスは右前蹴りから右スピニングバックフィストへ。ミランダのパンチに右ミドルを合わせる。さらに終了間際、左ミドルを当てた。

最終回、ミランダの右カーフにマルチネスが左を合わせた。距離を詰めるミランダにマルチネスが組みつくも、逆にミランダが組み手を制したところでマルチネスも離れる。しかしマルチネスはケージを背にしながらダブルレッグで飛び込み、ミランダに背中を着かせる。ミランダはZハーフからミランダの足を狙うも、これは防がれた。

スクランブルに持ち込みたいミランダの首を抑えるマルチネスは、スクランブルになると立ち上がる。ミランダのパンチをもらいながら組みつくマルチネス。ミランダも離れて左ボディと右カーフを当てた。マルチネスが両腕を差し上げてミランダをケージに押し込む。差し返して離れるミランダ。左ジャブの打ち合いから、マルチネスが右カーフキックをもらいながら右ストレートでグラつかせる。

さらにダブルレッグでドライブしたマルチネスだが、ミランダをテイクダウンすることはできず。両者に疲労が見られるなか、左ジャブが交錯したあとマルチネスが右スピニングバックフィストを繰り出す。ミランダの右ストレートもヒットするなど乱打戦のなか、ミランダが右スピニングバックキックで足を滑らせるも、スクランブルから立ち上がった。

裁定はスプリットでミランダの勝利。ミランダは合計6pとなり、今後の展開を待つことに。


The post 【PFL2023#06】最終回にTDを許すも、パンチ&右カーフのミランダがスプリットでマルチネスを振り切る first appeared on MMAPLANET.